JP5249158B2 - エンコーダーのオフセット値補正方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態に係るオフセット値補正方法が行われるエンコーダーのハードウェア構成を示すブロック図であり、図1(a)、(b)は、ハードウェア構成の概略を示す説明図、およびハードウェア構成のイメージ図である。
図2は、本発明を適用したエンコーダーで用いたマイクロコンピューター20の機能を示すブロック図である。
本形態では、出荷時のオフセット調整環境と異なる温度環境下でエンコーダー1が使用された場合でも、オフセット値を最適な値に設定することを目的に、エンコーダー1への電源供給を開始する度にオフセット値を補正するオフセット値更新部100が構成されている。かかるオフセット値更新部100は、後述するデータa1、a2とデータb1、b2がそれぞれX軸とY軸の交点から略等距離になるようにオフセット値を加減してそれぞれの誤差を補正するものである。
図3は、本発明を適用したエンコーダー1で用いたズレ量検出部60でズレ量ΔA、ΔBを検出する際に用いられるリサージュ波形の説明図である。図4は、本発明を適用したエンコーダー1で用いたズレ量検出部60で行なわれるズレ量検出処理の内容を示すフローチャートである。
図5は、本発明を適用したエンコーダーにおいてオフセット値を補正した場合の具体例を示す説明図である。図6は、本発明を適用したエンコーダーにおける永久磁石11(回転体)の検出誤差のシミュレーション結果を示す説明図である。
まず、エンコーダー1への電源供給を開始し、永久磁石11が少なくとも135°回転すると、A相信号は、オフセット補正部50による補正が行なわれた後、角度位置算出部30に入力される。かかる最初の工程では、オフセット補正部50で用いられるオフセット値は、固定オフセット値COfsAである。
a1+a2=0
を満たすようにオフセット値補正幅するためのオフセット値(最適オフセット値)を「516」とする。かかる条件の場合、ズレ量ΔA(=(a1+a2))は「8」である。
工場出荷時の固定オフセット値COfsA=512
最適オフセット値=516
ズレ量ΔA=8
オフセット値補正幅ΔOfsA=ΔA/ゲイン2-x=ΔA/2=4
最新オフセット値NOfsA
=固定オフセット値COfsA+オフセット値補正幅ΔOfsA
=516
となるので、最新オフセット値NOfsAは、最適オフセット値(=516)と一致することになる。このようにして、1回目のオフセット値更新工程でのオフセット値補正幅が完了する。
次に、2回目以降のオフセット値更新工程(第2補正工程)を説明する。2回目以降のオフセット値更新工程(第2補正工程)でも、オフセット値更新部100において、ズレ量検出部60は、1回目と同様、図4を参照して説明したズレ量ΔAを検出する。
固定オフセット値COfsA=516
最適オフセット値=516
ズレ量ΔAの積分値=0
オフセット値補正幅ΔOfsA=ΔA/ゲイン2-x=ΔA/4=0
最新オフセット値NOfsA
=固定オフセット値COfsA+オフセット値補正幅ΔOfsA
=516
となる。従って、最新オフセット値算出部79は、最新オフセット値NOfsA(=516)を最新オフセット値出力部80に出力し、最新オフセット値出力部80は、最新オフセット値NOfsA(=516)をオフセット補正部50に出力する。その結果、A相信号は、オフセット値補正幅部50によって最新オフセット値NOfsA(=516)での補正が行なわれた後、角度位置算出部30に入力される。
固定オフセット値COfsA=516
最適オフセット値=516
ズレ量ΔAの積分値=0
オフセット値補正幅ΔOfsA=ΔA/ゲイン2-x=ΔA/4=0
最新オフセット値NOfsA
=固定オフセット値COfsA+オフセット値補正幅ΔOfsA
=516
となる。従って、最新オフセット値算出部79は、最新オフセット値NOfsA(=516)を最新オフセット値出力部80に出力し、最新オフセット値出力部80は、最新オフセット値NOfsA(=516)をオフセット補正部50に出力する。その結果、A相信号は、オフセット値補正幅部50によって最新オフセット値NOfsA(=516)での補正が行なわれた後、角度位置算出部30に入力される。
固定オフセット値COfsA=516
最適オフセット値=520
ズレ量ΔAの積分値=8
オフセット値補正幅ΔOfsA=ΔA/ゲイン2-x=ΔA/4=2
最新オフセット値NOfsA
=固定オフセット値COfsA+オフセット値補正幅ΔOfsA
=518
となる。それ故、最新オフセット値算出部79は、最新オフセット値NOfsA(=518)を最新オフセット値出力部80に出力し、最新オフセット値出力部80は、最新オフセット値NOfsA(=518)をオフセット補正部50に出力する。その結果、A相信号は、オフセット値補正幅部50によって最新オフセット値NOfsA(=518)での補正が行なわれた後、角度位置算出部30に入力される。
固定オフセット値COfsA=516
最適オフセット値=520
ズレ量ΔAの積分値=12
オフセット値補正幅ΔOfsA=ΔA/ゲイン2-x=ΔA/4=3
最新オフセット値NOfsA
=固定オフセット値COfsA+オフセット値補正幅ΔOfsA
=519
となる。それ故、最新オフセット値算出部79は、最新オフセット値NOfsA(=519)を最新オフセット値出力部80に出力し、最新オフセット値出力部80は、最新オフセット値NOfsA(=519)をオフセット補正部50に出力する。その結果、A相信号は、オフセット値補正幅部50によって最新オフセット値NOfsA(=518)での補正が行なわれた後、角度位置算出部30に入力される。
固定オフセット値COfsA=516
最適オフセット値=520
ズレ量ΔAの積分値=14
オフセット値補正幅ΔOfsA=ΔA/ゲイン2-x=ΔA/4=3.5
最新オフセット値NOfsA
=固定オフセット値COfsA+オフセット値補正幅ΔOfsA
=519.5
となる。それ故、最新オフセット値算出部79は、最新オフセット値NOfsA(=519.5)を最新オフセット値出力部80に出力し、最新オフセット値出力部80は、最新オフセット値NOfsA(=519)をオフセット補正部50に出力する。その結果、A相信号は、オフセット値補正幅部50によって最新オフセット値NOfsA(=518)での補正が行なわれた後、角度位置算出部30に入力される。
以上説明したように、本形態では、エンコーダー1を工場から出荷した以降、エンコーダー1を実際に使用している期間中、オフセット値の補正を行なう。このため、出荷時のオフセット調整環境と異なる温度環境下でエンコーダー1が使用された場合でも、オフセット値更新部100によって、オフセット値は、温度環境に応じた最適な値に更新される。このため、出荷時のオフセット調整環境と異なる温度環境下でエンコーダー1が使用された場合でも、オフセット誤差が発生することを防止することができるので、高い検出精度を得ることができる。
10 MR素子
11 永久磁石(回転体)
20 マイクロコンピューター
21 A/D変換部
30 角度位置検出部
50 オフセット補正部
60 ズレ量検出部
61 データ取得部
62 エラー判別部
63 取得結果確認部
64 ズレ量算出部
70 最新オフセット値決定部
71 ズレ量積分部
72 オフセット値補正幅算出部
75 補正回数監視部
78 オフセット値補正幅決定部
79 最新オフセット値算出部
80 最新オフセット値出力部
100 オフセット値更新部
Claims (5)
- 回転体の回転に連動して変化するセンサ素子の出力信号に基づいて前記回転体の角度位置を検出するエンコーダーにおいて、前記角度位置の検出結果の誤差を解消するために前記出力信号を補正するオフセット値を最適化するにあたって、
前記エンコーダーへの電源供給を開始する度に前記オフセット値を補正する補正工程を行ない、
当該補正工程では、前記出力信号の理想状態からのズレ量を検出し、当該ズレ量に基づいて前記オフセット値を補正する第1補正工程と、該第1補正工程の後、当該第1補正工程よりも小さなゲインで前記オフセット値を補正する第2補正工程と、を行なうことを特徴とするエンコーダーのオフセット値補正方法。 - 前記第2補正工程では、該第2補正工程を行なう度に前記出力信号の理想状態からのズレ量を検出するとともに、当該ズレ量に基づいて、前記オフセット値を補正することを特徴とする請求項1に記載のエンコーダーのオフセット値補正方法。
- 前記第2補正工程では、前記出力信号の理想状態からのズレ量を検出する度に当該ズレ量の総和を算出し、当該総和に基づいて、前記オフセット値に対する補正幅を決定することを特徴とする請求項2に記載のエンコーダーのオフセット値補正方法。
- 前記出力信号は、互いにπ/2の位相差あるいは略π/2の位相差を有するA相信号およびB相信号であり、
前記第1補正工程および前記第2補正工程では、前記A相信号と前記B相信号とに基づいてXY座標軸上にリサージュ波形を形成した際、当該リサージュ波形と前記Y軸とが交差する2つの交点のX軸からの距離が等しく、かつ、前記リサージュ波形と前記X軸とが交差する2つの交点のY軸からの距離が等しくなる方向に前記オフセット値を補正することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のエンコーダーのオフセット値補正方法。 - 前記A相信号はSin波であり、前記B相信号はCos波であることを特徴とする請求項4に記載のエンコーダーのオフセット値補正方法。
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