JP5395484B2 - 装着装置 - Google Patents
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Description
学式や、血圧の変化を、静電式圧力センサを用いて圧力で測定する圧力式などもある。
ところで、このような電子心拍計において、運動中やトレーニング直後であっても心拍数を測定することができるようにするために、脈波を測定するための脈波測定用センサなどを搭載した手首装着型の生体測定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図13において、100は健康管理腕時計、102は腕時計ケース、108は腕時計バンド、110は表示装置である。腕時計バンド108を用いて、被測定部位である手首に健康管理腕時計100を装着する。図示しないが、腕時計ケース102の裏面(通常の腕時計でいうならば、裏蓋側)に脈波測定用センサと体温測定用センサとを有しており、使用者の生態情報である、脈波(心拍数)と体温とを測定する。そして、表示装置110にその情報を表示する。
特許文献2に示した従来技術を図14を用いて説明する。図14において、200は頸動脈波検出装置、202は把持装置、204は第1アーム、206はヒンジ機構、208は第2アーム、210は脈波検出プローブである。
図15において、300は屈折型時計用バンド、301はバンド本体、302a,302bはバンド端部である。
特許文献3に示した従来技術は、時計本体とバンドとが角度を有して接続している時計である。図15はそのバンド部分を示す平面図である。
屈折型時計用バンド300は、例えば、バンド端部302aが図示しない時計本体の12時方向に設けたカン足と接続し、バンド端部302bが6時方向に設けたカン足と接続することでリング状となる。そして、そのバンド301で図示しない時計本体を手首に装着する。バンド本体301は、バンド端部302a、302bと10°から20°の屈折角θを有しており、このため、バンド本体301と図示しない時計本体とは角度を有して接続される。
図16において、400は時計、401はケース、402はバンド、403はピン、4
04は取付金具、404aは取付金具404に設ける穴である。
特許文献4に示した従来技術は、時計本体とバンドとの角度を変えられるように双方が接続している時計である。時計400は、ケース401の両端にそれぞれピン403が設けられ、バンド402の両端部の取付金具404にはそれぞれ孔404a設けられている。そして、ピン403に孔404aが嵌め込まれて、ケース401の平面内で、ケース401とバンド402が揺動可能に連結した構造を形成している。
このため、時計400は、腕の動きに合わせてケース401が動くようになり、手首に密着しやすい構造となっている。
図17において、500は時計、501はケース、502はバンド、503はボールヘッドジョイント、504はピボット、505はスリーブである。
特許文献5に示した従来技術は、時計本体とバンドとの角度をさらに変えられるように双方が自由継手構造で接続している時計である。時計500は、ケース501の両端にそれぞれボールヘッドの付いたピボット504が設けられている。バンド502の両端部には、スリーブ505が設けてある。
このため、時計500は、矢印mや矢印nの方向に回転可能であり、ケース501が手首に密着しやすい自由度を持った構造となっている。
端部分に、複数の脈波検出プローブ210が、突出方向に摺動可能で、かつ揺動可能なように連結する必要があるため、構造が複雑で、大型になってしまい、コストが高くつくことになるとともに、首などの比較的大径の部分には適用できても、例えば、手首、足首、指などの生体の比較的小径の部分に適用するには不向きである。
特許文献4と特許文献5とに示した従来技術は、共に腕を振るなどの運動をすると、懸かる加速度により時計ケースが動いてしまい、ほとんど密着しなくなってしまう。
装着装置を提供することもできる。
むバンド体とを有し、ケース体の接触面とバンド体の対向面とで被装着部位を挟むことでケース体を被装着部位に装着をする装着装置であって、
ケース体とバンド体とを結合し、ケース体の接触面とバンド体の対向面とのなす角度を可変可能に結合する角度可変機構を有し、この角度可変機構は、上記角度を、ケース体とバンド体とを所定の角度に固定するロック機構を有し、バンド体は、角度可変機構から対向面にいたる部分が剛性を有する剛性部材で形成されていることを特徴とする。
図1から図6を用いて本発明の装着装置の全体構成を説明する。なお、各図において同一の構成部材には同一の番号を付して、重複する説明は省略する。
ケース本体1は、表面側に表示部8が設けられ、その裏面側にセンサ5が配置される。センサ5は被装着部位と接触するセンサ接触面51を有している。
バンド体20は、第1バンド2と第2バンド6からなる。第1バンド2は、ケース体1の前面部11と第2バンド2の連結部分に、ケース体1とバンド体20とを生体の被装着部位に付勢するヒンジ部3と、ケース体1とバンド体20との間の角度(詳しくは、図4に示すように、センサ接触面51と対向面23との角度)を可変する角度可変機構とが形成される。ケース体1の前面部11の側面には、角度可変時におけるヒンジ逃げ部11cが設けてある。
ヒンジ部3は、その軸(X―X軸)回りに回動が可能な付勢手段を内装している。この付勢手段によって、ケース体1の生体との接触面となるセンサ接触面51とバンド20を構成する第1バンド2の対向面23とが近づく方向に付勢されている。
ケース体1とヒンジ部3との間に、固定用ノブ4の軸(Y―Y軸)回りに回動が可能な角度可変機構を備えている。そして、この角度可変機構によって、ケース体1とバンド体20とは、その角度を変えることができるとともに、固定用ノブ4によりその角度を固定することができる。
心拍数)を表示する。表示部8は、生体情報を、絵、文字、図形のいずれか1つ、またはそれらの組み合わせで表示することができる。この表示の詳細については、図12を用いて後述する。
ケース体1には、センサ5の測定を制御する制御手段や測定結果を演算する信号処理手段も搭載されているが、その他に、計時機能、通信機能(例えば、携帯電話機能)などの機能を併せ持っていてもよい。
このように、ケース体1とバンド体20はリング状になるから、その内側に被装着部位である手首を通し、装着装置10を固定する。
図2および図3に、ヒンジ部3と角度の外観が示されている。ケース体1の前面部11には、その裏面11bから表面11aに向かって2つの切り込み部分11dが設けてある。図2に示すように、2つの切り込み部分11dは、表面11aには到達しておらず、平面で見るとコの字形状にくりぬかれたような形状をなし、ヒンジクランプ部14が構成されている。
このヒンジクランプ部14がヒンジ連結部34と接続することで、ケース体1とバンド体20とは、ヒンジ部3において接続される。
装着装置10は被装着部位にフィットさせる必要がある。また、ケース体1にはセンサ5が搭載されているときは、このセンサ5を被測定部位に密着させる必要がある。このため、ヒンジ部3は、第1のバンド2をケース体1の方向に近づけるように付勢する付勢手段を備えている。
角度可変機構は、ヒンジ部3と接続されているヒンジ連結部34とヒンジクランプ部14とを、固定用ノブ4およびナット41を用いて挟み込むことで構成する。
すなわち、切り込み部分11dにヒンジ連結部34が嵌め込まれるようになっており、固定用ノブ4がケース体1の前面部11とヒンジ連結部34とヒンジクランプ部14を貫通し、ヒンジクランプ部14に設けた六角形の凹部に収納されたナット41と螺合している。
ケース体1とバンド体20との角度可変機構により、ケース体1の接触面となるセンサ接触面51と、バンド体20のケース体1との対向面である対向面23と、がなす角度は可変することができる。その様子を図4を用いて説明する。
図4は、装着装置10を固定ノブ4を正面に見る方向の図である。図4(a)は、ケース体1がM方向に角度α1だけ傾けた例である。図4(b)は、ケース体1がN方向に角度α2だけ傾けた例である。なお、図4において、センサ5およびセンサ接触面51は見えないので、点線で示している。
この角度(α1,α2)は、ケース体1の人体との接触面(センサ5のセンサ接触面51)とバンド体20の対向面23とのなす角度である。
すでに説明したように、ケース体1とバンド体20とは、前面部11に設けてあるヒンジ逃げ部11cとヒンジ部3とが当接するまで傾けることができるから、角度(α1,α2)は、ヒンジ逃げ部11cとヒンジ部3とが当接するまでの距離で決めてもよい。なお、角度α1と角度α2とは、同じ角度でもよく、特に限定しないが、13度〜15度程度である。
本発明の装着装置10を例えば腕時計のようにセンサのない装置に適用した場合は、固定用ノブ4を設けて締め付けを行うようにする必要はない。この場合、装着装置10を手首に装着した後、日常の生活や運動などを行うと、腕の振りや手首の曲げ角度などに応じて、人体の表面には皮膚の伸縮や、筋や骨の隆起などが起こる。このようなとき、ケース
体1とバンド体20とは、人体の動きに合わせて角度α1または角度α2だけ傾くことで、装着装置10は、人体の動きに関わらず、常に人体にフィットすることができる。
このため、被測定部位の表面の状態に合わせてケース体1とバンド体20との角度(α1,α2)を決めた後には、角度可変機構を構成する固定用ノブ4を締め込み、角度が変わらないように固定する。
次に、装着装置10を装着した様子を図5、図6を用いて説明する。
図5は、装着装置10を被装着部位である手首に装着した手のひら側からの様子を示す斜視図であり、図6は、図5に示す矢印Aの向きから見た図であり、腕の親指側の側面を見た斜視図となっている。なお、センサ5は点線で示している。
角度α2は、図4(b)に示す角度と同じものである。図6に示すように、手首から肘の方向に渡り、腕の太さが変わるときの角度に相当する。つまり、被装着部位が人体の手首のような部分であると、その表面は、筋肉、骨、筋などのために平らな部分がほとんどなく、皮膚表面には傾斜がついている。装着装置10は、このような皮膚表面の傾斜があってもケース体1を密着し、固定することができるのである。
本発明の装着装置は、そのような場合であっても、角度α1または角度α2を適宜変更でき、その後にその角度を維持するように固定することができるため、ケース体1(または、センサ5)が被装着部位に密着することができるのである。
次に、センサ5について説明する。
図2および図3に示すように、ケース体1の裏面である内側は、生体の被装着部位である手首の外形形状に沿って湾曲した形状を備え、そして、手首の撓骨動脈に対向する部分
に、センサ5がわずかに突設して設けられ、センサ接触面51を有している。
センサ5としては、体温を測定するための温度センサ、発汗度を測定するための発汗センサなどとしてもよく、これらの組み合わせのセンサ群としてもよい。このように構成することによって、脈波の測定、体温の測定、発汗度の測定に対応することができ、極めて便利である。
次に、図3、図7、図8を用いて角度可変機構およびヒンジ部の3付勢手段の構成を詳述する。
図7は装着装置の分解斜視図であり、図8は装着装置の角度可変機構の部分断面拡大斜視図である。
成される。321は、ヒンジ側端部21内に収納され固定された固定カム、322は可動カム、323は付勢バネである。
まず、ケース体1とヒンジ部3の角度可変機構について詳細に説明する。
角度可変機構は、複数の部材で構成している。固定用ノブ4がケース体1の貫通孔13とヒンジ部3のヒンジ連結部34の孔31を貫通し、ケース体1が固定用ノブ4の軸(Y−Y軸)回りにヒンジ部3に対し回動可能に形成されている。
そして、ヒンジ連結部34の孔31を中心として円周上に形成したラック33と、爪42と、板バネ43と、ケース体1の前面部11の内部にある爪42と板バネ43のガイド機構も有している。ガイド機構とは、ガイドピン穴16、ガイド用矩形穴17、爪の先端421、爪のガイドピン422、爪の回り止め423である。
このような構成であるから、角度可変機構は、固定用ノブ4を緩めても、ラチェット機能によりケース体1の傾きを維持することができる。
次に、第1バンド2をケース体1に近づける方向に付勢する付勢手段について詳細に説明する。
カバー部32a,32bの内部には、それぞれ可動カム322とこれに接続する付勢バネ323とが内蔵されている。第1バンド2のヒンジ側端部21には貫通口があり、その内部には、一対の固定カム321が内蔵されている。
可動カム322には可動カム接触面322aがあり、固定カム321にも固定カム接触面321aがある。可動カム322に接続している付勢バネ323と固定カム321とは、可動カム接触面322aと固定カム接触面321aとが噛み合うようになっている。付勢手段は、このように構成されている。
したがって、可動カム322と固定カム321との斜面の噛み合いと付勢バネ323による押圧力によって、X−X軸回りに回転力が発生し、第1バンド2をケース体1の方向
に付勢することができる。
付勢手段により一定の押圧力を発生させることができるから、装着装置10は、装着者が静止した状態以外の状態(例えば、トレーニング中)などにおいても、センサ5による正確な測定を実施することができる。
次に第1バンド2について、図3、図7を用いて詳述する。
図7に示すように、第1バンド2は、ヒンジ側端部21の厚さが厚く、かつヒンジ側端部21の両側から、2条の(2本の)平行なバンド部が延設された形状で、第2バンド側端部22に向かって厚さが薄くなるように形成されている。第1バンド2は、剛性部材で構成している。第2バンド側端部22には、ケース体1のセンサ5に対向する対向面23が形成されている。
この開口部24を有することにより、手首に装着する際に、開口部24内に尺骨突起が位置するように位置決めをすることができる。つまり、開口部24は、位置決め手段としても機能することができる。
、ウレタンゴム、フッ素ゴム、NBR、アクリルゴムなどの各種エラストマなど、弾性力を有する可撓性部材を採用するのが望ましい。
次に第2バンド6について、図3、図7を用いて詳述する。
第2バンド6は、装着装置10において、第1バンド2の2条の(2本の)平行な第2バンド側端部22と、ケース体1の後端部12との間を連結して、生体の被測定部位を締め付けるように構成されている。
例えば、第2バンド6を伸縮自在の部材で構成するのである。また、係止シャフト15およびその取り付け穴を工夫するようにしてもよい。すなわち、角度(α1,α2)に応じて係止シャフト15が湾曲してもよく、ケース体1の後端部12に設ける係止シャフト15の取り付け穴を楕円形状にすることで、係止シャフト15が傾くようにしてもよい。
もちろん、これらの構成は一例であるが、このようにすれば、ケース体1とバンド体20との間に、角度(α1,α2)を有しても、第2バンド6がその傾きを規制してしまうことはない。
次に、装着装置10に設けている角度可変機構により、ケース体1を傾けた場合のセンサ5による検出レベルの特性を、主に図9〜図11を用いて説明する。
図9から図11は、本発明の装着装置10を生体の左手首に装着し、角度可変機構によりケース体1を所定の角度に傾け、センサ5で検出した出力レベル状況を説明する図である。図9は、装着装置10を生体の左手首に装着した状態の斜視図であり、図10および図11は、センサ5による被験者4名の脈拍を検出した出力レベルの良否判定を説明する図表である。
図9において、50はセンサ5を構成するセンサ素子群を示すものであって、マトリクスタイプのセンサアレイである。
センサアレイ50は、例えば、6×7マトリクスタイプであり、手首の長さ方向に6つのセンサ素子が並び、手首の幅方向7つのセンサ素子が並ぶ、計42個のセンサ素子から構成されている。図9に示すように、各センサ素子には便宜上1〜42の番号を付与している。
このようなセンサ素子を用いて、人体の脈波を測定する。そして、ケース体1に内蔵している図示しない手段によって、測定した脈波から心拍数を測定し、その結果を表示部8に表示する。
脈波は、心臓の鼓動により伸縮した血管の振動として人体の皮膚に現れる。脈波の測定は、それを検出する。皮膚に現れる振動は、ある程度の面積に広がって発生するものであるから、マトリクスタイプのセンサアレイを用いると、所定の皮膚面積全体の振動を測定することができるため、脈波を検出し損なうことが少ない。また、どのセンサ素子が脈波を測定しているかも調べることができて便利である。
なお、図9に示す例は、生体の左手首に装着装置10を装着している。手首の側面から見た様子は、図6を参照されたい。図6に示すように、ケース体1とバンド体20とのなす角度は、α2となっている。
なお、これらの処理を行うケース体1に内蔵している図示しない信号処理回路の動作およびセンサ素子からの電気信号の説明は、すでに知られている技術であるため省略する。
れた電気信号については、検出可能な出力レベルの電気信号を検出した場合は○印、検出不可能な出力レベルの電気信号は×印をセンサアレイ50上に示している。
図10と図11との図表を比較することで、ケース体1とバンド体20とのなす角度の違いによるセンサ出力の変化を知ることができる。
図表によれば、その被験者1においては、1回目の測定では、センサ素子11番,12番,15番〜18番,20番〜24番,26番〜30番,34番,35番が脈波を検出していることを示している。2回目の測定では、センサ素子17番,21番〜24番,27番〜30番,34番〜36番が脈波を検出していることを示している。3回目では、センサ素子13番〜18番,21番〜24番,26番〜30番が脈波を検出していることを示している。4回目では、センサ素子9番〜12番,13番〜18番,19番〜24番,26番〜30番が脈波を検出していることを示している。5回目の測定では、センサ素子16番〜18番,21番〜24番,26番〜30番,34番〜36番が脈波を検出していることを示している。
装着装置10の付勢手段によって、第1バンド2がケース体1の方向に付勢されているが、角度可変機構は、ロック機構により、ケース体1とバンド体20とのなす角度を固定することができるから、付勢手段による付勢力が逃げることがなく、センサ5を被測定部に押圧する状態を維持できるのである。
これにより、運動中やトレーニング中に腕が振られ加速度が掛かったとしても、図11の図表に示すように、センサアレイ50内で脈波を検出できるセンサ素子の数が多いため(換言すると検出範囲が広いから)、脈波を検出し損なうセンサ素子が少ないのである。
すなわち、外乱に強く、心拍数の測定に信頼性のあるデータを得ることが可能となる。
次に、表示部8の表示される内容について説明する。また、表示部8と角度可変機構を連携して、ケース体1とバンド体2を最適な傾き角度に調整する方法についても説明する。
図12に示すように、表示部8は、時計表示部81、運動強度と心拍数とを表示する生体情報表示部82、ケース体1とバンド体20とのなす角度(α1,α2)を表示する傾き角度表示部83から形成されている。
このため、近年では、運動中の酸素摂取量を計測する代わりに、酸素摂取量と概ね比例する心臓の心拍数を基に数値化され、身体にかかる負荷を心拍数をもって把握することが行われているのである。
その場合、算出した角度は、傾き角度表示部83に、例えば、13度などと表示することができる。
その場合、傾き角度表示部83は、ドットマトリクス型の表示手段として、各センサ素子ごとの脈波の検出状態をグラフィカルに表示してもよい。図12に示す例では、傾き角
度表示部83は、3×6ドットマトリクスのグラフィックで表示している。
まず、装着装置10を手首に装着し、図示しないがスイッチなどを操作して脈波を測定するモードにするなどして、心拍数の測定を開始する。
固定用ノブ4を緩める。この状態ではクリック機構が働きケース体1はその位置を保っている。
次に、傾き角度表示部83の3×6ドットマトリクスの表示を目視しながら、ケース体1を徐々に傾ける。最適な傾き角度は、撓骨動脈に沿って、センサ5が手首を一様に圧接している状態であるから、傾き角度表示部83の表示状態がより多くのセンサ素子が脈波を検出している状態となる位置でケース体1の傾きを止める。
そして、ロック機構の固定用ノブ4を締め付け固定する。
以上のような簡単な手順で、ケース体1とバンド体20とのなす角度(α1,α2)が最適な傾き角度に設定される。
2 第1バンド
3 ヒンジ部
4 固定用ノブ
5 センサ
6 第2バンド
7 バンド接続部
8 表示部
10 装着装置
11 ケース体1の前面部
11a 前面部11の表面
11b 前面部11の裏面
11c ヒンジ逃げ部
11d 切り込み部分
12 ケース体1の後端部
13 貫通孔
14 ヒンジクランプ部
15 係止シャフト
16 ガイドピン孔
17 ガイド用矩形穴
20 バンド体
21 ヒンジ側端部
22 第2バンド側端部
23 対向面
24 開口部
31 ヒンジ連結部の孔
32a,32b カバー部
33 ラック
34 ヒンジ連結部
41 ナット
42 爪
43 板バネ
50 センサアレイ
51 センサ接触面
61 分岐部分
62 結合部分
63 面ファスナー
64 折り返し部
71 第1接続部材
72 第2接続部材
81 時計表示部
82 生体情報表示部
83 傾き角度表示部
321 固定カム
321a 固定カム接触面
322 可動カム
322a 可動カム接触面
323 付勢バネ
421 爪の先端
422 爪のガイドピン
423 爪の回り止め
Claims (4)
- 生体の被装着部位と接触する接触面を有するケース体と、前記接触面と対向する対向面を含むバンド体とを有し、前記ケース体の前記接触面と前記バンド体の前記対向面とで前記被装着部位を挟むことで前記ケース体を前記被装着部位に装着をする装着装置であって、
前記ケース体と前記バンド体とを結合し、前記ケース体の前記接触面と前記バンド体の前記対向面とのなす角度を可変可能に結合する角度可変機構を有し、
前記角度可変機構は、前記角度を、前記ケース体と前記バンド体とを所定の角度に固定するロック機構を有し、
前記バンド体は、前記角度可変機構から前記対向面にいたる部分が剛性を有する剛性部材で形成されていること
を特徴とする装着装置。 - 前記装着装置は、前記ケース体の前記接触面と前記バンド体の前記剛性部材とを近づける方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1に記載の装着装置。
- 前記ケース体は、前記接触面と接触して生体情報を測定するセンサを備え、
前記生体情報は、脈拍、血圧、発汗のいずれか1つ、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1または2に記載の装着装置。 - 前記ケース体は、前記生体情報を表示する表示手段を備え、
前記表示手段は、前記生体情報を、絵、文字、図形のいずれか1つ、またはそれらの組み合わせで表示することを特徴とする請求項3に記載の装着装置。
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