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JP5346373B2 - 切削インサート及び切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート及び切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、切削インサート及び切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法に関する。
従来、切削インサートにおいて、切刃の損傷を抑制する観点から、被削材を切削する主切刃と、切削により生成された被削材表面を滑らかにするさらい刃との間に、主切刃よりも外周切刃角が大きな副切刃が形成される。例えば、特開2008−6579号公報では、主切刃とさらい刃とのなす角が45°であって、これらの間に、主切刃より外周切刃角の大きな中間切刃11(副切刃)を形成した切削インサートが開示されている。
しかし、このような切削インサートは、副切刃における切削時の背分力が増加する結果、切削時に振動(びびり現象)が起こりやすく、仕上げ面の品質が低下する可能性がある。
また、このような切削インサートは、汎用送りから高送り(高速送り切削)までの複数の切削条件に対応することが困難であった。
本発明の課題の一つは、良好な仕上げ面を形成することが可能な切削インサート、切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法を提供することにある。
本発明の他の課題の一つは、汎用送り(例えば、1刃当たりの送り量が0.1mm/t以上0.4mm/t未満)から高送り(高速送り切削)(例えば、1刃当たりの送り量が0.4mm/t以上)までの複数の切削条件に対応することができる切削インサート及び切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法を提供することにある。
本発明の実施形態に係る切削インサートは、上面と、下面と、側面と、前記上面と前記側面との交線部に位置し、主切刃と、さらい刃と、前記主切刃と前記さらい刃との間に位置する副切刃と、を有する切刃と、前記上面において、前記切刃に沿って位置するランド部と、を備える。前記ランド部は、前記副切刃に対応して位置する副切刃ランド部を有する。前記副切刃ランド部は、前記上面の中央部に向かうにしたがって下方に傾斜している。
本発明の他の実施形態に係る切削インサートは、前記ランド部が、前記主切刃に対応して位置する主切刃ランド部と、前記さらい刃に対応して位置するさらい刃ランド部と、をさらに有する。前記副切刃ランド部の前記副切刃に直交する方向の幅のうち、前記さらい刃ランド部側の端部における幅をW1a、前記主切刃ランド部側の端部における幅をW1bとしたとき、上面視において、前記W1a及び前記W1bは、W1a<W1bの関係を有する。前記副切刃を通り切削インサートの中心軸に直交する線L1を基準にした前記副切刃ランド部の傾斜角のうち、前記さらい刃ランド部側の端部における傾斜角をθ1a、前記主切刃ランド部側の端部における傾斜角をθ1bとしたとき、前記θ1a及び前記θ1bは、θ1a>θ1bの関係を有する。
本発明の実施形態に係る切削工具は、前記切削インサートと、前記切削インサートが装着されるホルダと、を備える。
本発明の実施形態に係る切削加工物の製造方法は、前記切削工具を回転させる工程と、回転している前記切削工具の切刃を被削材の表面に接触させる工程と、前記被削材から前記切削工具を離隔させる工程と、を備える。
本発明の実施形態に係る切削インサートによれば、主切刃と比較して外周切刃角が大きく切削時に加わる切削抵抗が大きくなり易い副切刃に対応する副切刃ランド部を設け、その副切刃ランド部を中央部に向かうにしたがって下方に傾斜させていることから、切削時に副切刃に加わる切削抵抗を相対的に低減させることによって背分力を低減させることができる。その結果、切削時に背分力に起因して生じる振動が効果的に抑制され、切削加工物の仕上げ面を良好にすることが可能となる。
本発明の他の実施形態に係る切削インサートによれば、副切刃ランド部のうち主切刃側の端部における幅を大きくし且つ傾斜角を小さくして、副切刃のうち主切刃側の強度を高めている。また、副切刃ランド部のうちさらい刃側の端部における幅を小さくし且つ傾斜角を大きくして、副切刃のうちさらい刃側の切れ味を高めている。このように、副切刃が、主切刃に要求される強度とさらい刃に要求される切れ味とをバランス良く備えることから、汎用の切削加工時には、主切刃に加えて副切刃を使って切削を行い且つさらい刃によって仕上げ面を平滑にすることができる。他方、高送り時(高速送り切削時)には、主切刃のみで切削を行い且つさらい刃に代えて副切刃によって仕上げ面を平滑にすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る切削インサートを示す全体斜視図である。 (a)は、図1に示す切削インサートの上面図であり、(b)は、その側面図である。 図2(a)に示す切削インサートの部分拡大図である。 (a)は、図3のA−A線概略断面図であり、(b)は、図3のB−B線概略断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る切削インサートを示す全体斜視図である。 (a)は、図5に示す切削インサートの上面図であり、(b)は、その側面図である。 図6(a)に示す切削インサートの部分拡大図である。 (a)は図7における副切刃ランド部のうちさらい刃ランド部側の端部の断面を示すC−C線概略断面図、(b)は副切刃ランド部の中央部の断面を示すD−D線概略断面図、(c)は副切刃ランド部のうち主切刃ランド部側の端部の断面を示すE−E線概略断面図である。 図5に示す切削インサートにおけるすくい面形状を示す概略部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る切削工具を示す側面図である。 図10に示す切削工具の部分拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る切削工具を示す側面図である。 図12に示す切削工具の部分拡大図である。 本発明の第3の実施形態に係る切削工具を示す側面図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係る切削加工物の製造方法を示す工程図である。
<切削インサート>
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る切削インサート(以下、「インサート」と言うことがある。)の第1の実施形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。図1に示すように、インサート1は、略多角形板状の本体部を備えている。この本体部の形状は、上面視において、例えば、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等の当業者が通常インサートに使用する形状であればよく、特に制限されない。本実施形態では、5つの長辺を有する略五角形の形状が用いられている。なお、インサートの大きさは、切削条件によって適宜設定すれば良いが、例えば、一辺の長さを8〜12mm、厚みを4〜8mmとすればよい。
本体部はまた、すくい面として機能する上面2と、着座面として機能する下面3と、上面2及び下面3に連続し、逃げ面として機能する側面4と、を有している。すくい面とは、切刃5で生成された切屑が接触して、切屑の進行方向を変更させたり切屑の形状を変形(螺旋状など)させることによって、切屑を外部へスムーズに排出させる役割を果たす部位である。着座面とは、インサート1をホルダに装着する際にホルダと当接する部位である。上面2と側面4との交線部には、切刃5が形成されている。さらにすくい面に相当する上面2上には、上面2から下面3に向かって本体部を貫通する取付ねじ当接部8が形成されている。取付ねじ当接部8は、上面2の中央部に形成されている。
インサート1は、具体的には、側面4が上面2及び下面3に対して垂直に接続されている。すなわちインサート1は、上面2及び下面3の両面をそれぞれすくい面として使用可能なネガティブ型のインサートである。したがって、インサート1は10コーナを使用可能なインサートである。この場合、下面3と側面4との交線部においても切刃5が形成されている。下面3側の切刃5を用いる場合、下面3をすくい面、上面2を着座面として使用する。このように本実施形態のインサートでは、上面2及び下面3の両方を用いて切削ができることから、上面視における上面2のさらい刃の長さと下面視における下面3の副切刃の長さが等しい関係を有し、或いはその逆も同様の関係を有する構成となっている。同一の側面4に対応する上面2側の切刃と下面3側の切刃との間にも同様の関係がある。なお、本実施形態のインサートは、側面4に逃げ角が付与された、いわゆるポジティブ型のインサートであってもよい。
上面2と側面4との交線部に形成される切刃5は、主切刃51と、さらい刃52と、主切刃51とさらい刃52との間に配置される副切刃53とを有する。さらに、本実施形態においては、図2(a)に示すように、主切刃51と副切刃53との間に、第1コーナ切刃54が形成され、副切刃53とさらい刃52との間に、第2コーナ切刃55が形成されている。切刃5は、上面視において、直線状であってもよく、曲線状であってもよい。
主切刃51は、切削作用において、切屑生成に主な役割を果たす刃である。このような主切刃51は、切刃5(51〜55)のうちで最も長くなるように構成される。
主切刃51の形状は特に制限されない。主切刃51は、上面視において、直線状であってもよく、あるいは曲線状(円弧状)であってもよい。ホルダ装着時に、ホルダの回転中心軸に対して主切刃51が容易にアキシャルレーキを有する観点から、主切刃51は、図2(b)に示すように、側面視において、隣り合う副切刃53から離れるにしたがって、下方に傾斜していることが好ましい。本明細書において、「下方」とは、インサートの中心軸に直交する平面を基準にしたときの下面側のことをいう。
本実施形態では、主切刃51は、図1及び図2(a)に示す上面視において直線状である。また、主切刃51は、図2(b)に示す側面視において下面3に向かって凹状であるとともに、その両端を結ぶ直線が、下面3に対して傾斜するように形成されている。なお、主切刃51には、切削抵抗の低減の観点から、主切刃51を分断するような溝部を設けてもよい。
さらい刃52は、被削材の仕上げ面粗度向上の目的で形成される。さらい刃52は、図1及び図2(a)に示す上面視において直線状であり、図2(b)に示す側面視において副切刃53に近づくにしたがって、上方に傾斜している。本明細書において、「上方」とは、インサートの中心軸に直交する平面を基準にしたときの下面側と反対側の方向のことをいう。
副切刃53は、主切刃51より外周切刃角の大きい切刃であり、例えば、主切刃51の切削抵抗を低減するか、又は主切刃51の損傷を抑制する等の主切刃51による切削を補助する目的で配置される。
本明細書において、「外周切刃角」とは、インサートをホルダに取り付けた場合に、ホルダの回転中心軸に対する切刃の傾斜角をいう。例えば、図2(a)に示すように、主切刃51の外周切刃角は、上面視において、ホルダの回転中心軸に平行な線lと、主切刃51の仮想延長線とのなす角αで表すことができる。また、副切刃53の外周切刃角は、線lと副切刃53の仮想延長線とのなす角βで表すことができる。
例えば、主切刃51の外周切刃角αは、0°〜60°程度で設定され、副切刃53の外周切刃角βは、60°〜80°程度で設定される。また、切刃5の損傷・欠損を考慮すると、副切刃53の外周切刃角βが、主切刃51の外周切刃角αに対して1.2倍以上、好ましくは1.5倍以上の大きさに設定するのがよい。なお、副切刃53は、主切刃51とさらい刃52との間に位置すればよく、両者の間に、例えば、複数の副切刃を有してもよい。
副切刃53は、図2(b)に示すように、側面視において、さらい刃52から主切刃51に向かうにしたがって下方に傾斜していることが好ましい。特に、副切刃53は、インサート1をホルダに取り付けた状態で正のアキシャルレーキを有するような傾斜角を有することが好ましい。
主切刃51が切刃5のうちで最も長くなるように構成される限り、主切刃51、さらい刃52、及び副切刃53の長さについては特に制限されない。例えば、主切刃51と副切刃53との長さの割合は、2:1〜10:1、好ましくは2:1〜6:1となるように設定される。また、さらい刃52と副切刃53との長さの割合は、1:1〜6:1となるように設定される。なお、通常、ネガティブ型のインサートを設計する場合は、さらい刃と副切刃との長さの割合は1:1となるように設定される。
第1コーナ切刃54及び第2コーナ切刃55は、上面視において、いずれも曲線状であり、第1コーナ切刃54の曲率半径が、第2コーナ切刃55の曲率半径より大きくなるように形成されている。これにより、主切刃51及び副切刃53からそれぞれ生成される切屑間の厚みの大幅な変動が抑制され、切屑の形状のコントロールが可能になる。なお、第1コーナ切刃54及び第2コーナ切刃55を、直線状にしてもよい。
上面2には、図1及び図2(a)に示すように、切刃5に沿ってランド部6が形成されている。すなわち図3に示すように、各切刃51〜55に対応してランド部61〜65が形成されている。ランド部6は、具体的には、切刃5とすくい面との間に形成される幅の狭い帯状の面であって、切刃5を通りインサートの中心軸に直交する線に対する角度がすくい面より小さい面を指す。ランド部6は、切刃5の刃先強度を強化するために形成されている。本明細書においては、特に主切刃51に対応して位置するランド部を主切刃ランド部61と、さらい刃52に対応して位置するランド部をさらい刃ランド部62と、そして副切刃53に対応して位置するランド部を副切刃ランド部63という。また、第1コーナ切刃54に対応して位置するランド部を第1コーナ切刃ランド部64と、第2コーナ切刃55に対応して位置するランド部を第2コーナ切刃ランド部65という。インサート1では、上面視において縁部の全周に切刃5が形成されており、その内側にランド部6が形成されている。
各ランド部61〜65のそれぞれの幅については、各切刃51〜55の刃先強度及び切削時にかかる切削抵抗に応じて適宜設定すればよい。切削時において、各切刃51〜55から生成される切屑の大きさ(厚み)をコントロールする観点から、主切刃ランド部61の幅と副切刃ランド部63の幅との割合が1:0.7〜1:1.3となるように設定することが好ましい。なお、主切刃ランド部61の幅と副切刃ランド部63の幅との割合が略同一(1:1程度)であってもよい。
ここで、ランド部6の幅とは、上面視において切刃5と直交する方向の距離をいう。また、ランド部6の幅は、対応するランド部の幅のうち、最も大きいものが用いられる。本実施形態においては、図4に示すように、主切刃ランド部61の幅W61と、副切刃ランド部63の幅W63とがW61=W63の関係を有する。ランド部61〜65の幅はそれぞれ、略一定であることがより好ましい。
本実施形態においては、図4(b)に示すように、副切刃ランド部63が、矢印a方向に示す上面2の中央部に向かうにしたがって、下方に傾斜している。これにより、切削時の切削抵抗を低減させることができ、切削時の背分力を低減することができる。そのため、切削時の振動が抑制され、良好な仕上げ面を得ることができる。本実施形態においては、後述するように、副切刃ランド部63は傾斜角θ1を有して形成されている。
副切刃ランド部63以外のランド部61、62、64、及び65については、平坦であってもよく、あるいは一方向に傾斜していてもよい。一方向とは、下方に向かう方向か、又は上方に向かう方向をいう。
なお、主切刃ランド部61は、図4(a)に示すように、切削抵抗の低減の点からは、上面2の中央部に向かうにしたがって下方に傾斜していることが好ましく、その傾斜角は大きいほど好ましい。これにより、より良好な仕上げ面が得られる。一方で、主切刃ランド部61は、主切刃51の補強の点からは、傾斜角が小さいことが好ましい。
副切刃ランド部63は、好ましくは主切刃ランド部61より傾斜角が大きくなるように形成される。主切刃51及び副切刃53といった外周切刃角の異なる2種の切刃を有するインサートの場合、各切刃における切削力のバランスが互いに異なる。本実施形態によれば、上記のような構成を有することによって、主切刃51と、副切刃53との切削力のバランスを良好に保つことができ、切削時に振動(びびり現象)が生じるのを抑制することができる。
具体的に説明すると、図4に示すように、副切刃53を通りインサート1の中心軸(不図示)に直交する線L1を基準にした副切刃ランド部63の傾斜角をθ1、主切刃51を通りインサート1の中心軸に直交する線L2を基準にした主切刃ランド部61の傾斜角をθ2としたとき、θ1及びθ2は、θ1>θ2の関係を有している。ここで、傾斜角は、L2を基準に下方に傾斜している場合はプラス(+)、上方に傾斜している場合はマイナス(−)と判断される。θ1とθ2との差は、少なくとも3°以上であることが好ましく、特に3°〜10°であることがより好ましい。
主切刃ランド部61及び副切刃ランド部63は、上述のように第1コーナ切刃ランド部64により接続されている。第1コーナ切刃54を通りインサート1の中心軸に直交する線L3(不図示)を基準にした第1コーナ切刃ランド部64の傾斜角は、副切刃ランド部63から主切刃ランド部61に向かうにしたがって小さくなるように形成されている。これによって、切屑が不規則に変形、分断等されることなく、安定して排出される。具体的には、断面視において、第1コーナ切刃ランド部64は、副切刃ランド部63から主切刃ランド部61に向かうにしたがって立ち上がるように形成されている。
一方、上面2上には、図1等に示すように、さらに主切刃51に対応して位置するブレーカ溝7が形成されている。ブレーカ溝7は、主切刃51から生成される切屑をよりカールしやすくする目的で形成される。図1において、ブレーカ溝7は、凹状をなす。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係るインサートの第2の実施形態について、図5〜図9を参照して詳細に説明する。なお、図5〜図9においては、前述した図1〜図4と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態のインサート11は、略多角形板状の本体部を備えている。本体部は、一部がすくい面17として機能する上面12と、一部が着座面として機能する下面13と、上面12及び下面13に連続し、逃げ面として機能する側面14と、を有している。上面12と側面14との交線部には、切刃15が形成されている。さらに拘束面19に相当する上面12上には、上面12から下面13に向かって本体部を貫通する貫通孔18が形成されている。貫通孔18は、上面12の中央部に形成されている。
インサート11は、具体的には、側面14が上面12及び下面13に対して垂直に接続されたネガティブ型のインサートである。したがって、インサート11は、下面13と側面14との交線部においても切刃15が形成されている。
切刃15は、図6(a)に示すように、主切刃151と、さらい刃152と、主切刃151とさらい刃152との間に配置される副切刃153とを有する。さらに、本実施形態においては、主切刃151と副切刃153との間に、第1コーナ切刃154が形成され、副切刃153とさらい刃152との間に、第2コーナ切刃155が形成されている。
さらい刃152は、図5及び図6(a)に示す上面視において直線状であり、図6(b)に示す側面視において副切刃153に近づくにしたがって、上方に傾斜している。
副切刃153は、主切刃151より外周切刃角の大きい切刃である。例えば、主切刃151の外周切刃角αは、0°〜60°程度で設定され、副切刃153の外周切刃角βは、60°〜80°程度で設定される。また、切刃15の損傷・欠損を考慮すると、副切刃153の外周切刃角βが、主切刃151の外周切刃角αに対して1.2倍以上、好ましくは1.5倍以上の大きさに設定するのがよい。
なお、副切刃153は比較的長くすると、後述するように、主切刃ランド部161とさらい刃ランド部162との幅及び側面14に対する角度を大きくすることができ、切削性能の向上を図ることができる。
上面12には、図5及び図6(a)に示すように、切刃15に沿ってランド部16が形成されている。すなわち図7に示すように、各切刃151〜155に対応して主切刃ランド部161、さらい刃ランド部162、副切刃ランド部163、第1コーナ切刃ランド部164、第2コーナ切刃ランド部165がそれぞれ形成されている。インサート11では、上面視において縁部の全周に切刃15が形成されており、その内側にランド部16が形成されている。
本実施形態において、各ランド部161〜165のそれぞれの幅については、図7及び図8(a)〜(c)に示すように、(さらい刃ランド部162の幅)<(主切刃ランド部161の幅)の関係を有し、さらに副切刃ランド部163の幅は、さらい刃ランド部162から主切刃ランド部161へ向かうにしたがって連続的に大きくなるように構成されている。
すなわち、図8(a)は、副切刃ランド部163のうちさらい刃ランド部162側の端部の断面形状を、図8(b)は、副切刃ランド部163の中央部の断面形状を、図8(c)は、副切刃ランド部163のうち主切刃ランド部161側の端部の断面形状をそれぞれ示している。そして、副切刃ランド部163の幅のうち、さらい刃ランド部162側の端部における幅をW1a、中央部における幅をW1m、主切刃ランド部161側の端部における幅をW1bとしたとき、上面視において、W1a、W1m及びW1bは、W1a<W1m<W1bの関係を有する。
このとき、W1aとW1bとが、W1a:W1b=1:1.1〜1:4の関係を有するのがよい。
このように、主切刃ランド部161側の副切刃ランド部163の幅W1bを大きくするのは、切削時の衝撃から主切刃151を保護するのに充分な強度が要求されるためである。これに対して、さらい刃ランド部162側の副切刃ランド部163は、被削材の仕上げ面の平滑化に利用されるものであるから、主切刃ランド部161側ほどの高い強度は要求されないためである。
なお、副切刃ランド部163の幅は、W1a<W1bの関係を有する限り、W1a、W1m、W1bの変化が不連続に大きくなる構成であってもよい。また、ランド部16の幅は、主切刃ランド部161とさらい刃ランド部162との間の領域で変化させてもよい。すなわち、第1コーナ切刃ランド部164、副切刃ランド部163及び第2コーナ切刃ランド部165を含む領域全体で、ランド部16の幅がさらい刃ランド部162から主切刃ランド部161に向かって連続的又は不連続的に大きくなるようにしてもよい。言い換えれば、第1コーナ切刃ランド部164、第2コーナ切刃ランド部165の一方又は両方において、幅を変化させてもよい。
さらに、ランド部16の幅をランド部16の全長に渡って変化させても良い。すなわち、主切刃ランド部161及びさらい刃ランド部162の幅は、全長に渡って一定である必要はなく、ランド部16の全体で、連続的又は不連続的にさらい刃ランド部162から主切刃ランド部161に向かって幅が大きくなるようにしてもよい。
なお、W1a<W1bの関係を有する限り、副切刃ランド部163の幅は特に制限されない。例えば、切削時において、各切刃151〜155から生成される切屑の大きさ(厚み)をコントロールする観点から、主切刃ランド部161の幅と副切刃ランド部163の幅との割合が1:0.5〜1:1.3となるように設定することが好ましい。他の例として、主切刃ランド部161の幅と副切刃ランド部163の幅との割合が略同一(1:1程度)であってもよい。
次に、各ランド部161〜165の角度について説明する。各ランド部161〜165は、側面14に対して傾斜しており、この角度は85°〜105°の範囲であるのが好ましい。側面14に対する角度が小さいほど、切削時の切削抵抗が低減され、切刃15の切れ味が増す傾向にある。
本実施形態において、側面14に対する角度は、図8(a)及び(c)に示すように、(副切刃ランド部163のうちさらい刃ランド部162側の端部における角度θ1A)<(副切刃ランド部163のうち主切刃ランド部161側の端部における角度θ1B)の関係を有する。具体的には、さらい刃ランド部162側の端部における角度θ1Aと、主切刃ランド部161側端部における角度θ1Bとが、θ1A:θ1B=1:1〜1:1.3の関係を有するのがよい。上述のように、本実施形態のインサート11は、側面14が上面12及び下面13に対して垂直に接続されているため、上述の内容は次のように言い換える事ができる。すなわち、副切刃153を通りインサート11の中心軸(不図示)に直交する線L1を基準にした副切刃ランド部163の傾斜角のうち、さらい刃ランド部162側の端部における傾斜角をθ1a、主切刃ランド部161側の端部における傾斜角をθ1bとしたとき、θ1a及びθ1bは、θ1a>θ1bの関係を有する。なお、線L1を基準にした副切刃ランド部163の中央部の傾斜角をθ1mとする。以上のように各傾斜角は、θ1A+θ1a=θ1M+θ1m=θ1B+θ1b=90°の関係を有する。
この実施形態では、側面14に対するランド部16の角度は、図8(b)に示す副切刃ランド部163の中央部の角度θ1Mを含めて、θ1A<θ1M<θ1Bの関係を有する。すなわち、さらい刃ランド部162から主切刃ランド部161へ向かうにしたがって副切刃ランド部163の側面14に対する角度が大きくなるように構成されている。言い換えれば、θ1a>θ1m>θ1bの関係を有する。θ1Aとθ1Bとの差は、0°〜15°であるのが好ましい。
このように、副切刃ランド部163において、さらい刃ランド部162側の角度θ1Aを小さくし、傾斜角θ1aを大きくするのは、被削材の底面仕上げには高い切れ味が要求されるためである。これに対して、主切刃ランド部161側は高い強度が要求されるので、角度θ1Bを大きくし、傾斜角θ1bを小さくしている。
なお、さらい刃ランド部162から主切刃ランド部161へ向かうランド部16の角度変化は、連続及び不連続のいずれでもよい。言い換えれば、切刃15を通りインサート11の中心軸に直交する線L(不図示)を基準にしたランド部16の傾斜角が、さらい刃ランド部162から主切刃ランド部161に向かって連続的又は不連続的に小さくなるようにしてもよい。また、側面14に対するランド部16の角度は、主切刃ランド部161とさらい刃ランド部162との間の領域で変化させても良い。すなわち、第1コーナ切刃ランド部164、副切刃ランド部163及び第2コーナ切刃ランド部165を含む領域全体で、ランド部16の側面14に対する角度が、さらい刃ランド部162から主切刃ランド部161に向かって連続的又は不連続的に大きくなるようにしてもよい。すなわち、第1コーナ切刃ランド部164、第2コーナ切刃ランド部165の一方又は両方において、角度を変化させてもよい。
さらに、側面14に対するランド部16の角度はランド部16の全長に渡って変化させても良い。すなわち、側面14に対する主切刃ランド部161及びさらい刃ランド部162の角度はそれらの全長に渡って一定である必要はなく、ランド部16の全体で、さらい刃ランド部162から主切刃ランド部161に向かって連続的又は不連続的に角度が大きくなるようにしてもよい。言い換えれば、線Lを基準にした主切刃ランド部161及びさらい刃ランド部162の傾斜角はそれらの全長に渡って一定である必要はなく、ランド部16の全体で、さらい刃ランド部162から主切刃ランド部161に向かって連続的又は不連続的に傾斜角が小さくなるようにしてもよい。
なお、θ1A<θ1Bの関係を有する限り、側面14に対する副切刃ランド部163の角度は特に制限されない。言い換えれば、θ1a>θ1bの関係を有する限り、線L1を基準にした副切刃ランド部163の傾斜角は特に制限されない。
以上のように、本実施形態に係るインサートによれば、副切刃ランド部のうち主切刃側の端部における幅を大きくし且つ傾斜角を小さくして、副切刃のうち主切刃側の強度を高めている。また、副切刃ランド部のうちさらい刃側の端部における幅を小さくし且つ傾斜角を大きくして、副切刃のうちさらい刃側の切れ味を高めている。このように、副切刃が、主切刃に要求される強度とさらい刃に要求される切れ味とをバランス良く備えることから、汎用の切削加工時には、主切刃に加えて副切刃を使って切削を行い且つさらい刃によって仕上げ面を平滑にすることができる。他方、高送り時(高速送り切削時)には、主切刃のみで切削を行い且つさらい刃に代えて副切刃によって仕上げ面を平滑にすることができる。
一方、ランド部16の内側には、図9に示すように、すくい面17及び拘束面19がこの順に形成される。すくい面17は、切屑を螺旋状にして排出性を高めるためのものである。すくい面17は、側面14に対して角度δ1で傾斜する第1すくい面171と、この第1すくい面171よりも上面12の中央部側に位置し角度δ1より大きい角度δ2で側面14に対して傾斜する第2すくい面172とから構成される(δ1<δ2)。
第1すくい面171の幅をW2a、第2すくい面172の幅をW2bとし、さらい刃152の両端と上面12の中央部を結ぶ領域をさらい刃領域、主切刃151の両端と上面12の中央部を結ぶ領域を主切刃領域としたとき、W2a及びW2bは、さらい刃領域及び主切刃領域において、以下の関係を有する。
(さらい刃領域におけるW2a)<(主切刃領域におけるW2a)
(さらい刃領域におけるW2b)>(主切刃領域におけるW2b)
なお、第1すくい面171及び第2すくい面172の各々の幅とは、上面視において切刃15と直交する方向の距離をいう。
また、さらい刃領域と主切刃領域との間の領域、すなわち第1コーナ切刃154、副切刃153及び第2コーナ切刃155の各切刃と上面12の中央部を結ぶ領域は、上述のさらい刃領域と主切刃領域との間でW2a及びW2bがスムーズに変化するようにすればよい。このように構成することにより、切屑を後方にスムーズに排出することができる。
すくい面17と拘束面19との間には、すくい面17から拘束面19へと下がる段差112が形成されているのがよい。これにより、拘束面19が広く確保され、インサート11のホルダへの固定をより確実にすることができ、切削時にインサート11の固定が不安定になるのを低減することができる。その他の構成は、第1の実施形態のインサート1と同様であるので、説明を省略する。
ここで、上述したインサートを構成する素材としては、例えば、超硬合金やサーメットからなる基体の表面にPVD法またはCVD法にて成膜されたPVD膜またはCVD膜、あるいはこれらの複合膜が好適に使用可能である。特に、鋼やステンレス、ダクタイル鋳鉄を切削する場合のように耐チッピング性が要求される加工においては、超硬合金基体の表面にPVD膜を形成した構成が好適であり、ねずみ鋳鉄の高速切削加工のように耐摩耗性が要求される加工においては、超硬合金基体の表面にCVD膜を形成した構成が好適である。さらに、仕上げ加工においてはサーメット基体の表面にPVD膜を形成した構成が好適である。
<切削工具>
(第1の実施形態)
次に、本発明に係る切削工具の第1の実施形態について、図10及び図11を参照して詳細に説明する。図10に示すように、本実施形態の切削工具80(転削工具)は、複数のインサート1と、これら複数のインサート1が装着されるホルダ81と、を備えている。
ここで、ホルダ81の外周先端部には複数のインサートポケット82が形成されており、各インサートポケット82内の各々の外周位置にインサート1が取り付けられている。具体的には、インサート1は、回転方向の前側に上面(すくい面)2を向けて最外周に主切刃51が位置するように装着されている。
装着は、例えばインサート1の取付ねじ当接部8(ねじ穴)に、取付ねじ84を挿入し、取付ねじ84をホルダ81の取付け面83に形成した雌ねじに螺合するか、あるいはホルダ81に形成した貫通孔に取付ねじ84を通し、反対側からナットで締め付けることにより行う。
また、図11に示すように、ネガティブ型インサートであるインサート1は、側面視において、負のアキシャルレーキγを有してホルダ81に装着されている。アキシャルレーキγとしては、6°程度が適当である。本実施形態の場合は、図2(b)に示すように、主切刃51及び副切刃53を、さらい刃52から離れるにしたがって、下方に傾斜させている。そのため、主切刃51及び副切刃53は、図11に示すように、ホルダ81の回転中心軸Sに対して、正のアキシャルレーキを有している。なお、主切刃51及び副切刃53は、ホルダ81の回転中心軸Sに対して、負のアキシャルレーキを有していてもよい。切削工具80は、ホルダ81を回転させることによって、主切刃51、副切刃53及びさらい刃52により切削が行われる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る切削工具の第2の実施形態について、図12及び図13を参照して詳細に説明する。なお、図12及び図13においては、前述した図10及び図11と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図12及び図13に示すように、本実施形態の切削工具90は、複数のインサート11と、これら複数のインサート11が装着されるホルダ91と、を備えている。ホルダ91の外周先端部には、周方向に互いに間隔をあけて複数個のインサートポケット92が形成されている。
インサートポケット92は平面視で略V字状に切り欠いた部分であり、それによって形成される複数の取付け面93にそれぞれインサート11を取り付ける。インサート1は、回転方向の前側に上面12を向けて、ホルダ91の外周から主切刃151を突出させて装着する。
切削工具90は、ホルダ91の回転中心軸を、被削材の表面に対して略直角に配置する。そのとき、主切刃151は、被削材に対して約45°程度の角度で傾斜している。また、インサート11は、側面視において、約6°の負のアキシャルレーキを有している。
また、切削工具90は、主切刃151に加えて副切刃153を使って被削材の切削を行い、且つ、さらい刃152によって被削材の仕上げ面を平滑にする構成である。そのため、副切刃153の外周切刃角を、主切刃151の外周切刃角に対して1.2倍以上、好ましくは1.5倍以上の大きさに設定するのがよい。
切削工具90は、ホルダ91を回転させることにより、主切刃151、副切刃153及びさらい刃152による切削が行われる。その他の構成は、第1の実施形態の切削工具80と同様であるので、説明を省略する。
(第3の実施形態)
次に、本発明に係る切削工具の第3の実施形態について、図14を参照して詳細に説明する。なお、図14においては、前述した図10〜図13と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図14に示すように、本実施形態の切削工具95は、複数のインサート11と、これら複数のインサート11が装着されるホルダ96と、を備えている。ホルダ96は、第2の実施形態に係るホルダ91とほぼ同様の構成を有する。ホルダ96は、インサート11の主切刃151が被削材100に対して約30°といった比較的緩い傾斜で当接する。
この切削工具95においても前述のインサート11を使用しているので、コーナ部の破損防止、インサート11の長寿命化といった作用効果を奏することができる。切削工具95は、特に超高送り切削に好適である。なお、超高送りとは、各インサート11による1刃当たりの送り量が0.7mm/t以上の条件を満足する切削加工をいう。
また、切削工具95は、主切刃151のみで被削材100の切削を行い、且つ、さらい刃152に代えて副切刃153によって被削材100の仕上げ面を平滑にする構成であるため、副切刃153の外周切刃角を、主切刃151の外周切刃角に対して1.1倍以上、好ましくは1.3倍以上の大きさに設定するのがよい。その他の構成は、第1の実施形態の切削工具80及び第2の実施形態の切削工具90と同様であるので、説明を省略する。
<切削加工物の製造方法>
次に、本発明に係る切削加工物の製造方法の一実施形態について、切削工具80を用いる場合を例に挙げ、図15を参照して詳細に説明する。図15に示すように、本実施形態に係る切削加工物の製造方法は、切削工具80を回転させる工程と、回転している切削工具80の切刃5を被削材100の表面に接触させる工程と、被削材100から切削工具80を離隔させる工程と、を備える。
具体的に説明すると、まず、ホルダ81にインサート1を装着する。このとき、ホルダ81の同一円周上に沿って、インサート1を、ホルダ81のインサートポケット82に取り付ける。
次いで、図15(a)に示すように、被削材100をフライス盤に固定し、切削工具80をホルダ81の回転中心軸Sを中心に矢印A方向に回転させる。次いで、切削工具80を矢印B方向に動かし、切刃5を被削材100に近づけ、適切な切り込み量を設定する。
さらに、図15(b)に示すように、回転している切削工具80の切刃5を被削材100の表面に接触させ、切削工具80を矢印C方向に動かし、被削材100の表面を切削する。例えば、切削工具80は、被削材100の表面を略平行に切削することが可能である。
より具体的に説明すると、主切刃51と副切刃53とが、送り方向前方の円弧状の部分と当接し、切り込み量に応じた分の被削材100を切削する。このとき、複数個のインサート1が順に切削領域に入り切削していくので、被削材100の表面101には円弧状の筋(切削痕)が残る。この円弧状の筋が、さらい刃52により切削され、表面101は平滑になる。なお、図10から分かるように、主切刃51のうち、実際には副切刃53に近い部分(下側の部分)だけが所定の切り込み量で被削材100に切り込まれる。
そして、図15(c)に示すように、切削工具80が被削材100を通過した後、切削工具80を矢印D方向に動かし、被削材100から切削工具80を離隔させる。切削加工を継続する場合には、切削工具80を回転させた状態を保持して、被削材100の同一個所あるいは異なる箇所に切削工具80の切刃5を接触させる工程を繰り返せばよい。したがって、この切削方法では、それぞれのインサート1が被削材100に当たり、切削し、次いで被削材100から離れるという作用が順に繰り返される。その結果、切削加工物102が得られる。
なお、使用している切刃5が摩耗した際には、インサート1をインサート1の中心軸に対して回転させるか、あるいは上下面を裏返しにして、未使用の切刃5を用いればよい。切削工具80に代えて、第2の実施形態にかかる切削工具90及び第3の実施形態にかかる切削工具95を用いても、同様の効果を奏することができる。
以上、本発明にかかるいくつかの実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。

Claims (19)

  1. 上面と、
    下面と、
    側面と、
    前記上面と前記側面との交線部に位置し、主切刃と、さらい刃と、前記主切刃と前記さらい刃との間に位置する副切刃と、を有する切刃と、
    前記上面において、前記切刃に沿って位置するランド部と、
    を備える切削インサートであって、
    前記ランド部は、前記主切刃に対応して位置する主切刃ランド部と、前記副切刃に対応して位置する副切刃ランド部と、を有し、
    前記副切刃ランド部は、前記上面の中央部に向かうにしたがって下方に傾斜しており、
    前記副切刃を通り切削インサートの中心軸に直交する線L1を基準にした前記副切刃ランド部の傾斜角をθ1、前記主切刃を通り前記中心軸に直交する線L2を基準にした前記主切刃ランド部の傾斜角をθ2としたとき、
    前記θ1及び前記θ2は、θ1>θ2の関係を有する、切削インサート。
  2. 前記主切刃ランド部は、前記上面の中央部に向かうにしたがって下方に傾斜している、請求項に記載の切削インサート。
  3. 前記θ1と前記θ2との差が、3°以上である、請求項又はに記載の切削インサート。
  4. 前記側面が、前記上面及び前記下面に対して垂直に接続されている、請求項1〜のいずれかに記載の切削インサート。
  5. 上面視において、前記副切刃ランド部の前記副切刃に直交する方向の幅は、前記主切刃ランド部の前記主切刃に直交する方向の幅と同一である、請求項のいずれかに記載の切削インサート。
  6. 側面視において、前記副切刃は、前記さらい刃から前記主切刃に向かうにしたがって下方に傾斜している、請求項1〜のいずれかに記載の切削インサート。
  7. 前記切刃は、
    前記主切刃と前記副切刃との間に位置する第1コーナ切刃と、
    前記副切刃と前記さらい刃との間に位置する第2コーナ切刃と、をさらに有し、
    上面視において、前記第1コーナ切刃及び前記第2コーナ切刃は、いずれも曲線状である、請求項1〜のいずれかに記載の切削インサート。
  8. 上面視において、前記第1コーナ切刃の曲率半径は、前記第2コーナ切刃の曲率半径より大きい、請求項に記載の切削インサート。
  9. 前記ランド部は、前記主切刃ランド部と前記副切刃ランド部との間に位置し、前記第1コーナ切刃に対応して位置する第1コーナ切刃ランド部を有し、
    前記第1コーナ切刃を通り前記中心軸に直交する線L3を基準にした前記第1コーナ切刃ランド部の傾斜角は、前記副切刃ランド部から前記主切刃ランド部に向かうにしたがって小さくなる、請求項又はに記載の切削インサート。
  10. 前記ランド部は、前記さらい刃に対応して位置するさらい刃ランド部をさらに有し、
    前記副切刃ランド部の前記副切刃に直交する方向の幅のうち、前記さらい刃ランド部側の端部における幅をW1a、前記主切刃ランド部側の端部における幅をW1bとしたとき、
    上面視において、前記W1a及び前記W1bは、W1a<W1bの関係を有するとともに、
    記線L1を基準にした前記副切刃ランド部の傾斜角のうち、前記さらい刃ランド部側の端部における傾斜角をθ1a、前記主切刃ランド部側の端部における傾斜角をθ1bとしたとき、
    前記θ1a及び前記θ1bは、θ1a>θ1bの関係を有する、請求項1に記載の切削インサート。
  11. 前記副切刃ランド部の前記副切刃に直交する方向の幅は、前記さらい刃ランド部から前記主切刃ランド部へ向かうにしたがって大きくなる、請求項10に記載の切削インサート。
  12. 前記W1a及び前記W1bは、1:1.1〜1:4の関係を有する、請求項10又は11に記載の切削インサート。
  13. 前記副切刃ランド部の傾斜角は、前記さらい刃ランド部から前記主切刃ランド部へ向かうにしたがって小さくなる、請求項1012のいずれかに記載の切削インサート。
  14. 前記θ1aと前記θ1bとの差が、0°〜15°である、請求項1013のいずれかに記載の切削インサート。
  15. 前記切刃は、
    前記主切刃と前記副切刃との間に位置する第1コーナ切刃と、
    前記副切刃と前記さらい刃との間に位置する第2コーナ切刃と、をさらに有する、請求項1014のいずれかに記載の切削インサート。
  16. 前記ランド部は、
    前記第1コーナ切刃に対応して位置する第1コーナ切刃ランド部と、
    前記第2コーナ切刃に対応して位置する第2コーナ切刃ランド部と、をさらに有し、
    上面視において、前記第1コーナ切刃ランド部から前記第2コーナ切刃ランド部までの前記ランド部の前記切刃に直交する方向の幅は、前記さらい刃ランド部から前記主切刃ランド部へ向かうにしたがって大きくなるとともに、
    前記第1コーナ切刃ランド部から前記第2コーナ切刃ランド部までの領域において、前記ランド部の前記切刃を通り前記中心軸に直交する線Lを基準にした傾斜角は、前記さらい刃ランド部から前記主切刃ランド部へ向かうにしたがって小さくなる、請求項15に記載の切削インサート。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載の切削インサートと、
    前記切削インサートが装着されるホルダと、を備える、切削工具。
  18. 前記切削インサートは、前記ホルダの回転中心軸に対して、前記主切刃及び前記副切刃が正又は負のアキシャルレーキを有するように、前記ホルダに装着される、請求項17に記載の切削工具。
  19. 請求項17又は18に記載の切削工具を回転させる工程と、
    回転している前記切削工具の切刃を被削材の表面に接触させる工程と、
    前記被削材から前記切削工具を離隔させる工程と、
    を備える、切削加工物の製造方法。
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