JP5327344B2 - リサイクル管理システム、リサイクル管理方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
例えば、排出者(消費者)が小売業者で新しいテレビを購入する場合、現在使用している古いテレビ(家電リサイクル製品)が不要になる場合がある。このような場合、小売業者は排出者から家電リサイクル製品の引取りを求められたとき、これを引取らなければならない。また、小売業者は、家電リサイクル製品を引取るときに特定家庭用機器管理票(以下、「家電リサイクル券」)に必要事項を記載し、排出者に「排出者控」片を渡さなければならない。
また、指定引取場所では、各家電コンテナに収容される複数の家電リサイクル製品に関する情報を記載した送り状が作成される。この送り状には、家電コンテナに収容される家電リサイクル製品に割り当てられた管理票番号(以下、「家電リサイクル券番号」)と、家電コンテナ番号とが記載されている。
例えば、再商品化率を向上させるために、家電リサイクル製品の形状や構造を工夫して、より多くの部品を回収することができる家電製品がある(例えば、特許文献1参照)。
具体的に説明すると、指定引取場所に集められた家電リサイクル製品がリサイクル施設に入ってきていることを証明する情報は、送り状または家電リサイクル券に記載されている情報であるが、リサイクル施設で実際に解体された家電リサイクル製品と、送り状に記載されている家電リサイクル製品とが一致していない場合があっても、これを確認することができなかったことによる。
このように、本発明の一実施形態に係るリサイクル管理システムによれば、コンテナの中に含まれていたリサイクル製品の数と個体を管理するとともに、解体されたリサイクル製品の数と個体を管理することができる。これにより、送り状においてはコンテナに含まれているリサイクル製品が実際はそのコンテナに入っていなかった場合であっても、そのようなリサイクル製品をリサイクルしたものと管理するような事態を回避することができる。また、解体されたリサイクル製品の重量に基づき算出される再商品化率の精度を向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係るリサイクル管理システムによれば、実際に解体したリサイクル製品の重量に基づき、再商品化率を算出することができるため、再商品化率の精度を向上させることができる。
このように、本発明の一実施形態に係るリサイクル管理システムによれば、解体されたリサイクル製品と、このリサイクル製品が解体された期間に回収された回収物とをそれぞれ対応づけることができる。これにより、リサイクル製品から回収された回収物の重量と、解体されたリサイクル製品の重量の精度を向上させることができ、結果として再商品化率の精度を向上させることができる。
このように、本発明の一実施形態に係るリサイクル管理システムによれば、リサイクル製品のリサイクル製品識別番号が取得できない場合であっても、コンテナから取り出されたリサイクル製品の全てに対して、リサイクル製品識別情報あるいは仮リサイクル製品識別情報のいずれか一方を割り当てることができる。これにより、コンテナの中に含まれていたリサイクル製品の数を管理するとともに、解体されたリサイクル製品の数を管理することができる。これにより、再商品化率の精度を向上させることができる。
このように、本発明の一実施形態に係るリサイクル管理システムによれば、コンテナから取り出されたリサイクル製品に対して、当該リサイクル製品が解体区分であることを示す情報、あるいは、当該リサイクル製品が仕分区分であることを示す情報を取得することができる。
これにより、解体区分のリサイクル製品が解体された場合、リサイクル製品をコンテナから取り出し解体する際に、解体区分であることを示す情報を入力することにより、当該リサイクル製品各々の個体を確認しながら解体されたことを解体情報管理サーバに登録することができる。よって、リサイクル製品の数、個体情報のトレーサビリティーを向上させることができる
また、指定引取場所から受け入れたリサイクル製品がすぐには解体されずに、一時保管される場合、仕分区分であることを示す情報を入力し、解体情報管理サーバに登録することができる。よって、実際には解体されていないリサイクル製品が、解体されたものとして管理される事態を回避することができる。リサイクル製品の個体管理ができることにより、実際に解体したリサイクル製品の重量に基づき、再商品化率を算出することができるため、再商品化率の精度を向上させることができる。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るリサイクル管理システム100の構成を示すブロック図である。
図1に示す通り、本実施形態に係るリサイクル管理システム100は、入荷情報端末1と、受入管理端末2と、秤量管理端末3と、解体管理端末4と、回収管理端末5と、出荷管理端末6と、解体情報管理サーバ7とを備える。
具体的に説明すると、受入管理端末2、秤量管理端末3、解体管理端末4、回収管理端末5、出荷管理端末6、および解体情報管理サーバ7は、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)で接続されている。一方、入荷情報端末1は、インターネット等の広域ネットワークを介して解体情報管理サーバ7と接続されている。
秤量管理端末3は、家電コンテナごと家電リサイクル製品の総重量を計測する秤量器31と接続されている。
解体管理端末4は、家電リサイクル製品の種類に応じた複数の端末を含む。本実施形態において、解体管理端末4は、薄型テレビ用の解体管理端末41と、それ以外のテレビ用の解体管理端末42と、洗濯機用の解体管理端末43と、冷蔵庫用の解体管理端末44と、エアコン用の解体管理端末45とを含む。
回収管理端末5は、回収物の重量を計測する秤量器51と、プリンター52と接続されている。
出荷管理端末6は、トラックごと回収物の重量を計測するトラックスケール61と接続されている。
例えば、排出者が小売業者で新しいテレビを購入する場合、現在使用している古いテレビが不要になる場合がある。このような場合、排出者は小売業者に、古いテレビを家電リサイクル製品として引き取ってもらうことができる。
また、この家電リサイクル券には、複数の家電リサイクル券の中から個々の家電リサイクル券を識別するために割り当てられている固有の識別情報である家電リサイクル券番号(リサイクル製品識別情報)が記載されている。さらに、家電リサイクル券には、家電リサイクル券番号が記載されたシールが添付されている。この家電リサイクル券番号が記載されたシールは、対象の家電リサイクル製品に貼り付けられる。これにより、家電リサイクル券番号によって、家電リサイクル製品と、家電リサイクル券とが紐付けられる。
この秤量エリアには、家電コンテナを乗せて重量を測定するこができる秤量器31が設置されている。この秤量器31は、秤量管理端末3と接続され、測定した重量を示す情報を出力するものであってもよい。
この解体エリアは、例えば、家電リサイクル製品の種類ごとに解体レーンが設けられており、この解体レーンに沿って家電リサイクル製品を搬送することにより、家電リサイクル製品を解体するエリアである。このため、解体管理端末4も、家電リサイクル製品の種類ごとに、各解体レーンに設置されている。本実施形態において、解体エリアには、解体管理端末4として、薄型テレビ用の解体管理端末41と、薄型テレビ以外のテレビ用の解体管理端末42と、洗濯機用の解体管理端末43と、冷蔵庫用の解体管理端末44と、エアコン用の解体管理端末45が設置されている。
この回収物登録エリアには、回収物を乗せて重量を測定するこができる秤量器51が設置されている。本実施形態において、この秤量器51は、回収管理端末5と接続され、測定した重量を示す情報を出力するものである。
また、回収物登録エリアには、回収管理端末5によって発行された回収物管理IDを媒体に印刷するプリンター52が設置されている。このプリンター52は、回収管理端末5と接続され、回収管理端末5から回収物管理IDを示す情報を入力するものである。
この回収物登録エリアには、回収物を積んだトラックを乗せてトラックごと回収物の重量を測定するこができるトラックスケール61が設置されている。本実施形態において、このトラックスケール61は、出荷管理端末6と接続され、測定した重量を示す情報を出力するものである。
図2は、指定引取場所から運ばれてくる家電コンテナを受け取る受入エリアと、受入エリアにおいて登録処理がなされた家電コンテナの重量を秤量する秤量エリアとにおける作業内容について説明するための図である。
図2に示す通り、リサイクル施設では、受入エリアにおいて、指定引取場所から運ばれてくる家電コンテナが受け取られる。
このリサイクル施設内の受入エリアには、受入管理端末2が設置されている。
受入管理端末2は、入力されたリサイクル施設に搬入された家電コンテナを示す家電コンテナ番号と当該家電コンテナに関する受入情報を解体情報管理サーバ7に登録する。
一方、家電コンテナは、倉庫に移動されて保管される。
これにより、家電コンテナの重量を示す情報が、既に解体情報管理サーバ7に登録されている家電コンテナ番号に紐付けられて、登録される。
そして、家電コンテナは、倉庫に戻され保管される。
図3に示す通り、倉庫から解体エリアに家電コンテナが搬送される。そして、家電コンテナから家電リサイクル製品を1つずつ取り出し、解体ラインに送る。このとき、家電リサイクル製品に貼り付けられているシールから家電リサイクル券番号を読み取り、この家電リサイクル製品が収容されていた家電コンテナを示す家電コンテナ番号と紐付けて、解体管理端末41に家電リサイクル券番号と家電コンテナ番号とを入力する。
家電コンテナに収容されている全ての家電リサイクル製品について、家電リサイクル券番号と家電コンテナ番号との紐付けを行う。これにより、家電コンテナ内の家電リサイクル製品についての情報を解体情報管理サーバ7に登録することができる。
つまり、家電コンテナ内に実際に収容されていた家電リサイクル製品に関する情報を解体情報管理サーバ7に登録することができる。よって、送り状に記載されている情報と、実際に家電コンテナ内に収容されていた家電リサイクル製品とが異なっている場合であっても、実際に家電コンテナ内に収容されていた家電リサイクル製品を特定することができる。また、解体情報管理サーバ7に情報として登録しておくことにより、データとして一元的に管理することができる。
払出区分において、仕分とは、すぐに若しくは当日中に解体されない家電リサイクル製品に対して割り当てられる区分である。この仕分に区分された家電リサイクル製品は、一旦倉庫に運ばれ、保管される。例えば、特殊な材料や回収物を備える家電リサイクル製品や、予め決められた日にのみ解体が行われる家電リサイクル製品等に、仕分の区分が割り当てられる。
また、払出区分において、解体とは、すぐに若しくは当日中に解体される家電リサイクル製品に対して割り当てられる区分である。この解体に区分された家電リサイクル製品は、解体ラインに運ばれ、当日中に解体される。家電リサイクル製品の解体によって発生する回収物は、回収物の種類に応じて予め決められている回収物登録エリアに移動される。
ここで、回収物は、その種類に応じて、容器に収容される回収物と、容器に収容されない回収物とに分けられる。
容器に収容される回収物は、例えば、専用の袋に入れられて回収物に応じて予め決められている回収物登録エリアに移動される。
容器に収容されない回収物は、そのままの状態で、例えば、予め決められている回収物登録エリア(回収物保管場所)に移動され、積載される。
図4に示す通り、回収物登録エリアには、容器に収容される回収物に関する情報を解体情報管理サーバ7に登録するためのエリア(以下、「第1回収物登録エリア」という)と、容器に収容されない回収物に関する情報を解体情報管理サーバ7に登録するためのエリア(以下、「第2回収物登録エリア」という)とが含まれる。
第1回収物登録エリアには、容器に収容される回収物が運ばれてくる。これら容器に収容されている回収物のうち、秤量対象として予め決められている回収物を秤量器51に載せる。そして、回収物の種類等を示す回収物情報と秤量値を回収管理端末5に入力し、解体情報管理サーバ7に登録する。また、回収管理端末5は、各回収物に対して割り当てられる識別情報である回収物管理IDを割り当て、割り当てた回収物管理IDを示す情報をプリンター52に出力する。プリンター52は、入力する回収物管理IDを専用のラベルに印刷する。なお、プリンター52は、回収物管理IDを示す情報とともに、回収物に関する情報を入力し、回収物管理IDとともにラベルに印刷するものであってもよい。
プリンター52によって回収物管理ID等が印刷されたラベル(以下、「回収物管理ラベル」という)を該当する回収物の容器に貼り付ける。この回収物管理ラベルが貼り付けられた回収物は、容器に収容された状態で、一旦倉庫に運ばれ保管された後、回収業者に出荷される。
回収物に関する情報と、算出した回収物の重量を示す情報とを出荷管理端末6に入力し、解体情報管理サーバ7の記憶部に登録する。
なお、回収物の重量が計測され、登録されるタイミングは、上述のタイミングに限られず、例えば、各月の最終日や、予め決められている計測日等であってもよい。
そして、回収物は、回収業者に出荷される。
図5に示す通り、解体情報管理サーバ7は、入出力部701と、通信部702と、制御部703と、記憶部704と、一時記憶部705と、計時部706とを備える。この解体情報管理サーバ7は、ネットワークを介して接続される各端末によって取得された情報に基づき、解体された家電リサイクル製品を家電リサイクル券番号によって管理するとともに、解体された家電リサイクル製品から回収された回収物の重量を解体された家電リサイクル製品の重量で除算した再商品化率を算出する。
入出力部701は、入力手段として、作業員からの操作を受け付ける操作部や、記憶媒体等と接続して情報を入力するインターフェースとを含み、出力手段として、表示部等を含む。
通信部702は、ネットワークを介して、入荷情報端末1、受入管理端末2、秤量管理端末3、解体管理端末4、回収管理端末5、および出荷管理端末6と、情報の送受信を行う。
登録部731は、各端末から入力する情報を、記憶部704に格納する。
仮登録部732は、家電リサイクル製品を示す家電リサイクル券番号が取得できない場合、この家電リサイクル製品に対して仮リサイクル券番号を割り当てる。
再商品化率算出部733は、記憶部704に記憶されている情報に基づき、再商品化率を算出する。
一時記憶部705は、各端末から受信した情報等を一時的に保存する記憶領域である。
計時部706は、現在の日時を計時し、計時した日時を示す日時情報を出力する。
図6に示す通り、受入管理テーブル741は、複数の家電コンテナの中から個々の家電コンテナを識別するために割り当てられている固有の識別情報である家電コンテナ番号と、各家電コンテナに収容される複数の家電リサイクル製品に関する情報を記載した送り状を識別するために割り当てられている固有の識別情報である送り状番号と、受入情報とを、それぞれ対応付けるテーブルである。この受入情報の欄には、家電コンテナに収容されている家電リサイクル製品の種類や品目を示す情報を格納する欄(家電品目欄)と、当該家電コンテナに収容されている家電リサイクル製品の数量を示す情報を格納する欄(数量欄)と、その他家電コンテナに関する情報(備考欄)が含まれる。
図7に示す通り、家電コンテナ管理テーブル742は、家電コンテナ番号と、秤量対象フラグと、家電コンテナ種類と、家電コンテナ秤量値と、紐付け完了フラグと、紐付け完了日時とを、それぞれ対応付けるテーブルである。
秤量対象フラグとは、家電コンテナが秤量対象であるか否かを示す情報である。数値「1」である場合、家電コンテナが秤量対象であることを示し、数値「0」である場合、家電コンテナが秤量対象でない(既に秤量済みである)ことを示す。
家電コンテナ秤量値は、複数の家電リサイクル製品を収容した状態の家電コンテナを秤量し、この家電コンテナの重量から家電コンテナ自体の重量を減算することで算出される、家電コンテナに収容されている家電リサイクル製品自体の重量である。
紐付け完了フラグとは、家電コンテナに収容されている家電リサイクル製品が取り出され、取り出された家電リサイクル製品を示す家電リサイクル券番号と、家電コンテナを示す家電コンテナ番号との紐付けが、家電コンテナに収容されている全ての家電リサイクル製品について終了したか否かを示す情報である。数値「1」である場合、紐付けが完了したことを示し、数値「0」である場合、紐付けが完了していないことを示す。
紐付け完了日時とは、上述の紐付けが完了した日時を示す情報である。
図8に示す通り、家電リサイクル製品管理テーブル743は、家電コンテナ番号と、家電リサイクル券番号と、仮リサイクル券番号と、家電種類と、払出区分と、解体期間とを、それぞれ対応付けるテーブルである。
この家電リサイクル製品管理テーブル743において、実際に家電コンテナに含まれていた家電リサイクル製品を示す家電リサイクル券番号が、家電コンテナ番号と対応付けられている。つまり、解体情報管理サーバ7は、この家電リサイクル製品管理テーブル743において、家電コンテナ番号と、家電リサイクル券番号とを対応づけることにより、受け入れた家電リサイクル製品を家電リサイクル券番号で管理することができる。
家電種類は、家電リサイクル製品の種類を示す情報である。
解体期間は、家電リサイクル製品が解体された日時や期間を示す情報である。この解体期間に期間情報が書き込まれることにより、実際に解体されたことを示す。
図9に示す通り、回収物管理テーブル744は、回収品目と、回収重量と、回収期間と、回収物管理IDと、備考とを対応付けるテーブルである。
回収品目は、回収物の種類や品目を示す情報である。
回収重量は、回収物の重量や数量を示す情報である。
回収期間は、回収物が回収された期間を示す情報(回収期間情報)である。
回収物管理IDは、複数の回収物のうち個々の回収物を識別するために割り当てられた固有の識別情報である。本実施形態において、回収物のうち容器に収容される回収物に対して、この回収物管理IDが割り当てられる。
図10に示す通り、解体情報管理サーバ7に接続される端末は、それぞれ、入出力部と、通信部と、制御部と、記憶部とを備える。
具体的に説明すると、入荷情報端末1は、入出力部101と、通信部102と、制御部103と、記憶部104とを備える。受入管理端末2は、入出力部201と、通信部202と、制御部203と、記憶部204とを備える。秤量管理端末3は、入出力部301と、通信部302と、制御部303と、記憶部304とを備える。解体管理端末4は、入出力部401と、通信部402と、制御部403と、記憶部404とを備える。回収管理端末5は、入出力部501と、通信部502と、制御部503と、記憶部504とを備える。出荷管理端末6は、入出力部601と、通信部602と、制御部603と、記憶部604とを備える。なお、各構成の動作や機能については、以下に説明するフローチャートを参照して、説明する。
図11は、受入エリアにおける受入管理端末2と解体情報管理サーバ7との処理動作の一例について説明するためのフロー図である。
例えば、家電コンテナAを搬送してきたトラックがリサイクル施設に入ってくると、受入エリア内まで家電コンテナAが搬送され、トラックから降ろされる。この家電コンテナAには、家電コンテナ番号「A001」が割り当てられている。
家電コンテナAとともに送り状Bと送り状情報記憶媒体Cとを受け取る。この送り状Bと、送り状情報記憶媒体Cには、家電コンテナ番号と、受入情報が含まれている。
そして、送り状情報記憶媒体Cに保存されている家電コンテナ番号「A001」と受入情報を受入管理端末2に入力する。そして、入出力部201を介して、例えば、入力した情報を解体情報管理サーバ7に送信することが指示される。これにより、受入管理端末2の通信部202は、送り状情報記憶媒体Cに保存されている受入情報と、家電コンテナAを示す家電コンテナ番号「A001」とを対応付けて、解体情報管理サーバ7に送信する。
なお、送り状情報記憶媒体Cが家電コンテナAに添付されていない場合、送り状Bに記載されている送り状番号「B001」を受入管理端末2に入力し、送り状情報記憶媒体Cに保存されている受入情報に相当する情報を入荷情報端末1から取得する。あるいは、直接、受入管理端末2の入出力部201を介して、送り状Bに記載されている受入情報を入力する。
解体情報管理サーバ7の制御部703は、受信した家電コンテナ番号「A001」と受入情報と送り状番号「B001」とを一時記憶部705に一時的に保管する。そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、受入管理端末2から受信した受入情報に基づき、記憶部704に登録可能な情報か否かを判定する。例えば、過去の受入実績と比較して、過去に登録した受入情報と重複しているものである場合、登録ができない情報であると判定する。
そして、受入情報が記憶部704に登録可能な情報でないと判定された場合、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、通信部702を介して、受入登録ができないことを示す情報を受入管理端末2に送信する。そして、受入管理端末2は、受入登録ができないことを示すエラー結果を入出力部201に出力する。
一方、受入情報が記憶部704に登録可能な情報であると判定された場合、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、通信部702を介して、受入登録が可能であることを示す情報を受入管理端末2に送信する。そして、受入管理端末2の制御部203は、受入登録ができることを示す情報を入出力部201に出力する。
ここで、入出力部201を介して受入登録が指示されると、受入管理端末2の制御部203は、受入登録を指示することを示す情報を解体情報管理サーバ7に送信する。
そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、受入管理端末2から受信する受入登録を指示することを示す情報に基づき、一時記憶部705に記憶されている情報を受入管理テーブル741に書き込む。つまり、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、受入管理端末2から既に受信している受入情報と、家電コンテナAを示す家電コンテナ番号「A001」とを対応付けて、受入管理テーブル741に書き込む。本実施形態において、登録部731は、受入情報として、家電コンテナAに含まれている家電リサイクル製品の品目と数量を示す情報が、受入管理テーブル741に書き込まれる。
これにより、家電コンテナAに対する受入処理は完了する。この家電コンテナAは、倉庫に搬送され、保管される。
はじめに、家電コンテナAが倉庫から運び出され、秤量エリアに移動される。
家電コンテナAを秤量器31の上に載せる。
(ステップST12)
そして、家電コンテナAに表示されている家電コンテナ番号「A001」を読み取り、秤量管理端末3の入出力部301を介して入力する。この秤量管理端末3の通信部302は、入力された家電コンテナ番号「A001」を示す情報を解体情報管理サーバ7に送信する。
(ステップST13)
解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、秤量管理端末3から家電コンテナ番号「A001」を示す情報を受信すると、記憶部704の家電コンテナ管理テーブル742の家電コンテナ番号の欄に、受信した家電コンテナ番号「A001」を示す情報を書き込む。
そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、この家電コンテナAが秤量対象であるか否かを判定する。例えば、受入管理テーブル741の家電コンテナ番号欄に家電コンテナ番号「A001」が登録されている場合、家電コンテナAについての受入処理が既に完了しているため、秤量対象であると判定する。
家電コンテナAが秤量対象でないと判定した場合、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、秤量対象ではないことを示す情報を秤量管理端末3に送信する。そして、秤量管理端末3は、秤量対象でないことを示すエラー結果を入出力部301に出力する。
一方、家電コンテナAが秤量対象であると判定した場合、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、秤量対象であることを示す情報を秤量管理端末3に送信する。そして、秤量管理端末3は、秤量対象であることを示す情報を入出力部301に出力する。また、秤量管理端末3は、例えば家電コンテナAの種類を選択するための表示画面を入出力部301に表示させる。家電コンテナAの種類を選択し、選択結果を入出力部301を介して入力する。ここで本実施形態において、家電コンテナAの種類が薄型テレビであることを選択し、この選択結果を入出力部301を介して入力する。
そして、秤量器31の上に載せられている家電コンテナAを秤量する。秤量器31は、計測した家電コンテナAの重量を示す情報を秤量管理端末3に出力する。
(ステップST17)
ここで、入出力部301を介して秤量値登録が指示されると、秤量管理端末3が、家電コンテナAの種類が薄型テレビであることを示す情報と、家電コンテナAの重量を示す情報とを対応付けて解体情報管理サーバ7に送信する。このとき、秤量管理端末3は、秤量値登録を指示することを示す情報もあわせて解体情報管理サーバ7に送信する。
そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、秤量管理端末3から受信する秤量値登録を指示することを示す情報に基づき、あわせて受信した情報を、ステップST13において書き込んだ家電コンテナ番号「A001」に対応付けて家電コンテナ管理テーブル742に書き込む。つまり、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、秤量管理端末3から受信した家電コンテナAの種類が薄型テレビであることを示す情報及び家電コンテナAの重量を示す情報を、家電コンテナ管理テーブル742の家電コンテナ番号「A001」に対応する家電コンテナ種類の欄及び家電コンテナ秤量値の欄に書き込む。なお、このとき書き込まれる家電コンテナAの重量を示す情報は、秤量値から家電コンテナA自体の重量を減算した、家電コンテナAに収容されている家電リサイクル製品自体の重量である。
これにより、家電コンテナAに対する秤量処理は完了する。この家電コンテナAは、倉庫に搬送され、保管される。
はじめに、家電コンテナAが倉庫から運び出され、薄型テレビ用の解体エリアに移動される。
家電コンテナAに表示されている家電コンテナ番号「A001」を読み取り、薄型テレビ用の解体管理端末41に入力する。
そして、解体管理端末41の通信部402は、家電コンテナ番号「A001」を示す情報を解体情報管理サーバ7に送信する。
解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、解体管理端末41から家電コンテナ番号「A001」を示す情報を受信すると、記憶部704の家電コンテナ管理テーブル742を参照して、秤量済みの家電コンテナか否かを判定する。具体的に説明すると、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、記憶部704の家電コンテナ管理テーブル742において、家電コンテナ番号「A001」を示す情報と対応付けられている秤量対象フラグの欄の値が、秤量対象であることを示す数値「1」であるか否かを判定する。家電コンテナ管理テーブル742において、家電コンテナ番号「A001」を示す情報と対応付けられている秤量対象フラグの欄の値が「1」であって、かつ、家電コンテナ秤量値の欄に秤量値が格納されている場合、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、秤量済みの家電コンテナであると判定する。
そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、判定結果を示す情報を解体管理端末41に送信する。
秤量済みの家電コンテナであると判定された場合、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、収容する家電リサイクル製品との紐付け処理がなされた家電コンテナか否かを判定する。
解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、記憶部704の家電コンテナ管理テーブル742の家電コンテナ番号「A001」と対応する紐付け完了フラグの欄の値が「1」である場合、収容する家電リサイクル製品との紐付け処理がなされていると判定する。また、家電コンテナ管理テーブル742において、家電コンテナ番号「A001」を示す情報と対応付けられている紐付け完了フラグの欄の値が「0」である場合、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、収容する家電リサイクル製品との紐付け処理が未だなされていない家電コンテナであると判定する。
そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、判定結果を示す情報を解体管理端末41に送信し、図14に示す処理に続く。
解体管理端末41は、解体情報管理サーバ7から受信した判定結果を示す情報に基づき、判定結果を示す情報を入出力部401に出力する。
例えば、ステップST22において、秤量済みの家電コンテナでないと判定された場合、解体管理端末41の入出力部401は、秤量済みの家電コンテナでないことを示すエラー結果を出力する。
図13に示すステップST23において、家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理が未だなされていないと判定された場合、解体情報管理サーバ7の通信部702は、この判定結果を示す情報を解体管理端末41に送信する。そして、解体管理端末41は、判定結果を示す情報を受信し、家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理が未だなされていないという判定結果を示す情報を入出力部401に出力する。
解体管理端末41の入出力部401に家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理が未だなされていないという判定結果が出力された場合、家電コンテナAから家電リサイクル製品を1つずつ取り出す。
(ステップST26)
ここで、家電コンテナAから例えば家電リサイクル製品D1を取り出す。そして、家電リサイクル製品D1から家電リサイクル券番号を読み取れるか否かを判断する。
例えば、家電リサイクル製品D1に貼り付けられているシールに家電リサイクル券番号が記載されている場合、解体管理端末41の入出力部401を介してこの家電リサイクル券番号を解体管理端末41に入力する。
本実施形態において、家電リサイクル製品D1に貼り付けられているシールには、家電リサイクル券番号「12345」が記載されている。よって、解体管理端末41の入出力部401を介してこの家電リサイクル券番号「12345」を解体管理端末41に入力する。
そして、解体管理端末41の通信部402は、入力した家電リサイクル券番号「12345」を示す情報を解体情報管理サーバ7に送信する。
解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、解体管理端末41から家電リサイクル券番号「12345」を示す情報を受信すると、この家電リサイクル券番号「12345」を示す情報を、一時記憶部705に書き込む。そして、制御部703の登録部731は、この家電リサイクル券番号に基づき家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理を行ってもよいか否かを判定する。例えば、制御部703の登録部731は、受信した家電リサイクル券番号受入処理が完了した家電リサイクル券番号であるか否かを判定する。
受信した家電リサイクル券番号が、受入処理が完了した家電リサイクル券番号でない場合、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、この家電リサイクル券番号に基づく家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理を行うことができないと判定する。そして、解体情報管理サーバ7の通信部702は、この家電リサイクル券番号に基づく家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理を行うことができないことを示す情報を解体管理端末41に送信する。そして、解体管理端末41は、この家電リサイクル券番号に基づく家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理を行うことができないことを示すエラー結果を入出力部401に出力する。
一方、受信した家電リサイクル券番号が、受入処理が完了した家電リサイクル券番号である場合、この家電リサイクル券番号に基づく家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理を行ってもよいと判定する。そして、解体情報管理サーバ7の通信部702は、この家電リサイクル券番号に基づく家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理を行うことができることを示す情報を解体管理端末41に送信する。そして、解体管理端末41は、この家電リサイクル券番号に基づく家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理を行うことができることを示す情報を入出力部401に出力する。
また、解体管理端末41は、入出力部401を介して、例えば家電リサイクル券番号を読み取った家電リサイクル製品D1に関する情報を受け付ける。例えば、入出力部401を介して、家電リサイクル製品D1の家電種類を示す情報や、払出区分を示す情報を入力する。
そして、作業員は、解体管理端末41の入出力部401を介して、この家電リサイクル券番号に基づく家電リサイクル製品と家電コンテナとの紐付け処理を行うことを指示する。これにより、解体管理端末41の通信部402は、ステップST30において入力された情報を解体情報管理サーバ7に送信する。
解体情報管理サーバ7の通信部702は、家電リサイクル製品D1の家電種類を示す情報や、払出区分を示す情報を、解体管理端末41から受信する。そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、一時記憶部705から、記憶されている家電コンテナ番号「A001」と、家電リサイクル券番号「12345」とを読み出す。そして、制御部703の登録部731は、記憶部704の家電リサイクル製品管理テーブル743において、家電コンテナ番号「A001」に対応する家電リサイクル券番号の欄に「12345」を書き込む。また、制御部703の登録部731は、記憶部704の家電リサイクル製品管理テーブル743において、家電コンテナ番号「A001」と家電リサイクル券番号「12345」と対応付けられている家電種類の欄に家電リサイクル製品D1の家電種類を示す情報を書き込むとともに、払出区分の欄に払出区分を示す情報を書き込む。
これにより、家電リサイクル製品D1と家電コンテナAとの紐付け処理が完了する。
そして、制御部703の登録部731は、一時記憶部705に記憶されている家電リサイクル券番号「12345」を示す情報を削除する。
一方、ステップST26において、例えば、家電リサイクル製品D2に貼り付けられているシールに記載されている家電リサイクル券番号が不鮮明であるため、家電リサイクル券番号を読み取ることができない場合、入出力部401を介して解体管理端末41に対し、仮リサイクル券番号の発行処理を指示する。そして、解体管理端末41の通信部402は、仮リサイクル券番号の発行処理を指示する情報を解体情報管理サーバ7に送信する。
そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の仮登録部732は、仮リサイクル券番号の発行処理を指示する情報を受信した場合、仮リサイクル券番号を採番する。この制御部703の仮登録部732は、例えば、仮リサイクル番号として、実際の家電リサイクル券番号としては存在し得ない番号を発行する。本実施形態において、制御部703の仮登録部732は、仮リサイクル券番号「00000」を採番し、この仮リサイクル券番号「00000」を示す情報を通信部702を介して、解体管理端末41に送信する。
また、解体情報管理サーバ7の制御部703の仮登録部732は、採番した仮リサイクル券番号「00000」を一時記憶部705に一時的に保存する。
解体管理端末41の制御部403は、仮リサイクル券番号「00000」を示す情報を受信した場合、仮リサイクル券番号「00000」についての家電リサイクル製品D2と家電コンテナAとの紐付け処理を行うことができることを示す情報を入出力部401に出力する。
そして、ステップST30〜32で説明したとおり、入出力部401を介して、家電リサイクル製品D2の家電種類を示す情報や、払出区分を示す情報を入力する。解体管理端末41の入出力部401を介して、仮リサイクル券番号「00000」についての家電リサイクル製品D2と家電コンテナAとの紐付け処理を行うことを指示すると、解体管理端末41の通信部402は、家電リサイクル製品D2の家電種類を示す情報や、払出区分を示す情報を解体情報管理サーバ7に送信する。解体情報管理サーバ7の通信部702は、家電リサイクル製品D2の家電種類を示す情報や、払出区分を示す情報を、解体管理端末41から受信する。
そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の仮登録部732は、一時記憶部705から、記憶されている家電コンテナ番号「A001」と、仮リサイクル券番号「00000」とを読み出す。制御部703の仮登録部732は、記憶部704の家電リサイクル製品管理テーブル743において、家電コンテナ番号「A001」と仮リサイクル券番号「00000」と対応付けられている家電種類の欄に家電リサイクル製品D2の家電種類を示す情報を書き込むとともに、払出区分の欄に払出区分を示す情報を書き込む。
これにより、家電リサイクル製品D2と家電コンテナAとの紐付け処理が完了する。そして、制御部703の仮登録部732は、一時記憶部705に記憶されている仮リサイクル券番号「00000」を示す情報を削除する。
図14に示すステップST32において、家電リサイクル製品D1と家電コンテナAとの紐付け処理が完了した場合、解体情報管理サーバ7の通信部702は、家電リサイクル製品D1と家電コンテナAとの紐付け処理が完了したことを示す情報を解体管理端末41に送信する。
解体管理端末41の制御部403は、解体情報管理サーバ7から家電リサイクル製品D1と家電コンテナAとの紐付け処理が完了したことを示す情報を受信した場合、例えば、家電リサイクル製品と家電コンテナAとの紐付け処理を続行するか否かを選択する表示画面を入出力部401に表示させる。
ここで、家電コンテナA内に家電リサイクル製品が残っている場合、家電コンテナA内に収容されている全ての家電リサイクル製品についての家電コンテナAとの紐付け処理が終了していないことを表示画面内で選択する。これにより、家電リサイクル製品と家電コンテナAとの紐付け処理は、図14のステップST25に戻る。
一方、家電コンテナA内に家電リサイクル製品が残っていない場合、家電コンテナA内に収容されている全ての家電リサイクル製品についての家電コンテナAとの紐付け処理が終了したことを表示画面内で選択する。これにより、解体管理端末41の入出力部401は、全ての家電リサイクル製品についての家電コンテナAとの紐付け処理が完了したことを示す情報を解体情報管理サーバ7に送信する。なお、この情報には、家電コンテナAの家電コンテナ番号「A001」が含まれている。
そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、全ての家電リサイクル製品についての家電コンテナAとの紐付け処理が完了したことを示す情報を解体管理端末41から受信した場合、記憶部704の家電コンテナ管理テーブル742の家電コンテナ番号「A001」に対応する紐付け完了フラグの欄に、紐付け処理が完了したことを示す情報である「1」の値を書き込む。
次いで、解体情報管理サーバ7の制御部703の仮登録部732は、記憶部704の家電リサイクル製品管理テーブル743を参照して、家電コンテナ番号「A001」に対応する仮リサイクル券番号の欄に、値が書き込まれているか否かを判定する。
家電リサイクル製品管理テーブル743において、家電コンテナ番号「A001」に対応する仮リサイクル券番号の欄に、仮リサイクル券番号「00000」が書き込まれていた場合、解体情報管理サーバ7の制御部703の仮登録部732は、通信部702を介して、受入管理端末2に対して、家電コンテナ番号「A001」に対応する家電コンテナAに含まれている家電リサイクル製品の家電リサイクル券番号の送信を要求する情報を送信する。
そして、受入管理端末2は、記憶部204に格納されている家電コンテナ番号「A001」に対応する家電コンテナAに含まれている家電リサイクル製品の家電リサイクル券番号を読み出し、解体情報管理サーバ7に送信する。
解体情報管理サーバ7の制御部703の仮登録部732は、受入管理端末2から受信した家電リサイクル製品の家電リサイクル券番号に基づき、記憶部704の家電リサイクル製品管理テーブル743を参照して、この家電リサイクル製品管理テーブル743に記憶されていない家電リサイクル券番号を判定する。具体的に説明すると、制御部703の仮登録部732は、家電リサイクル製品管理テーブル743において、家電コンテナ番号「A001」と対応付けられている家電リサイクル券番号を全て読み出す。そして、制御部703の仮登録部732は、読み出した家電リサイクル券番号と、受入管理端末2から受信した家電リサイクル券番号とを比較して、家電リサイクル製品管理テーブル743から読み出した家電リサイクル券番号と一致しない家電リサイクル券番号を検出する。ここで、一致しない家電リサイクル券番号を取得した場合、制御部703の仮登録部732は、家電リサイクル製品管理テーブル743において、家電コンテナ番号「A001」と対応する仮リサイクル券番号の欄の数値を削除し、対応する家電リサイクル券番号の欄に、取得した一致しない家電リサイクル券番号を書き込む。
これにより、家電コンテナAに含まれている家電リサイクル製品についての紐付け処理が完了する。ここで、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、一時記憶部705に記憶されている情報を削除する。また、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、家電コンテナAに含まれる全ての家電リサイクル製品についての紐付け処理が完了した場合、計時部706から入力する計時情報に基づき、完了したときの日時を示す紐付け完了日時情報を、記憶部704の家電コンテナ管理テーブル742の紐付け完了日時の欄に書き込む。
なお、払出区分が仕分である家電リサイクル製品については、解体がなされたタイミングで、解体管理端末4の入出力部401を介して、解体された家電リサイクル製品の家電リサイクル券番号が指定され、この家電リサイクル製品が解体されたことを示す情報が入力される。そして、解体管理端末4は、入力された情報を解体情報管理サーバ7に送信する。これにより、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731が、解体がなされた解体期間を示す解体期間情報を、家電リサイクル製品管理テーブル743において家電コンテナ番号「A001」と指定された家電リサイクル券番号と対応付けられている解体期間の欄に書き込む。
はじめに、容器に収容される回収物E1が、第1回収物登録エリアに移動される。
容器に収容される回収物E1の品目を示す情報や、容器の種類を示す情報を、回収管理端末5の入出力部501を介して入力する。
(ステップST52)
回収管理端末5の制御部503は、容器に収容される回収物E1が秤量対象の回収物であることを示す情報を入出力部501に出力する。
そして、この入出力部501の出力結果を見て、容器に収容される回収物E1を、秤量器51の上に載せて、容器に収容される回収物E1を秤量する。秤量器51は、計測した容器に収容される回収物E1の重量を示す情報を回収管理端末5に出力する。ここで、秤量器51によって計測される容器に収容される回収物E1の重量は、容器を含む重量である。
回収管理端末5の制御部503は、通信部502を介して、秤量器51から容器に収容される回収物E1の重量を示す情報(秤量値)を受信する。そして、回収管理端末5の制御部503は、ステップST51において入力される容器の種類を示す情報に基づき、容器に応じて予め決められている容器自体の重量を示す情報を記憶部504から読み出す。そして、秤量器51から入力する容器に収容される回収物E1の重量から容器自体の重量を減算し、容器に収容される回収物E1自体の重量を示す情報を取得する。
ここで、入出力部501を介して秤量値登録を指示すると、回収管理端末5が、ステップST51において入力された容器に収容される回収物E1の品目を示す情報、およびステップST53において取得した容器に収容される回収物E1自体の重量を示す情報を対応付けて解体情報管理サーバ7に送信する。このとき、回収管理端末5は、秤量値登録を指示することを示す情報もあわせて解体情報管理サーバ7に送信する。
そして、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、回収管理端末5から受信する秤量値登録を指示することを示す情報に基づき、あわせて受信した情報を、それぞれ対応付けて、記憶部704の回収物管理テーブル744に書き込む。つまり、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、回収管理端末5から受信した容器に収容される回収物E1の品目を示す情報および容器に収容される回収物E1自体の重量を示す情報を、回収物管理テーブル744の回収重量の欄に書き込む。
また、制御部703の登録部731は、容器に収容される回収物E1については、回収期間が1日であるため、回収物管理テーブル744における回収期間の欄に、計時部706によって計時された日時情報を書き込む。つまり、この回収期間とは、回収物の回収登録日の当日である。
次いで、解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、容器に収容される回収物E1を他の回収物と識別するための識別情報である回収物管理IDを採番する。そして、制御部703の登録部731は、記憶部704の回収物管理テーブル744における回収物管理IDの欄に、採番した回収物管理IDを書き込む。この制御部703の登録部731は、例えば、回収物管理ID「E001」を採番し、この回収物管理ID「E001」を示す情報を、通信部702を介して回収管理端末5に送信し、また、回収物管理テーブル744に書き込む。
回収管理端末5の通信部502は、解体情報管理サーバ7から回収物管理ID「E001」を示す情報を受信した場合、ステップST51において入力された情報(容器に収容される回収物E1の品目を示す情報や、容器の種類を示す情報)とあわせてプリンター52に出力する。
そして、プリンター52は、入力する回収物管理IDと、容器に収容される回収物E1の品目を示す情報、容器の種類を示す情報を、専用のラベルに印刷する。
このプリンター52が印刷した回収物管理ラベルを容器に収容される回収物E1に貼り付ける。そして、この容器に収容される回収物E1は、倉庫に搬送され保管された後、回収業者に出荷される。
はじめに、容器に収容されていない回収物F1が、第2回収物登録エリアに移動される。
(ステップST61)
容器に収容されていない回収物F1を積載するための未積載トラックをトラックスケール61の上に載せて、未積載トラックの重量を秤量する。トラックスケール61は、計測した未積載トラックの重量を示す情報を出荷管理端末6に出力する。
(ステップST62)
出荷管理端末6の制御部603は、通信部602を介して、トラックスケール61から未積載トラックの重量を示す情報を受信する。
次いで、未積載トラックをトラックスケール61の上から一旦降ろして、この未積載トラックに容器に収容されていない回収物F1を積載する。
(ステップST64)
そして、容器に収容されていない回収物F1を積載したトラックをトラックスケール61の上に載せて、積載トラックの重量を秤量する。トラックスケール61は、計測した積載トラックの重量を示す情報を出荷管理端末6に出力する。
次いで、出荷管理端末6の制御部603は、例えば容器に収容されていない回収物F1の品目を選択するための表示画面を入出力部601に表示させる。容器に収容されていない回収物F1の品目を選択し、入出力部601を介して選択結果を入力する。
また、出荷管理端末6の制御部603は、容器に収容されていない回収物F1の重量を算出する。つまり、制御部603は、トラックスケール61から入力される未積載トラックの重量を示す情報と積載トラックの重量を示す情報とに基づき、容器に収容されていない回収物F1の重量を算出する。
(ステップST66)
そして、出荷管理端末6の制御部603は、容器に収容されていない回収物F1の品目を示す情報と、容器に収容されていない回収物F1の重量を示す情報を、通信部602を介して解体情報管理サーバ7に送信する。
解体情報管理サーバ7の制御部703の登録部731は、容器に収容されていない回収物F1の品目を示す情報と、容器に収容されていない回収物F1の重量を示す情報を、出荷管理端末6から受信すると、記憶部704の回収物管理テーブル744の回収品目の欄と、回収重量の欄に、それぞれ書き込む。
また、この場合、容器に収容されていない回収物F1については、回収期間が数日にわたる場合がある。容器に収容されていない回収物F1の回収期間を入出力部701を介して入力する。例えば、月末に容器に収容されていない回収物F1の回収日が設定されている場合、作業員は、回収月を示す情報を入力する。本実施形態において、作業員は、入出力部701を介して、容器に収容されていない回収物F1の回収期間が例えば「2011年10月」であることを示す情報を入力する。制御部703の登録部731は、入力された回収期間「2011年10月」を、回収物管理テーブル744における回収物期間の欄に書き込む。
具体的に説明すると、再商品化率算出部733は、家電コンテナから取り出された家電リサイクル製品の家電リサイクル券番号に基づき家電コンテナ内に収容されていた家電リサイクル製品の個数を算出する。つまり、再商品化率算出部733は、家電リサイクル製品管理テーブル743を参照して、家電コンテナAの家電コンテナ番号「A001」と対応付けられている家電リサイクル券番号の数を算出し、この算出結果を、家電コンテナ内に収容されていた家電リサイクル製品の個数として算出する。
そして、再商品化率算出部733は、家電コンテナに収容されている複数の家電リサイクル製品の総重量を家電リサイクル製品の個数で除算することにより家電コンテナに収容されている家電リサイクル製品の重量の平均値を算出する。つまり、再商品化率算出部733は、家電コンテナ管理テーブル742を参照して、家電コンテナAの家電コンテナ番号「A001」と対応付けられている家電コンテナ秤量値を取得し、この家電コンテナ秤量値を、家電コンテナ内に収容されていた家電リサイクル製品の個数で除算する。
次いで、再商品化率算出部733は、取得した家電リサイクル製品に対応する家電コンテナ番号に基づき、この家電コンテナに収容されている家電リサイクル製品の重量の平均値を用いて、解体された家電リサイクル製品の重量を算出する。
そして、再商品化率算出部733は、回収物管理テーブル744において対応付けられている回収物重量を、解体された家電リサイクル製品の重量で除算して、再商品化率を算出する。
これにより、解体区分のリサイクル製品が解体された場合、解体されたことを解体情報管理サーバに登録する作業をせずとも、リサイクル製品をコンテナから取り出した際に、解体区分であることを示す情報を入力することにより、当該リサイクル製品が解体されたことを解体情報管理サーバに登録することができる。よって、作業員の作業労力を軽減することができる。
また、指定引取場所から受け入れたリサイクル製品がすぐには解体されずに、一時保管される場合、仕分区分であることを示す情報を入力し、解体情報管理サーバに登録することができる。よって、実際には解体されていないリサイクル製品が、解体されたものとして管理される事態を回避することができる。これにより、実際に解体したリサイクル製品の重量に基づき、再商品化率を算出することができるため、再商品化率の精度を向上させることができる。
また、上記プログラムは、このプログラムを記録装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (6)
- 複数のリサイクル製品を収容したコンテナを秤量して当該コンテナに収容されている複数のリサイクル製品の総重量を示す情報を取得する秤量管理端末と、
前記複数のリサイクル製品を収容したコンテナのそれぞれを識別するために割り当てられた固有のコンテナ識別情報と、前記コンテナから取り出された前記リサイクル製品のそれぞれを識別するために割り当てられた固有のリサイクル製品識別情報とを、それぞれ対応付けた情報と、前記リサイクル製品のうち解体された前記リサイクル製品を示す前記リサイクル製品識別情報とを取得する解体管理端末と、
前記リサイクル製品を解体することによって得られた回収物を秤量して前記回収物の重量を示す情報を前記回収物の品目ごとに取得する回収管理端末と、
前記秤量管理端末、前記解体管理端末および前記回収管理端末のそれぞれがネットワークを介して接続され、各端末によって取得された情報に基づき、解体された前記リサイクル製品を前記リサイクル製品識別情報によって管理するとともに、前記解体された前記リサイクル製品から回収された前記回収物の重量を当該解体された前記リサイクル製品の重量で除算した再商品化率を算出する解体情報管理サーバと、を備え、
前記解体情報管理サーバは、
前記コンテナから取り出された前記リサイクル製品の前記リサイクル製品識別情報に基づき前記コンテナ内に収容されていた前記リサイクル製品の個数を算出し、当該コンテナに収容されている複数のリサイクル製品の総重量を前記リサイクル製品の個数で除算することにより当該リサイクル製品の重量の平均値を算出し、前記解体された前記リサイクル製品の重量を前記リサイクル製品の重量の平均値に基づき算出することを特徴とするリサイクル管理システム。 - 前記解体情報管理サーバは、
前記回収物が回収された回収期間を示す回収期間情報と前記リサイクル製品が解体された解体期間を示す解体期間情報とに基づき、前記回収期間内において解体された前記リサイクル製品の再商品化率を算出することを特徴とする請求項1に記載のリサイクル管理システム。 - 前記解体情報管理サーバは、
前記リサイクル製品識別情報を取得できない前記リサイクル製品に対して、当該リサイクル製品を識別するための固有の仮リサイクル製品識別情報を割り当て、当該リサイクル製品を収容した前記コンテナを示す前記コンテナ識別情報と当該仮リサイクル製品識別情報とを対応付けて、前記コンテナから取り出された前記リサイクル製品を管理することを特徴とする請求項1又は2に記載のリサイクル管理システム。 - 前記解体管理端末は、
当日中に解体される解体区分の前記リサイクル製品であることを示す解体区分情報、あるいは、当日中に解体されない仕分区分の前記リサイクル製品であることを示す仕分区分情報を、前記リサイクル製品識別情報と対応付けて取得し、
前記解体情報管理サーバは、
前記解体区分情報が対応付けられている前記リサイクル製品識別情報の前記リサイクル製品を解体されたものとして管理することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載のリサイクル管理システム。 - 秤量管理端末が、
複数のリサイクル製品を収容したコンテナを秤量して当該コンテナに収容されている複数のリサイクル製品の総重量を示す情報を取得するステップと、
解体管理端末が、
前記複数のリサイクル製品を収容したコンテナのそれぞれを識別するために割り当てられた固有のコンテナ識別情報と、前記コンテナから取り出された前記リサイクル製品のそれぞれを識別するために割り当てられた固有のリサイクル製品識別情報とを、それぞれ対応付けた情報と、前記リサイクル製品のうち解体された前記リサイクル製品を示す前記リサイクル製品識別情報とを取得するステップと、
回収管理端末が、
前記リサイクル製品を解体することによって得られた回収物を秤量して前記回収物の重量を示す情報を前記回収物の品目ごとに取得するステップと、
解体情報管理サーバが、
前記コンテナから取り出された前記リサイクル製品の前記リサイクル製品識別情報に基づき前記コンテナ内に収容されていた前記リサイクル製品の個数を算出し、当該コンテナに収容されている複数のリサイクル製品の総重量を前記リサイクル製品の個数で除算することにより当該リサイクル製品の重量の平均値を算出し、解体された前記リサイクル製品の重量を前記リサイクル製品の重量の平均値に基づき算出するステップと、
前記解体情報管理サーバが、
上述のステップにおいて取得された情報に基づき、解体された前記リサイクル製品を前記リサイクル製品識別情報によって管理するとともに、前記解体された前記リサイクル製品から回収された前記回収物の重量を前記解体された前記リサイクル製品の重量で除算した再商品化率を算出するステップと、
を備えるリサイクル管理方法。 - コンピュータを、
複数のリサイクル製品を収容したコンテナを秤量して当該コンテナに収容されている複数のリサイクル製品の総重量を示す情報を取得する手段、
前記複数のリサイクル製品を収容したコンテナのそれぞれを識別するために割り当てられた固有のコンテナ識別情報と、前記コンテナから取り出された前記リサイクル製品のそれぞれを識別するために割り当てられた固有のリサイクル製品識別情報とを、それぞれ対応付けた情報を取得する手段、
前記リサイクル製品のうち解体された前記リサイクル製品を示す前記リサイクル製品識別情報を取得する手段、
前記リサイクル製品を解体することによって得られた回収物を秤量して前記回収物の重量を示す情報を前記回収物の品目ごとに取得する手段、
上述の手段において取得された情報に基づき、解体された前記リサイクル製品を前記リサイクル製品識別情報によって管理するとともに、前記解体された前記リサイクル製品から回収された前記回収物の重量を当該解体された前記リサイクル製品の重量で除算した再商品化率を算出する手段、
前記コンテナから取り出された前記リサイクル製品の前記リサイクル製品識別情報に基づき前記コンテナ内に収容されていた前記リサイクル製品の個数を算出し、当該コンテナに収容されている複数のリサイクル製品の総重量を前記リサイクル製品の個数で除算することにより当該リサイクル製品の重量の平均値を算出し、解体された前記リサイクル製品の重量を前記リサイクル製品の重量の平均値に基づき算出する手段、
として機能させるためのプログラム。
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