JP5125145B2 - 産業車両の荷役制御装置 - Google Patents
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Description
特許文献1では、設定前傾角の状態でマストを上昇させたときに設定揚高位置でリフトシリンダへの給油を断ち、リフトシリンダの作動を停止させている。また、特許文献2では、揚高及び積載荷重と最大許容前傾角度の関係を示すマップを記憶し、そのマップから揚高及び荷重に基づいてマストの最大許容前傾角度を演算し、ティルトシリンダの作動時に前傾側のマスト角度が最大許容前傾角度に達したらティルトシリンダの前傾を停止させている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の産業車両の荷役制御装置において、前記制御手段は、前記規制制御を実行する場合、前記規制制御を実行しない場合に比して、前記荷役手段の上昇の停止を指示してから実際に停止する迄の時間を長くするように前記油圧機構を制御することを要旨とする。
車両制御装置31には、制御動作を所定の手順で実行することができる制御手段及び演算手段としてのCPU(中央処理装置)31aと、必要なデータの読出し及び書換え可能な記憶手段としてのメモリ31bが設けられている。メモリ31bには、フォークリフト10の走行や荷役を制御するための制御プログラムや、当該制御に用いるマップデータが記憶されている。本実施形態のフォークリフト10は、高揚高時におけるマスト16の前傾角度を規制する制御を行うように構成されている。このため、本実施形態においてメモリ31bには、前傾角度規制の制御に使用するマップデータが記憶されている。また、車両制御装置31には、揚高スイッチ(揚高検出手段)35と、荷重センサ(荷重検出手段)36と、ティルト角センサ(傾動角度検出手段)37と、ディレクションスイッチ(進行方向検出手段)38と、リフトレバーセンサ39(操作量検出手段)と、ティルトレバーセンサ(操作量検出手段)40が電気的に接続されている。
図4のマップデータは、縦軸に「前傾規制角度」を示すとともに、横軸に「荷重」を示している。そして、前傾規制角度は、その角度が大きくなるほどマスト16の前傾角度が大きくなり、図4では紙面上、縦軸の上側に向かうほど前傾規制角度が大きく、縦軸の下側に向かうほど前傾規制角度が小さく(すなわち、水平に近い)なる。本実施形態においては、図4に示すように、前傾規制角度として8つの角度A1〜A8を設定している。そして、角度A1〜A8は、角度A1→角度A2→角度A3→角度A4→角度A5→角度A6→角度A7→角度A8の順に前傾規制角度となる角度値が小さく、水平に近い角度とされており、本実施形態において角度A1はマスト16の最大前傾角度(max値)と等しい値に設定されている。
車両制御装置31のCPU31aは、揚高スイッチ35の検出信号から揚高が高揚高か、又は低揚高かを検出する。また、CPU31aは、荷重センサ36の検出信号からフォーク21に積載された荷の重さ(荷重)を検出する。そして、CPU31aは、低揚高時において、図4のマップデータから荷重をもとに高揚高時における前傾規制角度を求め、その求めた前傾規制角度を前傾角度規制の制御で使用する角度としてメモリ31bに記憶する。
(1)車両制御装置31のCPU31aは、低揚高時に図4のマップデータをもとに前傾規制角度を求め、フォーク21が高揚高に達した時の前傾角度が求めた前傾規制角度を超えている場合、電磁比例弁34の開度調整を行って荷役装置12(フォーク21)の上昇を停止させる。前傾規制角度は、荷重をもとに求められる。このため、高揚高における荷役装置12(マスト16)の前傾は、荷重に応じた傾動角度まで許容される。すなわち、軽荷重の場合には、重荷重の場合よりも前傾させることができるようになる。したがって、高揚高の場合であっても、許容された範囲内で荷役装置12を前傾させることができ、作業性を損なわせることがない。また、荷役装置12は、高揚高に達した時の傾動角度と前傾規制角度をもとに上昇に規制が掛けられるため、荷役装置12を前傾させてから上昇させる操作が行われる場合であっても、フォークリフト10の安定性の低下を抑制できる。
(6)また、前傾角度規制時には、荷役装置12の上昇に加えて前傾及び後傾を不能とし、下降のみを許容するように制御する。したがって、フォークリフト10の安定性を最も確保し得る動作で、前傾角度規制の状態を解除させることができる。
○ 実施形態において、図5に示すように、荷重に応じてリフトシリンダ20の上昇を停止させるまでの時間を変更しても良い。例えば、図5に示すように、荷重が所定値を超える場合は実線a1で示すように時間T1で停止させ、荷重が所定値未満の場合は二点鎖線a3で示すように時間T2で停止させる。
○ 実施形態は、バッテリと走行モータを搭載し、走行モータの駆動力により駆動輪14を駆動するバッテリ式のフォークリフトや、エンジンを搭載し、エンジンの駆動力により駆動輪14を駆動するエンジン式のフォークリフトに具体化しても良い。
○ 実施形態において、前傾角度規制の制御時に、上昇を規制し、前傾、後傾及び下降を許容しても良い。また、前記制御時に、上昇と前傾を規制し、後傾と下降を許容しても良い。
Claims (6)
- 荷役作業を行う荷役手段を油圧機構により昇降動作及び傾動動作させる産業車両の荷役制御装置において、
前記荷役手段に積載した荷の重さを検出する荷重検出手段と、
前記荷役手段の揚高を検出する揚高検出手段と、
前記荷役手段の傾動角度を検出する傾動角度検出手段と、
揚高及び荷重と前傾規制角度の関係を表すデータを記憶した記憶手段と、
前記荷重検出手段の荷重をもとに前記データから高揚高時における前記前傾規制角度を演算する演算手段と、
前記荷役手段の動作を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記荷役手段の揚高が前記高揚高に達した時の前記傾動角度が前記演算手段で演算した前記前傾規制角度を超えている場合、前記油圧機構を制御して前記荷役手段の上昇を停止させる規制制御を実行するとともに、
前記規制制御により前記荷役手段の上昇を停止させた場合、前記荷役手段を前傾及び後傾させる前記傾動動作の実行を規制し、前記荷役手段の下降動作のみを許容するように制御することを特徴とする産業車両の荷役制御装置。 - 前記制御手段は、前記規制制御を実行する場合、前記規制制御を実行しない場合に比して、前記荷役手段の上昇の停止を指示してから実際に停止する迄の時間を長くするように前記油圧機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の産業車両の荷役制御装置。
- 前記制御手段は、前記規制制御を実行する場合、前記規制制御を実行しない場合に比して、前記荷役手段の停止位置から前記荷役手段を下降させるときの最大下降速度を遅くするように前記油圧機構を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の産業車両の荷役制御装置。
- 前記制御手段は、前記荷役手段の揚高が低揚高となり、かつ運転者が前記下降を指示する際に操作する指示手段の操作位置が中立位置に戻されたことを解除条件として前記最大下降速度を、前記規制制御を実行しない場合の最大下降速度に戻すことを特徴とする請求項3に記載の産業車両の荷役制御装置。
- 前記油圧機構は、前記荷役手段を昇降動作させるリフトシリンダと、前記荷役手段を傾動動作させるティルトシリンダと、前記リフトシリンダ及び前記ティルトシリンダに対する作動油の供給流路を切り換える電磁比例弁とを含んで構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の産業車両の荷役制御装置。
- 前記制御手段が前記規制制御により前記荷役手段の上昇を停止させたことに伴って、運転者に対し前記荷役手段の下降を促す報知を行う報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の産業車両の荷役制御装置。
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