JP5248885B2 - Door sash molding mounting structure - Google Patents
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Description
本発明は、車両のドアサッシュモールの取付構造に関する。 The present invention relates to a mounting structure for a door sash molding of a vehicle.
乗用車に代表される車両のドアサッシュは一般に、窓枠を構成するドアサッシュ(フレーム)本体と、このドアサッシュ本体の車外側の面に取り付けたモールを備えている。
このモールは従来、例えばリベットを介してドアサッシュ本体に取り付けられていた(特許文献1)。しかし、別部品としてのリベット(接続部品)を介して接合する構造では、必然的に部品数、組立工数が多くなり、コストアップ要因となる。 Conventionally, this molding has been attached to the door sash body through, for example, a rivet (Patent Document 1). However, in a structure that is joined via rivets (connecting parts) as separate parts, the number of parts and the number of assembling steps are inevitably increased, resulting in an increase in cost.
また、ドアサッシュには、昇降ガラスの上縁を受け入れるガラスランと、ドアを閉じたときの液密性、機密性を確保するためのウェザストリップとを保持することが不可欠であるが、従来構造では、ドアサッシュ本体に単独でこのガラスラン保持部とウェザストリップ保持部を設け、モールには単なる装飾の機能しか与えておらず、モールの十分な有効利用が図られていなかった。 In addition, it is indispensable for the door sash to retain a glass run that accepts the upper edge of the elevating glass and a weather strip to ensure liquid-tightness and confidentiality when the door is closed. The door sash main body is provided with the glass run holding portion and the weather strip holding portion alone, and the molding is provided only with a decoration function, so that the molding is not effectively used.
本発明は、以上の問題意識に基づき、ドアサッシュ本体に対するモールの取付性に優れ、しかも、構造上、モールがガラスランとウェザストリップの保持構造に関与するドアサッシュモールの取付構造を得ることを目的とする。 Based on the above problem awareness, the present invention provides a door sash molding mounting structure that is excellent in mounting properties of the molding to the door sash body, and that the molding is involved in the glass run and weatherstrip holding structure. Objective.
本発明は、車両ドアの窓枠を構成するドアサッシュ本体と;このドアサッシュ本体の車外側の面に露出する意匠部を有し該ドアサッシュ本体に取り付けられるモールと;からなるドアサッシュモールの取付構造において、ドアサッシュ本体に、該ドアサッシュ本体の長手方向直交断面において、車内側に位置する袋状部と;この袋状部から車外側に延びる外方延長部と;この外方延長部の車外側端部からボディ側に延びるモール取付部と;を形成し、モールに、該モールの長手方向直交断面において、ドアサッシュ本体のモール取付部に沿ってかつ該モール取付部より窓ガラス側に延びる意匠部と;この意匠部の窓ガラス側端部から車内側に曲折形成され、ドアサッシュ本体の上記袋状部との間にガラスラン保持凹部を構成するガラスラン保持縁と;上記意匠部のボディ側端部から車内側に曲折形成され、ドアサッシュ本体の上記モール取付部を非接触で跨いで外方延長部のドア開口に沿う面に直接弾性接触する弾性固定縁部と;ドアサッシュの上記モール取付部の窓ガラス側端部に係合する、上記意匠部裏面に一体に形成した抜止突条と;を形成したことを特徴としている。 The present invention relates to a door sash molding comprising: a door sash body constituting a window frame of a vehicle door; and a molding having a design portion exposed on a vehicle outer surface of the door sash body and attached to the door sash body. In the mounting structure, on the door sash main body, a bag-like portion positioned on the vehicle inner side in a longitudinally orthogonal cross section of the door sash main body; an outward extension extending from the bag-like portion to the vehicle outer side; A molding attachment portion extending from the vehicle outer end to the body side, and in the molding, in the longitudinal cross section of the molding in the longitudinal direction, along the molding attachment portion of the door sash body and from the molding attachment portion to the window glass side. A glass run holder that is bent from the window glass side end of the design part to the inside of the vehicle and forms a glass run holding recess between the bag-like part of the door sash body. Edge and; are bent formed on the interior side from the body side end of the design portion, elastic direct elastic contact with the surface along the door opening of the outer extension across the molding attaching portion of the door sash body in a non-contact fixing An edge portion; and a retaining protrusion integrally formed on the back surface of the design portion, which engages with a window glass side end portion of the molding attachment portion of the door sash, are formed.
モールの意匠部の裏面には、ドアサッシュ本体のモール取付部に弾接する触れ止め突条を一体に形成することが望ましい。 It is desirable to integrally form a detent ridge that elastically contacts the molding mounting portion of the door sash body on the back surface of the design portion of the molding.
ドアサッシュ本体の外方延長部の車両ボディ開口側には、モールの弾性固定縁部との間にウェザストリップ保持凹部を形成する、ウェザストリップ保持縁が突出形成することができる。 On the vehicle body opening side of the outward extension portion of the door sash body, a weather strip holding edge that forms a weather strip holding concave portion with the elastic fixed edge portion of the molding can protrude.
本発明のドアサッシュモールの取付構造によれば、リベット等の別部材を要することなく、ドアサッシュモール本体にモールを取り付けることができる。また、モールにガラスランの保持機能及びさらにはウェザストリップの保持機能を与えることができ、モールの有効利用を図ることができる。 According to the door sash molding mounting structure of the present invention, the molding can be attached to the door sash molding main body without requiring a separate member such as a rivet. Further, the function of holding the glass run and the function of holding the weather strip can be given to the molding, so that the molding can be effectively used.
図3は、本発明によるドアサッシュモールの取付構造を適用する乗用車のドアの側面形状を示している。車両ボディBのドア開口(ボディ開口)Aを開閉する車両ドア10は、ドア本体11の上部にドアサッシュ本体(窓枠)12を備えている。ドアサッシュ本体12は、窓開口12Wを形成するものであり、窓ガラスWの上縁を受け入れる曲折した上枠12aと窓ガラスWの上下方向縁部を受け入れる縦枠12bとを有している。
FIG. 3 shows a side shape of a door of a passenger car to which the door sash molding mounting structure according to the present invention is applied. A
ドアサッシュ本体12(上枠12a)には、その車外側の面に露出する意匠部を有するモール(サッシュモール、光モール)20が取り付けられている。本実施形態は、このドアサッシュ本体12とモール20の取付構造を要旨とするもので、図2、図3はそれぞれ異なる実施形態を示している。図2、図3は、車両ドア10を閉じた状態の長手方向直交断面形状を示しており、図の左側が車内側(内側、内方)、右側が車外側(外側、外方)である。ドアサッシュ本体12とモール20は、基本的に一様断面形状を有しており、モール20の側面形状は、ドアサッシュ本体12の上枠12aの側面形状に対応している。実施形態では、ドアサッシュ本体12は金属(鉄系)材料のロール成形品からなっており、モール20は、ステンレス、アルミニウム等の金属材料と合成樹脂材料の押出成形品からなっている。
The door sash body 12 (
図2の実施形態において、ドアサッシュ本体12は、主に機械的強度を保持するための車内側に位置する袋状部(閉鎖断面形状部)13を有しており、この袋状部13から車外側に向けてかつドア開口Aに接近する方向に斜めに外方延長部14が延びている。この外方延長部14の車外側の先端部には、車外面となるモール取付部15が形成されている。モール取付部15は、外方延長部14の先端部から上方(ボディB側)にのみ延びていて、下方(窓ガラスW側)には形成されていない。
In the embodiment of FIG. 2, the door
モール20は、ドアサッシュ本体12の外方延長部14及びモール取付部15に取り付けられるもので、ドアサッシュ本体12のモール取付部15の外面に沿う意匠部21を有している。この意匠部21は、モール取付部15の外面に沿うだけでなく、モール取付部15より窓ガラスW側に延びている。図示例では、モール取付部15の外面に沿う部分の長さとモール取付部15の窓ガラス側に延びる部分の長さは同程度である。
The
モール20の意匠部21の窓ガラス側端部には、該意匠部21の窓ガラス側端部を内方に曲折させた後さらに上方(ボディB側)に曲折したガラスラン保持縁22が形成されている。一方、ドアサッシュ本体12の袋状部13には、このガラスラン保持縁22(意匠部21)との間にガラスラン保持凹部30を構成する保持凹部13aが形成されている。窓ガラスWを受け入れるガラスラン31は、このガラスラン保持凹部30に保持されている。ガラスラン31は周知であり、その断面形状は問わない。
A glass
モール20の意匠部21の上端部(ボディB側端部)には、弾性固定縁部23が曲折形成されている。この弾性固定縁部23は、意匠部21の上端部(ボディB側端部)を内方に曲折した内方曲折部23aと、この内方曲折部23aの内側端部を外方延長部14とモール取付部15のコーナ部に向けて折り返した折り返し部23bと、この折り返し部23bの外方端部をさらに、外方延長部14の上面(ドア開口Aに沿う面)に沿って折り返した接触縁23cとを有している。
An elastic
また、モール20の意匠部21の内面には、合成樹脂材料の押出成形により、ドアサッシュ本体12のモール取付部15の下縁(窓ガラスW側の端部)に係合する抜止突条24と、モール取付部15の外面に弾接する触れ止め突条25が一体に形成されている。
Further, on the inner surface of the
ドアサッシュ本体12には、モール20の弾性固定縁部23との間に、ウェザストリップ保持凹部32を形成するウェザストリップ保持縁16が形成されている。このウェザストリップ保持凹部32には、車両ドア10を閉じたとき、車両ボディBのドア開口Aとの間の隙間を閉じるウェザストリップ33が保持されている。ウェザストリップ33は、周知であり、その断面形状は種々知られている。また、図示例では、車両ボディBに別のウェザストリップ34が保持されている。
A weather
上記構成の本ドアサッシュモールの取付構造は、ドアサッシュ本体12(上枠12a)に次のようにモール20を取り付ける。モール20のガラスラン保持縁22と弾性固定縁部23の間の隙間を、ドアサッシュ本体12のモール取付部15に嵌め込んで、モール20をドアサッシュ本体12の上から押し込む。すると、抜止突条24(と振れ止め突条25)がモール取付部15の外面に当接して、意匠部21が弾性変形する。やがて抜止突条24がモール取付部15の下縁(窓ガラスW側の縁部)に達すると、意匠部21が自由になって抜止突条24がモール取付部15の下縁に係合する。このとき、モール20の弾性固定縁部23は、その折り返し部23bと接触縁23cとの接続部がドアサッシュ本体12の外方延長部14とモール取付部15のコーナ部に弾性的に接触し、接触縁23cが外方延長部14の上面(ドア開口Aに沿う面)に沿う。また、振れ止め突条25がモール取付部15の外面に弾性的に接触してモール20がモール取付部15に安定した状態で保持される。
In the mounting structure of the door sash molding configured as described above, the
この取付状態で、モール20のガラスラン保持縁22と、サッシュ本体12の袋状部13の保持凹部13aとの間(ガラスラン保持凹部30)に、ガラスラン31を保持する。また、モール20の弾性固定縁部23と、サッシュ本体12のウェザストリップ保持縁16との間(ウェザストリップ保持凹部32)に、ウェザストリップ33を保持する。
In this attached state, the
本実施形態は、このように、モール20が、その意匠部21によってドアサッシュ本体12の車外側の面を装飾するだけでなく、そのガラスラン保持縁22によってガラスラン31の保持機能を分担し、弾性固定縁部23によってウェザストリップ33の保持機能を分担している。
In this embodiment, in this way, the
図2の実施形態は、図1の実施形態における振れ止め突条24を除去した実施形態である。図1の実施形態の振れ止め突条24は、モール本体20のモール取付部15に対する固定強度を高めるために有用であるが、弾性固定縁部23のばね性を高めることにより、振れ止め突条24を省略しても、第一の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
The embodiment of FIG. 2 is an embodiment in which the
以上の実施形態では、ドアサッシュ本体12は金属(鉄系)材料のロール成形品からなるとしたが、アルミ合金の押出成形品にも本発明は同様に適用できる。
In the above embodiment, the door
B 車両ボディ
A ドア開口(ボディ開口)
W 窓ガラス
10 車両ドア
11 ドア本体
12 ドアサッシュ本体
12a 上枠
12b 縦枠
12W 窓開口
13 袋状部
13a 保持凹部
14 外方延長部
15 モール取付部
16 ウェザストリップ保持縁
20 モール
21 意匠部
22 ガラスラン保持縁
23 弾性固定縁部(ウェザストリップ保持縁)
23a 内方曲折部
23b 折り返し部
23c 接触縁
24 抜止突条
25 触れ止め突条
30 ガラスラン保持凹部
31 ガラスラン
32 ウェザストリップ保持凹部
33 34 ウェザストリップ
B Vehicle body A Door opening (body opening)
23a Inwardly
Claims (3)
上記ドアサッシュ本体は、該ドアサッシュ本体の長手方向直交断面において、車内側に位置する袋状部と;この袋状部から車外側に延びる外方延長部と;この外方延長部の車外側端部からボディ側に延びるモール取付部と;を有しており、
上記モールは、該モールの長手方向直交断面において、ドアサッシュ本体のモール取付部に沿ってかつ該モール取付部より窓ガラス側に延びる意匠部と;この意匠部の窓ガラス側端部から車内側に曲折形成され、ドアサッシュ本体の上記袋状部との間にガラスラン保持凹部を構成するガラスラン保持縁と;上記意匠部のボディ側端部から車内側に曲折形成され、ドアサッシュ本体の上記モール取付部を非接触で跨いで外方延長部のドア開口に沿う面に直接弾性接触する弾性固定縁部と;ドアサッシュの上記モール取付部の窓ガラス側端部に係合する、上記意匠部裏面に一体に形成した抜止突条と;を有していることを特徴とするドアサッシュモールの取付構造。 In a door sash molding mounting structure comprising: a door sash body constituting a window frame of a vehicle door; and a molding having a design portion exposed on a vehicle outer surface of the door sash body and attached to the door sash body.
The door sash body includes a bag-like portion positioned on the vehicle inner side in an orthogonal cross section in the longitudinal direction of the door sash body; an outward extension extending from the bag-like portion toward the vehicle outer side; and the vehicle outer side of the outer extension portion A molding mounting part extending from the end to the body side;
The molding has a design portion extending along the molding attachment portion of the door sash body and extending toward the window glass side from the molding attachment portion in the longitudinal orthogonal cross section of the molding; and from the window glass side end of the design portion to the vehicle interior side A glass run holding edge which forms a glass run holding recess between the bag-like portion of the door sash body; and is bent from the body side end of the design portion to the vehicle inner side, An elastic fixed edge that directly elastically contacts the surface along the door opening of the outward extension portion , straddling the molding mounting portion in a non-contact manner; and engaging with a window glass side end portion of the molding mounting portion of the door sash, A door sash molding mounting structure characterized in that it has a locking protrusion integrally formed on the back of the design portion.
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