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JP5392974B2 - 携帯電子機器および電源端子 - Google Patents

携帯電子機器および電源端子 Download PDF

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Description

本発明は、筐体内部に設けられる回路基板に対して電池から電源供給を経由させるための電源端子を備える携帯電子機器、およびこの電源端子に関する。
このような電子機器では、図12に示すように電子機器の筐体内部に収容される回路基板29と、筐体の一部を構成する筐体片123と、筐体片の外側(回路基板129の対向する側と反対側)に凹状に設けられた電池収納室123aと、回路基板129に実装されて電池収容室123aの側壁123bの孔部123cにて、少なくとも電源端子181の備える金属にて形成された弾性を有する接触子183の一部が露出する電源端子181とを備えて構成されている。そして、電池収納室123aに収容したバッテリ130は、その電池接点130aが接触子183に当接することで回路基板129への給電を行う(例えば特許文献1)。
特開2002−9912号公報
図12に示される携帯電子機器は、接触子183の露出する孔部123cは筐体を構成する筐体片における電池収納室123aの側壁123bの一部にのみ設けられている。電源端子181の接触子183が電池収納室123aに露出するよう取り付けるためには接触子183がこの孔部123cをくぐるように筐体片123に対して回路基板129を傾けながら組み込まねばならず、組み込み工程上多少ながらも時間を要することとなっていた。
また、昨今の携帯電子機器は多機能化が進み、回路基板に実装される部品の点数が増加するとともに機器のサイズが大型化しており、市場からはその小型化が要求されてきている。
さらに、機器を携帯する都合上、埃や水などの異物の浸入にも対処する必要があった。
本発明の目的は、携帯電子機器において、組み立て工程の容易化を図りつつも機器を小型化し、なおかつ異物の進入を防ぐことのできる構成を有する携帯電子機器およびその電源端子を提供することにある。
本発明の携帯電子機器は、外部に凹部および当該凹部に設けられる開口部を備える筐体と、当該筐体の内部に配される回路基板と、前記回路基板に実装された電源端子であって、前記開口部から露出する電源端子と、前記筐体の前記凹部に収容され、前記電源端子を介して前記回路基板への給電を行う電池と、を備え、前記電源端子は、本体と、当該本体から突出する接触子と、前記本体から前記接触子の突出方向と同じ方向に延在される延在部とを有し、前記本体および前記延在部により前記筺体の前記開口部を塞ぐことを特徴とする。
また、前記凹部は、底面と側壁部とからなり、前記開口部は、前記底面と前記側壁部とに跨って形成され、前記電源端子は、前記本体が前記側壁部と連続面を形成するとともに前記延在部が前記底面と連続面を形成して前記開口部を塞いでもよい。
また、前記接触子は、前記電池が前記凹部に収容された状態で前記電池に押圧されもよい。
さらに、本発明の電源端子は、外部に凹部および当該凹部に設けられる開口部を備える筐体の内部に配される回路基板に実装されて前記筐体に形成された開口部から露出すると共に、前記筐体の前記凹部に収容される電池から前記回路基板への電源供給を行うための電源端子であって、本体と、当該本体から突出する接触子と、前記本体から前記接触子の突出方向と同じ方向に延在される延在部とを有し、前記本体および前記延在部により前記筺体の前記開口部を塞ぐことを特徴とする。
本発明によれば、組み立て工程の容易化を図りつつも機器を小型化し、なおかつ異物の進入を防ぐことができる構成を有するおよび携帯電子機器を得ることが出来る。
図1は、本発明の実施形態に係る電子機器としての携帯電話機1の外観を開状態で示す斜視図である。携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、開状態と閉状態との間で互いに回動可能に連結された送話筐体2及び受話筐体3を備えている。
送話筐体2及び受話筐体3は、それぞれの端部が回動の中心となる連結部4により連結されることにより携帯電話機1全体の筐体を構成するようになっている。送話筐体2及び受話筐体3は、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では互いに重ねあわされて互いの輪郭が略一致する。連結部4は、送話筐体2の端部に形成された凹部10に、受話筐体3の端部に形成された凸部9が嵌合して構成されている。
送話筐体2には、例えば、通話用のマイクロフォン104、通信のための内蔵アンテナ40(図3参照)、ユーザの操作を受け付ける操作部6が設けられている。受話筐体3には、例えば、通話用のスピーカ110、画像や文字を表示するメイン表示部7が設けられ、さらに図示を略するが受話筐体3背面には、報知用のスピーカ及びサブ表示部、カメラが設けられている。
図2は、送話筐体2の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、送話筐体2は、閉状態で受話筐体3に対向する面側のフロントケース21と、その背面側のリアケース22と、リアケース22の背面側に被せられる蓋体23とを備えている。フロントケース21、リアケース22及び蓋体23は、それぞれ筐体を構成する筐体片であって、例えば非導電性の樹脂によりそれぞれ成形されている。フロントケース21とリアケース22とは、例えば、一方に挿通されたネジが他方に設けられたネジボスに螺合されることにより互いに固定されている。
図2に示すように、フロントケース21とリアケース22との間には、フロントケース21側(紙面上方側)から、操作部6の各種キー24が配置されたキーシート25、各種キー24に対応する複数の押圧スイッチ26が配置されたフレキシブルプリント配線板(FPC)27、FPC27が載置されるシールドケース28、及び、回路基板29が積層的に配置されている。リアケース22と蓋体23との間にはバッテリ30が収納されている。
図3は、蓋体23及びリアケース22等の一部の部材を取り付けていない状態、つまりフロントケース21にキーシート25、FPC27、シールドケース28、回路基板29を組み込み、なおかつ受話筐体3に対して接続された送話筐体2をリアケース22の取り付けられる側から携帯電話機1(閉状態)を示す斜視図である。
連結部4には、凸部9及び凹部10の摺動面に孔部が形成されている。回転軸方向の一方の孔部には第1ヒンジパーツ44が、他方の孔部には第2ヒンジパーツ45(図3)が挿通されている。第1ヒンジパーツ44は、例えば、凸部9の摺動面の孔部に嵌合する筒状の部材と、凹部10の摺動面の孔部に嵌合する筒状の部材とが互いに相対回転可能に、かつ、互いの空洞部を連通するように連結されて構成されている。第2ヒンジパーツ(不図示)は、例えば、凸部9の第1ヒンジパーツ44の設けられる側と反対側摺動面の孔部に嵌合する部材と、凹部10の摺動面の孔部に嵌合する部材とが互いに相対回転可能に連結されて構成され、開閉に伴うクリック感を生じさせる機構を備えている。送話筐体2の回路基板29と受話筐体3の表示用基板(不図示)とは、ケーブル46により電気的に接続されている。ケーブル46は、送話筐体2の回路基板29の第1実装面29bから延び、第1ヒンジパーツ44に挿通されて凸部9内に入り、表示用基板37や撮像用基板93に到達している。
第2ヒンジパーツ(不図示)は、例えば、凸部9の第1ヒンジパーツ44の設けられる側と反対側摺動面の孔部に嵌合する部材と、凹部10の摺動面の孔部に嵌合する部材とが互いに相対回転可能に連結されて構成され、開閉に伴うクリック感を生じさせる機構を備えている。送話筐体2の回路基板29と受話筐体3の表示用基板(不図示)とは、ケーブル46により電気的に接続されている。ケーブル46は、送話筐体2の回路基板29の第1実装面29bから延び、第1ヒンジパーツ44に挿通されて凸部9内に入り、受話筐体3内部の表示用基板や撮像用基板に到達している。
回路基板29は、例えば樹脂をベースとしたプリント配線基板により構成され、フロントケース21側の第2実装面29aと、その背面側の第1実装面29bとを有している。なお、第2実装面29a及び第1実装面29bは、送話筐体2を正面から見たとき、送話筐体2の面積から連結部4の面積を差し引いた面積と略同程度の面積を有している。回路基板29は、フロントケース21の側面内側やフロントケース21とリアケース22とを固定するためのネジボスなどに当接することにより、実装面に沿う方向において送話筐体2に対して位置決めされている。
回路基板29の第2実装面29a及び第1実装面29bには配線パターンが形成されており、各種の電子部品41が設けられ、電子回路42が構成されている。例えば、回路基板29には、通信処理部(不図示)や操作部6からの信号等に基づいてメイン表示部7等の制御を行う制御部(不図示)等が設けられている。さらに第2実装面29a及び第1実装面29bには、各実装面を複数の領域に区画するようにグランドパターン層43が形成され、シールドケース28など静電対策部品が電気的に接続されている。
そして、回路基板29の第1実装面29bには、図4に示される電源端子81が実装される。電源端子81は、樹脂などの絶縁物により形成される本体82と、複数の接触子83、不図示の実装脚部とを有している。実装脚部は、固定ピンと、複数の接触子83それぞれが導通される複数の導電部とを有しており、複数の導電部が回路基板29のパターンの電源供給のための必要箇所に導通可能になるよう、第1実装面29bの電源端子81の実装箇所に設けられた穴に対して固定ピンが貫通挿入されて固定されるとともに導電部が必要箇所に半田付けされて固定される。すなわち、電源端子81は、回路基板29の第1実装面29bに対して垂直となる方向で実装される。
また、複数の接触端子83それぞれは電源端子81の本体82から突出して設けられ、内部にバネなどの弾性体を有して筒状の金属体により構成されるとともに、その突出方向に対して埋没方向に伸縮可能な弾性が付されている。
接触子83と電池収容部22aとの関係について、図5(a)および図6を用いて説明する。なお、図6は図5(b)における直線P−P´における断面の一部を示す図である。
筐体片であるリアケース22には、回路基板29と対応する平面Bと反対側、つまり筐体外側に平面Aと底面に備える電池収納室22が形成されている。この電池収容部22aは、平面Aを側壁22bで囲うように形成されている。
さて、図6に示すように、接触子83の突出方向は電源端子81の実装方向に対して基本的に垂直な方向であって、平面Aおよび第1実装面29bと略平行な方向としている。そして、接触子83は、突出方向に対して直交かつ平面Aと平行な方向に複数併設されている。バッテリ30をリアケース22の電池収容室22aに収める際には、バッテリ30の一端に有する電池接点30aを先に電池収容室22aに収めて接触子83に当接させた後に接触子83を本体82へ埋没させる方向に押圧するよう、電池接点30aの設けられる端部と反対側の端部を押圧しながらバッテリ30をスライドさせ、電池収容部22a内に納めるため、接触子83の電源端子81の本体82からの突出方向(すなわち埋没方向)は電池収容室22aの底面(平面A)と平行な方向になるよう設けられている。
また、底面を形成する平面Aとその反対側である平面Bは、ともに第1実装面29bと平行に形成されており、この空隙に同一の高さとした電子部品41を整然と配していることにより、携帯電話機1自体を小型化するよう構成している。すなわち、接触子83の突出する方向は、第1実装面29bとも平行である。
なお、バッテリ30の収容作業時のことも考慮して、接触子83の突出する方向を電池収容室22aの底面(第1実装面29b)と平行な方向から若干オフセットさせて、電池接点30aに当接する先端部分が電池収容室22aの底面(第1実装面29b)から遠ざかる方向に向けておくとバッテリ30が収容しやすくなる。しかし、少なくとも電池収容室22aの底面(第1実装面29b)と平行な方向に対して、接触子83が電源端子81の本体82からの突出する(すなわち埋没可能)ように構成されていなければ、収容されたバッテリ30の電池接点30aに対して接触子83の復元力をもって一定以上の接触圧を確保することはできないため、概ね接触子83の突出する方向は電池収容室22aの底面(第1実装面29b)と平行な方向に一致させてある。
このような構成の電源端子81の場合、回路基板29に対して垂直な方向への移動のみでリアケース22を取り付けるためには、接触子83のリアケース22への干渉を考慮し、電池収容部22a底面の端部から側壁22bの一部にかけて切り欠いた開口部22cの形成が必要となる。しかしながら、この場合には、図5(b)のK1に示される領域に、すなわち図6における少なくとも幅M(接触子83の突出量)の大きさの開口が残ってしまい、この開口より水や埃などの異物が浸入してしまう恐れが残る。
また、機器の小型化を考慮すると、接触子83下部、すなわち回路基板29の接触子83に面する領域が有効利用されておらず、ここに電子部品を配置したいとの要望もある。
次に、電源端子81の構成を改良した電源端子の例を図7に示す。なお、構成上電源端子81と同じ箇所については同じ符号を用い、説明を省略する。なお、回路基板29への実装については電源端子81の場合と同じである。
電源端子811は、本体82から延在される延在部84を有する。延在部84は、電源端子811の実装方向における、接触子83よりも回路基板29側(すなわち実装基端側)に本体82から連続して一体に形成される。本体82からの延在方向は、接触子83の突出方向と同一、あるいは実装方向に直交して回路基板29・平面Aと平行な方向である。延在部84の接触子83に対向する箇所には平面Dが形成されている。
この平面Dは、延在部84の延在方向に直交する方向、特に複数の接触子83の配列方向に一致する方向の幅を有しており、この幅は少なくとも接触子83全てをカバーできるだけの長さを有している。また、延在部84の延在長さ(この例では延在方向に一致する平面Dの長さでもある)は、少なくとも接触子83の突出量よりは長く、かつ開口部22cにおける側壁に該当する箇所から平面Aにおける開口縁部分までの長さに収まる長さであって、延在部84の先端が開口部22cの縁と当接できる長さであることが好ましい。
図8(a)よび(b)は、電源端子811を取り付けた回路基板29に、リアケース22を取り付けた状態を示す図である。また、図9は図8(b)におけるリアケース22の直線Q−Q´断面を示す図である。電源端子81の説明の場合と同様、平面Aの端部について少なくとも幅Mの長さを切り欠くとともに、この切り欠きに隣接する側壁22bの一部についても電源端子811が第1の実装面29bに対する高さ方向において収まるように切り欠き、これら互いの切り欠きが連続することにより開口部22cが形成されている。この構成により、リアケース22を回路基板29の取り付けられたフロントケース21に組み付ける際に、リアケース22を第1の実装面29bに対して傾けずとも(垂直方向への移動のみで)開口部22cに対して接触子83が干渉することなく取り付けることが出来る。そして、電源端子811の接触子83の設けられている面が、電池収容部22aの側壁22bの開口部22cにて切り欠かれた箇所に入り込むと共に側壁の一部をなす。
また、開口部22cにおいて、平面Dが平面Aと連続する平面を形成する。すなわち、延在部84は、電源端子81の実装方向における接触子83と回路基板29との間の領域において、平面Dと電源端子の基端間の距離が平面Aと第1の実装面29bとの間の距離に一致するように接触子83の設けられる面に形成されている。さらに、接触子83の配列方向(図の例では3つの接触子83の並び)においても、平面Dは接触子83を全てカバーできるだけの長さの幅を有し、この幅と同一方向において開口部22cにもこの平面Dの幅と同じあるいはわずかに大きい幅が形成され、リアケース22の取り付け時に接触子83が開口部22cを垂直な方向に潜り抜けることが可能である。さらに、接触子83の配列方向においても平面Dと平面Aが連続面を形成する。
このような構成により、電源端子811が実装される回路基板29を有する携帯電話機1は、図8(b)に示す領域K2にて、平面Dにより電池収容部22aの底面の平面Aの切り欠きを塞ぐと共に、電源端子811の本体82自体(特に接触子83の設けられる面)により側壁22bの切り欠きを塞ぐことができる。すなわち、リアケース22の組み込み工程を容易にしつつも、電源端子811により開口部22cを塞ぐことができるため、ゴミや埃の浸入を防止することができ、バッテリ30が収容されていない状態においても回路基板29が見えてしまって美観を損ねたりすることがなくなる。
さらに、上述したようにリアケース22組み立て後に開口部22cが塞がれるため、図9に示すように、延在部84は回路基板29との間に所定の空隙を有するように形成し、この空隙部分を用いて第1の実装面29bの本体82の実装箇所近傍にさらなる電子部品Xを配する場合にも、電子部品Xが見えて美観を損ねたり、ユーザが電子部品Xに触れてしまったりすることなどを防止することができる。この様に電子部品Xを回路基板29の電源端子811の延在部84との間の空隙に配する場合には、電子部品Xを回路基板29上に配した後に、電源端子811を取り付ける手順をとると、延在部84が干渉せず実装工程が容易となる。
なお、電池収容部22aにバッテリ30を収容する際、側壁22bと側壁22bに連続する電源端子811の本体82の面とにより囲われる領域内において、平面Aと平面Dとにより構成する連続した平面上にバッテリ30が配される。
次に、電源端子811の構成をさらに改良した電源端子812の例を図10に示す。なお、構成上電源端子81、電源端子811と重複する箇所については同じ符号を用い、説明を省略する。電源端子812についても、回路基板29への実装については電源端子81の場合と同様である。
電源端子812は、電源端子811と同様、本体82から延在される延在部84を有する。延在部84は、その延在方向先端において図示するように段形状Eを有する。段形状Eは、延在部84における平面Dの設けられる側と反対側(すなわち第1の実装面29bに対向する側)を、平面部Dよりも延在量を長くすることにより形成されている。なお、平面Dは、電源端子811の説明と同様、延在部84の延在方向に直交する方向、特に複数の接触子83の配列方向に一致する方向の幅を有しており、この幅は少なくとも接触子83全てをカバーできるだけの長さを有している。また、延在方向に一致する平面Dの長さについても、電源端子811の場合と同様に、少なくとも接触子83の突出量より長くかつ開口部22cにおける側壁に該当する箇所から平面Aにおける開口縁部分までの長さに収まる長さであって、延在部84の先端が開口部22cの縁と当接できる長さであることが好ましい。
図11は、電源端子812を取り付けた回路基板29に、リアケース22を取り付けた状態を示す図である。また、リアケース22は、平面Aの端部について少なくとも幅Mの長さを切り欠くとともに、この切り欠きに隣接する側壁22bの一部についても電源端子811が第1の実装面29bに対する高さ方向において収まるように切り欠き、これら互いの切り欠きが連続することにより開口部22cが形成されている。これにより、電源端子811の場合と同様に、リアケース22を第1の実装面29bに対して傾けずとも(垂直方向への移動のみで)開口部22cに対して接触子83が干渉することなく取り付けることが出来る。
そして、平面Aの反対側(すなわち第1の実装面29bに対向する側)の面の端部における開口部22cの周縁部を切り欠いて第2の段形状Cを形成する。この第2の段形状Cは、リアケース22を回路基板29の取り付けられたフロントケース21に組み付ける際に電源端子812がリアケース22の開口部に組み込まれると、前述の第1の段形状Eと噛み合うとともに、平面Dが平面Aと連続する平面を形成する。また、電源端子811の場合と同様、電源端子812の接触子83の設けられている面が、電池収容部22aの側壁22bの開口部22cにて切り欠かれた箇所に入り込むと共に側壁の一部をなす。
この構成により、電源端子812が実装される回路基板29を有する携帯電話機1は、平面Dにより電池収容部22aの底面の平面Aの切り欠きを塞ぐだけでなく、第1の段形状Eと第2の段形状Cとの噛み合わせにより、電池収容室22aと筐体内側との間の隙間を屈折状態にすることが出来、防塵・防水性を高めるだけでなく、回路基板29に設けられた発光部材による光の漏れなども防止することができるようになる。また、噛み合わせ形状を形成する第1の段形状Eの突出箇所が、第2の段形状Cの切り欠き箇所に合わさり、延在部84の方がリアケース22よりも筐体内部側に配される構成をとっているため、リアケース22の取り付け時において、やはり電源端子812が干渉することが無い。
なお、電源端子812の例においては第1の段形状Eと第2の段形状Cは、略矩形状の開口部22cおよび延在部の一辺についてのみ設けた例を示したが、開口部および延在部84の全周に亘って設けることにより、さらに防塵・防水性を高めることができる。
また、第1の段形状Eが形成されていれば、第2の段形状Cを設ける代わりに、平面A−平面B間の厚さを薄く形成し、電源端子812が取り付けられた際に、第1の段形状Eの先端突出部分が開口部22cにおいて平面B側に重なるとともに、開口部の内側面に第1の段形状の非突出先端部分が隣接するように形成しても、電池収容室22a内において回路基板29が露出することが無くなるという同様の効果を得ることもできる。
また、電源端子811の場合と同様に図11に示すように、延在部84を回路基板29との間に所定の空隙を有するように形成しておくことにより、空隙部分を用いて第1の実装面29bの本体82の実装箇所近傍にさらなる電子部品Xを配する場合にも、リアケース22を取り付けた後に開口部22cが塞がれるため、電子部品Xが開口部22cから見えて美観を損ねたり、ユーザが電子部品Xに触れてしまうことなども防止することができる。実装手順に関しても、電源端子811の場合と同様に電子部品Xを回路基板29上に配した後に、電源端子812を取り付ける手順をとることが好ましい。
最後に、このように構成した電源端子を有する携帯電話機1において、バッテリ30は、電池収容室22aに電池接点30aを有する一端を先に挿入して接触子83に当接させ、他端を押圧しながらスライドさせてバッテリ30全体を電池収容室22a内に埋没させると、接触子83の有する弾性による突出方向への付勢力によりバッテリ30が他端の方向に押圧されて、側壁22bとの間でバッテリ30は固定されて脱落しにくくなる。
以上説明したように、本発明による電源端子およびこれを有する携帯電子機器の構成によれば、筐体片と回路基板との互いの組み込みの際の工程に関して容易化を図ることができる。
すなわち、本発明の構成により、回路基板をフロントケース21側に固定したまま、回路基板29に対して垂直な方向にリアケース23を乗せることにより電源端子の接触子が干渉することなくリアケース22を取り付けることができる。具体的には、回路基板29を筐体(送話筐体3)に組み込む際には、フロントケース21とリアケース22とのいずれか一方に先に組み込んだ上で、他方を取り付けることになるが、従来のように接触子が干渉する構成の場合にはリアケース22に先に回路基板29を組み込まざるを得ず、本発明の構成によればフロントケース21側、リアケース22側のいずれに先に回路基板29を組み込んでも容易に筐体を完成させることができるため、回路基板29の載置以外の工程の都合により、フロントケース21側かリアケース22側のいずれに先に回路基板29を組み込むことにするかという設計上・工程上の自由度を生じさせることもできる。
また、このように組立工程上有利にしつつも、電池収容室における異物の浸入を防止することができ、なおかつ回路基板上における電源端子近傍への部品の実装に際しても弊害を生じることなく可能として機器を小型化することも可能となる。
なお、本発明の説明において、携帯電子機器の一例として携帯電話機を用いて説明を行ったがこれに限定されず、PHS(Personal Handyphone System)や電子手帳やデジタルカメラや携帯型ゲーム機およびナビゲーションシステムなどにも適用可能であることは言うまでもない。
本発明の適用される携帯電話1を示す外観斜視図。 図1の携帯電話1の分解斜視図。 図1の携帯電話1を異なる角度からみた分解斜視図。 電源端子81を示す斜視図。 電源端子81とリアケース22との相関を示す図。 電源端子81とリアケース22との相関を示す断面図。 電源端子811を示す斜視図。 電源端子811とリアケース22との相関を示す図。 電源端子811とリアケース22との相関を示す断面図。 電源端子812を示す斜視図。 電源端子812とリアケース22との相関を示す断面図。 従来の電源端子181とリアケース122との相関を示す断面図。
符号の説明
1・・・携帯電話機
21・・・フロントケース
22・・・リアケース
22a・・・電池収容室
22b・・・側壁
22c・・・開口部
29・・・回路基板
29a・・・第2の実装面
29b・・・第1の実装面
30・・・バッテリ(電池)
30a・・・電池接点
181、81、811、812・・・電源端子
82・・・本体
83・・・接触子
84・・・延在部
A、B、D・・・平面
C・・・第2の段形状
E・・・第1の段形状

Claims (4)

  1. 外部に凹部および当該凹部に設けられる開口部を備える筐体と、
    当該筐体の内部に配される回路基板と、
    前記回路基板に実装された電源端子であって、前記開口部から露出する電源端子と、
    前記筐体の前記凹部に収容され、前記電源端子を介して前記回路基板への給電を行う電池と、を備え、
    前記電源端子は、本体と、当該本体から突出する接触子と、前記本体から前記接触子の突出方向と同じ方向に延在される延在部とを有し、前記本体および前記延在部により前記筺体の前記開口部を塞ぐ
    携帯電子機器。
  2. 前記凹部は、底面と側壁部とからなり、
    前記開口部は、前記底面と前記側壁部とに跨って形成され、
    前記電源端子は、前記本体が前記側壁部と連続面を形成するとともに前記延在部が前記底面と連続面を形成して前記開口部を塞ぐ
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記接触子は、前記電池が前記凹部に収容された状態で前記電池に押圧され
    請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 外部に凹部および当該凹部に設けられる開口部を備える筐体の内部に配される回路基板に実装されて前記筐体に形成された開口部から露出すると共に、前記筐体の前記凹部に収容される電池から前記回路基板への電源供給を行うための電源端子であって、
    本体と、当該本体から突出する接触子と、前記本体から前記接触子の突出方向と同じ方向に延在される延在部とを有し、前記本体および前記延在部により前記筺体の前記開口部を塞ぐ
    電源端子。
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