JP5337414B2 - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
前記薄膜トランジスタは、
前記半導体層の形成領域と重なる領域にゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート電極上の前記チャネル領域の形成領域と重なる領域に開口を有する絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜を被い前記開口によって段差を有するゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜上に、前記ゲート電極と重ねられ、前記絶縁膜の開口によって段差を有する半導体層を形成する工程と、
前記半導体層をも被って表面が平坦な保護膜を形成する工程と、
前記絶縁膜は、前記ゲート電極の前記チャネル領域の形成領域と重なる領域に開口を有する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜に積層され、前記開口と同心状に該開口よりも大きな開口を有する第2絶縁膜で構成され、
前記保護膜を通して、エネルギー調整された不純物打ち込みによって、前記半導体層のチャネル領域とソース・ドレイン領域の間にLDD領域を形成する工程を含むことを特徴とする。
前記保護膜を通して、エネルギー調整された不純物打ち込みによって、前記絶縁膜の開口のテーパ上にLDD領域を形成する工程を含むことを特徴とする。
前記薄膜トランジスタは、
前記半導体層の形成領域と重なる領域に形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極上に前記チャネル領域の形成領域と重なる領域に開口を有して形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜を被い前記開口によって段差を有して形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に、前記ゲート電極と重ねられ、前記絶縁膜の開口によって段差を有して形成された半導体層と、
前記半導体層をも被って形成された表面の平坦な保護膜と、を備え、
前記絶縁膜は、前記ゲート電極上に前記チャネル領域の形成領域と重なる領域に開口を有する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜に積層され、前記開口と同心状に該開口よりも大きな開口を有する第2絶縁膜で構成され、
前記半導体層は、前記第1絶縁膜の開口内の領域にチャネル領域、前記第1絶縁膜の開口外で前記第2絶縁膜の開口内の領域にLDD領域、前記第2絶縁膜の開口外で前記第2絶縁膜上の領域にソース・ドレイン領域が形成されていることを特徴とする。
前記半導体層の前記テーパ上にLDD領域が形成されていることを特徴とする。
(表示装置の全体構成)
図2は、本発明による表示装置の実施例1を示す平面図である。図2は、たとえば携帯電話器に組み込まれる液晶表示装置の全体構成を示している。
図1は、前記基板SUB1上に形成される薄膜トランジスタの実施例1の断面図である。ここで、図1に示す薄膜トランジスタは、前記画素PIX、走査信号駆動回路V、RGBスイッチング回路RGBSにそれぞれ備えられる薄膜トランジスタの全てに適用させる必要はない。たとえば、走査信号駆動回路Vのみ、あるいはRGBスイッチング回路RGBSのみの薄膜トランジスタに適用するようにしてもよい。
図3(a)ないし(e)、および図4(a)ないし(b)は、図1に示した薄膜トランジスタの製造方法の一実施例を示す工程図である。以下、工程順に説明をする。
基板SUB1の表面にたとえば金属からなる導電膜を形成し、フォトリソグラフィ技術による選択エッチングにより、ゲート電極2を形成する。
基板SUB1上に前記ゲート電極2をも被って第1絶縁膜3、第2絶縁膜4を順次形成する。第1絶縁膜3、第2絶縁膜4のそれぞれの膜厚はたとえば50nm以上とする。
前記第1絶縁膜3、第2絶縁膜4に、それぞれ、同心状の開口HL1、開口HL2を設ける。前記第1絶縁膜3に形成した開口HL1は面積が小さく、前記第2絶縁膜4に形成した開口HL2は面積が大きくなるように形成する。ここで、前記第1絶縁膜3に形成した開口HL1は、平面的に観て、後述の薄膜トランジスタのチャネル領域に重ねられるようになっている。また、第1絶縁膜3に形成した開口HL1の側壁面、第2絶縁膜4に形成した開口HL2の側壁面は、それぞれ、基板SUB1側から末広がるテーパが形成されるようになっている。
前記第1絶縁膜3、前記第2絶縁膜4上に、それらの開口HL1、開口HL2をも被って、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜5を形成する。
前記ゲート絶縁膜5の上面に、前記半導体層PSをも被って、保護膜7を形成する。この保護膜7は、塗布によって形成できる有機絶縁膜で、平坦化された表面を有するようになっている。
前記保護膜7の上方からたとえばP(−)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、少なくとも前記第1絶縁膜3の開口HL1内の領域に前記P(−)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記第1絶縁膜3の開口HL1内の半導体層PS内にチャネル領域8が形成される。
前記保護膜7の上方からたとえばN(−)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記第2絶縁膜4の開口HL2内であって前記第1絶縁膜3上の領域に前記N(−)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記第2絶縁膜4の開口HL2内であって前記第1絶縁膜3上の半導体層PS内にLDD領域9が形成される。この場合、前記LDD領域9は前記チャネル領域8と途切れのない連続した状態となっている。
前記保護膜7の上方からたとえばN(+)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、少なくとも前記第2絶縁膜4の開口HL2外であって前記第2絶縁膜4上の領域に前記N(+)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記第2絶縁膜4の開口HL2外であって前記第2絶縁膜4上の半導体層PS内にソース・ドレイン領域10が形成される。この場合、前記ソース・ドレイン領域10は前記LDD領域9と途切れのない連続した状態となっている。
前記保護膜7にスルーホール11を形成することによって、前記半導体層PSのソース・ドレイン領域10の一部を露出させる。そして、前記保護膜7上に、前記スルーホール11を通して前記ソース・ドレイン領域10と電気的に接続されるソース・ドレイン電極12を形成する。
(薄膜トランジスタ)
図5は、前記基板SUB1上に形成される薄膜トランジスタの実施例2の断面図である。
図6(a)ないし(d)、および図7(a)ないし(d)は、図5に示した薄膜トランジスタの製造方法の一実施例を示す工程図である。以下、工程順に説明をする。
基板SUB1の表面にたとえばシリコン窒化膜等からなる下地層20を形成する。そして、この下地層20の上面に、たとえば金属からなる導電膜を形成し、フォトリソグラフィ技術による選択エッチングにより、ゲート電極2を形成する。
基板SUB1上に、前記ゲート電極2をも被って、たとえばシリコン窒化膜からなる約100nmの膜厚の絶縁膜21を形成する。次に、前記絶縁膜21に開口HL3を設ける。この開口HL3は薄膜トランジスタのチャネル領域に相当する領域を露出させ、その側壁面において基板SUB1側から末広がるテーパが形成されている。前記絶縁膜21の表面から約10nmの厚さの部分において残りの厚さの部分よりHF系のエッチング液に対してエッチングレートが高い膜とすることで、前記開口HL3にテーパを形成することができる。前記絶縁膜21のこのような形状の開口は、後述する半導体層PSを段差構造に形成するように機能する。
前記ゲート絶縁膜5の上面に、前記半導体層PSをも被って、保護膜7を形成する。この保護膜7は、塗布によって形成できる有機絶縁膜で、平坦化された表面を有するようになっている。
前記保護膜7の上方からたとえばP(−)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'の少なくとも底面の領域に前記P(−)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'の底面付近の半導体層PS内にチャネル領域8が形成される。
前記保護膜7の上方からたとえばN(−)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'のテーパ上の領域に前記N(−)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'のテーパ上の半導体層PS内にLDD領域9が形成される。
前記保護膜7の上方からたとえばN(+)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記ゲート絶縁膜5の少なくとも開口HL3'の周辺の表面上の領域に前記N(+)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'の周辺の表面上の半導体層PS内にソース・ドレイン領域10が形成される。
前記保護膜7にスルーホール11を形成し、ソース・ドレイン領域10の一部を露出させる。
前期保護膜7上に、前記スルーホール11を通して、前記ソース・ドレイン領域10に電気的に接続されたソース・ドレイン電極12を形成する。
図8は、前記基板SUB1上に形成される薄膜トランジスタの実施例3の断面図で、図1と対応した図となっている。
図9(a)ないし(e)、図10(a)ないし(c)、および図11(a)、(b)は、図8に示した薄膜トランジスタの製造方法の一実施例を示す工程図である。以下、工程順に説明をする。
基板SUB1の表面にたとえば金属からなる導電膜を形成し、フォトリソグラフィ技術による選択エッチングにより、ゲート電極2を形成する。
基板SUB1上に前記ゲート電極2をも被って第1絶縁膜3、第2絶縁膜4を順次形成する。第1絶縁膜3、第2絶縁膜4のそれぞれの膜厚はたとえば50nm以上とする。
前記第1絶縁膜3、第2絶縁膜4に、それぞれ、同心状の開口HL1、開口HL2を設ける。前記第1絶縁膜3に形成した開口HL1は面積を小さく、前記第2絶縁膜4に形成した開口HL2は面積を大きく形成する。ここで、前記第1絶縁膜3に形成した開口HL1は、平面的に観て、後述の薄膜トランジスタのチャネル領域に重ねられるようになっている。また、第1絶縁膜3に形成した開口HL1の側壁面、第2絶縁膜4に形成した開口HL2の側壁面は、それぞれ、基板SUB1側から末広がるテーパが形成されるようになっている。
前記第1絶縁膜2、前記第2絶縁膜3上に、それらの開口HL1、開口HL2をも被って、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜5を形成する。
前記半導体層6の上面に感光性塗布型の保護膜30を形成する。この保護膜30は表面を平坦化して形成する。次に、前記保護膜30を薄膜トランジスタの半導体層形成領域において残存させ、残存された該保護膜30をマスクとして前記半導体層6をエッチングし、これにより、パターン化された半導体層PSを形成する。
前記保護膜30の上方からたとえばP(−)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記第1絶縁膜3の開口HL1内の領域に前記P(−)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記第1絶縁膜3の開口HL1内の半導体層PS内にチャネル領域8が形成される。
前記保護膜30の上方からたとえばN(−)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記第2絶縁膜4の開口HL2内であって前記第1絶縁膜3上の領域に前記N(−)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記第2絶縁膜4の開口HL2内であって前記第1絶縁膜3上の半導体層PS内にLDD領域9が形成される。
前記保護膜30の上方からたとえばN(+)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記第2絶縁膜4の開口HL2外であって前記第2絶縁膜4上の領域に前記N(+)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記第2絶縁膜4の開口HL2外であって前記第2絶縁膜4上の半導体層PS内にソース・ドレイン領域10が形成される。
前記保護膜30をウェットエッチあるいはドライエッチによって途中の厚さまでエッチングし、前記半導体層PSのソース・ドレイン領域10を露出させる。この場合、前記エッチングによって、ゲート絶縁膜5も前記半導体層PS下の部分を除いてエッチングされる。
前記ソース・ドレイン領域10上を被い、第2絶縁膜4の表面に延在されるソース・ドレイン電極13を形成する。
図12は、前記基板SUB1上に形成される薄膜トランジスタの実施例4の断面図で、図5に対応した図となっている。
図13(a)ないし(d)、図14(a)ないし(c)、および図15(a)、(b)は、図12に示した薄膜トランジスタの製造方法の一実施例を示す工程図である。以下、工程順に説明をする。
基板SUB1の表面にたとえばシリコン窒化膜等からなる下地層20を形成する。そして、この下地層20の上面に、たとえば金属からなる導電膜を形成し、フォトリソグラフィ技術による選択エッチングにより、ゲート電極2を形成する。
基板SUB1上に、前記ゲート電極2をも被って、たとえばシリコン窒化膜からなる約100nmの膜厚の絶縁膜21を形成する。次に、前記絶縁膜21に開口HL3を設ける。この開口HL3は薄膜トランジスタのチャネル領域に相当する領域を露出させ、その側壁面において基板SUB1側から末広がるテーパが形成されている。
次に、前記ゲート絶縁膜5の上面にアモルファスシリコン層を形成し、該アモルファスシリコン層をレーザ照射によってポリシリコン層に変質させた半導体層6を形成する。
次に、前記保護膜30を薄膜トランジスタの半導体層形成領域において残存させ、残存された該絶縁膜30をマスクとして前記半導体層6をエッチングし、これにより、パターン化された半導体層PSを形成する。
前記保護膜30の上方からたとえばN(−)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'のテーパ上の領域に前記N(−)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'のテーパ上の半導体層PS内にLDD領域9が形成される。
前記保護膜30の上方からたとえばN(−)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'のテーパ上の領域に前記N(−)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'のテーパ上の半導体層PS内にLDD領域9が形成される。
前記保護膜30の上方からたとえばN(+)型不純物をイオン打ち込みする。このイオン打ち込みは、前記半導体層PSのうち、平面的に観て、前記ゲート絶縁膜5の少なくとも開口HL3'の周辺の表面上の領域に前記N(+)型不純物がドープされるように加速エネルギーの調整がなされる。これにより、前記ゲート絶縁膜5の開口HL3'の周辺の表面上の半導体層PS内にソース・ドレイン領域10が形成される。
前記保護膜30をウェットエッチあるいはドライエッチによって途中の厚さまでエッチングし、前記半導体層PSのソース・ドレイン領域10を露出させる。この場合、前記エッチングによって、ゲート絶縁膜5も前記半導体層PS下の部分を除いてエッチングされる。
前記ソース・ドレイン領域10上を被い、第2絶縁膜4の表面に延在されるソース・ドレイン電極13を形成する。
Claims (7)
- 半導体層に少なくともチャネル領域とソース・ドレイン領域を備える薄膜トランジスタが基板に形成されている表示装置の製造方法であって、
前記薄膜トランジスタは、
前記半導体層の形成領域と重なる領域にゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート電極上の前記チャネル領域の形成領域と重なる領域に開口を有する絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜を被い前記開口によって段差を有するゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜上に、前記ゲート電極と重ねられ、前記絶縁膜の開口によって段差を有する半導体層を形成する工程と、
前記半導体層をも被って表面が平坦な保護膜を形成する工程と、
前記絶縁膜は、前記ゲート電極の前記チャネル領域の形成領域と重なる領域に開口を有する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜に積層され、前記開口と同心状に該開口よりも大きな開口を有する第2絶縁膜で構成され、
前記保護膜を通して、エネルギー調整された不純物打ち込みによって、前記半導体層のチャネル領域とソース・ドレイン領域の間にLDD領域を形成する工程を含むことを特徴とする表示装置の製造方法。 - 前記第1絶縁膜の開口、および前記第2絶縁膜の開口は、その側壁面において前記基板側から末広がるテーパを形成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造方法。
- 前記絶縁膜の開口は、その側壁面において前記基板側から末広がるテーパを形成し、
前記保護膜を通して、エネルギー調整された不純物打ち込みによって、前記絶縁膜の開口のテーパ上にLDD領域を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造方法。 - 前記保護膜は、前記半導体層に少なくともチャネル領域、およびソース・ドレイン領域を形成した後に、前記ソース・ドレイン領域の表面を露出させるための表面エッチングを行う工程を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置の製造方法。記載の表示装置の製造方法。
- 半導体層に少なくともチャネル領域とソース・ドレイン領域を備える薄膜トランジスタが基板に形成されている表示装置であって、
前記薄膜トランジスタは、
前記半導体層の形成領域と重なる領域に形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極上に前記チャネル領域の形成領域と重なる領域に開口を有して形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜を被い前記開口によって段差を有して形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に、前記ゲート電極と重ねられ、前記絶縁膜の開口によって段差を有して形成された半導体層と、
前記半導体層をも被って形成された表面の平坦な保護膜と、を備え、
前記絶縁膜は、前記ゲート電極上に前記チャネル領域の形成領域と重なる領域に開口を有する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜に積層され、前記開口と同心状に該開口よりも大きな開口を有する第2絶縁膜で構成され、
前記半導体層は、前記第1絶縁膜の開口内の領域にチャネル領域、前記第1絶縁膜の開口外で前記第2絶縁膜の開口内の領域にLDD領域、前記第2絶縁膜の開口外で前記第2絶縁膜上の領域にソース・ドレイン領域が形成されていることを特徴とする表示装置。 - 前記第1絶縁膜の開口、および前記第1絶縁膜の開口は、その側壁面において前記基板側から末広がるテーパが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 前記絶縁膜の開口は、その側壁面において前記基板側から末広がるテーパが形成され、
前記半導体層の前記テーパ上にLDD領域が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
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