[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5325580B2 - Semを用いた欠陥観察方法及びその装置 - Google Patents

Semを用いた欠陥観察方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5325580B2
JP5325580B2 JP2009003039A JP2009003039A JP5325580B2 JP 5325580 B2 JP5325580 B2 JP 5325580B2 JP 2009003039 A JP2009003039 A JP 2009003039A JP 2009003039 A JP2009003039 A JP 2009003039A JP 5325580 B2 JP5325580 B2 JP 5325580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnification
defect
image
low
sem
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009003039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010161247A (ja
Inventor
剛 上瀧
敦 宮本
亮 中垣
大博 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2009003039A priority Critical patent/JP5325580B2/ja
Priority to PCT/JP2009/070364 priority patent/WO2010079657A1/ja
Priority to US13/143,345 priority patent/US9082585B2/en
Publication of JP2010161247A publication Critical patent/JP2010161247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5325580B2 publication Critical patent/JP5325580B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/22Optical, image processing or photographic arrangements associated with the tube
    • H01J37/222Image processing arrangements associated with the tube
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/001Industrial image inspection using an image reference approach
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/26Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
    • H01J37/261Details
    • H01J37/265Controlling the tube; circuit arrangements adapted to a particular application not otherwise provided, e.g. bright-field-dark-field illumination
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/26Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
    • H01J37/28Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes with scanning beams
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10056Microscopic image
    • G06T2207/10061Microscopic image from scanning electron microscope
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30148Semiconductor; IC; Wafer
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/26Electron or ion microscopes
    • H01J2237/28Scanning microscopes
    • H01J2237/2813Scanning microscopes characterised by the application
    • H01J2237/2817Pattern inspection
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • H01L22/10Measuring as part of the manufacturing process
    • H01L22/12Measuring as part of the manufacturing process for structural parameters, e.g. thickness, line width, refractive index, temperature, warp, bond strength, defects, optical inspection, electrical measurement of structural dimensions, metallurgic measurement of diffusions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

本発明は、半導体ウェハの製造工程において発生する各種欠陥を観察しその欠陥を分類する欠陥観察装置に関するもので、特にその欠陥部位およびその欠陥部位の良品状態の画像を高速に自動収集する機能を備えた欠陥観察装置とそれを用いた欠陥観察方法に関するものである。
半導体ウェハに形成される回路パターンの微細化がますます進んでいる。回路パターンの微細化につれ、その製造工程で発生する欠陥が製品歩留まりに与える影響は大きくなってきており、製造段階においてそのような欠陥が発生しないように管理することはますます重要となっている。
現在、半導体ウェハの製造現場では、一般的に欠陥検査装置と欠陥観察装置とを用いることで歩留り対策を行っている。欠陥検査装置とは、ウェハ上のどの位置に欠陥が存在するかを高速に調べるものである。光学的な手段もしくは電子線を用いてウェハ表面の状態を画像化しその画像を自動処理することで、欠陥の存在の有無を調べる。欠陥検査装置では、その高速性が重要であるため、可能な限り取得する画像の画素サイズを大きく(つまり低解像度化)することによる画像データ量の削減を行っており、多くの場合、検出した低解像度の画像からは欠陥の存在は確認できても、その欠陥の種類を判別することはできないという課題がある。
一方、欠陥観察装置とは、欠陥検査装置によって検出された各欠陥について、画素サイズを小さくした状態で(つまり解像度の高い)画像を撮像し、その欠陥を分類するのに用いられる装置である。現在、各メーカより、画像撮像処理や分類処理を人手もしくは計算機による自動処理で行う欠陥観察装置が市場に投入されている。この欠陥観察装置において十分に精度の高い分類を行うために必要となる画像の解像度は、対象の欠陥により決定される。ますます微細化が進む半導体製造プロセスにおいては、その欠陥サイズが数十ナノメートルのオーダに達していることもあり、画素サイズを数ナノメートルにすることが可能な走査型電子顕微鏡(以下、SEM:Scanning Electron Microscope)を用いた欠陥観察装置が普及しつつある。
半導体の生産現場で用いられる欠陥観察用走査型電子顕微鏡(以下レビューSEM)の装置構成や本装置が持つ機能の概略については、特開2001−331784号公報(特許文献1)に開示されている。そこでは、欠陥検査装置から得られる各欠陥の座標データと、そのウェハをレビューSEMに与えることで、レビューSEM上で、各欠陥を視野に含む画像(以下欠陥画像)とその欠陥画像と同一のパターンが形成されている部位で視野に欠陥を含まない良品パターンの画像(以下参照画像)とを自動取得(以下ADR:Automatic Defect Review)し、それらの画像を用いて欠陥を分類する(以下ADC:Automatic Defect Classification)技術について記載されている。
ADR処理として、前記欠陥部位を低倍率で撮像した欠陥画像(以下低倍欠陥画像)と欠陥部位の良品パターンが形成されている部位を低倍率で撮像した参照画像(以下低倍参照画像)を比較し、これら2枚の画像間の差異を欠陥として検出した後に、それぞれの検出位置を高倍率で撮像した欠陥画像(以下高倍欠陥画像)および参照画像(以下高倍参照画像)を取得する方法が特許第3893825号公報(特許文献2)に公開されている。通常、半導体ウェハにおいては、同一チップが複数配置されているため、欠陥が存在する座標から1チップ分移動した場所を撮像した画像を参照画像として用いることが一般的である。
ADC処理は、ADR処理から得られる高倍欠陥画像および高倍参照画像(それぞれ、2次電子画像や反射電子画像からなる)を用いて、高倍欠陥画像内に存在する欠陥の形状を認識したり、その欠陥の表面の凹凸状態を調べたり、またその欠陥が背景の回路パターンに対しどの位置にあるか(例えば、配線間をまたがっているのか、1本の配線上に存在するか、もしくは配線が無い領域に存在するか等)を調べその致命性を判定するなど、幾つかの基準を用いることで、各欠陥を複数のクラスに分類する処理である。
レビューSEMにおける技術課題として、欠陥画像および参照画像を自動取得するADRの高スループット化および撮像した欠陥画像を分類するADCの高精度化がある。
ADRの高スループット化技術に関して、特開2003−98114号公報(特許文献3)には、欠陥画像から推定した欠陥の背景回路パターンの周期情報を用いて参照画像を推定する技術(以下参照画像合成方式)が記載されている。また、特開2006−269489号公報(特許文献4)には、低倍参照画像をデジタルズームにより拡大することで高倍参照画像を取得する技術(以下デジタルズーム方式)が記載されている。これらの手法は、参照画像を撮像せずに参照画像に相当する画像を取得可能であるためADRの処理時間を大幅に短縮できる。
ADCの高精度化に関して、高い画像解像度を持つ高倍参照画像を取得することは重要である。なぜならば、ADC処理において高倍参照画像は、高倍欠陥画像との比較による欠陥領域抽出処理および、高倍参照画像から抽出した回路パターン位置と欠陥位置との関係によって欠陥の致命性を判定する欠陥致命性判定処理等に用いられ、これらの処理結果がADCの分類性能に影響するためである。
特開2001−331784号公報 特許第3893825号公報 特開2003− 98114号公報 特開2006−269489号公報
しかしながら、特許文献3および特許文献4に開示された参照画像を撮像しないADR処理は、処理の高スループット化を実現できる一方、高い画像解像度を持つ高倍参照画像の取得については考慮されていない。特許文献3に開示されたデジタルズーム方式は、低倍撮像視野が広く高倍撮像視野が狭いほど低倍参照画像から高倍参照画像を作成するために低倍参照画像を拡大する倍率が大きくなり、高倍参照画像がぼけてしまう(つまり、画像解像度が低くなる)という課題がある。
また、特許文献4に開示された参照画像合成方式は欠陥部位の良品パターンを周辺パターンから推定するため、真の良品パターンと多少乖離した参照画像を合成する可能性があるという課題がある。
また、特許文献2に開示された高倍欠陥画像の撮像位置を1チップ分移動した位置を撮像し高倍参照画像を取得する方式は、上記の画像解像度の低下および真の良品パターンとの乖離を回避することができるが、一般的にチップ間の視野移動はステージ移動を伴うためスループットが低下するという課題がある。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、半導体ウェハ等に発生した欠陥を対象として、画像解像度の低下およびステージ移動なしに高倍参照画像の撮像を高速に行うことを可能にする欠陥観察装置(レビューSEM)及びそれを用いた欠陥観察方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は走査型電子顕微鏡(SEM)を用いた試料上の欠陥部位および前記欠陥部位の良品パターンが形成されている部位を詳細に観察する方法および装置において、光学的な手段もしくは電子線を用いたウェハ欠陥検査から得られる欠陥の座標もしくは、半導体製造時に欠陥となる可能性が高い危険箇所の座標を入力位置(以下、欠陥概位置とする)とし、前記欠陥概位置を低倍率で撮像して低倍欠陥画像を取得する低倍欠陥画像撮像ステップと、前記低倍欠陥画像から欠陥が存在する高倍欠陥画像撮像領域を特定する高倍欠陥画像撮像領域特定ステップと、前記高倍欠陥画像撮像領域を高倍率で撮像して高倍欠陥画像を取得する高倍欠陥画像撮像ステップと、前記低倍欠陥画像撮像時に視野移動した欠陥概位置からステージ移動なしに撮像可能な範囲内で前記高倍欠陥画像撮像領域の画像の良品パターンが形成されている部位を持つ高倍参照画像撮像領域を探索する高倍参照画像撮像領域探索ステップと、前記高倍参照画像撮像領域の画像(以下、近傍高倍参照画像)を撮像する近傍高倍参照画像撮像ステップと、を有することを特徴とする。 すなわち、本発明によってステージの移動なしに高倍参照画像を撮像することが可能であり、高倍参照画像取得の処理時間短縮が可能となる。
また、高倍欠陥画像撮像領域あるいはその周辺領域は、電子線照射によるコンタミネーション(試料上への汚染物質の付着)が発生している危険性があるため、前記近傍高倍参照画像撮像領域ステップは前記高倍欠陥画像撮像領域あるいは、その周辺領域と重複しないように高倍参照画像撮像領域を探索することを特徴とする。
また、本発明において前記近傍高倍参照画像撮像領域は、ステージの移動なしに撮像可能な範囲の領域を撮像した探索用欠陥画像を取得し、前記探索用低倍欠陥画像から前記探索テンプレートを用いて前記高倍参照画像撮像領域を探索することを特徴とする。
また、本発明において、前記近傍高倍参照画像撮像領域ステップはステージの移動なしで、なおかつ歪みの少ない画質が良好な画像を撮像可能な範囲の領域を撮像した探索用欠陥画像を取得し、前記探索用低倍欠陥画像から前記探索テンプレートを用いて高倍参照画像撮像領域を探索することを特徴とする。
また、本発明は低倍参照画像を撮像しない場合(以下、低倍参照画像撮像レスモード)においても適用可能である。本発明は前記低倍参照画像撮像レスモードでの高倍参照画像撮像領域探索ステップは、低倍欠陥画像の良品パターンが形成されている部位を持った低倍参照画像の推定画像(以下、低倍推定参照画像)を生成する低倍推定参照画像生成ステップと、低倍推定参照画像から高倍参照画像領域を決定する高倍推定参照画像領域決定ステップと、前記高倍推定参照画像領域の画像をテンプレートとして低倍欠陥画像から高倍参照画像撮像領域を探索する近傍高倍参照画像撮像領域探索ステップと、を有することを特徴とする。ここで、低倍推定参照画像は例えば、パターンの繰り返し周期性を利用して低倍欠陥画像から推定することができる。
本発明は、低倍参照画像撮像モード、低倍参照画像撮像レスモードおよび高倍参照画像推定モードなどの従来のシーケンスに適用可能であり、近傍高倍参照画像撮像領域探索処理の成否を判定する機能を用いて、本発明のシーケンスが失敗した場合は従来シーケンスに切り替えが可能である。また、本発明は上記モードに限定されるものではなく、低倍欠陥画像、低倍参照画像(撮像あるいは推定によって得られた低倍参照画像)および、高倍参照画像撮像時におけるステージ位置を入力として本発明である近傍高倍参照画像撮像領域探索ステップを実行し高倍参照画像を取得することが可能である。
本発明によれば、他の検査装置で検査して検出した半導体ウェハ上の欠陥を対象とした欠陥観察装置において、高スループットかつ高精度な自動欠陥分類処理の実現を可能にした。したがって、従来と同じ処理時間でより多くの欠陥をより高精度に分類することが可能となる。その結果、本発明によって半導体製造における問題工程の特定精度が向上し、半導体製造における歩留まりの向上が期待できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図を用いて説明する。
本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理およびADC処理の第1の実施例について説明する。本第1の実施例においては、撮像した低倍参照画像を利用して低倍欠陥画像撮像位置からステージ移動なしに高倍参照画像を撮像する。
先ず、本発明に関わる走査電子顕微鏡を用いた欠陥観察装置(レビューSEM)の装置構成に関して図1を用いて説明する。本発明に係るレビューSEM装置は,SEM画像取得部118と信号処理部119で構成され,その間はバス120で繋がれている。SEM画像取得部118において101は1次電子108を発生させる電子源,102は1次電子を加速する為の加速電極,103は1次電子を収束する為の集束レンズ,104は1次電子を2次元走査偏向する偏向器,105は1次電子を観察対象試料であるウェハ106上に収束させるための対物レンズである。107は試料を搭載するXY平面内で移動可能なステージである。110は試料より発生した2次電子109を検出する検出器,121は試料面で反射した1次電子を検出する検出器,111は検出された信号をデジタル化するA/D変換器である。これらの各部位は,バス120を通じて全体制御部112に接続されている。
一方,信号処理部119は,全体制御部112、画像処理部113、記憶部116及び入出力部117とを備えて構成されている。そして画像処理部113は、さらに取得画像に対し画像処理や分類処理を行うプログラムメモリ部114,取得した画像および欠陥情報等を記憶する画像メモリ部115を備えている。また、記憶部116には、前記欠陥検査装置で検査して得た座標情報を含む観察条件情報(レシピ)やバス120を介して図示していないデータサーバから取り込んだ検査対象チップの設計情報が格納される。入出力部117は、装置に対し指示を与える為のキーボードやマウスなどのデバイス,及び装置からのデータを出力するモニタやプリンタなどを備えて構成されている。そして、全体制御部112、画像処理部113、記憶部116及び入出力部117の間はバス120により互いに接続されている。
SEMによる画像の撮像処理では、電子源101より放出された1次電子108が、加速電極102により加速された後、集束レンズ103で収束され、その後さらに対物レンズ105で収束され、ウェハ106の測定部位に照射される。その際、偏向器104は、レシピに登録された倍率で定まる視野範囲を1次電子が2次元走査するように、1次電子ビームを偏向する。電子ビームの照射により試料表面から発生した、2次電子109や反射電子1091は、2次電子検出器110や反射電子検出器121により捕獲され、シンチレータ(図示せず)により光信号に変換された後さらに、光電子倍増管(図示せず)により電気信号に変換された後、デジタル化手段111で、デジタル信号に変換される。得られたデジタル信号はデジタル画像として、画像メモリ部115に格納される。なお、走査型電子顕微鏡においては、その試料から発生する2次電子等のショットノイズが多いため、同一箇所を1度スキャンするだけでは、十分にS/N比の高い画像を得ることができない場合が多い。そのため、通常はレシピに指定されたスキャン回数(フレーム数)だけ、1次電子ビームの走査及びデジタルデータの取得が行われ、後にそれらの平均画像を求めることで画像データを生成する。
ADR処理およびADC処理の開始前に、ウェハ106はステージ107に搭載されており、さらにウェハ106を欠陥検査装置(図示せず)により検査して得られた各欠陥のウェハ106上の位置情報、及びSEM画像取得部118でウェハ106を撮像する際の各種の電子光学系条件(例えば、加速電圧、プローブ電流、撮像倍率)等の条件が記憶部116のレシピファイルに格納されているものとする。この際、記憶部116のレシピファイルに設定する撮像倍率には通常、低倍率(例えば1万倍程度)及び高倍率(欠陥サイズにより倍率は変動するが、例えば最大20〜30万倍程度)の2種が設定される。これは、半導体製造プロセスにおいて管理すべき微小な欠陥の分類処理を行うには、その撮像倍率を5万倍から最大30万倍程度に設定する必要があるが、そのような条件下では撮像視野が狭くなり、上記検査装置の検出精度が悪い場合には、欠陥部位が欠陥観察装置(レビューSEM)の視野に入らなくなる場合が想定されるからである。
そのため、画像取得処理つまりADR処理では、(1)低倍率で視野の広い画像を取得し、その画像視野内からの欠陥位置の抽出、(2)抽出された欠陥位置を高倍率で撮像する、という2ステップの処理を行う。SEMの操作者は、入出力部117を通して、記憶部116に登録された複数のレシピから、測定に用いるレシピを例えば入出力部117のモニタに表示してモニタ上で選択する。その時、SEMの操作者は必要に応じて選択したレシピのパラメータを変更することができる。そして、選択したレシピに格納された処理条件に従い、ADR処理およびADC処理を行うように全体制御部112が指示を与える。
上記の手順によりADR処理およびADC処理対象となるウェハおよびレシピを設定した後、図2に示すシーケンスに従ってADR処理およびADC処理を行う。図3はそのシーケンスにより得られる欠陥画像および参照画像の例を模式的に示したものである。同図の欠陥画像および参照画像において、下地パターンを白色の領域、配線パターンをハッチングを施した領域として模式的に示している。
次に、本発明におけるADR処理およびADC処理に関して、以下図2および図3を用いて本発明のシーケンスについて説明する。先ず、ADR処理およびADC処理に必要な入力情報201を入力する。入力情報201には、光学的な手段もしくはSEMを用いた欠陥検査装置(図示せず)でウェハを検査して得られた欠陥のウェハ上での座標情報またはウェハ上に多数形成されたチップ内の座標情報、もしくは半導体製造時に欠陥となる可能性が高い危険箇所の座標情報を含む欠陥概位置情報202、処理対象となるウェハのチップ配置やチップサイズ、チップ内の回路パターンのレイアウト情報等の設計情報を含んだウェハ情報203、およびADR処理およびADC処理の各種パラメータや低倍または高倍の撮像視野などの情報204を含む。
次に、全体制御部112は、ADR処理およびADC処理対象の欠陥一つ一つについて、記憶部116のレシピファイルに記憶されている欠陥の位置情報に基づいて欠陥が存在しない参照パターンが視野に入るようにステージ107を移動させ(ステップ205)、低倍率で撮像し低倍参照画像301を取得する(ステップ206)。この参照パターンとは欠陥部位と同一の回路パターンが形成された領域で欠陥が存在しない領域のことであり、同一のチップが多数配列して形成される半導体ウェハにおいては、隣接するチップにおいて欠陥箇所のチップ内の相対座標が同一の領域を撮像し前記参照パターンとして用いることができる。
続いて、記憶部116のレシピファイルに記憶されている欠陥の位置情報に基づいて試料ウェハ106上の対象欠陥が撮像視野に入るようにステージ107を移動した後(ステップ207)、低倍欠陥画像302を低倍率で撮像し取得する(ステップ208)。次に、プログラムメモリ部114の欠陥抽出機能部1142に記憶された欠陥抽出処理プログラムに従って低倍欠陥画像302及び低倍参照画像301との差分比較を行い欠陥位置の抽出を行う(ステップ209)。
次に、前記抽出した欠陥位置を中心とした高倍欠陥画像撮像領域303を撮像し、高倍欠陥画像308を取得する(ステップ210)。低倍参照画像301に対して、前記高倍欠陥画像撮像領域303とチップ内の座標が同一の領域を、隣接参照画像領域304として取得し、隣接参照画像領域304の画像を切り出して画像メモリ部115に格納する。この切り出した画像を探索テンプレート305とし、この探索テンプレート305および低倍欠陥画像302を入力として、プログラムメモリ部114のパターンマッチング部1144に格納されたパターンマッチングプログラムを実行し、低倍欠陥画像302において探索テンプレート305と最もパターンが類似した近傍高倍画像撮像領域306を探索する(ステップ211)。
図4は前記パターンマッチング部1144に格納されたパターンマッチングプログラム1144を用いた探索の様子を模式的に示したものである。
パターンマッチング部1144に格納されたパターンマッチングプログラム1144は、たとえば正規化相関マッチングなどの一般的なパターンマッチング法を用いて低倍欠陥画像302と探索テンプレート305の画像が最も類似する最良マッチング位置401及び、その時の類似性を数値化したマッチングスコアを算出する。前記マッチングスコアの算出方法として正規化相関値等の一般的なパターンマッチング手法を用いることができる。このとき、低倍欠陥画像302に含まれる高倍欠陥画像撮像領域303は、一般的に探索テンプレート305と類似したパターンを持つため、この位置を最良マッチング位置として検出する危険性がある。
しかし、この位置を撮像しても高倍欠陥画像撮像領域303と同じ箇所を撮像することになり、所望の欠陥部位を含まない高倍参照画像を取得することができない。さらに、高倍欠陥画像撮像領域303あるいは、その周辺領域403は電子線照射によるコンタミネーション(試料上への汚染物質の付着)が発生している危険性がある。近傍高倍参照画像慮域内においてコンタミネーションが発生している箇所を近傍高倍参照画像として選択しないため、前記高倍欠陥画像撮像領域303あるいは前記周辺領域403を探索禁止領域とし、前記探索禁止領域と重複する領域を除外して高倍参照画像撮像領域306を探索する。
また、近傍高倍画像撮像領域306の探索は図7に示すように低倍欠陥画像撮像視野701に限らず、ステージ移動なしに撮像可能な範囲702から取得可能である。この場合、ステージ移動なしに撮像可能な範囲702を撮像して探索用欠陥画像を取得しておき、前記探索用欠陥画像から近傍高倍画像撮像領域306を探索する。ただし、通常ステージ中心座標703から離れるに従って撮像画像に歪みが発生する危険性があるため、このような歪みが発生せずに良好な画質で画像を撮像できる範囲704(以下、良好画質撮像可能範囲)で、探索用欠陥画像を取得して近傍高倍参照画像撮像領域306を探索するように指定可能である。また、低倍欠陥画像撮像視野701内に、前記良好画質撮像可能範囲704が含まれる可能性もあるが、この場合は、低倍欠陥画像301から前記良好画質撮像可能範囲704内で近傍高倍参照画像撮像領域306を探索する。
続いて、画像処理部113は条件付隣接参照画像撮像処理212を行う。この条件付隣接参照画像撮像処理212においては、まず前記最良マッチングスコアに対して所定の閾値を設けて探索テンプレート画像と類似したパターンが低倍欠陥画像内に存在するか否かを判定する(ステップ213)。存在すると判定された場合、最良マッチング位置を中心とした近傍高倍参照画像撮像領域306を撮像し、近傍高倍参照画像307を取得する(ステップ214)。逆に、存在しないと判定された場合、従来の高倍参照画像撮像シーケンスと同様の処理を行う。すなわち、低倍参照画像302の撮像位置にステージ移動(ステップ215)を行い、隣接参照画像領域304を撮像し、高倍参照画像を取得する(ステップ216)。
このように、ステップ213において、近傍参照画像撮像領域探索(ステップ211)における探索テンプレート画像と類似したパターンがステップ208で撮像して得た低倍欠陥画像内に存在しないと判断した場合は従来の高倍参照画像撮像シーケンスを実行するよう切り替えが可能であり、安定した高倍参照画像の取得が可能である。
次に、プログラムメモリ部114の欠陥抽出機能部1142に格納された欠陥抽出プログラムに従って、ADC処理217を実施する。このADC処理217においては、欠陥領域の抽出を行い(ステップ218)、次に、欠陥分類機能部1143に格納された欠陥分類プログラムに従って、高倍欠陥画像308および高倍参照画像(近傍高倍参照画像307あるいは隣接高倍参照画像309)を入力して先に述べた欠陥分類処理(ADC処理)を行い(ステップ219)各欠陥を複数のクラスに分類する。本処理により得られた取得画像群222(低倍欠陥画像、低倍参照画像、高倍欠陥画像および高倍参照画像それぞれに対する2次電子画像および反射電子画像)および分類欠陥種情報221が出力情報220として出力される。ここまで述べたADR処理およびADC処理のシーケンスは、観察対象となる欠陥のすべてが終了するまで続けられる(ステップ223)。
本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理およびADC処理の第2の実施例について説明する。該第2の実施例は、低倍参照画像を撮像せずに、低倍欠陥画像撮像位置からステージ移動なしに高倍参照画像撮像領域を探索し、この領域を撮像するシーケンスを実現した場合である。この場合におけるADR処理およびADC処理を含めたシーケンスを図5に示す。図6はそのシーケンスにより得られる欠陥画像および参照画像の例を模式的に示したものである。本発明のシーケンスは低倍欠陥画像を最初に撮像するため、後述する欠陥抽出処理もしくは近傍高倍参照画像撮像領域の探索が失敗した場合の高倍参照画像取得のリリーフ処理は、先ず隣接チップにステージを移動し低倍参照画像301を撮像し、続けて隣接高倍参照画像309を撮像することになる。
以下、図5および図6を用いて本発明のシーケンスについて説明する。本実施例においても、実施例1で説明したのと同様に、先ず、ウェハ106を図示しない欠陥検査装置で検査して得られた各欠陥の位置座標情報およびSEM画像取得部118でウェハ106を撮像する際の各種電子光学系条件が記憶部116のレシピファイルに記憶されている。このような状態で、実施例1の場合と同様に、ADR処理およびADC処理に必要な入力情報5201を入力する。
次に、記憶部116のレシピファイルに格納されている図示しない欠陥検査装置で検査して得られた各欠陥の位置座標情報を用いて試料ウェハ106上の対象欠陥が撮像視野に入るようにステージ107を移動した後(ステップ501)、低倍欠陥画像302を取得する(ステップ502)。該取得された低倍欠陥画像302が画像メモリ部115に格納されると、良品パターン推定機能部1141に格納された良品パターン推定プログラムに従って低倍欠陥画像302に対して良品パターン推定処理(ステップ503)を行い、低倍推定参照画像601を画像撮像なしに低倍欠陥画像302から合成する。
ここで、良品パターンの推定処理としては、メモリセル等の回路パターンの繰返し周期性を利用した推定方法を用いることができる。この方法は、特許文献3に記載されているように、低倍欠陥画像から繰り返しパターンの周期を算出した後に、低倍欠陥画像の各画素に対して周期をずらして取得した正常パターンの画素を張り合わせることで、低倍欠陥画像302から低倍参照画像を合成する方法である。次に良品パターン推定処理の成否判定504を行う。良品パターン推定処理503が失敗した場合は、隣接チップとの比較による欠陥検出および高倍欠陥および参照画像の撮像処理(ステップ505)を行う。ただしこの場合は、欠陥が存在するチップと隣接するチップ上の低倍参照画像を取得していないため、先ず隣接チップの参照部にステージ移動(ステップ506)し、低倍参照画像301を撮像する(507)。
次に、低倍欠陥画像と低倍参照画像の差分比較を行い、隣接参照画像領域304および高倍欠陥撮像領域303を抽出する(ステップ508)。この時、ステージ位置は参照部にあるためステージを移動することなく隣接参照画像領域304を高倍率で撮像して高倍参照画像を取得することができる(ステップ509)。次に、欠陥部にステージ移動(ステップ510)した後に高倍の欠陥画像を撮像する(ステップ511)。
次に、低倍参照画像推定処理(ステップ503)が成功した場合の処理について述べる。先ず、前記良品パターン推定処理503によって得られた低倍推定参照画像601と低倍欠陥画像302を入力として、プログラムメモリ部114の欠陥抽出機能部1142の欠陥抽出処理プログラムに従って欠陥位置の抽出を行う(ステップ512)。次に、欠陥位置を中心とした高倍欠陥画像撮像領域303を撮像し、高倍欠陥画像308を取得する(ステップ513)。
次に、高倍参照画像の推定を行うか否か判定する(ステップ514)。この判定は、デバイスの品種、製造工程あるいはウェハ毎にレシピで指定された設定を用いるか、高倍欠陥画像内に占める欠陥領域の割合などから判定する。高倍参照画像の推定を行う場合は、プログラムメモリ部114の良品パターン推定機能部1141に格納された良品パターン推定プログラムに従って高倍参照画像推定処理(ステップ515)を実行し高倍推定参照画像を取得する。次に高倍参照画像推定の成否判定を行う(ステップ516)。高倍参照画像の推定が成功すれば、ADC処理(ステップ5217)へと進む。
高倍参照画像の推定を行わない場合もしくは高倍参照画像推定処理515が失敗した場合のリリーフ処理として、近傍参照撮像領域探索ステップ517を行う。この近傍参照撮像領域探索ステップ517においては、先ず、図6に示すように、低倍推定参照画像601に対して、前記高倍欠陥画像撮像領域303と画像内の座標が同一の領域を、高倍推定参照画像領域602として取得し、この高倍推定参照画像領域602の画像を切り出して画像メモリ部115に格納する。次に、この切り出した画像を探索テンプレート305とし、この探索テンプレート305および低倍欠陥画像302を入力としてプログラムメモリ部114のパターンマッチング部1144に格納されたパターンマッチングプログラムを実行し、図6に示すように、低倍欠陥画像302において探索テンプレート305と最もパターンが類似した近傍参照撮像領域306を探索する(ステップ517)。
次に、条件付隣接参照画像撮像処理ステップ5212において、先に述べた第1の実施例と同様に近傍参照撮像領域探索の可否判定(ステップ5213)を行う。この可否判定ステップにおいて近傍参照撮像領域探索が可能と判定されれば、近傍高倍参照画像撮像領域306を撮像し(ステップ5214)、近傍高倍参照画像307を取得する。探索テンプレートと類似するパターンが低倍欠陥画像内に存在しない等の理由により近傍参照撮像領域探索が失敗した場合は、従来のシーケンスである隣接チップへステージ移動をし(ステップ5215)、隣接参照画像領域304を高倍率で撮像して高倍参照画像309を取得する(ステップ5216)。このように、近傍高倍参照画像探索シーケンスが失敗した場合(ステップ5213でNoと判定された場合)は従来のシーケンス(ステップ5215と5216)を実行するよう切り替えが可能であり、安定した高倍参照画像の取得が可能である。
上記の処理によって、低倍欠陥画像302、低倍参照画像301、近傍高倍参照画像306あるいは隣接高倍参照画像304あるいは高倍推定参照画像、および高倍欠陥画像308を取得した後、先に述べた第1の実施例と同様にADC処理(ステップ5217)に従って欠陥領域の抽出(ステップ5218)および欠陥分類(ステップ5219)を行う。取得した画像群および分類結果は出力情報5220として出力される。ここまで述べたADR処理およびADC処理のシーケンスは、観察対象となる欠陥のすべてが終了するまで続けられる(ステップ5223)。
次に、本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第3の実施例について説明する。第3の実施例は、低倍参照画像を撮像するか否かによって、第1の実施例および第2の実施例を切り替えるシーケンスを実現したものである。この場合におけるADR処理およびADC処理を含めたシーケンスを図8に示す。
以下、図8を用いて本発明のシーケンスについて説明する。先ず、各欠陥に対して低倍参照画像を撮像するか否かを判定する(ステップ801)。ここでの判定はメモリ製品もしくはロジック製品等のデバイスの品種や製造工程毎に予めレシピにマニュアルで設定しておくか、設計レイアウト情報が利用可能であれば欠陥概位置の座標と設計レイアウト情報を用いて前記2種のシーケンスを切り替える。
低倍参照画像を撮像する場合(ステップ802)は、先に図2を用いて説明した第1の実施例のシーケンスのステップ205からステップ217までを実行しADR処理およびADC処理を行う。低倍参照画像を撮像しない場合(ステップ803)は、先に図5を用いて説明した第2の実施例のシーケンスのステップ501乃至504及び5212,5217(図2に示したフロー図のステップ213および217に相当)を実行しADR処理およびADC処理を行う。これらの処理シーケンスは、観察対象となる欠陥のすべてが終了するまで続けられる(ステップ804)。なお、図8に示したフロー図においては図2または図5のフロー図におけるステージ移動のステップ(図2のステップ205,207,215及び図5のステップ501、5215)も含むが、これらのステップの記載を省略した。
本シーケンスにおける入力パラメータやシーケンスを含むレシピの設定あるいは結果の表示を行うGUIについての実施例を図9に示す。図9中のウィンドウ901に示すように以下に説明する各種情報を一画面中にあるいは分割してモニタ等に表示することができる。また,図9中の符号906,907,908,917および918に記載した記号*はシステムに入力された,あるいは出力された任意の数値(あるいは文字列)や数値の範囲,あるいは数値や数値の範囲の配列であることを示す。
入力情報の設定に関して説明する。ボックス908にて処理対象とする欠陥のIDを指定する。902は画像取得シーケンスを設定する箇所であり、ラジオボタン903で各欠陥に対して低倍参照画像を撮像するか否かを設定する。また、ラジオボタン904で、近傍高倍参照画像探索処理(ステップ211もしくはステップ517)が失敗した場合に隣接チップから参照画像を撮像するか否かを設定する。高倍参照画像を撮像しない場合は、低倍参照画像をデジタルズームにより拡大して高倍参照画像を推定する。905は近傍高倍参照画像撮像領域306の探索で用いられるパターンマッチングの各種設定を行う箇所である。ボックス906では、予め用意してあるパターンマッチングのアルゴリズムをプルダウンで選択する。ボックス907は、近傍高倍参照画像探索(ステップ211もしくはステップ517)の成否を判定するマッチングスコアのしきい値を設定する。902および905の入力情報を入力した後に、ボタン909を押すと前記設定したシーケンスおよびパラメータを用いて、ボックス908で指定したIDの欠陥を対象にADR処理およびADC処理を実行する。
ADR処理およびADC処理の出力結果の表示方法に関して説明する。ウィンドウ901の画像表示領域9100には、それぞれ前記ADR処理およびADC処理で取得した低倍欠陥画像910、低倍参照画像911、高倍欠陥画像912および高倍参照画像913が表示される。低倍参照画像911および高倍参照画像913に関しては、それぞれの画像が実際に撮像して得た画像か、良品パターン推定機能部1141に記憶された良品パターン推定プログラムを用いて推定して取得した画像か、という情報914を表示する。欠陥抽出機能部1142に記憶された欠陥抽出プログラムにより定まった高倍欠陥撮像領域919および、隣接参照画像領域920はそれぞれ低倍欠陥画像910および低倍参照画像911にオーバーレイして表示する。
領域915には近傍参照画像探索結果を表示する。具体的には、パターンマッチング部1144に記憶されたパターンマッチングプログラムに用いた探索テンプレート画像916および、パターンマッチング部1144においてパターンマッチングプログラム処理した結果得られる最良マッチング位置917の情報および、最良マッチング位置917でのマッチングスコア918を表示する。また、近傍参照画像撮像探索処理(ステップ211もしくはステップ517)により求まった近傍参照画像撮像領域306(図3参照)の情報は低倍欠陥画像910上にオーバーレイして表示する(図9の921)。
図9の画像表示領域9100に表示した低倍欠陥画像910にオーバーレイ表示した領域919,921及び低倍参照画像911にオーバーレイ表示した領域920はチェックボックス922で表示/非表示を切り替えることができる。また、図1に示したSEM画像取得部118を備えた構成により、本実施例1乃至3で説明したレビューSEMでは画像表示領域9100に表示する各画像910〜913として左右陰影像および二次電子像等を取得してそれらの何れかを表示することが可能であるが、これらの取得した画像のうちGUI上にどれを表示するかはラジオボタン923で指定することができる。ADR処理およびADC処理の出力結果を確認しながらレシピの調整を行い、レシピ調整が完了したならばボタン924を押して902および905の入力情報をレシピに保存する。また、ボタン925を押して、GUIに表示しているレシピ設定内容で全欠陥に対してADR処理およびADC処理を行い、その結果を確認することでレシピの出来栄えを確認することができる。
本発明に関わる装置の構成図である。 本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第1の実施例を示す処理フロー図である。 本発明にADR処理及びADC処理の第1の実施例の説明図である。 本発明に関わる低倍欠陥画像から高倍参照画像として利用可能な領域を探索する実施例の説明図である。 本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第2の実施例を示す処理フロー図である。 本発明に関わるADR処理及びADC処理の第2の実施例の説明図である。 本発明に関わる近傍高倍参照画像撮像領域の探索範囲の説明図である。 本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第3の実施例を示す処理フロー図である。 本発明に関わる欠陥画像および参照画像観察用インターフェースの例である。
101…電子源、102…加速電極、103…集束レンズ、104…偏向器、105…対物レンズ、106…試料、107…ステージ、108…1次電子、109…2次電子、110…2次電子検出器、111…A/D変換機、112…全体制御部、113…画像処理部、116…レシピ部、117…入出力部、120…バス、121…反射電子検出器

Claims (6)

  1. SEMを用いた欠陥観察装置であって、
    他の検査装置で検査して検出した試料上の欠陥の位置情報を取得する欠陥情報取得手段
    と、
    前記試料の表面に収束させた電子線を照射して走査し前記試料の電子線画像を取得する
    走査型電子顕微鏡(SEM)と、
    該SEMで取得した画像を処理する画像処理手段と、
    前記走査型電子顕微鏡(SEM)と前記画像処理手段とを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記欠陥情報取得手段で取得した前記試料上の欠陥の位置情報を用い
    て走査型電子顕微鏡(SEM)を制御して前記他の検査装置で検査して検出した試料上の
    欠陥を含む領域を低倍率で撮像し、
    前記画像処理手段は、前記走査型電子顕微鏡(SEM)により低倍率で撮像して得た前
    記試料上の欠陥を含む低倍率の画像を低倍率の参照画像と比較して前記欠陥を抽出して該
    欠陥の位置情報を取得し、
    前記制御手段は、更に該取得した欠陥の位置情報を用いて走査型電子顕微鏡(SEM)
    を制御して前記試料上の欠陥を含む領域を高倍率で撮像して前記欠陥を含む領域の高倍率
    の画像を得、
    前記画像処理手段は、更に前記欠陥を含む領域の高倍率の画像と比較する高倍率の参照
    画像を、前記低倍率で撮像した前記欠陥を含む領域の画像から前記高倍率の参照画像を撮
    像する領域を探索して該探索に成功した場合には該探索した領域を前記走査型電子顕微鏡
    (SEM)で高倍率で撮像することにより得、前記探索に失敗した場合には前記試料上の
    参照部へ前記SEMの視野を移動させて前記参照部を高倍率で撮像することにより得、該
    得た高倍率の参照画像を前記欠陥を含む領域の高倍率の画像と比較することにより欠陥の
    高倍率の画像を取得することを特徴とし、前記画像処理手段は、前記低倍率で撮像した前記欠陥を含む領域の画像から前記高倍率の参照画像を撮像する領域を探索することを、前記試料上に複数形成された本来同一形状となるパターンが形成された複数のチップのうち前記欠陥を含む領域の高倍率の画像が撮像されたチップに隣接するチップ内で前記欠陥を含む領域の高倍率の画像と同一の座標領域を前記低倍率で撮像して得た隣接低倍率画像から切り出して探索テンプレートを作成し、該作成した検索テンプレートを用いて前記欠陥を含む低倍率の画像からパターンマッチングの手法で前記高倍率の参照画像を取得する範囲を探索することを特徴とするSEMを用いた欠陥観察装置。
  2. 請求項1記載のSEMを用いた欠陥観察装置であって、前記画像処理手段は、前記低倍率の
    参照画像を前記走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて前記試料の欠陥を含む領域を前記低
    倍率で撮像して得た低倍率の欠陥画像から推定可能かを判定し、推定可能と判定した場合
    には前記低倍率で撮像した前記欠陥を含む領域の画像から前記低倍率の参照画像を作成す
    ることを特徴とするSEMを用いた欠陥観察装置。
  3. 請求項1記載のSEMを用いた欠陥観察装置であって、前記画像処理手段は、前記低倍
    率の参照画像を前記走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて前記試料の欠陥を含む領域を前
    記低倍率で撮像して得た低倍率の欠陥画像から前記低倍率の参照画像を推定可能かを判定
    し、推定不可能と判定した場合には前記制御手段で前記走査型電子顕微鏡(SEM)を制
    御して前記試料上に複数形成された本来同一形状となるパターンが形成された複数のチッ
    プのうち前記欠陥を含む領域の画像が撮像されたチップに隣接するチップ内で前記欠陥を
    含む領域と同一の座標領域を前記低倍率で撮像して前記低倍率の参照画像を取得すること
    を特徴とするSEMを用いた欠陥観察装置。
  4. 他の検査装置で検査して検出した試料上の欠陥の位置情報を得、
    該得た前記試料上の欠陥の位置情報に基づいて走査型電子顕微鏡(SEM)により前記
    欠陥を含む領域を低倍率で撮像し、
    該低倍率で撮像して得た前記欠陥を含む低倍率の画像を低倍率の参照画像と比較して前
    記欠陥を抽出して該欠陥の位置情報を取得し、
    該取得した欠陥の位置情報に基づいて前記SEMにより前記欠陥を含む領域を高倍率で
    撮像し、
    該撮像して得た前記欠陥を含む領域の高倍率の画像を高倍率の参照画像と比較すること
    により欠陥の高倍率の画像を取得する
    SEMを用いた試料上の欠陥を観察する方法であって、
    前記高倍率の参照画像は、前記低倍率で撮像した前記欠陥を含む領域の画像から前記高
    倍率の参照画像を撮像する領域を探索して該探索に成功した場合には該探索した領域を前
    記高倍率で撮像することにより得、前記探索に失敗した場合には前記試料上の参照部へ前
    記SEMの視野を移動させて前記参照部を高倍率で撮像する
    SEMを用いた欠陥観察方法であって、前記試料上には本来同一形状と
    なるパターンが形成されたチップが複数形成されており、前記低倍率で撮像した前記欠陥
    を含む領域の画像から前記高倍率の参照画像を撮像する領域を探索することを、前記撮像
    して取得した前記欠陥を含む領域の高倍率の画像と前記チップ内の座標が同一の隣接チッ
    プ内の領域を前記低倍率で撮像して得た隣接低倍率画像から切り出して探索テンプレート
    を作成し、該作成した探索テンプレートを用いて前記欠陥を含む低倍率の画像からパター
    ンマッチングの手法で前記高倍率の参照画像を取得する範囲を探索することを特徴とする
    SEMを用いた欠陥観察方法。
  5. 請求項4記載のSEMを用いた欠陥観察方法であって、前記走査型電子顕微鏡(SEM
    )を用いて前記試料の欠陥を含む領域を前記低倍率で撮像して得た低倍率の欠陥画像から
    前記低倍率の参照画像を推定可能かを判定し、推定可能と判定した場合には前記低倍率で
    撮像した前記欠陥を含む領域の画像から前記低倍率の参照画像を作成することを特徴とす
    るSEMを用いた欠陥観察方法。
  6. 請求項4記載のSEMを用いた欠陥観察方法であって、前記走査型電子顕微鏡(SEM
    )を用いて前記試料の欠陥を含む領域を前記低倍率で撮像して得た低倍率の欠陥画像から
    前記低倍率の参照画像を推定可能かを判定し、推定不可能と判定した場合には前記試料上
    に複数形成された本来同一形状となるパターンが形成された複数のチップのうち前記欠陥
    を含む領域の画像が撮像されたチップに隣接するチップ内で前記欠陥を含む領域と同一の
    座標領域を前記低倍率で撮像して前記低倍率の参照画像を取得することを特徴とするSE
    Mを用いた欠陥観察方法。
JP2009003039A 2009-01-09 2009-01-09 Semを用いた欠陥観察方法及びその装置 Expired - Fee Related JP5325580B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009003039A JP5325580B2 (ja) 2009-01-09 2009-01-09 Semを用いた欠陥観察方法及びその装置
PCT/JP2009/070364 WO2010079657A1 (ja) 2009-01-09 2009-11-27 Semを用いた欠陥観察方法及びその装置
US13/143,345 US9082585B2 (en) 2009-01-09 2009-11-27 Defect observation method and device using SEM

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009003039A JP5325580B2 (ja) 2009-01-09 2009-01-09 Semを用いた欠陥観察方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010161247A JP2010161247A (ja) 2010-07-22
JP5325580B2 true JP5325580B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=42316429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009003039A Expired - Fee Related JP5325580B2 (ja) 2009-01-09 2009-01-09 Semを用いた欠陥観察方法及びその装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9082585B2 (ja)
JP (1) JP5325580B2 (ja)
WO (1) WO2010079657A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5542478B2 (ja) * 2010-03-02 2014-07-09 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線顕微鏡
JP2012122765A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査装置
US9442833B1 (en) * 2010-07-20 2016-09-13 Qualcomm Incorporated Managing device identity
JP5396407B2 (ja) * 2011-01-28 2014-01-22 株式会社日立ハイテクノロジーズ パターン観察装置,レシピ作成装置,レシピ作成方法
JP5937878B2 (ja) * 2012-04-24 2016-06-22 株式会社日立ハイテクノロジーズ パターンマッチング方法及び装置
JP5771561B2 (ja) * 2012-05-30 2015-09-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ 欠陥検査方法および欠陥検査装置
JP5957378B2 (ja) 2012-12-28 2016-07-27 株式会社日立ハイテクノロジーズ 欠陥観察方法および欠陥観察装置
EP2927747A3 (en) * 2014-03-31 2016-03-09 IMEC vzw Quality assessment of directed self-assembling method
KR101955268B1 (ko) * 2014-12-10 2019-03-08 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 결함 관찰 장치 및 결함 관찰 방법
US10504805B2 (en) * 2017-08-24 2019-12-10 Applied Materials Israel Ltd. Method of examining defects in a semiconductor specimen and system thereof
US11195268B2 (en) * 2018-05-22 2021-12-07 Kla-Tencor Corporation Target selection improvements for better design alignment
JP7262409B2 (ja) * 2020-03-06 2023-04-21 株式会社日立ハイテク 試料観察システム及び画像処理方法
CN113642819A (zh) * 2020-05-11 2021-11-12 上海华力集成电路制造有限公司 连环许容时间区段站点异常时产品自动调度装置和方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6476388B1 (en) * 1998-10-19 2002-11-05 Hitachi, Ltd. Scanning electron microscope having magnification switching control
JP3893825B2 (ja) * 1999-12-28 2007-03-14 株式会社日立製作所 半導体ウェーハの欠陥観察方法及びその装置
JP2001331784A (ja) 2000-05-18 2001-11-30 Hitachi Ltd 欠陥分類方法及びその装置
JP4035974B2 (ja) * 2001-09-26 2008-01-23 株式会社日立製作所 欠陥観察方法及びその装置
JP5006520B2 (ja) 2005-03-22 2012-08-22 株式会社日立ハイテクノロジーズ 欠陥観察装置及び欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法
JP4866141B2 (ja) 2006-05-11 2012-02-01 株式会社日立ハイテクノロジーズ Sem式レビュー装置を用いた欠陥レビュー方法及びsem式欠陥レビュー装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010161247A (ja) 2010-07-22
WO2010079657A1 (ja) 2010-07-15
US20110285839A1 (en) 2011-11-24
US9082585B2 (en) 2015-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5325580B2 (ja) Semを用いた欠陥観察方法及びその装置
JP4866141B2 (ja) Sem式レビュー装置を用いた欠陥レビュー方法及びsem式欠陥レビュー装置
JP4825469B2 (ja) 半導体デバイスの欠陥レビュー方法及びその装置
US8731275B2 (en) Method and apparatus for reviewing defects
KR101342203B1 (ko) Sem을 이용한 결함 검사 방법 및 장치
JP5006520B2 (ja) 欠陥観察装置及び欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法
JP5103058B2 (ja) 欠陥観察装置及び欠陥観察方法
US7932493B2 (en) Method and system for observing a specimen using a scanning electron microscope
JP5722551B2 (ja) 欠陥検査方法及びその装置
JP5390215B2 (ja) 欠陥観察方法および欠陥観察装置
JP2007225531A (ja) 欠陥観察方法及びその装置
WO2013035419A1 (ja) 欠陥検査方法および欠陥検査装置
JP5622398B2 (ja) Semを用いた欠陥検査方法及び装置
JP2009250645A (ja) 欠陥レビュー方法およびその装置
JP5018868B2 (ja) 試料の観察方法およびその装置
JP6145133B2 (ja) 荷電粒子線装置
JP5039594B2 (ja) レビュー装置,検査領域設定支援システム、および、欠陥の画像得方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5325580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees