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JP5251107B2 - 半導体装置 - Google Patents

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この発明は、半導体装置に関する。
従来、例えば、下記の特許文献1に開示されているように、薄膜抵抗体を備える半導体装置が知られている。薄膜抵抗体が水分の影響により腐食すると、薄膜抵抗体の電気的特性が変化したり、薄膜抵抗体の破断を招いたりするなど、種々の弊害を招く。このため、薄膜抵抗体およびその周囲の構造は、水分の影響から薄膜抵抗体を保護可能な、高い信頼性を有する構造であることが好ましい。特許文献1の技術によれば、薄膜抵抗体にスリットを設けるなどの構造的な工夫により、対策を施している。
特開2004−39919号公報 特開平5−291505号公報 特開昭58−135661号公報 特開平9−69523号公報
上記従来の技術では、薄膜抵抗体と配線との接続を行う部位の構造(以下、「配線コンタクト構造」とも称す)を、次のようなものとしている。先ず、薄膜抵抗体のうち配線とのコンタクトに用いる部分(以下、「コンタクト部」とも称す)をバリアメタルで覆い、この上に更に絶縁層等を積層している。そして、絶縁層に開口を設けて下層の構造を部分的に露出させ、この開口をコンタクトホールとして用いて薄膜抵抗体と配線とを電気的に接続している。
配線コンタクト構造周辺が多数の層の積層構造である場合、薄膜抵抗体の端部および積み重ねられた各々層の端部並びに開口の縁の部分といった、種々の部位に、段差が存在している。段差がある部分では、積層構造におけるカバレッジ(段差被覆性)が低下しやすい。被覆性の低さに起因して膜質の低い部分が生ずると、このような箇所から水分の浸入を招くおそれがある。例えば、段差部分において層と層の間に隙間が生じた場合には、この隙間を縫って水分が進行することが懸念される。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、薄膜抵抗体を水分から保護することができる配線コンタクト構造を備えた半導体装置を提供することを目的とする。
本願の第1の発明は、上記の目的を達成するため、半導体装置であって、
下地層と、
前記下地層に設けられ、配線とのコンタクトに用いられる部位であるコンタクト部を有する薄膜抵抗体と、
前記コンタクト部における前記薄膜抵抗体の上面および側面を覆うように設けられた金属層と、
前記金属層の上面および側面を覆うとともに、該金属層を部分的に露出させる開口が設けられた絶縁層と、
前記金属層の前記開口から露出する部位に重ねて設けられて、該金属層と電気的に接続する配線と、を備え、
前記絶縁層のうち前記金属層と接する部位が、該絶縁層のうち該金属層と接しない部位よりも耐湿性が高い構成とされていることを特徴とする。
本願の第2の発明は、上記の目的を達成するため、半導体装置であって、
下地層と、
前記下地層に設けられ、配線とのコンタクトに用いられる部位であるコンタクト部を有する薄膜抵抗体と、
前記下地層に重ねて設けられ、前記コンタクト部を露出させるように該コンタクト部よりも大きく形成された開口を有する絶縁層と、
前記開口を介して前記コンタクト部に重ねて設けられ、前記薄膜抵抗体と電気的に接続する配線と、
前記配線を覆うように設けられたパッシベーション膜と、
を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、金属層によって、開口の段差に起因した配線のカバレッジ悪化による水分の侵入を阻止でき、さらに、絶縁層のうち金属層と接する部位を高い耐湿性を備える構造としたことにより、金属層に対する絶縁層のカバレッジの悪化などに起因して絶縁層を透過してくる水分の進行を阻止することができる。
第2の発明によれば、コンタクトホールとしての開口が薄膜抵抗体のコンタクト部よりも大きく形成される。これにより、開口の縁、すなわち絶縁層の段差が、薄膜抵抗体の上面には位置しなくなる。その結果、開口の段差部分のカバレッジの悪化に起因して配線コンタクト構造内に水分が浸入したとしても、このような水分から薄膜抵抗体を確実に守ることができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、実施の形態1の半導体装置における、薄膜抵抗体と配線との接続を行う部位の構造(以下、「配線コンタクト構造」とも称す)を説明するための図である。実施の形態1では、半導体基板2の上に薄膜抵抗体10が形成されている。半導体基板2は、実施の形態1ではGaAs基板である。実施の形態1では、薄膜抵抗体10の材料は、タングステン窒化シリサイド(WSiN)である。なお、本実施形態では特に言及しないが、半導体基板2の他の位置には、他の半導体素子(トランジスタ、容量素子等)が形成されている。半導体基板2は、薄膜抵抗体10の下地層としても機能している。
図2は、図1の紙面上方から見下ろした場合の、半導体基板2上の薄膜抵抗体10の形状(パターン)を示している。図1は、図2におけるX−X線に沿う断面を示している。なお、図2では、便宜上、薄膜抵抗体10以外の層を透視して図示している。図2に示すように、薄膜抵抗体10は、その両端に、矩形に幅広く形成された部位を備えている(図中、符号8が付された点線により囲まれた部位)。これらの部位は、薄膜抵抗体10の上層において配線と接続するために用いられる部位であり、本実施形態にかかる配線コンタクト構造が形成される部位である。以下、この部位を、コンタクト部8とも称す。
再び図1に戻り、実施の形態1にかかる配線コンタクト構造について説明する。半導体基板2上の薄膜抵抗体10は、上面10aおよび側面10bを備えている。なお、「上面」とは、便宜上、薄膜抵抗体10表面のうち積層面と平行な面(すなわち図1中の面10a)を指しており、半導体装置内における絶対的な意味での位置関係を意味するものではない。側面10bは、すなわち薄膜抵抗体10の周縁部の端面である。
実施の形態1の装置は、薄膜抵抗体10を覆うように設けられた中間金属層12を備えている。中間金属層12は、薄膜抵抗体10の上面10aおよび側面10bの両方を覆っている。実施の形態1では、中間金属層12を形成するための金属材料として、Ti/Au(ここで、Ti/Auとは、下層としてTiを蒸着し、このTiにAuを蒸着した2層構造の金属層を意味する)を用いる。中間金属層12により、薄膜抵抗体10を水分から保護することができる。
実施の形態1の装置では、中間金属層12に重ねて、絶縁膜14が設けられている。絶縁膜14には、さらに絶縁膜16が積層されている。そして、絶縁膜14、16を貫通して、Lの径を有する開口がコンタクトホールとして設けられている。絶縁膜14、16は、図示しない他の位置にある半導体素子の保護膜としてや、より上層に設けられる図示しない配線構造等に対する層間絶縁膜として機能する。
実施の形態1では、配線コンタクト構造に、複数の絶縁膜を積み重ねた多層膜構造の絶縁層を用いる。そして、実施の形態1では、絶縁膜14を、絶縁膜16よりも、高い耐湿性を有する膜とする。実施の形態1では、絶縁膜14は屈折率nが1.9以上の窒化シリコン(SiN)膜とし、絶縁膜16は絶縁膜14よりも屈折率が低くされた窒化シリコン(SiN)膜とする。実施の形態1では、絶縁膜16は、屈折率nが1.8〜1.9程度(1.8以上1.9未満)の範囲にある膜とする。
絶縁膜が不純物や欠陥等を含まずに理想的に形成されれば、その絶縁膜の組成は、より化学量論比に近づくことになる。現実に得られた膜の光学特性(ここでは屈折率)が、化学量論比どおりの理想的な膜の光学特性に近いほど、欠陥の少ない良質な膜が得られていると考えることができる。良質な膜は、すなわち水分を通さない耐湿性の高い膜と考えることができる。
実施の形態1では、理想的に形成された(すなわち化学量論比どおりに形成された)Siの屈折率が2.04であることから、屈折率n=1.9を境界値として、絶縁膜14、16の屈折率をそれぞれ決定することとした。このような構成によれば、高い耐湿性を備える絶縁膜16により中間金属層12の側面側の領域を被覆することができ、薄膜抵抗体10を水分から厳重に保護することができる。なお、上記説明したように、ここでいう「耐湿性」の高低については、「水が透過し難いほど耐湿性が高い」と考えるものとする。
実施の形態1の装置では、中間金属層12に重ねて、コンタクトホールを埋めるように配線18が設けられる。配線18は、コンタクトホールの縁から出張って、絶縁膜16に覆い被さっている。実施の形態1では、配線18の材料として、Ti/Auを用いることとする(つまり、配線18を、下層としてTiを蒸着しこのTiにAuを蒸着した2層構造の配線とする)。実施の形態1では、図1に示すように、コンタクトホールの縁の段差部分においてカバレッジが悪化したことを仮定して、隙間Sを示している。
実施の形態1では、配線18および絶縁膜16を覆うように、パッシベーション膜20が設けられる。実施の形態1では、このパッシベーション膜20を、絶縁膜16と同じく、屈折率1.9以上のSiN膜とする。パッシベーション膜20によって、最終的な耐湿性の確保を行うことができる。
[実施の形態1の効果]
以下、比較例を用いながら、実施の形態1の半導体装置の作用効果について説明する。図5は、実施の形態1に対する比較例を説明するための図である。図5の比較例は、中間金属層12および絶縁膜14を取り除いた他は、図1の実施の形態1の構造と共通の構造を備えている。
配線18と絶縁膜16との段差が生じている部分(図5中のA部)におけるパッシベーション膜20のカバレッジが悪ければ、A部からの水分の浸入を完全には防ぎきれない恐れがある。また、配線18とのコンタクトをとるべく薄膜抵抗体10上面の内側にコンタクトホールを設けた場合、コンタクトホールの縁の段差部分でカバレッジが悪化し、隙間Sが生ずる可能性がある。
A部からの水分の浸入を許すと、その後、図5中にA1の符号を付した矢印の経路を伝って、水分が薄膜抵抗体10へと到達してしまうおそれがある。また、絶縁膜16の耐湿性が低ければ、A2の符号を付した矢印のように、絶縁膜16を透過して薄膜抵抗体10に水分が到達することも懸念される。
この点に鑑み、中間金属層12を用いて薄膜抵抗体10を覆うことも考えられる。中間金属層12によれば、水分の浸入から薄膜抵抗体10を保護することができる。しかしながら、絶縁膜16のカバレッジの悪化などに起因して、経路A2を伝って絶縁膜16内を水分が透過してきた場合、この水分が悪影響を及ぼすことが考えられる。例えば、中間金属層12に成膜性の劣る部位があれば、このような部位に上記の水分が到達して、薄膜抵抗体10側への水分の侵入を許すことも懸念される。
そこで、実施の形態1によれば、絶縁膜16の下層に高耐湿性の絶縁膜14を設けておくことにより、経路A2の水分の侵入(すなわち、絶縁膜16を透過してきた水分が中間金属層12に到達する事態)を阻止できる。このように、第1の発明によれば、経路A1および経路A2の両方に対して水分の進行を阻止することができ、配線コンタクト構造における水分の浸入防止に関して漏れのない対策を施すことができる。
尚、上述した実施の形態1では、半導体基板2が、前記第1の発明における「下地層」に、薄膜抵抗体10が、前記第1の発明における「薄膜抵抗体」に、薄膜抵抗体10のコンタクト部8が、前記第1の発明における「コンタクト部」に、中間金属層12が、前記第1の発明における「金属層」に、それぞれ相当している。
また、実施の形態1では、絶縁膜14、16が前記第1の発明における「絶縁層」を形成している。また、実施の形態1では、絶縁膜14、16を貫通して穿たれたLの径を有するコンタクトホールが、前記第1の発明における「開口」に、配線18が、前記第1の発明における「配線」に、それぞれ相当している。
[実施の形態1の変形例]
実施の形態1では、絶縁膜16を屈折率nが1.8〜1.9程度(1.8以上1.9未満)の範囲にある膜としたが、絶縁膜16の屈折率の値の範囲はこれに限られず、例えば、絶縁膜16を屈折率が1.8よりも更に低い膜にしてもよい。また、実施の形態1では、窒化シリコン膜に関して屈折率n=1.9を境界値とし、この境界値に基づいて耐湿性の高低を判断することにした。しかしながら、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、境界値は、想定使用環境等に応じて適宜定めればよい。
また、実施の形態1では、絶縁膜14、16を、ともに窒化シリコンからなる膜とした。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。絶縁膜14と絶縁膜16を異なる材料で形成してもよく、用いる絶縁膜材料も窒化シリコンに限られるものではない。具体的には、例えば、絶縁膜14を実施の形態1と同じく屈折率1.9以上のSiN膜とし、絶縁膜16を比較的低耐湿に形成した酸化シリコン膜(SiO膜)としてもよい。耐湿性の高い、すなわち水透過性の低い(水遮断性の高い)絶縁膜を、絶縁膜14に採用すればよい。なお、実施の形態1の絶縁膜14、16の構造のように、屈折率の異なる同系列材料の膜の積層構造を用いることとすれば、製造工程の複雑化を抑えつつ、高耐湿膜と低耐湿膜の積層構造を得ることができる。
また、実施の形態1では、半導体基板2に薄膜抵抗体が直接形成されているが、本発明はこれに限られない。基板上に形成された絶縁層(例えば基板上に平坦化処理用に設けられた絶縁膜など)や、基板上に形成された他の半導体層を、薄膜抵抗体を形成するための下地層としても良い。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2の半導体装置の配線コンタクト構造を説明するための図である。図3は、実施の形態1における図1の断面図に相当する図である。実施の形態2の装置も、実施の形態1と同じく半導体基板2および薄膜抵抗体10を備えている。実施の形態2でも、半導体基板2上における薄膜抵抗体10の平面視のパターンは、実施の形態1と同様の形状(図2に示す形状)とする。
実施の形態2では、半導体基板2上に絶縁膜36が設けられ、この絶縁膜36にはLの径を有する開口がコンタクトホールとして形成されている。コンタクトホールは薄膜抵抗体10よりも大きく形成されている。つまり、コンタクトホールの端面(内周面)が、薄膜抵抗体10の周縁部分から距離Lだけ離間して位置し、コンタクトホールの端面が薄膜抵抗体10を囲うように位置している。
なお、図3の紙面上方から見た場合のコンタクトホールの外形形状はここでは言及しないが、例えば、図2における符号8を付した破線に沿ってコンタクトホールの端面(すなわち絶縁膜36の端面)が位置するように、コンタクトホールを形成することができる。
実施の形態2では、コンタクトホールの内側において、配線38が薄膜抵抗体10の上面10a及び側面10bを覆うように形成される。配線38は、実施の形態1の配線18と同様、Ti/Auを用いて形成される。実施の形態2では、配線38の側面のうち図3中の紙面左右側の側面については、絶縁膜36の端面から離間して位置している。
実施の形態2では、配線38を覆うように、配線38および絶縁膜36に重ねて、パッシベーション膜40が設けられる。パッシベーション膜40は、実施の形態1のパッシベーション膜と同様に、屈折率1.9以上のSiN膜とする。実施の形態2では、パッシベーション膜40が、配線38の表面、配線38と絶縁膜36の隙間、および絶縁膜36表面を連続的に被覆している。
以上説明した実施の形態2の構成によれば、絶縁膜36に穿たれたコンタクトホールが薄膜抵抗体10よりも大きな径を有しているので、薄膜抵抗体10の上面10aにコンタクトホールの段差による隙間Sが位置することを避けられる。従って、上述の経路A1を伝って水分が侵入してくるような事態を、確実に回避できる。
尚、上述した実施の形態2では、半導体基板2が、前記第2の発明における「下地層」に、薄膜抵抗体10が、前記第2の発明における「薄膜抵抗体」に、薄膜抵抗体10のコンタクト部8が、前記第2の発明における「コンタクト部」に、絶縁膜36が、前記第2の発明における「絶縁層」に、それぞれ相当している。また、実施の形態2では、絶縁膜36を貫通して穿たれたLの径を有するコンタクトホールが、前記第2の発明における「開口」に、配線38が、前記第2の発明における「配線」に、パッシベーション膜40が、前記第2の発明における「パッシベーション膜」に、それぞれ相当している。
[実施の形態2の変形例]
(第1変形例)
図4は、実施の形態2の第1変形例にかかる配線コンタクト構造を示す図である。この第1変形例は、実施の形態2と同様の構造において、配線38と薄膜抵抗体10との間に、中間金属層42を挿入する。中間金属層42は、実施の形態1の中間金属層12と同様に、薄膜抵抗体10の上面10aおよび側面10bをともに覆う。中間金属層42の材料は、中間金属層12と同じく、Ti/Auとする。
第1変形例では、配線38が、中間金属層42の上面と側面とを覆うように設けられる。配線38は、更にパッシベーション膜40によって被覆され、水分から保護される。このように、第1変形例によれば、薄膜抵抗体10、中間金属層42、配線38、パッシベーション膜40の積層構造において、前段の層の上面と側面を次段の層が被覆していく構造となっているので、薄膜抵抗体10の上面10a側と側面10b側の両方について、水分の浸入を多重に阻止することができる。
(第2変形例)
実施の形態2では絶縁膜36をSiN膜としたが、酸化シリコン膜(SiO膜)などの他の材料の絶縁膜にしてもよい。また、実施の形態2では、配線38の一部の側面をコンタクトホールの内側に納めるようにしたが、本発明はこれに限られず、配線38の側面が絶縁膜36の表面に載るように設けられても良い。つまり、コンタクトホール内を配線38によって埋めてしまってもよい。
また、実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、基板上に形成された絶縁層(例えば平坦化処理用の絶縁膜など)や他の半導体層を、薄膜抵抗体を形成する下地層として用いるという変形が可能である。
本発明の実施の形態1の半導体装置の構成を示す図である。 実施の形態1の半導体装置にかかる、薄膜抵抗体のパターンを示す図である。 本発明の実施の形態2の半導体装置の構成を示す図である。 実施の形態2の変形例の構成を示す図である。 実施の形態1に対する比較例の構成を示す図である。
符号の説明
2 半導体基板
8 コンタクト部
10 薄膜抵抗体
10a 上面
10b 側面
12 中間金属層
14 絶縁膜
16 絶縁膜
18 配線
20 パッシベーション膜
36 絶縁膜
38 配線
40 パッシベーション膜
42 中間金属層

Claims (5)

  1. 下地層と、
    前記下地層に設けられ、配線とのコンタクトに用いられる部位であるコンタクト部を有する薄膜抵抗体と、
    前記コンタクト部における前記薄膜抵抗体の上面および側面を覆うように設けられた金属層と、
    前記金属層の上面および側面を覆うとともに、該金属層を部分的に露出させる開口が設けられた絶縁層と、
    前記金属層の前記開口から露出する部位に重ねて設けられて、該金属層と電気的に接続する配線と、を備え、
    前記絶縁層のうち前記金属層と接する部位が、該絶縁層のうち該金属層と接しない部位よりも耐湿性が高い構成とされていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記絶縁層は、複数の絶縁膜が積み重ねられて形成された層であり、
    前記複数の絶縁膜は、前記金属層に接して設けられる第1絶縁膜と、該第1絶縁膜に重ねて設けられる第2絶縁膜とを含み、
    前記第1絶縁膜は、前記第2絶縁膜に比して、耐湿性が高い膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜がともに窒化シリコンで形成された膜であり、
    前記第1絶縁膜は前記第2絶縁膜よりも屈折率が高く形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 下地層と、
    前記下地層に設けられ、配線とのコンタクトに用いられる部位であるコンタクト部を有する薄膜抵抗体と、
    前記下地層に重ねて設けられ、前記コンタクト部を露出させるように該コンタクト部よりも大きく形成された開口を有する絶縁層と、
    前記開口を介して前記コンタクト部に重ねて設けられ、前記薄膜抵抗体と電気的に接続する配線と、
    前記配線を覆うように設けられたパッシベーション膜と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  5. 前記薄膜抵抗体の前記コンタクト部と前記配線との間に、該コンタクト部を覆う金属層が挿入されていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
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