JP5297055B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
上記構成を備える従来の車両用シートとしては、例えば、特許文献1の図1に開示されるものが知られている。
前後方向に延設される左右のシートフレーム、前記左右のシートフレームに亘って架設される支持フレーム、及び前記支持フレームに複数の溶接部にて溶接されるプレート材を備えてシートの座部を構成し、
前記プレート材は、前後方向に沿った縦壁と左右方向に沿った縦壁とによって構成された平面視形状が波状の補強部を備え、前記プレート材が、ヒップポイント側に傾斜した状態で、前記前後方向に沿った縦壁と前記左右方向に沿った縦壁とに囲まれた部分が、前記支持フレームに溶接されていることを特徴とする。
本発明の車両用シートにおいては、プレート材が、乗員のヒップポイント(着座した状態における乗員の重心位置)側に傾斜した状態で支持フレームに溶接されるため、乗員が着座して、そのヒップポイントからプレート材に対して垂直方向の荷重が加えられた際、例えば、図4に示されるように、引っ張りによるせん断力Pが生じ得るので、せん断力Pの分だけ、溶接部9に生じる曲げ力B2が、従来の車両用シートにおける溶接部9に生じる曲げ力B1(図5参照)と比べて小さくなる(B1>B2)。
さらに、本発明においては、前後方向に沿った縦壁状の補強部が、溶接部に隣接してプレート材に備えてあるため、曲げ力に対してもより強い強度を維持し得るように構成されており、溶接部の耐久性をさらに向上させることができる。
従って、本発明においては、プレート材をヒップポイント側に傾斜させた状態で溶接し、さらに溶接部付近に前後方向に沿った縦壁状の補強部を設けるという簡易な構成で溶接部の耐久性を向上させることが可能であり、結果、溶接部の数を増やす必要もなく、コスト高となる問題も生じない。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係る車両用シート1について、図1乃至図4に基づいて説明する。
尚、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印Wは、それぞれ車両用シート1の前方向、上方向、幅方向を示しており、これらの各方向は、車両用シート1を適用した自動車の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向とそれぞれ一致するものである。
図1には、車両用シート1の座部2を中心とする骨格構造が斜視図にて示されている。
図2及び図3には、車両用シート1の座部2が縦断面図にて示されている。
座部2は、前後方向に延設される左右のシートフレーム5、左右のシートフレーム5に亘って架設される支持フレーム6、支持フレーム6に複数の溶接部9にて溶接されるプレート材10を備えて構成されている。
シートバック3は、その骨格構造を形成するシートバックフレーム4を備えており、シートバックフレーム4の下端部と、シートフレーム5の後端部とが、シートバック3を傾動可能に支持し得るリクライニングプレート14を介して連結されている。
シートバックフレーム4は、その下端部が、リクライニング軸15を介してリクライニングプレート14に枢支連結されており、公知のリクライニング機構(公知の各種構造を取り得るため説明は省略する)によって、シートバック3(シートバックフレーム4)を、リクライニング軸15を中心に傾動させてその角度を調節し得るように構成されている。
プレート材10は、金属板を二次元曲げ加工によって成形して製造することが可能であり、図1に示されるように、その前端部及び後端部には、係止部11及び係止部12がそれぞれ設けられており、係止部11及び係止部12はそれぞれ、前フレーム部7及び後フレーム部8に上方から係止し得るように構成されている。
また、プレート材10には、前後方向に沿う縦壁状の補強部13aと、左右方向に沿う縦壁状の補強部13bからなり平面視において波状に成形された段差13が、左右方向に亘って設けられている。
次いで、プレート材10の構成について説明する。
図1〜図3に示されるように、プレート材10は、その係止部11及び係止部12をそれぞれ前フレーム部7及び後フレーム部8に上方から係止した状態で、段差13の補強部13a及び補強部13bによって囲まれた複数の溶接部9(本実施形態においては3点)において支持フレーム6上にスポット溶接されている。
図2に示されるように、プレート材10は、乗員のヒップポイントG(着座した状態における乗員の重心位置)側に傾斜した状態(後ろ下がりに傾斜した状態)で支持フレーム6に溶接されている。その結果、乗員が着座して、そのヒップポイントGからプレート材10に対して垂直方向の荷重が加えられた際、図4に示されるように、引っ張りによるせん断力Pが生じ得るので、せん断力Pの分だけ、溶接部9に生じる曲げ力B2が、従来の車両用シート1における溶接部9に生じる曲げ力B1(図5参照)と比べて小さくなる(図4中に示す矢印は、乗員のヒップポイントGからクッションパン10に対して作用する力の方向を示しており、破線及び破線にて示される矢印はそれぞれ、折れ曲がったクッションパン10とクッションパン10の折れ曲がる方向を示している)。
溶接部9は、一般的に引っ張りによるせん断力に対して比較的強い強度を維持し得るので、引っ張りによるせん断力が生じても問題はなく、せん断力の分だけ曲げ力を小さくすることにより、本実施形態における溶接部9は、ほとんど曲げ力しか生じない従来の車両用シート1における溶接部9(図5参照)と比べて、より高い耐久性を有し得る。
従って、本発明においては、プレート材10をヒップポイントG側に傾斜させた状態で溶接し、さらに溶接部9付近に前後方向に沿った縦壁状の補強部13aを設けるという簡易な構成で溶接部9の耐久性を向上させることが可能であり、結果、溶接部9の数を増やす必要もなくコスト高となる問題も生じない。
〔1〕前述の実施形態の段差13における左右方向に沿う縦壁状の補強部13bについては、必ずしも設ける必要はなく、少なくとも前後方向に沿う縦壁状の補強部13aを設ける構成であれば良い。
〔2〕前述の実施形態における係止部11及び係止部12については、必ずしもプレート材10に設ける必要はなく、プレート材10の前部及び後部をそれぞれ、前フレーム部7及び後フレーム部8においてヒップポイントG側に傾斜させた状態で溶接し、さらにその溶接部付近に前後方向に沿った縦壁状の補強部13aを設けるようにしても良い。
2 座部
3 シートバック
4 シートバックフレーム
5 シートフレーム
6 支持フレーム
7 前フレーム部
8 後フレーム部
9 溶接部
10 プレート材
11 係止部
12 係止部
13 段差
13a 前後方向に沿う縦壁状の補強部
13b 左右方向に沿う縦壁状の補強部
14 リクライニングプレート
15 リクライニング軸
16 ボルト
Claims (1)
- 前後方向に延設される左右のシートフレーム、前記左右のシートフレームに亘って架設される支持フレーム、及び前記支持フレームに複数の溶接部にて溶接されるプレート材を備えてシートの座部を構成し、
前記プレート材は、前後方向に沿った縦壁と左右方向に沿った縦壁とによって構成された平面視形状が波状の補強部を備え、
前記プレート材が、ヒップポイント側に傾斜した状態で、前記前後方向に沿った縦壁と前記左右方向に沿った縦壁とに囲まれた部分が、前記支持フレームに溶接されている車両用シート。
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