JP5248437B2 - Hot water storage heater - Google Patents
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Description
この発明は、貯湯タンク内の湯水を利用して暖房運転を行う貯湯式暖房装置に関するものである。 The present invention relates to a hot water storage type heating apparatus that performs a heating operation using hot water in a hot water storage tank.
従来この種の貯湯式暖房装置においては、貯湯タンク内の温水を、圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路を有するヒートポンプユニットの蒸発器に流入させ、蒸発器で温水の熱を冷媒に汲み上げて、ヒートポンプユニットの凝縮器を用いて床暖房等の負荷側を加熱する暖房運転を行うものがあり、暖房運転の際、貯湯タンクからヒートポンプユニットの蒸発器に供給する温水には貯湯タンク内の中温水を使用し、蒸発器に供給する温水の温度を、中温水の温度域またはそれよりも低い温度域に制御するものであった。(例えば、特許文献1参照。)
Conventionally, in this type of hot water storage type heating device, hot water in a hot water storage tank is allowed to flow into the evaporator of a heat pump unit having a heat pump circuit in which a compressor, a condenser, a decompression means, and an evaporator are connected in an annular shape by a refrigerant pipe, Some heaters pump up the heat of hot water into the refrigerant and heat the load side such as floor heating using the condenser of the heat pump unit. During the heating operation, the evaporator of the heat pump unit from the hot water storage tank Medium temperature water in the hot water storage tank was used as the warm water supplied to the evaporator, and the temperature of the warm water supplied to the evaporator was controlled to the temperature range of the medium temperature water or lower. (For example, refer to
ところで、この従来の貯湯式暖房装置は、貯湯タンク内が高温の温水で満タンであった場合、貯湯タンクからヒートポンプユニットの蒸発器に流入させる温水の温度を制御することができず、蒸発器に高温の温水をそのまま流入させて暖房運転を行うと、ヒートポンプユニットの蒸発器側が過負荷となり、圧縮機から吐出される冷媒の吐出温度が高くなるため、圧縮機を保護するための圧縮機停止制御がはたらき、ヒートポンプユニットが停止してしまう。そのため、暖房運転を継続することができなくなってしまい、ヒートポンプユニットを用いた効率的な暖房運転を行うことができないという問題を有するものであった。 By the way, this conventional hot water storage type heating device cannot control the temperature of the hot water flowing from the hot water storage tank to the evaporator of the heat pump unit when the hot water tank is full of hot water. When heating operation is performed with high-temperature hot water flowing in directly, the evaporator side of the heat pump unit is overloaded, and the discharge temperature of the refrigerant discharged from the compressor becomes high, so the compressor is stopped to protect the compressor Control works and the heat pump unit stops. Therefore, the heating operation cannot be continued, and there is a problem that an efficient heating operation using the heat pump unit cannot be performed.
また、貯湯タンク内が高温の温水で満タンであった場合に、例えば貯湯タンクの温水を蒸発器に間欠的に流入させるというように、蒸発器への流入量を調整する方法が考えられるが、この方法を用いても高温の温水が流入することに変わりなく、蒸発器に高温の温水が流入された当初は過負荷になり、上記したものと同様にヒートポンプユニットが停止して暖房運転を継続することができなくなる場合があり、ヒートポンプユニットを用いた効率的な暖房運転を行うことができないという問題を有するものであった。 In addition, when the hot water storage tank is filled with high-temperature hot water, a method of adjusting the amount of inflow into the evaporator is conceivable, for example, the hot water in the hot water storage tank is intermittently flowed into the evaporator. Even if this method is used, high temperature hot water still flows in, and when the high temperature hot water flows into the evaporator, it becomes overloaded at the beginning, and the heat pump unit is stopped and heating operation is performed as described above. In some cases, it may not be possible to continue, and there is a problem that efficient heating operation using the heat pump unit cannot be performed.
この発明は上記課題を解決するために、特に請求項1ではその構成を、湯水を貯湯する貯湯タンクと、圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路を有し、前記凝縮器を用いて負荷側の暖房を行う暖房熱源としてのヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクからの湯水を加熱熱交換器へ循環させ前記貯湯タンクに戻す加熱循環回路と、該加熱循環回路に湯水を循環させる加熱循環ポンプと、前記加熱熱交換器と前記蒸発器とを環状に接続する温調循環回路と、該温調循環回路に熱媒を循環させる温調循環ポンプとを備え、前記加熱循環ポンプおよび前記温調循環ポンプおよび前記ヒートポンプユニットを動作させ、前記加熱熱交換器で前記貯湯タンクからの湯水と前記温調循環回路の熱媒とを熱交換させ、前記温調循環回路の熱媒を加熱し、前記蒸発器で前記温調循環回路の熱媒と前記ヒートポンプ回路の冷媒とを熱交換させ、前記ヒートポンプ回路の冷媒側に吸熱させ、前記暖房を行うものとした。
In order to solve the above-described problems, the present invention is particularly configured as claimed in
また、請求項2では、前記暖房中は、前記加熱循環ポンプおよび前記温調循環ポンプの回転数を制御して前記加熱熱交換器における熱交換量を調整し、前記加熱熱交換器から前記温調循環回路を介して前記蒸発器に流入させる熱媒の温度を所定温度となるように制御するものとした。 According to a second aspect of the present invention, during the heating, the number of rotations of the heating circulation pump and the temperature control circulation pump is controlled to adjust the amount of heat exchange in the heating heat exchanger, and the temperature from the heating heat exchanger is increased. The temperature of the heat medium flowing into the evaporator via the adjusting circuit is controlled to be a predetermined temperature.
この発明によれば、暖房中は、貯湯タンクから加熱熱交換器に供給される温水の温度に依らず、加熱循環ポンプおよび温調循環ポンプの回転数を制御して加熱熱交換器における熱交換量を調整し、加熱熱交換器から温調循環回路を介して蒸発器に流入させる熱媒の温度を所定温度となるように制御して、ヒートポンプユニットの蒸発器に安定した温度の熱媒を流入させるので、ヒートポンプユニットを用いた効率的な暖房運転を行うことができ、且つ十分な暖房出力を得ることができるものである。 According to the present invention, during heating, regardless of the temperature of the hot water supplied from the hot water storage tank to the heating heat exchanger, the number of rotations of the heating circulation pump and the temperature control circulation pump is controlled to exchange heat in the heating heat exchanger. Adjust the amount and control the temperature of the heat medium flowing from the heating heat exchanger to the evaporator via the temperature control circuit so that it reaches a predetermined temperature, and then supply a heat medium with a stable temperature to the evaporator of the heat pump unit. Since it is made to flow in, efficient heating operation using a heat pump unit can be performed, and sufficient heating output can be obtained.
次に、この発明の一実施形態の貯湯式暖房装置を図1に基づき説明する。
1は湯水を貯湯する貯湯タンク2を備えた貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段としての第1ヒートポンプユニット、4は被空調空間を加熱暖房する床暖房パネル等の負荷端末5の暖房熱源としての第2ヒートポンプユニットである。
Next, a hot water storage heater according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
1 is a hot water storage tank unit having a hot
6は貯湯タンク2と第1ヒートポンプユニット3とを循環可能に接続するヒーポン循環回路で、貯湯タンク2下部に接続されたヒーポン往き管7および貯湯タンク2上部に接続されたヒーポン戻り管8により構成され、ヒーポン往き管7から取り出した貯湯タンク2内の湯水をヒートポンプユニット3によって沸き上げてヒーポン戻り管8から貯湯タンク2内に戻して高温の温水を貯湯するものである。なお、貯湯タンク2側面には上下方向に複数個の貯湯温度検出手段としての貯湯温度センサ9を有しており、この貯湯温度センサ9が検出する温度情報によって、貯湯タンク2にどれだけの熱量が残っているかを検知するものである。
10は貯湯タンク2上端に接続され貯湯タンク2内の温水を出湯する出湯管、11は貯湯タンク2下端に接続され貯湯タンク2内に給水する給水管、12は出湯管10からの温水と給水管11からの水とを所定の設定温度になるように混合する混合弁、13は混合弁12で混合された設定温度の温水を給湯する給湯管、14は給湯管13の端部に接続され台所や洗面所等に設けられた蛇口である。15は混合弁12の下流に設けた給湯温度センサ、16は給湯量をカウントする給湯流量センサである。
A hot
前記第1ヒートポンプユニット3は、冷媒を圧縮する回転数可変の第1圧縮機17と、第1凝縮器としての水冷媒熱交換器18と、第1減圧手段としての第1膨張弁19と、強制空冷式の第1蒸発器としての空気熱交換器20とで構成された第1ヒートポンプ回路21と、前記ヒーポン往き管7に設けられ貯湯タンク2内の湯水を水冷媒熱交換器18に循環させるヒーポン循環ポンプ22と、それらの駆動を制御する第1ヒーポン制御部23とを備えているものである。なお、第1ヒートポンプユニット3の冷媒としては、二酸化炭素冷媒やHFC冷媒等の任意の冷媒を用いることができるが、ここでは、貯湯タンク2内の湯水を給湯や暖房に使用し多くの熱量を消費するため、貯湯タンク2内の湯水を高温に効率良く沸き上げることができる二酸化炭素冷媒を第1ヒートポンプユニット3の冷媒として用いるのが好適である。
The first
前記第2ヒートポンプユニット4は、冷媒を圧縮する回転数可変の第2圧縮機24と、第2圧縮機24からの高圧冷媒と負荷端末5側の熱媒との熱交換を行う第2凝縮器としての負荷側熱交換器25と、負荷側熱交換器25から流出する冷媒を減圧する第2減圧手段としての第2膨張弁26と、第2膨張弁26からの低圧冷媒を流通させこの低圧冷媒と熱源側の熱媒との熱交換を行う第2蒸発器としての熱源側熱交換器27とで構成された第2ヒートポンプ回路28と、負荷端末5で放熱された熱媒を負荷側熱交換器25に循環させる負荷側循環ポンプ29と、それらの駆動を制御する第2ヒーポン制御部30とを備えているものである。なお、第2ヒートポンプユニット4の冷媒としては、二酸化炭素冷媒やHFC冷媒等の任意の冷媒を用いることができるが、ここでは、負荷端末5等を用いた暖房で使用する温度帯(例えば、30℃〜60℃)を考慮して、負荷端末5側の熱媒を前記温度帯に効率良く加熱することができるR410A等のHFC冷媒を第2ヒートポンプユニット4の冷媒として用いるのが好適である。
The second
31は負荷端末5と負荷側熱交換器25とを環状に接続し負荷側循環ポンプ29により不凍液等の熱媒を循環させる負荷側循環回路、32は負荷側循環回路31の負荷端末5の上流側に設けられ熱媒を複数の負荷端末5に分岐させる往きヘッダー、33は負荷側循環回路31の負荷端末5の下流側に設けられた戻りヘッダーである。なお、往きヘッダー32および戻りヘッダー33は3系統の負荷端末5を接続できるものであるが、ここでは1系統の負荷端末5のみを図示し残りの2系統の負荷端末5を省略することとする。
34は貯湯タンク2上部からの湯水を加熱熱交換器35へ循環させ貯湯タンク2下部に戻す加熱循環回路、36は加熱循環回路34に貯湯タンク2からの湯水を循環させる加熱循環ポンプ、37は前記第2ヒートポンプユニット4の熱源側熱交換器27と加熱熱交換器35とを環状に接続した温調循環回路、38は温調循環回路37に設けられ不凍液等の熱媒を循環させる温調循環ポンプ、39は温調循環回路37に設けられ加熱熱交換器35から熱源側熱交換器27に流入させる熱媒の温度を検出する温度検出手段としての温度センサである。
A
40は第1ヒーポン制御部23、第2ヒーポン制御部30、負荷端末5による暖房運転開始・停止を指示するリモコン(図示せず)と無線または有線により接続され相互に通信すると共に、貯湯タンクユニット1内の各センサの入力を受け各アクチュエータの駆動を制御するマイコンを有し、給湯および暖房の制御を行う制御部である。
ここで、貯湯タンク2内の湯水を第1ヒートポンプユニット3により加熱し貯湯タンク2に高温の温水を貯湯する貯湯運転について説明する。
制御部40は、電力単価が安価な深夜電力時間帯に貯湯温度センサ9の検出温度により貯湯タンク2内に翌日に必要な熱量が残っていないことを検知すると、第1ヒーポン制御部23に対して貯湯運転開始指令を発する。指令を受けた第1ヒーポン制御部23は第1圧縮機17を起動させた後にヒーポン循環ポンプ22の駆動を開始させ、貯湯タンク2下部に接続されたヒーポン往き管7から取り出した低温の水を水冷媒熱交換器18に循環させて高温に加熱し、貯湯タンク2上部に接続されたヒーポン戻り管8から貯湯タンク2内に戻し、貯湯タンク2の上部から順次積層して高温の温水を貯湯していく。制御部40は、貯湯温度センサ9の検出温度により必要な熱量が貯湯されたことを検出すると、第1ヒーポン制御部23に対して貯湯運転停止指令を発し、第1ヒーポン制御部23は第1圧縮機17を停止させると共にヒーポン循環ポンプ22も停止させ貯湯運転を終了するものである。
Here, a hot water storage operation in which hot water in the hot
When the
次に、暖房運転について説明する。
前記リモコンにより負荷端末5による被空調空間の暖房の指示がなされると、制御部40は加熱循環ポンプ36、温調循環ポンプ38の駆動を開始させると共に、第2ヒーポン制御部30に運転開始を指示し、第2ヒーポン制御部30は、第2圧縮機24を起動させた後に負荷側循環ポンプ29の駆動を開始させ、第2ヒートポンプユニット4を動作させ、暖房運転が開始される。
Next, the heating operation will be described.
When the load terminal 5 instructs the heating of the air-conditioned space by the remote controller, the
暖房運転が開始されると、加熱熱交換器35において、貯湯タンク2上部からの高温の温水と温調循環回路37の熱媒とを熱交換させ、温調循環回路37の熱媒を加熱し、加熱された温調循環回路37の熱媒が第2ヒートポンプユニット4の蒸発器である熱源側熱交換器27に流入される。
When the heating operation is started, the
そして、熱源側熱交換器27において、温調循環回路37の熱媒と第2ヒートポンプ回路28の第2膨張弁26から吐出された低温低圧の冷媒とを熱交換させ、温調循環回路37の熱媒の熱を第2ヒートポンプユニット4の冷媒側に汲み上げて吸熱させ、第2ヒートポンプユニット4の凝縮器である負荷側熱交換器25にて、第2圧縮機24からの高圧冷媒と負荷端末5側の熱媒とを熱交換させ、負荷側熱交換器25で加熱された負荷側循環回路31の熱媒は、負荷側循環ポンプ29の動作により負荷端末5に循環され、負荷側循環ポンプ29の回転数を制御し負荷側循環回路31の熱媒の循環流量を調整して、前記リモコンにより指示を受けた被空調空間が設定温度になるように加熱暖房するものである。
Then, in the heat source
なお、この暖房運転では、加熱熱交換器35から熱源側熱交換器27に流入させる温調循環回路37の熱媒の温度を、所定温度となるように制御している。そのため制御部40は、加熱循環ポンプ36および温調循環ポンプ38の回転数を制御し、加熱循環回路34を循環する温水の循環流量と温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量とを制御して、加熱熱交換器35での熱交換量を調整し、温度センサ39で検出する熱媒の温度を所定温度になるようにしているものであり、制御例を挙げて説明すると、制御部40は温調循環ポンプ38の回転数を予め定めた一定回転数で制御し温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量を一定とし、温度センサ39で検出する温調循環回路37の熱媒の温度が所定温度になるように、加熱循環ポンプ36の回転数を可変制御し加熱循環回路34を循環する温水の循環流量を可変させて、加熱熱交換器35での熱交換量を調整しているものである。また、加熱循環ポンプ36の回転数を予め定めた一定回転数で制御し加熱循環回路34を循環する温水の循環流量を一定とし、温度センサ39で検出する温調循環回路37の熱媒の温度が所定温度になるように、温調循環ポンプ38の回転数を可変制御し温調循環回路37を循環する温水の循環流量を可変させて、加熱熱交換器35での熱交換量を調整してもよいものである。
In this heating operation, the temperature of the heat medium in the
ここで、前記所定温度の設定方法としては、予め第2ヒートポンプユニット4を用いて行った試験等から採取したデータを基に、第2ヒートポンプユニット4が効率よく動作する温度を選定し、その温度を所定温度として予め制御部40に設定すればよいものである。
Here, as a method for setting the predetermined temperature, a temperature at which the second
上記のように、暖房運転中は、貯湯タンク2から加熱熱交換器35に、高温の温水が供給されようが、中温の温水が供給されようが、供給される温水の温度に依らず、加熱循環ポンプ36および温調循環ポンプ38の回転数を制御して、加熱循環回路34を循環する温水の循環流量と温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量とを制御して、加熱熱交換器35における熱交換量を調整し、加熱熱交換器35から温調循環回路37を介して第2ヒートポンプユニット4の蒸発器である熱源側熱交換器27に流入させる熱媒の温度を所定温度となるように制御して、熱源側熱交換器27に安定した温度の熱媒を流入させるので、ヒートポンプユニットを用いた効率的な暖房運転を行うことができ、且つ十分な暖房出力を得ることができるものである。
As described above, during the heating operation, regardless of whether the hot water is supplied from the hot
なお、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、本実施形態では、貯湯タンク2上部から取り出した温水を加熱熱交換器35に循環させる構成としているが、貯湯タンク2の中間部から取り出した温水、または貯湯タンク2の下部から取り出した低温水を加熱熱交換器35に循環させるような構成としてもよく、また、貯湯タンク2上部から取り出した温水を加熱熱交換器35に循環させ、加熱熱交換器35を通過した温水を貯湯タンク2下部に戻すようにしているが、加熱熱交換器35を通過した温水を貯湯タンク2の中間部に戻すようにしてもよく、さらに、加熱熱交換器35通過後の温水の温度を検出し、その検出温度に応じて、加熱熱交換器35通過後の温水を、貯湯タンク2の中間部に戻すか貯湯タンク2下部に戻すかを選択できるような構成としてもよいものである。
The present invention is not limited to the above-described embodiment. In this embodiment, the hot water taken out from the upper part of the hot
また、本実施形態では、被空調空間を加熱する暖房運転には、床暖房パネル等の熱媒循環式の負荷端末5を用いているが、前記暖房運転に、第2ヒートポンプユニット4の凝縮器である負荷側熱交換器25を用いて、エアコンの室内機のように被空調空間の空気と直接熱交換して被空調空間を加熱する形式のものを採用してもよいものである。
Moreover, in this embodiment, although the heating medium circulation type load terminal 5 such as a floor heating panel is used for the heating operation for heating the air-conditioned space, the condenser of the second
また、本実施形態では、貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段は、第1ヒートポンプユニット3のようにヒートポンプ式のものだけに限定されるものではなく、電熱ヒータで構成してもよいものである。
In the present embodiment, the heating means for heating the hot water in the hot
次に、この発明の他の実施形態の貯湯式暖房装置を図2に基づき説明するが、この実施形態は先に説明した一実施形態と同一部分については同一符号を付し説明を省略して相違する構成や作動についてのみ説明する。
41はヒーポン戻り管8から分岐して加熱熱交換器35に接続し、第1ヒートポンプユニット3で加熱された湯水を直接的に加熱熱交換器35に流入させることができる分岐管で、この分岐管41とヒーポン戻り管8の分岐点に、貯湯タンク2に循環させる湯水の量と加熱熱交換器35に循環させる湯水の量の分配比率を調整する分配弁42が設けられているものである。なお、この分配弁42は、貯湯タンク2内の温水を利用する前記暖房運転時において、分配弁42より下流側で貯湯タンク2上部と接続するヒーポン戻り管8と分岐管41とを連通させ、貯湯タンク2上部から取り出した温水をヒーポン戻り管8、分岐管41、加熱熱交換器35の順に循環させて貯湯タンク2に戻す加熱循環回路34を構成するように調整可能なものとする。
Next, a hot water storage type heating apparatus according to another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. 2. Only different configurations and operations will be described.
A
次に、暖房運転について説明するが、先に説明した一実施形態と同様に動作する負荷側循環ポンプ29の動作を含む第2ヒートポンプユニット4の動作については説明を省略する。
前記リモコンにより負荷端末5による被空調空間の暖房の指示がなされると、制御部40は、分配弁42を分配弁42より下流側で貯湯タンク2上部と接続するヒーポン戻り管8と分岐管41とを連通させる状態に切り替え、加熱循環ポンプ36、温調循環ポンプ38の駆動を開始させると共に、第2ヒーポン制御部30に運転開始を指示し、第2ヒーポン制御部30は、第2ヒートポンプユニット4を動作させ、暖房運転が開始され、先に説明した一実施形態と同様に、加熱熱交換器35から熱源側熱交換器27に流入させる温調循環回路37の熱媒の温度を、所定温度となるように制御するものである。
Next, although heating operation is demonstrated, description is abbreviate | omitted about operation | movement of the 2nd
When the load terminal 5 instructs the heating of the air-conditioned space by the remote controller, the
また、前記リモコンにより負荷端末5による被空調空間の暖房の指示がなされたとき、または前記暖房運転中に、制御部40が、貯湯温度センサ9の検出温度により暖房運転に利用できる温水が所定量以下になった、または加熱熱交換器35に流入させる温水の温度が所定温度以下になったと判断すると、制御部40は、加熱循環ポンプ36を停止させ、第1ヒートポンプユニット3からの温水が加熱熱交換器35側だけに循環するように分配弁42の分配比率を調整すると共に、第1ヒーポン制御部23に運転開始を指示し、第1ヒーポン制御部23は、第1圧縮機17を起動させた後にヒーポン循環ポンプ22の駆動を開始させて、第1ヒートポンプユニット3を動作させ、貯湯タンク2下部から取り出した低温水を第1ヒートポンプユニット3で加熱し、その加熱した温水を直接的に加熱熱交換器35に循環させ、直接暖房運転(以下、直暖と略す)を行うものである。
Further, when the load terminal 5 instructs the heating of the air-conditioned space by the remote controller or during the heating operation, the
なお、前記直暖を行う時も、加熱熱交換器35から熱源側熱交換器27に流入させる温調循環回路37の熱媒の温度を、所定温度となるように制御している。そのため制御部40が、温調循環ポンプ38の回転数を制御し、第1ヒーポン制御部23がヒーポン循環ポンプ22を制御し、温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量と第1ヒートポンプユニット3から直接的に加熱熱交換器35に循環させる温水の循環流量とを制御して、加熱熱交換器35での熱交換量を調整し、温度センサ39で検出する熱媒の温度を所定温度となるようにしているものであり、制御例を挙げて説明すると、第1ヒーポン制御部23がヒーポン循環ポンプ22の回転数を予め定めた一定回転数で制御し第1ヒートポンプユニット3から直接的に加熱熱交換器35に循環させる温水の循環流量を一定とし、制御部40が、温度センサ39で検出する温調循環回路37の熱媒の温度が所定温度になるように、温調循環ポンプ38の回転数を可変制御し温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量を可変させて、加熱熱交換器35での熱交換量を調整しているものである。
In addition, also when performing the said direct warming, the temperature of the heat medium of the
また、前記暖房運転中または前記直暖中に、制御部40が、貯湯温度センサ9の検出温度により貯湯タンク2内の残湯量が少ないと判断し、前記貯湯運転の要求と直暖の要求とが同時に発生した場合、制御部40は、第1ヒートポンプユニット3からの温水が貯湯タンク2側と加熱熱交換器35側の両方に循環するように分配弁42の分配比率を調整する。例えば、分配比率を50:50として、直暖を行いながら貯湯運転も同時に行うことができるものであり、その時その時の状況に合わせた最適な分配が可能となるものである。
Further, during the heating operation or during the direct warming, the
なお、前記直暖と前記貯湯運転を同時に行う時も、加熱熱交換器35から熱源側熱交換器27に流入させる温調循環回路37の熱媒の温度を、所定温度となるように制御している。そのため制御部40が、温調循環ポンプ38の回転数を制御し、第1ヒーポン制御部23がヒーポン循環ポンプ22を制御し、温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量と第1ヒートポンプユニット3から直接的に加熱熱交換器35に循環させる温水の循環流量とを制御して、加熱熱交換器35での熱交換量を調整し、温度センサ39で検出する熱媒の温度を所定温度となるようにしているものであり、制御例を挙げて説明すると、制御部40は、温調循環ポンプ38の回転数を予め定めた一定回転数で制御し温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量を一定とし、第1ヒーポン制御部23がヒーポン循環ポンプ22の回転数を予め定めた一定回転数で制御すると共に、分配弁42の分配比率を調整して第1ヒートポンプユニット3から直接的に加熱熱交換器35側に循環させる温水の循環流量を制御して、加熱熱交換器35での熱交換量を調整し、温度センサ39で検出する温調循環回路37の熱媒の温度を所定温度となるように制御しているものである。
Even when the direct heating and the hot water storage operation are performed simultaneously, the temperature of the heat medium in the
上記のように、暖房運転中は、貯湯タンク2から加熱熱交換器35に、高温の温水が供給されようが、中温の温水が供給されようが、供給される温水の温度に依らず、加熱循環ポンプ36および温調循環ポンプ38の回転数を制御して、加熱循環回路34を循環する温水の循環流量と温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量とを制御して、加熱熱交換器35における熱交換量を調整し、加熱熱交換器35から温調循環回路37を介して第2ヒートポンプユニット4の蒸発器である熱源側熱交換器27に流入させる熱媒の温度を所定温度となるように制御して、熱源側熱交換器27に安定した温度の熱媒を流入させるので、ヒートポンプユニットを用いた効率的な暖房運転を行うことができ、且つ十分な暖房出力を得ることができるものである。
As described above, during the heating operation, regardless of whether the hot water is supplied from the hot
さらに、直暖中、直暖と貯湯運転の同時運転中は、第1ヒートポンプユニット3から加熱熱交換器35に、高温の温水が供給されようが、中温の温水が供給されようが、供給される温水の温度に依らず、直暖の場合は、ヒーポン循環ポンプ22および温調循環ポンプ38の回転数を制御して、温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量と第1ヒートポンプユニット3から直接的に加熱熱交換器35に循環させる温水の循環流量とを制御して、加熱熱交換器35での熱交換量を調整し、直暖と貯湯運転の同時運転中は、ヒーポン循環ポンプ22および温調循環ポンプ38の回転数を制御すると共に、分配弁42の分配比率を調整して、温調循環回路37を循環する熱媒の循環流量と第1ヒートポンプユニット3から直接的に加熱熱交換器35に循環させる温水の循環流量とを制御して、加熱熱交換器35での熱交換量を調整することで、加熱熱交換器35から温調循環回路37を介して第2ヒートポンプユニット4の蒸発器である熱源側熱交換器27に流入させる熱媒の温度を所定温度となるように制御して、熱源側熱交換器27に安定した温度の熱媒を流入させるので、ヒートポンプユニットを用いた効率的な暖房運転を行うことができ、且つ十分な暖房出力を得ることができるものである。
Further, during the direct warming, during the simultaneous operation of the direct warming and the hot water storage operation, the first
なお、本発明は上記の他の実施形態に限定されるものではなく、本実施形態では、貯湯タンク2上部から取り出した温水を加熱熱交換器35に循環させる構成としているが、貯湯タンク2の中間部から取り出した温水、または貯湯タンク2の下部から取り出した低温水を加熱熱交換器35に循環させるような構成としてもよく、また、貯湯タンク2上部から取り出した温水を加熱熱交換器35に循環させ、加熱熱交換器35を通過した温水を貯湯タンク2下部に戻すようにしているが、加熱熱交換器35を通過した温水を貯湯タンク2の中間部に戻すようにしてもよく、さらに、加熱熱交換器35通過後の温水の温度を検出し、その検出温度に応じて、加熱熱交換器35通過後の温水を、貯湯タンク2の中間部に戻すか貯湯タンク2下部に戻すかを選択できるような構成としてもよいものである。
The present invention is not limited to the other embodiments described above. In this embodiment, the hot water taken out from the upper part of the hot
また、本実施形態では、被空調空間を加熱する暖房運転には、床暖房パネル等の熱媒循環式の負荷端末5を用いているが、前記暖房運転に、第2ヒートポンプユニット4の凝縮器である負荷側熱交換器25を用いて、エアコンの室内機のように被空調空間の空気と直接熱交換して被空調空間を加熱する形式のものを採用してもよいものである。
Moreover, in this embodiment, although the heating medium circulation type load terminal 5 such as a floor heating panel is used for the heating operation for heating the air-conditioned space, the condenser of the second
また、本実施形態では、貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段は、第1ヒートポンプユニット3のようにヒートポンプ式のものだけに限定されるものではなく、電熱ヒータで構成してもよいものである。
In the present embodiment, the heating means for heating the hot water in the hot
2 貯湯タンク
4 第2ヒートポンプユニット
24 圧縮機(第2圧縮機)
25 凝縮器(負荷側熱交換器)
26 減圧手段(第2膨張弁)
27 蒸発器(熱源側熱交換器)
28 ヒートポンプ回路(第2ヒートポンプ回路)
34 加熱循環回路
35 加熱熱交換器
36 加熱循環ポンプ
37 温調循環回路
38 温調循環ポンプ
2 Hot
25 Condenser (load-side heat exchanger)
26 Pressure reducing means (second expansion valve)
27 Evaporator (heat source side heat exchanger)
28 Heat pump circuit (second heat pump circuit)
34
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