JP5211576B2 - 太陽電池裏面封止用シート及びこれを用いた太陽電池モジュール - Google Patents
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Description
〔1〕 少なくとも耐候性基材(DS)とガスバリア基材(GS)とを積層させた構造を有する太陽電池裏面封止用シートであって、
前記ガスバリア基材(GS)が、プラスチックフィルム層(S)と軟質蒸着用プライマー層(P)と硬質蒸着用プライマー層(H)と蒸着層(V)とを含む積層体からなり、
前記軟質蒸着用プライマー層(P)が、少なくとも下記の成分(P1)と(P2)と(P3)を含む化合物からなり、
前記硬質蒸着用プライマー層(H)が、少なくとも下記の成分(H1)と、(H2)と(H3)との一方又は両方の成分とを含む化合物からなり、
質量比(P1)/(P3)が99/1〜50/50の範囲、且つ、質量比{(P1)+(P3)}/(P2)が100/5〜100/100の範囲にあることを特徴とする太陽電池裏面封止用シート。
(P1):ガラス転移温度が40℃未満である非晶性ポリエステルポリオール又はそのイソシアネート伸長物、若しくはこれらの混合物。
(P2):イソシアネート化合物、カルボジイミド化合物、一般式M(OR’) n で表される遷移金属系化合物、リン系化合物の中から選ばれる少なくとも1種以上の架橋剤[但し、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
(P3):(P1)と非相溶であり、且つガラス転移温度が40℃以上であるポリオール、このポリオールのイソシアネート伸長物、又はこれらの混合物。
(H1):ガラス転移温度が40℃以上であるポリエステルポリオール又はそのイソシアネート伸長物、アクリルポリオール又はそのイソシアネート伸長物、カーボネートポリオール又はそのイソシアネート伸長物、若しくはこれらの混合物(なお、アクリルポリオール又はカーボネートポリオールを用いる場合は、(P3)と(H1)とが同じであってもよい。)。
(H2):イソシアネート化合物、カルボジイミド化合物、一般式M(OR’) n で表される遷移金属系化合物、リン系化合物の中から選ばれる少なくとも1種以上の架橋剤[但し、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
(H3):一般式R−Si(OR’) 3 で表されるオルガノシラン又はその加水分解物、一般式M(OR’)n で表される1種以上の金属アルコキシド又はその加水分解物、若しくはこれらの混合物[但し、Rはアルキル基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アミノ基、エポキシ基、イソシアネート基から選ばれる官能基であり、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
〔2〕 (P3)のポリオールが、アクリルポリオール、カーボネートポリオール、又はこれらの混合物からなることを特徴とする前記〔1〕に記載の太陽電池裏面封止用シート。
〔3〕 前記蒸着層(V)が、厚さ5〜300nmの酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウムの中から選ばれる少なくとも1種以上の無機酸化物からなることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の太陽電池裏面封止用シート。
〔4〕 前記ガスバリア基材(GS)が、更に前記蒸着層(V)の上に積層された蒸着用オーバーコート層(O)を含み、
前記蒸着用オーバーコート層(O)が、下記の成分(O1)と(O2)とを含む化合物からなることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載の太陽電池裏面封止用シート。
(O1):水溶性高分子。
(O2):一般式R−Si(OR’)3 で表されるオルガノシラン又はその加水分解物、一般式M(OR’)n で表される1種以上の金属アルコキシド又はその加水分解物、リン系化合物、若しくはこれらの混合物[但し、Rはアルキル基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アミノ基、エポキシ基、イソシアネート基から選ばれる官能基であり、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
〔5〕 前記〔1〕〜〔4〕の何れか一項に記載の太陽電池裏面封止用シートを用いたことを特徴とする太陽電池モジュール。
先ず、本発明を適用した太陽電池裏面封止用シートについて説明する。
本発明を適用した太陽電池裏面封止用シートは、例えば図1(a),(b)に示す太陽電池裏面封止用シート1A,1Bのように、少なくとも耐候性基材(DS)とガスバリア基材(GS)とを積層させた構造を有し、ガスバリア基材(GS)が、プラスチックフィルム層(S)と軟質蒸着用プライマー層(P)と蒸着層(V)とを含む積層体、又は、プラスチックフィルム層(S)と軟質蒸着用プライマー層(P)と硬質蒸着用プライマー層(H)と蒸着層(V)とを含む積層体からなることを特徴とするものである。
(P1):ガラス転移温度が40℃未満であるポリエステルポリオール又はそのイソシアネート伸長物、若しくはこれらの混合物。
(P2):イソシアネート化合物、カルボジイミド化合物、一般式M(OR’)n で表される遷移金属系化合物、リン系化合物の中から選ばれる少なくとも1種以上の架橋剤[但し、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
以下、本発明に用いられるガスバリア基材(GS)の各層の構成について説明する。
プラスチックフィルム層(S)には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンジメタノールテレフタレート(PCT)、PETとPCTとの共重合体であるPET−G(イーストマンケミカル社製)などの共重合タイプを含む各種ポリエステルフィルム、ポリアミド6、ポリアミド6,6又は芳香族ポリアミドやポリイミドなどの共重合タイプを含む各種ポリアミド(イミド)フィルム、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、環状ポリオレフィンなどの共重合タイプを含むポリオレフィン系フィルム、ポリスチレン系フィルム(PS)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)やポリアクリルニトリル(PAN)などのアクリル系フィルム、又はこれらのビニル/(メタ)アクリル系樹脂の共重合体からなるフィルム、ポリカーボネート(PC)系フィルム、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリエチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)などの各種含ハロゲン系樹脂フィルムなどを用いることができる。また、これらのフィルムは、延伸、未延伸のどちらであってもよい。
軟質蒸着用プライマー層(P)は、本発明において最も特徴となる層である。
上記成分(P1)には、ポリエステルポリオール又はそのイソシアネート伸長物として、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ブラシル酸などの脂肪族系、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸など、芳香族系の二塩基酸の1種以上、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、メチルペンタンジオール、ヘキサンジオール、ヘプタンジオール、オクタンジオール、ノナンジオール、デカンジオール、ドデカンジオールなど脂肪族系、シクロヘキサンジオール、水添キシリレングリーコルなどの脂環式系、キシリレングリーコルなどの芳香族系ジオールの1種以上を用いて得られた共重合ポリエステル樹脂を用いることができる。
(P3):(P1)と非相溶であり、且つガラス転移温度が40℃以上であるポリオール、このポリオールのイソシアネート伸長物、又はこれらの混合物。
(P4):一般式R−Si(OR’)3 で表されるオルガノシラン又はその加水分解物、一般式M(OR’)n で表される1種以上の金属アルコキシド又はその加水分解物、若しくはこれらの混合物[但し、Rはアルキル基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アミノ基、エポキシ基、イソシアネート基から選ばれる官能基であり、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
一般式M(OR’)n (MはSi、Al、Ti、Zr等の金属であり、R’はアルキル基である。)、又はその加水分解物を挙げることができる。
硬質蒸着用プライマー層(H)は、軟質蒸着用プライマー層(P)の成分に応じて設けても設けなくてもどちらでも構わないが、硬質蒸着用プライマー層(H)は、蒸着層(V)への密着に特化した設計をしていることから、設けたほうが好ましい。成分的には引用文献9記載の内容を包含した内容が挙げられる。
(H1):ガラス転移温度が40℃以上であるポリエステルポリオール又はそのイソシアネート伸長物、アクリルポリオール又はそのイソシアネート伸長物、カーボネートポリオール又はそのイソシアネート伸長物、若しくはこれらの混合物(なお、アクリルポリオール又はカーボネートポリオールを用いる場合は、(P3)と(H1)とが同じであってもよい。)。
(H2):イソシアネート化合物、カルボジイミド化合物、一般式M(OR’)n で表される遷移金属系化合物、リン系化合物の中から選ばれる少なくとも1種以上の架橋剤[但し、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
(H3):一般式R−Si(OR’)3 で表されるオルガノシラン又はその加水分解物、一般式M(OR’)n で表される1種以上の金属アルコキシド又はその加水分解物、若しくはこれらの混合物[但し、Rはアルキル基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アミノ基、エポキシ基、イソシアネート基から選ばれる官能基であり、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
蒸着層(V)は、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化錫、酸化マグネシウム、又はそれらの混合物などの無機酸化物の蒸着膜からなる。蒸着層(V)には、ガスバリアフィルムという点では、透明性を有し且つ酸素、水蒸気等のガスバリア性を有するものを用いることが好ましく、酸化アルミニウムや酸化珪素を用いることが好ましい。但し、上述した無機酸化物に限定されず、ガスバリア性以外の機能を有する無機蒸着膜も、本発明における耐湿熱密着性に優れるコート層を設けることで、各種機能性蒸着フィルムとして展開することが可能である。
上述したガスバリア性フィルムのガスバリア性を向上させるという点で、蒸着層(V)上に蒸着用オーバーコート層(O)を設けてもよい。
蒸着用オーバーコート層(O)は、下記の成分(O1)と(O2)とを含む化合物からなる。
(O1):水溶性高分子。
(O2):一般式R−Si(OR’)3 で表されるオルガノシラン又はその加水分解物、一般式M(OR’)n で表される1種以上の金属アルコキシド又はその加水分解物、リン系化合物、若しくはこれらの混合物[但し、Rはアルキル基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アミノ基、エポキシ基、イソシアネート基から選ばれる官能基であり、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
耐候性基材(DS)には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンジメタノール−テレフタレート(PCT)の中から選ばれるポリエステル基材、ポリカーボネート系基材、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリエチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)の中から選ばれるフッ素系基材、又はアクリル系基材などを用いることができる。またこれら材料に限定されず、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアリレート系樹脂など、耐熱性、強度物性、電気絶縁性等を考慮して適宜選択して用いることができる。
接着剤(U)には、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポリオール、カーボネートポリオールなどの主剤に対して、2官能以上のイソシアネート化合物を作用させたポリウレタン樹脂を用いることができる。ポリエステルポリオールは、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ブラシル酸などの脂肪族系、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族系の二塩基酸の1種以上、そして、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、メチルペンタンジオール、ヘキサンジオール、ヘプタンジオール、オクタンジオール、ノナンジオール、デカンジオール、ドデカンジオールなど脂肪族系、シクロヘキサンジオール、水添キシリレングリーコルなどの脂環式系、キシリレングリーコルなどの芳香族系ジオールの1種以上を用いて得ることができる。
次に、本発明を適用した太陽電池モジュールについて説明する。
本発明を適用した太陽電池モジュールは、例えば図2に示す太陽電池モジュール10のように、ガラス板11と、配線12を配設した光起電力素子としての太陽電池セル13と、上記太陽電池裏面封止用シート1A(又は、太陽電池裏面封止用シート1B)と、充填剤層14と、枠体(スペーサー)15とを備え、枠体(スペーサー)15によって固定されたガラス板11と太陽電池裏面封止用シート1A(1B)との間に、太陽電池素子13を配置した状態で充填剤層14が充填された構造を有している。
(1) 加熱(約120〜160℃)された天板100上に、ガラス板11と、充填材層14と、太陽電池セル13と、充填材層14と、太陽電池裏面封止用シート1A(1B)とを順次積層した状態でセットする。
(2) チャンバー101,102を真空引きする。
(3)チャンバー101を大気開放し、耐熱性を有するゴムシート103を太陽電池モジュール10に密着させる。
(4) その熱と圧力により充填材層14であるエチレン酢酸ビニル共重合体を溶融させ、太陽電池セル13の間に包埋し、この太陽電池セル13を挟み込むガラス板11と太陽電池裏面封止用シート1A(1B)と接着しながら、充填材層14を架橋・固化させる。
軟質蒸着用プライマー層(P)
本実施例では、軟質蒸着用プライマー層(P)として、以下の材料を用いた。
[P−(1)](本実施例において、比較例)
ガラス転移温度(Tg)=7℃のポリエステルポリオール(P1)に対し、イソシアネート化合物((P2):IPDIのアダクト体)を配合比が(P1)/(P2)=100/1(固形分比)となるようにした溶剤系のプライマー組成物(P)。
[P−(2)]
上記[P−(1)]において、配合比が(P1)/(P2)=100/25(固形分比)となるようにした溶剤系のプライマー組成物(P)。
[P−(3)]
上記[P−(2)]において、ガラス転移温度(Tg)=85℃のアクリルポリオール(P3)を配合し、ポリエステルポリオール(P1)とアクリルポリオール(P3)の配合比が(P1)/(P3)=75/25(固形分比)であり、(P1):(P2):(P3)=75:25:25(固形分比)に調整した溶剤系のプライマー組成物(P)。
[P−(4)](本実施例において、比較例)
上記[P−(3)]において、ポリエステルポリオール(P1)とアクリルポリオール(P3)の配合比が(P1)/(P3)=25/75(固形分比)であり、配合比を(P1):(P2):(P3)=25:25:75(固形分比)に調整した溶剤系のプライマー組成物(P)。
[P−(5)]
上記[P−(3)]において、ガラス転移温度(Tg)=85℃のアクリルポリオールの代わりに、ガラス転移温度(Tg)=62℃のポリエステルポリオール(P3)を配合したプライマー組成物(P)。
[P−(6)](本実施例において、比較例)
上記[P−(4)]において、ガラス転移温度(Tg)=85℃のアクリルポリオールの代わりに、ガラス転移温度(Tg)=62℃のポリエステルポリオール(P3)を配合したプライマー組成物(P)。
[P−(7)](本実施例において、比較例)
上記[P−(3)]において、配合比を(P1):(P2):(P3)=75:1:25(固形分比)に調整した溶剤系のプライマー組成物(P)。
[P−(8)]
上記[P−(3)]において、配合比を(P1):(P2):(P3)=75:100:25(固形分比)に調整した溶剤系のプライマー組成物(P)。
[P−(9)](本実施例において、比較例)
上記[P−(3)]において、配合比を(P1):(P2):(P3)=75:150:25(固形分比)に調整した溶剤系のプライマー組成物(P)
[P−(10)]
上記[P−(3)]において、更にシランカップリング剤(P4)を配合し、配合比を(P1):(P2):(P3):(P4)=75:25:25:25(固形分比)に調整した溶剤系のプライマー組成物(P)。
[P−(11)]
上記[P−(3)]において、イソシアネート化合物からジフェニルカルボジイミドの多官能誘導体物に変更したプライマー組成物(P)。
[P−(12)]
上記[P−(3)]において、イソシアネート化合物からチタニウムイソプロポキシドに変更したプライマー組成物(P)。
[P−(13)]
上記[P−(3)]において、イソシアネート化合物からリン酸エステル系化合物に変更したプライマー組成物(P)。
[P−(14)]
上記[P−(3)]において、ポリエステルポリオール(P1)としてガラス転移温度(Tg)=30℃の低結晶性(結晶化速度が遅い)ポリエステルポリオールエマルジョン、アクリルポリオールとしてガラス転移温度(Tg)=85℃のアクリル系エマルジョンを配合し、さらに、水系ウレタン用イソシアネート硬化剤(P2)に変更した水系のプライマー組成物(P)。
本実施例では、硬質蒸着用プライマー層(H)として、以下の材料を用いた。
[H−(1)]
ガラス転移温度(Tg)=85℃のアクリルポリオールに対し、イソシアネート化合物(IPDIのアダクト体)とシランカップリング剤とが100/60/25(固形分比)となるように調整した溶剤系のプライマー組成物(H)。
[H−(2)]
ガラス転移温度(Tg)=62℃のポリエステルポリオールに対し、イソシアネート化合物(IPDIのアダクト体)が100/20(固形分比)となるように調整した溶剤系のプライマー組成物(H)。
ここで、本発明の特徴は、ブロッキングしやすい軟質蒸着用プライマー層(P)をブロッキングしにくい材料組成にすることが挙げられる。表1に示す試料1〜14は、上記[P−(1)]〜[P−(14)]のプライマー組成物(P)をポリエチレンテレフタレート基材にコーティングし、そのコーティング基材がブロッキングしているか否かで、軟質蒸着用プライマー層(P)の改質状態を評価判断したものである。具体的に、本評価は、○、△、×で評価し、△以上を合格とした。すなわち、△以上の評価であれば、後述する太陽電池裏面封止用シートに用いる際に、軟質蒸着用プライマー層(P)層単体としても用いることが可能である。
<ガスバリア基材(GS)の作製>
次に、上記作製された軟質蒸着用プライマー層(P)、硬質蒸着用プライマー層(H)を用いて、ガスバリア基材(DS)を作製した。
具体的に、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレートフィルムをプラスチックフィルム層(S)として用いた。上記軟質蒸着用プライマー層(P)又は硬質蒸着用プライマー層(H)をグラビアコーティング法により0.1〜0.5g/m2 の範囲になるように設けた。これらの軟質蒸着用プライマー層(P)と硬質蒸着用プライマー層(H)を用いた試料15〜28の詳細を表2に示す。また、必要に応じて、これら2種類のプライマー層を多層として積層させているケースもあり、そのときは2ヘッドのグラビアコートによりインラインで多層コーティング層を設けている。これら軟質蒸着用プライマー層(P)及び硬質蒸着用プライマー層(H)を設けたプラスチックフィルム(S)に対し、厚さ30nmのシリカ蒸着層(V)をPVD法により設けた。その後、グラビアコートによりポリビニルアルコールとテトラエトキシシランを主成分とする水系の蒸着用オーバーコート層(O)を設けた。
次に、上記作製されたガスバリア基材(DS)を用いて、表2に示す試料15〜28の太陽電池裏面封止用シートを作製した。具体的に、耐候性基材(DS)としては、ポリフッ化ビニルのようなフッ素系フィルムも用いることが可能であるが、本実施例では、耐候性ポリエステル基材を用いた。この耐候性ポリエステル基材は、ポリエステル樹脂を固相重合により、その末端カルボキシル基を低減させ、さらに数平均分子量を増加させた高分子量のポリエステル樹脂であり、そのオリゴマーコンテントは0.5質量%、数平均分子量は19500、固有粘度は0.7d/gである。このポリエステル樹脂をキャスト製膜によりフィルム化した後、アニール処理を施して熱収縮率を0.5%以下にした、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを、ポリウレタン系接着剤を用いてドライラミネート手法により積層させた。そして、最終的に耐候性基材(DS)と接着剤層(U)とガスバリア基材(GS)と接着剤層(U)と/耐候性基材(DS)とを順次積層してなる太陽電池裏面封止用シートを作製した。
次に、上記太陽電池裏面封止用シートを用いて、実施例15〜28の太陽電池モジュールを作製した。具体的に、太陽電池モジュール用充填剤として、スタンダードキュアタイプのエチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂組成物を用いた。太陽電池セルは、多結晶系シリコンのものを用いた。A4サイズの強化ガラス上に、同じサイズで厚さ600μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体シートで挟み込んだ太陽電池セルを載置し、さらにその上に太陽電池裏面封止用シートを配置した。また、事前に40℃で3分予備加熱を行った後、150℃で真空引き6分、圧着8分の条件、圧力1気圧でラミネートを施した。その後、150℃に加温したオーブン中に30分保管し、架橋反応を進行させた。その後、端子ボックスの接着及びアルミフレームによる枠組みを行うことで、太陽電池モジュールを作製した。
上記試料15〜28の太陽電池裏面封止用シートについて、特にラミネート強度を、テンシロンによりクロスヘッドスピード300mm/minのT型剥離で測定し、さらにIR又はXPSによりその剥離箇所を特定し、プライマー組成物(P)の湿熱密着性を評価した。保存環境は、PCT(加圧蒸気による促進試験)105℃−100%相対湿度−168時間である。太陽電池裏面封止用シートとして求められる水蒸気バリア性については、モダンコントロール社製モコンを用いて測定し、その評価前後のバリア性の劣化度合いを評価した。なお、本評価も、△以上の評価であれば合格とする。
この太陽電池モジュールを85℃−85%RH環境下で3000h保管したときの、特に太陽電池裏面封止用シートの外観、太陽電池の出力特性を評価した。この保存環境は、上述してきたPCT105℃−100%RH−168hとほぼ同じ促進試験環境である。
表2に示す評価結果から、本発明の条件を満たす軟質蒸着用プライマー層(P)を用いることで、高温多湿化における過酷な保存環境においてもガスバリア基材(GS)のガスバリア性や密着性の改善効果が認められた。その結果として、太陽電池としての出力特性を維持することが可能であることがわかった。また、特に密着性に関しては、軟質蒸着用プライマー層(P)の組成や配合比が特に影響を与えることが確認された。
GS…ガスバリア基材 DS…耐候性基材 S…プラスチックフィルム層 P…軟質蒸着用プライマー層 H…硬質蒸着用プライマー層 V…蒸着層 O…蒸着用オーバーコート層 U…接着剤
Claims (5)
- 少なくとも耐候性基材(DS)とガスバリア基材(GS)とを積層させた構造を有する太陽電池裏面封止用シートであって、
前記ガスバリア基材(GS)が、プラスチックフィルム層(S)と軟質蒸着用プライマー層(P)と硬質蒸着用プライマー層(H)と蒸着層(V)とを含む積層体からなり、
前記軟質蒸着用プライマー層(P)が、少なくとも下記の成分(P1)と(P2)と(P3)を含む化合物からなり、
前記硬質蒸着用プライマー層(H)が、少なくとも下記の成分(H1)と、(H2)と(H3)との一方又は両方の成分とを含む化合物からなり、
質量比(P1)/(P3)が99/1〜50/50の範囲、且つ、質量比{(P1)+(P3)}/(P2)が100/5〜100/100の範囲にあることを特徴とする太陽電池裏面封止用シート。
(P1):ガラス転移温度が40℃未満である非晶性ポリエステルポリオール又はそのイソシアネート伸長物、若しくはこれらの混合物。
(P2):イソシアネート化合物、カルボジイミド化合物、一般式M(OR’) n で表される遷移金属系化合物、リン系化合物の中から選ばれる少なくとも1種以上の架橋剤[但し、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
(P3):(P1)と非相溶であり、且つガラス転移温度が40℃以上であるポリオール、このポリオールのイソシアネート伸長物、又はこれらの混合物。
(H1):ガラス転移温度が40℃以上であるポリエステルポリオール又はそのイソシアネート伸長物、アクリルポリオール又はそのイソシアネート伸長物、カーボネートポリオール又はそのイソシアネート伸長物、若しくはこれらの混合物(なお、アクリルポリオール又はカーボネートポリオールを用いる場合は、(P3)と(H1)とが同じであってもよい。)。
(H2):イソシアネート化合物、カルボジイミド化合物、一般式M(OR’) n で表される遷移金属系化合物、リン系化合物の中から選ばれる少なくとも1種以上の架橋剤[但し、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。
(H3):一般式R−Si(OR’) 3 で表されるオルガノシラン又はその加水分解物、一般式M(OR’) n で表される1種以上の金属アルコキシド又はその加水分解物、若しくはこれらの混合物[但し、Rはアルキル基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アミノ基、エポキシ基、イソシアネート基から選ばれる官能基であり、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。 - (P3)のポリオールが、アクリルポリオール、カーボネートポリオール、又はこれらの混合物からなることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池裏面封止用シート。
- 前記蒸着層(V)が、厚さ5〜300nmの酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウムの中から選ばれる少なくとも1種以上の無機酸化物からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池裏面封止用シート。
- 前記ガスバリア基材(GS)が、更に前記蒸着層(V)の上に積層された蒸着用オーバーコート層(O)を含み、
前記蒸着用オーバーコート層(O)が、下記の成分(O1)と(O2)とを含む化合物からなることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の太陽電池裏面封止用シート。
(O1):水溶性高分子。
(O2):一般式R−Si(OR’)3 で表されるオルガノシラン又はその加水分解物、一般式M(OR’)n で表される1種以上の金属アルコキシド又はその加水分解物、リン系化合物、若しくはこれらの混合物[但し、Rはアルキル基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アミノ基、エポキシ基、イソシアネート基から選ばれる官能基であり、R’はアルキル基などであり、Mは金属イオンであり、nはそのイオンの価数である。]。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の太陽電池裏面封止用シートを用いたことを特徴とする太陽電池モジュール。
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