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JP5211355B2 - 電源回路及び携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は電源回路及び携帯機器に係り、特に入力電源の電圧を予め定めた昇圧比の電圧に昇圧して昇圧出力端子に出力する電源回路及びかかる電源回路を備える携帯機器に関する。
入力電源の電圧を予め定めた昇圧比の電圧に昇圧して昇圧出力端子に出力する電源回路は、一般的に昇圧回路と呼ばれる。昇圧回路は、例えばコンデンサを用いて、このコンデンサを入力電源の両端電圧で充電し、その後に、そのコンデンサを入力電源に直列接続し、これによって入力電源の両端電圧の2倍の出力電圧を作り出す構成等を用いることができる。このようにコンデンサの充電を用いる昇圧回路は、チャージポンプ回路と呼ばれることがある。
例えば、特許文献1には、CMOS構成の昇圧回路が述べられている。ここでは、入力側の電源電圧VDDにはNMOSのソースが接続され、このNMOSのドレインには他端からパルス電圧が供給されるシフト用コンデンサが接続される。またこのNMOSのドレインにPMOSのドレインが接続されて、このPMOSのソースには電圧保持用のコンデンサが接続されると共に、昇圧出力端が接続される。そして、NMOSとPMOSのゲートには同一のクロックが供給される。
この構成においては、クロック信号のHによって、NMOSがオンし、PMOSがオフして電圧VDDがシフト用コンデンサに保持される。そして、クロック信号のLによって、NMOSがオフし、PMOSがオンした状態で、電圧シフト用のパルスにより例えば電圧VDDだけシフト用コンデンサの電圧をシフトする。これによって、保持用コンデンサに2VDDの電圧が保持され、これを昇圧電圧として出力することができる。
特開2005−72353号公報
特許文献1に述べられる昇圧回路をCMOS構成とせずに、単チャネルのトランジスタで構成することができる。これを半導体チップに集積化する場合、各単チャネルトランジスタを電気的に分離することが行われる。例えば、Pチャネルトランジスタを用いる場合は、各Pチャネルトランジスタのnウェルに共通の分離電圧が印加される。共通の分離電圧としては、+の最大電圧が用いられる。昇圧回路の場合は、昇圧出力端子の電圧が最大電圧となるので、各Pチャネルトランジスタのnウェルに、この昇圧出力端子の電圧を印加される。これによって、各Pチャネルトランジスタは相互に電気的分離がなされ、独立に動作することができる。
ところで、特許文献1のように、電源電圧と昇圧出力端子との間に直列にトランジスタを接続する構成をとると、電源電圧側のトランジスタがONするとき、このトランジスタのドレインもソースも電源電圧の電位にある。一方、このトランジスタのnウェルには、昇圧出力端子の電圧が印加されており、この電圧は電源電圧よりも高い。つまり、このトランジスタのソース電圧よりも高くなり、いわゆるバックゲートにソース電圧とは異なる電圧がかかった状態となる。このようにバックゲートにソース電圧と異なる電圧がかけられると、トランジスタのオン抵抗が高くなるので、出力から電流をドライブしたときのドロップが大きくなる。
本発明の目的は、昇圧動作においてバックゲートにかかる電圧の影響を抑制できる電源回路及びかかる電源回路を備える携帯機器を提供することである。
本発明に係る電源回路は、入力電源の電圧を予め定めた昇圧比の電圧に昇圧して昇圧出力端子に出力する電源回路であって、昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、入力電源の他方側端子と一方側端子との間に接続配置される複数の切換用スイッチングトランジスタと、昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に接続配置される複数のシフト用スイッチングトランジスタと、昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、複数の切換用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点と、複数のシフト用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点との間に接続されるシフト用コンデンサと、昇圧出力端子に接続される保持用コンデンサと、各スイッチングトランジスタを昇圧比に対応して予め定められるタイミングでオンオフさせることで、シフト用コンデンサに入力電源の電圧を保持させ、次に、シフト用コンデンサに保持された電圧を用いて、保持用コンデンサの両端電圧を入力電源の電圧の係数倍の電圧とする制御回路と、を有し、各トランジスタは半導体チップとして形成され、さらに、少なくとも1つのトランジスタのバックゲートにかかる電圧を切り換える切換回路であって、そのトランジスタのオンまたはオフのタイミングに応じて、そのトランジスタの極性に応じて定められる共通の分離電圧と、そのトランジスタのソース電圧との間でバックゲートにかかる電圧の切換を行う切換回路を有し、切換回路は、そのトランジスタのバックゲートにかかる電圧を入力電源のソース電圧とする期間を、そのトランジスタがオンする期間の内側で、前後にずらして設定することを特徴とする。なお、係数倍とは、2倍、3倍等の整数倍のほかに、1.5倍、−1倍を含む。
本発明に係る電源回路において、切換回路は、複数のシフト用スイッチングトランジスタの中で、昇圧出力端子に直接接続されるトランジスタ以外の他のトランジスタのそれぞれに設けられることが好ましい。
また、本発明に係る電源回路は、入力電源の電圧を所定の昇圧比の電圧に昇圧して昇圧出力端子に出力する電源回路であって、入力電源の他方側端子と一方側端子との間に直列に順次接続配置される第1トランジスタと第2トランジスタと、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に直列に順次接続配置される第3トランジスタと第4トランジスタと、第1トランジスタと第2トランジスタとの接続点と、第3トランジスタと第4トランジスタとの接続点との間に設けられるシフト用コンデンサと、昇圧出力端子に接続される保持用コンデンサと、第1トランジスタと第3トランジスタとをオンさせ第2トランジスタと第4トランジスタとをオフさせてシフト用コンデンサに入力電源の電圧を保持させ、次に第1トランジスタと第3トランジスタとをオフさせ第2トランジスタと第4トランジスタとをオンさせてシフト用コンデンサに保持された電圧を入力電源の電圧に加算して保持用コンデンサにシフトさせる制御回路と、を有し、各トランジスタは半導体チップとして形成され、さらに、第3トランジスタのバックゲートにかかる電圧を、第3トランジスタのオンとオフのタイミングに応じて、昇圧出力端子の電圧と入力電源の一方側端子の電圧との間で切り換える切換回路を有し、切換回路は、第3トランジスタのバックゲートにかかる電圧を入力電源の一方側端子の電圧とする期間を、第3トランジスタがオンする期間の内側で、前後にずらして設定することを特徴とする。
また、本発明に係る電源回路において、入力電源は、一方側端子が+VCCで他方側端子が接地であり、昇圧出力端子に+2VCCが出力されることが好ましい。また、本発明に係る電源回路において、入力電源は、一方側端子が接地で他方側端子が+VCCであり、昇圧出力端子に−VCCが出力されることが好ましい。
また、本発明に係る電源回路において、シフト用コンデンサと保持用コンデンサは、複数のトランジスタが形成された半導体チップに対し外付けによって接続されることが好ましい。
また、本発明に係る携帯機器は、入力電源の電圧を予め定めた昇圧比の電圧に昇圧して昇圧出力端子に出力する電源回路を備える携帯機器であって、電源回路は、昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、入力電源の他方側端子と一方側端子との間に接続配置される複数の切換用スイッチングトランジスタと、昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に接続配置される複数のシフト用スイッチングトランジスタと、昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、複数の切換用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点と、複数のシフト用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点との間に接続されるシフト用コンデンサと、昇圧出力端子に接続される保持用コンデンサと、各スイッチングトランジスタを昇圧比に対応して予め定められるタイミングでオンオフさせることで、シフト用コンデンサに入力電源の電圧を保持させ、次に、シフト用コンデンサに保持された電圧を用いて、保持用コンデンサの両端電圧を入力電源の電圧の係数倍の電圧とする制御回路と、を有し、各トランジスタは半導体チップとして形成され、さらに、少なくとも1つのトランジスタのバックゲートにかかる電圧を切り換える切換回路であって、そのトランジスタのオンまたはオフのタイミングに応じて、そのトランジスタの極性に応じて定められる共通の分離電圧と、そのトランジスタのソース電圧との間でバックゲートにかかる電圧の切換を行う切換回路を有し、切換回路は、そのトランジスタのバックゲートにかかる電圧を入力電源のソース電圧とする期間を、そのトランジスタがオンする期間の内側で、前後にずらして設定することを特徴とする。
上記構成の少なくとも1つにより、電源回路には、入力電源の他方側端子と一方側端子との間に接続配置される複数の切換用スイッチングトランジスタを設け、また、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に接続配置される複数のシフト用スイッチングトランジスタを設けて、複数の切換用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点と、複数のシフト用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点との間にシフト用コンデンサを設け、昇圧出力端子に保持用コンデンサを接続する。この構成の下で、各トランジスタを半導体チップとして形成し、少なくとも1つのトランジスタについて、そのトランジスタのオンまたはオフのタイミングに応じて、そのトランジスタの極性に応じて定められる共通の分離電圧と、そのトランジスタのソース電圧との間でバックゲートにかかる電圧を切り換える。バックゲートにかかる電圧がソース電圧となるときは、トランジスタのオン抵抗がバックゲートにかかる電圧の影響を受けなくなる。これにより、バックゲートにかかる電圧として共通の分離電圧を用いるときに生じるトランジスタのオン抵抗が高くなることを抑制することができる。また、かかる電源回路を備える携帯機器においても、同様の効果を得ることができる。
また、電源回路において、切換回路は、複数のシフト用スイッチングトランジスタの中で、昇圧出力端子に直接接続されるトランジスタ以外の他のトランジスタのそれぞれに設けられる。昇圧出力端子に直接接続されるトランジスタは、このトランジスタがオンのとき、ソース及びドレインは昇圧出力端子の電圧となるので、そのバックゲートを昇圧出力端子に接続してもバックゲートの影響を受けない。それ以外のトランジスタは、オンのときに、そのバックゲートを昇圧出力端子に接続するとバックゲートの影響を受けるので、これらのトランジスタに切換回路を設けることがよいことになる。
また、上記構成の少なくとも1つにより、電源回路には、入力電源の他方側端子と一方側端子との間に直列に順次接続配置される第1トランジスタと第2トランジスタとを設け、また、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に直列に順次接続配置される第3トランジスタと第4トランジスタとを設けて、第1トランジスタと第2トランジスタとの接続点と、第3トランジスタと第4トランジスタとの接続点との間にシフト用コンデンサを設け、昇圧出力端子に保持用コンデンサを接続する。この構成の下で、各トランジスタを半導体チップとして形成され、第3トランジスタのバックゲートにかかる電圧を、第3トランジスタのオンとオフのタイミングに応じて、昇圧出力端子の電圧と入力電源の一方側端子の電圧との間で切り換える。入力電源の一方側端子の電圧は第3トランジスタのソース電圧であるので、トランジスタのオン抵抗がバックゲートにかかる電圧の影響を受けなくなる。これにより、バックゲートにかかる電圧として昇圧出力端子にかかる電圧を用いるときに生じるトランジスタのオン抵抗の増加を抑制することができる。
また、電源回路において、入力電源は、一方側端子が+VCCで他方側端子が接地とすることで昇圧出力端子に+2VCCが出力されるようにする。これにより、バックゲートにかかる電圧の影響を抑制しながら、2倍昇圧をすることができる。また、電源回路において、入力電源は、一方側端子が接地で他方側端子が+VCCとすることで昇圧出力端子に−VCCが出力されるようにする。これにより、バックゲートにかかる電圧の影響を抑制しながら、いわゆる反転昇圧をすることができる。
また、電源回路において、切換回路は、第3トランジスタのバックゲートを入力電源の一方側端子の電圧に接続する期間を、第3トランジスタがオンする期間と重ならないように設定する。バックゲートにかかる電圧の切換を第3トランジスタがオンする期間と同じとすると、第3トランジスタにおいて、ドレインとバックゲートとの間のダイオード、またはソースとバックゲートとの間のダイオードが場合によってオンすることがある。上記構成のようにすることで、これらのダイオードの影響を排除することができる。
また、電源回路において、シフト用コンデンサと保持用コンデンサは、複数のトランジスタが形成された半導体チップに対し外付けによって接続される。コンデンサを外付けとすることで、十分な大きさの容量値を設定でき、これによって、十分な電流能力を有する昇圧動作を行うことができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。最初に、昇圧の代表的例として2倍昇圧を行う電源回路について詳細に説明し、2倍昇圧以外の昇圧を行う電源回路については、2倍昇圧の電源回路との相違点を中心に説明する。なお、バッテリ駆動を用いる携帯機器、ポータブル機器等においては、その回路構成によっては適当な昇圧を行うことが必要となるが、その場合に、以下に説明する電源回路を備えるものとすることができる。
図1は、入力電源の電圧VCCを2倍の2VCCの電圧に昇圧して昇圧出力端子(OUT)に出力する2倍昇圧機能を有する電源回路10の構成図である。電源回路10は、スイッチング回路12と、制御回路14と、スイッチング回路12に外付けで接続される2つのコンデンサであるシフト用コンデンサ40と保持用コンデンサ42とを含んで構成される。なお、入力電源の電圧VCCは、接地(GND)に対しての値であるので、図1においてVCCとして示される端子が入力電源の一方側端子で、GNDとして示される端子が入力電源の他方側端子であると考えることができる。
スイッチング回路12は、制御回路14によってスイッチングタイミングが制御される4つのスイッチングトランジスタ20,22,24,26と、バックゲート切換回路30
とを含んで構成される。
4つのスイッチングトランジスタのうちの2つについては、第1のスイッチングトランジスタ20と第2のスイッチングトランジスタ22とが、接地(GND)と入力電源(VCC)との間に、この順序で直列に接続される。すなわち、入力電源の他方側端子と一方側端子との間に、第1のスイッチングトランジスタ20と第2のスイッチングトランジスタ22とが直列に接続される。他の2つについては、第3のスイッチングトランジスタ24と第4のスイッチングトランジスタ26とが、入力電源(VCC)と昇圧出力端子(OUT)との間に、この順序で直列に接続される。すなわち、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に、第3のスイッチングトランジスタ24と第4のスイッチングトランジスタ26とが直列に接続される。
4つのスイッチングトランジスタ20,22,24,26はいずれもMOSトランジスタで、1つの半導体チップ上に集積されて形成される。第1のスイッチングトランジスタ20はNチャネルトランジスタであり、そのバックゲートはソース端子と共に、GNDに接続される。第2のスイッチングトランジスタ22はPチャネルトランジスタであり、そのバックゲートはソース端子と共に、VCCに接続される。第4のスイッチングトランジスタ26はPチャネルトランジスタであり、そのバックゲートはソース端子と共に、昇圧出力端子(OUT)に接続される。すなわち、昇圧動作が行われているとして、2VCCの電圧が第4のスイッチングトランジスタ26のバックゲートにかけられる。
ここで、第3のスイッチングトランジスタ24はPチャネルトランジスタであるが、バックゲート切換回路30が設けられ、そのバックゲートにかかる電圧は、制御回路14の制御の下でVCCと2VCCとの間で切り換えられる。すなわち、第3のスイッチングトランジスタ24のソース電圧と、昇圧出力端子(OUT)の電圧との間で、バックゲートにかかる電圧が切り換えられる。その切換の様子については後述する。
制御回路14は、スイッチング回路12の各スイッチングトランジスタ20,22,24,26とバックゲート切換回路30に供給する制御信号を生成する機能を有する。すなわち、第1のスイッチングトランジスタ20のために制御信号Aが生成され、第2のスイッチングトランジスタ22のために制御信号Bが生成され、第3のスイッチングトランジスタ24のために制御信号Cが生成され、第4のスイッチングトランジスタ26のために制御信号Dが生成され、バックゲート切換回路30のために制御信号Eが生成される。生成された各制御信号A,B,C,D,Eは、それぞれ対応する素子の制御端子に供給される。
かかる制御回路14は、クロック発生部と、所望の制御信号波形に成形する波形生成部とを含んで構成することができる。制御回路14は、単独で1つの半導体チップ上に集積して形成することができる。また、スイッチング回路12と制御回路14とを1つの半導体チップ上にまとめて集積するものとしてもよい。
制御回路14の内容を述べる前に、電源回路10の他の構成要素である2つのコンデンサについて説明する。シフト用コンデンサ40は、第1のスイッチングトランジスタ20と第2のスイッチングトランジスタ22との接続点と、第3のスイッチングトランジスタ24と第4のスイッチングトランジスタ26との接続点との間に設けられる容量素子である。シフト用コンデンサ40は、昇圧動作の第1段階において、入力電源の一方側端子と他方側端子との間の電圧であるVCCによって充電されることで、両端にVCCの電圧が発生するように電荷を蓄積する機能を有する。このシフト用コンデンサ40の両端にVCCの電圧として蓄積された電荷は、昇圧動作の第2段階では、入力電源VCCの電圧が加算されて2VCCの電圧として昇圧出力端子(OUT)の方にシフトされて転送される。すなわち、シフト用コンデンサ40に保持された電圧を用いることで、保持用コンデンサ42の両端電圧が入力電源VCCの電圧の係数倍、この場合では入力電源VCCの電圧の2倍の電圧2VCCとなる。
昇圧出力端子(OUT)に接続される保持用コンデンサ42は、昇圧動作の第2段階で、シフト用コンデンサ40の両端のVCCの電圧に入力電源VCCの電圧が加算された2VCCの電圧の電荷を蓄積する機能を有する容量素子である。
シフト用コンデンサ40の容量値と保持用コンデンサ42の容量値は、制御回路14によって生成される制御信号の周波数とともに、昇圧出力端子(OUT)から取り出せる電流の大きさを定める。一般的には、容量値が小さいほど、制御信号の周波数が低いほど、昇圧出力端子(OUT)から引ける電流が小さくなる。これらのことから、負荷の要求する電流容量に合わせ、シフト用コンデンサ40の容量値と保持用コンデンサ42の容量値を定めることが好ましい。そのために、これらを外付けコンデンサとすることがよい。一例を上げると、約2μFから約5μFの容量値のコンデンサを用いることができる。
次に、制御回路14の内容を説明する。図2は、各制御信号A,B,C,D,Eの様子を示す図である。図2では、横軸に時間をとり、その時間原点を揃えて、各制御信号A,B,C,Dのそれぞれについてオン状態とオフ状態の変化を示してある。また、制御信号Eについては、第3のスイッチングトランジスタ24のバックゲートにかけられる電圧状態の変化が示されている。
図2から分かるように、第1のスイッチングトランジスタ20と第3のスイッチングトランジスタ24とは同期してオン状態とオフ状態を繰り返す。また、第2のスイッチングトランジスタ22と第4のスイッチングトランジスタ26とは同期してオン状態とオフ状態を繰り返す。そして、第1のスイッチングトランジスタ20と第3のスイッチングトランジスタ24がオンのとき、第2のスイッチングトランジスタ22と第4のスイッチングトランジスタ26はオフであり、第2のスイッチングトランジスタ22と第4のスイッチングトランジスタ26がオンのとき、第1のスイッチングトランジスタ20と第3のスイッチングトランジスタ24はオフである。
バックゲート切換回路30に対する制御信号は、第3のスイッチングトランジスタ24のオン状態とオフ状態に同期して、その接続相手が切り換わる。具体的には、第3のスイッチングトランジスタ24がオフのときは、昇圧出力端子(OUT)の電圧が第3のスイッチングトランジスタ24のバックゲートにかけられる。これに対し、第3のスイッチングトランジスタ24がオンのときは、入力電源VCCの電圧が第3のスイッチングトランジスタ24のバックゲートにかけられる。この状態は第3のスイッチングトランジスタ24のバックゲートとソースとが相互に接続されたものに相当する。
この理由は、次の通りである。通常では、半導体チップに形成される複数の素子の間の分離のために、Pチャネルトランジスタである第3のスイッチングトランジスタ24のバックゲートには、電源回路10における制御端子の電圧を除いて最高電圧がかけられることになる。いまの場合、電源回路10における最高電圧は、昇圧動作がなされるとして、昇圧出力端子(OUT)の電圧である+2VCCである。第3のスイッチングトランジスタ24がオフのときは、この最高電圧をバックゲートにかけても第3のスイッチングトランジスタ24のオフ状態に影響を及ぼすことは無い。
一方、第3のスイッチングトランジスタ24がオンのときは、そのソースもドレインも+VCCである。ここで、バックゲートに+2VCCをかけると、ソースに対してバックゲートに+VCCのバイアスがかけられることになる。これによって、第3のスイッチングトランジスタ24のオン抵抗が高くなる。これを防ぐため、第3のスイッチングトランジスタ24がオンのときには、バックゲートに最高電圧をかけるのではなく、ソース電圧である+VCC、つまり入力電源の一方側端子の電圧をかける。これにより、第3のスイッチングトランジスタ24のバックゲートとソースとが相互に接続されたものとなり、バックゲートにかけられる電圧の影響が抑制される。
その様子を図3に示す。図3の左側の図は、Pチャネルトランジスタのゲート電圧に対するドレイン電流の特性を示す図で、横軸がソースに対するゲートの電圧であるVGS、縦軸がドレインからソースに流れる電流であるIDSである。Pチャネルであるので、いずれも符号がマイナスである。この図では、ソースに対するバックゲートの電圧であるVBSについて、VBS=0の場合、つまり、バックゲートがソースに接続されている場合の特性が実線で、VBS=+VCCの場合、つまり、ソースに対しバックゲートに+VCCの電圧がかけられる場合の特性が破線で示されている。図3の右側の図は、左側の図に対応して、横軸にソースに対するドレインの電圧であるVDS、つまりドレイン・ソース間電圧をとり、縦軸にIDSをとった特性図である。
図3から分かるように、ソースに対しバックゲートに+VCCの電圧がかけられると、IDSの立上がりがシフトし、見かけ上閾値が高くなり、同じVGSに対し、IDSの大きさが減少する。つまり、トランジスタのオン抵抗が高くなる。
図4は、半導体チップに作りこまれたときの第3のスイッチングトランジスタ24と第4のスイッチングトランジスタ26の様子を説明する図である。図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第3のスイッチングトランジスタ24と第4のスイッチングトランジスタ26は、互いに異なる電圧関係で動作するため、別々のnウェルの中に形成され、これらのnウェルの間を相互に分離するために分離電圧がかけられる。第4のスイッチングトランジスタ26は、オンのときにドレインもソースも+2VCCであるので、nウェルには+2VCCの電圧がかけられる。第3のスイッチングトランジスタ24については、オフのときにnウェルに+2VCCをかけてもオン抵抗に関係することはない。しかし、オンのときは、図3で説明したように、nウェルに+2VCCをかけると、ソースが+VCCであるため、VBS=+VCCとなり、ゲートにかけられる制御信号に対し、バックゲートとして作用し、閾値がシフトし、オン抵抗が高くなる。そのために、バックゲート切換回路30を用いて、第3のスイッチングトランジスタ24がオンのときには、バックゲートをソースと接続する。つまり、nウェルに+VCCの電圧をかける。これにより、VBS=0となり、オン抵抗が高くなることを防ぐことができる。
再び図2に戻り、上記の説明では、第3のスイッチングトランジスタ24のオンオフのタイミングに合わせ、バックゲートの接続の切換を行うものとして説明した。図2においても、制御信号Cの変化と制御信号Eの変化は同期している。ここで、制御信号Cの変化と正確に同じタイミングで制御信号Eの切換を行うと、図4で示されるソースとnウェルとの間のpnダイオード、あるいはドレインとnウェルとの間のpnダイオードが誤って作動することが起こり得る。そこで、制御信号Cの変化のタイミングと制御信号Eの切換のタイミングとが同じでないようにすることが好ましい。
図2の右側の図に、1例として、第3のスイッチングトランジスタ24のバックゲートにかかる電圧を入力電源の一方側端子の電圧VCCとする期間を、第3のスイッチングトランジスタ24がオンする期間と重ならないように設定する様子が示されている。例えば、制御信号Cにおいて、オンの期間を約1μsとして、制御信号EのVCCとなる期間をこの約1μsの期間の内側で、前後に約0.1μsずつずらして設定することができる。これによって、ソースとnウェルとの間のpnダイオード、あるいはドレインとnウェルとの間のpnダイオードの影響を抑制することができる。上記の数値設定は一例であって、これ以外の設定であっても構わない。
上記構成の作用を図5、図6を用いて説明する。図5は昇圧動作の第1段階における様子を示し、図6は昇圧動作の第2段階における様子を示す図である。以下では、図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5において、昇圧動作の第1段階は、第1のスイッチングトランジスタ20と第3のスイッチングトランジスタ24とがオン状態で、第2のスイッチングトランジスタ22と第4のスイッチングトランジスタ26とがオフ状態である。このときには、図5の矢印でしめされるように、入力電源の一方側端子(VDD)から第3のスイッチングトランジスタ24、シフト用コンデンサ40、第1のスイッチングトランジスタ20を通って、入力電源の他方側端子(GND)に向かって電流が流れる。これによって、シフト用コンデンサ40に電荷が蓄積され、シフト用コンデンサ40の両端がVCCの電圧となる。このとき、上記で説明したように、第3のスイッチングトランジスタ24のバックゲートはソースと接続され、VBS=0となって、バックゲートにかかる電圧によってオン抵抗が高くなることがない。
この後、第1のスイッチングトランジスタ20と第3のスイッチングトランジスタ24とがオフし、第2のスイッチングトランジスタ22と第4のスイッチングトランジスタ26とがオンすることで、図6の昇圧動作の第2段階となる。ここでは、図6の矢印で示されるように、入力電源の一方側端子(VDD)から第2のスイッチングトランジスタ22、シフト用コンデンサ40、第4のスイッチングトランジスタ26、保持用コンデンサ42を通って、入力電源の他方側端子(GND)に向かって電流が流れる。このとき、昇圧動作の第1段階において、シフト用コンデンサ40の両端は既にVCCの電圧となっているので、この電圧に入力電源のVCCが加算され、保持用コンデンサ42には+2VCCの電圧が保持され、これが昇圧出力端子(OUT)に出力される。このようにして、+VCCの入力電源の電圧が+2VCCの電圧に昇圧される。このとき、第3のスイッチングトランジスタ24はオフであるので、オン抵抗に関係することがなく、通常の場合のように、バックゲートに最大電圧である+2VCCがかけられる。
次に、2倍昇圧以外の昇圧を行う電源回路について説明する。図7は、反転昇圧を行う電源回路の構成図、図8は、3倍昇圧を行う電源回路の構成図、図9は、1.5倍昇圧を行う電源回路の構成図である。以下では、図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7は、反転昇圧を行う電源回路の構成図である。ここで、反転昇圧とは、入力電源の電圧+VCCに対し、−VCCが昇圧出力端子(OUT)に出力されるものである。図7に示されるように、反転昇圧を行う電源回路の構成は、図1で説明した構成の各スイッチングトランジスタ21,23,25,27の極性を逆極性のものとし、接地に対し、逆向きにシフト用コンデンサ40の両端電圧を出力させるものとなっている。ここでも、第3のスイッチングトランジスタ25は、Nチャネルトランジスタであるが、そのバックゲートにはバックゲート切換回路30が設けられる。そして、図1において説明したのと同様に、第3のスイッチングトランジスタ25のオンオフに応じて、そのバックゲートは、ソースの電圧または昇圧出力端子(OUT)の電圧がかけられる。これによって、第3のスイッチングトランジスタ25がオンするときのオン抵抗がバックゲートにかけられる電圧によって高くなることが抑制される。
図8は、3倍昇圧を行う電源回路の構成図である。図1と比較して、あらたにスイッチングトランジスタ52,54,56とコンデンサ58を含む回路部分50が追加されている構成となっている。これによって、入力電源VCCに対し、昇圧出力端子(OUT)に3VCCの電圧が出力される。すなわち、入力電源VCCの電圧の係数倍、この場合では入力電源VCCの電圧の3倍の電圧3VCCが出力される。ここでは、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子(OUT)との間に、3つのPチャネルトランジスタが直列に接続されている。したがって、昇圧出力端子(OUT)に直接接続されるスイッチングトランジスタ56を除いて、2つのスイッチングトランジスタ24,26は、バックゲートに最高電圧である3VCCをかけると、これらのスイッチングトランジスタ24,26がオンするときに、VBSが0とならない。そこで、これらのスイッチングトランジスタ24,26のバックゲートにそれぞれバックゲート切換回路30が設けられ、これらのスイッチングトランジスタ24,26がオンのときには、ソースとバックゲートとが接続されるように制御が行われる。これによって、バックゲートにかかる電圧によってオン抵抗が高くなることが抑制される。
なお、図8の構成に、さらに回路部分50に相当する部分を次々に追加することで、4倍昇圧、5倍昇圧等を行うことができる。これらの場合には、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子(OUT)との間に直列接続されるPチャネルトランジスタの数が増加することになる。このときでも、昇圧出力端子(OUT)に直接接続されるスイッチングトランジスタ56を除いて、他のスイッチングトランジスタにそれぞれバックゲート切換回路を設け、これらのスイッチングトランジスタがオンするときに、ソースとバックゲートとを接続するようにする。これによって、これらのスイッチングトランジスタにおいて、バックゲートにかかる電圧によってオン抵抗が高くなることが抑制される。
図9は、1.5倍昇圧を行う電源回路の構成図である。ここでは、図1の構成に、回路部分60が追加されている。この場合には、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子(OUT)との間に直列接続されるPチャネルトランジスタは2つである。したがって、図1の場合と同様に、第3のスイッチングトランジスタ24にバックゲート切換回路30が設けられ、第3のスイッチングトランジスタ24がオンするときに、ソースとバックゲートとを接続するようにする。これによって、第3のスイッチングトランジスタ24において、バックゲートにかかる電圧によってオン抵抗が高くなることが抑制される。
このように、2倍昇圧以外の昇圧比のための電源回路においては、入力電源の他方側端子と一方側端子との間に接続配置される複数の切換用スイッチングトランジスタを設け、また、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に接続配置される複数のシフト用スイッチングトランジスタを設けて、複数の切換用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点と、複数のシフト用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点との間にシフト用コンデンサを設け、昇圧出力端子に保持用コンデンサを接続する。この構成の下で、各トランジスタを半導体チップとして形成し、少なくとも1つのトランジスタについて、そのトランジスタのオンまたはオフのタイミングに応じて、そのトランジスタの極性に応じて定められる共通の分離電圧と、そのトランジスタのソース電圧との間でバックゲートにかかる電圧を切り換える。これによって、バックゲートにかかる電圧によるオン抵抗が高くなることを抑制することができる。
本発明に係る実施の形態において、2倍昇圧機能を有する電源回路の構成図である。 本発明に係る実施の形態において、各制御信号の様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、バックゲートにかけられる電圧の影響を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、半導体チップに作りこまれたときの様子を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、昇圧動作の第1段階における様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、昇圧動作の第2段階における様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、反転昇圧機能を有する電源回路の構成図である。 本発明に係る実施の形態において、3倍昇圧機能を有する電源回路の構成図である。 本発明に係る実施の形態において、1.5倍昇圧機能を有する電源回路の構成図である。
符号の説明
10 電源回路、12 スイッチング回路、14 制御回路、20,21,22,23,24,25,26,27,52,54,56 スイッチングトランジスタ、30 バックゲート切換回路、40 シフト用コンデンサ、42 保持用コンデンサ、50,60 回路部分、58 コンデンサ。

Claims (7)

  1. 入力電源の電圧を予め定めた昇圧比の電圧に昇圧して昇圧出力端子に出力する電源回路であって、
    昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、入力電源の他方側端子と一方側端子との間に接続配置される複数の切換用スイッチングトランジスタと、
    昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に接続配置される複数のシフト用スイッチングトランジスタと、
    昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、複数の切換用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点と、複数のシフト用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点との間に接続されるシフト用コンデンサと、
    昇圧出力端子に接続される保持用コンデンサと、
    各スイッチングトランジスタを昇圧比に対応して予め定められるタイミングでオンオフさせることで、シフト用コンデンサに入力電源の電圧を保持させ、次に、シフト用コンデンサに保持された電圧を用いて、保持用コンデンサの両端電圧を入力電源の電圧の係数倍の電圧とする制御回路と、
    を有し、
    各トランジスタは半導体チップとして形成され、さらに、
    少なくとも1つのトランジスタのバックゲートにかかる電圧を切り換える切換回路であって、そのトランジスタのオンまたはオフのタイミングに応じて、そのトランジスタの極性に応じて定められる共通の分離電圧と、そのトランジスタのソース電圧との間でバックゲートにかかる電圧の切換を行う切換回路を有し、
    切換回路は、
    そのトランジスタのバックゲートにかかる電圧を入力電源のソース電圧とする期間を、そのトランジスタがオンする期間の内側で、前後にずらして設定することを特徴とする電源回路。
  2. 請求項1に記載の電源回路において、
    切換回路は、
    複数のシフト用スイッチングトランジスタの中で、昇圧出力端子に直接接続されるトランジスタ以外の他のトランジスタのそれぞれに設けられることを特徴とする電源回路。
  3. 入力電源の電圧を所定の昇圧比の電圧に昇圧して昇圧出力端子に出力する電源回路であって、
    入力電源の他方側端子と一方側端子との間に直列に順次接続配置される第1トランジスタと第2トランジスタと、
    入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に直列に順次接続配置される第3トランジスタと第4トランジスタと、
    第1トランジスタと第2トランジスタとの接続点と、第3トランジスタと第4トランジスタとの接続点との間に設けられるシフト用コンデンサと、
    昇圧出力端子に接続される保持用コンデンサと、
    第1トランジスタと第3トランジスタとをオンさせ第2トランジスタと第4トランジスタとをオフさせてシフト用コンデンサに入力電源の電圧を保持させ、次に第1トランジスタと第3トランジスタとをオフさせ第2トランジスタと第4トランジスタとをオンさせてシフト用コンデンサに保持された電圧を入力電源の電圧に加算して保持用コンデンサにシフトさせる制御回路と、
    を有し、
    各トランジスタは半導体チップとして形成され、さらに、
    第3トランジスタのバックゲートにかかる電圧を、第3トランジスタのオンとオフのタイミングに応じて、昇圧出力端子の電圧と入力電源の一方側端子の電圧との間で切り換える切換回路を有し、
    切換回路は、
    第3トランジスタのバックゲートにかかる電圧を入力電源の一方側端子の電圧とする期間を、第3トランジスタがオンする期間の内側で、前後にずらして設定することを特徴とする電源回路。
  4. 請求項3に記載の電源回路において、
    入力電源は、一方側端子が+VCCで他方側端子が接地であり、
    昇圧出力端子に+2VCCが出力されることを特徴とする電源回路。
  5. 請求項3に記載の電源回路において、
    入力電源は、一方側端子が接地で他方側端子が+VCCであり、
    昇圧出力端子に−VCCが出力されることを特徴とする電源回路。
  6. 請求項1から3のいずれか1に記載の電源回路において、
    シフト用コンデンサと保持用コンデンサは、複数のトランジスタが形成された半導体チップに対し外付けによって接続されることを特徴とする電源回路。
  7. 入力電源の電圧を予め定めた昇圧比の電圧に昇圧して昇圧出力端子に出力する電源回路を備える携帯機器であって、
    電源回路は、
    昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、入力電源の他方側端子と一方側端子との間に接続配置される複数の切換用スイッチングトランジスタと、
    昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、入力電源の一方側端子と昇圧出力端子との間に接続配置される複数のシフト用スイッチングトランジスタと、
    昇圧比に対応して予め定められる接続関係の下で、複数の切換用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点と、複数のシフト用スイッチングトランジスタの間の1つの接続点との間に接続されるシフト用コンデンサと、
    昇圧出力端子に接続される保持用コンデンサと、
    各スイッチングトランジスタを昇圧比に対応して予め定められるタイミングでオンオフさせることで、シフト用コンデンサに入力電源の電圧を保持させ、次に、シフト用コンデンサに保持された電圧を用いて、保持用コンデンサの両端電圧を入力電源の電圧の係数倍の電圧とする制御回路と、
    を有し、
    各トランジスタは半導体チップとして形成され、さらに、
    少なくとも1つのトランジスタのバックゲートにかかる電圧を切り換える切換回路であって、そのトランジスタのオンまたはオフのタイミングに応じて、そのトランジスタの極性に応じて定められる共通の分離電圧と、そのトランジスタのソース電圧との間でバックゲートにかかる電圧の切換を行う切換回路を有し、
    切換回路は、
    そのトランジスタのバックゲートにかかる電圧を入力電源のソース電圧とする期間を、そのトランジスタがオンする期間の内側で、前後にずらして設定することを特徴とする携帯機器。
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