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JP5446332B2 - 回転電機用インシュレーター及びそのインシュレーターを使用する回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機用インシュレーター及びそのインシュレーターを使用する回転電機の製造方法 Download PDF

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JP5446332B2 JP2009054890A JP2009054890A JP5446332B2 JP 5446332 B2 JP5446332 B2 JP 5446332B2 JP 2009054890 A JP2009054890 A JP 2009054890A JP 2009054890 A JP2009054890 A JP 2009054890A JP 5446332 B2 JP5446332 B2 JP 5446332B2
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Description

この発明は、回転電機用インシュレーター及びそのインシュレーターを使用する回転電機の製造方法に関する。
従来は以下のような工程を経て回転電機を製造していた。
まずコア鉄心の周囲にエナメル線(電線)を巻装して分割ステーターコアを形成する(巻線工程)。
次に分割ステーターコアを円環状に並べて(円め工程)、ハウジングに圧入する(圧入工程)。
続いて、その上にバスリングを載置する(バスリング取付工程)。
次にバスリングの端子に、分割ステーターコアのエナメル線(電線)を曲げ入れ(カラゲ工程)、バスリング端子を治具で曲げてエナメル線を挟んで外れないようにする(仮カシメ工程)。
そしてカシメられたバスリング端子を電極で挟んで通電することで結線する(結線工程)。
特開2003−333781号公報
しかしながら前述した従来の製造方法では、結線が完了するまでの途中の工程で、エナメル線が他の部品や治具に干渉してしまうことがあり組み付け性が悪かった。干渉を防止するためにエナメル線を曲げると、好ましくない癖がついてしまう。特に平角エナメル線の場合は、エナメル線の断面の向きが揃っていないと結線工程の品質に大きな影響を与えてしまうおそれがあるので、エナメル線が癖付けされていないことが望ましい。癖付けしないように製造するには、組み立て工数が増えて製造コストが上昇してしまう。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、優れた組み付け性を呈する回転電機用インシュレーター及びそのインシュレーターを使用する回転電機の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、回転電機の分割ステーターコアの鉄心(20)とその周囲に巻装される電線(30)とを絶縁する回転電機用インシュレーターであって、前記鉄心のティース部分の根元近傍のフランジに連続して外側に設けられ、前記鉄心のバックヨークに接面するように形成される延長部(12)と、前記延長部の端部に立設され、前記フランジに並行な壁部(13)と、前記壁部に設けられ、回転電機回転軸方向から見たときに、結線工程における圧着通電カシメ機の電極が通過できるように前記電線の両端部分(31,32)を離間して保持する電線先端保持部(131a)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、分割ステーターコアの鉄心の周囲に巻装される電線の両端部分を電線先端保持部で離間して保持するので、電線が他の部品や治具に干渉してしまうことを防止できる。
本発明による回転電機用インシュレーターの一実施形態を説明する図である。 円め工程及び圧入工程を説明する図である。 バスリング被装工程を説明する図である。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(回転電機用インシュレーターの構造)
図1は、本発明による回転電機用インシュレーターの一実施形態を説明する図である。図1(A)は、巻線工程でインシュレーターの周囲にエナメル線(電線)を巻装した状態の分割ステーターコアを示す図であって回転電機の回転軸方向から見た図、図1(B)は図1(A)の矢印B方向から見た図である。
インシュレーター10は、樹脂製の部材である。インシュレーター10は、回転電機の分割ステーターコアの鉄心20とその周囲に巻装されるエナメル線30とを絶縁する。
インシュレーター10は、インシュレーター本体11と、延長部12と、壁部13と、を含む。
インシュレーター本体11は、コア鉄心20のティース21の周囲に装着される。ティース根元近傍には、フランジ11aが立設されている。そしてフランジ11aの外側面には、位置決め凹部11b(図3(C)参照)が形成される。この位置決め凹部11bは、後述のようにバスリング被装工程においてバスリングの位置を決めるために使用する。
延長部12は、インシュレーター本体11のフランジ11aに面直であって外側に延設される。延長部12は、コア鉄心20のバックヨーク22に接面するように形成される。また延長部12には、鉄心露出口12aが開口する。すなわち後述のように圧入工程において、円環状に並べられた分割ステーターコアを圧入治具で押圧してハウジング40に圧入する。このときインシュレーター自体を押圧しては、インシュレーターが破損する可能性がある。そこで延長部12に形成された鉄心露出口12aから露出する鉄心20のバックヨーク22に対して圧入治具を押し当ててハウジング40に圧入する。鉄心露出口12aは、このように鉄心20のバックヨーク22を露出させるための孔である。
壁部13は、延長部12の端部に連続するように延長部12に立設される。壁部13は、インシュレーター本体11のフランジ11aに平行である。そして壁部13には、2カ所の凸部131が形成される。そしてそれぞれの凸部131に電線先端保持溝131aが形成される。電線先端保持溝131aは、分割ステーターコア1の鉄心20の周囲に巻装されるエナメル線(電線)の両端31,32を保持する溝である。2カ所の電線先端保持溝131aはそれぞれエナメル線(電線)の一端31及び他端32が所定距離離れるように保持する。すなわち後述のように圧着通電カシメ工程において、圧着通電カシメ機の電極で、バスリングのy状端子を挟んで通電カシメする。このとき圧着通電カシメ機の電極が挿入できるようにエナメル線(電線)の一端31及び他端32が離れるように、電線先端保持溝131aが形成される。
続いて本発明による回転電機の製造方法の一実施形態を説明する。
(巻線工程)
はじめに図1を参照して巻線工程について説明する。
コア鉄心20の周囲にインシュレーター10を装着し、さらにその周囲に巻線機でエナメル線30を巻装する。
なお巻線開始時及び終了時にエナメル線30の先端31,32を、インシュレーター10の電線先端保持溝131aに押し込み固定する。
以上によって分割ステーターコア1ができる。
(円め工程及び圧入工程)
図2は、円め工程及び圧入工程を説明する図であって回転電機の回転軸方向から見た図である。
巻線工程で作成された複数個の分割ステーターコア1を円環状に並べる(円め工程)。そしてインシュレーターの鉄心露出口から露出している分割ステーターコアの鉄心20のバックヨーク22に、不図示の圧入治具を当てて分割ステーターコアをハウジング40に圧入する(圧入工程)。
(バスリング被装工程)
図3は、バスリング被装工程を説明する図であり、図3(A)は回転電機の回転軸方向から見た図、図1(B)は図1(A)の矢印B方向から見た図、図1(C)は図1(A)の矢印C方向から見た図である。
バスリング50の位置決め凸部52を、インシュレーター10の位置決め凹部11bに合わせて、バスリング50を位置決めして被せる。するとバスリング50のy状端子51がインシュレーター10の電線先端保持溝131aに固定されたエナメル線31,32を跨ぐようになり、従来のようなカラゲ工程や仮カシメ工程が不要となる。
(結線工程)
エナメル線31,32を跨いだy状端子51を、圧着通電カシメ機の電極(不図示)で挟んで通電カシメする。これによりバスリング50とステーターコア1とが圧着して通電する。
本実施形態によれば、インシュレーター10に延長部12及び壁部13を形成し、壁部13に電線先端保持溝131aを設けた。そしてその電線先端保持溝131aで分割ステーターコアのエナメル線30を固定保持するようにした。このようにしたので、エナメル線が他の部品や治具に干渉してしまうことを防止できる。また電線先端保持溝131aは、エナメル線(電線)の一端31及び他端32が所定距離離れるように形成したので、圧着通電カシメ機の電極を挿入することができる。さらにインシュレーター10の延長部12には、鉄心露出口12aを開口形成した。このようにしたので圧入工程において、円環状に並べられた分割ステーターコアを圧入治具で押圧してハウジングに圧入するときに、インシュレーターではなく鉄心のバックヨークを直接押圧できる。このようにバックヨークを押圧するので、ハウジングにスムーズに圧入でき、またインシュレーターの破損を防止できる。またエナメル線先端の位置が定まっているので、バスリング被装工程でバスリングを被せるだけで、バスリング50のy状端子51がエナメル線31,32を跨ぐようになる。したがって従来のようなカラゲ工程や仮カシメ工程が不要である。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれることが明白である。
たとえば、各部の詳細形状は適宜変更すればよい。
1 分割ステーターコア
10 インシュレーター
11 インシュレーター本体
11a フランジ
11b 位置決め凹部
12 延長部
12a 鉄心露出口
13 壁部
131 凸部
131a 電線先端保持溝(電線先端保持部)
20 ステーターコア鉄心
21 ティース
22 バックヨーク
30 エナメル線(電線)
31 エナメル線(電線)の一端
32 エナメル線(電線)の他端
40 ハウジング
50 バスリング
51 y状端子
52 位置決め凸部

Claims (4)

  1. 回転電機の分割ステーターコアの鉄心とその周囲に巻装される電線とを絶縁する回転電機用インシュレーターであって、
    前記鉄心のティース部分の根元近傍のフランジに連続して外側に設けられ、前記鉄心のバックヨークに接面するように形成される延長部と、
    前記延長部の端部に立設され、前記フランジに並行な壁部と、
    前記壁部に設けられ、回転電機回転軸方向から見たときに、結線工程における圧着通電カシメ機の電極が通過できるように前記電線の両端部分を離間して保持する電線先端保持部と、
    を備えることを特徴とする回転電機用インシュレーター。
  2. 前記延長部は、前記鉄心のバックヨークを表出させる鉄心露出口を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機用インシュレーター。
  3. 前記フランジの外側面に形成され、バスリングの位置決め部と嵌りあう位置決め部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機用インシュレーター。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の回転電機用インシュレーターの周囲に電線を巻装し、電線両端を前記電線先端保持部に固定して分割ステーターコアを作成する巻線工程と、
    複数個の前記分割ステーターコアを円環状に並べて前記鉄心露出口から露出している鉄心バックヨークに圧入治具を当ててハウジングに圧入する圧入工程と、
    前記圧入されたステーターコアに、y状端子を備えるバスリングを、互いの位置決め部を合わせながら被せることで、電線先端保持部に固定されている電線端部に、y状端子を跨がせるバスリング被装工程と、
    前記電線端部に跨いだy状端子を電極で挟んで通電カシメする結線工程と、
    を含むことを特徴とする回転電機の製造方法。
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