JP5233968B2 - Egrクーラの冷却効率算出装置、およびこれを利用した内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
内燃機関の気筒内にEGRガスを還流する外部EGR通路と、前記外部EGR通路を流れるEGRガスを冷却するためのEGRクーラと、内部に冷却液が流通し、ラジエータと接続し、前記内燃機関の前記気筒の周囲に延び且つ前記EGRクーラと接続する冷却液通路と、前記冷却液通路と前記ラジエータとの間に介在するサーモスタットと、を備えた内燃機関における前記EGRクーラの冷却効率を算出する冷却効率算出装置であって、
前記サーモスタットの開弁率に基づいて、前記冷却液通路内の冷却液の受熱総量を算出する受熱総量算出手段と、
前記内燃機関の前記気筒での燃焼によって前記冷却液通路の前記冷却液が前記内燃機関から受けた熱量である燃焼受熱量を算出する燃焼受熱量算出手段と、
前記受熱総量と前記燃焼受熱量から、前記EGRクーラから前記冷却液通路の前記冷却液へ移動した熱量である移動熱量を算出する移動熱量算出手段と、
前記冷却液通路の前記EGRクーラ入口側における前記冷却液の温度を取得する入口冷却液温度取得手段と、
前記移動熱量算出手段で算出した前記移動熱量と、前記入口冷却液温度取得手段で取得した前記温度と、に基づいて、前記EGRクーラの冷却効率を算出する冷却効率算出手段と、
を備えることを特徴とする。
前記冷却効率算出手段が、前記移動熱量算出手段で算出した前記移動熱量と前記EGRクーラ入口冷却液温度取得手段で取得した前記温度とに基づいて前記EGRクーラの実熱伝達率を算出する実熱伝達率算出手段を、含み、
さらに、
前記EGRクーラに流れ込むEGRガスの温度を取得する入口ガス温度取得手段と、
前記実熱伝達率算手段で算出した前記実熱伝達率に基づいて、前記EGRクーラを通過することによるEGRガスの温度低下量を算出する温度低下量算出手段と、
前記入口ガス温度取得手段で算出した前記温度と、前記温度低下量算出手段で算出した前記温度低下量と、に基づいて、前記EGRクーラ下流におけるEGRガスの温度を算出するEGRガス温度算出手段と、
を備えることを特徴とする。
気筒内にEGRガスを還流する外部EGRシステムと、
前記外部EGRシステムを経由して還流されるEGRガスを冷却するためのEGRクーラと、
内部に冷却液が流通し、ラジエータと接続し、前記内燃機関の前記気筒の周囲に延び且つ前記EGRクーラと接続する冷却液通路と、
前記冷却液通路と前記ラジエータとの間に介在するサーモスタットと、
を備える内燃機関を制御する制御装置であって、
前記EGRクーラの冷却効率または前記EGRクーラ下流におけるEGRガスの温度を算出する、上記第1または2の発明にかかるEGRクーラの冷却効率算出装置と、
前記サーモスタットの開弁率を入力情報として前記EGRクーラの冷却効率算出装置が算出した前記EGRクーラの冷却効率または前記EGRクーラ下流におけるEGRガスの温度に基づいて、前記外部EGRシステムを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
[実施の形態の構成]
図1は、本発明の実施の形態にかかる、EGRクーラの冷却効率算出装置およびこれを備えた内燃機関2の構成を示す図である。本実施形態にかかるEGRクーラの冷却効率算出装置、および内燃機関2は、車両用内燃機関として好適に用いることができる。
以下、本発明の実施の形態にかかるEGRクーラの冷却効率算出の内容を説明する。
(iii)実熱伝達率hEGRは、EGRクーラ32から冷却水への移動熱量QEGRから算出する。
(iv)移動熱量QEGRは、冷却水の受熱総量QWと、気筒10から冷却水が受ける熱量である受熱量Qcylとから算出する。
本実施形態では、受熱総量QWをサーモスタット42の開弁率rから求める。冷却液通路40を流れる冷却水は気筒10から熱を受け取り、その熱はラジエータ44において放熱される。サーモスタット42は、冷却水の温度調節を目的として備えられる構成であり、冷却水の温度に応じてラジエータ44を通過する冷却水流量を調節すべく開弁率rを変化させる。内燃機関2の運転中に、冷却水の受熱量が多ければ、それに応じて冷却水の温度も上昇し、サーモスタット42の開弁率rも大きくなる。このような関係が成立しているため、サーモスタット42の開弁率rから、冷却水の熱収支を把握することが可能である。
図3は、本発明の実施の形態においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。図3のルーチンは、上述した図2のフローチャートの内容を具体化したものである。
開弁率rは、サーモスタット42への制御信号に基づいて、一定時間当たりにサーモスタット42が開かれている割合を求めることにより算定できる。具体的には、例えば過去60秒間の間に48秒開かれていればr=48(sec)/60(sec)=80%というように、求めることができる。また、時間以外にも、開度つまり流量断面積を考慮して開弁率rを求めても良い。
受熱総量Qwについては、本実施形態では、図5に一例として示すようなマップを予め作成しておき、このマップをECU50に記憶させておく。例えば開弁率r=80%の場合には、図5において、横軸の0.8の値に対応するQwが取得される。ECU50は、このマップを参照することにより、ステップS104で求めた開弁率rに応じた受熱総量Qwを取得する。なお、変形例として、2次元マップとしてではなく、一次式として記憶しておいてもよい。
実施の形態では、EGRクーラ32の冷却効率ηEGRを求め、これを利用してEGRガスのEGRクーラ出口温度Tex2を算出した。この温度Tex2を用いて、EGRバルブ34の制御内容を補正するなど、EGRシステムの各種制御を行ってもよい。また、冷却効率ηEGRの算出値を、内燃機関2の制御に利用してもよい。実施の形態のEGRクーラ冷却効率算出の欄で述べたように、EGRクーラの冷却効率には、経時的な劣化やばらつきがある。EGRクーラの冷却効率はEGRガスの温度に影響を与えるので、EGRクーラの冷却効率の変化は、筒内空気量推定精度の悪化をはじめ内燃機関の各種制御に影響を及ぼす。この点に関し、本実施の形態で求めたEGRクーラ32の冷却効率ηEGRを、内燃機関2の各種制御(例えば筒内空気量推定に関する制御)に活用してもよい。或いは、EGRクーラ32の異常診断(異常判定)に用いても良い。具体的には、例えば、現在の冷却効率ηEGRの値が所定の目標値(基準値)に対して所定量以上大きく乖離しているか否かに基づいて、EGRクーラ32の異常判定を行うことができる。
10 気筒
12 ピストン
14 クランクシャフト
16 点火プラグ
18 筒内圧センサ
20 吸気バルブ
22 排気バルブ
24 スロットル
30 EGRガス通路
32 EGRクーラ
34 EGRバルブ
40 冷却液通路
42 サーモスタット
44 ラジエータ
46 エンジン水温センサ
Claims (3)
- 内燃機関の気筒内にEGRガスを還流する外部EGR通路と、前記外部EGR通路を流れるEGRガスを冷却するためのEGRクーラと、内部に冷却液が流通し、ラジエータと接続し、前記内燃機関の前記気筒の周囲に延び且つ前記EGRクーラと接続する冷却液通路と、前記冷却液通路と前記ラジエータとの間に介在するサーモスタットと、を備えた内燃機関における前記EGRクーラの冷却効率を算出する冷却効率算出装置であって、
前記サーモスタットの開弁率に基づいて、前記冷却液通路内の冷却液の受熱総量を算出する受熱総量算出手段と、
前記内燃機関の前記気筒での燃焼によって前記冷却液通路の前記冷却液が前記内燃機関から受けた熱量である燃焼受熱量を算出する燃焼受熱量算出手段と、
前記受熱総量と前記燃焼受熱量から、前記EGRクーラから前記冷却液通路の前記冷却液へ移動した熱量である移動熱量を算出する移動熱量算出手段と、
前記冷却液通路の前記EGRクーラ入口側における前記冷却液の温度を取得する入口冷却液温度取得手段と、
前記移動熱量算出手段で算出した前記移動熱量と、前記入口冷却液温度取得手段で取得した前記温度と、に基づいて、前記EGRクーラの冷却効率を算出する冷却効率算出手段と、
を備えることを特徴とするEGRクーラの冷却効率算出装置。 - 前記冷却効率算出手段が、前記移動熱量算出手段で算出した前記移動熱量と前記EGRクーラ入口冷却液温度取得手段で取得した前記温度とに基づいて前記EGRクーラの実熱伝達率を算出する実熱伝達率算出手段を、含み、
さらに、
前記EGRクーラに流れ込むEGRガスの温度を取得する入口ガス温度取得手段と、
前記実熱伝達率算出手段で算出した前記実熱伝達率に基づいて、前記EGRクーラを通過することによるEGRガスの温度低下量を算出する温度低下量算出手段と、
前記入口ガス温度取得手段で算出した前記温度と、前記温度低下量算出手段で算出した前記温度低下量と、に基づいて、前記EGRクーラ下流におけるEGRガスの温度を算出するEGRガス温度算出手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のEGRクーラの冷却効率算出装置。 - 気筒内にEGRガスを還流する外部EGRシステムと、
前記外部EGRシステムを経由して還流されるEGRガスを冷却するためのEGRクーラと、
内部に冷却液が流通し、ラジエータと接続し、前記内燃機関の前記気筒の周囲に延び且つ前記EGRクーラと接続する冷却液通路と、
前記冷却液通路と前記ラジエータとの間に介在するサーモスタットと、
を備える内燃機関を制御する制御装置であって、
前記EGRクーラの冷却効率または前記EGRクーラ下流におけるEGRガスの温度を算出する、請求項1または2に記載のEGRクーラの冷却効率算出装置と、
前記サーモスタットの開弁率を入力情報として前記EGRクーラの冷却効率算出装置が算出した前記EGRクーラの冷却効率または前記EGRクーラ下流におけるEGRガスの温度に基づいて、前記外部EGRシステムを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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JP2009267592A JP5233968B2 (ja) | 2009-11-25 | 2009-11-25 | Egrクーラの冷却効率算出装置、およびこれを利用した内燃機関の制御装置 |
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Family
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