JP5278380B2 - ポリマー電池用包装材料 - Google Patents
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Description
1)延伸ポリエチレンテレフタレート/延伸ナイロン
2)延伸ナイロン/延伸ポリエチレンテレフタレート
また、包装材料の機械適性(包装機械、加工機械の中での搬送の安定性)、表面保護性(耐熱性、耐電解質性)、2次加工とてポリマー電池用の外装体をエンボスタイプとする際に、エンボス時の金型と基材層との摩擦抵抗を小さくする目的あるいは電解液が付着した場合に基材層を保護するために、基材層を多層化、基材層表面にフッ素系樹脂層、アクリル系樹脂層、シリコーン系樹脂層、ポリエステル系樹脂層等を設けることが好ましい。例えば、
3)フッ素系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート(フッ素系樹脂は、フィルム状物、または液状コーティング後乾燥で形成)
4)シリコーン系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート(シリコーン系樹脂は、フィルム状物、または液状コーティング後乾燥で形成)
5)フッ素系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート/延伸ナイロン
6)シリコーン系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート/延伸ナイロン
7)アクリル系樹脂/延伸ナイロン(アクリル系樹脂はフィルム状、または液状コーティング後乾燥で硬化)
1)ランダムポリプロピレン25/ホモポリプロピレン5
2)ランダムポリプロピレン5/ホモポリプロピレン20/ランダムポリプロピレン5
3)ホモポリプロピレン25/ランダムポリプロピレン5
4)ランダムポリプロピレン+ターポリマー(100:20)
5)ランダムポリプロピレン+エチレン−ブテン共重合体(100:15)
6)ランダムポリプロピレン+ホモポリプロピレン(20:80)
7)ランダムポリプロピレン+ホモポリプロピレン(80:20)
[略号 /:積層、+:ブレンド、1)〜3)の数字は厚さμmを示し、4)〜7)の()内はブレンドの割合を重量比で示したもの)]
アルミニウム40μmの両面に化成処理を施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わせ、次に、化成処理したアルミニウムの他の面を遠赤外線と熱風とにより、接着樹脂である酸変性ポリプロピレン樹脂の軟化点以上に加熱した状態として、酸変性ポリプロピレン樹脂(20μm)を接着樹脂として、ヒートシール層となるランダムポリプロピレンフィルム(エチレン含有量4%、30μm)をサンドイッチラミネートして検体比較例1を得た。
アルミニウム40μmの両面に化成処理を施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わせ、次に、化成処理した他の面遠赤外線と熱風とにより、接着樹脂である酸変性ポリプロピレン樹脂の軟化点以上に加熱した状態として、酸変性ポリプロピレン樹脂(20μm)を接着樹脂として、ヒートシール層となるランダムポリプロピレンフィルム(エチレン含有量7%、30μm)をサンドイッチラミネートして検体比較例2を得た。
アルミニウム40μmの両面に化成処理を施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わせ、次に、化成処理したアルミニウムの他の面に、酸変性ポリプロピレンを接着樹脂(厚さ20μm)として、ランダムポリプロピレンフィルム(エチレン含有量4%、30μm)をサンドイッチラミネートして一次積層体とした後、該一次積層体を,熱風により酸変性ポリプロピレン樹脂の軟化点以上の温度に加熱して検体比較例3を得た。
アルミニウム40μmの片面に化成処理を施し、化成処理をしていない面に延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わせ、次に、化成処理したアルミニウムの面に、酸変性ポリプロピレンを接着樹脂(厚さ20μm)として、ランダムポリプロピレンフィルム(エチレン含有量7%、30μm)をサンドイッチラミネートして一次積層体とした後、該一次積層体を,熱風により酸変性ポリプロピレン樹脂の軟化点以上の温度に加熱して検体実施例4を得た。
アルミニウム40μmの片面に化成処理を施し、化成処理をしていない面に延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わせ、次に、化成処理した面に、酸変性ポリプロピレンを接着樹脂(厚さ20μm)として、ランダムポリプロピレン樹脂(エチレン含有量4%、30μm)とを共押出ラミネートして一次積層体とした後、該一次積層体を,熱風により酸変性ポリプロピレン樹脂の軟化点以上の温度に加熱して検体比較例5を得た。
アルミニウム40μmの両面に化成処理を施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わせ、次に、化成処理した他の面に、他の面に、酸変性ポリプロピレンを接着樹脂(厚さ20μm)として、ランダムポリプロピレン樹脂(エチレン含有量7%、30μm)とを共押出ラミネートして一次積層体とした後、該一次積層体を,熱風により酸変性ポリプロピレン樹脂の軟化点以上の温度に加熱して検体比較例6を得た。
アルミニウム40μmの片面に化成処理を施し、化成処理をしていない面に延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わせ、次に、化成処理した面に、ランダムポリプロピレン樹脂(エチレン含有量4%、30μm)をドライラミネートして検体比較例7を得た。
アルミニウム40μmの両面に化成処理を施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わせ、次に、化成処理した他の面に酸変性ポリプロピレン樹脂をロールコート法によりコーティングし、180℃、2秒間加熱乾燥して接着樹脂として、3μmの皮膜を形成後、ヒートシール層となるランダムポリプロピレンフィルム(エチレン含有量4%、30μm)を熱ラミネートして検体実施例8を得た。
加熱をしないことを除いては実施例1と同一条件として積層体を作成し、検体比較例9を得た。
加熱をしないことを除いては実施例2と同一条件として積層体を作成し、検体比較例10を得た。
加熱をしないことを除いては実施例3と同一条件として積層体を作成し、検体比較例11を得た。
加熱をしないことを除いては実施例4と同一条件として積層体を作成し、検体比較例12を得た。
加熱をしないことを除いては実施例11と同一条件として積層体を作成し、検体比較例13を得た。
1)成形性
ピンホールの発生の有無を確認した。
2)成形後のヒートシール層の表面変化
成形直後、ヒートシール層表面の白化(軽度のクラック)を目視により確認した。
3)基材層とアルミニウム層とのデラミネーション
成形直後に190℃、5秒、98N/cm2の条件でヒートシール後、90℃、24時間放置後に、アルミニウムと基材層とのデラミネーションの有無を確認した。
4)耐内容物性
保存条件として、各検体を、60℃、90%RHの恒温槽に、7日間保存した後に、アルミニウムとヒートシール層のデラミネーションの有無を確認した。
実施例1〜実施例12はいずれも、エンボス成形時、ピンホールの発生はなく、成形後のヒートシール層の白化もなく、また、基材とアルミニウムとのデラミネーションも発生しなかった。また、耐内容物に起因するデラミネーションも認められなかった。比較例1〜比較例13は、500検体中、1〜2検体にピンホールが発生していた。また、500検体中、1〜3検体に成形部のヒートシール層面に軽度な白化が認められた。比較例9〜比較例13は、成形時の成形しわの発生はなく、ヒートシール層面の白化、成形時のピンホール、基材層とアルミニウム層とのデラミネーションは認められなかったが耐内容物性においては全数がデラミネーションとなった。比較例1〜比較例8は耐内容物性でのデラミネーションはなかったが、比較例4、比較例5、比較例7は、基材とアルミニウムとのデラミネーションがあった。
2 ポリマー電池本体
3 セル(蓄電部)
4 タブ(電極)
5 外装体
6 接着性フィルム(タブ部)
7 凹部
8 側壁部
9 シール部
10 積層体(ポリマー電池用包装材料)
11 基材層
12 アルミニウム(バリア層)
13 酸変性ポリオレフィン層(押出)
14 ヒートシール層(ポリプロピレン)
15 流動パラフィン層
16 化成処理層
17 接着層
18 酸変性ポリプロピレン(コーティング)
20 プレス成形部
21 オス型
22 メス型
23 キャビティ
30 サンドイッチラミネート装置
31 押出機
32 ダイ
33 溶融樹脂膜
34 チルロール
35 圧着ロール
36 ヒートシール層フィルム
37 積層体
40 共押出しラミネート装置
41 押出機
42 ダイ
43 溶融樹脂膜
44 チルロール
45 圧着ロール
46 積層体
Claims (4)
- 少なくとも基材層、接着層、化成処理層1、アルミニウム、化成処理層2、ヒートシール層、流動パラフィン層がこの順に積層されてなり、ヒートシール層がポリオレフィンであることを特徴とするエンボス成形用のポリマー電池用包装材料。
- 化成処理がリン酸クロメート処理であることを特徴とする請求項1に記載のエンボス成形用のポリマー電池用包装材料。
- ヒートシール層がランダムポリプロピレンであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンボス成形用のポリマー電池用包装材料。
- ヒートシール層が線状低密度ポリエチレンであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンボス成形用のポリマー電池用包装材料。
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