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JP5301576B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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JP5301576B2 JP2011022024A JP2011022024A JP5301576B2 JP 5301576 B2 JP5301576 B2 JP 5301576B2 JP 2011022024 A JP2011022024 A JP 2011022024A JP 2011022024 A JP2011022024 A JP 2011022024A JP 5301576 B2 JP5301576 B2 JP 5301576B2
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Description

本発明は、感光体に形成した静電潜像をトナーにより現像してトナー像を得る電子写真方式の静電複写機、レーザープリンタおよびファクシミリ等の画像形成装置および画像形成方法に関する。
従来から、電子写真方式による複写機、プリンタおよびファクシミリ等の画像形成装置が知られている。電子写真方式の画像形成装置では、感光体の表面に静電潜像を形成し、現像装置から感光体の表面にトナーを供給して静電潜像を現像し、感光体の表面にトナー像を形成している。また、このトナー像を用紙等のシートに転写し、定着装置によってトナー像をシートに定着させている。
このような画像形成装置では、装置周辺の環境条件の変化、感光体や現像剤の疲労などに起因して、画像濃度が変化する。
そこで、画像形成装置では、例えば所定枚数の印刷が行われるごとに、あるいは温度や湿度などの環境条件の変化に応じて、画像濃度を調整するためのプロセスコントロールが行われている。
プロセスコントロールにおいては、例えば特許文献1に示すように、まず、感光体の表面に、濃度が段階的に変化した小サイズの複数のトナー像(以下、トナーパッチと称する)が形成される。次に、これらトナーパッチの濃度が濃度センサにて検出され、その検出結果に基づいて、画像濃度を調整するための制御が行われる。具体的には、濃度センサにて検出される各トナーパッチの濃度に基づいて、目標の画像濃度(以下、目標画像濃度と称する)を得るための基準となる現像バイアス(以下、基準現像バイアスと称する)を決定している。
なお、濃度センサによるトナーパッチの濃度の検出は、感光体の表面のトナーパッチに対して、あるいは中間転写ベルトを備えた構成では、感光体の表面から転写された中間転写ベルト上のトナーパッチに対して行われる。
特開2008−292614号公報(2008年12月04日公開)
しかしながら、特許文献1の構成では、プロセスコントロールにおいて決定された基準現像バイアスをそのまま次の印刷から適用している。このため、一つのジョブの途中にプロセスコントロールが行われた場合には、プロセスコントロール前の印刷頁と、これに連続するプロセスコントロール後の印刷頁とで、大きく濃度が変化する場合がある。特に、プロセスコントロール前に画像濃度が目標画像濃度に対して大幅に上昇しており、プロセスコントロールによって画像濃度を目標画像濃度に戻すような場合には、プロセスコントロールの前後において画像濃度の変化が顕著となり、見た目において連続する頁同士の違和感が大きくなる。
したがって、本発明は、プロセスコントロールによって画像濃度を目標画像濃度に近づけることができ、かつプロセスコントロールの前後において画像濃度の大幅な変化を抑制することができる画像形成装置および画像形成方法の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、感光体と、前記感光体に形成された静電潜像を現像してトナー像とする現像装置と、現像バイアス供給電源と、前記現像バイアス供給電源から前記現像装置に供給される現像バイアスを制御する制御部と、前記トナー像の濃度を検出する濃度センサと、画像濃度調整動作の際に、前記現像バイアスを変化させて形成された複数の画像濃度調整用トナー像についての前記濃度センサによる検出結果に基づいて、前記制御部により印刷時に設定される印刷時現像バイアスを決定する演算部とを備えている画像形成装置において、前記演算部は、前回の画像濃度調整動作において設定された印刷時現像バイアスである前回印刷時現像バイアスの値が、現像バイアスとして設定される値の範囲のうちの少なくとも低い側の範囲となる場合に、前記印刷時現像バイアスを、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定することを特徴としている。
また、本発明の画像形成方法は、画像濃度調整動作の際に、前記現像バイアスを変化させて形成された複数の画像濃度調整用トナー像についての濃度の検出結果に基づいて、印刷時に設定される印刷時現像バイアスを決定する演算工程を備えている画像形成方法において、前記演算工程では、前回の画像濃度調整動作において設定された印刷時現像バイアスである前回印刷時現像バイアスの値が、現像バイアスとして設定される値の範囲のうちの少なくとも低い側の範囲となる場合に、前記印刷時現像バイアスを、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定することを特徴としている。
上記の構成によれば、演算部は(演算工程では)、前回の画像濃度調整動作において設定された印刷時現像バイアスである前回印刷時現像バイアスの値が、現像バイアスとして設定される値の範囲のうちの少なくとも低い側の範囲となる場合に、前記印刷時現像バイアスを、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定する。したがって、印刷時現像バイアスとして、演算部(演算工程)にて決定された現像バイアスが使用される。
これにより、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスをそのまま印刷時現像バイアスとして使用する場合と比較して、画像濃度調整動作前の頁と、この頁に連続する画像濃度調整動作後の頁との間の画像濃度の変化を抑制することができる。したがって、画像濃度を目標画像濃度に近づけることができ、かつ画像濃度調整動作の前後において、画像濃度が大幅に変化することにより頁間に違和感が生じる事態を防止することができる。
上記の画像形成装置において、前記演算部は、前記の印刷時現像バイアスをDVBp、前記の基準現像バイアスをDVB0、前記の前回印刷時現像バイアスをDVB1、係数をkとした場合に、前記の印刷時現像バイアスDVBpを下記の計算式により求める構成としてもよい。
DVBp=(DVB0−DVB1)×k+DVB1
ただし、係数kは、0<k<1
上記の構成によれば、印刷時現像バイアスDVBp、基準現像バイアスDVB0、前回印刷時現像バイアスDVB1および係数kから印刷時現像バイアスDVBpを容易に求めることができる。
上記の画像形成装置において、前記演算部は、前記係数kを前記の前回印刷時現像バイアスの値が大きくなるほど大きい値に設定する構成としてもよい。
上記の構成によれば、印刷時現像バイアスDVBpは、前回印刷時現像バイアスの値が大きくなるほど大きい値となる。したがって、今回の画像濃度調整動作後の画像濃度は、今回の画像濃度調整動作前の画像濃度(前回の画像濃度調整動作後の画像濃度)が高いほど高くなる。これにより、画像濃度調整動作前の頁と、この頁に連続する画像濃度調整動作後の頁との間の画像濃度の変化をさらに適切に抑制することができる。
上記の画像形成装置において、前記演算部は、前記係数kを前記の基準現像バイアスDVB0と前記の前回印刷時現像バイアスDVB1との差分に応じて変化させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、係数kは基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との差分に応じて変化する。例えば、係数kは基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との差分が大きくなるほど大きくなる。この場合、今回の画像濃度調整動作後の画像濃度は、今回の画像濃度調整動作前の画像濃度(前回の画像濃度調整動作後の画像濃度)が高いほど高くなる。これにより、画像濃度調整動作前の頁と、この頁に連続する画像濃度調整動作後の頁との間の画像濃度の変化をさらに適切に抑制することができる。
上記の画像形成装置において、前記演算部は、前記現像バイアスとして設定される値の範囲のうち、前回印刷時現像バイアスの高い側の範囲において、前記印刷時現像バイアスを前記基準現像バイアスの値に決定する構成としてもよい。
上記の構成によれば、現像バイアスとして設定される値の範囲のうち、前回印刷時現像バイアスの高い側の範囲において印刷時現像バイアスは基準現像バイアスの値となるので、現像バイアスの制御を簡素化することができる。すなわち、画像濃度は、現像バイアスが高い範囲では、現像バイアスの変化に対して変化の割合が小さくなる。そこで、この範囲の現像バイアスでは、基準現像バイアスをそのまま印刷時現像バイアスに設定することができ、このようにすれば、現像バイアスの制御を簡素化することができる。
上記の画像形成装置において、前記制御部は、印刷ジョブ中に前記画像濃度調整動作を行う場合には、その印刷ジョブを停止して前記画像濃度調整動作を行い、前記演算部は、印刷ジョブ中に前記画像濃度調整動作が行われる場合に、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定する一方、印刷ジョブ中以外のときに前記画像濃度調整動作が行われる場合に、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスの値に決定する構成としてもよい。
上記の構成によれば、演算部は、印刷ジョブ中に画像濃度調整動作が行われる場合に、印刷時現像バイアスを基準現像バイアスと前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定する。この場合には、画像濃度調整動作前の頁と、この頁に連続する画像濃度調整動作後の頁との間の画像濃度の変化を抑制し、画像濃度が大幅に変化することにより頁間に違和感が生じる事態を適切に防止することができる。
一方、印刷ジョブ中以外のときには、画像濃度調整動作前の頁と画像濃度調整動作後の頁との間の画像濃度の変化により違和感が生じるという問題は起こり難い。したがって、印刷ジョブ中以外のときに画像濃度調整動作が行われる場合に、印刷時現像バイアスを基準現像バイアスの値に決定しても問題はない。これにより、現像バイアスの制御を簡素化することができる。
上記の画像形成装置において、前記制御部は、印刷ジョブ中に前記画像濃度調整動作を行う場合には、その印刷ジョブを停止して前記画像濃度調整動作を行い、前記演算部は、印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブか中印字率の印刷ジョブかを判定し、印刷ジョブ中に前記画像濃度調整動作が行われる場合、かつ印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブである場合に、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定する一方、印刷ジョブ中以外のときに前記画像濃度調整動作が行われる場合に、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスの値に決定する構成としてもよい。
上記の構成によれば、印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブである場合には、画像濃度を変化させた場合、濃度の変化が目立ち易くなる。そこで、演算部は、印刷ジョブ中に画像濃度調整動作が行われる場合において、印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブである場合に、印刷時現像バイアスを、基準現像バイアスと前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定する。この場合には、画像濃度調整動作前の頁と、この頁に連続する画像濃度調整動作後の頁との間の画像濃度の変化を抑制し、画像濃度が大幅に変化することにより頁間に違和感が生じる事態を適切に防止することができる。
一方、印刷ジョブ中以外のときには、画像濃度調整動作前の頁と画像濃度調整動作後の頁との間の画像濃度の変化により違和感が生じるという問題は起こり難い。したがって、印刷ジョブ中以外のときに画像濃度調整動作が行われる場合に、印刷時現像バイアスを基準現像バイアスの値に決定しても問題はない。これにより、現像バイアスの制御を簡素化することができる。
上記の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像濃度調整動作において、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に設定した場合には、前記画像濃度調整動作後、かつ次の前記画像濃度調整動作までの間に、前記印刷時現像バイアスを前記基準現像バイアスに近づく方向へ少なくとも1回変更する構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像濃度調整動作において、印刷時現像バイアスが基準現像バイアスと前回印刷時現像バイアスとの間の値に設定された場合には、画像濃度調整動作後、かつ次の前記画像濃度調整動作までの間に、印刷時現像バイアスが基準現像バイアスに近づく方向へ少なくとも1回変更される。
これにより、画像濃度調整動作の前後において、画像濃度が大幅に変化することにより頁間に違和感が生じる事態を防止しながら、画像濃度を目標画像濃度に近い濃度にすること、あるいは画像濃度を目標画像濃度にすることができる。
本発明の構成によれば、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスをそのまま印刷時現像バイアスとして使用する場合と比較して、画像濃度調整動作前の頁と、この頁に連続する画像濃度調整動作後の頁との間の画像濃度の変化を抑制することができる。したがって、画像濃度を目標画像濃度に近づけることができ、かつ画像濃度調整動作の前後において、画像濃度が大幅に変化することにより頁間に違和感が生じる事態を防止することができる。
本発明の実施の形態の画像形成装置の全体構成を示す縦断面図である。 図1に示した現像装置およびその周辺部材の構成を示す縦断面図である。 図1に示した画像形成装置の構成を機能的に示すブロック図である。 図1に示した画像形成装置のプロセスコントロールを行うための構成を示すブロック図である。 図1に示した画像形成装置における現像バイアスと感光体ドラム表面のトナー付着量との関係を示すグラフである。 図3に示した演算部において、印刷時現像バイアスの計算に使用する係数kの値を選択する条件を示す表である。 図1に示した画像形成装置における現像バイアスと画像濃度との関係を示すグラフである。 図1に示した画像形成装置において、プロセスコントロールを行う場合の動作を示すフローチャートである。 図8に示したS15の動作の内容を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態の画像形成装置おいて、所定印刷枚数毎にプロセスコントロールが行われ、かつプロセスコントロール後に印刷時現像バイアスの変更処理が行われる場合の印刷枚数と画像濃度との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施の形態における、プロセスコントロール後に印刷時現像バイアスの変更処理を行う画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
図1は、本実施の形態の画像形成装置100の全体構成を示す縦断面図である。
画像形成装置100は、図1に示すように、本体装置110と自動原稿処理装置120とを備え、外部から伝達された画像データに応じて、所定の用紙(例えば、記録用紙)に対して多色および単色の画像を形成するようになっている。
本体装置110は、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91およびトナーカートリッジ98を備えている。
本体装置110の上部に設けられた画像読取部90の上側には、透明ガラスからなり、原稿が載置されるプラテンガラス(原稿載置台)92が設けられている。プラテンガラス92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。
自動原稿処理装置120は、プラテンガラス92の上に自動で原稿を搬送する。また、自動原稿処理装置120は、プラテンガラス92上から上方に回転自在である。これにより、プラテンガラス92上を開放して、プラテンガラス92上に原稿を手操作にて置くことができるようになっている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5およびクリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、4つの画像形成ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。この帯電器5は、図1に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器であってもよい。
露光ユニット1は、外部から入力した画像データまたは原稿から読み取って得られた画像データに応じて、帯電された感光体ドラム3を露光することにより、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム3の表面に形成する画像書込み装置である。このために、露光ユニット1は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたLSU(レーザスキャニングユニット)として構成される。また、露光ユニット1には、レーザビームを走査するポリゴンミラー、およびポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。
露光ユニット1としては、上述した構成の他に発光素子をアレイ状に並べた、例えば、ELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
現像装置2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(Y,M,C,K)のトナーにより顕像化するものである。
なお、4色のトナー以外にも、シアンおよびマゼンタと同一の色相で濃度がより薄い特性をもつライトシアン(LC)およびライトマゼンタ(LM)を加えた6色であってもよく、この場合には中間調の色再現性をより向上できる。
さらに、透明トナーを加えてもよい。透明トナーを用いる場合は、各トナーの最上層に設けると、カラー画像の光沢性がよりいっそう向上し、鮮やかなカラー画像が得られる。
図2は現像装置2およびその周辺部材の構成を示す縦断面図である。図2に示すように、現像装置2は、トナーを収容する現像槽201の内部に、現像ローラ202、攪拌ローラ203,204およびドクターブレード205を備えている。現像ローラ202は感光体ドラム3にトナーを供給して、感光体ドラム3表面の静電潜像を現像する。攪拌ローラ203,204は現像槽201内のトナーを含む現像剤を攪拌する。ドクターブレード205は現像ローラ202から感光体ドラム3に供給されるトナー量を規制する。
感光体ドラム3は、円筒状を呈し、露光ユニット1の上方に配設され、その表面がクリーナユニット4によりクリーニングされ、クリーニングされた表面が帯電器5により均一に帯電される。クリーナユニット4は、画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
中間転写ベルトユニット6は、図1に示すように、感光体ドラム3の上方に配置され、無端状の中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64および中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64は、Y,M,C,Kの各色に対応して4本設けられている。中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63および中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動する。
中間転写ベルト61は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルム(例えばポリイミドやポリアミド)を用いて無端状に形成され、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61上に順次重ね合わせて転写することにより、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成するようになっている。
なお、中間転写ベルト61は、前述した厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを基体とし、基体上にCRゴムやウレタンゴムの弾性層を100μm〜300μm程度設けた構成としてもよく、この場合には、弾性層によってより一層用紙へのトナー像の転写性を向上できる。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。各中間転写ローラ64には、中間転写ベルト61に対して感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスが与えられる。
各感光体ドラム3上で顕像化された各色のトナー像は中間転写ベルト61上に積層される。積層されたトナー像は、中間転写ベルト61の回転に伴い、中間転写ベルト61と転写ローラ10との間の転写位置に搬送され、この位置に搬送されてきた用紙上に転写される。
この時、中間転写ベルト61と転写ローラ10とは、所定ニップ幅で互いに圧接され、転写ローラ10にはトナー像を用紙に転写させるための2次転写バイアスが印加される。この2次転写バイアスは、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧である。
上述した転写工程において、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われずに中間転写ベルト61に残存したトナーは、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収される。これにより、次工程で形成されるトナー像に対してトナーの混色が防止される。
中間転写ベルト61の近傍には、その外周面に近接してフォトセンサ(濃度センサ)206が配置されている。このフォトセンサ206は、プロセスコントロール(画像濃度調整動作)において中間転写ベルト61上に転写されたトナーパッチ画像の画像濃度を検出するものである。
中間転写ベルトクリーニングユニット65は、中間転写ベルト61が搬送される経路上において、中間転写ベルト搬送方向の転写ローラ10よりも下流側、かつ感光体ドラム3よりも上流側に設けられている。
給紙カセット81は、画像形成に使用する用紙を収容し、本体装置110の露光ユニット1の下側に設けられている。本体装置110の外側部には、外部から用紙を供給可能な手差し給紙カセット82が設けられている。本体装置110の上部には、印刷済みの用紙をフェイスダウンで集積するための排紙トレイ91が設けられている。
本体装置110には、給紙カセット81および手差し給紙カセット82の用紙を転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための用紙搬送路Sが設けられている。この用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されている用紙を一旦保持し、感光体ドラム3上のトナー像の先端と用紙の先端を合わせるタイミングで用紙を転写ローラ10に搬送する。
定着ユニット7は、定着ローラとしてのヒートローラ71および加圧ローラ72を備えている。これらヒートローラ71と加圧ローラ72との圧接箇所には、定着ニップ部が形成されている。ヒートローラ71には外部定着ベルト73が設けられている。
定着ユニット7は、2個設けてもよい。これにより、トナーを短時間で2度にわたり溶融定着させることができ、前述した透明トナーを用いた場合は、より一層カラー画像の光沢性が向上して、鮮やかなカラー画像を得ることができる。
図3は、図1に示した画像形成装置100の構成を機能的に示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置100は、例えば、スキャナ211、プリンタ212および周辺機器213を備えた複合機であり、制御部301、記憶部302、表示部303、入力部304、通信部305、演算部306、読取部307、画像処理部308、画像形成部309、定着部310および周辺機器制御部311を備えている。
スキャナ211は、図1に示す画像形成装置100および画像読取部90によって構成される。
プリンタ212は、制御部301、記憶部302、表示部303、入力部304、通信部305、演算部306、画像処理部308、画像形成部309および定着部310を備えている。
制御部301は画像形成装置100の動作を制御する。このために、制御部301には、操作パネル(表示部303、入力部304)を介する印刷指令、画像形成装置100内部の図示しない各種センサなどからの検知結果、図示しない外部機器(USBメモリ、LAN)を介して入力される画像情報、画像形成装置100内部の各装置の動作を制御するための各種設定値およびデータテーブル、および各種制御を実行するためのプログラムなどが入力される。なお、上記外部機器は、画像情報の形成または取得が可能であり、かつ画像形成装置100に電気的に接続可能な電気・電子機器、例えばコンピュータ、デジタルカメラなどである。
制御部301および演算部306は、例えば中央処理装置(CPU)を備えるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどによって実現される処理回路である。
記憶部302は、例えばROM、RAM、あるいはハードディスクドライブ(HDD)などによって構成される。表示部303および入力部304は、画像形成装置100の上面に配置される操作パネルに相当する。通信部305は、ネットワーク回線を介してPC等とLAN接続等を行う。
演算部306は、記憶部302に記憶される各種データ(印刷指令、検知結果、画像情報など)および各種制御を実施するためのプログラムを取り出し、各種検知および/または判定を行う。制御部301は、演算部306における各種判定結果、演算結果などに応じて該当装置に制御信号を送付し、動作制御を行う。画像処理部308は、画像読取部90が読み取った原稿画像を適正な電気信号に変換して画像データを生成する。
画像形成部309は、画像処理部308にて生成された画像データをトナーにより顕像化し、転写紙に転写する。画像形成部309には、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6およびフォトセンサ206、並びに各部に対して電力を供給する電源部が含まれる。定着部310は、画像形成部309で顕像化されたトナー画像を転写紙に加熱定着して固定する。定着部310には定着ユニット7および定着ユニット7対して電力を供給する電源部が含まれる。
周辺機器213は、後処理装置であるフィニッシャーやソーターなどからなり、周辺機器213を制御する周辺機器制御部311を備えている。
画像形成装置100では、装置周辺の環境条件の変化、感光体ドラム3や現像剤の疲労などに起因して、画像濃度が変化する。そこで、画像形成装置100では、例えば所定枚数の印刷が行われるごとに、あるいは温度や湿度などの環境条件の変化に応じて、画像濃度を調整するためのプロセスコントロールが行われる。
図4は、画像形成装置100のプロセスコントロールを行うための構成を示すブロック図である。現像バイアス供給電源312は、現像装置2の現像ローラ202に現像バイアスを供給する電源である。現像バイアス供給電源312は、制御部301からの制御により、現像バイアスを変化させることができる。
プロセスコントロールの際には、感光体ドラム3の表面に、現像ローラ202に供給される現像バイアスを変化させて、濃度の異なる複数のトナーパッチが形成される。本実施の形態では、感光体ドラム3に形成された各トナーパッチは中間転写ベルト61に転写され、各トナーパッチの濃度がフォトセンサ206にて検出される。なお、各トナーパッチの濃度は感光体ドラム3の表面においてフォトセンサ206にて検出される構成であってもよい。また、濃度の異なる複数のトナーパッチは、各色のトナー毎に形成され、プロセスコントロールは各色に対して行われる。
フォトセンサ206による検出結果は制御部301を介して演算部306に入力される。演算部306では、フォトセンサ206による検出結果から、画像濃度を目標画像濃度にするための基準現像バイアスDVB0を計算して求める。さらに、画像形成装置100の印刷時において設定すべき現像バイアスである印刷時現像バイアスDVBpを求める。これら基準現像バイアスおよび印刷時現像バイアスは、記憶部302に記憶される。制御部301は、画像形成装置100での印刷時において、印刷時現像バイアスDVBpが現像ローラ202に供給されるように、現像バイアス供給電源312を制御する。
次に、制御部301による印刷時現像バイアスの設定方法について説明する。図5は、現像バイアスと感光体ドラム3表面のトナー付着量との関係を示すグラフである。
図5において、F1は、前回のプロセスコントロールによって得られた画像形成装置100の特性であり、以下ではプロコン特性F1と称する。F2は、今回のプロセスコントロールよって得られた画像形成装置100の特性であり、以下ではプロコン特性F2と称する。
プロコン特定F1において、3個の黒丸であるP1a,P1b,P1cは、基準現像バイアスを変化させて形成された互いに濃度の異なるトナーパッチを示す。同様に、プロコン特定F2において、3個の白丸であるP2a,P2b,P2cは、基準現像バイアスを変化させて形成された互いに濃度の異なるトナーパッチを示す。
また、現像バイアスDVBに関し、DVB0は基準現像バイアスを示し、DVBpは印刷時現像バイアスを示し、DVB1は前回のプロセスコントロールにより設定された印刷時現像バイアス(以下、前回印刷時現像バイアスと称する)を示す。
また、トナー付着量Tに関し、T0は基準現像バイアスDVB0によって得られる基準トナー付着量を示し、Tpは印刷時現像バイアスDVBpによって得られる印刷時設定トナー付着量を示し、T1は前回印刷時現像バイアスDVB1によって得られる前回トナー付着量を示す。
なお、基準トナー付着量T0は、画像形成装置100の目標画像濃度を得るためのトナー付着量である。したがって、目標画像濃度は基準現像バイアスDVB0によって得られる。印刷時設定トナー付着量Tpは、画像形成装置100の今回のプロセスコントロールにより設定された、印刷時の画像濃度(以下、今回印刷時設定画像濃度と称する)を得るためのトナー付着量である。したがって、今回印刷時設定画像濃度は印刷時現像バイアスDVBpによって得られる。前回トナー付着量T1は、画像形成装置100の前回のプロセスコントロールにより設定された、印刷時の画像濃度(以下、前回印刷時設定画像濃度と称する)を得るためのトナー付着量である。したがって、前回印刷時設定画像濃度は前回印刷時現像バイアスDVB1によって得られる。
演算部306は、基準現像バイアスDVB0を求める場合に、まず図5に示す3個のトナーパッチP2a,P2b,P2cの各トナー付着量から、プロコン特性F2を求める。次に、プロコン特性F2の直線と基準トナー付着量T0を示す直線との交わる点の現像バイアスDVBを基準現像バイアスDVB0とする。これにより、画像濃度を目標画像濃度にするための基準現像バイアスDVB0を求めることができる。
次に、演算部306は、印刷時現像バイアスDVBpを、基準現像バイアスDVB0、前回印刷時現像バイアスDVB1および係数kから
DVBp=(DVB0−DVB1)×k+DVB1 ……(1)
の計算式により求める。上記(1)式において、前回印刷時現像バイアスDVB1は、前回のプロセスコントロールにおいて設定された基準現像バイアスDVB0である。
また、係数kは、0<k≦1の範囲から設定される値である。図6は、係数kの値を選択する条件を示す表である。図6の例では、係数kは、0.5<k≦1の範囲から設定されている。
図6に示すように、係数kは、前回印刷時現像バイアスDVB1の値に応じて変化し、前回印刷時現像バイアスDVB1の値が大きいほど大きい値に設定される。具体的には、係数kは、前回印刷時現像バイアスDVB1が0より大きく、400V未満の範囲において、前回印刷時現像バイアスDVB1の値が大きいほど大きい値に設定される。また、係数kは、前回印刷時現像バイアスDVB1が400V以上、600V未満の範囲において1に設定される。
また、係数kは、基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との差の絶対値(|DVB0-DVB1|(V))に応じて変化し、基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との差の絶対値が大きいほど大きい値に設定される。具体的には、前回印刷時現像バイアスDVB1が0より大きく、400V未満の範囲、かつ基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との差の絶対値が40Vより大きい範囲において、基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との差の絶対値が大きいほど大きい値に設定される。
なお、本実施の形態において、前回印刷時現像バイアスDVB1が400V以上、600V未満の範囲において係数kが1に設定されるのは、次の理由による。
図7は、現像バイアスDVBと画像濃度との関係を示すグラフである。図7に示すように、画像濃度は、現像バイアスDVBが増加するにしたがって増加する。しかしながら、画像濃度は、400V以上、600V未満という現像バイアスDVBが高い範囲では、現像バイアスDVBの変化に対して変化の割合が小さくなる。そこで、この範囲の現像バイアスDVBでは、基準現像バイアスDVB0をそのまま印刷時現像バイアスDVBpに設定しても、プロセスコントロールの前後において画像濃度の変化が小さくなる。したがって、400V以上、600V未満という現像バイアスDVBが高い範囲では、係数kを1に設定している。
したがって、上記の例では、前回印刷時現像バイアスDVB1の少なくとも低い範囲(現像バイアスDVBの変化に対して画像濃度の変化の割合が大きくなる範囲)において、
係数kは、0<k<1(0.5<k<1)の範囲から設定される。
なお、上記のように、前回印刷時現像バイアスDVB1が400V以上、600V未満の範囲、すなわち現像バイアスDVBの変化に対して画像濃度の変化の割合が小さくなる範囲において、係数kを1に設定することにより、現像バイアスの制御を簡素化することができる。ただし、これに限定されることなく、前回印刷時現像バイアスDVB1が400V以上、600V未満の範囲においても、係数kを1未満の値に設定してもよい。
上記の構成において、プロセスコントロール(画像濃度調整動作)を行う場合の画像形成装置100の動作について以下に説明する。図8は、プロセスコントロールを行う場合の画像形成装置100の動作を示すフローチャート、図9は図8に示したS15の動作の内容を示すフローチャートである。
制御部301は、画像形成装置100の電源がONにされると(S11)、プロセスコントロールの実行の要否を判定する(S12)。この判定では、画像形成装置100での設定に応じて、例えば画像形成装置100での印刷枚数が、前回のプロセスコントロールから所定枚数に到達した場合、あるいは温度や湿度などの環境条件の変化が所定値以上となった場合に要となる。
S12での判定の結果、プロセスコントロールの実行が否であればS18に進み、電源がOFFにされると処理を終了する。
また、S12の判定の結果、プロセスコントロールが要であれば、印刷ジョブ中であるかどうかを判定し(S13)、印刷ジョブ中であれば、印刷ジョブを停止(中断)し(S14)、プロセスコントロールを実行する(S15)。一方、S13において印刷ジョブ中でなければ、S15に進んでプロセスコントロールを実行する。
その後、S15でのプロセスコントロールが終了すると、S14において印刷ジョブを停止(中断)している場合には印刷ジョブを再開し(S17)、その印刷ジョブを終える。その後、電源がOFFにされると(S18)、処理を終了する。一方、電源がOFFにされなければS12に戻る。
次に、S15のプロセスコントロールの内容について説明する。
プロセスコントロールの際には、制御部301は、現像バイアス供給電源312を制御して、トナーパッチを形成するための現像バイアスを設定する(S31)。次に、設定した現像バイアスによって感光体ドラム3にトナーパッチを形成する(S32)。
次に、制御部301は、所定個数のトナーパッチの形成が完了したかどうか判定する(S33)。この判定の結果、所定個数のトナーパッチの形成が完了していなければ、所定個数のトナーパッチの形成が完了するまで、S31、S32の処理を繰り返す。この場合、S31での現像バイアスの設定は、トナーパッチごとに変更される。なお、本実施の形態において、トナーパッチの個数は図5に示したように、各色ごとに3個である。
次に、各トナーパッチの濃度をフォトセンサ206によって検出し(S34、S35)、検出結果を記憶部302に記憶する。
次に、今回のプロセスコントロールの前まで使用していた印刷時現像バイアスDVBpを前回印刷時現像バイアスDVB1に設定する(S36)。
次に、演算部306は、S34、S35にて得られた各トナーパッチの濃度の検出結果からプロコン特性F2を求め、図5において説明したように、このプロコン特性F2と基準トナー付着量T0とから、画像濃度を目標画像濃度にするための基準現像バイアスDVB0を求める(S37)。
次に、演算部306は、印刷ジョブ中であるかどうかを判定し(S38)、印刷ジョブ中であれば、上記(1)式により印刷時現像バイアスDVBpを求める。一方、S38において印刷ジョブ中でなければ、S37において求めた基準現像バイアスDVB0を印刷時現像バイアスDVBpとする(S40)。
これ以後、次のプロセスコントロールまでは、制御部301は、演算部306にて求められた印刷時現像バイアスDVBpを現像バイアスとして印刷を行わせる。
本実施の形態の画像形成装置100では、上記のように、プロセスコントロールにおいて、印刷時現像バイアスDVBpは、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との間の値に設定される。したがって、求めた基準現像バイアスDVB0をそのまま印刷時現像バイアスDVBpとして適用する場合と比較して、プロセスコントロールの前の頁と、この頁に連続するプロセスコントロール後の頁との間の画像濃度の変化を抑制することができる。これにより、画像濃度を目標画像濃度に近づけることができ、かつプロセスコントロールの前後において、画像濃度が大幅に変化することにより頁間に違和感が生じる事態を防止することができる。
なお、図8に示したプロセスコントロールの要否の判定においては、印刷ジョブ中において、印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブか中印字率の印刷ジョブかを判定し、印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブの場合に、プロセスコントロールを行う構成としてもよい。
印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブか中印字率の印刷ジョブかの演算部306による判定は、周知の技術により、一つの印刷ジョブ中において、感光体ドラム3に形成される画像の画素数を積算し、積算結果を所定値と比較して判定するようにしてもよい。
この場合、演算部306は、前述のように、印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブか中印字率の印刷ジョブかを判定し、印刷ジョブ中にプロセスコントロールが行われる場合、かつ印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブである場合に、印刷時現像バイアスDVBpを、基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との間の値に決定する。
印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブである場合には、画像濃度を変化させた場合、濃度の変化が目立ち易くなる。したがって、上記のような構成では、プロセスコントロールの頁と、この頁に連続するプロセスコントロール後の頁との間の画像濃度の変化が抑制され、画像濃度が大幅に変化することにより頁間に違和感が生じる事態を適切に防止することができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
本実施の形態の画像形成装置100では、前記実施の形態の場合と同様、演算部306は、S39またはSS49の処理により印刷時現像バイアスDVBpを決定する。
ただし、プロセスコントロールでのこの処理において、印刷時現像バイアスDVBpを目標画像濃度が得られる基準現像バイアスDVB0に一致させず、(1)式の計算により基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との間の値に設定した場合には、プロセスコントロール後、かつ次のプロセスコントロールまでの間に、印刷時現像バイアスDVBpを目標画像濃度が得られる基準現像バイアスDVB0に近づく方向へ少なくとも1回変更する。
この印刷時現像バイアスDVBpの変更は、変更前よりも印刷時現像バイアスDVBpを基準現像バイアスDVB0に近づけるものであっても、印刷時現像バイアスDVBpを基準現像バイアスDVB0に一致させるものであってもよい。また、印刷時現像バイアスDVBpの上記変更は、印刷時現像バイアスDVBpが基準現像バイアスDVB0に順次近づくように、複数回行われることが好ましい。
図10は、本実施の形態の画像形成装置100において、例えば所定印刷枚数毎にプロセスコントロールが行われ、かつプロセスコントロール後に印刷時現像バイアスDVBpの変更処理が行われる場合の印刷枚数と画像濃度との関係を示すグラフである。
図10の例では、画像形成装置100において、プロセスコントロールは200枚印刷毎に行われる。また、印刷時現像バイアスDVBpの変更処理は、プロセスコントロール後の例えば10枚印刷完了時点および20枚印刷完了時点において行われる。
具体的には、図10の例では、プロセスコントロールにおいて、印刷時現像バイアスDVBpは、画像濃度がプロセスコントロール直前の画像濃度と目標画像濃度との中間の画像濃度となるように設定される。そして、プロセスコントロール後から10枚印刷完了時点の1回目の印刷時現像バイアスDVBpの変更処理において、印刷時現像バイアスDVBpは、画像濃度がプロセスコントロール直後の画像濃度と目標画像濃度との中間の画像濃度となるように設定される。さらに、プロセスコントロール後から20枚印刷完了時点の2回目の印刷時現像バイアスDVBpの変更処理において、印刷時現像バイアスDVBpは、画像濃度が目標画像濃度となるように設定される。この場合、印刷時現像バイアスDVBpは基準現像バイアスDVB0に設定される。
上記の構成において、本実施の形態の画像形成装置100の動作を以下に説明する。図11は、プロセスコントロール後に印刷時現像バイアスの変更処理を行う画像形成装置100の動作を示すフローチャートである。
図11において、S11〜S17およびS18の処理は、図8に示したS11〜S17およびS18において説明したとおりである。制御部301は、プロセスコントロールを行った後(S15)、印刷ジョブの途中であれば(S16)、中断していた印刷ジョブを再開する(S17)。
その後、制御部301は、プロセスコントロールにおいて印刷時現像バイアスDVBpを目標画像濃度が得られる基準現像バイアスDVB0に設定したかどうかを判定する(S51)。この判定の結果、印刷時現像バイアスDVBpを基準現像バイアスDVB0に設定していれば、S18に進む。
一方、S51の判定において、印刷時現像バイアスDVBpを基準現像バイアスDVB0に設定していなければ、すなわち印刷時現像バイアスDVBpを基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との間の値に設定していれば、プロセスコントロール後の印刷枚数が、第1の所定枚数(例えば10枚)に到達したかどうかを判定する(S52)。
この判定の結果、プロセスコントロール後の印刷枚数が、第1の所定枚数(例えば10枚)に到達していれば、制御部301は、印刷時現像バイアスDVBpの第1の変更処理を行う(S53)。この第1の変更処理では、印刷時現像バイアスDVBpを基準現像バイアスDVB0に近づけるように変更する。具体的には、印刷時現像バイアスDVBpをプロセスコントロールにおいて設定した印刷時現像バイアスDVBpと基準現像バイアスDVB0との間の値(例えば中間値)に設定する。
次に、制御部301は、プロセスコントロール後の印刷枚数が、第1の所定枚数よりも多い第2の所定枚数(例えば20枚)に到達したかどうかを判定する(S54)。
この判定の結果、プロセスコントロール後の印刷枚数が、第2の所定枚数(例えば20枚)に到達していれば、制御部301は、印刷時現像バイアスDVBpの第2の変更処理を行う(S55)。この第2の変更処理では、印刷時現像バイアスDVBpを第1の変更処理よりもさらに基準現像バイアスDVB0に近づけるように変更する。あるいは、印刷時現像バイアスDVBpを基準現像バイアスDVB0に設定する。
本実施の形態の画像形成装置100では、上記のように、プロセスコントロールにおいて、印刷時現像バイアスDVBpは、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との間の値に設定される。したがって、求めた基準現像バイアスDVB0をそのまま印刷時現像バイアスDVBpとして適用する場合と比較して、プロセスコントロールの前の頁と、この頁に連続するプロセスコントロール後の頁との間の画像濃度の変化を抑制することができる。これにより、画像濃度を目標画像濃度に近づけることができ、かつプロセスコントロールの前後において、画像濃度が大幅に変化することにより頁間に違和感が生じる事態を防止することができる。
また、プロセスコントロールにおいて印刷時現像バイアスDVBpを目標画像濃度が得られる基準現像バイアスDVB0と前回印刷時現像バイアスDVB1との間の値に設定した場合には、プロセスコントロール後、かつ次のプロセスコントロールまでの間に、印刷時現像バイアスDVBpについての少なくとも1回の変更処理を行う。この変更処理では、印刷時現像バイアスDVBpを目標画像濃度が得られる基準現像バイアスDVB0に近づく方向へ変更する。これにより、プロセスコントロールの前後において、画像濃度が大幅に変化することにより頁間に違和感が生じる事態を防止しながら、画像濃度を目標画像濃度に近い濃度にすること、あるいは画像濃度を目標画像濃度にすることができる。
最後に、画像形成装置100の各ブロック、特に制御部301および演算部306は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、画像形成装置100は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである画像形成装置100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記画像形成装置100に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、画像形成装置100を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
2 現像装置
3 感光体ドラム
6 中間転写ベルトユニット
61 中間転写ベルト
100 画像形成装置
110 本体装置
120 自動原稿処理装置
202 現像ローラ
206 フォトセンサ(濃度センサ)
212 プリンタ
301 制御部
302 記憶部
306 演算部
309 画像形成部
312 現像バイアス供給電源

Claims (8)

  1. 感光体と、
    前記感光体に形成された静電潜像を現像してトナー像とする現像装置と、
    現像バイアス供給電源と、
    前記現像バイアス供給電源から前記現像装置に供給される現像バイアスを制御する制御部と、
    前記トナー像の濃度を検出する濃度センサと、
    画像濃度調整動作の際に、前記現像バイアスを変化させて形成された複数の画像濃度調整用トナー像についての前記濃度センサによる検出結果に基づいて、前記制御部により印刷時に設定される印刷時現像バイアスを決定する演算部とを備えている画像形成装置において、
    前記演算部は、前回の画像濃度調整動作において設定された印刷時現像バイアスである前回印刷時現像バイアスの値が、現像バイアスとして設定される値の範囲のうちの少なくとも低い側の範囲となる場合に、前記印刷時現像バイアスを、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定し、
    前記の印刷時現像バイアスをDVBp、前記の基準現像バイアスをDVB0、前記の前回印刷時現像バイアスをDVB1、係数をkとした場合に、前記の印刷時現像バイアスDVBpを下記の計算式により求め、
    前記係数kを前記の前回印刷時現像バイアスの値が大きくなるほど大きい値に設定することを特徴とする画像形成装置。
    DVBp=(DVB0−DVB1)×k+DVB1
    ただし、係数kは、0<k<1
  2. 感光体と、
    前記感光体に形成された静電潜像を現像してトナー像とする現像装置と、
    現像バイアス供給電源と、
    前記現像バイアス供給電源から前記現像装置に供給される現像バイアスを制御する制御部と、
    前記トナー像の濃度を検出する濃度センサと、
    画像濃度調整動作の際に、前記現像バイアスを変化させて形成された複数の画像濃度調整用トナー像についての前記濃度センサによる検出結果に基づいて、前記制御部により印刷時に設定される印刷時現像バイアスを決定する演算部とを備えている画像形成装置において、
    前記演算部は、前回の画像濃度調整動作において設定された印刷時現像バイアスである前回印刷時現像バイアスの値が、現像バイアスとして設定される値の範囲のうちの少なくとも低い側の範囲となる場合に、前記印刷時現像バイアスを、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定し、
    前記現像バイアスとして設定される値の範囲のうち、前回印刷時現像バイアスの高い側の範囲において、前記印刷時現像バイアスを前記基準現像バイアスの値に決定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記演算部は、前記係数kを前記の基準現像バイアスDVB0と前記の前回印刷時現像バイアスDVB1との差分に応じて変化させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、印刷ジョブ中に前記画像濃度調整動作を行う場合には、その印刷ジョブを停止して前記画像濃度調整動作を行い、
    前記演算部は、印刷ジョブ中に前記画像濃度調整動作が行われる場合に、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定する一方、印刷ジョブ中以外のときに前記画像濃度調整動作が行われる場合に、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスの値に決定することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、印刷ジョブ中に前記画像濃度調整動作を行う場合には、その印刷ジョブを停止して前記画像濃度調整動作を行い、
    前記演算部は、印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブか中印字率の印刷ジョブかを判定し、印刷ジョブ中に前記画像濃度調整動作が行われる場合、かつ印刷ジョブが高印字率もしくは低印字率の印刷ジョブである場合に、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定する一方、印刷ジョブ中以外のときに前記画像濃度調整動作が行われる場合に、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスの値に決定することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記画像濃度調整動作において、前記印刷時現像バイアスを、前記基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に設定した場合には、前記画像濃度調整動作後、かつ次の前記画像濃度調整動作までの間に、前記印刷時現像バイアスを前記基準現像バイアスに近づく方向へ少なくとも1回変更することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画像濃度調整動作の際に、現像バイアスを変化させて形成された複数の画像濃度調整用トナー像についての濃度の検出結果に基づいて、印刷時に設定される印刷時現像バイアスを決定する演算工程を備えている画像形成方法において、
    前記演算工程では、前回の画像濃度調整動作において設定された印刷時現像バイアスである前回印刷時現像バイアスの値が、現像バイアスとして設定される値の範囲のうちの少なくとも低い側の範囲となる場合に、前記印刷時現像バイアスを、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定し、
    前記の印刷時現像バイアスをDVBp、前記の基準現像バイアスをDVB0、前記の前回印刷時現像バイアスをDVB1、係数をkとした場合に、前記の印刷時現像バイアスDVBpを下記の計算式により求め、
    前記係数kを前記の前回印刷時現像バイアスの値が大きくなるほど大きい値に設定することを特徴とする画像形成方法。
    DVBp=(DVB0−DVB1)×k+DVB1
    ただし、係数kは、0<k<1
  8. 画像濃度調整動作の際に、現像バイアスを変化させて形成された複数の画像濃度調整用トナー像についての濃度の検出結果に基づいて、印刷時に設定される印刷時現像バイアスを決定する演算工程を備えている画像形成方法において、
    前記演算工程では、前回の画像濃度調整動作において設定された印刷時現像バイアスである前回印刷時現像バイアスの値が、現像バイアスとして設定される値の範囲のうちの少なくとも低い側の範囲となる場合に、前記印刷時現像バイアスを、目標画像濃度が得られる基準現像バイアスと前記の前回印刷時現像バイアスとの間の値に決定し、
    前記現像バイアスとして設定される値の範囲のうち、前回印刷時現像バイアスの高い側の範囲において、前記印刷時現像バイアスを前記基準現像バイアスの値に決定することを特徴とする画像形成方法。
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