JP5306782B2 - タイヤ用材料自動送出し装置 - Google Patents
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Description
移送コンベアと切断手段と供給コンベアとを備え、タイヤ成形用帯状材料を前記移送コンベア上に繰り出して前記切断手段により所定長さに切断して定寸材料を形成し、前記定寸材料を前記供給コンベアによりタイヤ成形用ドラムに供給するタイヤ成形機に設置されるタイヤ用材料自動送出し装置であって、
前記タイヤ成形用帯状材料のバイアスジョイントを検出するジョイント検出手段と、
前記バイアスジョイントの前後個所の切断幅を割り出す切断幅割り出し手段と、
前記切断手段により前記切断幅で前記タイヤ成形用帯状材料を切断して発生する前記バイアスジョイントを含む切れ端が前記供給コンベア上に残り、タイヤ成形品に混入するのを防ぐ切れ端混入防止手段と、
前記切断手段、ジョイント検出手段、切断幅割り出し手段および切れ端混入防止手段を制御する制御手段とが備えられ、
前記切れ端混入防止手段には、
前記移送コンベア及び前記供給コンベアにより前記切れ端を搬出する切れ端搬出手段と、
前記移送コンベアから前記供給コンベアに搬送される前記切れ端を前記供給コンベアから落下させる落下口とが備えられており、
さらに、前記移送コンベアを通過する前記切れ端を検知する第一センサと、
前記供給コンベアを通過する前記切れ端を検知する第二センサと、
前記落下口から落下する切れ端を検知する第三センサとが備えられ、
前記第一から第三の全てのセンサが前記切れ端を検知することにより、タイヤ成形の再開信号がタイヤ成形機に送出されるように構成されていることを特徴とする。
(1)タイヤ用材料自動送出し装置の概要
はじめに、本発明に係るタイヤ用材料自動送出し装置の概要につき、図1、図2を用いて説明する。図1は本発明に係るタイヤ用材料自動送出し装置の概要を示す正面図であり、斜視図を図2に示す。なお、図1、図2では、本発明の理解を容易にするために、関係する主要部のみを記載しており、寸法も適宜変更して記載している。また、図1、図2には、定寸に切断されたタイヤ用材料が貼付けられるタイヤ成形ドラム(バンドドラム)Bが、タイヤ用材料自動送出し装置1と共に示してある。
次に、タイヤ用材料自動送出し装置におけるバイアスジョイント除去手段につき、以下に説明する。
タイヤ成形用帯状材料Aのバイアスジョイントを除去するためには、バイアスジョイントを検出する必要があり、タイヤ用材料自動送出し装置1において、タイヤ成形用帯状材料Aが繰り出される移送コンベア上にバイアスジョイント検出部4が設けられている。なお、以下の説明においては、1P用移送コンベア11上に設けられたバイアスジョイント検出部4を用いて説明する。
前記近接スイッチ4eは、メジャーリングローラー4cがバイアスジョイントに乗り上げている間中、オンの状態を保ち、メジャーリングローラー4cがバイアスジョイント上から外れた瞬間にオフに切り替わるよう設定されている。
得られた切れ端がコンベア上に残ってタイヤ成形品に混入すると製品タイヤが不良となるため、切れ端をコンベア上から取り除き、タイヤ成形品に混入することを防止する必要がある。
次に、本実施の形態に係るタイヤ用材料自動送出し装置を用いたバイアスジョイントの除去工程について説明する。図4(a)(b)(c)は本発明のタイヤ用材料自動送出し装置の切断手段による切断方法を示す正面図であり、図4(d)(e)(f)は切れ端の搬出方法を示す正面図である。
タイヤ成形機によるタイヤ成形工程において、タイヤ成形用帯状材料Aの繰出し部2から移送コンベア11の第一コンベア11a上に繰り出されたタイヤ成形用帯状材料Aのバイアスジョイントがバイアスジョイント検出部4を通過するときに、接触式のメジャーリングローラー4cがバイアスジョイントJに乗り上げてバイアスジョイントJを検出して検出信号を前記制御部に出力し、これに基づいて前記制御部から切断幅割り出し部4’に指令信号を出力する(図4(a)参照)。
切断幅割り出し部4’は、メジャーリングローラー4cによりバイアスジョイントJの幅を測定し、測定されたバイアスジョイントJの幅Y’mmに切断代をプラスしてバイアスジョイントJを含む切れ端J1の長さ(切断幅)をYmmと割り出す(図4(a)参照)。
先行するバイアスジョイントを切断した後、タイヤ成形用帯状材料Aを搬送し、次のバイアスジョイントが切断位置に移動した時点で搬送を停止する。この搬送におけるタイヤ成形用帯状材料Aの搬送距離Xmm(検出位置(W)からタイヤ成形用帯状材料Aの長手方向におけるバイアスジョイントの中央までの距離)は、バイアスジョイントJの検出位置(W)から切断手段3のカッター31による切断位置までの距離をLmmとした場合に、X=L−Y’+切断代(20mm)に設定される(図4(b)参照)。なお、搬送に際して、搬送距離(X)はエンコーダにより計測され、搬送距離Xが前記により設定された値になった時点で搬送が停止される。
次に、タイヤ成形用帯状材料Aを停止させた状態でバイアスジョイントJの前側を切断して所定の長さに切断された先行するタイヤ形成用材料Cを搬送する(図4(b)参照)。前側を切断後タイヤ成形用帯状材料Aを前記した切断幅Y(=L−X+20)mmだけ搬送して停止させ、バイアスジョイントJの後ろ側を切断する(図4(c)参照)。
次に、タイヤ成形用帯状材料Aを僅かに送り出した後(図4(d)参照)、第二コンベア11bを駆動させながら、押えローラー51で切れ端J1を第二コンベア11bのプーリ110bに押さえ付けることにより、カットされた切れ端J1をタイヤ成形用帯状材料Aから切り離し(図4、(e)参照)、カッター台32から搬出する(図4(f)参照)。
2 繰出し部
3 切断手段
4 バイアスジョイント検出部
4’ 切断幅割り出し部
4a 水平軸
4b アーム
4c メジャーリングローラー
4d エアシリンダー
4e 近接スイッチ
11 1P用移送コンベア
11a 第一コンベア
11b 第二コンベア
12 2P用移送コンベア
12a 第一コンベア
12b 第二コンベア
110b、120b プーリ
13 インナーライナー用コンベア
14 供給コンベア
31 カッター
32 カッター台
51 押えローラー
52 落下口
53 ガイド板
54 受け皿
A タイヤ成形用帯状材料
A’ インナーライナー材料
B タイヤ成形用ドラム
C タイヤ成形用材料
J バイアスジョイント
J1 切れ端
L Wから切断位置までの距離
S1、S1’ 第一センサ
S2 第二センサ
S3 第三センサ
W バイアスジョイントの検出位置
Claims (1)
- 移送コンベアと切断手段と供給コンベアとを備え、タイヤ成形用帯状材料を前記移送コンベア上に繰り出して前記切断手段により所定長さに切断して定寸材料を形成し、前記定寸材料を前記供給コンベアによりタイヤ成形用ドラムに供給するタイヤ成形機に設置されるタイヤ用材料自動送出し装置であって、
前記タイヤ成形用帯状材料のバイアスジョイントを検出するジョイント検出手段と、
前記バイアスジョイントの前後個所の切断幅を割り出す切断幅割り出し手段と、
前記切断手段により前記切断幅で前記タイヤ成形用帯状材料を切断して発生する前記バイアスジョイントを含む切れ端が前記供給コンベア上に残り、タイヤ成形品に混入するのを防ぐ切れ端混入防止手段と、
前記切断手段、ジョイント検出手段、切断幅割り出し手段および切れ端混入防止手段を制御する制御手段とが備えられ、
前記切れ端混入防止手段には、
前記移送コンベア及び前記供給コンベアにより前記切れ端を搬出する切れ端搬出手段と、
前記移送コンベアから前記供給コンベアに搬送される前記切れ端を前記供給コンベアから落下させる落下口とが備えられており、
さらに、前記移送コンベアを通過する前記切れ端を検知する第一センサと、
前記供給コンベアを通過する前記切れ端を検知する第二センサと、
前記落下口から落下する切れ端を検知する第三センサとが備えられ、
前記第一から第三の全てのセンサが前記切れ端を検知することにより、タイヤ成形の再開信号がタイヤ成形機に送出されるように構成されていることを特徴とするタイヤ用材料自動送出し装置。
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