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JP5198365B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP5198365B2
JP5198365B2 JP2009142141A JP2009142141A JP5198365B2 JP 5198365 B2 JP5198365 B2 JP 5198365B2 JP 2009142141 A JP2009142141 A JP 2009142141A JP 2009142141 A JP2009142141 A JP 2009142141A JP 5198365 B2 JP5198365 B2 JP 5198365B2
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Description

この発明は、半導体記憶装置に関する。
従来、不揮発性の半導体メモリとしてNAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリでは、データの書き込み動作の際に、データを書き込むべきでないメモリセルが接続されたビット線を所定の電圧に充電することにより、NANDストリングのチャネルをフローティングする技術が知られている。そして、ゲート電極とのカップリングによりチャネルの電位を上昇させて、当該メモリセルに電荷が注入されることを抑制する(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、1本のワード線には非常に多数のメモリセルが接続されているため、ビット線を充電する際には、大きなピーク電流が流れる場合がある。そしてこのピーク電流によって、NAND型フラッシュメモリの動作が不安定となる、という問題があった。
特開平10−283788号公報
この発明は、動作安定性を向上出来る半導体記憶装置を提供する。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、データ保持可能なメモリセルと、前記メモリセルから読み出されたデータ、及び/または前記メモリセルに書き込むべきデータを転送するビット線と、データの読み出し時及び書き込み時において、前記ビット線を充電するセンスアンプと、前記ビット線と前記センスアンプとを接続する第1MOSトランジスタと、前記データの書き込み時及び読み出し時において、前記第1MOSトランジスタのゲートに定電流を供給することにより該ゲートを充電する電流源回路とを具備する。
本発明によれば、動作安定性を向上出来る半導体記憶装置を提供出来る。
この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルの閾値分布を示すグラフ。 この発明の第1の実施形態に係るMOSトランジスタのドレイン電流の温度特性を示すグラフ。 この発明の第1の実施形態に係るビット線ドライバの回路図。 この発明の第1の実施形態に係る電流源及び定電流回路の出力電流の温度特性を示すグラフ。 この発明の第1の実施形態に係るデータ書き込み時の各種信号のタイミングチャート。 ビット線ドライバの回路図。 Vblcの時間変化を示すグラフ。 Vblの時間変化を示すグラフ。 Iccの時間変化を示すグラフ。 この発明の第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの一部領域を示す回路図。 この発明の第2の実施形態に係る電圧発生回路及び検出回路の回路図。 この発明の第1、第2の実施形態に係るセンスアンプの回路図。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置について、NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。図1は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。
<NAND型フラッシュメモリの構成>
図示するようにNAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ2、センスアンプ3、ロウデコーダ4、ビット線ドライバ5、ソース線ドライバ6、及びMOSトランジスタ7、8を備えている。
まずメモリセルアレイ2について説明する。メモリセルアレイ2は、複数((N+1)個、Nは1以上の自然数)のメモリブロックBLK0〜BLKNを備えている。以下、メモリブロックBLK0〜BLKNを区別しない場合には、単にメモリブロックBLKと呼ぶことにする。なお、メモリブロックBLKが1個だけ設けられる場合であっても良い。メモリブロックBLKの各々は、(m+1)個((m+1)は1以上の自然数)のNANDストリング9を備えている。
NANDストリング9の各々は、(n+1)個((n+1)は2以上の自然数であり、例えば8個、16個、32個、64個等、限定されない)のメモリセルトランジスタMTと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えば浮遊ゲート)と、電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを有する積層ゲート構造を備えている。メモリセルトランジスタMTは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続されたメモリセルトランジスタMTの一端側のドレインは選択トランジスタST1のソースに接続され、他端側のソースは選択トランジスタST2のドレインに接続されている。
メモリブロックBLKの各々において、同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートはワード線WL0〜WLnのいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルの選択トランジスタST1、ST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD、SGSに共通接続されている。なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜WLnを、単にワード線WLと呼ぶことがある。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。
上記構成のメモリセルアレイ2において、同一列にあるNANDストリング9における選択トランジスタST1のドレインは、同一のビット線BL0〜BLmに共通に接続されている。ビット線BL0〜BLmについても、単にビット線BLと呼ぶことがある。すなわちビット線BLは、複数のメモリブロックBLK間で、NANDストリング9を共通接続する。他方、ワード線WL及びセレクトゲート線SGD、SGSは、同一のメモリブロックBLK内において、NANDストリング9を共通接続する。また、メモリセルアレイ2に含まれるNANDストリング9は、同一のソース線SLに共通接続されている。
また、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTには一括してデータが書き込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、同一のメモリブロックBLK内におけるNANDストリング9は一括してデータが消去される。すなわち、メモリブロックBLKが消去単位となる。
次に、上記メモリセルトランジスタMTの閾値分布について図2を用いて説明する。図2は、横軸に閾値電圧Vthをとり、縦軸にメモリセルトランジスタMTの存在確率を示したグラフである。
図示するように、各々のメモリセルトランジスタMTは4値(4-levels)のデータ(2ビットデータ)を保持出来る。すなわちメモリセルトランジスタMTは、閾値電圧Vthの低い順に消去レベル(“Er”)、Aレベル、Bレベル、及びCレベルの4つの状態(4種のデータ)を取り得る。消去レベルの閾値電圧VthEは、VthE<VEAである。Aレベルの閾値電圧VthAは、VEA<VthA<VABである。Bレベルの閾値電圧VthBは、VAB<VthB<VBCである。Cレベルの閾値電圧VthCは、VBC<VthCである。そして、例えば電圧VEAが0Vである。しかし、VABが0Vであっても良い。またメモリセルトランジスタMTが保持可能なデータは、上記4値に限らない。例えば2値(1ビットデータ)、8値(3ビットデータ)、または16値(4ビットデータ)などであっても良い。
図1に戻ってフラッシュメモリ1の構成についての説明を続ける。センスアンプ3は、データの読み出し時には、メモリセルトランジスタMTからビット線BLに読み出されたデータをセンスして増幅する。この際センスアンプ3は、ビット線BLに流れる電流をセンスすることにより、全ビット線BLにつき一括してデータを判別する。なお電流の代わりに、電圧をセンスしても良い。またデータの書き込み時には、ビット線BLに書き込みデータを転送する。
ロウデコーダ4は、データの書き込み動作時、読み出し動作時、及び消去時において、外部から与えられるロウアドレスRAに基づいて、いずれかのメモリブロックBLKに接続されたセレクトゲート線SGD、SGS、及びワード線WLを選択して、電圧を印加する。
ソース線ドライバ6は、ソース線SLに電圧を与える。
MOSトランジスタ7の各々は、センスアンプ3とビット線BLとを、MOSトランジスタ8の電流経路を介して接続する。すなわち、MOSトランジスタ7の電流経路の一端はセンスアンプ3に接続され、他端はMOSトランジスタ8の電流経路の一端に接続され、ゲートには信号BLCが与えられる。MOSトランジスタ7は、MOSトランジスタ8よりも低耐圧型の、例えばnチャネル型のMOSトランジスタであり、MOSトランジスタ8よりも薄いゲート絶縁膜を有する。図3は、MOSトランジスタ7のドレイン電流Idの温度特性を示すグラフである。図3において縦軸がドレイン電流Idを示し、横軸が温度を示しており、特に温度以外の条件が一定である場合を示している。図示するようにドレイン電流Idは、温度が高くなるほど小さくなる。すなわち、負の温度特性を有している。但し、図3は例示に過ぎず、全体として温度が高いほどドレイン電流Idが小さくなれば良く、グラフの形状は図3に限定されるものでは無い。
図1に戻って説明を続ける。MOSトランジスタ8の各々は、その電流経路の一端が、対応するMOSトランジスタ7の電流経路の他端に接続され、他端が対応するビット線BLに接続され、ゲートに信号BLSが与えられる。信号BLSは、例えば図示せぬ制御回路によって与えられる。MOSトランジスタ8は高耐圧型の、例えばnチャネル型のMOSトランジスタである。なお、MOSトランジスタ7、8は、共にビット線BLとセンスアンプ3とを接続するための機能を有するが、MOSトランジスタ7はこの機能だけでなく、信号BLCによってビット線BLの電位を制御する、という機能も有する。
ビット線ドライバ5は、信号BLCを発生して、これをMOSトランジスタ7のゲートに供給する。データの書き込み時及び読み出し時には、信号BLCの電位によって、ビット線BLの電位が制御される。
<ビット線ドライバ5の詳細について>
次に、上記ビット線ドライバ5の詳細について、図4を用いて説明する。図4はビット線ドライバ5の回路図である。
図示するようにビット線ドライバ5は、大まかには電圧発生回路10と、定電流回路11とを備えている。電圧発生回路10は、電圧VH(=電源電圧VDD+MOSトランジスタ7の閾値Vth+α程度)を発生して出力する。
定電流回路11は、大まかには第1〜第3カレントミラー回路12〜14、第1、第2スイッチ回路15、16、及び電流発生部17を備えている。
第1スイッチ回路15は、nチャネルMOSトランジスタ19、20を備えている。MOSトランジスタ19、20はそれぞれ、ソースが接地され、ゲートに共に信号ENBが入力される。信号ENBは例えば図示せぬ制御回路によって与えられ、信号ENBが与えられてMOSトランジスタ19、20がオン状態となることで、ビット線ドライバ5が活性化される。
電流発生部17は、nチャネルMOSトランジスタ21と、図示せぬ定電流源を備えている。MOSトランジスタ21は、ソースがMOSトランジスタ19のドレインに接続される。定電流源は、前述のMOSトランジスタ7のドレイン電流とは逆の温度特性、具体的には正の温度特性を有する定電流IREFを発生し、これをMOSトランジスタ21のゲートに供給する。従って、MOSトランジスタ21のドレイン電流Ioも、正の温度特性を有する。図5は、電流IREF、Ioの温度特性を示すグラフである。図5において縦軸が電流IREF、Ioを示し、横軸が温度を示しており、特に温度以外の条件が一定である場合を示している。電流IREF、Ioは、温度が高くなるほど大きくなる。勿論、図5も例示に過ぎず、全体として温度が高いほど電流IREF、Ioが大きくなれば良く、グラフの形状は図5に限定されるものでは無い。
第1カレントミラー回路12は、pチャネルMOSトランジスタ22〜25を備えている。MOSトランジスタ22〜25のバックゲートには、電圧発生回路10の発生する電圧VHが与えられる。MOSトランジスタ22は、ドレインがゲート及びMOSトランジスタ21のドレインに接続される。MOSトランジスタ23は、ドレインがゲート及びMOSトランジスタ22のソースに接続され、ソースに電圧VHが与えられる。MOSトランジスタ24は、ゲートがMOSトランジスタ23のゲートと共通接続され、ソースに電圧VHが与えられる。MOSトランジスタ25は、ゲートがMOSトランジスタ22のゲートと共通接続され、ソースがMOSトランジスタ24のドレインに接続されている。
第2カレントミラー回路13は、nチャネルMOSトランジスタ26、27−0〜27−3を備えている。これらはゲートが共通接続されている。MOSトランジスタ26は、ゲート及びドレインが、MOSトランジスタ25のドレインに接続されている。従って、MOSトランジスタ26のドレイン電流の大きさは、MOSトランジスタ21と等しくIoである。MOSトランジスタ27−0〜27−3は、ドレインが共通接続されている。以下、MOSトランジスタ27−0〜27−3を区別しない場合には、一括してMOSトランジスタ27と呼ぶ。
第2スイッチ回路16は、それぞれMOSトランジスタ27−0〜27−3に対応づけて設けられたnチャネルMOSトランジスタ28−0〜28−3を備えている。MOSトランジスタ28−0〜28−3のドレインは、それぞれMOSトランジスタ27−0〜27−3のソースに接続され、ソースは接地され、ゲートにはそれぞれ信号DAC<0>〜DAC<3>が入力される。信号DAC<0>〜DAC<3>は、例えば図示せぬ制御回路によって与えられる。以下、MOSトランジスタ28−0〜28−3を区別しない場合には、一括してMOSトランジスタ28と呼ぶ。
第3カレントミラー回路14は、pチャネルMOSトランジスタ29、30を備えている。MOSトランジスタ29、30のバックゲートには、電圧発生回路10の発生する電圧VHが与えられる。MOSトランジスタ29は、ゲートとドレインがMOSトランジスタ27のドレインに接続され、ソースに電圧VHが与えられる。MOSトランジスタ30は、ゲートがMOSトランジスタ29のゲートと共通接続され、ソースに電圧VHが与えられる。
以上の構成において、MOSトランジスタ30のドレインにおける信号が、信号BLCとして、MOSトランジスタ7のゲートに与えられる。信号BLCの電流量Iblcは、オン状態とされるMOSトランジスタ28の個数によって可変である。オン状態のMOSトランジスタ28の個数をk(kは1以上の自然数)とすれば、Iblc=(Io×k)であり、図5と同様に正の温度特性を有する。なお、MOSトランジスタ28−0〜28−3のうち、いずれをオンとするかは、信号DAC<0>〜DAC<3>によって制御可能である。
<NAND型フラッシュメモリ1の動作について>
次に、上記構成のNAND型フラッシュメモリの動作について説明する。
<データの書き込み動作>
まず、データの書き込み動作について、図6を用いて説明する。図6は、データの書き込み時におけるセレクトゲート線SGD、選択ビット線、非選択ビット線、信号BLC、非選択ワード線、選択ワード線、選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTのチャネル、及び非選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTのチャネルの電位変化を示すタイミングチャートである。なお、選択ビット線とは、電荷蓄積層に電荷を注入することにより閾値レベルを上昇させるべきメモリセルトランジスタMT(これを選択セルと呼ぶことがある)が接続されたビット線のことである。また非選択ビット線とは、電荷蓄積層に電荷を注入せず、閾値レベルを変化させないメモリセルトランジスタMT(これを非選択セルと呼ぶことがある)が接続されたビット線のことである。
前述の通り、データの書き込みは、同一のワード線に接続された全てのメモリセルトランジスタMT(1ページ)に対して一括して行われる。またデータの書き込みは、消去状態のメモリブロック9において、セレクトゲート線SGSに近いメモリセルトランジスタMTから順に行われる。
データの書き込みにあたってロウデコーダ4は、いずれかのメモリブロックBLKにおけるセレクトゲート線SGDを選択し、電圧VSG(=VDD+Vth1、但しVth1は選択トランジスタST1の閾値電圧)を印加する(時刻t0)。
またビット線ドライバ5は信号BLCを発生し、MOSトランジスタ7のゲートに供給する(時刻t1)。信号BLCの電位は、約(VDD+Vth2)である。但しVth2はMOSトランジスタ7の閾値電圧である。これにより、MOSトランジスタ7はオン状態となる。信号BLSが与えられることで、MOSトランジスタ8もオン状態とされる。
またセンスアンプ3は、書き込みデータに応じた電圧を、MOSトランジスタ7、8を介してビット線BLに印加する。具体的には、選択ビット線には電圧V1(例えば0V)を印加し、非選択ビット線には電圧VDD(例えば2V)を印加する(時刻t1)。なお、非選択ビット線のこの電位は、MOSトランジスタ7(換言すれば信号BLC)によって決まる。
以上の結果、選択セルのチャネルには電圧V1が転送され、非選択セルのチャネルにはVDDが転送される。なおセレクトゲート線SGSは0Vとされており、選択トランジスタST2は書き込み動作の期間はオフ状態である。
次にロウデコーダ4は、セレクトゲート線SGDの電圧を、電圧VSGから電圧VLに変更する(時刻t2)。電圧VLは、例えば電圧VDDよりも低い電圧であり、選択トランジスタST1に対して非選択ビット線に印加される電圧を転送させないための電圧である。その結果、非選択ビット線に接続された選択トランジスタST1はカットオフ状態となる。そのため、非選択ビット線に接続されたNANDストリングに含まれる全メモリセルトランジスタMTのチャネルは、非選択ビット線から電気的に分離され、電気的にフローティングの状態となる。他方、選択ビット線に接続された選択トランジスタST1はオン状態を維持する。そのため、選択ビット線に接続されたNANDセルに含まれる全メモリセルトランジスタMTのチャネルは、選択ビット線と電気的に接続された状態を維持し、その値はV1である。
その後、ロウデコーダ4は、選択したメモリブロックBLKにおける全ワード線WL0〜WLnに対して、電圧VPASSを印加する(時刻t3)。電圧VPASSを印加されることにより、保持するデータに関わらず、全てのメモリセルトランジスタMTがオン状態となり、チャネルが形成される。
次にロウデコーダ4は、いずれかのワード線WLを選択する。そして選択ワード線に対してプログラム電圧VPGMを印加する。また、非選択ワード線に対しては電圧VPASSを印加する(時刻t4)。
プログラム電圧VPGMが印加されることで、選択セルに対してデータのプログラムが行われる。すなわち、選択セルでは、ワード線WLの電位がVPGM、チャネルの電位Vchが0Vとされ、これにより制御ゲートとチャネルとの間に大きな電位差が与えられる。その結果、FN(Fowler-Nordheim)トンネリングにより電荷が電荷蓄積層に注入される。
他方、非選択セルでは、チャネルは電気的にフローティングである。従って、チャネルの電位Vchは、選択ワード線に印加されたプログラム電圧VPGM及び非選択ワード線に印加された電圧VPASSとのカップリングにより、書き込み禁止電圧Vinhibitまで上昇する(時刻t3以降参照)。書き込み禁止電圧Vinhibitの値は、略VPASSである。その結果、制御ゲートとチャネルとの間の電位差は、FNトンネリングに十分な値では無く、電荷は電荷蓄積層に注入されない。または注入されたとしても、データをプログラムする程度に閾値が変化することが無い。
以上のようにして、データの書き込み動作が行われる。
<データの読み出し動作>
次に、データの読み出し動作について簡単に説明する。前述の通り、データの読み出しも、同一のワード線に接続された全てのメモリセルトランジスタMT(1ページ)に対して一括して行われる。
データの読み出しにあたってロウデコーダ4は、いずれかのメモリブロックにおけるセレクトゲート線SGDを選択し、例えば電圧V2(≧VDD+Vth1)を印加する。これにより選択トランジスタST1がオン状態となる。同様に、選択トランジスタST2もオン状態とされる。
またビット線ドライバ5は信号BLCを発生し、MOSトランジスタ7のゲートに供給する。信号BLCの電位は、約(0.7+Vth2)である。これにより、MOSトランジスタ7はオン状態となる。信号BLSが与えられることで、MOSトランジスタ8もオン状態とされる。
またセンスアンプ3は、MOSトランジスタ7、8の電流経路を介して、ビット線BLをプリチャージする。プリチャージ電位は例えば0.7Vであり、この値はMOSトランジスタ7(換言すれば信号BLC)によって決まる。
更にロウデコーダ4は、選択したメモリブロックBLKにおける選択ワード線に電圧VCGRを印加し、非選択ワード線に電圧VREADを印加する。電圧VREADは、保持するデータに関わらず、全てのメモリセルトランジスタMTがオンさせる電圧である。電圧VCGRは、読み出すべきデータに応じた電圧であり、例えば図2で説明したVEA、VAB、VBC等であり得る。
以上の結果、選択ワード線に接続されたメモリセルトランジスタMTがオン状態となれば、ビット線BLにはソース線SLに向かって電流が流れる。他方、オフ状態であれば電流は流れない。センスアンプ3は、ビット線BLにおけるこの電流をセンスして、データを判別する。
<効果>
前述のように、NAND型フラッシュメモリでは、データの書き込み時において、非選択ビット線に接続されたNANDストリングのチャネルをフローティングにする技術がある。これは、セルフブースト技術として知られている。本手法によれば、フローティングとされたチャネルの電位はゲートとのカップリングにより上昇するため、非選択セルの電荷蓄積層への電荷の注入が抑制される。本技術では、非選択ビット線に接続された選択トランジスタST1をカットオフさせるために、非選択ビット線の電位をVDD等の高い電位に充電する必要がある。
すると、1本のワード線WLには多数のメモリセルトランジスタが接続されているため、大きなピーク電流が流れてしまう。大きなピーク電流が発生すると、電源電圧ドロップにより、同時に動作しているその他の回路の動作に悪影響を及ぼしてしてしまう。よって、ピーク電流はできるだけ少なく、また、温度や電源電圧が変化した場合にでも常に同等程度であることが望ましい。このことは、読み出し時でも同様である。
この点、本実施形態に係る半導体記憶装置であると、ビット線を充電する際のピーク電流による悪影響を低減し、半導体記憶装置の動作安定性を向上出来る。本効果につき、以下、詳細に説明する。
ビット線BLをVDDレベルに充電するには、信号BLCのレベルを、少なくとも(VDD+Vth2)のレベルにする必要がある。そして、ビット線BLの充電スピードは、ビット線BLの抵抗、容量、MOSトランジスタ7の駆動力、及び信号BLCの電位を(VDD+Vth2)に上げるスピードによって決まる。
図7は、ビット線ドライバの参考例を示す回路図である。図示するように、信号BLCの電位の立ち上がりスピードを設定するには、複数の抵抗素子を直列接続し、これらをスイッチ(図中のMOSトランジスタ)によって選択することが考え得る。しかしながら、一般的に抵抗素子は、半導体基板中に形成された不純物拡散層や、多結晶シリコン層等によって形成される。従って、温度が高くなるほど抵抗値が高くなる傾向にある。従って、図8の電圧Vblcの時間変化を示すグラフのように、高温であるほど、Vblcが(VDD+Vth2)に上昇するスピードが遅くなる。また、一般的にMOSトランジスタのドレイン電流は、低温であるほど、多く流れる。従って、図7に示す構成によって信号BLCの電位の立ち上がりスピードを制御した場合のビット線BLの電位Vbl及び電流Iccは、それぞれ図9及び図10のようになる。すなわち、低温であるほどVblの立ち上がりが速く、また電流が大きいため、ビット線BLの充電スピードが速くなり、ピーク電流の増加が助長される。
この点、本実施形態に係る構成であると、正の温度特性を持った電流源(電流IREF)から定電流Ioを作成し、それをカレントミラー回路で電流コピーする。そして、信号DAC<0>〜DAC<3>によって電流量を調整することにより、BLCのレベルを(VDD+Vth2)に充電している。
電流IREFは正の温度特性を有しているから、高温ではIREFは増加し、低温では減少する。すなわち、nチャネルMOSトランジスタのドレイン電流の温度特性と逆の特性を有している。従って、IREFによってMOSトランジスタの温度特性を抑制(相殺)出来る。
その結果、ビット線BLの充電スピードの温度依存性を低減し、これによりピーク電流が温度によって大きく変化することも抑制出来る。言い換えれば、低温の際にピーク電流が非常に大きくなること(図10参照)を防止し、ピーク電流を小さく出来る。従って、ピーク電流の変化による周囲の回路への悪影響を抑制し、NAND型フラッシュメモリの動作安定性を向上出来る。
なお、定電流回路11の供給する電流は、必ずしもMOSトランジスタ7と逆の温度特性を有している必要は無い。この場合であっても、一定の効果が得られる。図7のように抵抗素子を用いた場合には、抵抗素子の両端における電位差が大きい場合にはBLCの配線自体に流れる電流が大きいため、BLCの立ち上がり速度が速く、MOSトランジスタ7に流れる電流は大きく変化し、ビット線充電のピーク電流は大きくなる。他方、BLCのレベルが上昇して電位差が小さくなると、BLCの配線自体に流れる電流量が減少するため、BLCの立ち上がり速度が遅くなるなど、制御性が悪い。しかし、本実施形態のように電流源を用いてBLCを充電することで、BLCの立ち上がりの傾きをほぼ一定にすることができるので、ピーク電流の変化をより抑制しやすくなる。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態において、ビット線BLに流れる電流Iblcを検出する構成を備え、これにより電流を適切に制御する方法に関するものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
<NAND型フラッシュメモリの構成>
図11は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの一部領域の回路図である。図示するように本実施形態に係る構成は、第1の実施形態で説明した図1の構成において、更に検知回路31を備えている。検知回路31は、ビット線BLを充電する際にビット線BLに流れる電流を検知する。
ビット線ドライバ5の電圧発生回路10は、オペアンプ32、pチャネルMOSトランジスタ33、及び抵抗素子34、35を備えている。
MOSトランジスタ33は、ソースが外部電源Vccに接続され、ドレインが抵抗素子34の一端に接続されている。抵抗素子34の他端は、抵抗素子35の一端に接続され、抵抗素子の35の他端は接地されている。オペアンプ32は、基準電圧VREFと、抵抗素子34の他端と抵抗素子35の一端との接続ノードにおける電圧VMONとを比較する。そして比較結果を出力ノードOUT1から出力し、これによりMOSトランジスタ33のゲート電位を制御する。そして、MOSトランジスタ33のドレインと抵抗素子34の一端との接続ノードにおける電圧が、電圧VDDとして出力される。
上記の電圧発生回路10によって生成された電圧VDDは、センスアンプ3の電源電圧として使用される。つまりセンスアンプ3は、ビット線BLをVDDに充電する際には、電圧発生回路10から与えられる電圧VDDを、ビット線BLに転送する。
検知回路31は、上記構成の電圧発生回路10におけるMOSトランジスタ33のドレイン電流を検知することで、ビット線BLを充電するための電流を検知する。
<検知回路31の構成について>
次に、上記検知回路31の構成の詳細について、図12を用いて説明する。図12は、電圧発生回路10及び検知回路31の回路図である。
図示するように検知回路31は、大まかにはオペアンプ36、第1、第2検知部37、38、及びpチャネルMOSトランジスタ39、40を備えている。
MOSトランジスタ39は、ソースが電源電圧Vccに接続され、ゲートがノードOUT1に接続されている。
第1検知部37は、nチャネルMOSトランジスタ41−0〜41−3、42−0〜42−3を備えている。MOSトランジスタ41−0〜41−3は、ゲートが共通接続され、電流IREFが供給される。またこれらのMOSトランジスタ41−0〜41−3のドレインも共通接続され、MOSトランジスタ39のドレインに接続されている。
MOSトランジスタ42−0〜42−3はそれぞれ、MOSトランジスタ41−0〜41−3に対応づけて設けられている。すなわちMOSトランジスタ42−0〜42−3のドレインは、それぞれMOSトランジスタ41−0〜41−3のソースに接続され、ソースは接地され、ゲートにはそれぞれ信号DACIP<0>〜DACIP<3>が入力される。信号DACIP<0>〜DACIP<3>は、例えば図示せぬ制御回路によって与えられても良いし、外部から与えられても良い。以下、MOSトランジスタ41−0〜41−3を区別しない場合には、一括してMOSトランジスタ41と呼び、MOSトランジスタ42−0〜42−3を区別しない場合には、一括してMOSトランジスタ42と呼ぶ。
MOSトランジスタ40は、ソースが電源電圧Vccに接続され、ゲートとドレインが共通に接続されている。MOSトランジスタ40のサイズは、例えばMOSトランジスタ39のサイズと同じである。すなわち、MOSトランジスタ40のゲート幅は、MOSトランジスタ39のゲート幅と同じである。
第2検知部38は、nチャネルMOSトランジスタ43−0〜43−3、44−0〜44−3を備えている。MOSトランジスタ43−0〜43−3は、ゲートが共通接続され、電流IREFが供給される。またこれらのMOSトランジスタ43−0〜43−3のドレインも共通接続され、MOSトランジスタ40のドレインに接続されている。MOSトランジスタ43のサイズは、例えばMOSトランジスタ41のサイズと同じである。すなわちMOSトランジスタ43のゲート幅は、MOSトランジスタ41のゲート幅と同じである。
MOSトランジスタ44−0〜44−3はそれぞれ、MOSトランジスタ43−0〜43−3に対応づけて設けられている。すなわちMOSトランジスタ44−0〜44−3のドレインは、それぞれMOSトランジスタ43−0〜43−3のソースに接続され、ソースは接地され、ゲートにはそれぞれ信号DACIP<0>〜DACIP<3>が入力される。MOSトランジスタ44のサイズは、例えばMOSトランジスタ42のサイズと同じである。すなわちMOSトランジスタ44のゲート幅は、MOSトランジスタ42のゲート幅と同じである。以下、MOSトランジスタ43−0〜43−3を区別しない場合には、一括してMOSトランジスタ43と呼び、MOSトランジスタ44−0〜44−3を区別しない場合には、一括してMOSトランジスタ44と呼ぶ。
オペアンプ36は、MOSトランジスタ39のドレインとMOSトランジスタ41のドレインとの接続ノードにおける電位INPと、MOSトランジスタ40のドレインとMOSトランジスタ43のドレインとの接続ノードにおける電位INNとを比較する。そして比較結果を信号DCOとして出力する。
上記構成のように、ノードOUT1の電位をMOSトランジスタ39で受けることで、MOSトランジスタ33に流れる電流をMOSトランジスタ39にミラーする。また、MOSトランジスタ39のドレインには、定電流源となる第1検知部37を接続する。また、MOSトランジスタ39及び第1検知部37と同一サイズのMOSトランジスタ38及び定電流源となる第2検知部38を用いて、両者に流れる電流値を比較することで、ビット線BLを充電するための電流を検知出来る。
<テスト動作について>
上記の検知回路31を用いた電流検知は、NAND型フラッシュメモリ1のテスト時に行われる。以下、本電流検知の方法について説明する。
MOSトランジスタ33、40のゲート幅をそれぞれWp2、Wp3とし、MOSトランジスタ39、40ゲート幅を同一とすれば、電圧発生回路10のピーク電流の大きさは、定電流IREFによって流れる電流Ir(MOSトランジスタ41、43によって供給される電流)の、(Wp2/Wp3)倍となる。また、定電圧発生回路10の数をn(nは1以上の自然数)とすれば、検知回路31は、ピーク電流として(Ir×(Wp2/Wp3)×n)の電流が流れることを検知出来る。この値よりも大きな電流が流れた場合には、ノードINPの電位がノードINNよりも高くなり、オペアンプ36の出力信号DCOは“H”レベルから“L”レベルに変化する。
第1の実施形態で説明した通り、ビット線充電時のピーク電流値は、信号BLCの電位のramp rate(立ち上がり速度)が大きいほど、高くなる。そして、図4で説明した信号DACによって、このramp rateを制御出来る。より具体的には、例えば、ピーク電流値が大きければ、信号DACを制御してオン状態とするMOSトランジスタ27の数を減らして、ramp rateを小さくする。
このように、ピーク電流が設定値を超える程に大きいか否かを、検知回路31によって調べることが出来、その結果はオペアンプ36の信号DCOによって出力することが出来る。また、信号DACIP<0>〜DACIP<3>によって、上記設定値の大きさを設定出来る。
<効果>
以上のように、この発明の第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、第1の実施形態で説明した効果に加えて、テスト動作を簡略化出来る。本効果について、以下説明する。
ビット線BLの容量(図11における容量Cp)は、チップ毎にバラツキを有する(寄生抵抗Rpも同様)。そのため、ビット線充電時のピーク電流には、チップ毎に差がある。また、MOSトランジスタ7のゲート容量や、信号BLCを伝送する配線における配線容量及び寄生容量も、チップ毎に異なる。よって、ピーク電流の値が設計値とは異なる値となる可能性がある。また、チップ自体の消費電流を測定した場合には、ビット線を充電するための消費電流だけでなく、その他の周辺回路で消費される電流も含めたトータルの値として、電流が測定される。従って、この方法ではビット線を充電するための消費電流を正確に測定出来ない。
この点、本実施形態に係る構成であると、センスアンプ3に電源電圧を供給する電圧発生回路10に流れる電流をモニタする。より具体的には、電源電圧の出力ノードに電流を供給するMOSトランジスタ33とカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタ39によって、この電流を取り出し、これを設定値と比較する。従って、直接外部より電流をモニタする必要が無く、簡便な構成によって、電流を検知出来る。また、この電流は、充電時においてビット線BLに流れる電流そのものであるので、電流を正確に検知出来る。
充電時にビット線BLに流れる電流が設定値を超えたか否かは、信号DCOによってモニタ出来る。そして、このモニタ結果によって、ビット線ドライバ5において、オン状態とすべきMOSトランジスタ28の数を最適化出来る。すなわち、信号DACによって、ピーク電流をトリミング出来、テスト動作を簡略化出来る。
以上のように、この発明の第1、第2の実施形態に係る半導体記憶装置であると、データ保持可能なメモリセルMTと、メモリセルMTから読み出されたデータ、及び/またはメモリセルMTに書き込むべきデータを転送するビット線BLと、データの読み出し時及び書き込み時においてビット線BLを充電するセンスアンプ3と、ビット線BLとセンスアンプ3とを接続する第1MOSトランジスタ7と、データの書き込み時及び読み出し時において第1MOSトランジスタ7のゲートに定電流を供給することにより該ゲートを充電する電流源回路11とを具備する。また、電流源回路11の供給する前記定電流は、第1MOSトランジスタ7の電流供給能力とは逆の温度特性を有しても良い。これにより、ビット線充電時におけるピーク電流の温度変動を抑え、ピーク電流を抑制出来る。
なお、上記実施形態ではMOSトランジスタ7のドレイン電流が負の温度特性を有している場合について説明した。しかし、正の温度特性を有しているような場合であれば、電流Io(IREF)には負の温度特性を持たせれば良い。電流Ioの温度特性は電流IREFに依存するが、電流IREFは、例えばバンドギャップリファレンス回路によって生成出来、その温度特性はバンドギャップリファレンス回路における抵抗値を制御することによって、適宜設定出来る。また、図4及び図12に示す各カレントミラー回路において、MOSトランジスタのサイズは同じで無くても良く、異なるサイズによって適宜設計可能である。
また上記実施形態では、同一の電圧発生回路10によって、定電流回路11及びセンスアンプ3に電源電圧が与えられる場合について説明した。しかし、定電流回路11及びセンスアンプ3には、別個の電圧発生回路10によって電源電圧が与えられても良い。この場合でも、検知回路31が検出する電流は、センスアンプ3に電源電圧を与える電圧発生回路10内の電流である。センスアンプ3の一構成例について、図13を用いて説明する。図13はセンスアンプ3(及びMOSトランジスタ7)の回路図である。
図示するようにセンスアンプ3は、nチャネルMOSトランジスタ62〜68、pチャネルMOSトランジスタ69〜72、キャパシタ素子73、及びラッチ回路74を備えている。
MOSトランジスタ7は、電流経路の一端がMOSトランジスタ8(図示せず)の電流経路を介してビット線BLに接続され、他端がセンスアンプ3におけるノードCOM2に接続され、ゲートに信号BLCが印加される。
MOSトランジスタ70は、電流経路の一端がノードCOM2に接続され、他端が電圧VSS(例えば0V)の印加されるノードN_VSSに接続され、ゲートがノードLATに接続される。MOSトランジスタ66は、電流経路の一端がノードCOM2に接続され、他端がノードN_VSSに接続され、ゲートがノードINVに接続される。MOSトランジスタ69は、電流経路の一端がノードCOM2に接続され、他端がノードCOM1に接続され、ゲートがノードINVに接続される。MOSトランジスタ65は、電流経路の一端がノードCOM2に接続され、他端がノードCOM1に接続され、ゲートがノードLATに接続される。MOSトランジスタ67は、電流経路の一端がノードCOM1に接続され、他端がノードN_VSSに接続され、ゲートに信号SETが入力される。MOSトランジスタ62は、電流経路の一端がノードN_VDDに接続され、他端がノードCOM1に接続され、ゲートに信号BLXが入力される。ノードN_VDDは、電圧発生回路10におけるMOSトランジスタ33と抵抗素子34との接続ノードに接続され、電圧VDDが印加される。MOSトランジスタ63は、電流経路の一端がノードSENに接続され、他端がノードCOM1に接続され、ゲートに信号XXLが入力される。MOSトランジスタ64は、電流経路の一端がノードN_VDDに接続され、他端がノードSENに接続され、ゲートに信号HLLが入力される。キャパシタ素子73は、一方の電極がノードSENに接続され、他方の電極がノードN_VSSに接続される。MOSトランジスタ68は、電流経路の一端がノードINVに接続され、他端がノードN_VSSに接続され、ゲートに信号RST_NCOが入力される。MOSトランジスタ71は、電流経路の一端がノードINVに接続され、ゲートがノードSENに接続される。MOSトランジスタ72は、電流経路の一端がノードN_VDDに接続され、他端がMOSトランジスタ71の電流経路の他端に接続され、ゲートに信号STBnが入力される。
ラッチ回路74は、MOSトランジスタ68、71の接続ノードであるノードINVにおけるデータをラッチする。すなわちラッチ回路74は、nチャネルMOSトランジスタ75〜77及びpチャネルMOSトランジスタ78〜80を備えている。
MOSトランジスタ75は、電流経路の一端がノードINVに接続され、ゲートに信号STBnが入力される。MOSトランジスタ76は、電流経路の一端がノードN_VSSに接続され、他端がMOSトランジスタ75の電流経路の他端に接続され、ゲートがノードLATに接続される。MOSトランジスタ79は、電流経路の一端がノードINVに接続され、ゲートがノードLATに接続される。MOSトランジスタ78は、電流経路の一端がノードN_VDDに接続され、他端がMOSトランジスタ79の電流経路の他端に接続され、ゲートに信号RST_PCOが入力される。MOSトランジスタ77は、電流経路の一端がノードN_VSSに接続され、他端がノードLATに接続され、ゲートがノードINVに接続される。MOSトランジスタ80は、電流経路の一端がノードN_VDDに接続され、他端がノードLATに接続され、ゲートがノードINVに接続される。
上記の信号SET、RST_NCOは、リセット動作時において“H”とすることが可能とされ、これによりノードCOM1、INVは“L”レベル(0V)とされ、ノードLATは“H”レベル(VDD)とされる。他方、通常動作時には“H”レベルとされ、MOSトランジスタ67、68はオフ状態とされる。また信号RST_PCOは、リセット動作時に“H”とすることが可能とされ、通常動作時には“L”レベルとされる。
上記の構成において、データの書き込み時には、書き込みデータがラッチ回路74に与えられる。選択ビット線に対応するセンスアンプ3ではノードINV=“H”、LAT=“L”とされる。よって、MOSトランジスタ65、69がオフ状態、MOSトランジスタ66、70がオン状態とされ、選択ビット線には0Vが与えられる。非選択ビット線に対応するセンスアンプ3ではノードINV=“L”、LAT=“H”とされる。よって、MOSトランジスタ66、70がオフ状態、MOSトランジスタ65、69がオン状態とされる。その結果、MOSトランジスタ62によって、非選択ビット線はVDDまで充電される。
データの読み出し時には、まずMOSトランジスタ62が、MOSトランジスタ65、69の電流経路及びノードCOM1、COM2を介して、ビット線BLをVDDに充電する。また、MOSトランジスタ64により、キャパシタ素子73が充電され、ノードSENの電位が上昇する。
選択セルがオン状態であれれば、ノードSENの電位は低下し、MOSトランジスタ71はオン状態となる。その結果、ノードINVは“H”、ノードLATは“L”となる。そして、MOSトランジスタ66、70がオン状態となり、ビット線BLは0Vに固定される。他方、選択セルがオフ状態であれば、ノードSENの電位は低下せず、MOSトランジスタ71はオフ状態である。よって、ノードINVは“L”、ノードLATは“H”を維持する。
センスアンプ3としては、以上のような構成を用いることが出来る。なお、センスアンプ3に限らず、上記実施形態で説明した電圧の値は一例に過ぎず、上記に限定されるものではない。
更に、上記実施形態では半導体記憶装置としてNAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明した。しかし、NOR型フラッシュメモリ等、他のフラッシュメモリにも適用可能である。また、NANDストリングを、半導体基板面に対して垂直方向に積層した、三次元積層型のNAND型フラッシュメモリにも適用出来る。このようなNAND型フラッシュメモリは、例えば特開2007−266143号公報に開示されている。更に、フラッシュメモリだけでなく、ReRAM(Resistance Random Access Memory)にも適用出来る。ReRAMは、可変抵抗素子とダイオードとによって個々のメモリセルが形成されたものである。勿論、その他の半導体メモリ全般に適用可能である。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
1…フラッシュメモリ、2…メモリセルアレイ、3…センスアンプ、4…ロウデコーダ、5…ビット線ドライバ、6…ソース線ドライバ、7、8、19〜30、33、39〜44…MOSトランジスタ、9…NANDストリング、10…電圧発生回路、11…定電流回路、12〜14…カレントミラー回路、15、16…スイッチ回路、17…電流発生部、31…検知回路、32、36…オペアンプ、34、35…抵抗素子、37、38…検知部

Claims (5)

  1. データ保持可能なメモリセルと、
    前記メモリセルから読み出されたデータ、及び/または前記メモリセルに書き込むべきデータを転送するビット線と、
    データの読み出し時及び書き込み時において、前記ビット線を充電するセンスアンプと、
    前記ビット線と前記センスアンプとを接続する第1MOSトランジスタと、
    前記データの書き込み時及び読み出し時において、前記第1MOSトランジスタのゲートに定電流を供給することにより該ゲートを充電する電流源回路と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記電流源回路の供給する前記定電流は、前記第1MOSトランジスタの電流駆動能力とは逆の温度特性を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記電流源回路は、前記第1MOSトランジスタの電流供給能力とは逆の温度特性を有する定電流がゲートに与えられる第2MOSトランジスタと、
    電流経路の一端が前記第2MOSトランジスタの電流経路の一端に接続された第3MOSトランジスタと、ゲートが前記第3MOSトランジスタのゲートと共通接続された第4MOSトランジスタと、を含む第1カレントミラー回路と、
    電流経路の一端が前記第4MOSトランジスタの電流経路の一端に接続された第5MOSトランジスタと、ゲートが前記第5MOSトランジスタのゲートと共通接続された複数の第6MOSトランジスタと、を含む第2カレントミラー回路と、
    電流経路の一端が複数の前記第6MOSトランジスタの電流経路の一端に共通接続された第7MOSトランジスタと、ゲートが前記第7MOSトランジスタのゲートと共通接続され、電流経路の一端が前記第1MOSトランジスタのゲートに接続された第8MOSトランジスタと、を含む第3カレントミラー回路とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記センスアンプの電源電圧を発生する電圧発生部と、
    前記ビット線に流れる電流を検知する検知回路と
    を更に備え、前記電圧発生部は、前記電源電圧を出力する出力ノードに電流を供給する第3MOSトランジスタを含み、
    前記検知回路は、前記第3MOSトランジスタとカレントミラー回路を構成する第4MOSトランジスタに流れるドレイン電流を、設定値と比較する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記電流源回路の供給する前記定電流の値は、前記検知回路における検出結果に応じて定められる
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
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