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JP5375210B2 - 照明装置、および当該照明装置を備えた電気光学装置、電子機器 - Google Patents

照明装置、および当該照明装置を備えた電気光学装置、電子機器 Download PDF

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JP5375210B2 JP2009053048A JP2009053048A JP5375210B2 JP 5375210 B2 JP5375210 B2 JP 5375210B2 JP 2009053048 A JP2009053048 A JP 2009053048A JP 2009053048 A JP2009053048 A JP 2009053048A JP 5375210 B2 JP5375210 B2 JP 5375210B2
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Description

本発明は、照明装置、および当該照明装置を備えた電気光学装置、電子機器に関する。
電気光学物質として液晶を用いた液晶表示装置では、液晶自体は発光しないため、外光や、外部の照明装置が出射する光を用いて表示を行っていた。例えば、透過型の液晶表示装置では、液晶パネルを背面から照射する照明装置(バックライト)を備えていた。
従来、このような照明装置には、薄型であること、および液晶パネルの表示領域を均一な明るさでムラなく照射することが求められていた。また、これらに加えて、昨今の表示パネルの大型化や、高画質化の要望にともない、部分輝度コントロール(ローカルディミング)を行うことも提案されている。
例えば、特許文献1には、マトリックス状に配置された複数の点光源と、当該点光源ごとに形成された複数の凸レンズとから構成された照明装置(平面光源)が開示されている。また、凸レンズの代わりに凹面鏡を用いても良いとの記載もある。
特開2002−49326号公報 特開2004−126055号公報
図18(a),(b)は、従来の照明装置による照明態様を示す図であり、液晶パネル(被照射面)側から光出射面を眺めた平面図である。
図18(a)に示すように、従来の照明装置300では、光出射面Sを格子状に区分けした分割領域dごとに点光源95を配置していた。換言すれば、マトリックス状に複数の分割領域dが形成されており、各分割領域dの中央に点光源95が配置されていた。なお、光出射面Sの大きさは、矩形をなした液晶パネルの表示領域Vと略一致している。
分割領域dの点光源95から出射された光は、当該光源に重ねて配置された凸レンズ96によって集光され、断面円形の光束Aoとなって光出射面Sから出射される。なお、光束Aoは、部分照明光に相当する。
つまり、従来の照明装置300は、分割領域dごとに部分照明光としての光束Aoを出射し、当該光束Aoを平面的に合成した照明光によって表示領域Vを照明していた。
ここで、図18(a)に示すように、長方形(矩形)の表示領域Vを照射するため、光出射面Sも長方形に形成されていた。つまり、複数のマトリックス状に区分けした各分割領域dも長方形となるのに対して、分割領域から出射される光束Aoは円形であるため、各分割領域dの四隅には、光束Aoの範囲外となるハッチングで示した低輝度領域が形成されてしまうという問題があった。
このため、例えば、凸レンズ96と液晶パネルとの距離を離したり、凸レンズ96の集光作用を変更することにより、光束Aoを一回り大きくして、光束Aoをオーバーラップさせることが行われていた。このときの輝度分布が図18(b)に示されており、各光束Aoが大きくなったことにより、低輝度領域が略無くなっていることが解る。
一方、光束Aoをオーバーラップさせることによって、低輝度領域は少なくなるが、反面、隣り合う光束Aoの重なりが大きくなるため、当該重なり部分に高輝度部分が生じてしまうという問題があった。
つまり、従来の照明装置300では、輝度ムラが発生してしまうという課題があった。換言すれば、分割領域dにおける輝度を1ヶ所ずつ、独立して制御することが難しいという課題があった。また、この課題は、凸レンズの代わりに凹面鏡を用いた場合においても同様に生じていた。
この課題を解決する手段として、光束Aoの形を分割領域dに合わせて長方形とすることが考えられる。例えば、特許文献2には、円形の断面を備えた光束を矩形状の断面の光束に変換するための光学系が示されている。
しかしながら、特許文献2の光学系では、円形断面の光束を矩形断面の光束に変換するために、コリメータレンズを含む2枚のレンズが必要であるとしている。また、当該2枚のレンズの光学作用を1枚で実現することが可能であるとの記載もあるが具体的な記載が見当たらない。
前述したように、照明装置には薄型化が求められており、点光源から表示領域(液晶パネル)までの間に2枚のレンズを設ける構成では、薄型化を実現することは極めて困難であった。
このように、従来の照明装置では、輝度ムラの低減と、薄型化とを両立することは困難であるという課題があった。換言すれば、分割領域ごとの独立した輝度制御が可能で、かつ、液晶表示装置のバックライトとして使用可能な厚さの照明装置は存在しなかったという課題があった。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例又は形態として実現することが可能である。
(適用例)
略矩形をなした複数の分割領域から構成された光出射面を備え、分割領域には、光出射面からの奥行き方向において、点状光源と、点状光源に対応して点状光源側に凹部を有する凹面鏡と、が設けられ、凹面鏡は、点状光源が出射する光を点状光源側に部分照明光として反射するとともに、凹面鏡の凹部の表面は、分割領域の矩形の各辺に対応したそれぞれの部位から奥行き方向に曲率を有し、複数の分割領域が出射する部分照明光を平面的に合成した照明光を光出射面から出射することを特徴とする照明装置。
この照明装置によれば、凹面鏡の凹部の表面は、分割領域の矩形の各辺に対応したそれぞれの部位から奥行き方向に曲率を有している。
この曲率を、例えば、平面視において、点状光源を通り、分割領域の矩形の一辺と略直交する線分の延在方向における曲率半径が、当該矩形における対角線の延在方向における曲率半径よりも小さくなるような曲率とすることにより、凹面鏡が反射する光の形状を分割領域の矩形に相似した形状とすることができる。
よって、照射領域の形状と分割領域の形状とが異なっていたことに起因して輝度ムラが発生していた従来の照明装置と異なり、適用例に係る照明装置によれば、光出射面における部分照明光の大きさを分割領域の大きさと略一致させることが可能である。
従って、従来の照明装置よりも、輝度ムラを低減させることができる。
さらに、矩形状の光を出射するために2枚のレンズを必要とした従来の照明装置と異なり、適用例に係る照明装置によれば、分割領域ごとに設けられた1つの凹面鏡によって、断面矩形状の部分照明光を出射することができる。
よって、従来の照明装置よりも、薄く構成することができる。
従って、輝度ムラの低減と、薄型化とを両立した照明装置を提供することができる。
また、点状光源の各々は、平面視において分割領域の矩形における略中央に位置するように透明基板上に配置され、平面視において分割領域の矩形と略同じ外形をなした凹面鏡の各々は、ミラーアレイ基板上に形成されてなり、光出射面からの奥行き方向において、透明基板と、ミラーアレイ基板とがこの順番で重ねられ、透明基板と、ミラーアレイ基板の凹面鏡との間に形成される空間には、空気層が形成されており、断面視において、点状光源を通る光出射面からの垂線と、点状光源と凹面鏡の外形の一辺とを結ぶ線分との角度が、空気層との間における透明基板の臨界角と略一致するように、透明基板の厚さが設定されていることが好ましい。
また、凹面鏡は、平面視において、点状光源を通り、矩形の一辺と略直交する線分の延在方向における曲率半径が、対角線の延在方向における曲率半径よりも小さくなるような曲率を有していることが好ましい。
また、ミラーアレイ基板における凹面鏡の外形の周縁部には、遮光部が設けられ、遮光部は、平面視において、複数の凹面鏡を区画するように格子状をなすとともに、断面視において、透明基板とミラーアレイ基板との間に挟持されていることが好ましい。
また、点状光源は、EL素子、またはLED素子であり、透明基板上において、第1透明電極、点状光源、金属電極、第2透明電極の順に積層されてなり、金属電極は、点状光源と重なる部分のみに形成されるとともに、第2透明電極と電気的に接続されていることが好ましい。
略矩形をなした複数の分割領域から構成された光出射面を備え、分割領域には、光出射面側の表面に凸部を有する凸レンズと、該凸レンズに対応して該凸レンズの光出射面側と反対側に配置された点状光源と、が設けられ、凸レンズは、点状光源が出射する光を拡大して部分照明光として出射するとともに、凸レンズの凸部の表面は、分割領域の矩形の各辺に対応したそれぞれの部位から曲率を有して突出されており、複数の分割領域が出射する部分照明光を平面的に合成した照明光を光出射面から出射することを特徴とする照明装置。
また、点状光源の各々は、平面視において、分割領域の矩形における略中央に位置するように、透明基板上に配置され、平面視において分割領域の矩形と略同じ外形をなした凸レンズの各々は、レンズアレイ基板上に形成されてなり、光出射面からの奥行き方向において、レンズアレイ基板と、透明基板とが空気層を介して、この順番で重ねられ、透明基板における点状光源が配置される側の面を第1面、第1面の反対側の面を第2面としたときに、断面視において、点状光源を通る第1面からの垂線と、点状光源と第2面に投影させた凸レンズの外形の一辺とを結ぶ線分との角度が、空気層との間における透明基板の臨界角と略一致するように、透明基板の厚さが設定されていることが好ましい。
また、凸レンズは、平面視において、点状光源を通り、矩形の一辺と略直交する線分の延在方向における曲率半径が、矩形の対角線の延在方向における曲率半径よりも小さくなるような曲率を有していることが好ましい。
また、空気層は、レンズアレイ基板と、透明基板の第2面との間に配置された遮光部によって形成され、遮光部は、平面視において、分割領域の矩形に沿って格子状をなしていることが好ましい。
また、1つの点状光源は、赤色、青色、緑色を含む複数の要素光源の集合体であることが好ましい。
また、光出射面は、略同じ大きさの分割領域によって略均等に分割され、矩形は、正方形であることが好ましい。
上記記載の照明装置と、矩形をなした表示領域を有する透過型、または半透過反射型の表示パネルと、を備え、表示領域の背面と、照明装置の光出射面とが向い合うように、表示パネルと照明装置とを重ねて配置したことを特徴とする電気光学装置。
また、表示領域は、多数の画素から形成されてなり、光出射面における1つの分割領域は、多数の画素のうちの、複数の画素からなる画素領域と略同じ大きさに形成されていることが好ましい。
また、表示パネルは、液晶パネルであることが好ましい。
上記記載の電気光学装置を表示部として備えたことを特徴とする電子機器。
実施形態1に係る液晶表示装置の概略構成を示した斜視図。 図1のq−q断面における液晶表示装置の側断面図。 照明装置の分解斜視図。 点状光源の回路構成図。 (a)点状光源の配線態様を示す平面図、(b)は、同図(a)のu−u断面における断面図。 照明装置の側断面図。 (a)〜(c)凹面鏡の曲率の説明図。 照明装置による照明態様を示す平面図。 実施形態2に係る液晶表示装置の側断面図。 照明装置の分解斜視図。 照明装置の側断面図。 (a)〜(c)凸レンズの曲率の説明図。 点状光源の回路構成図。 点状光源近傍の断面図。 電子機器としてのマルチメディアプレーヤーを示す図。 変形例1に係る液晶表示装置の側断面図。 変形例2に係る点状光源の平面態様図。 (a),(b)従来の照明装置による照明態様図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
(実施形態1)
「液晶表示装置の概略構成」
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示した斜視図である。
まず、本発明の実施形態1に係る電気光学装置としての液晶表示装置100の概要構成について、図1を用いて説明する。
液晶表示装置100は、表示パネル10、照明装置50などから構成されている。
表示パネル10は、2枚の透明基板間に電気光学層としての液晶を挟持した透過型の液晶パネルである。表示パネル10の表面側には、矩形をなした表示領域Vが形成されており、背面側には、バックライトとして照明装置50が設けられている。なお、図1では、構成を解り易くするために、表示パネル10と照明装置50との間を離して描いているが、実際は密着して構成されている。また、当該間には、拡散板などの光学フィルムが配置されているが、図1では省略している。
なお、表示パネル10は、背面側から入射される光を用いて表面の表示領域Vで表示を行う表示パネルであれば良く、例えば、半透過反射型の液晶パネルであっても良い。
表示領域Vは、複数の画素Pから構成された長方形の領域である。
表示領域の一部の拡大図であるf部(図1右上の丸で囲った図面)に示すように、各画素Pは、長方形をなし、その幅(短辺)は、高さ(長辺)の約1/3に設定されている。ここで、短辺方向に並ぶ画素配列のことを画素行という、また、長辺側に並ぶ画素配列のことを画素列という。
画素行には、赤色の画素Pr、緑色の画素Pg、青色の画素Pbがこの順番で、かつ、周期的に配列されている。画素列には、最上段の画素行における色調の画素が連続して配列されている。また、画素行において連続する3つの画素Pr、画素Pg、画素Pbにより一つのカラー画素Pcが形成される。なお、画素Pr、画素Pg、画素Pbのことをサブ画素、画素Pcのことを画素と読み替えても良い。
また、図1を含む各図においては、画素行の延在方向をX軸とし、画素列の延在方向をY軸としている。また、X軸およびY軸を含む面からの垂線方向、換言すれば、表示パネル10(照明装置50)の厚さ方向をZ軸と定義している。
照明装置50は、板状の面光源であり、表示パネル10に向い合う面に矩形をなした光出射面Sを備えている。光出射面Sは、表示パネル10の表示領域Vを投影した大きさと略同じサイズに設定されている。換言すれば、光出射面Sは、表示領域Vの背面側に重なるように配置され、その大きさは表示領域Vと略同じである。なお、製造時における表示パネル10と照明装置50との組み合せ精度を考慮すると、光出射面Sの方が表示領域Vよりも一回り大きい方が好ましい。
ここで、光出射面Sは、略矩形をなした複数の分割領域dから構成されている。換言すれば、光出射面Sは、複数の分割領域dに分割されている。
光出射面Sは、略同じ大きさの複数の分割領域dによって略均等に分割されている。1つの分割領域は、略正方形をなし、その大きさは、複数のカラー画素Pcからなる画素領域と略同じ大きさとなっている。換言すれば、1つの分割領域dによって、複数のカラー画素Pcからなる画素領域を照明する構成となっている。なお、分割領域dの大きさは、表示パネル10のサイズや解像度、および液晶表示装置100の総厚などを考慮して適宜設定する。
「照明装置の構成」
図2は、図1のq−q断面における液晶表示装置の側断面図である。図3は、照明装置の分解斜視図である。
続いて、照明装置50の詳細な構成について図2と、図3を用いて説明する。
図2に示すように、表示パネル10の背面側(Z軸(+)側)には、拡散板15と、照明装置50とが、この順番で重ねて配置されている。また、この積層方向(Z軸(+)方向)のことを、奥行き方向ともいう。なお、表示パネル10の表裏面にはそれぞれ偏光板が設けられ、また、仕様によっては位相差板や、プリズムシートなどの光学フィルムがさらに積層されるが、図2では省略している。
拡散板15は、例えば、光を拡散する樹脂(拡散部材)をコーティングした半透明な樹脂シートであり、光出射面Sから出射される照明光を散乱および拡散させて表示領域Vに出射する。
図3に示すように、照明装置50は、複数の点状光源30が形成された透明基板25、ミラーアレイ基板40などから構成されている。
複数の点状光源30は、透明基板25上においてマトリックス状に分割された分割領域dごとに1つずつ対応して配置されており、その上層には、封止基板27が形成されている。点状光源30は、LED(Light Emitting Diode)素子、無機EL(Electro Luminescence)素子、有機EL素子などの発光素子を用いることができる。なお、点状光源30には、例えば、微小な赤、緑、青色の発光素子からなる集合体を1つの白色光を発光する点光源とみなす構成も含んでいるが、本実施形態では、好適例として白色光を発光する有機EL素子を採用している。
封止基板27は、水分によって劣化する有機EL素子を保護するために、複数の点状光源30を覆って形成されており、当該基板の表面が光出射面Sとなっている。
ミラーアレイ基板40の透明基板25側(Z軸(−)側)の表面には、該表面から窪んだ複数の凹面鏡41が分割領域dごとに1つずつ形成されている。平面視において、各凹面鏡41は、分割領域dに沿って略正方形をなすとともに、その中央部に対応する点状光源30が位置するようにレイアウトされている。
図2に戻る。
前述したように、照明装置50は、光出射面S側からの奥行き方向において、封止基板27、点状光源30、透明基板25、ミラーアレイ基板40の順番で構成されている。
ここで、透明基板25は、素子基板20と、調整基板22とを貼り合せて形成されている。これは、点状光源30と、凹面鏡41との間における焦点距離を確保するためであり、詳しい寸法関係については後述するが、点状光源30が形成された素子基板20に、厚さ調整用の調整基板22を、例えば、アクリル系粘着剤を用いた接着シートで貼り合わせている。
素子基板20には、フォトリソグラフィー法や、熱処理を含む各種工程を用いて点状光源30や、配線層などが形成されるため、それらの工程への影響を防ぐために、アルカリ成分が含まれていない無アルカリガラスを用いている。
また、調整基板22には、点状光源30などの機能層が形成されないため、無アルカリガラスと略同じ屈折率で安価なソーダガラスを用いている。
なお、素子基板20と調整基板22とを接着する接着シートの屈折率も、両者の屈折率と略同等であるため、一体に接着された透明基板25は、略均一な光学特性を有する1枚のガラス基板と見なすことができる。
素子基板20に形成された点状光源30の封止基板27側(Z軸(−)側)には、陰極としての金属電極31が形成されている。ここで、金属電極31は、例えば、MgとAgとの合金などの金属から構成されているため、点状光源30が放射する光のうち、封止基板27側に向かう光は、金属電極31によって遮られ、凹面鏡41側に向かう光のみが、活用される。
接着層28は、SiO2膜からなるバリア層や、アクリル樹脂層などの透明樹脂層などを含む、バリア兼接着層であり、点状光源30への水分の浸入を防ぐとともに、透明基板25と封止基板27とを接着する。なお、これらの各部の屈折率も、ガラスの屈折率と略同等であるため、封止基板27を含めた透明基板25を、略均一な光学特性を有する一体のガラス部材と見なすことができる。
ミラーアレイ基板40には、分割領域dごとに凹面鏡41が形成されている。ミラーアレイ基板40は、例えば、複数の凹形状が形成された樹脂基板を射出成型法によって成型した後、アルミやクロムなどの反射膜を蒸着法によって蒸着したものである。また、蒸着法に限定するものではなく、樹脂基板に反射膜を形成できれば良く、例えば、化学メッキ法を用いた製法であっても良い。または、反射性の金属板をプレス加工して、凹面鏡41を形成したものであっても良い。
ここで、凹面鏡41は、対応する点状光源30が出射する光を点状光源30側に反射するとともに、反射した光の光束の断面を分割領域dの正方形に相似した形状とするための曲率を有している。なお、当該曲率の詳細については後述する。
これにより、矢印で示すように、凹面鏡41で反射された反射光(以降、「部分照明光」ともいう)は、光出射面Sにおいて、平面的に略分割領域dと同じ正方形の断面を持つ光束となる。なお、透明基板25と凹面鏡41の凹部との間は空気層eとなっており、矢印で示すように、凹面鏡41の曲率は、透明基板25と空気層eとの屈折率の違いによる屈折作用を織り込んだ曲率となっている。
前述したように、凹面鏡41で反射された部分照明光は、点状光源30側に向かって出射されるため、当該点状光源30と重なる部分、つまり、金属電極31と重なる部分は、光が透過せず影となるが、拡散板15の拡散作用によって、表示領域Vに入射する段階では、周辺部位と略同様の輝度となっている。換言すれば、影がぼやかされて目立たなくなる。なお、拡散板15の拡散度合いを部分照明光の輝度分布に応じて変えてあっても良い。詳しくは、拡散部材の割合を異ならせて、輝度が高い部分の拡散度合いを、輝度が低い部分よりも高くすることにより、より均一な照明が可能となる。
また、点状光源30を点灯させるためには、金属電極31に接続される配線を含む複数の配線が形成されているが、これらの配線も部分照明光に影響を及ぼすため、本実施形態では、配線態様についても工夫を施している。
「点状光源の構成および配線態様」
図4は、点状光源の回路構成図である。図5(a)は、点状光源の配線態様を示す平面図である。図5(b)は、図5(a)のu−u断面における断面図である。
続いて、複数の点状光源30を点灯駆動するための回路構成、および配線態様などについて、図4および図5を用いて説明する。
図4に示すように、複数の点状光源30は、走査線駆動回路32からX軸方向に延在する複数の走査線34と、データ線駆動回路33からY軸方向に延在する複数のデータ線35との交点ごとに設けられている。
有機EL素子からなる点状光源30は、データ線35と金属電極31との間に配置されている。なお、詳しくは後述するが、点状光源30と重なる部分のデータ線35は画素電極として機能している。また、金属電極31は、対応する走査線34に接続されている。
走査線駆動回路32は、シフトレジスターや出力バッファー(いずれも図示せず)を含んで構成され、複数の走査線34に順次走査信号を供給する。
データ線駆動回路33は、シフトレジスターやラッチ回路(いずれも図示せず)を含んで構成され、複数のデータ線35にデータ信号を供給する。
照明装置50は、いわゆる単純マトリックス線順次駆動方式によって、複数の点状光源30の輝度を独立して制御可能に設けられている。例えば、走査線34の総本数がn本であった場合、走査線駆動回路32は、走査線信号により、n本の走査線を順次1/n時間ずつ選択的に駆動し、並行して、データ線駆動回路33は、点灯させる点状光源30が配置されたデータ線35に必要輝度のn倍の明るさに相当する駆動電流(電圧)のデータ信号を供給する。つまり、複数の点状光源30を時分割駆動(デューティー駆動)することにより、各点状光源30の輝度を略独立して制御する。
これにより、照明装置50は、各分割領域dにおける部分照明光の輝度を独立して制御することを可能としている。
図5(a)は、走査線34、およびデータ線35の配線態様を示す平面図である。図2で説明した通り、凹面鏡41で反射した部分照明光の通り道に点状光源30が配置されているため、点状光源30に接続する走査線34、およびデータ線35が金属配線であった場合には、当該金属配線による部分照明光の遮光および回折が発生してしまう。
このため、本実施形態では、走査線34、およびデータ線35ともに、透明なITO(Indium Tin Oxide)を配線材料として用いている。
また、ITOは、金属配線に比べて導電率が低いため、分割領域dを覆うように各配線の幅を広くしている。詳しくは、走査線34については、走査線34間の間隙Gを残して、他は全面的に幅広の走査線34で覆う構成としている。データ線35についても、同様にデータ線35間の間隙Gを残して、他は全面的に幅広のデータ線35で覆う構成としている。なお、間隙Gは、電気的な絶縁性が確保でき、かつ、視認されない程度に狭い寸法であれば良く、例えば、3μm〜20μm程度が好ましく、5μm〜10μm程度であることがより好ましい。本実施形態では、好適例として、間隙Gを約5μmとしている。
また、ITOに替えて、ZnO(酸化亜鉛)などの透明電極を用いても良い。
図5(b)は、図5(a)のu−u断面における断面図であり、各配線、および点状光源30の積層関係を示している。
素子基板20上には、第1透明電極としての走査線34と、点状光源30と、金属電極31と、第2透明電極としてのデータ線35とが、この順番に積層されている。なお、点状光源30と、隣り合う点状光源30との間には、例えば、SiO2や、アクリル樹脂などからなる絶縁層37が形成されている。
ここで、走査線34上において点状光源30が形成される部分、換言すれば、点状光源30と重なる部分の走査線34は、点状光源30の画素電極(陽極)として機能する。また、点状光源30の陰極として機能する金属電極31は、対応するデータ線35と電気的に接続されている。
また、点状光源30としての有機EL素子(層)は、図示は省略しているが、複数の機能層から形成されている。
詳しくは、走査線34側から、それぞれが有機物の薄膜からなる正孔輸送層と、発光層と、電子注入層とが、この順番で積層されている。本実施形態では、発光層は、好適例として白色光を放射できる有機材料の薄膜から構成されている。
金属電極31は、例えば、Mg−Ag合金(例えば重量比10:1)などから構成されている。
なお、本実施形態では点状光源30としての有機EL素子(層)に低分子材料を用いたものとして説明しているが、高分子材料を用いた構成であっても良い。低分子材料を用いる場合には、真空蒸着法により、前述した有機EL素子(層)を形成する。
また、高分子材料を用いる場合には、例えば、インクジェット法を用いて有機EL素子(層)を形成する。
「具体的な光学設計」
図6は、照明装置の側断面図であり、図2における1つの分割領域の拡大図である。図7(a)〜(c)は、凹面鏡の曲率の説明図である。
ここでは、点状光源30を凹面鏡41の略焦点に配置するための調整基板22による透明基板25の厚さの設定方法や、凹面鏡の曲率の設定方法について、図6および図7を用いて説明する。
図6は、点状光源30の中心30cを通り、X軸に平行な線分に沿った側断面図であり、中心30cを通るZ軸に平行な線分を中心線Ceとしている。換言すれば、点状光源30を通る光出射面Sからの垂線を中心線Ceとしている。
図6に示すように、点状光源30の中心30cと、凹面鏡41の周縁部とを結ぶ一点鎖線を線分L1としたときに、透明基板25の厚さt3は、線分L1と中心線Ceとがなす角度が角度θとなる厚さに設定されている。
ここで、角度θは、点状光源30が出射した光が、透明基板25から空気層eに入射する際の臨界角に設定されている。つまり、点状光源30と凹面鏡41の外形の一辺とを結ぶ線分L1と、中心線Ceとの角度が、空気層eとの間における透明基板25の臨界角と略一致するように、透明基板25の厚さt3が設定されている。
これにより、矢印で示すように、点状光源30が出射した光のうち、角度θよりも小さい角度範囲の光のみが、透明基板25から出射されて、空気層eに入射することができる。他方、臨界角θより大きい角度の光は、透明基板25から出ることができず、透明基板25内で全反射を繰り返すことになる。
このようにして、透明基板25から出射する光の範囲(領域)を限定している。なお、分割領域dは、平面的に正方形をなしているため、点状光源30の中心30cを通り、Y軸に平行な線分に沿った側断面においても、図6と同じ設定となっている。換言すれば、図6におけるX軸をY軸と読み替えることができる。
続いて、具体的な設計事例について説明する。
図1において、表示パネル10の表示領域Vのサイズが対角5インチであった場合、照明装置50の光出射面Sは、対角5インチよりも一回り大きいサイズに設定する。
詳しくは、縦76.2mm(Y軸方向)×横101.6mm(X軸方向)の表示領域Vを覆うように、光出射面Sのサイズを縦81.9mm×横107.1mmに設定する。
そして、光出射面Sを約6.3mm角の正方形の分割領域dに分割する。詳しくは、X軸方向に延在する分割領域dの配列を行とし、Y軸方向に延在する分割領域dの配列を列としたときに、13行×17列に分割する。
また、点状光源30の平面的なサイズは、約0.5mm角とし、各分割領域dの中心に配置する。換言すれば、隣り合う点状光源30間の間隔が、X軸方向、Y軸方向ともに約6.3mm間隔となるように配置する。
つまり、光出射面Sを13行×17列=221個の分割領域に分割して、ローカルディミング(局所輝度制御)を行う構成とする。
図6において、分割領域dが約6.3mm角であるため凹面鏡41の平面形状も同じサイズとなり、凹面鏡41の幅wは約6.3mmとなっている。
ここで、透明基板25の屈折率(n1)を1.52とし、空気層eの屈折率(n2)を1.00として、数式(1)によって臨界角を求めると臨界角θは約41.1°となる。
θ=arcsin(n2/n1)…(1)
そして、求めた臨界角θと、直角三角形の一辺の長さとなる幅wの半分の長さw/2を数式(2)に代入することによって、透明基板25の厚さt3が求められる。この場合、厚さt3は、約3.6mmとなる。
t3=(w/2)/tanθ…(2)
有機EL素子を形成する素子基板20には、一般的に厚さt1が約0.5mmの無アルカリガラスが用いられる。よって、調整基板22の厚さt2を約3.1mmとすることにより、透明基板25の厚さt3(総厚)が約3.6mmとなるように設定する。
また、分割領域の分割数は、上記数値に限定するものではなく、液晶表示装置100の画像コンテンツ、解像度、厚さなどの仕様に応じて、上記演算式(1)(2)を満たすように、適宜設定することができる。
例えば、同様に対角5インチの表示パネルに用いる照明装置において、より細かい領域での輝度制御と、さらなる薄型化を図りたい場合には、分割数を増やせば良い。
例えば、分割数を上記構成の約10倍の2120個とする。
この場合、分割領域dの大きさを約2.0mm角とし、点状光源30のサイズは約0.2mm角とする。光出射面Sのサイズは、縦80.0mm×横106.0mmとし、光出射面Sを40行×53列の分割領域に分割する。
この分割数の場合、数式(2)から透明基板25の厚さt3は、約1.14mmとなるため、調整基板22の厚さt2を約0.64mmに設定する。
この構成によれば、前述の構成よりも、より細かい領域での輝度制御と、薄型化とを実現することができる。
図7(a)は、凹面鏡41の曲率を説明するための平面図である。当該図面では、点状光源30から入射する断面が略円形の光束パターンを光束Ai(破線)としている。また、光束Aiを凹面鏡41によって反射した光束パターンを光束Ao(実線)で示している。なお、光束Aoは、部分照明光の光束パターンであり、以降の説明において、部分照明光Aoという表現も用いる。
また、符番41(d)で示した略正方形の形状は、凹面鏡41の外形(周縁部)を示しており、分割領域dと同じサイズとなっている。また、その中心を中心点41cとしている。凹面鏡41において、その中心点41cを通り、X軸に沿った曲率を曲率k1としている。同様に、中心点41cを通り、Y軸に沿った曲率を曲率k2としている。これらは、凹面鏡41の横、および縦方向における基準曲率となる。
また、凹面鏡41における外形の対角線を結ぶ曲率を曲率k3、曲率k4としている。
図7(b)は、(a)のj−j断面における側断面図であり、比較のため、曲率k3(k4)の曲率も破線で示している。図7(c)は、凹面鏡41の斜視図である。
ここで、凹面鏡41は、断面が略円形の光束Aiを、分割領域dの正方形に相似した光束Aoに変換するために、凹面鏡41の横縦方向における曲率k1,k2と、対角方向における曲率k3,k4とを異ならせている。換言すれば、対角方向の曲率k3,k4を、図7(a)の矢印で示すように、略円形の光束Aiにおける対角方向を引き伸ばすための曲率設定としている。
詳しくは、図7(b)に示すように、曲率k1(k2)の曲率半径よりも、曲率k3(k4)の曲率半径を大きく設定している。なお、凹面鏡41の外形は略正方形であるため、曲率k1を曲率k2に、また、曲率k3を曲率k4に、それぞれ読み替えることができる。そして、図7(c)に示すように、曲率k1から曲率k3の間、曲率k3から曲率k2の間、曲率k2から曲率k4の間、そして、曲率k4から曲率k1の間をそれぞれ滑らかに曲率を変化させて凹面鏡41を形成する。
これにより、図7(a)に示すように、凹面鏡41で反射された光束Aoの形状は、分割領域dの形状に相似した略正方形となる。また、その大きさが分割領域dよりも一回り大きくなるように凹面鏡41を配置している。
図8は、本実施形態の照明装置による照明態様を示す平面図であり、図18に対応している。当該図面は、表示パネル10側(Z軸(−)側)から光出射面Sを眺めた様子を示している。
図8に示すように、光出射面Sからは、複数の分割領域dの各々から出射された矩形状の部分照明光Aoが略隙間なく、また、大きな重なりもなく、平面的に合成されて、光出射面Sにおいて略均一な照明光として出射される。
図1に戻る。
また、液晶表示装置100では、上述した照明装置50の点灯態様を表示パネル10の表示画像と連動して制御している。
詳しくは、1フレーム当りの表示画像の輝度分布に応じて、分割領域dから出射される部分照明光の明るさを分割領域d単位で調整している。換言すれば、表示画像の輝度変化に連動して、場所的および時間的に部分照明光の明るさをダイナミックに制御している。
また、表示パネル10に周囲の明るさを検知するフォトダイオードなどの光センサーを設けて、周囲の明るさに応じて、照明光の明るさを調整しても良い。
つまり、液晶表示装置100は、表示画像の輝度分布に応じて照明光の輝度を部分的に調整するローカルディミング法を行っている。
上述した通り、本実施形態に係る照明装置50、および液晶表示装置100によれば、以下の効果を得ることができる。
図7で説明した通り、分割領域dごとに設けられた凹面鏡41は、点状光源30から入射する光を分割領域の矩形に相似した形状とするための曲率を有している。
これにより、部分照明光の形状と分割領域の形状とが異なっていたことに起因して輝度ムラが発生していた従来の照明装置と異なり、照明装置50によれば、図8で説明した通り、光出射面Sにおける部分照明光Aoの形状を分割領域dの形状と略一致させることができる。
また、光出射面S側から、封止基板27、点状光源30、透明基板25、凹面鏡41の順番で照明装置50を構成するとともに、透明基板25の厚さを調整基板22によって調整することによって、凹面鏡41の焦点近傍に点状光源30を配置させている。
特に、図6で説明した通り、点状光源30と凹面鏡41の外形の一辺とを結ぶ線分L1と、中心線Ceとの角度が、空気層eとの間における透明基板25の臨界角と略一致するように、透明基板25の厚さt3を設定している。つまり、点状光源30が出射した光のうち、角度θよりも小さい角度範囲の光のみが、透明基板25から出射されて部分照明光となり得るため、当該分割領域のみで独立した輝度管理を行うことができる。
よって、隣接する分割領域にまで大きく照明光が及んでしまっていたため、分割領域における輝度を独立して制御することが難しかった従来の照明装置と異なり、照明装置50によれば、分割領域ごとで独立した輝度制御を行うことができる。
さらに、矩形状の光を出射するために2枚のレンズを必要とした従来の照明装置と異なり、照明装置50によれば、分割領域dごとに設けられた1つの凹面鏡41によって、断面矩形状の部分照明光Aoを出射することができる。
よって、照明装置50は、従来の照明装置よりも薄く構成することができる。
従って、輝度ムラの低減と、薄型化とを両立した照明装置50を提供することができる。換言すれば、分割領域ごとの独立した輝度制御が可能で、液晶パネルのバックライトとして使用可能な厚さの照明装置50を提供することができる。
また、図5で説明した通り、複数の走査線34をITOで形成するとともに、電気的な絶縁性が確保できる程度の間隙Gを確保して幅広の配線としている。また、データ線35についても同様の構成としている。
これにより、部分照明光の遮光および回折が懸念される金属配線と異なり、遮光および回折の懸念がなく、かつ、各配線の配線抵抗を金属配線並みに下げることができる。さらに、間隙Gを小さくしているため、当該間隙が視認される可能性も低い。
よって、照明装置50によれば、均一な照明を行うことができる。
また、複数の点状光源30は、単純マトリックス線順次駆動方式によって、複数の点状光源30の輝度を独立して制御可能に設けられている。
従って、光出射面Sから出射する照明光の輝度分布を分割領域d単位で独立して制御可能な照明装置50を提供することができる。
また、図2で説明した通り、照明装置50と表示パネル10との間には、拡散板15が配置されている。
これにより、金属電極31によって生じる影は、ぼやかされて目立たなくなる。よって、輝度ムラを低減することができる。
また、液晶表示装置100は、表示パネル10における1フレーム当りの表示画像の輝度分布に応じて、分割領域dから出射される部分照明光の明るさを分割領域d単位で調整している。
従って、表示画像の輝度分布に応じて照明光の輝度を部分的に調整するローカルディミング法を行う液晶表示装置100を提供することができる。
(実施形態2)
図9は、実施形態2における液晶表示装置の側断面図であり、図2に対応している。図10は、照明装置の分解斜視図であり、図3に対応している。
以下、本発明の実施形態2に係る液晶表示装置について、図9,10を用いて説明する。本実施形態における液晶表示装置110は、図1の照明装置50とは異なる構成の照明装置70を備えている。この点以外は、実施形態1の液晶表示装置100と同一である。
ここでは、実施形態1における説明と重複する部分は省略し、照明装置70の構成を中心に説明する。また、同一の構成部位については同一の番号を附して説明する。
「照明装置の構成」
図9に示すように、表示パネル10の背面側(Z軸(+)側)には、拡散板15と、照明装置70とが、この順番で重ねて配置されている。また、この積層方向(Z軸(+)方向)のことを、奥行き方向ともいう。
照明装置70は、複数の点状光源30が形成された透明基板25、レンズアレイ基板60などから構成されている。
照明装置70は、光出射面S側からの奥行き方向において、レンズアレイ基板60、遮光層63、透明基板25、点状光源30の順番で構成されている。レンズアレイ基板60には、複数の凸レンズ61がマトリックス状に配置されている。なお、正確にはレンズアレイ基板60の複数の凸レンズ61による凹凸面が光出射面となるが、説明を容易にするために、複数の凸レンズ61の頂点を含む(通る)平面を光出射面Sとしている。
また、素子基板20と調整基板22とを貼り合せて形成された透明基板25は、後述する回路構成や配線態様以外は、図2で説明した透明基板と同様の構成であるが、天地(Z軸方向)を反転した状態で配置されている。詳しくは、光出射面S側から、調整基板22、素子基板20、点状光源30の順番に配置されている。また、透明基板25の点状光源30側(Z軸(+)側)の面を第1面25aとし、レンズアレイ基板60側(Z軸(−)側)の面を第2面25bとしている。
つまり、照明装置70では、各点状光源30が出射した光を分割領域dごとに、レンズアレイ基板60の凸レンズ61で拡大および整形することにより、実施形態1の照明装置50と同様な、断面矩形状の部分照明光を出射する。
複数の点状光源30は、透明基板25の第1面25aのマトリックス状に分割された分割領域dごとに1つずつ配置されており、その上層には、封止基板27が形成されている。点状光源30は、LED素子、無機EL素子、有機EL素子などの発光素子を用いることができる。本実施形態においても、好適例として有機EL素子を採用している。
遮光層63は、レンズアレイ基板60と透明基板25との間に配置された遮光部であり、平面視において分割領域dを区画するように格子状をなしている。
遮光層63には、2つの役割があり、その一つは、各分割領域dにおいて凸レンズ61と透明基板25の第2面25bとの間に空気層eを形成するためである。もう一つは、遮光層63の厚さによって、隣り合う分割領域dへ部分照明光が入射することを防止することである。なお、遮光層63の厚さは、約0.03mm〜0.2mmの範囲内であることが好ましい。幅は、約0.05mm〜0.2mmの範囲内であることが好ましい。
遮光層63は、例えば、黒色のウレタン樹脂や、樹脂フィルムを格子状にプレスして形成することができる。または、インクジェット法や、スクリーン印刷法などの印刷法によって、遮光インクを第2面25bに網目状に印刷して形成することもできる。
図10は、照明装置の分解斜視図であるが、遮光層63は省略している。
レンズアレイ基板60の上面(Z軸(−)側)には、複数の凸レンズ61が分割領域dごとに1つずつ形成されている。換言すれば、平面視において略正方形をなす各凸レンズ61によって、各分割領域dが規定されている。また、レンズアレイ基板60の透明基板25側の面は、平面となっている。そして、各分割領域dの中央部に対応する点状光源30が位置するようにレイアウトされている。
レンズアレイ基板60は、透明樹脂、または無機ガラス(光学ガラス)などから構成されている。透明樹脂としては、アクリル系、ポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂や、紫外線硬化樹脂などの光硬化樹脂を用いることができる。また、レンズアレイ基板60は、熱成型、射出成型、切削加工、研磨加工、フォトリソ法、光造型法、インクジェット法などの加工方法、またはこれらの加工方法を組合せて製造することができる。
図9に戻る。
ここで、凸レンズ61は、対応する点状光源30から入射する光を拡大および整形して、部分照明光として出射するとともに、光束の断面を分割領域dの正方形に相似した形状とするための曲率を有している。なお、当該曲率の詳細については後述する。
これにより、矢印で示すように、凸レンズ61で拡大および整形された部分照明光は、光出射面Sにおいて、平面的に略分割領域dと同じ正方形の断面を持つ光束となる。
また、矢印で示すように、凸レンズ61の曲率は、透明基板25と空気層eとの屈折率の違いによる屈折作用を織り込んだ曲率となっている。
「具体的な光学設計」
図11は、照明装置の側断面図であり、図9における1つの分割領域の拡大図である。また、図6に対応している。図12(a)〜(c)は、凸レンズの曲率の説明図であり、図7に対応している。
まず、点状光源30を凸レンズ61の略焦点に配置するための調整基板22による透明基板25の厚さの設定方法については、透明基板25が反転していること以外は、図6で説明した設定方法と同様である。
詳しくは、図11に示すように、点状光源30の中心30cと、透明基板25の第2面25bにおける遮光層63との接合部とを結ぶ一点鎖線を線分L1としたときに、透明基板25の厚さt3は、線分L1と中心線Ceとがなす角度が角度θとなる厚さに設定されている。なお、第2面25bにおける遮光層63との接合部は、第2面25bに投影された凸レンズ61の外形(分割領域d)の一辺に相当する。
ここで、角度θが透明基板25から空気層eに入射する際の臨界角に設定されていることは、実施形態1の照明装置50と同じである。
これにより、矢印で示すように、点状光源30が出射した光のうち、角度θよりも小さい角度範囲の光のみが、透明基板25から出射されて、空気層eに入射することができる。他方、臨界角θより大きい角度の光は、透明基板25から出ることができず、透明基板25内で全反射を繰り返すことになる。
また、空気層eに入射することができた光であっても、遮光層63に向かう光は、遮光層63に吸収される。つまり、遮光層63に向かう光は、隣の分割領域d(凸レンズ61)には入射しない。
このようにして、透明基板25から出射する光の範囲(領域)を限定している。なお、分割領域dは、平面的に正方形をなしているため、点状光源30の中心30cを通り、Y軸に平行な線分に沿った側断面においても、図11と同じ設定となっている。換言すれば、図11におけるX軸をY軸と読み替えることができる。
また、具体的な設計態様については、実施形態1で説明した数式(1)、(2)を用いて同様に設計することができる。
例えば、分割数が多くてもコントラストが良く、またエネルギー効率に優れた照明装置70が求められており、対角5インチの表示パネル10を使用する場合、下記のように設計する。
この場合、分割領域dの大きさを約2.0mm角とし、点状光源30のサイズは約0.2mm角とする。光出射面Sのサイズは、縦80.0mm×横106.0mmとし、光出射面Sを40行×53列の分割領域に分割する。
この分割数の場合、数式(2)から透明基板25の厚さt3は、約1.14mmとなるため、調整基板22の厚さt2を約0.64mmに設定する。
また、多少厚くなっても、分割数を少なくし、製造コストを抑制したい場合には、次のように設計する。
例えば、対角5インチの表示パネル10の照明装置において、分割数を上記事例の約1/10の221個とした場合について、設計すると以下のようになる。
この場合、分割領域dの大きさを約6.3mm角とし、点状光源30のサイズは約0.5mm角とする。光出射面Sのサイズは、縦81.9mm×横107.1mmとし、光出射面Sを13行×17列の分割領域に分割する。
この分割数の場合、数式(2)から透明基板25の厚さt3は、約3.6mmとなるため、調整基板22の厚さt2を約3.1mmに設定する。
なお、上述した事例は一例であり、分割数は、上記数値に限定するものではなく、液晶表示装置110の画像コンテンツ、解像度、厚さなどの仕様に応じて、上記演算式(1)(2)を満たすように、適宜設定することができる。
図12(a)は、凸レンズ61の曲率を説明するための平面図である。当該図面では、点状光源30から入射する断面が略円形の光束パターンを光束Ai(破線)としている。また、光束Aiを凸レンズ61によって拡大および整形した光束パターンを光束Ao(実線)で示している。
また、符番61(d)で示した略正方形の形状は、凸レンズ61の外形(周縁部)を示しており、分割領域dと同じサイズとなっている。また、その中心を中心点61cとしている。凸レンズ61において、その中心点61cを通り、X軸に沿った曲率を曲率k11としている。同様に、中心点61cを通り、Y軸に沿った曲率を曲率k12としている。これらは、凸レンズ61の横、および縦方向における基準曲率となる。また、凸レンズ61における外形の対角線を結ぶ曲率を曲率k13、曲率k14としている。
図12(b)は、(a)のm−m断面における側断面図であり、比較のため、曲率k13(k14)の曲率も破線で示している。図12(c)は、凸レンズ61の斜視図である。ここで、凸レンズ61は、断面が略円形の光束Aiを、分割領域dの正方形に相似した光束Aoに変換するために、凸レンズ61の横縦方向における曲率k11,k12と、対角方向における曲率k13,k14とを異ならせている。換言すれば、対角方向の曲率k13,k14を、図12(a)の矢印で示すように、略円形の光束Aiにおける対角方向を引き伸ばすための曲率設定としている。
詳しくは、図12(b)に示すように、曲率k11(k12)の曲率半径よりも、曲率k13(k14)の曲率半径を大きく設定している。なお、凸レンズ61の外形は略正方形であるため、曲率k11を曲率k12に、また、曲率k13を曲率k14に、それぞれ読み替えることができる。そして、図12(c)に示すように、曲率k11から曲率k13の間、曲率k13から曲率k12の間、曲率k12から曲率k14の間、そして、曲率k14から曲率k11の間をそれぞれ滑らかに曲率を変化させて凸レンズ61を形成する。これにより、図12(a)に示すように、凸レンズ61で拡大された光束Aoの形状は、分割領域dの形状に相似した略正方形となる。また、その大きさが分割領域dよりも一回り大きくなるように凸レンズ61を配置している。
つまり、凸レンズ61の曲率と、図7で説明した凹面鏡41の曲率とは、ミラー反転したときに略同一となるように設定されている。換言すれば、例えば、レンズアレイ基板60を射出成型の雄型として用いたときに、成型される成型物は、前述した曲面を有する凹面鏡41を複数備えたミラーアレイ基板40と同様なものとなる。
また、照明装置70の光出射面Sから出射される照明光の態様は、図8で説明した照明態様と同様のものとなる。
「点状光源の構成および配線態様」
図13は、点状光源の回路構成図であり、図4に対応している。図14は、点状光源近傍の断面図であり、図5(b)に対応している。
続いて、実施形態2において、複数の点状光源30を点灯駆動するための回路構成、および配線態様などについて説明する。
実施形態2の照明装置70においても、実施形態1の回路構成および駆動方法(単純マトリックス線順次駆動)を踏襲することができるが、本実施形態では、部分照明光が点状光源を介さずに光出射面に到達する構成であるため、より輝度を高階調に制御可能な回路構成、および駆動方法を採用している。
図13は、各分割領域dの点状光源30を点灯駆動するための回路構成図であり、本実施形態の照明装置70では、アクティブマトリックス駆動方式を採用している。
各分割領域dには、画素を選択するためのスイッチングTFT(Thin Film Transistor)86と、点状光源30に電流を流すための駆動用TFT87と、保持容量(キャパシタ)88とがそれぞれ備えられている。なお、これらを総称して画素回路ともいう。
スイッチングTFT86のゲート端子には、走査線駆動回路82からの走査線84が接続されており、ソース端子には、データ線駆動回路83からのデータ線85が接続されている。スイッチングTFT86のドレイン端子には、駆動用TFT87のゲート端子と、保持容量88の一端が接続されている。
駆動用TFT87のソース端子と、保持容量88の他端とは、高電源電位が供給されているVDDラインに接続されている。そして、駆動用TFT87のドレイン端子は、画素電極89に接続されている。
また、画素電極89と、共通電極91との間には、有機EL素子(層)からなる点状光源30が配置されている。また、共通電極91は、アースラインに接続されている。
走査線駆動回路82は、シフトレジスターや出力バッファー(いずれも図示せず)を含んで構成され、複数の走査線84に順次走査信号を供給する。
データ線駆動回路83は、シフトレジスターやラッチ回路(いずれも図示せず)を含んで構成され、複数のデータ線85にデータ信号を供給する。
そして、走査信号によって選択されたスイッチングTFT86はオンし、データ信号が駆動用TFT87に供給される。これにより、駆動用TFT87がオンし、VDDラインから点状光源30にデータ信号の電圧に応じた電流が流れ、表示光が放射される。
また、駆動用TFT87がオンするのと並行して、保持容量88にデータ信号が保持されるため、容量に応じた時間、発光が維持される。
図14は、点状光源近傍の側断面図であり、図5(b)に対応している。
本実施形態における点状光源30、および素子基板20からなる光源部の構成は、点状光源30が放つ光を素子基板20側から出射するボトムエミッション型に分類される。
当該光源部は、素子基板20の第1面25a上に、素子層81と、画素電極89と、点状光源30と、共通電極91と、接着層28と、封止基板27とがこの順番に積層されて構成されている。
また、素子層81上には、点状光源30を区画するための隔壁90が形成されている。隔壁90は、例えば、黒色樹脂などから形成されており、各分割領域の点状光源を区画している。
素子層81には、図13で説明した、スイッチングTFT86、駆動用TFT87、保持容量88などの回路素子、および走査線84、データ線85などが形成されている。これらの回路素子、および配線は、隔壁90に重なるように配置されている。例えば、図14には、隔壁90と重なるように配置された駆動用TFT87のドレイン端子と、ITOなどの透明電極からなる画素電極89とが接続している様子が示されている。
また、素子層81において、点状光源30と重なる領域は、例えば、SiO2などからなる層間絶縁膜によって透明に形成されている。
共通電極91は、Mg−Ag合金などの導電性および反射性を兼ね備えた材料から構成された反射層、兼電極であり、点状光源30および隔壁90を覆って形成されている。
これらの構成により、点状光源30が出射した光は、白抜きの矢印で示すように、画素電極89、および素子層81を透過して、透明基板25の第2面25bから出射されることになる。このように、隔壁90と重なる部分には、光が通過しないため、素子層81の配線には、金属材料を用いている。
なお、点状光源30として有機EL素子(層)の構成は、図5(b)での説明と同様であるが、前述したように、透明基板25の天地が反転しているため、有機EL層の積層方向が反対になっている。詳しくは、画素電極89側から、正孔輸送層と、発光層と、電子注入層とが、この順番で積層されている。つまり、共通電極91側に電子注入層が配置される。
上述した通り、本実施形態に係る液晶表示装置110によれば、実施形態1の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
図12で説明した通り、分割領域dごとに設けられた凸レンズ61は、点状光源30から入射する光を分割領域の矩形に相似した形状とするための曲率を有している。
これにより、部分照明光の形状と分割領域の形状とが異なっていたことに起因して輝度ムラが発生していた従来の照明装置と異なり、照明装置70によれば、光出射面Sにおける部分照明光Aoの形状を分割領域dの形状と略一致させることができる。
また、光出射面S側から、レンズアレイ基板60、遮光層63、透明基板25、点状光源30の順番で照明装置70を構成するとともに、透明基板25の厚さを調整基板22によって調整することによって、凸レンズ61の焦点近傍に点状光源30を配置させている。
特に、図11で説明した通り、点状光源30の中心30cと、透明基板25の第2面25bにおける遮光層63との接合部とを結ぶ一点鎖線を線分L1としたときに、透明基板25の厚さt3は、線分L1と中心線Ceとがなす角度が角度θ(透明基板25の臨界角)となる厚さに設定されている。つまり、点状光源30が出射した光のうち、角度θよりも小さい角度範囲の光のみが、透明基板25から出射されて部分照明光となり得るため、当該分割領域のみで独立した輝度管理を行うことができる。
よって、隣接する分割領域にまで大きく照明光が及んでしまっていたため、分割領域における輝度を独立して制御することが難しかった従来の照明装置と異なり、照明装置70によれば、分割領域ごとで独立した輝度制御を行うことができる。
さらに、矩形状の光を出射するために2枚のレンズを必要とした従来の照明装置と異なり、照明装置70によれば、分割領域dごとに設けられた1つの凸レンズ61によって、断面矩形状の部分照明光Aoを出射することができる。
よって、照明装置70は、従来の照明装置よりも薄く構成することができる。
従って、輝度ムラの低減と、薄型化とを両立した照明装置70を提供することができる。換言すれば、分割領域ごとの独立した輝度制御が可能で、液晶パネルのバックライトとして使用可能な厚さの照明装置70を提供することができる。
別の観点から言えば、凹面鏡41を主体にした構成で輝度ムラの低減と、薄型化とを両立していた実施形態1の照明装置50と同様の作用効果を、凸レンズ61を主体にした照明装置70によっても実現することができる。
また、図13および図14で説明した通り、照明装置70では、複数の点状光源30を点灯駆動するのにアクティブマトリックス駆動方式を採用している。
よって、単純マトリックス駆動のようなパッシブ型の駆動方法に比べて、応答性良く、かつ、発光輝度をより細かく(高階調)制御することができる。また、単純マトリックス駆動の場合、デューティー駆動であるため、瞬間的に高い輝度が必要となり、有機EL素子へ負担が掛かるが、この点についても、アクティブマトリックス駆動の方が有利である。従って、応答性良く、発光輝度をより細かく(高階調)制御することが可能な照明装置70を提供することができる。
(電子機器)
図15は、上記液晶表示装置を搭載したマルチメディアプレーヤーを示す図である。
液晶表示装置100は、例えば、電子機器としての携帯型のMMP(マルチメディアプレーヤー)500に搭載して用いることができる。
MMP500は、内蔵のハードディスクドライブや、メモリーデバイスなどに記憶されている音楽や、動画、写真などを再生可能に設けられている。
MMP500は、表示部として液晶表示装置100を備えており、複数の操作ボタン510を操作することにより、記憶している動画や写真などの表示を行うことができる。
例えば、映画などの動画を表示している場合、表示画像のコントラストに応じて、明るい領域の照明は明るく、暗い領域の照明は暗くなるような輝度制御が可能であるため、よりメリハリのある表示画像を得ることができる。また、暗い領域や、暗い画像の照明は暗くすることが可能なため、一様な明るさの照明をしていた従来の照明装置に比べて消費電力を抑制することができる。
このように、表示部として液晶表示装置100備えたことにより、分割領域ごとで独立した輝度制御を行うことが可能で、薄型かつ、省エネ効果に優れたMMP500を提供することができる。
なお、液晶表示装置100を、液晶表示装置110に置き換えた構成であっても良く、これらの構成であっても、液晶表示装置100の場合と同様な作用効果を得ることができる。
また、電子機器としてはMMPに限定するものではなく、表示パネルを備えた電子機器であれば良い。
例えば、携帯電話、カーナビゲーションシステム用の表示装置や、PDA(Personal Digital Assistants)、モバイルコンピューター、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、車載機器、オーディオ機器などの各種電子機器に用いることができる。
これらの電子機器であっても、MMP500と同様な作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
図16は、変形例1に係る液晶表示装置の側断面図であり、図2に対応している。
ここでは、変形例1に係る液晶表示装置105について、図16を用いて説明する。
変形例1に係る液晶表示装置105は、実施形態1の液晶表示装置100の照明装置50とは異なる照明装置55を搭載している。詳しくは、照明装置55は、遮光層43を備えていることが実施形態1の照明装置50と異なる。換言すれば、照明装置55の構成は、遮光層43を備えていること以外は、実施形態1の照明装置50と同じである。
以下、実施形態1における記載と重複する部分は省略して説明する。なお、同一の構成部位については、同一の番号を附して説明する。
図16に示すように、透明基板25とミラーアレイ基板40との間には、遮光層43が形成されている。詳しくは、透明基板25の調整基板22とミラーアレイ基板40の凹面鏡41の周縁部との間に、遮光層43が形成されている。
平面視において、遮光層43は、凹面鏡41の外形(分割領域d)に沿って格子状に形成された黒色の遮光層である。
遮光層43は、図9で説明した遮光層63と同様な材料、および製法によって形成することができる。また、遮光層43の厚さおよび幅も、遮光層63と同様である。
ここでは、好適例として、黒色の樹脂フィルムを格子状にプレス加工したものを遮光層43として用いている。
遮光層43が設けられていることにより、凹面鏡41の周縁部と調整基板22との間の間隙が埋められるため、部分照明光が隣りの分割領域dに入射することを防止することができる。
従って、輝度ムラを低減した照明装置55および液晶表示装置105を提供することができる。
(変形例2)
図17は、変形例2に係る点状光源の態様を示す平面図であり、図10において点状光源を透明基板25の第2面25b側から観察したときの透過平面図である。
変形例2に係る照明装置では、1つの点状光源39が微小な赤(R)、緑(G)、青(B)色の要素光源(発光素子)の集合体から構成されている。詳しくは、点状光源39は、赤色を発光する有機EL素子39Rと、緑色を発光する有機EL素子39Gと、青色を発光する有機EL素子39Bとから構成されている。なお、有機EL素子39R,39G,39Bが要素光源に相当する。
有機EL素子39Rは、図14の積層構造と同様に形成されており、有機EL素子の発光層が赤色を発光する有機材料となっている点が、実施形態2の構成と異なる。また、同様に、有機EL素子39Gの発光層には緑色を発光する有機材料が用いられ、有機EL素子39Bの発光層には青色を発光する有機材料が用いられている。
また、各有機EL素子39R,39G,39Bは、3つが近接してセットとして配置されるとともに、それぞれが隔壁90(図14)によって区画され、素子ごとに、図13で説明した画素回路が設けられている。
つまり、3つの有機EL素子39R,39G,39Bが出射する光を合成した光が、点状光源39の部分照明光として出射されることになる。また、3つの有機EL素子39R,39G,39Bは、それぞれが、独立して点灯駆動可能に構成されている。
よって、点状光源39の各々は、各有機EL素子39R,39G,39Bの輝度を調整することによって、様々な色調の光を出射することができる。また、白色光においても、微妙に異なるカラーバリエーションの白色光を出射することができる。
さらに、図17の最上段の点状光源39における有機EL素子39R,39G,39Bの並びは、左側(X軸(−)側)の上方(Y軸(+)側)から下方に、有機EL素子39R,39Gの順番で配置され、その配置の右側(X軸(+)側)に有機EL素子39Bが配置されたデルタ配列となっている。
また、その下段の点状光源39における並びは、左側の上方から下方に、有機EL素子39B,39Rの順番で配置され、その配置の右側には有機EL素子39Gが配置されたデルタ配列となっている。
また、その下段の点状光源39における並びは、左側の上方から下方に、有機EL素子39G,39Bの順番で配置され、その配置の右側には有機EL素子39Rが配置されたデルタ配列となっている。
つまり、点状光源39の配置行ごとに、各要素光源の配置が変わっている。換言すれば、デルタ配置における色調が、配置行ごとに一つずつ反時計回りに回転している。
これにより、点状光源39における各要素光源の配置に起因した色光の癖を配置行単位でキャンセルし、照明光を均一化することができる。
従って、変形例2に係る照明装置によれば、発光輝度をより細かく(高階調に)制御することができる。また、様々な色調の光による照明を含むカラーバリエーション豊富な照明を行うことができる。
なお、上記説明では、各要素光源が有機ELであるものとして説明したが、無機EL素子や、LEDであっても良い。また、要素光源の発光色は、RGBに限定するものではなく、例えば、シアン、マゼンタ、イエローなどの色光であっても良いし、これらをRGBに加えたり、組み合せた構成であっても良い。また、各要素光源のサイズも同一でなくても良く、例えば、不足しがちな色光の要素光源のサイズを大きく設定しても良い。
また、1つの点状光源を複数の要素光源の集合体によって構成することは、実施形態1の照明装置50にも適用することができる。
これらの構成であっても、変形例2と同様な作用効果を得ることができる。
(変形例3)
図1を用いて説明する。
上記各実施形態において、分割領域dは、略正方形であるものとして説明したが、これに限定するものではなく、分割領域dを長方形としても良い。
例えば、実施形態1の照明装置50において、表示パネル10の表示領域Vのサイズを対角5インチとしたときに、分割領域dのサイズを縦方向(Y軸方向)6.3mm×横方向(X軸方向)8.2mmの長方形としても良い。
この場合、光出射面Sを13行×13列の分割領域に分割し、光出射面Sのサイズは、縦81.9mm×横106.6mmとする。また、分割数は169個となる。
また、この場合、長方形の短辺方向(6.3mm)を幅wとして数式(1),(2)から透明基板25の厚さt3(図6)を定める。厚さt3は、約3.6mmとなる。
図7を用いて説明する。
ここでは、図7(a)の凹面鏡41の外形(分割領域d)が上記寸法関係にあるものとして説明する。換言すれば、図7(a)の凹面鏡41が紙面に向かって横長の長方形であるとみなして説明する。
凹面鏡41の外形が長方形の場合、点状光源30から入射する断面が略円形の光束Aiを断面が長方形の光束Aoに変換するために、縦方向の曲率k2と、横方向の曲率k1とを異ならせる必要がある。また、実施形態1での説明と同様に、横方向の曲率k1と、対角線における曲率k3(k4)とを異ならせる必要もある。
詳しくは、曲率が、縦方向の曲率k2、横方向の曲率k1、対角線における曲率k3(k4)、という順番で大きくなるように、凹面鏡41の曲率を設定する。
この構成によれば、照明装置の設計の自由度を高めることができる。
また、この凹面鏡41の曲率をミラー反転させれば、図12の凸レンズ61にも適用することができる。換言すれば、実施形態2の照明装置70においても、分割領域dを長方形で形成することができる。
10…表示パネル、25…透明基板、25a…透明基板の第1面、25b…透明基板の第2面、30,39…点状光源、31…金属電極、34…第1透明電極としての走査線、35…第2透明電極としてのデータ線、39R,39G,39B…要素光源としての有機EL素子、41…凹面鏡、43,63…遮光部としての遮光層、50,70…照明装置、61…凸レンズ、100,105,110…電気光学装置としての液晶表示装置、500…電子機器としてのMMP、d…分割領域、S…光出射面、θ…角度(臨界角)。

Claims (15)

  1. 点状光源と、
    前記点状光源に対応した位置に凹面鏡が形成されたミラーアレイ基板と、を有し、
    前記凹面鏡は、前記ミラーアレイ基板の前記点状光源側の面において、略矩形をなした分割領域に形成され、
    前記凹面鏡の凹部は、
    前記分割領域の対角線の方向の断面において、第1曲率を有し、
    前記分割領域の2つの対角線の交点を通り、かつ、前記分割領域の一辺に平行な方向である第1方向の断面において、前記第1曲率と異なる曲率である第2曲率を有することを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記第1曲率は、前記第2曲率より小さいことを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1または2に記載の照明装置において、
    前記点状光源と前記ミラーアレイ基板との間に配置された透明基板を有し、
    前記凹面鏡の凹部は、前記透明基板との間に空間を備え、
    前記第1方向の断面において、
    前記分割領域の端辺から前記透明基板へ下ろした垂線を第1直線とし、
    前記第1直線と前記透明基板の前記ミラーアレイ基板側の面との交点と、前記点状光源と、を結んだ直線を第2直線としたとき、
    前記透明基板は、前記第1直線と前記第2直線とのなす角が、前記透明基板から前記空間へ向かう方向の光が反射する臨界角と略等しくなる、屈折率及び厚さであることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項3に記載の照明装置において、
    前記透明基板と前記ミラーアレイ基板との間に配置された遮光部を有し、
    前記遮光部は、前記透明基板の面に垂直な方向から見た平面視において、前記分割領域の辺と重なる格子状の形状であることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項3または4に記載の照明装置において、
    前記透明基板の前記点状光源側の面に配置された第1透明電極と、
    前記透明基板の前記点状光源側の面に配置された金属電極と、
    前記透明基板の前記点状光源側の面に配置された第2透明電極と、を有し、
    前記点状光源は、EL素子またはLED素子であり、
    前記金属電極は、前記点状光源と重なる位置に配置され、かつ、前記第2透明電極と電気的に接続されていることを特徴とする照明装置。
  6. 点状光源と、
    前記点状光源に対応した位置に凸レンズが形成されたレンズアレイ基板と、を有し、
    前記凸レンズは、前記レンズアレイ基板の前記点状光源と反対側の面において、略矩形をなした分割領域に形成され、
    前記凸レンズの凸部は、
    前記分割領域の対角線の方向の断面において、第1曲率を有し、
    前記分割領域の2つの対角線の交点を通り、かつ、前記分割領域の一辺に平行な方向である第1方向の断面において、前記第1曲率と異なる曲率である第2曲率を有することを特徴とする照明装置。
  7. 請求項6に記載の照明装置において、
    前記第1曲率は、前記第2曲率より小さいことを特徴とする照明装置。
  8. 請求項6または7に記載の照明装置において、
    前記点状光源と前記レンズアレイ基板との間に、空間を備えるように配置された透明基板を有し、
    前記第1方向の断面において、
    前記分割領域の端辺から前記透明基板へ下ろした垂線を第1直線とし、
    前記第1直線と前記透明基板の前記レンズアレイ基板側の面との交点と、前記点状光源と、を結んだ直線を第2直線としたとき、
    前記透明基板は、前記第1直線と前記第2直線とのなす角が、前記透明基板から前記空間へ向かう方向の光が反射する臨界角と略等しくなる、屈折率及び厚さであることを特徴とする照明装置。
  9. 請求項8に記載の照明装置において、
    前記透明基板と前記レンズアレイ基板との間に配置された遮光部を有し、
    前記遮光部は、前記透明基板の面に垂直な方向から見た平面視において、前記分割領域の辺と重なる格子状の形状であることを特徴とする照明装置。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の照明装置において、
    前記点状光源は、赤色、青色、緑色を含む複数の要素光源の集合体であることを特徴とする照明装置。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の照明装置において、
    前記分割領域は、正方形であることを特徴とする照明装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の照明装置と、
    矩形をなした表示領域を有する透過型、または半透過反射型の表示パネルと、を備え、
    前記表示領域の背面と、前記照明装置の光出射面とが向い合うように、前記表示パネルと前記照明装置とを重ねて配置したことを特徴とする電気光学装置。
  13. 前記表示領域は、多数の画素から形成されてなり、
    前記分割領域は、前記多数の画素のうちの、複数の前記画素からなる画素領域と略同じ大きさに形成されていることを特徴とする請求項12に記載の電気光学装置。
  14. 前記表示パネルは、液晶パネルであることを特徴とする請求項12または13に記載の電気光学装置。
  15. 請求項12〜14のいずれか一項に記載の電気光学装置を表示部として備えたことを特徴とする電子機器。
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