JP5215646B2 - 装身具の中留構造 - Google Patents
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Description
すなわち、図26は、従来の中留構造10の斜視図、図27は、従来の中留構造10の一部の分解斜視図、図28は、従来の中留構造10の部分拡大斜視図、図29〜図31は、従来の中留構造10の開閉動作を説明する断面概略図である。
この係止板42は、図30に示したように、外側連結板16と、内側連結板20を折り畳んだ状態で、係止板42に突設された係止爪44を、ピン46に係合することによって、バンドの径を小さくして、腕に時計を装着できるようになっている。
そして、図27、図29〜図30に示したように、内側連結板20の他端の先端は、下方へV字形に屈曲して、押さえ板34を一方のバンド部材26へ押圧する押圧突起48が形成されている。
すなわち、図30に示したように、外側連結板16と、内側連結板20を折り畳んだ状態で、ピン22を中心に内側連結板20が回動することにより、押圧突起48が、押さえ板34に対して略直角になる。
この押圧突条56は、図30に示したバンド固定位置において、押さえ板34に圧接するようになっている。
このように構成される従来の中留構造10では、バンドの長さ調節操作および装着は、下記のようにして行われる。
これにより、内側連結板20の先端部分の押圧突起48が、図29の矢印Bで示したように、ピン22を中心に、押さえ板34より離れる方向に回動することによって、押さえ板34を、一方のバンド部材26の表面側に押圧する力が解放される。
この状態では、内側連結板20の先端部分の押圧突起48が、図29の矢印Dで示したように、ピン22を中心に、押さえ板34に当接する方向に回動した状態になる。
さらに、この状態では、図30に示したように、一方のバンド部材26の外側駒部材70の間の間隙から構成される係止用凹部72の一つに、中留本体24の摺動枠28の底板30に、外側駒部材70に対応する位置に形成した突設係合部68が、嵌合し、一方のバンド部材26が、中留本体24の摺動枠28内を移動するのを防止し、さらに確実に一方のバンド部材26が中留本体24の摺動枠28に対して固定されるようになっている。
そして、図30の鎖線で示したように、係止枠58を、中留本体24の方へ矢印E方向に、ピン46を中心に回動させて、係止突部64を、中留本体24の摺動枠28の側壁32の係止用孔66に係合させることによって、上記のロック機構で中留本体24に係止された折り畳み部が、さらに確実に中留本体24に対して固定されるように構成され、折り畳み部と中留本体24との係止状態が不用意に解除されるのを防止するようになっており、これが第2のロック機構として機能している。
なお、バンド長さを変える場合、およびバンドを外す際には、上記と逆の順に操作を行えばよいように構成されている。
従って、このような状態で、図29の矢印C方向に、ピン22を中心に、内側連結板20を一方のバンド部材26の方へ回動させ、図30に示したように、内側連結板20の先端部分の押圧突起48が、押さえ板34を、一方のバンド部材26の表面側に押圧して、押さえ板34と中留本体24の摺動枠28の底板30との間で、一方のバンド部材26を挟持して固定する際に、無理な力が負荷されることになる。
装身具の一方のバンド部材の端部が摺動可能に挿通される中留本体と、前記一方のバンド部材を前記中留本体の底面側に付勢することによって前記一方のバンド部材を固定するバンド押圧手段とを備えた装身具の中留構造であって、
前記一方のバンド部材を前記中留本体に挿通して摺動させて前記バンド押圧手段を作動させる際に、前記中留本体の底面の突設係合部が前記一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部に係合する位置にあるか否かを確認するための窓開口部を前記中留本体の少なくとも一方の側壁に形成したことを特徴とする。
このように構成することによって、窓開口部と、前記中留本体の底面の突設係合部が、バンドの幅方向に隣接した位置に配置されているので、窓開口部を介して、中留本体の底面の突設係合部が、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部に係合する係合位置にあるか否かを、装着者が確実かつ容易に確認することができる。
また、本発明の装身具の中留構造は、前記窓開口部にマーキングしたことを特徴とする。
前記窓開口部のバンドの長手方向の幅の中央位置から、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部の係止用凹部間の距離Lの整数倍の距離離間した位置に、中留本体の底面の突設係合部が配置されているとともに、
前記窓開口部のバンドの長手方向の幅の中央位置に、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部が位置する位置において、バンド押圧手段を作動させて、
前記押さえ板を、一方のバンド部材の表面側に押圧して、一方のバンド部材を中留本体の底面側に付勢することによって、押さえ板と中留本体の底面との間で一方のバンド部材を挟持して固定するように構成したことを特徴とする。
前記窓開口部のバンドの長手方向の開口端位置から、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部の係止用凹部間の距離Lの整数倍の距離離間した位置に、中留本体の底面の突設係合部が配置されているとともに、
前記窓開口部のバンドの長手方向の開口端位置に、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部が位置する位置において、バンド押圧手段を作動させて、
前記押さえ板を、一方のバンド部材の表面側に押圧して、一方のバンド部材を中留本体の底面側に付勢することによって、押さえ板と中留本体の底面との間で一方のバンド部材を挟持して固定するように構成したことを特徴とする。
前記一方のバンド部材が、複数の駒部材がバンドの長手方向に連結されているとともに、
前記駒部材が、バンドの幅方向の中央部分に配列された中央駒部材と、
前記中央駒部材のバンドの幅方向両側に配列された外側駒部材と、を備え、
前記中留本体の底面の突設係合部が、外側駒部材に対応する位置に形成されるとともに、
前記一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部が、外側駒部材の間の間隙から構成されていることを特徴とする。
前記一方のバンド部材が、複数の駒部材がバンドの長手方向に連結されているとともに、
前記駒部材が、バンドの幅方向の中央部分に配列された中央駒部材と、
前記中央駒部材のバンドの幅方向両側に配列された外側駒部材と、を備え、
前記中留本体の底面の突設係合部が、中央駒部材に対応する位置に形成されるとともに、
前記一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部が、中央駒部材の間の間隙から構成されていることを特徴とする。
前記窓開口部のバンドの長手方向の幅の中央位置に、外側駒部材の間の間隙が位置した際に、中央駒部材の間の間隙に対応する位置に、中留本体の底面の突設係合部が配置されているとともに、
前記窓開口部のバンドの長手方向の幅の中央位置に、外側駒部材の間の間隙が位置し、中留本体の底面の突設係合部が、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部である中央駒部材の間の間隙に係合する係合位置において、バンド押圧手段を作動させて、
前記押さえ板を、一方のバンド部材の表面側に押圧して、一方のバンド部材を中留本体の底面側に付勢することによって、押さえ板と中留本体の底面との間で一方のバンド部材を挟持して固定するように構成したことを特徴とする。
に、外側駒部材の間の間隙が位置し、中留本体の底面の突設係合部が、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部である中央駒部材の間の間隙に係合する係合位置にあるか否かを、窓開口部を介して、装着者が確実かつ容易に確認することができる。
前記窓開口部のバンドの長手方向の開口端位置に、外側駒部材の間の間隙が位置した際に、中央駒部材の間の間隙に対応する位置に、中留本体の底面の突設係合部が配置されているとともに、
前記窓開口部のバンドの長手方向の開口端位置に、外側駒部材の間の間隙が位置し、中留本体の底面の突設係合部が、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部である中央駒部材の間の間隙に係合する係合位置において、バンド押圧手段を作動させて、
前記押さえ板を、一方のバンド部材の表面側に押圧して、一方のバンド部材を中留本体の底面側に付勢することによって、押さえ板と中留本体の底面との間で一方のバンド部材を挟持して固定するように構成したことを特徴とする。
前記窓開口部のバンドの長手方向の幅の中央位置に、外側駒部材の間の間隙が位置した際に、中央駒部材の間の間隙に対応する位置から、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部である中央駒部材の間の間隙の間の距離L’の整数倍の距離離間した位置に、中留本体の底面の突設係合部が配置されているとともに、
前記窓開口部のバンドの長手方向の幅の中央位置に、外側駒部材の間の間隙が位置し、中留本体の底面の突設係合部が、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部である中央駒部材の間の間隙に係合する係合位置において、バンド押圧手段を作動させて、
前記押さえ板を、一方のバンド部材の表面側に押圧して、一方のバンド部材を中留本体の底面側に付勢することによって、押さえ板と中留本体の底面との間で一方のバンド部材を挟持して固定するように構成したことを特徴とする。
前記窓開口部のバンドの長手方向の開口端位置に、外側駒部材の間の間隙が位置した際に、中央駒部材の間の間隙に対応する位置から、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部である中央駒部材の間の間隙の間の距離L’の整数倍の距離離間した位置に、中留本体の底面の突設係合部が配置されているとともに、
前記窓開口部のバンドの長手方向の開口端位置に、外側駒部材の間の間隙が位置し、中留本体の底面の突設係合部が、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部である
中央駒部材の間の間隙に係合する係合位置において、バンド押圧手段を作動させて、
前記押さえ板を、一方のバンド部材の表面側に押圧して、一方のバンド部材を中留本体の底面側に付勢することによって、押さえ板と中留本体の底面との間で一方のバンド部材を挟持して固定するように構成したことを特徴とする。
前記バンド押圧手段が、中留本体に設けた回動軸を中心に回動することによって、押さえ板を、一方のバンド部材の表面側に押圧して、一方のバンド部材を中留本体の底面側に付勢することによって、押さえ板と中留本体の底面との間で一方のバンド部材を挟持して固定する係止突起を備えることを特徴とする。
前記中留本体と他方のバンド部材との間に連結され、前記中留本体に対して折り畳み可能な折り畳み部と、前記折り畳み部が前記中留本体に対して折り畳まれた状態で前記折り畳み部と前記中留本体とを着脱自在に係止するロック機構とを備えることを特徴とする。
前記ロック機構が前記折り畳み部に突設されたフック部と、前記中留本体に摺動可能に取り付けられ前記中留本体の外方より押圧可能に配置されるプッシュボタンと、前記プッシュボタンを外方に付勢する弾性手段と、前記プッシュボタンに設けられる係合部と、
前記折り畳み部を前記中留本体に対して折り畳んだ際に、弾性手段に付勢された前記係合部が前記フック部と係合して前記折り畳み部と前記中留本体とを係止する係止手段とを備えることを特徴とする。
このように構成することによって、窓開口部が、中留本体の側壁のバンドの長手方向に、プッシュボタンの位置とはずれて形成されているので、プッシュボタンが邪魔にならず、バンド押圧手段を作動させる際に、中留本体の底面の突設係合部が、一方のバンド部材の裏面側に形成された係止用凹部に係合する係合位置にあるか否かを、装着者が確実かつ容易に確認することができる。
前記折り畳み部が、他方のバンド部材の端部に回動可能に取付けられ、互いに回動可能に連結された少なくとも二個の連結板を備え、
前記連結板のうち、中留本体に回動可能に連結された連結端に、バンド押圧手段の係止突起を備えることを特徴とする。
他方のバンド部材を係止する中留本体に形成された係止ピンと、
前記他方のバンド部材の端部に回動可能に取り付けられた係止板部と、
前記係止板部に突設され、中留本体の係止ピンと着脱自在に係止する係止フック部と、を備えることを特徴とする。
前記ロック機構が、
他方のバンド部材の端部に回動可能に連結され係止板部に突設されたフック部と、
前記中留本体に摺動可能に取り付けられ、中留本体の外方より押圧可能に配置されるプッシュボタンと、
前記プッシュボタンを外方に付勢する弾性手段と、
前記プッシュボタンに設けられる係合部と、
前記係止板部を中留本体に対して係止した際に、弾性手段に付勢された係合部が、係止フック部と係合して、折り畳み部と中留本体とを係止する係止手段と、
を備えることを特徴とする。
前記係止板部と中留本体とが係止された状態で、係止板部に突設されたフック部により、押さえ板を、一方のバンド部材の表面側に押圧して、一方のバンド部材を中留本体の底面側に付勢することによって、押さえ板と中留本体の底面との間で一方のバンド部材を挟持して固定するバンド押圧手段を構成することを特徴とする。
本発明の装身具の中留構造を、時計バンド構造の中留構造に適用した実施例について、
図面を参照して以下に詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の装身具の中留構造10の第1の実施例の斜視図、図2は、図1の中留構造10の一部の分解斜視図、図3〜図4は、図1の中留構造10の開閉動作を説明する断面概略図、図5は、図1の中留構造10の部分平面断面図、図6は、手首に本発明の装身具の中留構造10を装着した状態を示す斜視図、図7は、本発明の装身具の中留構造10の第1の実施例の開閉動作を説明する断面概略図である。
この窓開口部74は、一方のバンド部材26を中留本体24の摺動枠28に挿通して摺動させて、バンド押圧手段を作動させる際に、中留本体24の摺動枠28の底板30に、外側駒部材70に対応する位置に形成した突設係合部68が、一方のバンド部材26の外側駒部材70の間の間隙から構成される係止用凹部72に係合する係合位置にあるか否かを確認するためのものである。
特に、この実施例では、図3〜図5に示したように、窓開口部74のバンドの長手方向の幅Wの中央位置(W/2の位置)に、中留本体24の摺動枠28の底板30の突設係合部68が配置されている。
さらに、内側連結板20の先端部分の押圧突起48が、押さえ板34を、一方のバンド部材26の表面側に押圧した際に、無理な力が負荷されることがないので、押圧突起48が潰れて塑性変形したり、中留本体24の摺動枠28の底板30に形成した突設係合部68、押さえ板34が塑性変形することもない。
この場合、図6に示したように、手首に中留構造10を装着した際に、装着者から窓開口部74を確認できるためには、装着者の身体側、図6において下方側に、窓開口部74を設けるのが望ましい。
(実施例2)
図8は、本発明の装身具の中留構造10の第2の実施例の開閉動作を説明する断面概略図、図9は、図8の中留構造10の部分平面断面図である。
(実施例3)
図10は、本発明の装身具の中留構造10の第3の実施例の部分平面断面図である。
実に固定することができ、一方のバンド部材26の位置がずれたり、装身具が手首から脱落するおそれがない。
(実施例4)
図11は、本発明の装身具の中留構造10の第4の実施例の部分平面断面図である。
(実施例5)
図12は、本発明の装身具の中留構造10の第5の実施例の部分平面断面図である。
(実施例6)
図13は、本発明の装身具の中留構造10の第6の実施例の部分平面断面図である。
(実施例7)
図14は、本発明の装身具の中留構造10の第7の実施例の部分平面断面図である。
的には、同様な構成であり、同じ構成部材には同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
(実施例8)
図15は、本発明の装身具の中留構造10の第8の実施例の部分平面断面図である。
(実施例9)
図16は、本発明の装身具の中留構造10の第9の実施例の部分斜視図、図17は、図16の装身具の中留構造10の部分分解斜視図、図18は、図16の装身具の中留構造10の操作を説明する概略断面図、図19は、図16の装身具の中留構造10の装着状態を説明する概略図である。
また、図16、図17に示したように、中留本体24の摺動枠28の一対の側壁32にはそれぞれ、プッシュボタン装着開口部82が形成されており、このプッシュボタン装着開口部82に、プッシュボタン84のボタン部86が、プッシュボタン装着開口部82より外方に突出するように嵌着され、これにより、中留本体24の摺動枠28の外方より、プッシュボタン84を押圧することができるように配置されている。
このように構成することによって、係止板部78を図16の矢印Fの方向に回動させて、係止板部78を中留本体24に対して係止する際に、フック部80のテーパー面80bと、プッシュボタン84の係合部92のテーパー面94とが当接して、弾性手段であるコイルバネ90に付勢された係合部92が、コイルバネ90に付勢力に抗して広がり、係止板部78のフック部80と係合して、折り畳み部と中留本体24とを係止することができるように構成されている。
、係止片93を抜け止め用溝91に係止することにより、プッシュボタン84が、抜け止め用溝91に沿って、プッシュボタンケース95内を移動できるように構成されている。
なお、この実施例では、他方のバンド部材12の端部に回動可能に連結され係止板部78の裏面にフック部80を設けたが、図示しないが、折り畳み部である外側連結板16に直接フック部80を設けることもできる。
(実施例10)
図20は、本発明の装身具の中留構造10の第10の実施例の部分斜視図、図21は、図20の装身具の中留構造10の操作を説明する概略断面図である。
このように構成することによって、係止板部78を中留本体24に対して係止する際に、先ず、他方のバンド部材12の端部のフック部96を係止ピン100に係止した後、係止板部78を図21の矢印Gの方向に回動させて、係止板部78の裏面のフック部80を係止ピン98に係止するように構成されている。
(実施例11)
図22は、本発明の装身具の中留構造10の第11の実施例の部分斜視図、図23は、図22の装身具の中留構造10の操作を説明する概略断面図である。
なお、係止板部78には、係止板部78を開放する方向に付勢する弾性手段であるコイルバネ106が装着されている。これにより、係止板部78と中留本体24との係止を解除するには、プッシュボタン84のボタン部86を、弾性手段であるコイルバネ90に抗して押圧するだけで、コイルバネ106の作用により、係止板部78を自動的に開放することができるようになっている。
(実施例12)
図24は、本発明の装身具の中留構造10の第12の実施例の斜視図である。
このように構成することによって、窓開口部74のバンドの長手方向の幅Wの中央位置(W/2の位置)に、一方のバンド部材26の裏面側に形成された係止用凹部72、この実施例の場合には、外側駒部材70の間の間隙から構成される係止用凹部72が位置して、中留本体24の摺動枠28の底板30の外側駒部材70に対応する位置に形成した突設係合部68が、一方のバンド部材26の裏面側に形成された係止用凹部72に係合する係合位置にあるか否かを、窓開口部74のマーキング108を介して、装着者が確実かつ容易に確認することができるように構成されている。
(実施例13)
図25は、本発明の装身具の中留構造10の第13の実施例の斜視図である。
以上の実施例では、バンド部材として、外側駒部材70、中央駒部材76が、バンドの長手方向に連結されたバンドを用いたが、例えば、プラスチック、ゴムなどのバンドを用いて、その裏面に、係止用凹部溝部、孔部を設けて、これを係止用凹部72とすることも可能である。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記実施例では、本発明の装身具の中留構造を、時計バンド構造の中留構造に適用した実施例を示したが、ブレスレッド等の手首に巻回される装身具、ネックレス等の首に巻回される装身具、ズボンのベルト等の腰に巻回される装身具、バック、鞄などのベルト部などその他の装身具にも適用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
12 他方のバンド部材
14 ピン
16 外側連結板
18 ピン
20 内側連結板
22 ピン
24 中留本体
26 バンド部材
28 摺動枠
30 底板
32 側壁
34 押さえ板
36 支持突起
38 長孔
40 ピン
42 係止板
44 係止爪
46 ピン
48 押圧突起
50 ストッパーピン
52 ピン
54 外壁
56 押圧突条
58 係止枠
60 側板
62 天板
64 係止突部
66 係止用孔
68 突設係合部
70 外側駒部材
72 係止用凹部
74 窓開口部
74a 開口端
74b 開口端
76 中央駒部材
78 係止板部
80 フック部
80a 拡径部
80b テーパー面
82 プッシュボタン装着開口部
84 プッシュボタン
86 ボタン部
88 基端部
90 コイルバネ
91 抜け止め用溝
92 係合部
93 係止片
94 テーパー面
95 プッシュボタンケース
96 フック部
98 係止ピン
100 係止ピン
102 バンド押圧手段
104 係止突起
106 コイルバネ
108 マーキング
Claims (8)
- 装身具の一方のバンド部材の端部が摺動可能に挿通される中留本体と、
前記一方のバンド部材を前記中留本体の底面側に付勢することによって前記一方のバンド部材を固定するバンド押圧手段とを備え、
前記一方のバンド部材が、複数の駒部材がバンドの長手方向に連結されているとともに、前記駒部材が、バンドの幅方向の中央部に配列された中央駒部材と、前記中央駒部材のバンドの幅方向両側に配列された外側駒部材と、を備えた装身具の中留構造であって、
前記一方のバンド部材を前記中留本体に挿通して摺動させて前記バンド押圧手段を作動させる際に、前記中留本体の底面の突設係合部が前記一方のバンド部材の裏面側における前記外側駒部材の間の間隙又は前記中央駒部材の間の間隙に形成された係止用凹部に係合する位置にあるか否かを確認するために前記外側駒部材を露出する窓開口部を前記中留本体の少なくとも一方の側壁に形成したことを特徴とする装身具の中留構造。 - 前記窓開口部と前記突設係合部が隣接した位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の装身具の中留構造。
- 前記突設係合部を前記窓開口部のバンド長手方向の幅の中央位置に配置したことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の装身具の中留構造。
- 前記突設係合部を前記窓開口部のバンド長手方向の幅の開口端位置に配置したことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の装身具の中留構造。
- 前記窓開口部にマーキングしたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の装身具の中留構造。
- 前記中留本体と他方のバンド部材との間に連結され、前記中留本体に対して折り畳み可能な折り畳み部と、前記折り畳み部が前記中留本体に対して折り畳まれた状態で前記折り畳み部と前記中留本体とを着脱自在に係止するロック機構とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の装身具の中留構造。
- 前記ロック機構が前記折り畳み部に突設されたフック部と、前記中留本体に摺動可能に取り付けられ前記中留本体の外方より押圧可能に配置されるプッシュボタンと、前記プッシュボタンを外方に付勢する弾性手段と、前記プッシュボタンに設けられる係合部と、
前記折り畳み部を前記中留本体に対して折り畳んだ際に、弾性手段に付勢された前記係合部が前記フック部と係合して前記折り畳み部と前記中留本体とを係止する係止手段とを備えることを特徴とする請求項6に記載の装身具の中留構造。 - 前記窓開口部が前記プッシュボタンの位置とずれて形成されていることを特徴とする請求項7に記載の装身具の中留構造。
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