JP5206651B2 - 燃料アルコール濃度検出装置 - Google Patents
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Description
収容部は、外側電極との対向部分以外の内側電極の先端に一体形成される。このようにすれば、外側電極との対向面積が確保できる。また、内側電極は、外側電極との対向部分と収容部との間に形成される段差部を有している。
本形態の燃料アルコール濃度センサは、車両の燃料タンクとインジェクタとを接続する燃料配管の途中に設けられ、燃料中のエタノール濃度を測定するものである。
収容ハウジング31及びカバー32は、樹脂材料で形成されている。収容ハウジング31は、凹部311を有している。この凹部311の開口を覆うように、カバー32が取り付けられている。これにより、収容室33が形成されている。この収容室33には、電気回路のプリントされた基板34が収容されている。基板34は、ネジ35により収容ハウジング31に対し螺着されている。
本形態の燃料アルコール濃度センサ1では、サーミスタ44がちょうど収容される程度の収容部48を内側電極41が有している。収容部48の内壁とサーミスタ44との間には僅かな隙間が設けられており、この隙間には、熱伝導材481が充填されている。収容部48は、外側電極42との対向部分以外の内側電極41の先端に形成されており、外側電極42との対向部分と比較して径の小さなドーム状となっている。この径の変化により、内側電極41は、収容部48の形成部分に、段差部49を有している。
本形態では、サーミスタ44がちょうど収容される程度の収容部48を内側電極41が有しており、収容部48の内壁とサーミスタ44との隙間が熱伝導材481で充填されている。これにより、サーミスタ44が収容される収容部48の体格は、サーミスタ44に合わせて小さくなる。したがって、収容部48の熱容量を小さくすることができる。また、収容部48の内壁とサーミスタ44との隙間も小さくなっているため、熱伝導材481を介して熱伝導が速やかに行われる。これにより、温度変化が生じる過渡期であっても、検出誤差を可及的に小さくすることができる。
(イ)上記形態は、内側電極41が、その段差部49に、リード側熱伝導部材61を有する構成であった。これに対し、図3に示すように、リード側熱伝導部材61に加え、「検知側熱伝導部材」としての検知側熱伝導部材64を備える構成としてもよい。なお、上記形態と同様の部材には、同一の符号を付して説明する。
図3に示すように、検知側熱伝導部材64は、先端側に穴641が設けられたカップ状の部材である。基端側は径外方向へ張り出すフランジ部642を有しており、このフランジ部642が段差部49に当接するように検知側熱伝導部材64が配置されている。検知側熱伝導部材64の直上には、上記形態で説明したリード側熱伝導部材61が配置されている。
これにより、上記形態で説明したリード側熱伝導部材61による熱伝導に加え、金属製の検知側熱伝導部材64により、内側電極41の熱がサーミスタ44へ速やかに伝導する。その結果、温度変化が生じる過渡期であっても、検出誤差を可及的に小さくすることができる。
(ロ)上記(イ)に示した構成ではリード側熱伝導部材61に加え検知側熱伝導部材64を配置しているが、リード側熱伝導部材61を省略して、検知側熱伝導部材64だけを配置してもよい。この意味で、「燃料配管の途中に、燃料が通過する燃料室を形成する燃料ハウジングと、前記燃料室に配置される筒状の内側電極と、前記燃料室に配置され、前記内側電極と対向するように当該内側電極を囲繞する外側電極と、前記内側電極の内部に収容され、温度を検出する検知部、及び、検知部からの導通を図るリード部を有する温度センサと、を備え、前記内側電極は、前記検知部がちょうど収容される程度の収容部を有し、その内部に、前記検知部と自身とを連結する検知側熱伝導部材を有していること」としてもよい。
(ハ)上記形態では、エタノール濃度を測定するものとしたが、メタノールなどのアルコール濃度を測定してもよい。
Claims (3)
- 燃料配管の途中に、燃料が通過する燃料室を形成する燃料ハウジングと、
前記燃料室に配置される筒状の内側電極と、
前記燃料室に配置され、前記内側電極と対向するように当該内側電極を囲繞する外側電極と、
前記内側電極の内部に収容され、温度を検出する検知部、及び、検知部からの導通を図るリード部を有する温度センサと、
を備え、
前記内側電極は、
前記外側電極との対向部分以外の当該内側電極の先端に一体形成され前記検知部がちょうど収容される程度の収容部、及び、前記外側電極との対向部分と前記収容部との間に形成される段差部を有し、
当該内側電極の内部に、前記段差部に当接するように、前記リード部と当該内側電極とを連結する金属製のリード側熱伝導部材を有していること
を特徴とする燃料アルコール濃度検出装置。 - 請求項1に記載の燃料アルコール濃度検出装置において、
前記内側電極は、当該内側電極の内部に、前記検知部と当該内側電極とを連結する検知側熱伝導部材を有していること
を特徴とする燃料アルコール濃度検出装置。 - 請求項2に記載の燃料アルコール濃度検出装置において、
前記検知側熱伝導部材は、金属製であること
を特徴とする燃料アルコール濃度検出装置。
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JP2009264854A JP5206651B2 (ja) | 2009-11-20 | 2009-11-20 | 燃料アルコール濃度検出装置 |
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