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JP5177857B2 - 無線通信機、入力電圧調整方法 - Google Patents

無線通信機、入力電圧調整方法 Download PDF

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JP5177857B2 JP2008061442A JP2008061442A JP5177857B2 JP 5177857 B2 JP5177857 B2 JP 5177857B2 JP 2008061442 A JP2008061442 A JP 2008061442A JP 2008061442 A JP2008061442 A JP 2008061442A JP 5177857 B2 JP5177857 B2 JP 5177857B2
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Description

本発明は、AGCアンプの入力電圧を調整する無線通信機、および入力電圧調整方法に関する。
携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)に代表される無線通信機では、一般的に、アンテナを通じて入力された無線信号の振幅が変動している場合にゲインを調整して振幅が一定になるように補正するAGC(Automatic Gain Control)アンプが受信回路に設けられている。
AGCアンプが受信回路に設けられた無線通信機では、受信回路がアンテナからの入力信号を増幅する際に、入力信号電圧がAGCアンプの最大許容入力電圧を超えないように、入力信号の大きさに応じて入力信号を減衰させることが行われる。減衰させるための具体的な構成としては、受信回路とアンテナとの接続を切り離し、リーク電流による電圧をAGCアンプに入力させる構成が挙げられる。
図5は、受信回路の入力信号の振幅を制御する制御回路を備える無線通信機の構成の一例を示すブロック図である。
図5に示す無線通信機は、アンテナ10と、送受信切り替えスイッチ20と、受信回路30と、復調回路40と、送信回路50と、変調回路60と制御回路70と、局部発振器80と、局部発振器90と、を含む。
アンテナ10は、電波による無線信号を送受信するものである。
送受信切り替えスイッチ20は、制御回路70の制御に基づいて、アンテナ10に対して受信回路30または送信回路50のいずれかを接続させる。
受信回路30は、ローノイズアンプ300と、ミキサ310と、帯域フィルタ320と、AGCアンプ330と、検出回路340と、ミキサ350と、アナログ・デジタル変換回路360とを有する。
復調回路40は、アナログ・デジタル変換回路360から入力されたデジタル回路を復調する。送信回路50は、変調回路60から入力された信号を無線信号としてアンテナ10より送信させる。変調回路60は、アンテナ10より発信される信号を生成して送信回路50へ出力する。
図5に示す無線通信機では、送信動作を行う際、制御回路70は、アンテナ10と送信回路50とが接続されるように送受信切り替えスイッチ20を制御する。すると、変調回路60で生成された信号が、送信回路50およびアンテナ10を通じて無線信号として送信される。
受信動作を行う際には、制御回路70は、アンテナ10と受信回路30とが接続されるように送受信切り替えスイッチ20を制御する。すると、アンテナ10が受信した無線信号1001が、ローノイズアンプ300に入力される。
無線信号1001は、ローノイズアンプ300へ入力されると増幅されてミキサ310へ出力される。ローノイズアンプ300の出力信号は、ミキサ310において、局部発振器80からミキサ310へ入力される周波数が一定の発振信号と合成されて帯域フィルタ320へ出力される。ミキサ310の出力信号は、帯域フィルタ320において、予め設定された周波数帯域以外の周波数成分が取り除かれてAGCアンプ330へ出力される。
帯域フィルタ320の出力信号は、AGCアンプ330において、振幅が一定となるように補正されてミキサ350へ出力される。すると、検出回路340が、AGCアンプ330の出力電圧を検出して、検出値を制御回路70へ出力する。
制御回路70は、検出回路340から入力された検出値が、予め定められたしきい値を超えているか否か判定する。このしきい値は、AGCアンプ330の入力信号電圧がAGCアンプ330の最大許容入力電圧を超えないようにするために設定されたもので、最大許容入力電圧よりも低い電圧に対応付けて設定される。
検出値がしきい値を超えていない場合には、AGCアンプ330の出力信号は、ミキサ350において、局部発振器90より入力される周波数が一定の発振信号と合成され、アナログ・デジタル変換回路360においてデジタル信号に変換されてから復調回路40へ出力される。そして、復調回路40において復調処理が行われる。
検出値がしきい値を超えている場合には、制御回路70が、アンテナ10と接続させる回路を受信回路30から送信回路50へ切り替えるように送受信切り替えスイッチ20を制御する。このとき、アンテナ10と受信回路30とは完全に絶縁されるわけではなく、実際はリーク電流が受信回路30に流れ、これにより、受信回路30の入力信号が減衰される。
図5に示す無線通信機では、上記のように受信回路30の入力信号の減衰が行われるが、制御回路70によって受信回路30とアンテナ10との接続が切り離された後であっても、パルス状のノイズなどで減衰が不十分な場合には、AGCアンプ330の最大許容入力電圧を超える入力信号がAGCアンプ330に入力される可能性がある。このとき、図5に示す無線通信機は、AGCアンプの入力信号を減衰させる手段を一つしか持たないため、入力信号を減衰できない。
そこで、そのような問題を解決するための無線通信機が提案されており、例えば特許文献1(特開平8−228165号公報)に開示されている。ここで、図6を参照しながら特許文献1に記載の無線通信機について説明する。
図6は、特許文献1に記載の無線通信機の構成を示すブロック図である。
特許文献1に記載の無線通信機は、図6に示すように、アンテナ回路51と、制御スイッチ52と、伝送回路53と、伝送回路54と、受信回路55と、マイクロコンピュータ56と、を含む。
アンテナ回路51では、アンテナ511、コンデンサ512、およびコイル513が直列に接続されて接地されている。
制御スイッチ52は、マイクロコンピュータ56の制御に基づいて、伝送回路53または伝送回路54のどちらか一方に直流電流を供給するか、もしくは、いずれにも供給しないようにする。なお、制御スイッチ52には、直流電源521および抵抗522が直列に接続されている。
伝送回路53は、アンテナ回路51で受信された無線信号を受信回路55へ伝送する回路であり、PIN(P-intrinsic-N)ダイオード531、可変抵抗器532、受信端533、コイル534、およびコンデンサ535で構成されている。
伝送回路54は、無線通信機より発信する信号をアンテナ回路51へ伝送する回路であり、PINダイオード541、送信端542、コイル543、およびコンデンサ544で構成されている。
受信回路55は、伝送回路53より入力された信号を処理する回路であり、AGCアンプ551と、AGCアンプ551の出力電圧を検出するレベル検出回路552とを構成に含む。
マイクロコンピュータ56は、レベル検出回路552の検出値に基づいて、制御スイッチ52の動作、可変抵抗器532の動作、およびAGCアンプ551の動作をそれぞれ制御する。
特許文献1に記載の無線通信機では、送信動作を行う際、マイクロコンピュータ56は、伝送回路54に直流電流が供給されるように制御スイッチ52を制御する。すると、直流電源522から抵抗52、コイル543を通じてPINダイオード541に順方向のバイアス電流が供給される。
PINダイオード541は、順方向のバイアス電流が供給されるとオン状態(低インピーダンス状態)となる。これにより、送信端542に入力された信号が、コンデンサ544およびPINダイオード541を通じてアンテナ回路51へ出力され、アンテナ511より無線信号として発信される。
受信動作を行う際には、マイクロコンピュータ56は、伝送回路53および伝送回路54のいずれにも直流電流が供給されないように制御スイッチ52を制御する。このとき、アンテナ回路51と伝送回路53とは完全に絶縁されるわけではなく、PINダイオード531にリーク電流が流れる。これにより、受信回路55には、アンテナ511が受信した無線信号が減衰された状態で入力される。
受信回路55に信号が入力されると、AGCアンプ551が、その信号の振幅が一定となるように補正して出力する。すると、レベル検出回路552がAGCアンプ551の出力電圧を検出し、検出値をマイクロコンピュータ56へ出力する。
マイクロコンピュータ56は、レベル検出回路552の検出値を予め定められた基準値と比較する。なお、この基準値は、入力信号電圧がAGCアンプ551の最大許容入力電圧を超えないようにするために設定されたものである。
検出値が基準値よりも高い場合、マイクロコンピュータ56は、AGCアンプ551のゲインが最小となるようにAGCアンプ551を制御する。続いて、マイクロコンピュータ56は、伝送回路53に直流電流が供給されるように制御スイッチ52を制御する。すると、直流電源522から抵抗52、可変抵抗器532、コイル534を通じてPINダイオード531に順方向のバイアス電流が供給される。
PINダイオード531は、PINダイオード541と同様に、順方向のバイアス電流が供給されるとオン状態となる。これにより、アンテナ511が受信した無線信号が、PINダイオード531、コンデンサ535を通じてAGCアンプ551に入力される。
AGCアンプ551に信号が入力された後は、マイクロコンピュータ56が、レベル検出回路552の検出値に基づいて、伝送回路53から受信回路55へ入力される信号がAGCアンプ551の最大許容入力電圧を超えないように、可変抵抗器532の抵抗値を設定する。
特許文献1に記載の無線通信機では、可変抵抗器532の抵抗値が増加すると、PINダイオード531のバイアス電流は減少する。PINダイオード531は、バイアス電流が減少するとインピーダンスが増加する。このインピーダンスの増加によりAGCアンプの入力信号(伝送回路53から受信回路55へ入力される信号)が減衰される。
特許文献1の無線通信機によれば、マイクロコンピュータ56がAGCアンプ551の出力電圧に応じて可変抵抗器の抵抗値を設定することにより、受信回路55の入力信号電圧がAGCアンプ551の最大許容入力電圧を超えないよう制御することが可能となる。これにより、AGCアンプの入力信号を減衰させる手段が新たに設けられたこととなり、受信回路の最大許容入力電圧をより高くすることが可能となる。
特開平8−228165号公報
特許文献1に記載の無線通信機は、マイクロコンピュータが可変抵抗器の抵抗値を設定して受信回路の入力信号を減衰させている。そのため、特許文献1に記載の無線通信機には、マイクロコンピュータがレベル検出回路の検出値に応じて複数の異なる抵抗値を選択できる回路が必要となる。この回路を実際に作成しようとすると、数多くの電子部品を必要とする複雑な回路になることが考えられる。したがって、特許文献1に記載の無線通信機では、受信回路の最大許容入力電圧を高くするためには、複雑な回路が必要となる。
本発明は、受信回路の最大許容入力電圧を簡易に高くすることが可能な無線通信機、および該無線通信機で行われる入力電圧調整方法を実現する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明による無線通信機は、
アンテナと、該アンテナで受信された無線信号を処理する受信回路と、を含む無線通信機であって、
前記受信回路は、
前記無線信号を増幅する増幅器と、
周波数が一定の発振信号を出力する発振器と、
前記増幅器および発振器の各出力を入力してミキシングするミキサと、
前記ミキサ出力のゲインを調整するAGCアンプと、を備え、
前記AGCアンプの出力に応じて前記増幅器への電源電圧の供給を実行および停止し、前記ミキサへの各入力の電圧を調整する入力電圧調整回路を有する。
また、上記目的を達成するための本発明による入力電圧調整方法は、
アンテナと、該アンテナで受信された無線信号を処理する受信回路と、を含む無線通信機で行われる入力電圧調整方法であって、
前記受信回路は、前記無線信号を増幅する増幅器と、周波数が一定の発振信号を出力する発振器と、前記増幅器および発振器の各出力を入力してミキシングするミキサと、前記ミキサ出力のゲインを調整するAGCアンプと、を備えるものであり、
前記AGCアンプの出力電圧を検出し、検出した出力電圧に応じて、前記増幅器への電源電圧の供給を、実行および停止し、前記ミキサへの各入力の電圧を調整する。
本発明では、入力電圧調整回路が、増幅器への電源電圧の供給を停止することをミキサへの各入力の電圧を調整する動作として行うと、増幅器のゲインが減少して、ミキサへの入力信号の一つである増幅器の出力信号が減衰する。すると、AGCアンプの入力信号であるミキサの出力信号も減衰することになる。増幅器を減衰器として用いることができるようになるため、受信回路の最大許容入力電圧を高くできる。
また、発振器が局部増幅器で増幅した信号を発振信号として出力する場合、入力電圧調整回路が、局部増幅器への電源電圧の供給を停止することをミキサへの各入力の電圧を調整する動作として行うと、局部増幅器のゲインが減少して、ミキサへの入力信号の一つである発振器の出力信号が減衰する。すると、AGCアンプの入力信号であるミキサの出力信号も減衰する。局部増幅器を減衰器として用いることができるようになるため、受信回路の最大許容入力電圧を高くできる。
上記の通り、電源電圧の供給を実行および停止するという動作が単純な回路を作成するだけでAGCアンプの入力信号を減衰できる。これにより、受信回路の最大許容入力電圧を簡易に高くすることが可能となる。
本実施形態の無線通信機について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の無線通信機の一実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態の無線通信機は、図1に示すように、アンテナ1と、送受信切り替えスイッチ2と、受信回路3と、復調回路4と、送信回路5と、変調回路6と、制御回路7と、局部発振器8と、局部発振器9と、を有する。
アンテナ1は、電波による無線信号を送受信するものである。
送受信切り替えスイッチ2は、制御回路7の制御に基づいて、アンテナ1に対して受信回路3または送信回路5のいずれかを接続させる。
受信回路3は、図1に示すように、LNA(Low Noise Amplifier)部30と、ミキサ31と、帯域フィルタ32と、AGCアンプ33と、検出回路34と、ミキサ35と、アナログ・デジタル変換回路36と、を有する。
まず、LNA部30について説明する。
図2は、LNA部30の構成を示すブロック図である。
LNA部30は、図2に示すように、ローノイズアンプ311と、FET(Field effect transistor)312と、を有する。
ローノイズアンプ311は、アンテナを通じて入力された無線信号1000を増幅してミキサ31へ出力する。
FET312は、制御回路7の制御に基づいてオン動作およびオフ動作を行う。FET312がオンすると、電源61からローノイズアンプ311へ電源電圧が供給される。反対にFET312がオフすると、電源61からローノイズアンプ311への電源電圧の供給が停止される。
ミキサ31は、ローノイズ311の出力信号と局部発振器8の出力信号とを合成して、帯域フィルタ32へ出力する。帯域フィルタ32は、ミキサ31の出力信号から、予め定められた周波数領域以外の周波数成分を取り除く。
AGCアンプ33は、制御回路7の制御に基づいて、帯域フィルタ32の出力信号の振幅が一定となるように補正する。
検出回路34は、AGCアンプ33の出力電圧を検出して、検出値を制御回路7へ出力する。
ミキサ35は、AGCアンプ33の出力信号と局部発振器9の出力信号とを合成してアナログ・デジタル変換回路36へ出力する。アナログ・デジタル変換回路36は、ミキサ35の出力信号をデジタル信号に変換して復調回路4へ出力する。
復調回路4は、アナログ・デジタル変換回路36から入力されたデジタル回路を復調する。送信回路5は、変調回路6から入力された信号を無線信号としてアンテナ1より送信させる。変調回路6は、アンテナ1より送信される信号を生成して送信回路5へ出力する。
制御回路7は、記憶部71および判定部72を有する。
記憶部71には、しきい値T1が予め格納されている。しきい値T1は、AGCアンプ33の入力信号電圧が、AGCアンプ33の最大許容入力電圧を超えないようにするためのものであり、最大許容入力電圧よりも低い電圧に対応付けた値が設定されている。
判定部72は、検出回路34の検出値を、記憶部71に格納されているしきい値T1と比較した結果に基づいて、送受信切り替えスイッチ2、LNA部30、局部発振器8、およびAGCアンプ33の動作を制御する。
図3は、局部発振器8の構成を示すブロック図である。
局部発振器8は、電圧制御発振器71と、ローカルアンプ72と、FET73とを有する。
電圧制御発振器71は、周波数が一定の発振信号を出力する。ローカルアンプ72は、電圧制御発振器71から入力される発振信号を増幅してミキサ32へ出力する。
FET73は、制御回路7の制御に基づいてオン動作およびオフ動作を行う。FET73がオンすると、電源62からローカルアンプ72へ電源電圧が供給される。反対にFET374がオフすると、電源62からローカルアンプ72への電源電圧の供給が停止される。以上で局部発振器8についての説明を終了する。
局部発振器9は、周波数が一定の発振信号をミキサ35へ出力する。
次に、本実施形態の無線通信機において、制御回路がAGCアンプの入力信号電圧を調整する動作について説明する。
なお、ここでは、送受信切り替えスイッチ2においてアンテナ1と受信回路3とが接続されていることとする。また、FET312およびFET73は、制御回路7によりオン状態にされていることとする。
図4は、本実施形態の無線通信機において、制御回路7がAGCアンプ33の入力信号電圧を調整する動作の手順を示すフローチャートである。
まず、AGCアンプ33の出力電圧が検出回路37に検出され、検出値が制御回路7へ入力される(ステップS1)。すると、判定部72は、検出値が記憶部71に格納されているしきい値T1を超えているか否か判定する(ステップS2)。
ステップS2の動作において、検出値がしきい値T1を超えている場合、判定部72は、アンテナ1と受信回路3との接続を切り離すように送受信切り替えスイッチ2を制御する(ステップS3)。
ステップS2の動作において、検出値がしきい値T1を超えていない場合、判定部72は、検出値に基づいてAGCアンプ33を制御する(ステップS4)。具体的には、判定部72は、AGCアンプ33のゲインを設定する。ステップS4の動作後は、ステップS1の動作に戻る。
ステップS3の動作後、検出回路34の検出値が判定部72に入力されると(ステップS5)、判定部72は、検出値がしきい値T1を超えているか否か判定する(ステップS6)。
ステップS6の動作において、検出値がしきい値T1を超えている場合、判定部72は、FET312へオフ信号を出力する(ステップS7)。このとき、ローノイズアンプ311のゲインが低下し、これにより、AGCアンプ33の入力信号は減衰する。
ステップS6の動作において、検出値がしきい値T1を超えていない場合、判定部72は、検出値がしきい値T2を下回っているか否か判定する(ステップS8)。しきい値T2は、AGCアンプ33の入力信号電圧がAGCアンプ33の最小許容入力電圧を下回らないように設定されたものであり、AGCアンプ33の最小許容入力電圧よりも高い電圧に対応付けた値が設定されている。なお、しきい値T2は、記憶部71に格納されている。
ステップS8の動作において、検出値がしきい値T2を下回っている場合、判定部72は、アンテナ1と送信回路5との接続を切り離し、アンテナ1と受信回路3とが接続されるように送受信切り替えスイッチ2を制御する(ステップS9)。これにより、ステップS3の動作で実施された減衰動作が解除されることとなる。
なお、ステップS9の動作後は、ステップS1の動作に戻る。
また、ステップS8の動作において、検出値がしきい値T2を下回っていない場合、ステップS5の動作に戻る。
ステップS7の動作後、検出回路37の検出値が判定部72に入力されると(ステップS10)、判定部72は、検出値がしきい値T1を超えているか否か判定する(ステップS11)。
ステップS11の動作において、検出値がしきい値T1を超えている場合、判定部72は、FET73へオフ信号を出力する(ステップS12)。このとき、ローカルアンプ72のゲインの低下にともない、ミキサ32の出力信号が減衰することとなる。これにより、AGCアンプ33の入力信号は減衰する。
ステップS11の動作において、検出値がしきい値T1を超えていない場合、判定部72は、検出値がしきい値T2を下回っているか否か判定する(ステップS13)。
ステップS13の動作において、検出値がしきい値T2を下回っている場合、判定部72は、FET312へオン信号を出力する(ステップS14)。これにより、FET312がオンし、ステップS7の動作で実施された減衰動作が解除されることとなる。
なお、ステップS14の動作後は、ステップS5の動作に戻る。
また、ステップS13の動作において、検出値がしきい値T2を下回っていない場合、ステップS10の動作に戻る。
ステップS12の動作後、検出回路37の検出値が判定部72に入力されると(ステップS15)、判定部72は、検出値がしきい値T2を上回っているか否か判定する(ステップS16)。
ステップS16の動作において、検出値がしきい値T2を下回っている場合、判定部72は、FET73へオン信号を出力する(ステップS17)。これにより、FET73がオンし、ステップS12の動作で実施された減衰動作が解除されることとなる。
なお、ステップS16の動作において、検出値がしきい値T2を下回っていない場合、ステップS15の動作に戻る。
本実施形態では、制御回路7からFET312へオフ信号が出力された場合には、ローノイズアンプ311への電源電圧の供給の停止によりローノイズアンプ311のゲインが低下する。これによりローノイズアンプ311の出力信号が減衰されるため、AGCアンプ33の入力信号も減衰されることとなる。そのため、ローノイズアンプ311で減衰される分、受信回路3の最大許容入力電圧を高くできる。
また、本実施形態では、制御回路7からFET73へオフ信号が出力された場合には、入力信号とともにミキサ32に入力されるローカルアンプ72の出力信号が減衰する。すると、ミキサの出力信号が減衰されるため、AGCアンプ33の入力信号も減衰されることとなる。そのため、ミキサ32で減衰される分、受信回路3の最大許容入力電圧を高くできる。
本実施形態によれば、上記のいずれの場合においても、制御回路からFETへの信号の伝送路が必要なだけであり、AGCアンプ33の入力信号を減衰させる新たな手段が複雑な回路構成とならない。これにより、受信回路3の最大許容入力電圧を簡易に高くできる。
なお、本実施形態では、判定部72は、検出値がしきい値を超えた場合、送受信切り替えスイッチ2、FET312、FET72の順に減衰動作を行うように決定している。しかしながら、本発明では、判定部72が減衰動作を行わせる順番は、限定されるものではない。
例えば、複数のしきい値を予め記憶部71に格納し、判定部72は、検出回路34の検出値を複数のしきい値と比較した結果に応じて、減衰手段である、送受信切り替えスイッチ2、FET312、FET72の動作状態を決定することとしてもよい。この場合、送受信切り替えスイッチ2、FET312、FET72を動作させるしきい値を異ならせることにより検出回路34の検出値に応じて動作する減衰手段を異ならせることができ、減衰量を異なるものとすることができ、必要な減衰量とすることができる。そのため、AGCアンプ34の入力信号を減衰することを効率よく実行できるようになる。
なお、本発明では、制御回路7と、検出回路34と、FET312と、およびFET73とで構成される回路を、ミキサ31への各入力の電圧を調整する入力電圧調整回路とすることにしてもよい。
本実施形態の無線通信機の一実施形態の構成を示すブロック図である。 本実施形態の無線通信機に設けられたLNA部の構成を示すブロック図である。 本実施形態の無線通信機に設けられた局部発振器の構成を示すブロック図である。 本実施形態の無線通信機に設けられた制御回路がAGCアンプの入力信号電圧を調整する動作の手順を示すフローチャートである。 受信回路の入力信号の振幅を制御する制御回路を備える無線通信機の構成の一例を示すブロック図である。 特許文献1に記載の無線通信機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、10、511 アンテナ
2、20 送受信切り替えスイッチ
3、30、55 受信回路
4、40 復調回路
5、50 送信回路
6、60 変調回路
7、70 制御回路
8 局部発振器
30 LNA部
31、310、35、350 ミキサ
32、320 帯域フィルタ
33、330、551 AGCアンプ
34、340 検出回路
36、360 アナログ・デジタル変換回路
51 アンテナ回路
52 制御スイッチ
53、54 伝送回路
56 マイクロコンピュータ
61、62 電源
71 電圧制御発振器
72 ローカルアンプ
73、312 FET
74、313 OR回路
300、311 ローノイズアンプ
521 直流電源
531、541 PINダイオード
532 可変抵抗器
552 レベル検出回路
1000、1001 無線信号

Claims (12)

  1. アンテナと、該アンテナで受信された無線信号を処理する受信回路と、を含む無線通信機であって、
    前記受信回路は、
    前記無線信号を増幅する増幅器と、
    周波数が一定の発振信号を出力する発振器と、
    前記増幅器および発振器の各出力を入力してミキシングするミキサと、
    前記ミキサ出力のゲインを調整するAGCアンプと、を備え、
    前記AGCアンプの出力に応じて前記増幅器への電源電圧の供給を実行および停止し、前記ミキサへの各入力の電圧を調整する入力電圧調整回路を有する無線通信機。
  2. 請求項1に記載の無線通信機において、
    前記発振器は、周波数が一定の信号を出力する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の出力信号を増幅して前記発振信号として前記ミキサへ出力する局部増幅器とを備える、無線通信機。
  3. 請求項1に記載の無線通信機において、
    前記発振器は、周波数が一定の信号を出力する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の出力信号を増幅して前記発振信号として前記ミキサへ出力する局部増幅器とを備え、
    前記入力電圧調整回路は、前記AGCアンプの出力に応じて、前記増幅器および前記局部増幅器への電源電圧の供給を、個別に実行および停止する、無線通信機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の無線通信機において、
    前記アンテナと前記受信回路とを接続させるか否か切り替えるスイッチを備え、
    前記入力電圧制御回路は、前記AGCアンプの出力に応じて前記スイッチの動作を制御する無線通信機。
  5. 請求項1に記載の無線通信機において、
    前記アンテナと前記受信回路とを接続させるか否か切り替えるスイッチを備え、
    前記入力電圧調整回路は、
    前記ミキサへの各入力の電圧を調整する複数の手段と、
    前記AGCアンプの出力電圧を検出する検出回路と、
    前記検出回路が検出したAGCアンプの出力電圧に応じて、前記スイッチおよび前記ミキサへの各入力の電圧を調整する複数の手段の動作状態を決定する判定部と、を有する無線通信機。
  6. 請求項5に記載の無線通信機において、
    前記入力電圧調整回路は、
    複数のしきい値電圧を格納する記憶部を備え、
    前記判定部は、前記検出回路が検出したAGCアンプの出力電圧を前記記憶部に格納された複数のしきい値電圧と比較した結果に応じて前記スイッチおよび前記ミキサへの各入力の電圧を調整する複数の手段の動作状態を決定する、無線通信機。
  7. アンテナと、該アンテナで受信された無線信号を処理する受信回路と、を含む無線通信機で行われる入力電圧調整方法であって、
    前記受信回路は、前記無線信号を増幅する増幅器と、周波数が一定の発振信号を出力する発振器と、前記増幅器および発振器の各出力を入力してミキシングするミキサと、前記ミキサ出力のゲインを調整するAGCアンプと、を備えるものであり、
    前記AGCアンプの出力電圧を検出し、検出した出力電圧に応じて、前記増幅器への電源電圧の供給を、実行および停止し、前記ミキサへの各入力の電圧を調整する、入力電圧調整方法。
  8. 請求項7に記載の入力電圧調整方法において、
    前記発振器は、周波数が一定の信号を出力する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の出力信号を増幅して前記発振信号として前記ミキサへ出力する局部増幅器とを備えるものであり、
    前記検出した出力電圧に応じて、前記局部増幅器への電源電圧の供給を、実行および停止する、入力電圧調整方法。
  9. 請求項7に記載の入力電圧調整方法において、
    前記発振器は、周波数が一定の信号を出力する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の出力信号を増幅して前記発振信号として前記ミキサへ出力する局部増幅器とを備えるものであり、
    前記検出した出力電圧に応じて、前記増幅器および前記局部増幅器への電源電圧の供給を、個別に実行および停止する、入力電圧調整方法。
  10. 請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載の入力電圧調整方法において、
    前記無線通信機は、前記アンテナと前記受信回路とを接続させるか否か切り替えるスイッチを備えるものであり、
    前記検出した出力電圧に応じて、前記スイッチの動作を制御する、入力電圧調整方法。
  11. 請求項7に記載の入力電圧調整方法において、
    前記無線通信機は、前記アンテナと前記受信回路とを接続させるか否か切り替えるスイッチと、前記ミキサへの各入力の電圧を調整する複数の手段と、を備えるものであり、
    前記検出した出力電圧に応じて、前記スイッチおよび前記ミキサへの各入力の電圧を調整する複数の手段の動作状態を決定する、入力電圧調整方法。
  12. 請求項11に記載の入力電圧調整方法において、
    前記無線通信機は、複数のしきい値電圧を格納する記憶部を備えるものであり、
    前記検出した出力電圧を前記記憶部に格納された複数のしきい値電圧と比較した結果に応じて前記スイッチおよび前記ミキサへの各入力の電圧を調整する複数の手段の動作状態を決定する、入力電圧調整方法。
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