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JP5302755B2 - 電源装置 - Google Patents

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JP5302755B2
JP5302755B2 JP2009107071A JP2009107071A JP5302755B2 JP 5302755 B2 JP5302755 B2 JP 5302755B2 JP 2009107071 A JP2009107071 A JP 2009107071A JP 2009107071 A JP2009107071 A JP 2009107071A JP 5302755 B2 JP5302755 B2 JP 5302755B2
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Description

本発明は、放電灯等の負荷に動作電力を供給する電源装置に関する。
従来から、直流電源からの直流電圧、又は交流電源からの交流電圧を所望の大きさの直流電圧に変換し、当該直流電圧を更に高周波電圧に変換して放電灯等の負荷に動作電力を供給する電源装置が知られている。このような電源装置における所望の大きさの直流電圧への変換手段として、広範囲の入力電源電圧に対して安定した出力電圧を確保し、且つ入力電流波形の歪みを改善することのできる昇圧チョッパ回路から成る直流電源回路が広く使用されている。
直流電源回路の基本動作は、例えば特許文献1に開示されているような動作が一般的であり、スイッチング素子のスイッチング動作によってインダクタへのエネルギーの蓄積、及びインダクタからの蓄積エネルギーの放出を繰り返し、当該放出エネルギーをダイオード及び平滑用コンデンサを介して放電灯を含む負荷回路へ供給する。インダクタはスイッチング素子のオン時にエネルギーが蓄積されるように接続されており、このスイッチング素子を流れるスイッチング電流を検出して当該電流値が所定値に達するとスイッチング素子をオフに切り換えるように制御している。上記スイッチング素子をオフに切り換える所定値は、昇圧チョッパ回路の出力電圧を検出し、当該検出電圧を誤差増幅器を用いてフィードバック制御することによって決定している。また、スイッチング素子をオンに切り換えるタイミングは、インダクタが蓄積エネルギーを放出するタイミングを零電流検出部で検出することで決定している。
零電流検出部では、インダクタに二次巻線を設け、当該二次巻線に生じる電圧をモニタすることでインダクタが蓄積エネルギーを放出するタイミングを検出している。即ち、二次巻線に生じる電圧はインダクタのエネルギー蓄積時と放出時とで極性が反転するため、例えばエネルギー蓄積時に負電圧が発生するように二次巻線を接続すると、エネルギー放出時には即時正電圧に反転し、エネルギー放出後は約0V付近の電圧に収束する。そこで、正電圧から立ち下がる時点の0V付近の電圧をモニタすることで、インダクタの蓄積エネルギー放出のタイミングを検出することができる。
特開2003−217883号公報
ところで、直流電源回路の入力電源の出力電圧が例えば100V〜200Vである、即ち、入力電源の出力電圧が高電圧である場合、出力電圧が200Vの場合の方が出力電圧が100Vの場合よりもスイッチング素子の導通期間が短くなるように、スイッチング素子をオンからオフに切り換える際のスイッチング素子を流れる電流の前記所定値を低くして制御している。
一方、直流電源回路を構成するダイオードにおいては、順バイアスから逆バイアスに転じる際に、順バイアス時に蓄積されたキャリアの影響で短時間逆方向に電流が流れる逆回復時間を有している。したがって、スイッチング素子がオフからオンに切り換わる際には、このダイオードの逆回復時間の間は平滑用コンデンサからスイッチング素子へと比較的大きな電流が供給される可能性がある。
従来の昇圧チョッパ回路では、入力電源の出力電圧が一時的に低下した場合、スイッチング素子がオンに切り換わってもインダクタに十分なエネルギーが蓄積されない。しかしながら、上述のようにスイッチング素子を流れる電流の前記所定値を低く設定しているため、前記ダイオードの逆回復時間に流れる電流をスイッチング素子を流れるスイッチング電流と誤って検出することで、インダクタへのエネルギーの蓄積が不十分な状態でスイッチング素子をオフに切り換えてしまう。すると、インダクタに蓄積されたエネルギーが不十分であるため、蓄積されたエネルギーは瞬時に放出され、これを検出した零電流検出部がスイッチング素子をオンに切り換える。このため、入力電源の異常が継続すると、スイッチング素子は非常に短い周期、具体的にはナノ秒単位でオン/オフを繰り返す場合があり、スイッチング損失が増大することでスイッチング素子が熱で破壊される虞があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、入力電源の出力電圧に異常が発生した場合におけるスイッチング素子の破壊を防止することのできる電源装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、少なくとも1つのインダクタ、及びインダクタに直列に接続されたスイッチング素子を有し、スイッチング素子のオン/オフを切り換えてインダクタへのエネルギーの蓄積及びインダクタからのエネルギーの放出を繰り返すことで直流電源からの直流電圧又は交流電源からの交流電圧を整流した脈流電圧を直流電圧に変換する直流電源回路と、直流電源回路の出力電圧を受けて負荷に動作電力を供給する負荷回路と、直流電源回路の出力電圧を検出する出力電圧検出部と、出力電圧検出部の検出結果に応じて直流電源回路のスイッチング素子のオン/オフを切り換えることで直流電源回路の出力電圧を所定の大きさの電圧に制御する直流電源制御回路とを備え、直流電源制御回路は、インダクタを流れる電流が所定の電流値以下になると零信号を出力する零電流検出部と、直流電源回路のスイッチング素子を流れる電流が所定の電流値以上になるとピーク信号を出力するピーク電流検出部と、零信号に応じて直流電源回路のスイッチング素子をオンに切り換えるとともにピーク信号に応じて直流電源回路のスイッチング素子をオフに切り換える駆動部とを有し、零電流検出部は、インダクタを流れる電流が所定の電流値以下になった後零信号が駆動部に出力されるのを所定期間の間停止するマスク部を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、直流電源制御回路は、直流電源回路のスイッチング素子を流れる電流が所定の電流値以上になった後ピーク信号が駆動部に出力されるのを所定期間の間停止するフィルタ部を有し、マスク部で設定される所定期間は、フィルタ部で設定される所定期間よりも長くなるように設定されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、負荷は放電灯であって、負荷回路は、少なくとも1つのスイッチング素子を有し、該スイッチング素子のオン/オフを切り換えることで直流電源回路の出力電圧を高周波電圧に変換するインバータ制御回路と、直流電源制御回路に設けられて直流電源回路の出力電圧が前記所定電圧よりも低い所定の低電圧を下回るか否かを判定する電圧低下判定部と、放電灯に始動するために必要な電力を供給するようにインバータ制御回路を制御する始動期間、及び放電灯に点灯を維持するために必要な電力を供給するようにインバータ制御回路を制御する点灯期間の2つの期間を少なくともシーケンス制御するシーケンス制御部とを備え、シーケンス制御部は、電圧低下判定部で所定の低電圧を下回ったことが判定されると、始動期間に切り換えるとともに所定時間経過後に点灯期間に切り換えるように制御することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1項の発明において、直流電源制御回路は、直流電源回路の出力電圧が前記所定電圧よりも高い第1の所定の過電圧を上回るか否かを判定するとともに、第1の所定の過電圧を上回ったと判定すると駆動部を介して直流電源制御回路のスイッチング素子をオフに切り換える電圧上昇判定部と、直流電源制御回路のスイッチング素子のオフ時間を計時するとともに計時された時間が所定期間を超えると駆動部を介して直流電源制御回路のスイッチング素子をオンに切り換えるリスタート部とを備え、電圧上昇判定部は、直流電源回路のスイッチング素子がオフ状態の場合は、直流電源回路の出力電圧が第1の所定の過電圧よりも低い第2の所定の過電圧を下回るか否かを判定し、リスタート部は、電圧上昇判定部において直流電源回路の出力電圧が第2の所定の過電圧を下回ったと判定された時点から直流電源制御回路のスイッチング素子のオフ時間を計時することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、入力電源の出力電圧が一時的に低下してインダクタに十分なエネルギーが蓄積されない場合に、直流電源回路のスイッチング素子が瞬時にオンに切り換わるのを防止することができる。したがって、入力電源の出力電圧に異常が発生した場合において、直流電源回路のスイッチング素子が非常に短い周期でオン/オフを切り換えるのを防ぐことができ、スイッチング損失の増大によるスイッチング素子の熱破壊を防止することができる。
請求項2の発明によれば、インダクタの蓄積エネルギーが放出されるタイミングでワンショットパルスを生成し、当該ワンショットパルスを用いてスイッチング素子をオンに切り換えるワンショットパルス生成回路を用いることなく、直流電源回路のスイッチング素子をオフに切り換えた際に生じうるチャタリングを防止することができるので、回路構成を簡略化することができる。
請求項3の発明によれば、直流電源回路の出力電圧が所定の低電圧を下回って低下した際に一旦始動期間を経ることで、仮に放電灯が立ち消えしたとしても直流電源回路の出力電圧が復帰すれば放電灯に十分な始動電圧が印加されるため、放電灯の立ち消えが維持されないようにすることができる。
請求項4の発明によれば、直流電源制御回路の動作停止時において出力電圧が目標となる所定電圧付近まで下がった時点からリスタート部で所定期間を計時すればよいため、直流電源制御回路の動作停止時からリスタート部で計時していた従来の場合と比較して所定期間を大幅に短くすることができる。したがって、所定期間を設定するコンデンサ等の電子部品が小さくて済むので、チップ面積を小さくしてリスタート部を小型化することができる。
本発明に係る電源装置の実施形態1を示す回路図である。 同上の起動部及び制御電源比較部及び第1の制御電源生成部を示す回路図である。 (a)〜(g)は同上の制御回路の動作を説明するためのタイムチャートである。 同上のインバータ制御回路を示す回路図である。 (a)〜(g)は同上のシーケンス制御を説明するためのタイムチャートである。 同上の停止実行部を示す回路図である。 同上の動作設定回路の基本動作を説明するためのフローチャートである。 同上の零電流検出部を示す回路図である。 (a)〜(f)は同上の零電流検出部の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明に係る電源装置の実施形態2を示す零電流検出部の回路図である。 同上のフィルタ部を示す回路図である。 (a)〜(e)は同上の零電流検出部の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明に係る電源装置の実施形態3を示す回路図である。 同上の電圧低下判定部を示す回路図である。 (a)〜(f)は同上の出力電圧が一時的に低下した場合における電圧低下判定部の動作を説明するためのタイムチャートである。 (a)〜(f)は同上の出力電圧が継続的に低下した場合における電圧低下判定部の動作を説明するためのタイムチャートである。 同上の異常判定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る電源装置の実施形態4を示す回路図である。 同上の電圧上昇判定部を示す回路図である。 (a)〜(d)は同上の電圧上昇判定部及びリスタート部の動作を説明するためのタイムチャートである。
(実施形態1)
以下、本発明に係る電源装置の実施形態1について図面を用いて説明する。尚、本実施形態では、後述するように負荷回路2は直流電源回路1からの直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ部20や、インバータ部20からの高周波電圧が印加されて共振作用によって放電灯Laを点灯させる共振部21等から成り、放電灯Laに点灯電力を供給するための構成となっているが、負荷回路2は当該構成に限定されるものではなく、放電灯La以外の負荷(例えば照明光源であれば、発光ダイオード等)に動作電力を供給する構成であっても構わない。
本実施形態は、図1に示すように、交流電源ACからの交流電圧を整流して脈流電圧を出力するダイオードブリッジから成る整流回路DBと、整流回路DBからの脈流電圧を昇圧及び平滑化して直流電圧を出力する直流電源回路1と、直流電源回路1からの直流電圧を高周波電圧に変換するとともに高周波電圧を放電灯Laに印加して放電灯Laを点灯させる負荷回路2と、直流電源回路1を制御する直流電源制御回路5及び負荷回路2の後述するインバータ部20を制御するインバータ制御回路6を同一の半導体基板上に構成して成る制御回路3と、制御回路3における動作を設定するための動作設定回路4とから構成される。
直流電源回路1は、インダクタL1、スイッチング素子Q1、ダイオードD1、平滑用コンデンサC1から成る昇圧チョッパ回路であって、後述する直流電源制御回路5からの駆動信号に応じてスイッチング素子Q1のオン/オフを切り換えることで整流回路DBからの脈流電圧を昇圧し、昇圧された脈流電圧を平滑化した直流電圧を負荷回路2に供給する。また、直流電源回路1における入力側には、直流電源回路1の入力電圧を検出するための入力電圧検出部10が設けられており、出力側には、直流電源回路1の出力電圧を検出するための出力電圧検出部11が設けられている。また、スイッチング素子Q1はMOSFETから成り、そのゲート端子は抵抗R1を介して後述する第1の駆動部50に接続されている。また、スイッチング素子Q1のソース端子には抵抗R2が接続されており、抵抗R2における電圧降下分が抵抗R5及びコンデンサC7から成るフィルタ部55を介して後述する第2のオペアンプOP2の非反転入力端子に入力される。このフィルタ部55によって、スイッチング素子Q1がオンに切り換わる際のスパイク電流の影響でスイッチング素子Q1がオフに切り換わるのを防止している。尚、入力電圧検出部10及び出力電圧検出部11は、何れも抵抗及びコンデンサから成り(入力電圧検出部10は図5、出力電圧検出部11は図14を参照)、周知であるのでここでは詳細な説明を省略する。
負荷回路2は、直列に接続された1対のスイッチング素子Q2,Q3を有し、後述するインバータ制御回路6からの駆動信号に応じてこれらスイッチング素子Q2,Q3のオン/オフを交互に切り換えることで、直流電源回路1からの直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ部20と、コンデンサC2,C3、及びインダクタL2から成り、インバータ部20からの高周波電圧が印加されて共振作用によって放電灯Laを点灯させる共振部21と、コンデンサC4,C5,C6、及びトランスT1から成り、インバータ部20からの高周波電圧が印加されて放電灯Laを予熱する予熱部22と、インバータ部20からの高周波電圧が印加されて後述する第2の制御電源Vcc2を生成する制御電源生成回路23とから成る。尚、スイッチング素子Q2,Q3は何れもMOSFETから成り、各スイッチング素子Q2,Q3のゲート端子と後述する第2の駆動部60との間には抵抗R3,R4がそれぞれ挿入されている。
制御回路3は、直流電源回路1の出力電圧を受けて第2の制御電源Vcc2を立ち上げる起動部30と、第2の制御電源Vcc2の電源電圧と後述する第3の基準電圧源Vref3の電源電圧とを比較する制御電源比較部31と、制御電源比較部31の比較結果に応じて第1の制御電源Vcc1を生成する第1の制御電源生成部32と、後述する停止実行部34からの出力信号に応じて第3の制御電源Vcc3を生成する第3の制御電源生成部33と、後述する停止判定部42の判定結果に応じて第1の駆動部50及び第2の駆動部60の動作を制御する停止実行部34とから成る。
動作設定回路4は、マイコンから成り、後述する周波数設定部41及び停止判定部42のシーケンス制御を行うシーケンス制御部40と、インバータ部20のスイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数を設定するための周波数設定信号を出力する周波数設定部41と、シーケンス制御部40によるシーケンス制御に応じて第1の駆動部50及び第2の駆動部60の動作を停止させる停止信号を出力する停止判定部42と、動作設定回路4のクロック周期を設定する周期設定部43とから成る。
直流電源制御回路5は、直流電源回路1のスイッチング素子Q1のオン/オフを切り換える駆動信号を出力する第1の駆動部50と、直流電源回路1のインダクタL1の二次巻線を介してインダクタL1を流れる電流が所定の電流値以下になると零信号を出力する零電流検出部51と、第1の駆動部50の動作を制御するRSフリップフロップ52と、出力電圧検出部11の検出電圧と第1の基準電圧源Vref1の電源電圧とを比較する第1のオペアンプOP1と、入力電圧検出部10の検出電圧と第1のオペアンプOP1の出力電圧とを乗算する乗算器53と、直流電源回路1の抵抗R2における電圧降下分と乗算器53の出力電圧とを比較する第2のオペアンプOP2とから成る。尚、第1のオペアンプOP1と、第2のオペアンプOP2と、乗算器53とでスイッチング素子Q1を流れる電流が所定の電流値以上になるとピーク信号を出力するピーク電流検出部を構成する。
インバータ制御回路6は、インバータ部20のスイッチング素子Q2,Q3のオン/オフを交互に切り換える駆動信号を出力する第2の駆動部60と、動作設定回路4の周波数設定部41から出力される周波数設定信号に応じて駆動信号の周波数を可変する周波数可変部61とから成る。
以下、本実施形態の動作について説明する。先ず、制御回路3の動作について図2,3を用いて説明する。本実施形態の電源を投入すると、直流電源回路1の出力電圧が後段の負荷回路2及び制御回路3の起動部30に入力される。電源投入直後では、直流電源回路1の出力電圧は交流電源ACの交流電圧を平滑用コンデンサC1で平滑化した平滑電圧であり、この平滑電圧によって高耐圧の抵抗R6を介してダイオードD2及びツェナーダイオードZD1の直列回路に電流が供給される。当該直列回路の両端間に発生する電圧VGが高耐圧のMOSFETから成るスイッチング素子Q4のゲート端子に入力されることで、スイッチング素子Q4がオンに切り換わり、第2の制御電源Vcc2が立ち上がる。そして、第2の制御電源Vcc2の電源電圧、及び後述する検出電圧Va,Vb,Vcが時間とともに上昇する(図3(a),(b)参照)。
第2の制御電源Vcc2の電源電圧は、抵抗R7〜R10から成る直列回路によって検出電圧Va,Vb,Vc(Va>Vb>Vc)に分圧される。検出電圧Vaは、制御電源比較部31における第4のオペアンプOP4の非反転入力端子に入力され、反転入力端子に入力される第3の基準電圧源Vref3の電源電圧と比較される。検出電圧Vb,Vcは、各電圧が入力される1対のトランスファゲート素子を有する第1のマルチプレクサ回路MP1を介して、第3のオペアンプOP3の非反転入力端子に入力される。この第3のオペアンプOP3の出力信号と後述する停止実行部34の出力信号とがOR素子OR1に入力され、OR素子OR1の出力信号によってダイオードD2及びツェナーダイオードZD1の直列回路と並列に接続されたMOSFETから成るスイッチング素子Q5のオン/オフを制御する。尚、電源投入直後では、停止実行部34の出力信号はローレベルであるため、第3のオペアンプOP3の出力信号のみでスイッチング素子Q5のオン/オフが制御される。
第2の制御電源Vcc2が立ち上がった当初は、第1のマルチプレクサ回路MP1によって検出電圧Vcが第3のオペアンプOP3の非反転入力端子に入力されており、反転入力端子に入力される第2の基準電圧源Vref2の電源電圧と比較される。そして、検出電圧Vcが第2の基準電圧源Vref2の電源電圧に達すると、第3のオペアンプOP3の出力信号が反転し、第1のマルチプレクサ回路MP1によって第3のオペアンプOP3の非反転入力端子に検出電圧Vbが入力される。同時に、第3のオペアンプOP3の出力信号がOR素子OR1を介してスイッチング素子Q5のゲート端子に入力されることで、スイッチング素子Q5がオンに切り換わるとともにスイッチング素子Q4がオフに切り換わる(図3(b),(c)参照)。
スイッチング素子Q4がオフに切り換わることで、第2の制御電源Vcc2の電源電圧、及び検出電圧Va,Vb,Vcが低下する。そして、検出電圧Vbが第2の基準電圧源Vref2の電源電圧に達すると、第3のオペアンプOP3の出力信号が反転し、第1のマルチプレクサ回路MP1によって第3のオペアンプOP3の非反転入力端子に再度検出電圧Vcが入力される。また、第3のオペアンプOP3の出力信号の反転に伴って、スイッチング素子Q5がオフに切り換わるとともにスイッチング素子Q4がオンに切り換わる。したがって、第2の制御電源Vcc2の電源電圧、及び検出電圧Va,Vb,Vcは再度上昇に転じる。上記動作を繰り返すことで、スイッチング素子Q4のゲート電圧は図3(c)に示すようになり、オン/オフを繰り返す。
また、第2の制御電源Vcc2の電源電圧は、第1の制御電源生成部32におけるバイポーラトランジスタから成るスイッチング素子Q7のコレクタ端子に入力される。第1の制御電源生成部32は、スイッチング素子Q7と、スイッチング素子Q7のコレクタ端子とベース端子との間に接続される第1の定電流源Iref1と、第1の定電流源Iref1と直列に接続されるツェナーダイオードZD2と、ツェナーダイオードZD2と並列に接続されるMOSFETから成るスイッチング素子Q6とで構成される。スイッチング素子Q6のゲート端子には、制御電源比較部31における第4のオペアンプOP4の出力信号が入力される。而して、第2の制御電源電圧Vcc2の電源電圧が上昇し、検出電圧Vaが第3の基準電圧源Vref3の電源電圧を上回ると、スイッチング素子Q7がオンに切り換わって第1の制御電源Vcc1が立ち上がり、電源電圧が動作設定回路4に供給される(図3(b),(d)参照)。尚、第3の基準電圧源Vref3の電源電圧は、第2の基準電圧源Vref2の電源電圧と等しい。
第1の制御電源Vcc1が立ち上がってから所定期間T1が経過すると、停止実行部34からハイレベル信号が出力され(図3(e)参照)、該ハイレベル信号を受けて第3の制御電源生成部33において第3の制御電源Vcc3が生成される(図3(g)参照)。尚、この第3の制御電源Vcc3の電源電圧が供給されることで直流電源制御回路5の第1の駆動部50の動作が開始する(図3(f)参照)。また、第3の制御電源Vcc3の電源電圧はインバータ制御回路6にも供給されており、第1の駆動部50と同じタイミングで動作を開始する。而して、負荷回路2のインバータ部20が動作を開始する。尚、動作設定回路4の詳細については後述する。
インバータ部20が動作を開始することで、制御電源生成回路23から第2の制御電源Vcc2の電源電圧が制御回路3に供給されるようになる。このため、検出電圧Vb,Vcは常に第2の基準電圧源Vref2の電源電圧を上回るようになり、スイッチング素子Q4はオフの状態を維持する(図3(b),(c)参照)。尚、本実施形態では、スイッチング素子Q4のオフ状態を確実に維持させるために、第3のオペアンプOP3の出力信号と停止実行部34の出力信号とでスイッチング素子Q4のオン/オフを制御している。即ち、インバータ部20の動作時においては停止実行部34の出力信号が常にハイレベルとなるため、仮に第2の制御電源Vcc2の電源電圧が低下して第3のオペアンプOP3の出力信号が反転しても、スイッチング素子Q4のオフ状態を維持することができる。
尚、インバータ部20の動作が停止した場合、制御電源生成回路23からの供給電圧が低下することで検出電圧Vbが第2の基準電圧源Vref2の電源電圧を下回り、再度スイッチング素子Q4がオン/オフ動作を繰り返す(図3(b),(c)参照)。このオン/オフ動作は、直流電源回路1から出力される平滑電圧が十分な大きさであれば継続する。
尚、制御電源生成回路23は、インバータ部20におけるスイッチング動作に応じて第2の制御電源Vcc2を生成できる構成であればどのような構成でもよく、各スイッチング素子Q1〜Q3を駆動できるように10V以上の電源電圧であればよい。
次に、周波数可変部61について図面を用いて説明する。周波数可変部61は、図4に示すように、第5のオペアンプOP5から成る定電圧回路と、第5のオペアンプOP5の出力端子に接続される抵抗R11,R12から成る負荷インピーダンス回路と、第4の基準電圧源Vref4の電源電圧が非反転入力端子に入力される第6のオペアンプOP6を有し、負荷インピーダンス回路に流れる電流に応じてコンデンサC9を流れる電流を調節するカレントミラー回路CMと、各々第5の基準電圧源Vref5及び第6の基準電圧源Vref6と接続される1対のトランスファゲート素子を有する第2のマルチプレクサ回路MP2、及び第2のマルチプレクサ回路MP2の出力電圧とコンデンサC9の両端間電圧とを比較する第7のオペアンプOP7から成る発振回路と、インバータ部20のスイッチング素子Q2,Q3が同時にオンするのを防止するためのデッドタイムを生成するデッドタイム生成部61aとから構成される。
第5のオペアンプOP5の非反転入力端子には、動作設定回路4の周波数設定部41から出力される周波数設定信号が、抵抗R13,R14,R15、及びコンデンサC8から成るフィルタ回路を介して入力される。周波数設定信号は、例えば図5(d)に示すような所定のデューティ比を有する矩形波信号であって、フィルタ回路においてデューティ比に応じた直流信号に変換される。ここで、第5のオペアンプOP5の出力端子は抵抗R11を介して第6のオペアンプOP6の出力端子に接続されているので、周波数設定信号のデューティ比を可変することで第5のオペアンプOP5の出力端子から第6のオペアンプOP6の出力端子に流れる電流の大きさが変化する。而して、周波数設定信号のデューティ比を可変することでコンデンサC9を流れる電流を可変し、駆動信号の駆動周波数を可変することができる。
尚、駆動信号はデッドタイム生成部61aを介して第2のドライブ部60のハイサイド駆動部60a及びローサイド駆動部60bにそれぞれ入力され、各駆動部60a,60bによってスイッチング素子Q2,Q3のオン/オフが制御される。
次に、直流電源制御回路5について図1を用いて説明する。直流電源制御回路5は、スイッチング素子Q1のオン/オフを切り換えることでインダクタL1へのエネルギーの蓄積、及びインダクタL1からのエネルギーの放出を繰り返させるものであって、スイッチング素子Q1のオンへの切り換えは、インダクタL1からのエネルギーの放出のタイミングで行う。このため、直流電源制御回路5には図1に示すように零電流検出部51が設けられており、零電流検出部51においてインダクタL1の二次巻線電圧が0V付近に立ち下がるタイミングを検出することで、インダクタL1からエネルギーが放出されたタイミング、即ち、インダクタL1を流れる電流が所定の電流値以下になるタイミングを判定している。零電流検出部51においてインダクタL1からエネルギーが放出されたと判定すると、RSフリップフロップ52のセット端子にハイレベル信号が入力され、第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1がオンに切り換わる。尚、零電流検出部51の詳細については後述する。
また、スイッチング素子Q1がオンの場合、スイッチング素子Q1を流れる電流を抵抗R2で検出し、抵抗R2における電圧降下分と乗算器53の出力電圧とを第2のオペアンプOP2で比較する。そして、抵抗R2における電圧降下分が乗算器53の出力電圧を上回る、即ち、スイッチング素子Q1を流れる電流が所定値を上回るとRSフリップフロップ52のリセット端子にハイレベル信号(ピーク信号)が入力され、第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1がオフに切り換わる。尚、前記所定値は、直流電源回路1の出力電圧検出11の検出電圧と基準電圧源Vref1の電源電圧とを第1のオペアンプOP1において比較し、フィードバック制御を行うことで決定している。
以下、図5に示すタイムチャートを用いて本実施形態のシーケンス制御について説明する。放電灯Laのフィラメントを予熱する先行予熱期間、放電灯Laを始動させるために共振作用を利用して放電灯Laに高電圧を印加する始動期間、放電灯Laを所望の光出力で点灯させる点灯期間の各期間をシーケンス制御することは従来から一般的に行われており、本実施形態では動作設定回路4を用いて上記シーケンス制御を行っている。
図5(a)に示すように第1の制御電源Vcc1が立ち上がって動作設定回路4に電源電圧が供給されると、停止実行部34への入力信号は、第1の制御電源Vcc1が立ち上がる瞬間にハイレベルとなった後にローレベルとなる(図5(b)参照)。そして、停止実行部34の出力信号がハイレベルとなるまでの所定期間T1の間、周波数可変部61、第1の駆動部50、第2の駆動部60の動作が停止される。
ここで、動作設定回路4を構成するマイコンは、第1の制御電源Vcc1から電源電圧が供給されると予め設定された初期起動プログラムが動作してマイコン端子の機能割り当てを行うが、この際に端子のインピーダンスが無限大になる場合がある。そこで、本実施形態では、第1の制御電源Vcc1と停止判定部42の出力端子との間に抵抗R16を接続しており、マイコン端子の出力が不安定になるのを防止している。
前記所定期間T1が経過すると、図5(c)に示すように停止実行部34からの停止信号がハイレベルとなり、周波数可変部61、第1の駆動部50、第2の駆動部60の動作が開始し、周波数設定部41で設定された駆動周波数でインバータ部20が動作する。ここで、周波数設定部41から出力される周波数設定信号は、図5(d)に示すように、インバータ部20の動作を開始する時刻t1から時刻t2までの先行予熱期間、時刻t2から時刻t3までの始動期間、時刻t3以降の点灯期間の各々でデューティ比を可変している。このため、第5のオペアンプOP5の出力信号は周波数設定信号のデューティ比の変化に伴って図5(e)に示すように変化する。したがって、駆動周波数は先行予熱期間において周波数f1、始動期間において周波数f2、点灯期間において周波数f3と順次可変する(図5(f)参照)。而して、放電灯Laは先行予熱期間、始動期間を経て点灯する。
ここで、第5のオペアンプOP5の入力前段に設けられた抵抗R13,R14,R15、及びコンデンサC8から成るフィルタ回路の時定数を、フィルタ回路の出力電圧が所定期間T1の間に安定するように設定することで、先行予熱期間開始時における第5のオペアンプOP5の出力電圧が安定するので(図5(e)参照)、駆動周波数を安定化することができる。
尚、先行予熱期間及び始動期間は動作設定回路4で決定すればよく、一般的にマイコンに組み込まれている内蔵発振器やタイマ回路によって計時すればよい。また、本実施形態では、後述する周期設定部43で設定されるクロック周期に基づいてマイコンのプログラム処理速度を決定している。
また、周波数設定部41から出力される周波数設定信号は、そのデューティ比が先行予熱期間において0%であり、インバータ部20の動作が安定した後の始動期間において初めてデューティ比を上げているので、インバータ部20の動作開始直後における制御回路3及び動作設定回路4での消費電流を低減し、各制御電源からの電源電圧の供給を安定化することができる。更に、インバータ部20の動作を停止させる際に停止判定部42からの停止信号をハイレベル(即ち、停止実行部34への入力信号をハイレベル)にすることで、抵抗R16に電流が流れないようにすることができ、インバータ部20の動作停止時における制御回路3での消費電流を低減することができる。尚、動作設定回路4を構成するマイコンの入出力信号を、A/D変換回路及びD/A変換回路を使用せずにハイレベル・ローレベルの2値で処理するようにすることで、マイコンでの消費電流を大幅に低減することができる。この場合、起動部30のスイッチング素子Q4へのストレスも大幅に低減されるので、起動部30を小型化することができる。
次に、停止実行部34について図面を用いて説明する。停止実行部34は、図6に示すように、入力電圧検出部10の検出電圧及び停止判定部42からの停止信号電圧が入力される停止信号入力部34aと、停止信号入力部34aからの出力信号を受けて周波数可変部61、第1の駆動部50、第2の駆動部60の動作を停止させる時間を計時する停止時間計時部34bとから成る。
停止信号入力部34aは、非反転入力端子に第7の基準電圧源Vref7の電源電圧が入力されるとともに反転入力端子に入力電圧検出部10の検出電圧が入力される第8のオペアンプOP8と、非反転入力端子に停止判定部42からの停止信号電圧が入力されるとともに反転入力端子に第7の基準電圧源Vref7の電源電圧が入力される第9のオペアンプOP9と、各オペアンプOP8,OP9の出力信号が入力されるOR素子OR2とから構成される。
停止時間計時部34bは、MOSFETから成り、ゲート端子に停止信号入力部34aからの出力信号が入力されるスイッチング素子Q8と、スイッチング素子Q8のドレイン端子に接続されたコンデンサC10と、コンデンサC10に電流を供給する第2の定電流源Iref2と、非反転入力端子にコンデンサC10の両端間電圧が入力されるとともに反転入力端子に第8の基準電圧源Vref8の電源電圧が入力される第10のオペアンプOP10とから構成される。スイッチング素子Q8は、停止信号入力部34aからの出力信号に応じてオン/オフを切り換え、スイッチング素子Q8がオフの場合には、第2の定電流源Iref2から流れる電流とコンデンサC10の静電容量とで決定される充電時間でコンデンサC10が充電される。
ここで、第8のオペアンプOP8は、入力電圧検出部10の検出電圧が所定電圧(第8の基準電圧源Vref8の電源電圧)を上回るとハイレベル信号を出力する。一方、第9のオペアンプOP9は、停止判定部42からの停止信号がローレベルの場合はローレベル信号を、ハイレベルの場合にはハイレベル信号を出力する。したがって、入力電圧検出部10の検出電圧が所定電圧以下であって且つ停止判定部42からの停止信号がローレベルの場合のみ、スイッチング素子Q8がオフに切り換わってコンデンサC10が充電される。そして、コンデンサC10の充電電圧が所定電圧(第8の基準電圧源Vref8の電源電圧)を上回ると、第10のオペアンプOP10からハイレベル信号が出力され、上述のように第3の制御電源生成部33において第3の制御電源Vcc3が生成されて周波数可変部61、第1の駆動部50、第2の駆動部60の動作が開始する。つまり、上述のコンデンサC10の充電時間が前記所定期間T1となり、当該期間においてはインバータ部20の動作が停止する。
以下、動作設定回路4の基本動作を図7に示すフローチャートを用いて説明する。先ず、第1の制御電源Vcc1から電源電圧が供給される(第1の制御電源Vcc1が投入される)と(S1)、初期起動プログラムが動作して初期設定を行い(S2)、周期設定部43が動作を開始する(S3)。この周期設定部43で生成されるクロック信号は、動作設定回路4を構成するマイコンの基本クロックとして使用され、本実施形態では周期TA,TB(TA>TB)の2つのクロック信号を適宜切り換えて用いている。クロック信号はその周期が短くなるほどマイコンでの消費電流が増大するため、ここでは周期TAのクロック信号を先ず用いる。
次に、予め記憶している周波数設定信号のデューティ比の情報を読み出し(S4)、出力する周波数設定信号を設定する(S5)。その後、計時を開始し(S6)、計時した時間に基づいて動作期間の判定を行う(S7)。即ち、時刻t1に達すると先行予熱期間と判定して駆動周波数が周波数f1となるように周波数設定信号を設定し(S9)、時刻t2に達すると始動期間と判定して駆動周波数が周波数f2となるように周波数設定信号を設定し(S10)、時刻t3に達すると点灯期間と判定して駆動周波数が周波数f3となるように周波数設定信号を設定する(S12)。尚、動作設定回路4を起動してから時刻t1に達するまでの所定期間T1の間はインバータ部20の動作を停止させる(S8)。
ところで、本実施形態では、図示していないが放電灯Laが正常に装着されているか否か、及び放電灯Laの寿命が尽きたか否か等の異常を検出する従来周知の異常検出回路が別途設けられており、上記動作中に異常検出回路において異常が検出された場合には制御回路3の動作を停止させるようになっている。このように放電灯Laの寿命検出を行う場合には、特に放電灯Laの点灯期間において寿命検出を即時動作させる必要がある。
そこで、点灯期間に移行する際には、周期設定部43においてクロック信号の周期を周期TBに切り換える(S11)。このようにクロック信号の周期を周期TAよりも短い周期TBに切り換えることで、マイコンの処理速度を速くして寿命検出を即時動作させるようにしている。尚、この周期を切り換えるタイミングは上述のように点灯期間に移行する際に限定されるものではなく、先行予熱期間が開始してから点灯期間に移行するまでの間、即ち、インバータ部20が動作を開始して制御電源生成回路23から第2の制御電源Vcc2の電源電圧が安定して制御回路3に供給されるようになっていればどのようなタイミングでも構わない。
また、上述のように異常を検出して制御回路3の動作を停止させる際に、クロック信号の周期が周期TBである場合には、周期設定部43においてクロック信号の周期を周期TAに切り換えることで、動作設定回路4での消費電流を低減している。而して、起動部30にかかるストレスを低減することができ、インバータ部20の動作を再開する際に各制御電源からの電源電圧の供給を安定化することができる。
次に、零電流検出部51について図面を用いて説明する。零電流検出部51は、図8に示すように、反転入力端子にインダクタL1の二次巻線電圧が入力されるとともに非反転入力端子に第9の基準電圧源Vref9の電源電圧が入力される第11のオペアンプOP11と、インダクタL1の蓄積エネルギー放出後の所定期間の間、零電流検出部51からの零信号の出力を停止させるマスク部51aと、第11のオペアンプOP11の出力信号を受けて任意の幅を有するパルスを1発だけ発生させるワンショットパルス生成部51bとから構成される。また、零電流検出部51とRSフリップフロップ52のセット端子との間にはOR素子OR3が設けられており、当該OR素子OR3の一方の入力端子には、零電流検出部51の出力信号が入力される。また、OR素子OR3の他方の入力端子には、リスタート部54の出力信号が入力される。
リスタート部54は、スイッチング素子Q1のオフ時間を計時するとともに、当該オフ時間が所定期間(例えば約100μs)を超えるとOR素子OR3にハイレベル信号を入力することで、RSフリップフロップ52のセット端子にハイレベル信号を入力し、第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1をオンに切り換える。尚、ワンショットパルス生成部51b及びリスタート部54は従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
マスク部51aは、第11のオペアンプOP11の出力信号、及びNOT素子NOT1を介したワンショットパルス生成部51bの出力信号が入力されるAND素子AND1と、ゲート端子にAND素子AND1の出力信号が入力されるMOSFETから成るスイッチング素子Q9と、スイッチング素子Q9のドレイン端子に接続されたコンデンサC11と、コンデンサC11に電流を供給する第3の定電流源Iref3と、非反転入力端子にコンデンサC11の両端間電圧が入力されるとともに反転入力端子に第10の基準電圧源Vref10の電源電圧が入力される第12のオペアンプOP12と、第12のオペアンプOP12の出力信号、及びワンショットパルス生成部51bの出力信号が入力されるAND素子AND2とから構成される。
以下、零電流検出部51の動作について図9を用いて説明する。先ず、スイッチング素子Q1がオフの状態において、インダクタL1の蓄積エネルギーが放出、即ち、インダクタL1の二次巻線電圧が第9の基準電圧源Vref9の電源電圧を下回ると、第11のオペアンプOP11からハイレベル信号が出力されるとともに、ワンショットパルス生成部51bからワンショットパルスが出力される(図9(c),(d),(f)参照)。
通常、スイッチング素子Q1のオフ期間では、スイッチング素子Q9がオフ状態であるためにコンデンサC11が第3の定電流源Iref3によって充電されており、充電電圧が第10の基準電圧源Vref10を上回っているために第12のオペアンプOP12からハイレベル信号が出力される。而して、第12のオペアンプOP12の出力信号、及びワンショットパルス生成部51bのワンショットパルスによってAND素子AND1の出力信号がハイレベルとなり、RSフリップフロップ52のセット端子にハイレベル信号が入力されて第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1がオンに切り換わる(図9(a)参照)。また、ワンショットパルス生成部51bからのワンショットパルスの発生後は、スイッチング素子Q9がオンに切り換わるためにコンデンサC11が放電する(図9(e)参照)。
スイッチング素子Q1がオンに切り換わると、スイッチング素子Q1を流れる電流が増大するとともに第2のオペアンプOP2への入力電圧が上昇する。そして、当該入力電圧が所定値(乗算器53の出力電圧)を超えると、RSフリップフロップ52のリセット端子にハイレベル信号が入力され、第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1がオフに切り換わる(図9(a),(b)参照)。スイッチング素子Q1がオフに切り換わると、インダクタL1の二次巻線電圧が上昇に転じる(図9(c)参照)。そして、二次巻線電圧が第9の基準電圧源Vref9の電源電圧を上回ると、第11のオペアンプOP11からローレベル信号が出力されてスイッチング素子Q9がオフに切り換わり、コンデンサC11の充電が開始される(図9(d),(e)参照)。
当該コンデンサC11の充電電圧は、第10の基準電圧源Vref10の電源電圧に到達するまでに所定期間T2を要し、当該所定期間T2の間は第12のオペアンプOP12からハイレベル信号が出力されない。したがって、所定期間T2の間はAND素子AND2の出力信号が常にローレベルとなるので、当該期間において第11のオペアンプOP11の出力信号がハイレベルとなり、ワンショットパルス生成部51bからワンショットパルスが発生しても、RSフリップフロップ52のセット端子にハイレベル信号が入力されることはない。而して、マスク部51aは、スイッチング素子Q1をオフに切り換えた後の所定期間T2の間は、零電流検出部51からの零信号(ハイレベル信号)を停止させている。
ここで、発明が解決しようとする課題において述べたように、交流電源ACの出力電圧が一時的に低下した場合、スイッチング素子Q1がオンに切り換わってもインダクタL1に十分なエネルギーが蓄積されない。このため、インダクタL1へのエネルギーの蓄積が不十分な状態でスイッチング素子Q1をオフに切り換えてしまうと、インダクタL1に蓄積されたエネルギーが不十分であるため、蓄積されたエネルギーが瞬時に放出される。これを零電流検出部51が検出してスイッチング素子Q1をオンに切り換えることで、スイッチング素子Q1が非常に短い周期でオン/オフを繰り返してスイッチング素子Q1が熱で破壊される虞があった。
そこで、本実施形態では、上述のようにマスク部51aを設けることで、交流電源ACの出力電圧が一時的に低下してインダクタL1に十分なエネルギーが蓄積されない場合には、所定期間T2の間、零電流検出部51から零信号を出力するのを停止してスイッチング素子Q1が瞬時にオンに切り換わるのを防止している。而して、交流電源ACの出力電圧に異常が発生した場合において、スイッチング素子Q1が非常に短い周期でオン/オフを切り換えるのを防ぐことができ、スイッチング損失の増大によるスイッチング素子Q1の熱破壊を防止することができる。このため、故障が少なく信頼性の高い装置を実現することができる。
(実施形態2)
以下、本発明に係る電源装置の実施形態2について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態は、図10に示すように、零電流検出部51においてワンショットパルス生成部51b、AND素子AND1、NOT素子NOT1を設けていないことに特徴がある。そして、第11のオペアンプOP11の出力信号を直接AND素子AND2に入力するとともに、スイッチング素子Q9のゲート端子には、RSフリップフロップ52の出力信号を入力している。
また、実施形態1では、第2のオペアンプOP2の入力前段にフィルタ部55を設けていたが、本実施形態では第2のオペアンプOP2の出力端子とRSフリップフロップ52のリセット端子との間にフィルタ部55を設けている。更に、本実施形態のフィルタ部55は、図11に示すように、ゲート端子にNOT素子NOT2を介して第2のオペアンプOP2の出力信号が入力されるMOSFETから成るスイッチング素子Q10と、スイッチング素子Q10のドレイン端子に接続されたコンデンサC12と、コンデンサC12に電流を供給する第4の定電流源Iref4とから構成される。
フィルタ部55では、第2のオペアンプOP2の出力信号がハイレベルになるとスイッチング素子Q10がオフに切り換わり、コンデンサC12の充電が開始される。そして、コンデンサC12の充電電圧が所定電圧を超えると、RSフリップフロップ52のリセット端子にハイレベル信号が入力され、第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1がオフに切り換わる。ここで、コンデンサC12の充電が開始されてから所定電圧に達するまでの時間をフィルタ期間Tfとする。尚、フィルタ期間Tfは、第3の定電流源Iref3から流れる電流とコンデンサC12の静電容量とで決定される。
以下、本実施形態の零電流検出部51の動作について図12を用いて説明する。先ず、スイッチング素子Q1がオフの状態において、インダクタL1の蓄積エネルギーが放出、即ち、インダクタL1の二次巻線電圧が第9の基準電圧源Vref9の電源電圧を下回ると、第11のオペアンプOP11からハイレベル信号が出力される(図12(c),(d)参照)。通常、スイッチング素子Q1のオフ期間では、スイッチング素子Q9がオフ状態であるためにコンデンサC11が第3の定電流源Iref3によって充電されており、充電電圧が第10の基準電圧源Vref10を上回っているために第12のオペアンプOP12からハイレベル信号が出力される。而して、第11のオペアンプOP11の出力信号、及び第12のオペアンプOP12の出力信号によってAND素子AND1の出力信号がハイレベルとなり、RSフリップフロップ52のセット端子にハイレベル信号が入力されて第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1がオンに切り換わる(図12(a)参照)。
スイッチング素子Q1がオンに切り換わると、スイッチング素子Q1を流れる電流が増大するとともに第2のオペアンプOP2への入力電圧が上昇する。そして、当該入力電圧が所定値(乗算器53の出力電圧)を超えると、上述のフィルタ期間Tfの経過後、RSフリップフロップ52のリセット端子にハイレベル信号が入力され、第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1がオフに切り換わる(図12(a),(b)参照)。スイッチング素子Q1がオフに切り換わると、RSフリップフロップ52の出力信号がローレベルとなるため、スイッチング素子Q9がオフに切り換わり、コンデンサC11の充電が開始される(図12(e)参照)。
当該コンデンサC11の充電電圧は、実施形態1と同様に第10の基準電圧源Vref10の電源電圧に到達するまでに所定期間T2を要する。而して、マスク部51aは、スイッチング素子Q1をオフに切り換えた後の所定期間T2の間は、零電流検出部51からの零信号(ハイレベル信号)を停止させている。
尚、第2のオペアンプOP2への入力電圧は、コンデンサC11の充電が開始されてから遅延時間Toffが経過した後に0Vとなる(図12(b)参照)。この遅延時間Toffは、第1の駆動部50の出力する駆動信号がローレベルとなった時点からスイッチング素子Q1が実際にオフに切り換わるまでの遅延による。
ところで、上述のフィルタ期間Tfが遅延時間Toffよりも長い場合は特に問題は生じないが、フィルタ期間Tfが遅延時間Toffよりも短い場合には問題が生じる虞がある。即ち、RSフリップフロップ52に第2のオペアンプOP2のハイレベル信号によってリセット入力がされた後、第1の駆動部50の出力する駆動信号がローレベルになったタイミングで第2のオペアンプOP2の入力信号にスイッチング素子Q1のゲート電流が重畳される。この時点でインダクタL1の二次巻線電圧が正電圧へ切り換わっていないと、一瞬リセット入力が解除されてスイッチング素子Q1にチャタリングが生じ、スイッチング素子Q1に過大なストレスを与える虞がある。
これを防ぐために、実施形態1のようにワンショットパルス生成部51bを設け、インダクタL1の蓄積エネルギーが放出されるタイミングでワンショットパルスを生成し、当該ワンショットパルスを用いてスイッチング素子Q1をオンに切り換えるのが一般的である。しかしながら、ワンショットパルス生成部51bを用いると回路構成が複雑になるという問題があった。
そこで、本実施形態では、マスク部51aにおける所定期間T2をフィルタ期間Tfよりも長くなるように設定している。このため、上述のように第2のオペアンプOP2の入力信号にスイッチング素子Q1のゲート電流が重畳されたとしても、当該タイミングは所定期間T2の期間内であるためにコンデンサC11が十分に充電されていない。したがって、第12のオペアンプOP12からハイレベル信号が出力されず、所定期間T2の間はAND素子AND2の出力信号が常にローレベルとなるので、RSフリップフロップ52のセット端子にハイレベル信号が入力されることはなく、スイッチング素子Q1にチャタリングが生じるのを防止することができる。
而して、本実施形態では、実施形態1のようにワンショットパルス生成部51bを設ける必要がないので、回路構成を簡略化することができ、更に故障が少なく信頼性の高い装置を実現することができる。
(実施形態3)
以下、本発明に係る電源装置の実施形態3について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1又は2と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。尚、本実施形態の制御回路3は、直流電源制御回路5、起動部30、制御電源比較部31、第1の制御電源生成部32、第3の制御電源生成部33を同一の半導体基板上に構成して成る。
本実施形態は、図13に示すように、直流電源制御回路5に設けられて直流電源回路1の出力電圧が所望の大きさの所定電圧(以下、「目標電圧」と呼ぶ)よりも低い所定の低電圧を下回るか否かを判定する電圧低下判定部56と、放電灯Laの寿命を検出する寿命検出回路7と、動作設定回路4に設けられて寿命検出回路7の検出結果に基づいて直流電源制御回路5及びインバータ制御回路6の動作を停止させる第1の異常判定部44と、動作設定回路4に設けられて電圧低下判定部56の判定結果に基づいて直流電源制御回路5及びインバータ制御回路6の動作を停止させる第2の異常判定部45とを備える。尚、寿命検出回路7は、放電灯Laの寿命を検出できるものであればよく、従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。また、放電灯Laの始動性を確保するために、先行予熱期間及び始動期間においては第1の異常判定部45において異常判定処理を行わない。
電圧低下判定部56は、図14に示すように、非反転入力端子に出力電圧検出部11の検出電圧が入力されるとともに反転入力端子に第11の基準電圧源Vref11の電源電圧が入力される第13のオペアンプOP13と、ゲート端子に第13のオペアンプOP13の出力信号が入力されるMOSFETから成るスイッチング素子Q11と、スイッチング素子Q11のドレイン端子と第3の制御電源生成部33との間に挿入される抵抗R17とから構成される。
電圧低下判定部56では、目標電圧よりも低い所定の低電圧を検出して異常を判定し、判定結果を第2の異常判定部45に送る。具体的には、出力電圧検出部11の検出電圧と第11の基準電圧源Vref11の電源電圧とを第13のオペアンプOP13で比較し、検出電圧が第11の基準電圧源Vref11の電源電圧を下回る、即ち、直流電源回路1の出力電圧が目標電圧よりも低い所定の低電圧になると第13のオペアンプOP13からローレベル信号が出力される。そして、該ローレベル信号によってスイッチング素子Q11がオフに切り換わり、第3の制御電源生成部33から抵抗R17を介して第2の異常判定部45にハイレベル信号が出力されることで、異常を判定する。
尚、第11の基準電圧源Vref11の電源電圧は、直流電源回路1の出力電圧の目標電圧を決定する第1の基準電圧源Vref1の電源電圧よりも低ければよい。例えば、直流電源回路1の出力電圧の目標電圧が400V、第1の基準電圧源Vref1の電源電圧が2.5Vとし、直流電源回路1の出力電圧が目標値の80%まで低下した場合を異常と判定する場合には、第11の基準電圧源Vref11の電源電圧は2.0Vとなる。
以下、電圧低下判定部56及び第2の異常判定部45の動作について図面を用いて説明する。先ず、直流電源回路1の出力電圧が低下し、出力電圧検出部11の検出電圧が第11の基準電圧源Vref11の電源電圧を下回ると、第13のオペアンプOP13の出力信号がローレベルとなり、第2の異常判定部45にハイレベル信号が入力される(図15(a),(b),(c)参照)。第2の異常判定部45では、ハイレベル信号が入力されると直流電源回路1に異常が発生したと判定し、点灯期間から始動期間の開始時点に移行させるように制御する(図15(d),(e)参照)。
そして、直流電源回路1の出力電圧が所定の低電圧を下回る期間(所定期間T3に相当)が始動期間よりも短い場合は、第2の異常判定部45は、始動期間から点灯期間に移行させるように制御する。このように一旦始動期間を経ることで、仮に放電灯Laが立ち消えしたとしても直流電源回路1の出力電圧が復帰すれば放電灯Laに十分な始動電圧が印加されるため、放電灯Laの立ち消えが維持されないようにすることができる。
一方、直流電源回路1の出力電圧が所定の低電圧を下回る期間(所定期間T4に相当。例えば、約0.5秒)が始動期間を超える場合は(図16(a),(b),(c)参照)、第2の異常判定部45は、始動期間を経た後に停止判定部42から停止信号を出力させ、第1の駆動部50及び第2の駆動部60の動作を停止させ、停止状態を維持する(図16(d),(e),(f)参照)。即ち、直流電源回路1の入力電圧に永続的な異常がある、又は直流電源回路1の設計能力を超えた電力消費が負荷回路2で発生している、或いは出力電圧検出11を構成する部品に故障が発生している等、即時回復するような異常ではなく、安全性を保証できない故障に至る可能性があると判断して直流電源制御回路5及びインバータ制御回路6の動作を停止させ、停止状態を維持する。
以下、動作設定回路4における異常判定処理について図17を用いて説明する。先ず、点灯期間に移行して駆動周波数が周波数f3となるように周波数設定信号を設定する(S1)。次に、電圧低下判定部56の出力信号を第2の異常判定部45に入力するとともに(S2)、寿命検出回路7の出力信号を第1の異常判定部44に入力する(S3)。尚、先に第1の異常判定部44に入力した後に第2の異常判定部45に入力するようにしても構わない。そして、先ず第2の異常判定部45において異常判定処理を行い(S4)、当該異常判定処理において異常が無い場合のみ、第1の異常判定部44において異常判定処理を行う(S5)。
ここで、本実施形態が共振部21の共振周波数に近い同相動作であれば、無効電流が比較的小さいために回路損失を低減することができるが、直流電源回路1の出力電圧の低下による放電灯Laの立ち消えが発生し易くなる。この場合に、仮に放電灯Laの寿命判定、即ち、第1の異常判定部44による異常判定処理を優先させると、放電灯Laの立ち消えを放電灯Laが寿命に達したと誤って判定してしまい、直流電源制御回路5及びインバータ制御回路6の動作の停止を維持してしまうという問題が起こり得る。
そこで、上述のように第2の異常判定部45による異常判定処理を優先させることで、放電灯Laの立ち消え時に誤って放電灯Laが寿命に達したと判定して、直流電源制御回路5及びインバータ制御回路6の動作の停止を維持してしまうのを防ぐことができる。
第2の異常判定部45の異常判定処理において「異常あり」と判定すると、始動期間に移行し(S6)、駆動周波数が周波数f2となるように周波数設定信号を設定する(S7)。そして、始動期間に相当する時間を計時し(S8)、その後第2の異常判定部45に電圧低下判定部56の出力信号を入力する(S9)。この時点で、第2の異常判定部45の異常判定処理(S10)において「異常なし」と判定した場合には、点灯期間に移行して駆動周波数が周波数f3となるように周波数設定信号を設定する。一方、「異常あり」と判定した場合には、直流電源制御回路5及びインバータ制御回路6の動作を停止させる(S11)。
上述のように、直流電源回路1の出力電圧が一時的に低下した場合には、直流電源制御回路5及びインバータ制御回路6の動作を一時的に始動期間に移行させ、また、直流電源回路1の出力電圧が所定期間を超えて低下した場合には、即時回復するような異常ではなく、安全性を保証できない故障に至る可能性があると判断して直流電源制御回路5及びインバータ制御回路6の動作の停止を維持することができるので、装置の安全性を向上させることができる。
(実施形態4)
以下、本発明に係る電源装置の実施形態4について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1又は2と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態は、図18に示すように、直流電源制御回路5に設けられて直流電源回路1の出力電圧が目標電圧よりも高い第1の所定の過電圧を上回るか否かを判定する電圧上昇判定部57と、寿命検出回路7と、第1の異常判定部44とを備える。尚、寿命検出回路7及び第1の異常判定部44は実施形態3と同様の構成である。
電圧上昇判定部57は、図19に示すように、各々第12の基準電圧源Vref12及び第13の基準電圧源Vref13と接続される1対のトランスファゲート素子を有する第3のマルチプレクサ回路MP3と、非反転入力端子に出力電圧検出部11の検出電圧が入力されるとともに反転入力端子に第3のマルチプレクサ回路MP3の出力信号が入力される第14のオペアンプOP14とから構成される。尚、第13の基準電圧源Vref13の電源電圧(第1の所定の過電圧)は、第12の基準電圧源Vref12の電源電圧(第2の所定の過電圧)よりも大きい。第14のオペアンプOP14の出力信号は、RSフリップフロップ52のリセット端子に入力されるとともにOR素子OR4の一方の入力端子に入力される。また、OR素子OR4の他方の入力端子にはRSフリップフロップ52の出力信号が入力され、OR素子OR4の出力信号はリスタート部54に入力されるようになっている。
リスタート部54は、OR素子OR4の出力信号がローレベルになると計時を開始し、計時された時間が所定期間Trを超えるとハイレベル信号を出力する。そして、該ハイレベル信号がOR素子OR3を介してRSフリップフロップ52のセット端子に入力されることで、第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1がオンに切り換わり、直流電源制御回路5の動作が再開される。
以下、電圧上昇判定部57の動作について図20を用いて説明する。電圧上昇判定部57では、目標電圧よりも高い第1の所定の過電圧を検出して異常を判定すると、直流電源制御回路5の動作を停止させる。具体的には、出力電圧検出部11の検出電圧と第13の基準電圧源Vref13の電源電圧とを第14のオペアンプOP14で比較し、検出電圧が第13の基準電圧源Vref13の電源電圧を上回ると第14のオペアンプOP14からハイレベル信号が出力される。そして、該ハイレベル信号がRSフリップフロップ52のリセット端子に入力され、第1の駆動部50を介してスイッチング素子Q1がオフに切り換わり、直流電源制御回路5の動作が停止する(図20(a),(b),(c)参照)。
ここで、第3のマルチプレクサ回路MP3の出力電圧は、第14のオペアンプOP14の出力信号がローレベルの場合は第13の基準電圧源Vref13の電源電圧であるが、第14のオペアンプOP14の出力信号がハイレベルになる、即ち、直流電源回路1の出力電圧が目標電圧よりも高い第1の所定の過電圧になると、第3のマルチプレクサ回路MP3の出力電圧は、第12の基準電圧源Vref12の電源電圧に切り換えられる。そして、直流電源制御回路5の動作停止に伴って直流電源回路1の出力電圧が下降し、出力電圧検出部11の検出電圧が第12の基準電圧源Vref12の電源電圧、即ち、第2の所定の過電圧を下回ると、第14のオペアンプOP14の出力信号がローレベルとなる(図20(b)参照)。この時点で、RSフリップフロップ52の出力信号もローレベルであるため、OR素子OR4の出力信号がローレベルとなり、リスタート部54において計時が開始される。そして、計時された時間が所定期間Trを超えると、リスタート部54からハイレベル信号が出力され、該ハイレベル信号によって直流電源制御回路5の動作が再開される(図20(c),(d)参照)。
従来では、直流電源回路1の出力電圧が所定の過電圧を超えた場合に直流電源制御回路5の動作を停止させ、リスタート部54で計時された時間が所定期間Trを超えると動作を再開させるように制御していた。この場合、直流電源制御回路5の動作を停止してから出力電圧が落ち着くまでに要する時間を想定してリスタート部54で所定期間Tr(例えば、100〜200μs)を設定する必要がある。この所定期間Trは、リスタート部54を構成するチップ上に設けられたコンデンサの容量で決定されるため、所定期間Trを長く設定するにはコンデンサの容量を大きくせねばならず、チップ面積が増大してリスタート部54が大型化するという問題があった。
そこで、本実施形態では、上述のように電圧上昇判定部57において、直流電源制御回路5の動作時には、第13の基準電圧源Vref13の電源電圧と出力電圧検出部11の検出電圧とを比較して直流電源回路1の出力電圧が目標電圧よりも高い第1の所定の過電圧を超えたか否かを判定する。そして、直流電源制御回路5の動作停止時には、第12の基準電圧源Vref12の電源電圧と出力電圧検出部11の検出電圧とを比較して直流電源回路1の出力電圧が目標電圧付近まで下がったか否かを判定している。
而して、直流電源制御回路5の動作停止時において出力電圧が目標電圧付近まで下がった時点からリスタート部54で所定期間Trを計時すればよいため、直流電源制御回路5の動作停止時からリスタート部54で計時していた従来の場合と比較して所定期間Trを大幅に短くすることができる。したがって、所定期間Trを設定するコンデンサの容量が小さくて済むので、チップ面積を小さくしてリスタート部54を小型化することができる。
上述のように、本実施形態では回路を小型化して更に故障の少なく信頼性の高い電源装置を実現することができる。尚、本実施形態に実施形態3に記載の電圧低下判定部56、第2の異常判定部45の構成を組み合わせても構わない。この場合、更に故障が少なく、安全性の高い装置を実現することができる。
1 直流電源回路
11 出力電圧検出部
2 負荷回路
5 直流電源制御回路
51 零電流検出部
51a マスク部
53 乗算器(ピーク電流検出部)
AC 交流電源
L1 インダクタ
La 放電灯
OP1 第1のオペアンプ(ピーク電流検出部)
OP2 第2のオペアンプ(ピーク電流検出部)
Q1 スイッチング素子

Claims (4)

  1. 少なくとも1つのインダクタ、及びインダクタに直列に接続されたスイッチング素子を有し、スイッチング素子のオン/オフを切り換えてインダクタへのエネルギーの蓄積及びインダクタからのエネルギーの放出を繰り返すことで直流電源からの直流電圧又は交流電源からの交流電圧を整流した脈流電圧を直流電圧に変換する直流電源回路と、直流電源回路の出力電圧を受けて負荷に動作電力を供給する負荷回路と、直流電源回路の出力電圧を検出する出力電圧検出部と、出力電圧検出部の検出結果に応じて直流電源回路のスイッチング素子のオン/オフを切り換えることで直流電源回路の出力電圧を所定の大きさの電圧に制御する直流電源制御回路とを備え、直流電源制御回路は、インダクタを流れる電流が所定の電流値以下になると零信号を出力する零電流検出部と、直流電源回路のスイッチング素子を流れる電流が所定の電流値以上になるとピーク信号を出力するピーク電流検出部と、零信号に応じて直流電源回路のスイッチング素子をオンに切り換えるとともにピーク信号に応じて直流電源回路のスイッチング素子をオフに切り換える駆動部とを有し、零電流検出部は、インダクタを流れる電流が所定の電流値以下になった後零信号が駆動部に出力されるのを所定期間の間停止するマスク部を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記直流電源制御回路は、直流電源回路のスイッチング素子を流れる電流が所定の電流値以上になった後ピーク信号が駆動部に出力されるのを所定期間の間停止するフィルタ部を有し、マスク部で設定される所定期間は、フィルタ部で設定される所定期間よりも長くなるように設定されることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記負荷は放電灯であって、負荷回路は、少なくとも1つのスイッチング素子を有し、該スイッチング素子のオン/オフを切り換えることで直流電源回路の出力電圧を高周波電圧に変換するインバータ制御回路と、直流電源制御回路に設けられて直流電源回路の出力電圧が前記所定電圧よりも低い所定の低電圧を下回るか否かを判定する電圧低下判定部と、放電灯に始動するために必要な電力を供給するようにインバータ制御回路を制御する始動期間、及び放電灯に点灯を維持するために必要な電力を供給するようにインバータ制御回路を制御する点灯期間の2つの期間を少なくともシーケンス制御するシーケンス制御部とを備え、シーケンス制御部は、電圧低下判定部で所定の低電圧を下回ったことが判定されると、始動期間に切り換えるとともに所定時間経過後に点灯期間に切り換えるように制御することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 前記直流電源制御回路は、直流電源回路の出力電圧が前記所定電圧よりも高い第1の所定の過電圧を上回るか否かを判定するとともに、第1の所定の過電圧を上回ったと判定すると駆動部を介して直流電源制御回路のスイッチング素子をオフに切り換える電圧上昇判定部と、直流電源制御回路のスイッチング素子のオフ時間を計時するとともに計時された時間が所定期間を超えると駆動部を介して直流電源制御回路のスイッチング素子をオンに切り換えるリスタート部とを備え、電圧上昇判定部は、直流電源回路のスイッチング素子がオフ状態の場合は、直流電源回路の出力電圧が第1の所定の過電圧よりも低い第2の所定の過電圧を下回るか否かを判定し、リスタート部は、電圧上昇判定部において直流電源回路の出力電圧が第2の所定の過電圧を下回ったと判定された時点から直流電源制御回路のスイッチング素子のオフ時間を計時することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電源装置。
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