JP5293235B2 - エンジンの吸気制御方法及びその装置 - Google Patents
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Description
吸気通路に過給機が配設されると共に該過給機の下流側において吸気冷却用の熱交換器が設けられ、前記吸気通路に前記熱交換器をバイパスするバイパス通路が設けられたエンジンの吸気制御方法であって、
吸気温度を検出する第1ステップと、
前記第1ステップで検出された吸気温度に応じて、前記過給機によって過給される吸気の過給圧の大きさおよび前記熱交換器での冷却度合を決定する第2ステップと、
前記第2ステップで決定された過給圧となるように前記過給機を制御すると共に、該第2ステップで決定された冷却度合となるように前記熱交換器を制御する第3ステップと、
を備え、
前記第2ステップでは、吸気温度が所定温度よりも低い冷機時には、前記過給圧を最大過給圧に決定すると共に、前記過給機で過給された吸気を前記バイパス通路を通して筒内に供給することにより前記熱交換器による冷却度合が最小となるように決定し、
前記第2ステップではさらに、吸気温度が前記所定温度以上となる暖機時には、エンジンの同一運転状態において、吸気温度に対応して、吸気温度が前記所定温度から上昇するほど、過給圧を最大過給圧から徐々に低下させるようにかつ前記熱交換器の冷却度合を徐々に上昇させるように決定する、
ようにしてある。
前記冷媒の前記熱交換器に対する循環速度を変更することによって該熱交換器の冷却度合が変更される、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、冷媒の循環速度を変更するという簡単かつ一般的な手法によって、熱交換器の冷却度合を変更することができる。
前記過給が電動電動過給機とされ、
前記第2ステップでは、エンジンの停止状態からのエンジンの始動時には、前記過給圧を最大過給圧に決定すると共に、前記過給機で過給された吸気を前記バイパス通路を通して筒内に供給することにより前記熱交換器による冷却度合が最小となるように決定する、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、ハイブリッド車であることから、エンジンは頻繁に停止と始動とが繰り返されることが多くなるが、このようなハイブリッド車において、着火性および燃焼性の確保と充填量確保とを共に高い次元で満足させることがでできる。勿論、電動式過給機によって過給を行うようにしてあるので、吸気温度に応じて過給圧を応答よく変更することができる。
吸気通路に電動過給機が配設されると共に該過給機の下流側において吸気冷却用の熱交換器が設けられ、前記吸気通路に前記熱交換器をバイパスするバイパス通路が設けられたエンジンの吸気制御装置であって、
吸気温度を検出する吸気温度検出手段と、
前記吸気温度検出手段からの出力を受け、前記過給機および前記熱交換器を制御するコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、前記吸気温度検出手段で検出される吸気温度に応じて前記過給機によって過給される吸気の過給圧の大きさおよび前記熱交換器での冷却度合を決定して、該決定された過給圧となるように前記過給機を制御すると共に、該決定された冷却度合となるように前記熱交換器を制御するように設定されており、
前記コントローラは、吸気温度が所定温度よりも低い冷機時には、前記過給圧が最大過給圧となるように制御すると共に、前記過給機で過給された吸気を前記バイパス通路を通して筒内に供給することにより前記熱交換器による冷却度合が最小となるように制御し、
前記コントローラはさらに、吸気温度が前記所定温度以上となる暖機時には、エンジンの同一運転状態において、吸気温度に対応して、吸気温度が前記所定温度から上昇するほど、過給圧を最大過給圧から徐々に低下させるようにかつ前記熱交換器の冷却度合を徐々に上昇させるように制御する、
ようにしてある。上記解決手法によれば、請求項1に対応したエンジンの吸気制御方法を実行するためのエンジンの吸気制御装置が提供される。また、電動式過給機によって過給を行うので、過給圧を吸気温度に応じて応答よく変更することができる。
前記コントローラは、エンジンの停止状態からのエンジンの始動時には、前記過給圧を最大過給圧に制御すると共に、前記過給機で過給された吸気を前記バイパス通路を通して筒内に供給することにより前記熱交換器による冷却度合が最小となるように制御する、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、請求項4に記載のエンジンの吸気制御方法を実行するためのエンジンの吸気制御装置が提供される。
2:電動モータ
16L、16R:車輪
18:電動式過給機
33:燃焼室
34:吸気ポート
35:排気ポート
38:燃料噴射弁
50:吸気通路
53:共通吸気通路
53A:バイパス通路
56:排気ターボ式過給機
56e:ウエストゲートバルブ
57:インタークーラ(熱交換器)
58:切換弁
80:ラジエタ
83:ウオータポンプ
U:コントローラ
S2:センサ(車速検出用)
S3:センサ(エンジン負荷検出用)
S4:センサ(吸気温度検出用)
S5:センサ(エンジン冷却水温度検出用)
S6:スイッチ(始動指令用)
Claims (6)
- 吸気通路に過給機が配設されると共に該過給機の下流側において吸気冷却用の熱交換器が設けられ、前記吸気通路に前記熱交換器をバイパスするバイパス通路が設けられたエンジンの吸気制御方法であって、
吸気温度を検出する第1ステップと、
前記第1ステップで検出された吸気温度に応じて、前記過給機によって過給される吸気の過給圧の大きさおよび前記熱交換器での冷却度合を決定する第2ステップと、
前記第2ステップで決定された過給圧となるように前記過給機を制御すると共に、該第2ステップで決定された冷却度合となるように前記熱交換器を制御する第3ステップと、
を備え、
前記第2ステップでは、吸気温度が所定温度よりも低い冷機時には、前記過給圧を最大過給圧に決定すると共に、前記過給機で過給された吸気を前記バイパス通路を通して筒内に供給することにより前記熱交換器による冷却度合が最小となるように決定し、
前記第2ステップではさらに、吸気温度が前記所定温度以上となる暖機時には、エンジンの同一運転状態において、吸気温度に対応して、吸気温度が前記所定温度から上昇するほど、過給圧を最大過給圧から徐々に低下させるようにかつ前記熱交換器の冷却度合を徐々に上昇させるように決定する、
ことを特徴とするエンジンの吸気制御方法。 - 請求項1において、
前記過給機が、前記吸気通路に配設されたコンプレッサホイールと、該コンプレッサホイールを駆動する電動モータとを備えた電動式過給機とされている、ことを特徴とするエンジンの吸気制御方法。 - 請求項1において、
前記熱交換器が、冷媒が循環されて、該冷媒と吸気との間で熱交換させるように設定され、
前記冷媒の前記熱交換器に対する循環速度を変更することによって該熱交換器の冷却度合が変更される、
ことを特徴とするエンジンの吸気制御方法。 - 請求項1において、
車輪を駆動する走行用の電動モータと少なくとも発電を行うエンジンとを備えたハイブリッド車両におけるエンジンの吸気制御方法とされ、
前記過給が電動電動過給機とされ、
前記第2ステップでは、エンジンの停止状態からのエンジンの始動時には、前記過給圧を最大過給圧に決定すると共に、前記過給機で過給された吸気を前記バイパス通路を通して筒内に供給することにより前記熱交換器による冷却度合が最小となるように決定する、
ことを特徴とするエンジンの吸気制御方法。 - 吸気通路に電動過給機が配設されると共に該過給機の下流側において吸気冷却用の熱交換器が設けられ、前記吸気通路に前記熱交換器をバイパスするバイパス通路が設けられたエンジンの吸気制御装置であって、
吸気温度を検出する吸気温度検出手段と、
前記吸気温度検出手段からの出力を受け、前記過給機および前記熱交換器を制御するコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、前記吸気温度検出手段で検出される吸気温度に応じて前記過給機によって過給される吸気の過給圧の大きさおよび前記熱交換器での冷却度合を決定して、該決定された過給圧となるように前記過給機を制御すると共に、該決定された冷却度合となるように前記熱交換器を制御するように設定されており、
前記コントローラは、吸気温度が所定温度よりも低い冷機時には、前記過給圧が最大過給圧となるように制御すると共に、前記過給機で過給された吸気を前記バイパス通路を通して筒内に供給することにより前記熱交換器による冷却度合が最小となるように制御し、
前記コントローラはさらに、吸気温度が前記所定温度以上となる暖機時には、エンジンの同一運転状態において、吸気温度に対応して、吸気温度が前記所定温度から上昇するほど、過給圧を最大過給圧から徐々に低下させるようにかつ前記熱交換器の冷却度合を徐々に上昇させるように制御する、
ことを特徴とするエンジンの吸気制御装置。 - 請求項5において、
前記コントローラは、エンジンの停止状態からのエンジンの始動時には、前記過給圧を最大過給圧に制御すると共に、前記過給機で過給された吸気を前記バイパス通路を通して筒内に供給することにより前記熱交換器による冷却度合が最小となるように制御する、
ことを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
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