JP5289591B1 - 音声ガイダンス機能搭載家電製品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】家電製品100は、高齢者からの操作があったときに高齢者用音声ガイダンス機能が実行され、高齢者用音声ガイダンス機能により再生される音声ガイダンスは、59〜65デシベルの範囲の音圧レベルと、1kHz以上〜8kHz又は16kHzまでの範囲の再生周波数帯域と、1秒間に5モーラを含めた5モーラ前後の話速と、が組み合わされて創生される。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る高齢者用音声ガイダンス機能搭載家電製品の概要を説明するための概略フロー図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る高齢者用音声ガイダンス機能搭載家電製品の概要を詳しく説明するための概略フロー図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る高齢者用音声ガイダンス機能搭載家電製品において高齢者用音声ガイダンス機能を実行しない場合の概要を説明するための概略フロー図である。
家電製品100は、59〜65デシベルの範囲の音圧レベルで音声ガイダンスを創生する。この音圧レベルの範囲は、高齢者の耳に到達したときの音声ガイダンスの音圧レベルを示している。音圧レベルは、生活者とスピーカーとの距離、たとえば一般的な距離として想定されている30cm以上2m以内を想定して設定されている。つまり、家電製品100によっては生活者とスピーカーとの距離が変化するため、この距離を考慮した上で高齢者の耳に到達したときの音声ガイダンスの音圧レベルが59〜65デシベルの範囲となるように設定される。
家電製品100は、5モーラ/秒前後の話速で音声ガイダンスを創生する。
なお、モーラとは、音韻論上、一定の時間的長さをもった音の分節単位である。
「ねこ」(猫)は、「ネ」「コ」の2音節からなり、2モーラである。
「かっぱ」(河童)は、「カ」「ッ」「パ」の2音節からなり、3モーラである。
「チョコレート」は、「チョ」「コ」「レ」「ー」「ト」の4音節からなり、5モーラである。
(C)音質に関与する周波数
家電製品100は、再生する周波数帯域の上限値は、最低でも8kHz〜16kHzとして音声ガイダンスを創生する。
提示する音声ガイダンスの内容によっては、(A)音圧レベル、(B)話速、(C)音質に関与する周波数のそれぞれを変化させる必要がある。特に、高齢者が操作する項目の種別によって、話速部分が聞き取りやすさに影響を与えることがある。そこで、家電製品100は、制御プログラム上で話速を5モーラ/秒を8モーラ/秒まで変化させることができるようになっている。たとえば、高齢者からのボタン操作があったときに、話速を変化できるようにしておくとよい。なお、話速の解除ボタンを設け、設定されているデフォルトの話速に戻すことをできるようにしておいてもよい。
家電製品100は、重要な操作内容に関する音声ガイダンス、緊急を要する音声ガイダンスについては、2回以上繰り返し再生できるようになっている。たとえば、重要な操作内容に関する音声ガイダンスとしては、家電製品100がIH調理器等の場合、加熱調理終了後に再生される「火力を下げてください」などが挙げられる。また、緊急を要する音声ガイダンスとしては、家電製品100がIH調理器等の場合、加熱調理中に再生される「鍋がとても熱くなっています」や、家電製品100が空気調和装置等の場合、運転が実行できないときに再生される「冷媒ガスが漏れてます」などが挙げられる。音声ガイダンスの種別に応じて再生回数を決定しておくとよい。
家電製品100は、製品に何らかの問題が発生したときや、周囲環境要因による動作停止を促す場合などには、警告を促す単一又は複数を組み合せた周波数で創生した「警報音」を発信するとともに、警告内容を音声ガイダンスとして提示できるようになっている。「警報音」は、予め設定されている秒数(たとえば5秒)及び/又は回数(たとえば2回)で発信され、「音声ガイダンス」よりも高齢者に対して強く注意を喚起するものである。特に、周囲環境要因(たとえば地震など)の場合は、家電製品100に搭載されている振動検知手段が地震判定したとき、周囲環境の暗騒音以上の音圧レベルを放射する必要がある。そこで、家電製品100が工場などの商業地域に設置されることを想定して、80デシベル±10デシベル以上の音圧レベルで「警告音」を発信するようにする。
人間の聴感的な感度は、1kHz前後の周波数が最も鋭く、1kHz以上は感度が悪いという特性を有する。しかしながら、1kHz以上の周波数は、もともとの音の放射エネルギーが小さいために(波長が短い)、感度が悪い。加えて、生活者の加齢に伴って音が聞こえにくくなっていくという特性を「耳」そのものの身体機能の変化として有しているので、1kHz以上の周波数の感度が悪いに相まってより聞こえにくいものとなっている。つまり、家電製品100としては、生活者の加齢に伴う聴覚の変化を考慮して、音声ガイダンスを提示する必要がある。
家電製品100の高齢者用音声ガイダンス機能は、高齢者自身が専用の操作部を操作することから開始する(ステップS101)。高齢者が専用の操作部を操作すると、家電製品100に搭載されている制御装置は、高齢者用の音声処理に必要な音響信号処理段(ステップS102)、及び信号増幅段(ステップS103)を実行する。
制御装置は、再生周波数帯域の上限を最低8kHz以上に又は16kHzまでに設定する。なお、再生周波数帯域は、家電製品100に応じたイコライジング機能(1/Nオクターブ)で調整可能になっている。
専用の操作部が操作されない場合、家電製品100の高齢者用音声ガイダンス機能は開始されない。このとき、家電製品100に搭載されている制御装置は、通常設定されている音声処理に必要な音響信号制御段(ステップS202)、及び信号増幅段(ステップS203)を実行する。
制御装置は、再生周波数帯域を8kHz以上、12kHzまでの範囲で再生周波数帯域を設定する。若年者は耳の感度が衰えていないが、音声の明瞭度を保つために再生周波数帯域は高齢者用音声ガイダンス機能と同程度とする。
Claims (8)
- 高齢者に対して音声ガイダンスを提供する音声ガイダンス機能搭載家電製品であって、
音声ガイダンスを提供可能とするための操作部と、
前記操作部が操作された場合に音声ガイダンス機能を実行する制御部と、
前記音声ガイダンスを再生するためのスピーカーとを備え、
前記音声ガイダンス機能により再生される前記音声ガイダンスは、
予め高齢者に対して行なった生理反応評価に基づいて見出した音響特性に基づいて創生されるものであり、
59〜65デシベルの範囲の音圧レベルと、
1kHz以上〜8kHz又は16kHzまでの範囲の再生周波数帯域と、
1秒間に5モーラを含めた5モーラ前後の話速と、
が組み合わされて創生される
ことを特徴とする音声ガイダンス機能搭載家電製品。 - 前記音声ガイダンスは、
その種別に応じて再生回数が決定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の音声ガイダンス機能搭載家電製品。 - 前記音声ガイダンスの再生回数は、
その重要性又は緊急性に基づいて決定されている
ことを特徴とする請求項2に記載の音声ガイダンス機能搭載家電製品。 - 前記音声ガイダンスは、
その種別に応じて前記話速を1秒間に8モーラとして再生される
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の音声ガイダンス機能搭載家電製品。 - 使用者の注意喚起のための警報音を、前記音声ガイダンスとは別に発信する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の音声ガイダンス機能搭載家電製品。 - 前記警報音は、
単一又は複数の周波数の組み合せ、かつ、80デシベル±10デシベル以上の音圧レベルで創生されており、
前記音声ガイダンスの再生前に発信される
ことを特徴とする請求項5に記載の音声ガイダンス機能搭載家電製品。 - 前記スピーカーの周波数特性のピークディップの乱れを±3デシベル以内としている
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の音声ガイダンス機能搭載家電製品。 - 前記スピーカーの一部を構成している振動板の背面空気層を密閉空間としている
ことを特徴とする請求項7に記載の音声ガイダンス機能搭載家電製品。
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