JP5307769B2 - 自走往動させる機構 - Google Patents
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Description
(1)可動体及び非可動体のいずれか一方に備えられる第一連結部材と、これらの他方に備えられる第二連結部材とからなり、
(2)第二連結部材は、第一連結部材に対するキャッチャーを有すると共に、このキャッチャーを可動体の移動方向に沿って移動又は相対移動可能に備えており、
(3)このキャッチャーは可動体の往動方向又は復動方向に向けた付勢力を蒙りながら待機位置に保持されるようになっており、
(4)可動体を所定位置まで移動させたときに第一連結部材が第二連結部材のキャッチャーに抱持され、かつ、前記保持が解かれて前記付勢により可動体が停止位置まで自走往動されると共に、
(5)停止位置にある可動体を所定位置まで復動させたときにキャッチャーは待機位置に再び保持され、かつ、キャッチャーから第一連結部材が抜け出されるようになっている機構であって、
(6)第二連結部材は可動体の移動方向に沿ってキャッチャーを相対移動可能に納めると共に開放された前端から下方又は上方に突き出す第一連結部材を入り込ませる内部空間を有し、この内部空間の底壁にキャッチャーの一部を入り込ませる割溝が形成されている。
停止位置にある可動体1を所定位置まで移動させたときにキャッチャー41は待機位置に再び保持され、かつ、キャッチャー41から第一連結部材3が抜け出されるようになっている。
この例にあっては、ストライカ体3’は、幅広溝21aの溝底への取り付け部30の下部に棒上端を一体に連接させた丸棒状体として構成されている。
また、ラッチユニット4’は、
(1)ベース40と、
(2)キャッチャー41と、
(3)バネ体42とを有している。
ベース40は、可動体1の移動方向に沿ってキャッチャー41を相対移動可能に納める内部空間401bを有すると共に、可動体1への固定部404と、バネ体42のバネ一端422の固定部401dとを有している。
(1)上面と前端401aとを開放させた、可動体1の移動方向xに長いベース主体401と、
(2)このベース主体401の下部を内側に納めるようにしてこのベース主体401に組み合わされるマウントベース402と、
(3)ベース主体401の下部とマウントベース402の上面との間に前後動可能に納められるアジャスタ片44の操作プレート403とを備えている。
また、キャッチャー41は、
(1)スライドベース411と、
(2)ストライカ体3’の抱持体412と、
(3)ロック体413とを有している。
バネ体42としての前記引っ張りコイルバネ421は、キャッチャー41のロック体413をベース40の掛合部401hに引っかけた待機状態において最も引き延ばされるようになっている。(図4)
キャッチャー41が待機状態にある状態から可動体1を所定位置まで往動させると、先ず、ストライカ体3’が抱持体412の抱持片412eの前端412fよりも先に入り込み、(図9)次いで、抱持体412に突き当たって抱持体412を後退させる。(図10)抱持体412が後退されると第二ガイド溝412cによってロック体413が非掛合位置まで移動される。(図10)それと共に、抱持片412eが抱持位置に移動されてストライカ体3’と掛合される。(図10)バネ体42は待機状態において最も引き延ばされているので、ロック体413が非掛合位置まで移動されるとベース40の内部空間401b内をストライカ体3’を掛合保持したキャッチャー41が移動又は相対移動される。(図11)(図示の例では、ストライカ体3’を掛合保持したキャッチャー41は動かずにバネ体42の弾性復帰によってベース40、つまり、可動体1側が図4の右側に向けて自走往動する。)これにより可動体1を所定位置(図4)から停止位置(図5)まで自走往動させることができる。
また、この実施の形態にあっては、ラッチユニット4’に、キャッチャー41の移動又は相対移動に制動を作用させるダンパ装置43が組み込まれている。
また、この実施の形態にあっては、非可動体2に、可動体1の移動方向xに沿った端部1aを納めるこの可動体1の移動方向xに沿った幅広溝21aと、可動体1の移動方向xに沿ってこの幅広溝21aの溝底に形成された幅狭溝21bとが形成されていると共に、
ラッチユニット4’に、幅狭溝21bに入り込み、かつ、可動体1の移動方向xに交叉する向きに移動調整可能なアジャスタ片44が備えられている。
なお、図16〜図18に示される例にあっては、ベース40における、ストライカ体3’と掛合しない状態で誤ってロック体413とベース40の掛合部401hとの掛合が解かれてバネ体42の付勢によりベース40内を移動され切ったキャッチャー41における抱持体412の抱持片412eが接する箇所401mが、外向きに弾性変形するようにしてある。
図19および図20は、バネ体42を圧縮コイルバネ424として自走往動させる機構を構成させた例を示している。
この例では、ベース主体401の段差面401jに圧縮コイルバネ424のバネ一端425が止め付けられ、かつ、ベース主体401の底壁401gに形成された入れ込み溝401kから下方に入り込んだキャッチャー41のスライドベース411の固定部411bに圧縮コイルバネ424のバネ他端426が止め付けられている。
以上に説明したストライカ体3’及びラッチユニット4’のいずれか一方を引き戸1’側に、これらの他方をこの引き戸1’によって塞がれる開口部2’側に備えさせて引き戸機構を構成すれば、引き戸1’を所定位置まで往動させると、そこから先は引き戸1’が自走され、引き戸1’が停止位置、つまり、戸当たり部20に引き戸1’の前端10が突き当てられる閉じ位置まで往動されるようにすることができる。そしてこれにより、引き戸1’の閉じ操作にあたって引き戸1’に作用される力が小さくても所定の位置まで往動されさえすれば引き戸1’を停止位置まで移動させることができ、また、引き戸1’の閉じ操作にあたって引き戸1’に作用される力が大き過ぎる場合でも引き戸1’が跳ね返って復動してしまわないようにすることができる。
また、以上に説明したストライカ体3’及びラッチユニット4’のいずれか一方を引き出し側に、これらの他方をこの引き出しを持った本体側に備えさせて引き出し機構を構成すれば、引き出しを所定位置まで往動させると、そこから先は引き出しが自走され、引き出しが停止位置、つまり、本体に完全に収納された位置まで往動されるようにすることができる。そしてこれにより、引き出しの押し込み操作にあたって引き出しに作用される力が小さくても所定の位置まで往動されさえすれば引き出しをを停止位置まで移動させることができ、また、引き出しの押し込み操作にあたって引き出しに作用される力が大き過ぎる場合でも引き出しが跳ね返って復動してしまわないようにすることができる。
2 非可動体
3 第一連結部材
4 第二連結部材
41 キャッチャー
x 移動方向
xf 往動方向
xb 復動方向
Claims (4)
- 可動体及び非可動体のいずれか一方に備えられる第一連結部材と、これらの他方に備えられる第二連結部材とからなり、
第二連結部材は、第一連結部材に対するキャッチャーを有すると共に、このキャッチャーを可動体の移動方向に沿って移動又は相対移動可能に備えており、
このキャッチャーは可動体の往動方向又は復動方向に向けた付勢力を蒙りながら待機位置に保持されるようになっており、
可動体を所定位置まで移動させたときに第一連結部材が第二連結部材のキャッチャーに抱持され、かつ、前記保持が解かれて前記付勢により可動体が停止位置まで自走往動されると共に、
停止位置にある可動体を所定位置まで復動させたときにキャッチャーは待機位置に再び保持され、かつ、キャッチャーから第一連結部材が抜け出されるようになっている機構であって、
第二連結部材は可動体の移動方向に沿ってキャッチャーを相対移動可能に納めると共に開放された前端から下方又は上方に突き出す第一連結部材を入り込ませる内部空間を有し、この内部空間の底壁にキャッチャーの一部を入り込ませる割溝が形成されていることを特徴とする所定位置まで往動されてきた可動体を停止位置まで自走往動させる機構。 - 前記キャッチャーの一部に前記付勢をなすコイルバネのバネ端が止め付けられていることを特徴とする請求項1に記載の所定位置まで往動されてきた可動体を停止位置まで自走往動させる機構。
- 前記キャッチャーの移動又は相対移動に制動を作用させるダンパ装置を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の所定位置まで往動されてきた可動体を停止位置まで自走往動させる機構。
- ダンパ装置は、シリンダと、このシリンダ内の空間を二つに仕切るピストンと、このピストンに接続されてシリンダの後端から後方に延びるロッドとを備え、シリンダの前端部をキャッチャーに組み合わせて第二連結部材の内部空間内に納められていることを特徴とする請求項3に記載の所定位置まで往動されてきた可動体を停止位置まで自走往動させる機構。
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