JP5321411B2 - 高圧放電灯点灯装置及び光源装置 - Google Patents
高圧放電灯点灯装置及び光源装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5321411B2 JP5321411B2 JP2009247383A JP2009247383A JP5321411B2 JP 5321411 B2 JP5321411 B2 JP 5321411B2 JP 2009247383 A JP2009247383 A JP 2009247383A JP 2009247383 A JP2009247383 A JP 2009247383A JP 5321411 B2 JP5321411 B2 JP 5321411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- capacitor
- pressure discharge
- discharge lamp
- high pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Description
フルブリッジ回路30では、トランジスタ31及び34とトランジスタ32及び33とがブリッジ制御回路37によって所定の周波数で交互にオン・オフを繰り返すように制御され、これにより直流電源部20からの直流出力が交流矩形波出力に変換されて高圧放電灯50(以下、「ランプ」という)に供給される。以下、ランプ始動時の動作に特化して構成及び動作を説明する。
一方、図7に示すような点灯装置では、特定の極性でパルス電圧を出力することを想定していない。即ち、トランジスタ31及び34がオンの状態で放電ギャップ77が導通した場合には電極Aが正電極の状態でパルスが印加されることになり、電極Bから見た電極Aの電圧VLは図3(a)に示すように正側に大きいパルス電圧が得られる。一方、トランジスタ32及び33がオンの状態で放電ギャップ77が導通した場合には電極Aが負電極となった状態でパルスが印加され、電圧VLは図3(c)に示すように矩形波の負側サイクルに対して正側に大きいパルス電圧が重畳される。なお、説明の便宜上、図3(a)ではパルスを直線で描いているが、パルス部を拡大すると図3(b)に示すような減衰波形となっている。
従って、トリガー線51を有するランプ50を始動させる場合、確実に図3(a)のような固定の極性でパルス電圧を印加する構成が必要となる。
図1は本発明の第1の実施例の高圧放電灯点灯装置(以下、「点灯装置」という)を示す図である。点灯装置は直流電源部20、直流電源部20からの直流入力を交流出力に変換する交流出力回路としてのフルブリッジ回路30、及びイグナイタ回路40からなる。なお、直流電源部20は点灯装置に含んでもよいし、点灯装置の外部から直流電力が供給される場合には点灯装置に含まなくてもよい。
なお、以降の説明を明瞭にするために、フルブリッジ回路30の出力ラインについて、トランジスタ31とトランジスタ32の接続点が属する側をラインL1、トランジスタ33とトランジスタ34の接続点が属する側をラインL2とする。また、本実施例では、点灯装置の出力端について、ランプ50の電極Aが接続される側をホット側出力端Th、電極Bが接続される側を基準(コールド側)出力端Tcとする。本実施例では、ラインL2側に基準出力端Tcが設けられている。
最初にラインL1が高電位(+V1)となった場合、ラインL1の電圧がコンデンサ43に充電され、点430の電位が+V1となる。一方、コンデンサ46側には電流が流れず、点460の電位は0のままである。
次にラインL1が低電位(−V1)に反転すると、コンデンサ43の電荷が放電され、点430の電位が−V1となる。一方、ラインL2からコンデンサ46、抵抗45及びダイオード44を介してラインL1に電流が流れ、点460の電位が−V1となる。
次にラインL1が再び高電位(+V1)に反転すると、ラインL1の電圧が再びコンデンサ43に充電され、点430の電位が+V1となる。一方、コンデンサ46側には電流が流れず、点460の電位は−V1から変化しない。
ここで点430と点460の電位差が2×V1(>放電ギャップ特性値Vs)となり、放電ギャップ47がブレークダウンして導通する。
次にラインL1が高電位(+V1)に反転すると、ラインL1の電圧がコンデンサ43に充電され、点430の電位が+V1となる。一方、コンデンサ46側には電流が流れず、点460の電位は−V1から変化しない。
ここで点430と点460の電位差が2×V1となり、放電ギャップ47がブレークダウンして導通する。
従って、図4に示すように、始動時に限ってフルブリッジ回路30の出力のラインL1側が高電位となる期間T+をその逆の期間T−よりも長くして期間Hを長く確保するようにしてもよい。この場合でも、期間T−がコンデンサ43及び46の充電時間よりも長ければ、コンデンサ43及び46の充電電圧の変化は図3(a)の場合と同様になる。
図5に本発明の第2の実施例を示す。第1の実施例とはイグナイタ回路が異なる。イグナイタ回路40´は、ラインL1に接続されたコンデンサ43、コンデンサ43とラインL2の間に接続された抵抗42、ラインL1に接続されたコンデンサ46、コンデンサ46とラインL2の間にカソードをラインL1側にして接続されたダイオード44、コンデンサ43の抵抗42側の点430とコンデンサ46のダイオード44側の点460との間に接続された放電ギャップ47、及び1次巻線が放電ギャップ47に直列接続され、2次巻線がラインL1とホット側出力端Thの間に接続されたパルストランス48を備える。また、必要に応じてコンデンサ46にも抵抗が直列接続されてもよい。
最初にラインL1が高電位(+V1)となった場合、コンデンサ46には電流が流れないため点460の電位はラインL1と同じ+V1となる。
次にラインL1が低電位(−V1)に反転すると、ラインL2からダイオード44及びコンデンサ46を介してラインL1に電流が流れ、点460の電位が0となる。
次にラインL1が再び高電位(+V1)に反転すると(即ち、電位が2V1上昇すると)、点460の電位は+2V1にシフトされ、点430との電位差が2×V1(>放電ギャップ特性値Vs)となり、放電ギャップ47がブレークダウンして導通する。
次にラインL1が高電位(+V1)に反転すると(即ち、電位が2V1上昇すると)、コンデンサ46には電流が流れないため点460の電位が+2V1にシフトされる。これにより、点430との電位差が2×V1となり、放電ギャップ47がブレークダウンして導通する。
放電ギャップ47が導通してからの動作は実施例1と同様である。
図6に上記の高圧放電ランプ点灯装置を用いたアプリケーションとしての光源装置(プロジェクタ)を示す。図6において、61は上記で説明した点灯装置、62は点灯装置61及びランプ50を内蔵する筐体である。なお、図は実施例を模擬的に図示したものであり、寸法、配置などは図面通りではない。そして、図示されない映像系の部材等を筐体62内に適宜配置してプロジェクタが構成される。これにより、始動性の良いプロジェクタを得ることができる。
(1)図1又は図5において示したダイオード44の向き、パルストランス48の挿入位置、ホット側出力端Thの向き及びトリガー線の向きの組合せは、可能な組合せの一例に過ぎない。例えば、図1においてダイオード44の向きを逆にし、ホット側出力端(電極A)と基準側出力端(電極B)の位置を逆にすれば、やはり電極A側が正電極となる時にパルス電圧が重畳されることになる。あるいは、パルストランスの2次巻線をホット側出力端とラインL1の間ではなく基準出力端とラインL2の間に挿入してもよい。また、パルストランスの2次巻線をホット側とコールド側に分割して挿入するような構成としてもよい。
(2)交流出力回路としてフルブリッジ回路30を示したが、交流電圧を供給できる回路であれば、プッシュプル回路、ハーフフルブリッジ回路等、他の形式の回路であってもよい。
(3)図1及び図5において、抵抗45をコンデンサ46とダイオード44の間に挿入したが、ダイオード44とラインL1又はL2の間に挿入してもよい。
40、40´.イグナイタ回路
42、45.抵抗
43、46.コンデンサ
44.ダイオード
47.放電ギャップ
48.パルストランス
50.高圧放電灯(ランプ)
51.トリガー線
55.リフレクタ
61.高圧放電灯点灯装置(点灯装置)
62.筐体
A、B.電極
L1、L2.ライン
Th.ホット側出力端
Tc.基準(コールド側)出力端
Claims (5)
- 高圧放電灯点灯装置であって、
第1のライン(L1)及び第2のライン(L2)間に交流電圧を出力する交流出力回路(30)、及び
該交流電圧にパルス電圧を重畳してホット側出力端(Th)及び基準出力端(Tc)から高圧放電灯に印加するイグナイタ回路(40)
を備え、前記第2のラインが前記基準出力端に接続され、
前記イグナイタ回路が、
前記第2のラインに接続された第1のコンデンサ(43)、
前記第1のコンデンサと前記第1のラインの間に接続された第1の抵抗(42)、
前記第2のラインに接続された第2のコンデンサ(46)、
前記第2のコンデンサと前記第1のラインの間に、カソードを該第1のライン側にして接続されたダイオード(44)、
前記第1のコンデンサの前記第1の抵抗側の点(430)と、前記第2のコンデンサの前記ダイオード側の点(460)との間に接続された放電ギャップ(47)、及び
1次巻線が前記放電ギャップに直列接続され、2次巻線が前記第1のラインと前記ホット側出力端の間に接続されたトランス(48)
を備えた高圧放電灯点灯装置。 - 高圧放電灯点灯装置であって、
第1のライン(L1)及び第2のライン(L2)間に交流電圧を出力する交流出力回路(30)、及び
該交流電圧にパルス電圧を重畳してホット側出力端(Th)及び基準出力端(Tc)から高圧放電灯に印加するイグナイタ回路(40)
を備え、前記第2のラインが前記基準出力端に接続され、
前記イグナイタ回路が、
前記第1のラインに接続された第1のコンデンサ(43)、
前記第1のコンデンサと前記第2のラインの間に接続された第1の抵抗(42)、
前記第1のラインに接続された第2のコンデンサ(46)、
前記第2のコンデンサと前記第2のラインの間に、カソードを該第1のライン側にして接続されたダイオード(44)、
前記第1のコンデンサの前記第1の抵抗側の点(430)と、前記第2のコンデンサの前記ダイオード側の点(460)との間に接続された放電ギャップ(47)、及び
1次巻線が前記放電ギャップに直列接続され、2次巻線が前記第1のラインと前記ホット側出力端の間に接続されたトランス(48)
を備えた高圧放電灯点灯装置。 - 請求項1又は2の高圧放電灯点灯装置において、
前記パルス電圧が重畳される交流電圧の半サイクルに対して該パルス電圧が同じ極性となるように前記トランスの1次巻線と2次巻線の巻方向が決定された高圧放電灯点灯装置。 - 請求項1又は2の高圧放電灯点灯装置であって、さらに、前記第2のコンデンサに直列接続された第2の抵抗(45)を備えた高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1又は2記載の高圧放電灯点灯装置(61)、前記ホット側出力端に接続される第1の電極(A)及び前記基準出力端に接続される第2の電極(B)を有する高圧放電灯(50)、該高圧放電灯が取り付けられるリフレクタ(55)、並びに該高圧放電点灯装置及び該リフレクタを内包する筐体(62)を備えた光源装置であって、前記高圧放電灯が補助巻線(51)を備え、該補助巻線の一端が前記第1の電極に電気的に接続されるとともに、他端が前記第2の電極の周囲に巻き付けられた光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009247383A JP5321411B2 (ja) | 2009-10-28 | 2009-10-28 | 高圧放電灯点灯装置及び光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009247383A JP5321411B2 (ja) | 2009-10-28 | 2009-10-28 | 高圧放電灯点灯装置及び光源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011096427A JP2011096427A (ja) | 2011-05-12 |
JP5321411B2 true JP5321411B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=44113154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009247383A Expired - Fee Related JP5321411B2 (ja) | 2009-10-28 | 2009-10-28 | 高圧放電灯点灯装置及び光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5321411B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08321390A (ja) * | 1995-05-26 | 1996-12-03 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置 |
JPH11339984A (ja) * | 1998-05-22 | 1999-12-10 | Stanley Electric Co Ltd | 放電灯点灯装置 |
JP5145865B2 (ja) * | 2007-10-26 | 2013-02-20 | 岩崎電気株式会社 | 高圧放電ランプ点灯装置及び高圧放電ランプの始動方法 |
-
2009
- 2009-10-28 JP JP2009247383A patent/JP5321411B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011096427A (ja) | 2011-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009509298A (ja) | ランプ駆動回路 | |
US6104147A (en) | Pulse generator and discharge lamp lighting device using same | |
JP4476817B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP2014070626A (ja) | 内燃機関の点火装置 | |
JP5321411B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置及び光源装置 | |
JP4133086B2 (ja) | 除電装置 | |
JP4770953B2 (ja) | 除電装置 | |
JP5460546B2 (ja) | 除電装置 | |
US20120025728A1 (en) | Hid lamp ignitor | |
JP6370597B2 (ja) | 電圧生成回路 | |
JP4836587B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置 | |
JP5029199B2 (ja) | 放電ランプ点灯装置 | |
JP4710032B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP3210690B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP3743141B2 (ja) | パルス発生装置および放電灯点灯装置 | |
JP2005011798A (ja) | 高圧パルス発生装置及び放電灯点灯装置 | |
JP4744309B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP5580677B2 (ja) | 放電灯点灯回路 | |
JP4040518B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP2006228676A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP2005100829A (ja) | 高圧放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置 | |
JP2005302380A (ja) | 発光回路およびキセノンランプの発光方法 | |
JP2008090022A (ja) | フラッシュ装置 | |
JP2005209410A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP4893477B2 (ja) | 内燃機関用の点火装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120611 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120710 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130613 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130701 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |