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JP5369723B2 - 遠心圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用過給機等の過給機に用いられ、空気等のガスを遠心力を利用して圧縮する遠心圧縮機に関する。
近年、車両用過給機に用いられる遠心圧縮機については種々の開発がなされており、先行技術として特許文献1に示すものがある。そして、先行技術に係る遠心圧縮機の構成等について説明すると、次のようになる。
即ち、先行技術に係る遠心圧縮機は、ケーシングを具備しており、このケーシングは、内側に、シュラウド壁を有している。また、ケーシングのシュラウド壁内には、インペラが回転可能に設けられており、このインペラは、軸心(インペラの軸心、換言すれば、ケーシングの軸心)周りに回転可能なハブ、及びこのハブの外周面に間隔を置いて設けられかつ外縁がケーシングのシュラウド壁に沿うように延びた複数枚のブレードを備えている。なお、ハブは、車両用過給機におけるタービンホイールにタービン軸を介して連動連結してある。
ケーシングのシュラウド壁の上流側周縁には、空気(ガスの一例)を給気する給気口が形成されており、ケーシングのシュラウド壁の下流側周縁には、圧縮した高圧空気(高圧ガスの一例)を排気する排気流路が形成されている。そして、ケーシングには、バイパス流路が排気流路とインペラの入口側を連絡するように形成されており、このバイパス流路は、インペラの入口側に開口した開口部(戻し口)を有している。更に、ケーシングの適宜位置には、バイパス流路を開閉するバイパス弁機構が設けられている。
従って、タービンホイールの回転によって複数枚のブレードをハブと一体的に回転させ、換言すれば、インペラを回転させることにより、給気口からインペラ側に給気した空気を遠心力を利用して圧縮することができる。そして、圧縮した高圧空気は、排気流路から排気される。
遠心圧縮機の稼働中に、例えばアクセルオフ等により給気口から空気が給気されなくなると、バイパス弁機構によってバイパス流路を開いて、排気流路側からインペラの入口側へ高圧空気の一部を戻す(インペラの入口側へ高圧空気を流出させる態様の1つ)。これにより、遠心圧縮機がサージングに突入することを防止できる。
実開昭61−33918号公報
ところで、バイパス流路の開口部の位置がインペラに近いと、バイパス弁機構によってバイパス流路を閉じた状態、換言すれば、遠心圧縮機の通常の稼動状態において、バイパス流路の開口部との干渉により乱れた流れの空気がインペラに流入して、遠心圧縮機の圧縮機効率等の性能が低下することになる。
一方、遠心圧縮機の性能の低下を抑えるために、バイパス流路の開口部の位置をインペラから遠ざけると、ケーシングの軸長が長くなって、遠心圧縮機の大型化及び重量増大を招くことになる。
つまり、サージングを考慮してインペラの入口側へ高圧空気を流出可能にした場合に、遠心圧縮機のコンパクト化及び軽量化を図りつつ、遠心圧縮機の性能を維持することは極めて困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の遠心圧縮機を提供することを目的とする。
本発明の特徴は、過給機に用いられ、ガスを遠心力を利用して圧縮する遠心圧縮機において、内側にシュラウド壁を有したケーシングと、前記ケーシングの前記シュラウド壁内に回転可能に設けられ、軸心周りに回転可能なハブ、及び前記ハブの外周面に周方向に間隔を置いて設けられかつ外縁が前記ケーシングの前記シュラウド壁に沿うように延びた複数枚のブレードを備えたインペラと、を具備し、前記ケーシングの前記シュラウド壁の上流側周縁にガスを給気(吸入)する給気口(吸入口)が形成され、前記給気口が下流側へ向かって内径を徐々に縮径してあって、前記ケーシングの前記シュラウド壁の下流側周縁に圧縮した高圧ガスを排気する排気流路が形成され、前記ケーシングのシュラウド壁における前記インペラの上流側近傍に下流側へ向かって内径を徐々に縮径した絞り部が形成され、前記ケーシングのシュラウド壁は、前記給気口と前記絞り部の間に前記ケーシングの軸方向に平行な部分を有し、前記ケーシングの内部に高圧ガスを流通可能な高圧ガス流路が形成され、前記高圧ガス流路は、前記インペラの入口側に開口しかつ高圧ガスを供給する高圧ガス供給源に接続及び遮断可能な開口部を有し、前記ケーシングの軸方向における前記ブレードの長さをL1、前記軸方向における前記ブレードの前縁から前記高圧ガス流路の開口部の下流端までの長さをL2とした場合に、(L2/L1)<1.5の関係が成立するようになってあって、前記高圧ガス流路の前記開口部の下流端は、前記軸方向における前記絞り部の上流端と同じ位置又は前記絞り部の上流端よりも上流側に位置し、前記高圧ガス流路の前記開口部は、前記ケーシングの前記シュラウド壁における前記平行な部分に位置していることを要旨とする。
ここで、(L2/L1)<1.5の関係が成立するようにしたのは、前記高圧ガス流路の前記開口部の位置が前記インペラから遠くなりすぎて、前記ケーシングの軸長が長くなるからである。
なお、特許請求の範囲及び明細書において、「上流側」とは、主流のガスの流れ方向から見て上流側のことであって、「下流側」とは、主流のガスの流れ方向から見て下流側のことである。また、「複数枚のブレード」は、軸長の異なる複数種のブレードからなるものであってもよく、この場合に、「前記ブレードの長さ」とは、最も軸長の長いブレードの長さことであって、「前記ブレードの前縁」とは、最も軸長の長いブレードの前縁のことである。
本発明の特徴によると、複数枚の前記ブレードを前記ハブと一体的に回転させ、換言すれば、前記インペラを回転させることにより、前記給気口から前記インペラ側に給気したガスを遠心力を利用して圧縮することができる。そして、圧縮した高圧ガスは、前記排気流路から排気される。
前記遠心圧縮機の稼働中に、例えばアクセルオフ等により前記給気口からガスが給気されなくなると、前記高圧ガス流路の前記開口部を前記高圧ガス供給源に接続して、前記高圧ガス供給源側から前記インペラの入口側へ高圧ガスを流出させる。これにより、前記遠心圧縮機がサージングに突入することを防止できる。
前述の作用の他に、前記ケーシングのシュラウド壁における前記インペラの上流側近傍に下流側へ向かって内径を徐々に縮径した前記絞り部が形成され、前記高圧ガス流路の前記開口部の下流端が前記軸方向における前記絞り部の上流端と同じ位置又は前記絞り部の上流端よりも上流側に位置しているため、前記インペラの入口付近において縮流による整流作用を効果的に発揮させることができる。これにより、前記高圧ガス流路の前記開口部を前記インペラから遠ざけなくても、前記高圧ガス流路の前記開口部が前記高圧ガス源に遮断された状態、換言すれば、前記遠心圧縮機の通常の稼動状態において、前記高圧ガス流路の前記開口部との干渉により乱れた流れのガスが前記インペラに流入することを抑制することができる。
本発明によれば、前記高圧ガス流路の前記開口部を前記インペラから遠ざけなくても、前記遠心圧縮機の通常の稼動状態において、前記高圧ガス流路の前記開口部との干渉により乱れた流れのガスが前記インペラに流入すること抑制できるため、前述のように、サージングを考慮して前記インペラの入口側へ高圧ガスを流出可能にした場合でも、前記遠心圧縮機のコンパクト化及び軽量化を図りつつ、前記遠心圧縮機の圧縮機効率等の性能を維持することができる。
第1実施形態に係る遠心圧縮機の模式的な側断面図である。 第2実施形態に係る遠心圧縮機の要部の模式的な側断面図である。 第3実施形態に係る遠心圧縮機の要部の模式的な側断面図である。 第1比較例に係る遠心圧縮機の要部の模式的な側断面図である。 第2比較例に係る遠心圧縮機の要部の模式的な側断面図である。 実施例1〜3の場合及び比較例1,2の場合における圧縮機効率を示す図である。
[第1実施形態]
第1実施形態について図1を参照して説明する。
ここで、図1は、第1実施形態に係る遠心圧縮機の模式的な側断面図である。なお、図面中、「F」は、前方向を指し、「R」は、後方向を指してある。
図1に示すように、第1実施形態に係る遠心圧縮機1は、車両用過給機に用いられ、遠心力を利用して空気(ガスの一例)を圧縮するものである。そして、第1実施形態に係る遠心圧縮機1の具体的な構成は、以下のようになる。
遠心圧縮機1は、ケーシング3を備えており、このケーシング3は、内側に、シュラウド壁5を有している。また、ケーシング3は、別のケーシング(図示省略)に一体的に取付られている。
ケーシング3のシュラウド壁5内には、インペラ7が回転可能に設けられている。具体的には、ケーシング3のシュラウド壁5内には、ハブ9が設けられており、このハブ9の外周面は、ケーシング3の軸方向(換言すれば、インペラ7の軸方向)から徐々にケーシング3の径方向(換言すれば、インペラ7の径方向)の外側へ向かって延びている。また、ハブ9は、インペラ7の軸心(換言すれば、ケーシング3の軸心)周りに回転可能であって、別のケーシングに回転可能に設けられたタービンホイール(図示省略)にタービン軸11を介して連動連結してある。更に、ハブ9の外周面には、複数枚(1枚のみ図示)の長ブレード(フルブレード)13及び複数枚(1枚のみ図示)の短ブレード(スプリッタブレード)15が周方向に間隔を置いて交互に設けられている。ここで、長ブレード13の前縁は、短ブレード15の前縁よりも上流側(前側)に位置してあって、長ブレード13の外縁及び短ブレード15の外縁は、ケーシング3のシュラウド壁5に沿うように延びている。なお、軸長の異なる2種類のブレード13,15を用いる代わりに、軸長の同じブレードを用いても構わない。
ケーシング3のシュラウド壁5の上流側周縁(インペラ7の入口側周縁)には、空気をインペラ7側へ給気(吸入)する給気口(吸入口)17が形成されており、ケーシング3のシュラウド壁5の下流側周縁(インペラ7の出口側周縁)には、圧縮した高圧空気(高圧ガスの一例)を減速させて排気する環状のディフューザ流路19(排気流路の1つ)が形成されている。また、ケーシング3の内部におけるディフューザ流路19の周縁側には、高圧空気を排気する渦巻き状のスクロール流路21(排気流路の1つ)が形成されている。そして、ケーシング3の適宜位置には、高圧空気を吐出する吐出口23が形成されており、この吐出口23は、スクロール流路21及びディフューザ流路19に連通してあって、内燃機関の吸気マニホールド(図示省略)に接続されている。
ケーシング3の内部の適宜位置には、高圧ガスを流通可能な高圧ガス流路としてのバイパス流路27がスクロール流路21とインペラ7の入口側を連絡するように形成されており、このバイパス流路27は、インペラ7の入口側に開口した開口部(戻し口)29を有している。また、ケーシング3の前側の適宜位置には、バイパス流路27を開閉するバイパス弁機構31が設けられており、このバイパス弁機構31は、前述の特許文献1に示すように、公知の構成からなるものであって、弁体33、及び車両の運転状態に応じて弁体33を作動させるアクチュエータ35を備えている。ここで、バイパス弁機構31によってバイパス流路27を開閉することによって、バイパス流路27の開口部29は、高圧空気を供給する高圧ガス供給源としてのスクロール流路21に接続及び遮断(連通及び遮断)可能になっている。
ケーシング3のシュラウド壁5におけるインペラ7の上流側近傍(手前側)には、絞り部25が形成されており、この絞り部25は、下流側へ向かって内径を徐々に縮径してある。また、ケーシング3の軸心(換言すれば、インペラ7の軸心)に対する絞り部25のテーパ角(勾配角)θは、30°以下(好ましくは、20°以下)に設定されている。具体的には、第1実施形態にあっては、絞り部25のテーパ角θ=20°、絞り部25の下流端25dの内径をR1、上流端25uの内径をR2とした場合、(R2/R1)=1.12に設定されている。ここで、絞り部25のテーパ角θを30°以下としたのは、絞り部25のテーパ角θが30°を超えると、絞り部25との衝突による空気の流れの乱れが懸念されるからである。
ケーシング3の軸方向(換言すれば、インペラ7の軸方向)における長ブレード13の長さをL1、ケーシング3の軸方向における長ブレード13の前縁からバイパス流路27の開口部29の下流端29dまでの長さをL2とした場合に、(L2/L1)<1.5の関係が成立するようになっている。具体的には、第1実施形態にあっては、(L2/L1)=0.48に設定されている。ここで、(L2/L1)<1.5の関係が成立するようにしたのは、バイパス流路27の開口部29の位置がインペラ7から遠くなりすぎて、ケーシング3の軸長が長くなるからである。
バイパス流路27の開口部29の下流端29dは、ケーシング3の軸方向における絞り部25の上流端25uと同じ位置に位置している。なお、バイパス流路27の開口部29の下流端29dが絞り部25の上流端25uと同じ位置に位置する代わりに、絞り部25の上流端25uよりも上流側に位置するようにしても構わない。
続いて、第1実施形態の作用及び効果について説明する。
タービンホイールの回転によりタービン軸11を回転させることにより、複数枚のブレード13,15をハブ9と一体的に回転させ、換言すれば、インペラ7を回転させる。これにより、給気口17からインペラ7側に給気した空気を遠心力を利用して圧縮することができる。そして、圧縮した高圧空気は、ディフューザ流路19及びスクロール流路21から排気され、吐出口23を経由して内燃機関の吸気マニホールドに送られる。
遠心圧縮機1の稼働中に、例えばアクセルオフ等により給気口17から空気が給気されなくなると、バイパス弁機構31によってバイパス流路27を開いて、スクロール流路21側から高圧空気の一部をインペラ7の入口側へ戻す(インペラ7の入口側へ高圧空気を流出させる態様の1つ)。これにより、遠心圧縮機1がサージングに突入することを防止できる。
前述の作用の他に、ケーシング3のシュラウド壁5におけるインペラ7の上流側近傍に下流側へ向かって内径を徐々に縮径した絞り部25が形成され、バイパス流路27の開口部29の下流端29dがケーシング3の軸方向における絞り部25の上流端25uと同じ位置又は前記絞り部の上流端よりも上流側に位置しているため、インペラ7の入口付近において縮流による整流作用を効果的に発揮させることができる。これにより、バイパス流路27の開口部29をインペラ7から遠ざけなくても、バイパス流路27の開口部29がスクロール流路21に遮断された状態、換言すれば、遠心圧縮機1の通常の稼動状態において、バイパス流路27の開口部29との干渉により乱れた流れの空気がインペラ7に流入することを抑制することができる。
従って、第1実施形態によれば、前述のように、サージングを考慮してスクロール流路21側から高圧空気の一部をインペラ7の入口側へ戻し可能にした場合でも、遠心圧縮機1のコンパクト化及び軽量化を図りつつ、遠心圧縮機1の圧縮機効率等の性能を維持することができる(後述の実施例参照)。
[第2実施形態]
第2実施形態について図2を参照して簡単に説明する。
ここで、図2は、第2実施形態に係る遠心圧縮機の要部の模式的な側断面図である。なお、図面中、「F」は、前方向を指し、「R」は、後方向を指してある。
図2に示すように、第2実施形態に係る遠心圧縮機37は、(L2/L1)=1.08、(R2/R1)=1.20、θ=18°に設定した点を除き、第1実施形態に係る遠心圧縮機1と同様の構成を有している。そして、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏するものである。
[第3実施形態]
第3実施形態について図3を参照して簡単に説明する。
ここで、図3は、第3実施形態に係る遠心圧縮機の要部の模式的な側断面図である。なお、図面中、「F」は、前方向を指し、「R」は、後方向を指してある。
図3に示すように、第3実施形態に係る遠心圧縮機39は、(L2/L1)=0.46、(R2/R1)=1.20、θ=31°に設定した点を除き、第1実施形態に係る遠心圧縮機1と同様の構成を有している。そして、第3実施形態においても、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏するものである。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、絞り部25の断面形状を直線状にする代わりに、曲線状にする等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
(比較例)
実施例の具体的な内容について説明する前に、比較例1,2に係る遠心圧縮機について図4及び図5を参照して説明する。
ここで、図4は、第1比較例に係る遠心圧縮機の要部の模式的な側断面図、図5は、第2比較例に係る遠心圧縮機の要部の模式的な側断面図である。なお、図面中、「F」は、前方向を指し、「R」は、後方向を指してある。
図4に示すように、第1比較例に係る遠心圧縮機41は、第1〜3実施形態に係る遠心圧縮機1,37,39と異なり、バイパス流路27の開口部29の下流端29dが絞り部25の上流端25uよりも下流側に位置するようになっている。また、(L2/L1)=0.48、(R2/R1)=1.20、θ=18°に設定されている。
図5に示すように、第2比較例に係る遠心圧縮機43は、第1〜3実施形態に係る遠心圧縮機1,37,39と異なり、絞り部25が省略されている。また、(L2/L1)=0.48に設定されている。
(具体的な内容)
第1〜第3実施形態に係る遠心圧縮機1,37,39を実施例1〜3の場合とし、第1,第2比較例に係る遠心圧縮機41,43を比較例1,2の場合として、それぞれの場合について、圧縮機効率をCFD(Computational Fluid Dynamics)解析によって求めると、図6に示すようになる。ここで、図6は、実施例1〜3の場合及び比較例1,2の場合における圧縮機効率を示す図であって、実施例1の場合における圧縮機効率を指標(基準)としている。
CFD解析結果によると、実施例1〜3の場合の方が比較例1,2の場合に比べて、圧縮機効率が高いことが確認された。
1 遠心圧縮機
3 ケーシング
5 シュラウド壁
7 インペラ
13 長ブレード
15 短ブレード
17 給気口
19 ディフューザ流路
21 スクロール流路
23 吐出口
25 絞り部
25d 下流端
25u 上流端
27 バイパス流路
29 開口部
29d 下流端
31 バイパス弁機構
37 遠心圧縮機
39 遠心圧縮機

Claims (3)

  1. 過給機に用いられ、ガスを遠心力を利用して圧縮する遠心圧縮機において、
    内側にシュラウド壁を有したケーシングと、
    前記ケーシングの前記シュラウド壁内に回転可能に設けられ、軸心周りに回転可能なハブ、及び前記ハブの外周面に周方向に間隔を置いて設けられかつ外縁が前記ケーシングの前記シュラウド壁に沿うように延びた複数枚のブレードを備えたインペラと、を具備し、
    前記ケーシングの前記シュラウド壁の上流側周縁にガスを給気する給気口が形成され、前記給気口が下流側へ向かって内径を徐々に縮径してあって、前記ケーシングの前記シュラウド壁の下流側周縁に圧縮した高圧ガスを排気する排気流路が形成され、
    前記ケーシングのシュラウド壁における前記インペラの上流側近傍に下流側へ向かって内径を徐々に縮径した絞り部が形成され、
    前記ケーシングのシュラウド壁は、前記給気口と前記絞り部の間に前記ケーシングの軸方向に平行な部分を有し
    前記ケーシングの内部に高圧ガスを流通可能な高圧ガス流路が形成され、前記高圧ガス流路は、前記インペラの入口側に開口しかつ高圧ガスを供給する高圧ガス供給源に接続及び遮断可能な開口部を有し、
    前記ケーシングの軸方向における前記ブレードの長さをL1、前記軸方向における前記ブレードの前縁から前記高圧ガス流路の開口部の下流端までの長さをL2とした場合に、(L2/L1)<1.5の関係が成立するようになってあって、
    前記高圧ガス流路の前記開口部の下流端は、前記軸方向における前記絞り部の上流端と同じ位置又は前記絞り部の上流端よりも上流側に位置し、
    前記高圧ガス流路の前記開口部は、前記ケーシングの前記シュラウド壁における前記平行な部分に位置していることを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 前記ケーシングの軸心に対する前記絞り部のテーパ角は、30°以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記高圧ガス供給源は、前記排気流路であって、前記高圧ガス流路は、前記ケーシングに前記排気流路と前記インペラの入口側を連絡するように形成されたバイパス流路であって、前記ケーシングに前記バイパス流路を開閉するバイパス弁機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠心圧縮機。
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