JP5316579B2 - 変倍光学系、撮像レンズ装置及びデジタル機器 - Google Patents
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Nmax≧1.9
0.7<f2/fw<2
Δν1max>25
ただし、Nmax:変倍光学系におけるレンズのうち、最も屈折率の高いレンズの屈折率
f2:第2レンズ群の合成焦点距離
fw:広角端での全光学系の合成焦点距離
Δν1max:第1レンズ群内のレンズのうち正レンズと負レンズとのアッベ数差の絶対値のうちの最大値
請求項2に記載の発明は、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子の受光面上に被写体の光学像を形成し、光軸方向に各レンズ群の間隔を変えることにより変倍を行う変倍光学系であって、物体側から順に配置される、負の光学的パワーを有する第1レンズ群と、正の光学的パワーを有する第2レンズ群と、第3レンズ群とからなり、広角端から望遠端への変倍時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が狭められる構成を備え、前記第1レンズ群は、負の光学的パワーを有する負レンズと、正の光学的パワーを有する正レンズであって、当該変倍光学系におけるレンズのうち最も屈折率の高い物体側に凸のメニスカスレンズである正レンズと、を1枚ずつ有し、下記条件式をすべて満たすことを特徴とするものである。
Nmax≧1.9
0.7<f2/fw<2
Δν1max>25
ただし、Nmax:変倍光学系におけるレンズのうち、最も屈折率の高いレンズの屈折率
f2:第2レンズ群の合成焦点距離
fw:広角端での全光学系の合成焦点距離
Δν1max:第1レンズ群内のレンズのうち正レンズと負レンズとのアッベ数差の絶対値のうちの最大値
ただし、f1p:第1レンズ群中の正レンズの焦点距離
f1:第1レンズ群の合成焦点距離
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の変倍光学系において、前記第3レンズ群の像面側に負の光学的パワーを有する第4レンズ群を備えることを特徴とするものである。
また、第1レンズ群に、負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズとを1枚ずつ備えたので、倍率色収差を良好に補正することができる。また、Δν1max>25に設定したので、Δν1maxが25を下回った場合に倍率色収差の補正が不十分となり画面周辺部でのコントラストが低下するのを回避又は抑制することができる。
図1は、実施形態1の変倍光学系におけるレンズ群の配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図である。図1及び図2〜図7においては、広角端でのレンズ配置を示している。なお、以下にいう光学的パワーは、レンズ面の両側の媒質が空気である場合のパワーと定義する。
図2は、実施形態2の変倍光学系におけるレンズ群の配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図である。この実施形態2の変倍光学系は、各レンズ群が物体側から順に、全体として負の光学的パワーを持つ第1レンズ群(Gr1)、光量を調節するための光学絞り(ST)、全体として正の光学的パワーを持つ第2レンズ群(Gr2)及び正の光学的パワーを持つ第3レンズ群(Gr3)を有して構成されている。本実施形態では、光学絞り(ST)、第2レンズ群(Gr2)及び第3レンズ群(Gr3)は変倍時に光軸方向に移動可能に構成されている一方、第1レンズ群(Gr1)は、光軸方向に固定されている。
図3は、実施形態3の変倍光学系におけるレンズ群の配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図である。この実施形態3の変倍光学系は、各レンズ群が物体側から順に、全体として負の光学的パワーを持つ第1レンズ群(Gr1)、光量を調節するための光学絞り(ST)、全体として正の光学的パワーを持つ第2レンズ群(Gr2)、正の光学的パワーを持つ第3レンズ群(Gr3)、負の光学的パワーを持つ第4レンズ群(Gr4)を有して構成されている。本実施形態では、第1レンズ群(Gr1)、光学絞り(ST)、第2レンズ群(Gr2)及び第3レンズ群(Gr3)は変倍時に光軸方向に移動可能に構成されている一方、第4レンズ群(Gr4)は、光軸方向に固定されている。
図4は、実施形態4の変倍光学系におけるレンズ群の配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図である。この実施形態4の変倍光学系は、各レンズ群が物体側から順に、全体として負の光学的パワーを持つ第1レンズ群(Gr1)、光量を調節するための光学絞り(ST)、全体として正の光学的パワーを持つ第2レンズ群(Gr2)及び正の光学的パワーを持つ第3レンズ群(Gr3)を有して構成されている。本実施形態では、第1レンズ群(Gr1)、光学絞り(ST)、第2レンズ群(Gr2)及び第3レンズ群(Gr3)は変倍時に光軸方向に移動可能に構成されている。
図5は、実施形態5の変倍光学系におけるレンズ群の配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図である。この実施形態5の変倍光学系は、各レンズ群が物体側から順に、全体として負の光学的パワーを持つ第1レンズ群(Gr1)、光量を調節するための光学絞り(ST)、全体として正の光学的パワーを持つ第2レンズ群(Gr2)及び正の光学的パワーを持つ第3レンズ群(Gr3)を有して構成されている。本実施形態では、第1レンズ群(Gr1)、光学絞り(ST)、第2レンズ群(Gr2)及び第3レンズ群(Gr3)は変倍時に光軸方向に移動可能に構成されている。
図6は、実施形態6の変倍光学系におけるレンズ群の配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図である。この実施形態6の変倍光学系は、各レンズ群が物体側から順に、全体として負の光学的パワーを持つ第1レンズ群(Gr1)、光量を調節するための光学絞り(ST)及び全体として正の光学的パワーを持つ第2レンズ群(Gr2)を有して構成されている。本実施形態では、第1レンズ群(Gr1)、光学絞り(ST)及び第2レンズ群(Gr2)は変倍時に光軸方向に移動可能に構成されている。
図7は、実施形態7の変倍光学系におけるレンズ群の配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図である。この実施形態7の変倍光学系は、各レンズ群が物体側から順に、全体として負の光学的パワーを持つ第1レンズ群(Gr1)、光量を調節するための光学絞り(ST)、全体として正の光学的パワーを持つ第2レンズ群(Gr2)及び正の光学的パワーを持つ第3レンズ群(Gr3)を有して構成されている。本実施形態では、第1レンズ群(Gr1)、光学絞り(ST)、第2レンズ群(Gr2)及び第3レンズ群(Gr3)は変倍時に光軸方向に移動可能に構成されている。
0.7<f2/fw<2 ・・・(2)
Lb/fw<1 ・・・(3)
ただし、ΔN1max:第1レンズ群(Gr1)内のレンズのうち2つのレンズの組合せを全て考えた場合において、各組合せにおける2つのレンズの屈折率の差の絶対値をそれぞれ算出したとき、それらの絶対値のうちの最大値
f2:第2レンズ群(Gr2)の合成焦点距離
fw:広角端での全光学系の合成焦点距離
Lb:望遠端において、最も撮像素子側に位置するパワーを有するレンズ面の面頂点から撮像素子面までの光軸上の距離(前記レンズ面から撮像素子面までの領域に存在する媒質が空気であるとして換算した距離)
これは、条件式(1)の下限を下回ると、ペッツバール和を小さくすることができず、像面湾曲・非点収差の補正が不十分となるからである。また、条件式(2)の上限を上回ると、第2レンズ群(Gr2)の光学的パワーが弱すぎ、コンパクト性を維持した状態で2〜3倍程度の変倍比を得ることが困難であるからである。また、条件式(2)の下限を下回ると、第2レンズ群(Gr2)の偏芯誤差感度が非常に高くなり、レンズの製造が困難となるからである。さらに、条件式(3)の上限を上回ると、長いバックフォーカスを確保するために第1レンズ群(Gr1)の負の光学的パワーを強める必要が生じ、第1レンズ群(Gr1)の負のレンズの曲率が大きくなって(曲率半径が小さくなって)、レンズの製造が困難となるからである。
これは、前記条件式(1’)を満たすことで、像面湾曲・非点収差の補正効果がより顕著になり、結果として更なるコンパクト化を図ることができるからである。
これは、条件式(2’)の上限を上回ると、第2レンズ群(Gr2)の光学的パワーが弱いため、変倍時に必要な第2レンズ群(Gr2)の移動量が増加し、光学全長が長くなるためである。また、条件式(2’)の下限を下回ると、第2レンズ群(Gr2)の偏芯誤差感度が高くなり、第2レンズ群(Gr2)のレンズ間の調整や他のレンズ群間との調整が必要となり、コストアップを招来するからである。
これは、条件式(3’)の上限を上回ると、第1レンズ群(Gr1)の負の光学的パワーを強めるために、第1レンズ群(Gr1)内の偏芯誤差感度が大きくなり、変倍光学系を構成する各部品の組み立てに要するコストの増大を招来するからである。
0.7<f2/fw<2 ・・・(2)
ただし、Nmax:変倍光学系におけるレンズのうち、最も屈折率の高いレンズの屈折率
条件式(2)は、前記条件式(2)と同一
これは、条件式(4)の下限を下回ると、コンパクト性を維持するために同程度の光学的パワーを得ようとすると、レンズの曲率半径が小さくなり、発生する収差が大きくなるとともに、レンズの製造も難しくなるからである。また、これらを回避しようとすると、変倍光学系がサイズアップすることとなる。条件式(2)については、前記と同様の理由である。
0.7<f2/fw<2 ・・・(2)
ただし、Nasp:非球面を有するレンズのうち、最も屈折率の高いレンズの屈折率
条件式(2)は、前記条件式(2)と同一
これは、高屈折率の非球面レンズを用いると、コンパクト化に伴う光学的パワーの増大時に発生する諸収差の補正が可能となるからである。条件式(2)については、前記と同様の理由である。
条件式(5’)の下限を下回ると、非球面のローカル曲率(部分的な曲率)が大きくなり、製造が難しくなるからである。
ただし、Δν1max:第1レンズ群(Gr1)内のレンズのうち正レンズと負レンズとのアッベ数差の絶対値のうちの最大値
これは、条件式(6)を下回ると、倍率色収差の補正が不十分となり、画像周辺部でのコントラストの低下の原因となるからである。
ただし、f1p:第1レンズ群(Gr1)中の正レンズの焦点距離
f1:第1レンズ群(Gr1)の合成焦点距離
これは、条件式(7)の上限を上回ると、ペッツバール和が増大し、像面湾曲や非点収差の補正が不十分となるからである。また、条件式(7)の下限を下回ると、第1レンズ群(Gr1)全体の負の光学的パワーが弱まり、バックフォーカスの確保が困難となるからである。
0.3<|f1/ft|<2 ・・・(9)
ft:望遠端での全光学系の合成焦点距離
これは、条件式(8),(9)の上限を上回ると、特に広角端での非点収差や歪曲収差の補正が不十分となるからである。また、条件式(8),(9)の下限を下回ると、第1レンズ群(Gr1)を構成する各レンズに要求される光学的パワーが非常に高くなり、製造が困難となるとともに、発生する倍率色収差を補正することができなくなる。
0.5<|f1/ft|<1.3 ・・・(9’)
これは、条件式(8’),(9’)の上限を上回ると、第1レンズ群(Gr1)の負の光学的パワーが弱くなり前玉径の増大を招来し、条件式(8’),(9’)の下限を下回ると、特に望遠端での第1レンズ群(Gr1)の誤差感度が上昇し、レンズ間の調整作業が必要となるからである。
ただし、f1n:第1レンズ群(Gr1)中の負レンズの焦点距離
これは、条件式(10)の上限を上回ると、特に広角端での非点収差や歪曲収差の補正が不十分となり、条件式(10)の下限を下回ると、第1レンズ群(Gr1)を構成する各レンズに要求される光学的パワーが非常に高くなり、レンズの製造が困難となるからである。
これは、第1レンズ群(Gr1)を接合レンズで構成した場合、各レンズの実質的な光学的パワーが小さくなるので、第1レンズ群(Gr1)内の負レンズは所望の負の光学的パワーを得るためにレンズの両面を凹形状とするのが望ましいこと、及び、接合レンズの場合に条件式(6’)の下限を下回ると、倍率色収差の補正が不十分となるからである。
これは、条件式(11)の下限を下回ると、変倍時における第3レンズ群(Gr3)の移動量が増加し、光学全長が長くなるからである。
これは、条件式(12)の上限を上回ると、第2レンズ群(Gr2)の光学的パワーが弱すぎ、2〜3倍程度の変倍比を得ることが困難であり、条件式(12)の下限を下回ると、第2レンズ群(Gr2)の偏芯誤差感度が非常に高くなり、レンズの製造が困難となるからである。
これは、条件式(12’)の上限を上回ると、第2レンズ群(Gr2)の光学的パワーが弱いために、第2レンズ群(Gr2)の変倍に必要な移動量が増加して光学全長が長くなり、条件式(12’)の下限を下回ると、第2レンズ群(Gr2)の偏芯誤差感度が高く、レンズ間の調整作業が必要となるからである。
ただし、Δν2max:第2レンズ群(Gr2)内のレンズのうち正レンズと負レンズとのアッベ数差の絶対値のうちの最大値
これは、条件式(13)の下限を下回ると、軸上色収差の補正が不十分となり、軸上のコントラストの低下を招来するからである。
N2p>1.75 ・・・(15)
f2p:第2レンズ群(Gr2)内の正レンズの焦点距離
f2n:第2レンズ群(Gr2)内の負レンズの焦点距離
N2p:第2レンズ群(Gr2)内の正レンズの屈折率
これは、条件式(14)の上限を上回ると、球面収差の補正が不足し、条件式(14)の下限を下回ると、第2レンズ群(Gr2)における各レンズの光学的パワーが強くなるため、偏芯誤差感度が高くなり、レンズの生産性が悪化するからである。また、条件式(15)の下限を下回ると、変倍に必要な光学的パワーを得ようとすると、第2レンズ群(Gr2)における正レンズの曲率半径が小さくなり、そのレンズの製造が難しくなるからである。
f3:第3レンズ群(Gr3)の合成焦点距離
これは、条件式(16)の上限を上回ると、第2レンズ群(Gr2)の光学的パワーが弱いために第2レンズ群(Gr2)の移動量が増加し、条件式(16)の下限を下回ると、第3レンズ群(Gr3)の光学的パワーが弱いために第3レンズ群(Gr3)の移動量が増加する結果、いずれの場合も光学全長が増加するからである。
αW:広角端において前記主光線の像面に立てた垂線に対する角度(deg)
ここで、この像面入射角は、図8に示す方向を正の方向と定義する。つまり、図8の左側を物体側、右側を像面側として、射出瞳位置から広がる有効像円径での主光線に対し、像面に立てた垂線から反時計周りに測った角度がαWである。この条件式(17)を満たすことにより、広画角を確保しつつ、コンパクト化を図ることが可能となる。
αt:望遠端において、撮像面への入射光線のうち有効像円径での主光線の、像面に立てた垂線に対する角度(deg)
これは、条件式(18)の上限を上回ると、撮像面の手前にレンズアレイを配置しても、周辺照度の低下を抑えることが困難となるからである。なお、図8に示すように、αtもαWと同じく像面に立てた垂線を基準とし、反時計周りを正の方向と定義している。
Y’:有効像円半径
TL:変倍域全域において、最も物体側面の面頂点から像面までの光軸上距離の最大値
これは、条件式(19)の上限を上回ると、変倍を行う第2レンズ群(Gr2)の移動量が小さくなるため、光学的パワーが強くなりすぎて、第2レンズ群(Gr2)の各レンズに要求される曲率半径等の製造要件を満たすことが困難となるからである。また、条件式(19)の下限を下回ると、変倍光学系のサイズの点から携帯端末等への搭載が困難となる。
これは、条件式(19’)の上限を上回ると、第2レンズ群(Gr2)の光学的パワーが強くなり、第2レンズ群(Gr2)の偏芯誤差感度の上昇を招来するからである。また、条件式(19’)の下限を下回ると、変倍光学系のサイズアップだけでなく、変倍時の移動量の増加に伴う駆動系の負荷も大きくなり、この駆動系が大型化するからである。
Tw:広角端において、最も物体側面の面頂点から像面までの光軸上距離
これは、条件式(20)の上限を上回ると、非点収差等の補正不足により光学性能を確保することが難しくなり、条件式(20)の下限を下回ると、サイズ面から携帯端末等への搭載が難しくなるからである。
Tt:望遠端において、最も物体側面の面頂点から像面までの光軸上距離
これは、条件式(21)の上限を上回ると、第2レンズ群(Gr2)の移動量が小さすぎて2〜3倍程度の変倍比を得ることが困難となり、条件式(21)の下限を下回ると、変倍光学系のサイズの点から携帯端末等への搭載が難しくなるからである。
h:z軸に対して垂直な方向の高さ(h2=x2+y2)
c:近軸曲率(=1/曲率半径)
A,B,C,D:それぞれ4,6,8,10次の非球面係数
k:円錐係数
である。この数1から分かるように、表1に示した非球面レンズに対する曲率半径は、レンズの中心付近の値を示している。
(1)前記各実施例の変倍光学系において、非球面を有するレンズは、モールドで成形しても構わないし、或いはガラス材料と樹脂材料との複合型のレンズとしても構わない。モールドタイプは硝材が限定されるが、大量生産ができる。一方、前記複合型のレンズは、基板と成り得るガラス材料が非常に多く、設計の自由度が高い。特に本発明のような高屈折材料を用いた非球面レンズは、一般的にはモールドによる成形が比較的難しいので、複合型の利点を最大限活用することができる。
(2)前記各実施例の変倍光学系において、光学絞り(ST)として、撮像素子に対して遮光を行う機能を有するメカニカルシャッターを配置しても良い。メカニカルシャッターを備えた場合には、例えば撮像素子としてCCD方式を用いた場合のスミアの発生を防止することができる。
(3)前記各実施例の変倍光学系は、各レンズ群や絞り、あるいはシャッターの駆動にあたり、従来通りカムやステッピングモータを用いても良いし、あるいは、移動量が少ない場合や駆動対象のレンズ群が比較的軽量である場合には、超小型の圧電アクチュエータを用いることで、駆動部のサイズや電力消費の増加を抑えつつ、各レンズ群を独立に駆動させることも可能となり、装置の更なるコンパクト化を図ることができる。
Gr2 第2レンズ群
Gr3 第3レンズ群
Gr4 第4レンズ群
ST 光学絞り
PL 平行平面板
SR 撮像素子
AX 光軸
10 撮像レンズ装置
101 第1レンズ群
102 第2レンズ群
103 第3レンズ群
204 変倍ボタン
207 撮像レンズ装置(カメラ)
Claims (9)
- 光学像を電気的な信号に変換する撮像素子の受光面上に被写体の光学像を形成し、光軸方向に各レンズ群の間隔を変えることにより変倍を行う変倍光学系であって、
物体側から順に配置される、負の光学的パワーを有する第1レンズ群と、正の光学的パワーを有する第2レンズ群とからなり、広角端から望遠端への変倍時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が狭められる構成を備え、
前記第1レンズ群は、負の光学的パワーを有する負レンズと、正の光学的パワーを有する正レンズであって、当該変倍光学系におけるレンズのうち最も高い屈折率の物体側に凸のメニスカスレンズである正レンズと、を1枚ずつ有し、下記条件式をすべて満たすことを特徴とする変倍光学系。
Nmax≧1.9
0.7<f2/fw<2
Δν1max>25
ただし、Nmax:変倍光学系におけるレンズのうち、最も屈折率の高いレンズの屈折率
f2:第2レンズ群の合成焦点距離
fw:広角端での全光学系の合成焦点距離
Δν1max:第1レンズ群内のレンズのうち正レンズと負レンズとのアッベ数差の絶対値のうちの最大値 - 光学像を電気的な信号に変換する撮像素子の受光面上に被写体の光学像を形成し、光軸方向に各レンズ群の間隔を変えることにより変倍を行う変倍光学系であって、
物体側から順に配置される、負の光学的パワーを有する第1レンズ群と、正の光学的パワーを有する第2レンズ群と、第3レンズ群とからなり、広角端から望遠端への変倍時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が狭められる構成を備え、
前記第1レンズ群は、負の光学的パワーを有する負レンズと、正の光学的パワーを有する正レンズであって、当該変倍光学系におけるレンズのうち最も屈折率の高い物体側に凸のメニスカスレンズである正レンズと、を1枚ずつ有し、下記条件式をすべて満たすことを特徴とする変倍光学系。
Nmax≧1.9
0.7<f2/fw<2
Δν1max>25
ただし、Nmax:変倍光学系におけるレンズのうち、最も屈折率の高いレンズの屈折率
f2:第2レンズ群の合成焦点距離
fw:広角端での全光学系の合成焦点距離
Δν1max:第1レンズ群内のレンズのうち正レンズと負レンズとのアッベ数差の絶対値のうちの最大値 - 下記条件式を満たす
ことを特徴とする請求項1または2に記載の変倍光学系。
1<|f1p/f1|<3
ただし、f1p:第1レンズ群中の正レンズの焦点距離
f1:第1レンズ群の合成焦点距離 - 前記第3レンズ群の像面側に負の光学的パワーを有する第4レンズ群を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の変倍光学系。 - 前記第3レンズ群は、1又は2枚のレンズから構成されており、前記第3レンズ群を光軸方向物体側に移動させることにより、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングを行う
ことを特徴とする請求項4に記載の変倍光学系。 - 変倍を行うとき、前記第1ないし第3レンズ群が光軸方向に移動可能に構成されている
ことを特徴とする請求項4または5に記載の変倍光学系。 - 前記第1レンズ群は、接合レンズを含む
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の変倍光学系。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の変倍光学系を備え、
光学像を電気的な信号に変換する撮像素子の受光面上に被写体の光学像を形成する
ことを特徴とする撮像レンズ装置。 - 請求項8に記載の撮像レンズ装置と、
光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを含み、
前記物体側の被写体の静止画撮影及び動画撮影の少なくとも一方の撮影を実行する機能部とを含む
ことを特徴とするデジタル機器。
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