JP5267758B2 - 疎水性シリカ粉末の製造法 - Google Patents
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(R1 3Si)2NH (1)
(式中の各R1はそれぞれ独立に選択される炭素原子数が1〜6のアルキル基またはフェニル基である。)
で表されるジシラザン化合物を、親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり0.1〜20ミリモル添加し、50〜100℃の温度で加熱して熟成することにより疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得る疎水化処理工程を含む。
(A):比表面積5.5〜550m2/gの親水性コロイド状シリカを含有する水性シリカゾルに、該水性シリカゾルの水に対して親水性有機溶媒を質量比0.12〜2.5で混合して得られる、シリカ濃度5〜50質量%の混合溶媒シリカゾルに、式(1)
(R1 3Si)2NH (1)
(式中の各R1はそれぞれ独立に選択される炭素原子数が1〜6のアルキル基またはフェニル基である。)
で表されるジシラザン化合物を、親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり0.1〜20ミリモル添加し、50〜70℃の温度で加熱して熟成することにより疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得る疎水化処理工程、
(B):(A)工程で得られたスラリー状分散液を撹拌下に50〜100℃の温度で且つ疎水化処理工程における温度よりもより高い温度で加熱して熟成することにより、分散液中にて疎水化処理コロイド状シリカを顆粒状に造粒させる工程、
(C):(B)工程で得られた顆粒状に造粒された疎水化処理コロイド状シリカと分散液中の液相とを分別する工程、及び
(D):(C)工程で得られた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカのケーキを乾燥する工程。
親水性有機溶媒としては、例えば、水との相溶限界の存在しないメタノール、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール、tert-ブタノールなどの沸点100℃以下のアルコール類が好ましく、水及びシラザン化合物との混和性ならびに乾燥工程において除去のしやすさという観点からイソプロパノールが最も好ましい。また、混合溶媒シリカゾル中の適切な親水性有機溶媒と水との質量比は親水性有機溶媒の種類で異なり、親水性有機溶媒と水及びジシラザン化合物との混和性が良いほど混合溶媒シリカゾル中の水に対する親水性有機溶媒の質量比は小さくなる。
実施例1
1リットルガラス製反応容器;内径85mm
ファウドラー翼(直径70mm)、毎分250回転
造粒工程の液温:74℃
実施例2、4
2リットルガラス製反応容器;内径130mm
ファウドラー翼(直径100mm)、毎分250回転
造粒工程の液温:75℃
実施例3、5
2リットルガラス製反応容器;内径130mm
ファウドラー翼(直径100mm)、毎分150回転
造粒工程の液温:76℃
比較例1、3、5
1リットルガラス製反応容器;内径85mm
ファウドラー翼(直径70mm)、毎分200回転
比較例2、4
1リットルガラス製反応容器;内径85mm
ファウドラー翼(直径70mm)、毎分500回転
市販の酸性水性シリカゾル(商品名:スノーテックス(登録商標)−O、日産化学工業(株)製)、シリカ濃度20質量%、pH3.0、BET法粒子径12nm)をロータリーエバポレーターでシリカ濃度33%まで濃縮し、濃縮酸性水性シリカゾルを得た。続いて、撹拌機、滴下漏斗、冷却管、温度計を備えた1リットルのガラス製反応容器に、該濃縮酸性水性シリカゾル450g、純水75g、イソプロパノール(IPA)225gを添加し、シリカ濃度20.0質量%、IPA濃度30.0質量%、水分量50質量%の混合溶媒シリカゾルを調製した。この混合溶媒シリカゾルを65℃まで加熱し、ヘキサメチルジシラザン75g(親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり1.4ミリモル)を滴下した。該混合溶媒シリカゾルを30分間混合した後、70℃に加熱し1時間熟成することにより疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得た。次いで、この疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を還流状態で撹拌下に3時間熟成することにより顆粒状に造粒させた。ブフナー漏斗(ADVANTEC製定性濾紙No.131)によって顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカと液相とを濾別し、得られた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカのケーキを120℃で乾燥した。次に、乾燥させた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカを粉体用ミルによる粉砕を行い、更に150℃で乾燥して150gの疎水性シリカ粉末を得た。得られた疎水性シリカ粉末はメチルエチルケトンにゾル状に再分散した。
撹拌機、滴下漏斗、冷却管、温度計を備えた2リットルのガラス製反応容器に、酸性水性シリカゾル(シリカ濃度31.5質量%、pH2.5、BET法粒子径80nm)1200g、純水75g、イソプロパノール(IPA)350gを添加し、シリカ濃度23.3質量%、IPA濃度21.5質量%、水分量55.2質量%の混合溶媒シリカゾルを調製した。この混合溶媒シリカゾルを65℃まで加熱し、ヘキサメチルジシラザン80g(親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり3.9ミリモル)を滴下した。該混合溶媒シリカゾルを30分間混合した後、70℃に加熱し1時間熟成することにより疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得た。次いで、この疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を還流状態で撹拌下に3時間熟成することにより顆粒状に造粒させた。ブフナー漏斗(ADVANTEC製定性濾紙No.131)によって顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカと液相とを濾別し、得られた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカのケーキを120℃で乾燥した。次に、乾燥させた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカを粉体用ミルによる粉砕を行い、更に200℃で乾燥して380gの疎水性シリカ粉末を得た。得られた疎水性シリカ粉末はメチルエチルケトンにゾル状に再分散した。
撹拌機、滴下漏斗、冷却管、温度計を備えた2リットルのガラス製反応容器に、市販のアルカリ性水性シリカゾル(製品名:MP−2040、日産化学工業(株)製)、シリカ濃度40質量%、pH9.4、BET法粒子径120nm)を陽イオン交換して得られる酸性水性シリカゾル(シリカ濃度35質量%、pH2.0)1430g、純水270g、イソプロパノール(IPA)300gを添加し、シリカ濃度25.0質量%、IPA濃度15.0質量%、水分量60.0質量%の混合溶媒シリカゾルを調製した。この混合溶媒シリカゾルを65℃まで加熱し、ヘキサメチルジシラザン86g(親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり5.0ミリモル)を滴下した。該混合溶媒シリカゾルを15分間混合した後、70℃に加熱し30分熟成することにより疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得た。次いで、この疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を還流状態で撹拌下に3時間熟成することにより顆粒状に造粒させた。ブフナー漏斗(ADVANTEC製定性濾紙No.131)によって顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカと液相とを濾別し、得られた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカのケーキを120℃で乾燥した。次に、乾燥させた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカを粉体用ミルによる粉砕を行い、更に200℃で乾燥して500gの疎水性シリカ粉末を得た。得られた疎水性シリカ粉末はメチルエチルケトンにゾル状に再分散した。
実施例2において、120℃で乾燥させた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカを粉体用ミルによる粉砕を行わずに200℃で乾燥した以外は同様の操作を行った。得られた疎水性シリカ粉末はメチルエチルケトンにゾル状に再分散した。
実施例3において、120℃で乾燥させた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカを粉体用ミルによる粉砕を行わずに200℃で乾燥した以外は同様の操作を行った。得られた疎水性シリカ粉末はメチルエチルケトンにゾル状に再分散した。
撹拌機、滴下漏斗、冷却管、温度計を備えた1リットルのガラス製反応容器に、酸性水性シリカゾル(シリカ濃度31.5質量%、pH2.5、BET法粒子径80nm)150g、純水270g、イソプロパノール(IPA)30gを添加し、シリカ濃度10.5質量%、IPA濃度6.7質量%、水分量82.8質量%の混合溶媒シリカゾルを調製した。この混合溶媒シリカゾルを65℃まで加熱し、ヘキサメチルジシラザン10g(親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり3.9ミリモル)を滴下した。添加したヘキサメチルジシラザンは直ちに混合溶媒シリカゾルと混じることなく表層に浮いていた。該混合溶媒シリカゾルを30分間混合した後70℃に加熱し1時間熟成しても疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得ることはできなかった。さらに還流状態で撹拌下に3時間熟成しても疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得ることはできなかった。
市販の酸性水性シリカゾル(商品名:スノーテックス(登録商標)−O、日産化学工業(株)製)、シリカ濃度20質量%、pH3.0、BET法粒子径12nm)をロータリーエバポレーターでシリカ濃度33%質量まで濃縮した。続いて、撹拌機、滴下漏斗、冷却管、温度計を備えた1リットルのガラス製反応容器に、濃縮酸性水性シリカゾル200g、イソプロパノール(IPA)400gを添加し、シリカ濃度11.0質量%、IPA濃度66.7質量%、水分量22.3質量%の混合溶媒シリカゾルを調製した。この混合溶媒シリカゾルを65℃まで加熱し、ヘキサメチルジシラザン34g(親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり1.4ミリモル)を滴下した。該混合溶媒シリカゾルを30分間混合した後、70℃に加熱し1時間熟成したが、ゾル状のままで疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得ることはできなかった。さらに還流状態で撹拌下に3時間熟成したが増粘したゲル状物が生成し、疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得ることはできなかった。該生成物はゲル状の疎水化処理シリカであり、ブフナー漏斗を用いて濾紙(ADVANTEC製 定性濾紙No.131)による濾別ができなかったので、該生成物を金属製のバットに移し、120℃の乾燥機に投入した。該生成物は液相を含んだままであり乾燥効率が著しく悪く、乾燥に長時間を要した。乾燥した疎水化処理シリカを粉体用ミルによる粉砕を行い、更に150℃で乾燥して69gの疎水性シリカ粉末を得た。得られた疎水性シリカ粉末は一部がメチルエチルケトンに再分散したが、再分散しない沈降物も生成した。
撹拌機、滴下漏斗、冷却管、温度計を備えた1リットルのガラス製反応容器に、酸性水性シリカゾル(シリカ濃度31.5質量%、pH2.5、BET法粒子径80nm)333g、純水87g、イソプロパノール(IPA)30gを添加し、シリカ濃度23.3質量%、IPA濃度5.0質量%、水71.7質量%の混合溶媒シリカゾルを調製した。この混合溶媒シリカゾルを65℃まで加熱し、ヘキサメチルジシラザン22.5g(親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり3.9ミリモル)を滴下した。添加したヘキサメチルジシラザンは直ちに混合溶媒シリカゾルと混じることなく表層に浮いていた。該混合溶媒シリカゾルを30分間混合した後70℃に加熱し1時間熟成することにより疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得た。さらに還流状態にて撹拌下に熟成したが、熟成途中で疎水化処理コロイド状シリカの塊状生成物が多量に生成して撹拌抵抗が大きくなり、撹拌できなくなったので製造を中止した。
市販の酸性水性シリカゾル(商品名:スノーテックス(登録商標)−O、日産化学工業(株)製、シリカ濃度20質量%、pH3.0、BET法粒子径12nm)をロータリーエバポレーターで、イソプロパノールを加えながら水とアルコールを減圧留出させた。この操作をシリカ濃度33質量%、水分量5.7質量%のイソプロパノール分散シリカゾルが得られるまで続けた。続いて、撹拌機、滴下漏斗、冷却管、温度計を備えた1リットルのガラス製反応容器に、該イソプロパノール分散シリカゾル364g、イソプロパノール(IPA)177g、純水59gを添加し、シリカ濃度20.0質量%、IPA濃度66.7質量%、水分量13.3質量%の混合溶媒シリカゾルを調製した。この混合溶媒シリカゾルを65℃まで加熱し、ヘキサメチルジシラザン62g(親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり1.4ミリモル)を滴下した。加熱と混合を続けたところ著しく増粘が起こり、内容物の撹拌ができなくなったので製造を中止した。
撹拌機、滴下漏斗、冷却管、温度計を備えた1リットルのガラス製反応容器に、市販の沈降性シリカパウダー(商品名:Zeosil(登録商標)1165MP、ローディア製、シリカ濃度90質量%、比表面積165m2/g、レーザー回折式分散粒子径273μm)100g、イソプロパノール(IPA)135g、純水215gを添加し、シリカ濃度20.0質量%、IPA濃度30.0質量%、水分量50.0質量%の沈降性シリカのスラリー状分散液を調製した。この沈降性シリカのスラリー状分散液を65℃まで加熱し、ヘキサメチルジシラザン45g(親水性沈降性シリカの表面積100m2当たり1.9ミリモル)を滴下した。該スラリー状分散液を30分間混合した後、70℃に加熱し1時間熟成した。さらに還流状態で撹拌下に3時間熟成し疎水化処理沈降性シリカのスラリー状分散液を得た。ブフナー漏斗を用いて濾紙(ADVANTEC製 定性濾紙No.131)によりスラリー状の疎水化処理沈降性シリカと液相とを濾別し、得られた疎水化処理沈降シリカのケーキを120℃で乾燥した。次に、乾燥させた疎水化処理沈降性シリカのケーキを粉体用ミルによる粉砕を行い、更に200℃で乾燥して98gの疎水性シリカ粉末を得た。得られた疎水性シリカ粉末はメチルエチルケトンに湿潤するのみであり、ゾル状に再分散しなかった。
[疎水性シリカ粉末の分析方法]
(1)疎水性シリカ粉末中の炭素量
得られた疎水性シリカ粉末中の炭素量を、CHNS/Oアナライザー(PE2400シリーズII パーキンエルマー製)を用いて測定した。疎水性シリカ粉末単位表面積当たりのトリメチルシリル基の数(個/nm2)は以下の計算式(α)で算出した。
ここで固形分とは得られた疎水性シリカ粉末を800℃で焼成して得られる焼成残分のことである。
(2)疎水性シリカ粉末の分散粒子径
得られた疎水性シリカ粉末をメチルエチルケトンに分散し、分散粒子径を動的光散乱法(サブミクロン粒子アナライザー model N4、ベックマン・コールター社製)にて測定した。
(3)疎水化度:シリカ粉末試料0.20g(0.20 ±0.01g)を秤量し、100ccのガラス製ビーカー中の純水50mlに加え、シリカ粉末が液面に浮いた状態とした。マグネチックスターラで撹拌しながら、メタノールが直接試料に触れないようにビュレットを用いて液中に注入して、液面上にシリカ粉末試料が認められなくなったときを終点とする。このときのメタノール使用量をXmlとし、次式に従って疎水化度を求めた。
疎水化度(%)=X/(50+X)×100
評価結果は表1に示した。
ガラス製の20cc小瓶中で、得られた疎水性シリカ粉末1gをメチルエチルケトン9gに添加し、マグネッチックスターラーにて30分間混合した後、市販の超音波洗浄器にて30秒間分散させることにより分散液を調製した。次に得られた分散液をメチルエチルケトンで適宜希釈して、動的光散乱法(サブミクロン粒子アナライザー model N4、ベックマン・コールター社製)にて分散粒子径を測定した。
比較例1、2では分散液中に沈降性成分が存在するため、上澄みを適宜希釈して測定した。また、比較例5ではゾル状に分散せず、動的光散乱法では測定できなかったので、レーザー回折式粒度分布測定装置(SALD−7000、島津製作所製)にて分散粒子径を測定した。疎水性シリカ粉末の分散粒子径と原料に用いた水性シリカゾルの分散粒子径とを比較し、有機溶媒分散性評価を行った。
Claims (2)
- 下記の(A)、(B)、(C)及び(D)工程を含む疎水性シリカ粉末の製造法。
(A):比表面積5.5〜550m2/gの親水性コロイド状シリカを含有する水性シリカゾルに、該水性シリカゾルの水に対して親水性有機溶媒を質量比0.12〜2.5で混合して得られる、シリカ濃度5〜50質量%の混合溶媒シリカゾルに、
式(1)
(R1 3Si)2NH (1)
(式中の各R1はそれぞれ独立に選択される炭素原子数が1〜6のアルキル基またはフェニル基である。)
で表されるジシラザン化合物を、親水性コロイド状シリカの表面積100m2当たり0.1〜20ミリモル添加し、50〜70℃の温度で加熱して熟成することにより疎水化処理コロイド状シリカのスラリー状分散液を得る疎水化処理工程、
(B):(A)工程で得られたスラリー状分散液を撹拌下に50〜100℃の温度で且つ疎水化処理工程における温度よりもより高い温度で加熱して熟成することにより、該分散液中で疎水化処理コロイド状シリカを顆粒状に造粒させる工程、
(C):(B)工程で得られた顆粒状に造粒された疎水化処理コロイド状シリカと該分散液中の液相とを分別する工程、及び
(D):(C)工程で得られた顆粒状の疎水化処理コロイド状シリカのケーキを乾燥する工程。 - 式(1)で表されるジシラザン化合物がヘキサメチルジシラザンである請求項1に記載の製造法。
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