以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、複数の画像コンテンツをあるグループ条件でグループ化してコンテンツグループアイコンを作成し、そのコンテンツグループアイコンを指定の順序条件で並べて一覧表示する処理を説明する。まず、コンテンツグループアイコンを一覧表示するコンテンツ検索装置を含むシステム全体の構成について説明する。
[システム構成]
図1は、第1の実施形態におけるコンテンツ検索システムの構成の一例を示す図である。図1において、101はコンテンツ検索装置であり、コンテンツやコンテンツグループアイコンを保持し、コンテンツグループアイコンの配列を形成する。そして、コンテンツグループアイコンの配列を配置し、後述する表示装置に出力する。102はディスプレイなどの表示装置であり、コンテンツ検索装置101から出力されたコンテンツやコンテンツグループアイコンの画像を表示する機能を有する。103は操作リモコン装置であり、コンテンツの選択や表示の切り替えなどの操作入力機能を有する。
図2は、図1に示すコンテンツ検索装置101及び表示装置102のハードウェア構成の一例を示す図である。図2において、コンテンツ検索装置101内の201は中央制御部(CPU)であり、後述するROM等に格納されたプログラムに従ってコンテンツ検索装置全体を制御する。202はROMであり、CPU201のプログラムや制御データなどが格納されている。203はRAMであり、CPU201が制御を実行時に使用される作業領域や各種テーブルが定義されるメモリである。
204は操作入力部であり、操作リモコン装置103からの操作コマンドを受け取る。205はコンテンツ蓄積部であり、表示、検索対象となるコンテンツを蓄積する。206はコンテンツ管理部であり、コンテンツ蓄積部205に蓄積されているコンテンツを管理する。
207はコンテンツグループ管理部あり、グループ条件や順序条件を保持し、それぞれに対応したコンテンツグループを管理する。208はコンテンツグループ作成部であり、コンテンツグループ管理部207のグループ条件に従ってコンテンツ蓄積部205に蓄積されているコンテンツに対してグループ化を行い、コンテンツのグループを作成する。
209はコンテンツアイコン作成部であり、コンテンツグループ管理部207で管理されるコンテンツグループに対してそのコンテンツグループアイコンを作成する。210はコンテンツアイコン格納部であり、コンテンツアイコン作成部209で作成されたコンテンツグループアイコンを保持する。
211は表示制御部であり、コンテンツグループアイコンをコンテンツグループ管理部207で保持されているある順序条件に従って配列し、そのコンテンツグループアイコン配列を配置して操作画面データを作成する。212は表示出力部であり、表示装置102に対してコンテンツやそのアイコン、表示制御部211で作成された操作画面データなどを出力する。
213は画面情報取得部であり、表示装置102の表示部に表示されている画面状態を取得し、管理する。214は内部バスである。
また、表示装置102内の221は中央制御部(CPU)、222はROM、223はRAMである。224は表示部であり、コンテンツ検索装置101の表示制御部211にて生成され、表示出力部212から出力された表示画像データを表示する。225は内部バスである。
図3は、図1に示す操作リモコン装置103のハードウェア構成の一例を示す図である。図3において、301は上を指示するキー、302は下を指示するキー、303は右を指示するキー、304は左を指示するキーである。これらのキーは、コンテンツアイコンの選択を変更したり、コンテンツ自体の選択を変更したりする際に、ユーザによって操作される。305は確定キーであり、選択や操作を決定するキーである。
306は基準コンテンツグループ内の基準コンテンツを変更する操作に切り替えるコンテンツ変更操作キーである。307は通常操作と絞込みの操作を切り替える動作変更キーである。308はコンテンツ一覧表示画面からコンテンツグループ一覧表示画面に画面を切り替える画面切り替えキーである。
次に、表示装置102に表示されたコンテンツグループアイコンの表示を操作リモコン装置103の上下左右の指示キー301〜304に従って遷移させる操作を、図4〜図6を用いて説明する。
図4では、日付でグループ化されているコンテンツグループアイコン431〜437が日付順に配列され、これが基準コンテンツグループアイコン配列となっている。更には、イベントでグループ化されているコンテンツグループアイコン421〜427がイベント順に配列され、人物でグループ化されているコンテンツグループアイコン411〜417が人物順で配列されている。そして、基準コンテンツを含む基準コンテンツグループアイコン434が指定されている。また、イベント順のグループでは、この基準コンテンツがコンテンツグループアイコン424に含まれており、人物順のグループでは、コンテンツグループアイコン414に含まれている。
この状態で、操作リモコン装置103の右指示キー303が押されると、図5に示すように日付順のグループのコンテンツアイコン配列が左にスクロールし、基準コンテンツグループアイコンが435となる。ここで、イベント順のグループでは、この基準コンテンツがコンテンツグループアイコン423に含まれており、人物順のグループでは、コンテンツグループアイコン416に含まれている。従って、それぞれがコンテンツグループアイコン435の上にくるようにコンテンツグループアイコン配列がスクロールして配置される。
また、図4に示す状態で操作リモコン装置103の上指示キー301が押されると、図6に示すようにイベント順のグループのコンテンツアイコン配列が下にスクロールし、基準コンテンツグループアイコンが424となる。ここで、人物順のグループでは、この基準コンテンツがコンテンツグループアイコン414に含まれており、日付順のグループでは、コンテンツグループアイコン434に含まれている。従って、それぞれがコンテンツグループアイコン424の上にくるようにコンテンツグループアイコン配列がスクロールして配置される。
このように、操作リモコン装置103の上下左右の指示キー301〜304に従って、基準コンテンツグループアイコンが変更され、この変更に従って、各コンテンツグループアイコン配列がスクロールし、画面が遷移していく。
次に、上述した操作リモコン装置103の上下左右の指示キー301〜304に従ってコンテンツグループアイコン配列をスクロールし、確定キー305が押されると、図7に示すようにコンテンツアイコンを表示する。
図7は、確定キー305が押された際に、基準コンテンツグループアイコンが指し示すコンテンツアイコンを表示した画面の一例を示す図である。図7において、711は基準コンテンツアイコンであり、他のコンテンツアイコンと外観上異なる表示がなされており、更に操作リモコン装置103の上下左右の指示キー301〜304でコンテンツを選択できる。712〜741は通常のコンテンツアイコンである。また、1つの画面に表示できないコンテンツアイコンがある場合、スクロールをして表示される。
また、基準コンテンツグループアイコンに対してコンテンツ変更操作キー306が押されると、図8に示すように変更表示画面を表示する。
図8は、基準コンテンツ変更表示画面の一例を示す図である。図8において、811は基準コンテンツアイコンであり、他のコンテンツアイコンと外観上異なる表示がなされており、更に操作リモコン装置103の上下左右の指示キー301〜304で基準コンテンツを変更できる。812〜831は通常のコンテンツアイコンである。また、1つの画面に表示できないコンテンツアイコンがある場合、スクロールをして表示される。
そして、801は基準コンテンツグループアイコン、802は別のコンテンツグループアイコン配列、803はコンテンツグループアイコン、804はコンテンツを示す画像である。
[詳細動作説明]
次に、第1の実施形態におけるコンテンツ検索装置101の具体的な動作をいくつかの場合に分けて説明する。
まず、日時順、イベント順、人物順といった異なるグループ条件、順序条件で配列するコンテンツグループアイコンの表示及び画面遷移を説明する。
図9は、表示部224に表示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。図9において、911は基準コンテンツを含み、基準コンテンツグループアイコン配列に属している基準コンテンツグループアイコンであり、他のコンテンツグループアイコン912〜914とは外観上異なる表示がされている。912はイベント順にソートされたコンテンツグループアイコン配列に属している基準コンテンツグループアイコンである。913は人物順にソートされたコンテンツグループアイコン配列に属している基準コンテンツグループアイコンである。
尚、基準コンテンツグループアイコン911〜913は、基準コンテンツを含んでいる。また、この例では、コンテンツグループアイコンは、それぞれ4つのコンテンツを示す画像から構成されている。
914は基準コンテンツグループアイコン911〜913以外の、コンテンツグループアイコンの例で、中には代表コンテンツを示す934があり、他のコンテンツを示す画像とは、外観上異なる表示がされている。
921は日付順にソートされたコンテンツグループアイコン配列である。922はイベント順にソートされたコンテンツグループアイコン配列である。923は人物順にソートされたコンテンツグループアイコン配列である。また、日付順にソートされたコンテンツグループアイコン配列921は、この例では基準コンテンツグループアイコン配列であり、他のコンテンツグループアイコン配列922、923とは、外観上異なる表示がされている。
931は基準コンテンツグループアイコン911内の基準コンテンツを示す画像であり、他のコンテンツを示す画像とは、外観上異なる表示がされている。コンテンツグループアイコン912、913内にも基準コンテンツを示す画像932、933が含まれている。これらの画像932、933は、基準コンテンツを示す画像931と同様のものを表示し、他のコンテンツを示す画像とは、外観上異なる表示がされている。
図10は、各順序条件でのコンテンツグループアイコン配置を示す図である。図10において、日付順にソートされたコンテンツグループアイコン配列では、月毎にグループ化されており、基準コンテンツグループは1034の2006/6である。
イベント順にソートされたコンテンツグループアイコン配列では、イベントを更にグループ化し、つり1021のグループ1004、カーリング1023のグループ1005、キャンプ1028のグループ1006の順で並んでいる。この基準コンテンツグループは、サッカー1024である。
人物順にソートされたコンテンツグループアイコン配列では、人物を更にグループ化し、Dさん1011のグループ1001、A君1013のグループ1002、E君1016のグループ1003の順で並んでいる。この基準コンテンツグループは、B君1014である。
図11は、第1の実施形態におけるコンテンツグループアイコン選択処理を示すフローチャートである。まず、図9に示すような基準コンテンツグループアイコン配列921の基準コンテンツグループアイコン911を中心に、コンテンツグループ一覧画面が表示される(S1101)。ここで、操作リモコン装置103の右指示キー303が押下されると(S1102)、図4に示す画面から図5に示す画面へ遷移するように基準コンテンツグループアイコン配列921を左にスクロールする(S1103)。そして、コンテンツグループアイコン914を基準コンテンツグループアイコンに変更し、外観上他とは異なる表示を行う。更に、基準コンテンツをコンテンツグループアイコン914の代表コンテンツである934に変更する(S1104)。
次に、コンテンツグループアイコン配列922における基準コンテンツ934を含むコンテンツグループアイコンがコンテンツグループアイコン914の上に配置されるように、コンテンツグループアイコン配列922を移動する(S1105)。また、コンテンツグループアイコン配列923も同様に移動する。そして、これらのコンテンツグループの代表コンテンツを基準コンテンツ934と同じコンテンツに変更する(S1106)。
また、操作リモコン装置103の左指示キー304が押下されると(S1102)、基準コンテンツグループアイコン配列921を右にスクロールし、右指示キー303が押下された場合と同様の動作を行う。
一方、操作リモコン装置103の上指示キー301が押下されると(S1107)、図4に示す画面から図6に示す画面へ遷移するように、イベント順のコンテンツグループアイコン配列922を下にスクロールする。そして、最上位に日付順のコンテンツグループアイコン配列921を配置する(S1108)。次に、イベント順のコンテンツグループアイコン配列922を、他のコンテンツグループアイコン配列と外観上異なるように表示する(S1109)。
また、操作リモコン装置103の下指示キー302が押下されると(S1107)、日付順のコンテンツグループアイコン配列921を上にスクロールする。そして、最下位に人物順のコンテンツグループアイコン配列923を配置し、上指示キー301が押下された場合と同様の動作を行う。
次に、操作リモコン装置103の確定キー305が押下されると(S1110)、選択されている基準コンテンツグループアイコンを展開し、図7に示すようなコンテンツアイコンの一覧表示を行う(S1111)。また、操作リモコン装置103のコンテンツ変更操作キー306が押下されると(S1112)、図8に示すような基準コンテンツ変更用の画面に切り替わる(S1113)。
また、操作リモコン装置103の動作変更操作キー307が押下されると(S1114)、現在選択されている基準コンテンツグループを中心に、図13に示すようなグループ毎の絞込み動作用の画面に切り替わる(S1115)。その後、操作が終了となるまで、上述の処理を繰り返す。
このように、選択されているコンテンツグループを基準として、常に上方向に基準コンテンツを含むコンテンツグループアイコンを表示することができ、コンテンツ一覧の概要把握、容易な視覚検索を行うことができる。また、基準コンテンツグループアイコン配列、基準コンテンツグループアイコン、基準コンテンツを容易に把握することができる。
図12は、第1の実施形態における基準コンテンツ選択処理を示すフローチャートである。まず、図8に示すような基準コンテンツグループアイコン801がコンテンツアイコンベースに展開された基準コンテンツ変更画面が表示される(S1201)。ここでは、基準コンテンツアイコンは811である。そして、操作リモコン装置103の下指示キー302が押下されると(S1202)、基準コンテンツアイコンが821へ、右指示キー303が押下されると(S1202)、基準コンテンツアイコンが812へ変更される(S1203)。
このように、上下左右に基準コンテンツアイコンが変更されていき、コンテンツアイコン831のように表示外のコンテンツに変更されると(S1204)、基準コンテンツグループアイコン801の表示をスクロールする。そして、スクロールしたコンテンツグループアイコンを表示する(S1205)。更に、他のコンテンツグループアイコン配列802に含まれる基準コンテンツグループ803も選択された基準コンテンツを含むコンテンツグループに変更され、そのアイコンが、基準コンテンツグループアイコン801上に表示される(S1206)。そして、変更されたコンテンツグループ803の代表コンテンツを、現在選択されている基準コンテンツと同じコンテンツに変更する(S1207)。
また、操作リモコン装置103の確定キー305が押下されると(S1208)、図9に示すコンテンツグループ一覧画面に表示が切り替わる(S1209)。
このように、基準コンテンツをコンテンツグループ内で切り替えることができ、更には基準コンテンツグループにて、それを変更する直前に基準コンテンツであったものを代表コンテンツとすることにより、代表コンテンツの変更も行うことができる。
次に、日時順に並んだコンテンツグループをイベント毎にグループ化し、更に人物毎にグループ化といった絞込みを行い、グループ条件毎に絞込み配列したコンテンツグループアイコンの表示を説明する。
図13は、グループ条件毎に絞込みを行うユーザインターフェース画面の一例を示す図である。図13において、1311〜1333はそれぞれの順序条件におけるコンテンツグループアイコン、1341〜1343はコンテンツグループアイコン配列、1351〜1355はコンテンツグループアイコン中のコンテンツを示す画像である。
この例では、日付順にソートされたコンテンツグループアイコン配列が、基準コンテンツグループアイコン配列1341であり、他のコンテンツグループアイコン配列1342、1343とは、外観上異なる表示がされている。
1311は基準コンテンツグループアイコン配列1341に属している基準コンテンツグループアイコンで、これに含まれるコンテンツはコンテンツグループアイコン1321〜1323に示すコンテンツグループに分類できる。
1321はイベント順にソートされたコンテンツグループアイコン配列1342に属している基準コンテンツグループアイコンであり、これに含まれるコンテンツはコンテンツグループアイコン1331〜1333に示すコンテンツグループに分類できる。そして、1331は人物順にソートされたコンテンツグループアイコン配列1343に属している基準コンテンツグループアイコンである。
そして、コンテンツグループアイコン1311、1321、1331は、それぞれ基準コンテンツを示す画像1351、1352、1353を含んでいる。
1351は基準コンテンツグループアイコン1311内の基準コンテンツを示す画像である。コンテンツグループアイコン1321、1331内にも基準コンテンツを示す画像1352、1353が含まれている。これは、基準コンテンツグループアイコン1311内の基準コンテンツを示す画像1351と同様のものを表示している。また、1354、1355は、コンテンツグループアイコン1312、1322内の代表コンテンツを示す画像である。
図14は、グループ条件毎の絞込み配列のコンテンツグループ配置の一例を示す図である。図14において、日付順にソートされたコンテンツグループアイコン配列は、月毎にグループ化され、基準コンテンツグループは1434の2006/6である。イベント順にソートされたコンテンツグループアイコン配列は、コンテンツグループ1431〜1439のそれぞれに含まれるコンテンツグループにより、更にグループ化している。具体的には、基準コンテンツグループ1434の2006/6に含まれるコンテンツを、コンテンツグループ1423のテニス、1424のゴルフ、1425のパーティとして分類して配列している(1405)。
また、コンテンツグループ1433の2006/5に含まれるコンテンツを、コンテンツグループ1421のテニス、1422の旅行として分類して配列している(1404)。また、コンテンツグループ1435の2006/7に含まれるコンテンツを、コンテンツグループ1426のキャンプ、1427のテニス、1428のゴルフ、1429のつりとして分類して配列している(1406)。
更に、人物順にソートされたコンテンツグループアイコン配列も、コンテンツグループ1421〜1429のそれぞれに含まれるコンテンツグループにより、更にグループ化している。具体的には、コンテンツグループ1424のゴルフに含まれるコンテンツを、コンテンツグループ1413のA君、1414のB君、1415のCさん、1416のF君として分類して配列している(1402)。
また、コンテンツグループ1423のテニスに含まれるコンテンツを、コンテンツグループ1411のA君、1412のDさんとして分類して配列している(1401)。また、コンテンツグループ1425のパーティに含まれるコンテンツを、コンテンツグループ1417のB君、1418のDさん、1419のF君として分類して配列している。
それぞれの配列において、同一のグループにグループ化されるべきコンテンツグループが複数存在するが、これは基準コンテンツグループから絞り込まれたものであり、含まれるコンテンツは別のものとなる。
ここで、図13に示すグループ毎の絞込み画面でユーザが基準コンテンツグループアイコン1311を左隣のコンテンツグループアイコン1312に変更すると、図15に示すグループ毎の絞込み画面に遷移する。
図15は、図13に示すユーザインターフェース画面からグループ毎に絞込みを行い、遷移した状態を示す図である。図15に示すように、基準コンテンツグループアイコンが1311から1312のコンテンツグループアイコンに変更される。基準コンテンツは、コンテンツグループアイコン1312にある代表コンテンツである1354となる。
また、基準コンテンツグループアイコン1312に含まれるコンテンツは、コンテンツグループアイコン1324、1325に示されるコンテンツグループに分類できる。1324は基準コンテンツ1354と同じコンテンツを示す画像1356を含み、イベント順にソートされたコンテンツグループアイコン配列に属している基準コンテンツグループアイコンとなる。更に、このコンテンツグループアイコン1324に含まれるコンテンツは、コンテンツグループアイコン1334、1335に示されるコンテンツグループに分類できる。
また、コンテンツグループアイコン1324の右には、この元となるコンテンツグループアイコン1312の右にあるコンテンツグループアイコン1311に含まれているコンテンツグループアイコン1322が表示される。1334は基準コンテンツ1354と同じコンテンツを示す画像1356を含み、人物順にソートされたコンテンツグループアイコン配列に属している基準コンテンツグループアイコンとなる。
また、コンテンツグループアイコン1334の左には、この元となるコンテンツグループアイコン1324の左にあるコンテンツグループアイコン1325に含まれているコンテンツグループアイコン1336が表示される。
図16は、第1の実施形態における絞込みコンテンツグループアイコン選択処理を示すフローチャートである。まず、図13に示すような基準コンテンツグループアイコン配列1341の基準コンテンツグループアイコン1311を中心に、コンテンツグループ一覧画面が表示される(S1601)。ここで、操作リモコン装置103の左指示キー304が押下されると(S1602)、図15に示すように、基準コンテンツグループアイコン配列1341を右にスクロールする(S1603)。そして、基準コンテンツグループアイコンを1312に変更し、外観上他とは異なる表示を行う。更に、基準コンテンツをコンテンツグループアイコン1312の代表コンテンツである1354に変更する(S1604)。
次に、コンテンツグループアイコン配列1342を、その配列における基準コンテンツ1354を含むコンテンツグループアイコンが、コンテンツグループアイコン1312の上に配置されるように移動する(S1605)。また、コンテンツグループアイコン配列1343も同様に移動する。そして、これらのコンテンツグループの代表コンテンツを基準コンテンツ1354と同じコンテンツに変更する(S1606)。
また、操作リモコン装置103の右指示キー303が押下されると(S1602)、基準コンテンツグループアイコン配列1341を左にスクロールし、左指示キー304が押下された場合と同様の動作を行う。
一方、図13に示す状態で、操作リモコン装置103の上指示キー301が押下されると(S1607)、基準コンテンツグループアイコンが1321に移動する(S1608)。更に、この状態で、操作リモコン装置103の左指示キー304が押下されると、コンテンツグループアイコン配列1342を右にスクロールする(S1603)。そして、基準コンテンツグループアイコンを1322に変更し、外観上他とは異なる表示を行う。更に、基準コンテンツをコンテンツグループアイコン1322の代表コンテンツである1355に変更する(S1604)。
次に、コンテンツグループアイコン配列1343を、その配列における基準コンテンツ1355を含むコンテンツグループアイコンが、コンテンツグループアイコン1322の上に配置されるように移動する(S1605)。そして、これらのコンテンツグループの代表コンテンツを基準コンテンツ1355と同じコンテンツに変更する(S1606)。ここで、基準コンテンツグループアイコン配列1341中のコンテンツグループアイコン1311は、基準コンテンツ1355を含んでいるので移動せず、代表コンテンツを基準コンテンツ1355と同じコンテンツに変更する(S1606)。
次に、操作リモコン装置103の確定キー305が押下されると(S1609)、選択されている基準コンテンツグループアイコンを展開し、図7に示すようなコンテンツアイコンの一覧表示を行う(S1610)。
また、操作リモコン装置103のコンテンツ変更操作キー306が押下されると(S1611)、図8に示すような基準コンテンツ変更用の画面に切り替わる(S1612)。また、操作リモコン装置103の動作変更操作キー307が押下されると(S1613)、現在選択されている基準コンテンツグループを中心に、図9に示すようなコンテンツグループ一覧表示画面に切り替わる(S1614)。その後、操作が終了となるまで、上述の処理を繰り返す。
このように、コンテンツのグループ化、グループの配置の際に、関連するグループをその近傍に配置することができ、関連するコンテンツグループの把握、更にはコンテンツグループを絞り込むことによる容易な視覚検索することができる。
第1の実施形態では、コンテンツグループアイコン配列を日付順、イベント順、人物順の3列で配置していたが、2列、もしくは4列以上としても良い。また、それぞれが別のカテゴリにてグループ化しているが、同じ日付順で、各コンテンツグループが日毎、月毎、年毎といったグループ化がなされていても良い。
また、基準コンテンツグループアイコンを全てのコンテンツアイコン配列で表示していたが、基準コンテンツアイコン配列でのみ表示を行い、他のコンテンツアイコン配列においては、基準コンテンツグループアイコンを表示しなくても良い。
更に、コンテンツグループアイコンは、コンテンツを示す画像でないもの、任意の1つ以上のコンテンツを示す画像や、コンテンツグループに含まれる全てのコンテンツを示す画像から構成されていても良い。
また、基準コンテンツグループアイコンをコンテンツグループアイコン配列に対して直行する第二の方向に配置するように画面を生成していたが、この第二の方向が斜め方向に交差するように配置しても良い。この場合でも、基準コンテンツグループアイコンは、常に一定した第二の方向に配置されるように画面が生成される。
また、基準コンテンツグループアイコンを指し示す画面内の位置を常に中央に配置していたが、これが左右に移動しても良い。この場合でも、第一の方向と第二の方向の交点は移動することになるが、基準コンテンツグループアイコンは、常に一定した第二の方向に配置されるように画面が生成される。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。
近年、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルビデオディスクレコーダ、薄型テレビ等のデジタル家電の普及が急速に進んでいる。これらデジタル家電では、静止画、動画等のコンテンツが作成、蓄積、再生、編集される。そして、記憶メディアの大容量、低価格化に伴い、これらコンテンツにおける動画の割合は増加の一途を辿っている。
動画コンテンツは、静止画コンテンツとは異なり、時間軸が存在するため、その概要の把握や必要なフレーム(シーン)を指定した再生や編集を行うために、静止画コンテンツの場合とは異なった機能が必要になる。
この機能として最も一般的な機能は、動画の再生、早送り、巻き戻しを行うことである。また、動画コンテンツ内のフレームの特性を解析して境界部を判定し、境界部で分割された区間で代表的なフレームの静止画を一覧表示し、静止画を指定して区間の編集等の操作を行うことが知られている(例えば、特開平6−209451号公報参照)。
また、チャプタと呼ばれる頭出し点が設定された動画コンテンツに対してチャプタ表示が指示されると、チャプタ表示画面が表示されることが知られている。チャプタ表示画面には、動画コンテンツの選択された区間が繰り返し動画で表示され、更に前後のチャプタに対応するサムネイル(縮小画像)が表示される(例えば、特開2006−86612号公報参照)。
しかしながら、従来の技術では、動画コンテンツを選択しながらコンテンツ内の必要なシーンを見つけ出して再生や編集を行う場合には、操作が煩雑になるという問題がある。例えば、コンテンツを管理する画面で検索やソートを行い、所望のコンテンツ群を絞り込み、絞り込んだコンテンツ群から順じコンテンツを選んでチャプタ表示画面に切り替えて必要なシーンを選ばなければならない。
尚、絞り込んだ全てのコンテンツのシーンを表示することも考えられるが、他のコンテンツのシーンを加えたくなった場合には同様の操作が必要になる。また、全てのコンテンツのシーンを表示することも考えられるが、シーン数が多くなり、必要なシーンの選択が困難になってしまう。
第2の実施形態は、コンテンツ再生編集装置において、複数の動画コンテンツからシーンを選択する際の操作性を向上させるものである。
図17は、第2の実施形態におけるコンテンツ再生編集装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図17に示すように、コンテンツ再生編集装置1700は、CPU1701、ROM1702、RAM1703、ディスプレイインタフェース1704、赤外線入力インタフェース1705、ハードディスクドライブ(HDD)1706から構成される。
ディスプレイインタフェース1704は、不図示のディスプレイデバイスドライバからの画面情報をディスプレイ1710が処理可能な信号に変換する。また赤外線入力インタフェース1705は、赤外線リモコン1720からの赤外線信号を受信し、不図示の赤外線インタフェースデバイスドライバが処理可能な情報に変換する。
ここでは、不図示であるが、オペレーティングシステム(以下OS)、後述する各処理プログラム、デバイスドライバ等はHDD1706に記憶され、適宜、RAM1703に一時記憶され、CPU1701によって実行される。ROM1702には入出力制御用のプログラムが記憶され、電源投入時にHDD1706に記憶されたOSを起動するためのCPU1701による処理を記憶する。
尚、以下特に断らない限り、他図を用いて説明されたものには同一の符号を付し、その説明を省略する。
図18は、第2の実施形態におけるコンテンツ再生編集装置の機能構成の一例を示す図である。図18に示すように、コンテンツ再生編集装置1700には、記憶部1801、操作取得部1802、表示出力部1803、表示制御部1804、操作実行部1805が含まれる。
記憶部1801は、後述するコンテンツ情報(図20)、動画フレーム情報(図21)、配列(図22及び図23)、プレイリスト情報(図30)を記憶する。また、不図示のコンテンツデータ、サムネイルデータも記憶部1801に記憶される。
操作取得部1802は、赤外線リモコン1720からの操作指示を表示制御部204に伝える。表示出力部1803は、表示制御部1804で生成された画面データに基づき、ディスプレイ1710への表示出力を行う。ここで画面データは、画像データであっても画像データを生成するための情報であっても良い。
表示制御部1804は、操作取得部1802が取得した操作指示に応じて、記憶部1801に記憶されたコンテンツ及び動画フレームのサムネイルを読み出す。そして、後述する配列(図22及び図23)に基づいて配置し、画面データを生成する。更に、操作取得部1802で取得した操作指示に応じて、操作実行部1805によるコンテンツに対する操作を指示する。
操作実行部1805は、表示制御部1804からの指示に基づき、記憶部1801に記憶された対応するコンテンツの再生(読み出し及び表示)、削除、後述するプレイリスト情報(図30)の編集等の処理を実行する。また、これらの処理に応じて、後述するコンテンツ情報(図20)、動画フレーム情報(図21)、配列(図22及び図23)を適宜更新する。
図19は、第2の実施形態における赤外線リモコン1720の構成の一例を示す図である。赤外線リモコン1720は、右スクロールを指示する右ボタン1903、左スクロールを指示する左ボタン1904、上方向への移動を指示する上ボタン1901、下方向への移動を指示する下ボタン1902を備える。また、操作メニュー表示を指示するメニューボタン1906、操作メニューの項目を決定する決定ボタン1905、操作メニューや再生表示から復帰する復帰ボタン1907を備える。
尚、図19に示す赤外線リモコン1720は一例を示したもので、配置、ボタン名称等、これに限定されるものではない。
図20は、第2の実施形態におけるコンテンツ情報の一例を示す図である。図20に示すように、コンテンツ情報2000には、コンテンツ名、日付、人物、場所、イベント、コンテンツファイル名、サムネイルファイル名の各項目が含まれ、記憶部1801に記憶される。例えば、コンテンツ名が“photo1”のコンテンツは、日時情報“2006-01-15”、人物情報“Taro”、場所情報“Tokyo”、イベント情報“Travel”を持つ。更に、コンテンツの実体となるファイルのファイル名は“contents/photo1.jpg”、サムネイルのファイル名は“thum/photo1_thum.jpg”となる。
尚、上述のコンテンツ情報2000は一例を示したもので、項目の構成や名称、値等、これに限定されるものではない。
図21は、第2の実施形態における動画フレーム情報の一例を示す図である。図21に示すように、動画フレーム情報2100には、動画フレーム名、コンテンツ名、位置、サムネイルファイル名の各項目が含まれ、記憶部1801に記憶される。ここで、コンテンツ名は該当する動画フレームを持つコンテンツの名称であり、位置はそのコンテンツ内での時間的な位置を表している。
例えば、動画フレーム名が“video1-frame1”の動画フレームは、コンテンツ名“video1”、位置“00:00:00”を持つ。更に、サムネイルのファイル名は“thum/video1_f1_thum.jpg”となる。
尚、上述の動画フレーム情報2100は一例を示したもので、項目の構成や名称、値等、これに限定されるものではない。
図22は、第2の実施形態における配列情報の一例を示す図である。図22に示す配列2201〜2204は、コンテンツ情報2000に基づいて生成され、記憶部1801に記憶される。ここで、配列2201はコンテンツ情報2000のコンテンツ名を日付順にソートした配列である。配列2202は、コンテンツ情報2000のコンテンツ名を人物順にソートした配列である。配列2203は、コンテンツ情報2000のコンテンツ名を場所順にソートした配列である。配列2204は、コンテンツ情報2000のコンテンツ名をイベント順にソートした配列である。
例えば、配列2201の場合、コンテンツ名の日付順は、“photo2”、“video2”、“photo1”、“video1”、…、であることを示す。
尚、上述の配列2201〜2204は一例を示したもので、配列の構成や名称、値等、これに限定されるものではない。更に、これらの配列はコンテンツ情報2000から必要時のみ生成されても良い。
図23は、第2の実施形態におけるフレーム表示レベルの配列情報の一例を示す図である。図23に示す配列2301〜2304は、コンテンツ情報2000及び動画フレーム情報2100に基づいて生成され、記憶部1801に記憶される。ここで、配列2301は、コンテンツ情報2000のコンテンツ名及び動画フレーム情報2100の動画フレーム名を日付順にソートした配列である。配列2302は、コンテンツ情報2000のコンテンツ名及び動画フレーム情報2100の動画フレーム名を人物順にソートした配列である。配列2303は、コンテンツ情報2000のコンテンツ名及び動画フレーム情報2100の動画フレーム名を場所順にソートした配列である。配列2304は、コンテンツ情報2000のコンテンツ名及び動画フレーム情報2100の動画フレーム名をイベント順にソートした配列である。尚、ここで、動画フレーム情報2100と同一のコンテンツを指すコンテンツ情報2000は除かれている。
例えば、配列2301の場合、コンテンツ情報2000及び動画フレーム情報2100の日付順は、“photo2”、“video2-frame1”、“video2-frame2”、“video2-frame3”、…、であることを示す。
尚、上述の配列2301〜2304は一例を示したもので、配列の構成や名称、値等、これに限定されるものではない。更に、これらの配列はコンテンツ情報2000及び動画フレーム情報2100から必要時のみ生成されても良い。
図24は、第2の実施形態におけるユーザインタフェース画面の一例を示す図である。図24に示すように、ユーザインタフェース画面2400は、配列に対応するサムネイル配列2401〜2404から構成される。サムネイル配列2401は操作指示の対象となる選択配列であり、他のサムネイル配列2402〜2404とは外観上区別できるように拡大表示されている。
サムネイル配列2401の中央に位置する“video1-frame2”のサムネイル2405は操作指示の対象となる選択サムネイルであり、他のサムネイルと外観上区別できるように拡大され、枠が表示されている。また、2406に示すサムネイル群は、選択サムネイル“video1-frame2”と同一のコンテンツを指すサムネイル群であり、この例では縦方向に並べられている。
尚、この例では、サムネイル配列2401が配列2301、サムネイル配列2402が配列2201、サムネイル配列2403が配列2302、サムネイル配列2404が配列2202に対応しているが、この限りではない。
図25は、第2の実施形態におけるユーザインタフェース画面2400を横スクロールさせた後のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。ユーザインタフェース画面2500は、ユーザインタフェース画面2400の表示状態で赤外線リモコン1720の左ボタン1904が2回押下された後のユーザインタフェース画面である。即ち、ユーザインタフェース画面2400で選択サムネイルであった“video1-frame2”の右2つ隣のサムネイル“video3-frame1”がユーザインタフェース画面2500の選択サムネイルに変更される。また、選択サムネイル“video3-frame1”と同一のコンテンツ“video3”を指すサムネイルが縦方向に並ぶように他のサムネイル配列が更新される。
尚、この例では、選択アイコンの位置を中央に固定しているが、選択アイコンの位置を移動させても良い。
図26は、第2の実施形態におけるユーザインタフェース画面2500を縦方向に移動させた後のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。ユーザインタフェース画面2600は、ユーザインタフェース画面2500の表示状態で赤外線リモコン1720の下ボタン1902が1回押下された後のユーザインタフェース画面である。即ち、ユーザインタフェース画面2500で選択配列であった“日付順(フレーム表示)”サムネイル配列の仮想的に下に位置する“人物順”サムネイル配列が選択配列に変更される。
尚、この例では、選択配列の位置を上下に移動させているが、選択配列の位置を固定し、アイコン配列を縦にスクロールさせても良い。
図27は、第2の実施形態におけるユーザインタフェース画面2600で横スクロールさせた後のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。ユーザインタフェース画面2700は、ユーザインタフェース画面2600の表示状態で赤外線リモコン1720の左ボタン1904が1回押下された後のユーザインタフェース画面である。即ち、ユーザインタフェース画面2600で選択サムネイルであった“video3”の右隣の“video7”がユーザインタフェース画面2700の選択サムネイルに変更される。また、選択サムネイル“video7”と同一のコンテンツを指すサムネイルが縦方向に並ぶように他のサムネイル配列が更新される。
図28は、第2の実施形態におけるコンテンツに対する操作メニューを表示中のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。ユーザインタフェース画面2800において、2801はコンテンツに対する操作メニューである。即ち、操作メニュー2801は、選択サムネイル“video1”が指すコンテンツに対して“選択コンテンツを再生”、“選択コンテンツをプレイリストに追加”、“選択コンテントを削除”の3つの操作から選択が可能であることを示している。操作メニュー2801は、選択サムネイルがコンテンツのサムネイルである場合に、赤外線リモコン1720のメニューボタン1906を押下することにより表示され、上下ボタン1901、1902で選択され、決定ボタン1905で決定される。
図29は、第2の実施形態における動画フレームに対する操作メニューを表示中のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。ユーザインタフェース画面2900において、2901は動画フレームに対する操作メニューである。即ち、操作メニュー2901では、選択サムネイル“video1-frame2”に対応する動画フレームに対する再生、プレイリスト追加、削除、範囲設定に関する操作を選択できる。
プレイリストの追加及び削除に対しては、動画コンテンツ内での範囲指定が可能であり、それぞれ“選択フレームより前”、“選択フレームより後ろ”、“範囲開始点から選択フレームまで”の3つから選択できる。尚、範囲開始点は予め“選択フレームを範囲開始点に設定”を決定することにより記憶される。
操作メニュー2901は、選択サムネイルが動画フレームのサムネイルである場合に、赤外線リモコン1720のメニューボタン1906を押下することにより表示され、上下ボタン1901、1902で選択され、決定ボタン1905で決定される。
図30は、第2の実施形態におけるプレイリスト情報の一例を示す図である。図30に示すプレイリスト情報3000は、図28及び図29で説明したプレイリスト追加操作の決定により更新される。プレイリスト情報3000では、プレイリスト内のコンテンツは“photo2”、“video2”、“video1-frame2”から“video2"の最後まで(以下省略)であることを示している。
尚、この例では、1つのプレリストについて説明したが複数あっても良い。但し、その場合、プレイリストを選択するためのメニュー等の追加が必要になる。
また、プレイリスト内コンテンツの編集については特に記載していないが、プレイリスト内コンテンツの削除、順序変更等の機能が容易に想像できる。
図31は、第2の実施形態におけるコンテンツ再生編集装置の処理を示すフローチャートである。まず、CPU1701が起動処理を開始すると、コンテンツ情報2000及び動画フレーム情報2100に基づいて配列2201〜2204、2301〜2304を生成する(S3101)。次に、選択配列及び選択サムネイルを決定する(S3102)。そして、S3101で生成した配列の中から表示対象となる配列を順じ読み出す(S3103)。
次に、読み出した配列が選択配列である場合(S3104でYes)、配列に基づき、選択サムネイルが中央となり、選択サムネイル及び配列が強調されるようにサムネイルを横方向に配置して表示する(S3121)。また、読み出した配列が選択配列でない場合(S3104でNo)、配列に基づき、選択サムネイルと同一コンテンツを指すサムネイルが中央(選択サムネイルと縦方向に並ぶ位置)になるようにサムネイルを横方向に配置して表示する(S3105)。そして、S3105又はS3121で表示した後、S3106において、配列が残っていれば、S3103に戻り、上述の処理を繰り返す。
一方、S3106において、配列が残っていない(終了した)場合、S3107へ処理を進める。S3107では、操作指示を取得し、横スクロール指示の場合(S3108でYes)、選択サムネイルをスクロール方向に応じて変更し(S3131)、S3103から繰り返す。また、横スクロール指示でなく(S3108でNo)、縦方向移動指示の場合(S3109でYes)、選択配列をその移動方向に応じて変更し(S3141)、S3103から繰り返す。
また、縦方向移動指示でなく(S3109、No)、操作メニュー表示指示の場合(S3110でYes)、選択サムネイルに応じて操作メニューを配置して表示する(S3151)。そして、詳細は後述するコンテンツ操作処理を行い(S3152)、S3107に戻る。また、操作メニュー表示指示でなく(S3110でNo)、停止指示の場合(S3111でYes)、この処理を終了する。しかし、停止指示でない場合(S3111でNo)、S3107に戻る。尚、停止指示は、不図示の電源ボタンの押下により行われるものとする。
図32は、第2の実施形態におけるコンテンツ操作処理を示すフローチャートである。まず、操作メニューで決定された操作指示を取得する(S3201)。ここで、操作指示が選択コンテンツの再生指示の場合(S3202でYes)、その選択コンテンツの再生を行い(S3221)、この処理から戻る。また、選択コンテンツの再生指示でない場合(S3202でNo)、S3203へ処理を進める。ここで、操作指示が選択コンテンツのプレイリスト追加指示の場合(S3203でYes)、選択コンテンツをプレイリストに追加し(S3231)、この処理から戻る。また、選択コンテンツのプレイリスト追加指示でない場合(S3203でNo)、S3204へ処理を進める。
操作指示が選択コンテンツの削除指示の場合(S3204でYes)、選択コンテンツを削除し(S3241)、この処理から戻る。また、選択コンテンツの削除指示でない場合(S3204でNo)、S3205へ処理を進める。ここで、操作指示が選択フレームの再生指示の場合(S3205でYes)、選択フレームの動画フレーム情報のコンテンツ名及び位置に基づき、動画コンテンツの頭出しを行い再生し(S3251)、この処理から戻る。また、選択フレームの再生指示でない場合(S3205でNo)、S3206へ処理を進める。
操作指示が選択フレームのプレイリスト追加指示の場合(S3206でYes)、動画コンテンツ内での指定された区間をプレイリストに追加し(S3261)、この処理から戻る。また、選択フレームのプレイリスト追加指示でない場合(S3206でNo)、S3207へ処理を進める。ここで、選択フレームの削除指示の場合(S3207でYes)、動画コンテンツ内での指定された区間を削除し(S3271)、この処理から戻る。また、選択フレームの削除指示でない場合(S3207でNo)、S3208へ処理を進める。
ここで、操作指示が選択フレームの範囲開始点設定指示の場合(S3208、Yes)、選択フレームを範囲開始点として記憶し(S3281)、この処理から戻る。
尚、S3261及びS3271における区間とは、動画コンテンツの選択フレームより前の区間であるか、後ろの区間であるか、範囲指定された区間であるかの何れかであり、操作指示と共に指定される。
第2の実施形態によれば、コンテンツのサムネイル配列でスクロールを行うと、配列に対応する動画フレームのサムネイルが表示されるため、動画フレームの内容を確認しながらコンテンツの選択が可能になる。
また、動画フレームを選択したい場合には、コンテンツの選択と同様に、配列の移動操作とスクロール操作で選択できるため、操作性が向上する。
更に、動画フレームをスクロールして選択すると、他の配列には対応する動画コンテンツを中心として関連するコンテンツのサムネイルが表示され、更に他の配列にはそれらの動画フレームのサムネイルが表示されるため、関連するフレームの選択が容易になる。
[第2の実施形態の変形例1]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態の変形例1を詳細に説明する。尚、ハードウェア構成、機能構成、赤外線リモコン、コンテンツ情報、動画フレーム情報、配列は、操作メニュー、プレリスト情報は、コンテンツ操作処理は、第2の実施形態と同様である。
図33は、第2の実施形態の変形例1におけるユーザインタフェース画面の一例を示す図である。図33に示すように、このユーザインタフェース画面3300では、“日付順(フレーム表示)”、“人物順”、“場所順”、“イベント順”の4つの配列がそれぞれ表示される。
図34は、ユーザインタフェース画面3300の縦移動後のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。図34に示すように、このユーザインタフェース画面3400では、ユーザインタフェース画面3300で選択配列である“日付順(フレーム表示)”の配列の位置に“日付順”の配列が表示される。そして、“人物順”の配列の位置に“人物順(フレーム表示)”の配列が新たな選択配列として表示される。
変形例1では、図33及び図34に示すように、選択される配列はフレーム表示の配列であり、選択配列と同一の順序条件を持つコンテンツのみの配列は表示されないよう動作する。
図35は、第2の実施形態の変形例1における処理を示すフローチャートである。尚、S3501〜S3511、S3521〜S3552の処理は、第2の実施形態で説明した図31に示すS3101〜S3111、S3121〜S3152の処理と同様である。
ここでは、第2の実施形態における処理と相違する処理について説明する。配列を生成し、選択サムネイルを決定した後、読み出した配列が選択配列でない場合(S3504でNo)、S3561へ処理を進める。S3561では、配列が選択配列と同一順序条件か否かを判定する。ここで、同一順序条件でない場合(S3561でNo)、配列に基づきサムネイルを横方向に配置して表示する(S3505)。しかし、配列が選択配列と同一順序条件の場合(S3561でYes)、S3505の処理を行うことなく、S3506へ処理を進める。
変形例1によれば、限られた表示領域でより多くの順序条件の配列を表示可能となり、関連した動画コンテンツ内の動画フレームを選択する場合の操作性が向上する。
[第2の実施形態の変形例2]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態の変形例2を詳細に説明する。尚、ハードウェア構成、機能構成、赤外線リモコン、コンテンツ情報、動画フレーム情報、配列は、操作メニュー、プレリスト情報は、コンテンツ操作処理は、第2の実施形態と同様である。
図36は、第2の実施形態の変形例2におけるユーザインタフェース画面の一例を示す図である。図36に示すように、ユーザインタフェース画面3600では、“日付順(フレーム表示)”、“日付順”、“人物順(フレーム表示)”、“人物順”の4つの配列が表示される。ここで、選択配列以外の配列において、選択サムネイルと同一コンテンツを指すサムネイルは表示されず、それぞれの順序条件に基づく情報、ここでは人物情報3601、3602、日付情報3603が表示される。また、“人物順(フレーム表示)”の配列では、“video1-frame2”、“video1-frame3”も表示されず、それらの位置に隣接する“video5-frame1”、“video5-frame2”が表示される。
図37は、ユーザインタフェース画面3600の縦移動後のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。図37に示すように、このユーザインタフェース画面3700では、選択配列が“人物順(フレーム表示)”の配列に変更される。そして、表示されていなかった“video1-frame1”、“video1-frame2”、“video1-frame3”が表示される。
図36及び図37に示すように、選択サムネイルと同一サムネイル及び同一コンテンツの動画フレームのサムネイルは表示されず、隣接する他のコンテンツのサムネイルを表示するように動作する。
図38は、第2の実施形態の変形例2における処理を示すフローチャートである。尚、S3805以外の処理は、第2の実施形態で説明した図31に示す処理と同様である。
配列を生成し、選択サムネイルを決定した後、読み出した配列が選択配列でない場合(S3804でNo)、配列に基づき、選択サムネイルと同一コンテンツを指すサムネイルが中央となり、その位置には対応する順序条件の情報を配置する。そして、更に同一コンテンツをサムネイルを除き、サムネイルを横方向に配置して表示する(S3805)。
第2の実施形態によれば、シーンを確認しながら動画コンテンツの選択を行え、コンテンツへの操作と同一の操作でシーンを選択でき、再生や編集が可能となる。従って、動画コンテンツのシーンに対する操作性が向上する。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態を詳細に説明する。
近年、コンピュータ技術の発達と共に、テレビ画面のような非PC装置で、手軽に静止画や動画といったコンテンツを格納装置に保管し、ディスプレィで再生して楽しむことができるようになってきた。
このような環境が普及するに伴い、格納するコンテンツの量が膨大に増えてきている。そのため、コンテンツをどこに格納したのか分からなくなり、所望のコンテンツの取り出しが困難になるという事態が発生している。また、格納したコンテンツが格納装置に保管されたまま、再生されることなく、死蔵されるコンテンツも増えてきているという問題がある。
また、テレビ画面に操作画面を表示する場合、PCの操作画面と比較して視覚的な良好さと操作の簡単さが必要である。
このような問題を解決するために、Windows(登録商標)Media Center(WMC)では、従来のファイルアクセスを簡略化してリモコンの十字キーで階層構造を辿り、コンテンツアクセスを可能にしている。また、クロスメディアバー(登録表示)(XMB)では、メディアアイコンとコンテンツアイコンを十字型に配置し、直感的にコンテンツの選択を可能にしている。
また、コンテンツを整理してグループ化することにより、コンテンツを探し易くするという方法もある。この場合、グループ化されたコンテンツグループを1つのアイコンなどで表示する。このとき、コンテンツグループのアイコンは、そのコンテンツグループ内の代表コンテンツの画像から、又は一部或いは全部のコンテンツの画像から作成することが多かった。
しかしながら、コンテンツの一覧表示を表示する場合、コンテンツを探し易くするため、様々な順序に従って表示を行うが、その都度、表示を切り替えて行っていたため、効率的にユーザにデータ一覧を見せることができなかった。
こうした中で、コンテンツのサムネイルをジャンル毎に区分し、その代表となるコンテンツのサムネイルを一列に配置して表示させ、左右キーでジャンルを選択し、上下キーでジャンル内のコンテンツのサムネイルを表示させて選択するというものが存在する。
また、コンテンツ及びコンテンツグループの画像をある配列に並べて表示し、そのうちの1つのコンテンツ又はコンテンツグループを第一の操作で選択できる。そして、コンテンツグループが選択された際には、それと同一グループ内のコンテンツの画像が表示され、更にそのグループ内のコンテンツが第二の操作で選択できる。再び第一の操作で配列上のコンテンツ及びコンテンツグループを選択しようとした場合、第二の操作で最後に選択したコンテンツがグループの画像として表示されるといったシステムも存在する。
また、グループ毎に纏められたコンテンツグループにおいて、順序データに基づきコンテンツを配列して表示し、コンテンツを選択できるようにする。その際に、グループ名を表示したり、個々のコンテンツを選択した際に、配列中のどの位置にあるかを表示したりするといったシステムも存在する。
また、動画コンテンツは、静止画コンテンツとは異なり、時間軸が存在するため、その概要の把握や必要なフレーム(シーン)を指定して再生や編集を行うには、静止画コンテンツの場合とは異なった機能が必要になる。
このような機能として最も一般的な機能は、動画の再生、早送り、巻き戻しを行うことである。
また、動画コンテンツ内のフレームの特性を解析して境界部を判定し、境界部で分割された区間で代表的なフレームの静止画を一覧表示し、静止画を指定して区間の編集等の操作を行うことが知られている。
また、チャプタと呼ばれる頭出し点が設定された動画コンテンツに対してチャプタ表示が指示されると、チャプタ表示画面が表示されることが知られている。チャプタ表示画面には、動画コンテンツの選択された区間が繰り返し動画で表示され、更に前後のチャプタに対応するサムネイル(縮小画像)が表示される。
しかしながら、WMC及びXMBは所望のコンテンツまでアクセス方法を改善しているものの、選んだコンテンツに関連したコンテンツを認識することができない。そのため、ユーザは次に閲覧するコンテンツを思い浮かべてから最も良い検索方法を考えながら操作することを強いられている。
また、コンテンツを視覚検索する際に、概要を把握するため、また所望のコンテンツに早くたどり着くためにコンテンツをグループ化して表示する。しかし、このグループ化を行う際に、検索する手順によってさまざまなグループ化の条件があり、これらを、画面を切り替えたり、単純な一覧表示をしたりしていると、コンテンツ一覧の把握や容易な視覚検索ができなかった。
また、各コンテンツグループアイコン配列において、どのコンテンツグループアイコン配列が基準となって配置されているかがわからなかった。
また、WMCでは、異なる階層グループに存在するコンテンツにアクセスするためには、階層を戻って選択しなおす必要がある。また、更なる階層を表現する場合に表示上破綻をきたしてしまう。
また、コンテンツが動画の場合、従来技術では、動画コンテンツを選択しながらコンテンツ内の必要なシーンを見つけ出して再生や編集を行う場合には操作が煩雑になるという問題がある。例えば、コンテンツを管理する画面で検索やソートを行い所望のコンテンツグループを絞り込み、それらから順じコンテンツを選んでチャプタ表示画面に切り替えて必要なシーンを選ばなければならない。絞り込んだ全てのコンテンツのシーンを表示することも考えられるが、他のコンテンツのシーンを加えたくなった場合には、同様の操作が必要になる。また、全てのコンテンツのシーンを表示することも考えられるが、シーン数が多くなり、必要なシーンの選択が困難になってしまうという問題があった。
第3の実施形態は、コンテンツ表示装置において、複数の動画コンテンツからシーンを選択する際の操作性を向上させることを目的とする。
図39は、第3の実施形態におけるコンテンツ表示装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図39において、3901は操作入力を行うための操作部である。3902はCPUであり、各種処理のための演算や論理判断等を行い、またバス3906に接続された各構成要素の制御を行い、更に表示データを作成し、表示出力部に出力する表示制御部も兼ねている。3903は表示データを出力する表示出力部である。この表示出力部3903としては、ビットマップイメージを出力できるLCDを使用しているが、CRT等のディスプレイでも良い。
3904はプログラムメモリであり、後述するフローチャートの処理手順を含むCPU3902による制御のためのプログラムを記録したメモリである。尚、プログラムメモリ3904は、ROMであっても良いし、処理に先立って外部記憶装置等からプログラムがロードされるRAMであっても良い。
3905は格納部であり、コンテンツやコンテンツアイコン等の表示データや各種処理で生じたデータを格納する。尚、格納部3905は、RAMとするが、ハードディスクや不揮発な外部記憶媒体でも良い。その場合、処理に先立ってロードしておく、或いは必要があるごとに参照するものとする。
3906はバスであり、CPU3902が制御する各構成要素を指示するアドレス信号、各構成要素を制御するためのコントロール信号、各構成要素間で相互にやりとりされるデータの転送を行う。
図40は、第3の実施形態におけるコンテンツ表示画面の構成の一例を示す図である。図40において、4001は横方向にDateというカテゴリで分類された静止画コンテンツの代表静止画を示すサムネイルである。4002は横方向にDateというカテゴリで分類された静止画のサムネイルである。代表静止画のサムネイル4001は、他の静止画のサムネイル4002の代表であるため、比較的サイズが大きくなっている。
4011は横方向にLocationというカテゴリで分類された静止画コンテンツの代表静止画を示すサムネイルである。尚、4011は4001と同じ静止画を指し示すサムネイルであるが、三次元上の奥に静止画が置かれているようにみせるため、4001に比べ若干サイズが小さくなり、4001よりも右上に配置されている。4011は異なるサイズ、異なる位置であっても構わない。
4012は横方向にLocationというカテゴリで分類された静止画のサムネイルである。代表静止画のサムネイル4011は、他の静止画のサムネイル4012の代表であるため、比較的サイズが大きくなっている。
4021は横方向にEventというカテゴリで分類された静止画コンテンツの代表静止画を示すサムネイルである。尚、4021は4011と同じ静止画を指し示すサムネイルであるが、三次元上の奥に静止画が置かれているようにみせるために、4011に比べ若干サイズが小さくなり、4011よりも右上に配置されている。4021は異なるサイズ、異なる位置であっても構わない。
4022は横方向にLocationというカテゴリで分類された静止画のサムネイルである。代表静止画のサムネイル4021は、他の静止画のサムネイル4022の代表であるため、比較的サイズが大きくなっている。
第3の実施形態では、Date、Location、Eventという3つのカテゴリで分類する例を示したが、更にPeopleというカテゴリを付け加えるなど、2つ上のカテゴリであればいくつでも良い。また、コンテンツとして静止画を紹介しているが、音楽などの他のコンテンツでも良い。
尚、カテゴリで分類し、共通の代表画面をもち、カテゴリを跨いでコンテンツを容易に探し出すことができるが、最初にこの画面を見たとき、共通の代表画面が同一コンテンツを指し示すことを理解するのが容易でない場合もある。
そこで、第3の実施形態では、コンテンツ表示画面が表示される際に、動的なアニメーションを用いて順次表示することにより、共通の代表画面が同一のコンテンツを指し示すことを理解するのが容易になるようにしている。
図40に示すコンテンツ表示画面が表示される際に、動的なアニメーションを用いて、第3の実施形態の画面構成を順次表示する様子を、図41〜図57を用いて説明する。
図41は、第3の実施形態における最初に表示される表示画面の画面構成例を示す図である。図41に示すように、Dateというカテゴリに含まれる基準となるコンテンツである代表静止画を示すコンテンツアイコンとなる静止画のサムネイル4101が画面の最下部の中央に表示される。そして、Dateというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル4102が基準となるサムネイル4101の左右に並べて表示される。
次に、基準となる代表静止画を示すサムネイル4101の複製イメージ4201が作成され、図42に示すように、代表静止画を示すサムネイル4101に重ねて表示される。そして、図43及び図44に示すように、複製イメージ4201はサイズが小さくなりながら画面上へ移動し、順次表示され、図44に示すように、代表静止画を示すサムネイル4101と並んで表示される位置で停止する。ここで、複製イメージ4201を基準サムネイルと呼称する。
次に、図45に示すように、Locationというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル4501が基準サムネイル4201の位置に表示され、基準サムネイル4201の左右に分かれて移動する。そして、図46に示すように、サムネイル4501は、基準サムネイル4201と並んで表示される位置で停止する。
次に、図47に示すように、Locationというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル4701が基準サムネイル4201の位置に表示され、図48に示すように、基準サムネイル4201の左右に分かれて移動する。そして、図49に示すように、サムネイル4701は、サムネイル4501と並んで表示される位置で停止する。
次に、図50に示すように、基準となる代表静止画を示すサムネイル4101の場合と同様に、基準サムネイル4201の複製イメージ5001が作成され、基準サムネイル4201に重ねて表示される。そして、図51に示すように、複製イメージ5001は画面上へ移動し、順次表示され、図52に示すように、基準サムネイル4201と並んで表示される位置で停止する。ここで、複製イメージ5001を基準サムネイルと呼称する。
次に、図53に示すように、Eventというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル5301が基準サムネイル5001の位置に表示され、基準サムネイル5001の左右に分かれて移動する。そして、図54に示すように、サムネイル5301は、基準サムネイル5001と並んで表示される位置で停止する。
次に、図55に示すように、Eventというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル5501が基準サムネイル5001の位置に表示され、図56に示すように、基準サムネイル5001の左右に分かれて移動する。そして、図57に示すように、サムネイル5501は、サムネイル5301と並んで表示される位置で停止する。
第3の実施形態では、3つのカテゴリを設け、3列の表示の場合を説明したが、カテゴリは、2つ以上あれば良く、3列以上の場合も同様の動作により順次表示を行う。
ここで、上述した動的なアニメーションを用いてコンテンツ表示画面を表示する処理を、図58を用いて説明する。この処理は、CPU3902がプログラムメモリ3904に記録されたプログラムに従って格納部3905に格納されたコンテンツやコンテンツアイコンの表示データを生成し、表示出力部3903に表示させる処理である。
図58は、第3の実施形態における画面表示処理を示すフローチャートである。まず、処理を開始すると、S5801で最初のカテゴリを設定する。そして、S5802では、S5801で設定されたカテゴリの基準となる代表画像のサムネイル(代表サムネイル)を表示する。次に、S5803では、代表画像以外の画像のサムネイルを代表サムネイル上に表示する。
次に、S5804で、代表サムネイル上のサムネイルを移動し、S5805で目的座標に達するまでS5804に処理を戻し、移動を繰り返す。その後、目的座標に達すると、S5806へ処理を進め、次のカテゴリを設定する。そして、S5807で次に表示するカテゴリがあるか否かを判定し、カテゴリがない場合には、この処理を終了する。
一方、S5807で次に表示するカテゴリがある場合には、S5808へ処理を進め、設定カテゴリの代表画像のサムネイルの複製イメージを作成する。そして、S5809で複製イメージを元のサムネイルの位置に表示する。
次に、S5810で、複製イメージを移動し、S5811で目的座標に達するまでS5810に処理を戻し、移動を繰り返す。その後、目的座標に達すれば、S5803に処理を戻し、次に表示するカテゴリがなくなるまで、上述の処理を繰り返す。
[第3の実施形態の変形例1]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態の変形例1を詳細に説明する。尚、第3の実施形態の変形例1におけるコンテンツ表示装置の構成は、第3の実施形態で説明した図39に示す構成と同様である。また、コンテンツ表示画面の構成も第3の実施形態で説明した図40に示す構成と同様である。
ここで、動的なアニメーションの順序が異なる第3の実施形態の変形例1における順次表示する様子を、図59〜図75を用いて説明する。
図59は、第3の実施形態の変形例1における最初に表示される表示画面の画面構成例を示す図である。図59に示すように、Dateというカテゴリに含まれる基準となるコンテンツである代表静止画を示すコンテンツアイコンとなる静止画のサムネイル5901が画面の最下部の中央に表示される。そして、Dateというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル5902が基準となるサムネイル5901の左右に並べて表示される。
次に、基準となる代表静止画を示すサムネイル5901の複製イメージ6001が作成され、図60に示すように、代表静止画を示すサムネイル5901に重ねて表示される。そして、図60及び図61に示すように、複製イメージ6001はサイズが小さくなりながら画面上へ移動し、順次表示され、図62に示すように、代表静止画を示すサムネイル5901と並んで表示される位置で停止する。
次に、複製イメージ6001の更なる複製イメージ6301が作成され、図63に示すように、複製イメージ6001に重ねて表示される。そして、図63及び図64に示すように、更なる複製イメージ6301はサイズが小さくなりながら画面上へ移動し、順次表示され、図65に示すように、複製イメージ6001と並んで表示される位置で停止する。
次に、図66に示すように、Locationというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル6601が基準となる複製イメージ6001の位置に表示され、サムネイル6601は左右に分かれて移動する。そして、図67に示すように、サムネイル6601は、複製イメージ6001と並んで表示される位置で停止する。
次に、図68に示すように、Locationというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル6801が複製イメージ6001の位置に表示され、図68及び図69に示すように、複製イメージ6001の左右に分かれて移動する。そして、図70に示すように、サムネイル6801は、サムネイル6601と並んで表示される位置で停止する。
次に、図71に示すように、Eventというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル7101が更なる複製イメージ6301の位置に表示され、左右に分かれて移動する。そして、図72に示すように、サムネイル7101は、更なる複製イメージ2501と並んで表示される位置で停止する。
次に、図73に示すように、Eventというカテゴリに含まれる静止画の配列のサムネイル7301が更なる複製イメージ6301の位置に表示され、図73及び図74に示すようにサムネイル7101の左右に分かれて移動する。そして、図75に示すように、サムネイル7301は、サムネイル7101と並んで表示される位置で停止する。
ここで、動的なアニメーションを用いてコンテンツ表示画面を表示する第3の実施形態の変形例1における処理を、図76を用いて説明する。
図76は、第3の実施形態の変形例1における画面表示処理を示すフローチャートである。まず、処理を開始すると、S7601で最初のカテゴリを設定する。そして、S7602では、設定されたカテゴリの代表画像のサムネイルとそれ以外の画像のサムネイルを表示する。
次に、S7603で、次のカテゴリを設定する。そして、S7604でカテゴリがある場合は、S7605へ処理を進め、設定カテゴリの代表画像のサムネイルの複製イメージを作成する。そして、S7606で複製イメージを元のサムネイルの位置に表示する。
次に、S7607で、複製イメージをサイズを小さくして移動させ、S7608で目標座標に達するまでS7607に処理を戻し、移動を繰り返す。その後、目標座標に達していれば、S7603に処理を戻し、他のカテゴリの代表画像のサムネイルを配置する。
一方、S7604で、次のカテゴリがない場合には、S7609へ処理を進め、最初のカテゴリに戻る。そして、S7610で次のカテゴリを設定し、S7611でカテゴリがある場合には、S7612で代表画像以外のサムネイルを代表画像上に表示する。
次に、S7613で、代表画像以外のサムネイルを移動させ、S7614で目標座標に達するまでS7613に処理を戻し、移動を繰り返す。その後、目標座標に達していれば、S7610に処理を戻し、次のカテゴリがなくなるまで、上述の処理を繰り返し、なくなると、この処理を終了する。
[第3の実施形態の変形例2]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態の変形例2を詳細に説明する。尚、第3の実施形態の変形例2におけるコンテンツ表示装置の構成は、第3の実施形態で説明した図39に示す構成と同様である。
図77は、第3の実施形態の変形例2におけるコンテンツ表示画面の構成の一例を示す図である。図77において、7701は横方向にDateというカテゴリで分類された静止画の代表静止画を示すサムネイルである。7703はDateというカテゴリで分類された静止画のサムネイルである。7702は同じカテゴリで分類されたサムネイルのグループである。
図77に示すように、横方向にDateのグループが並び、縦方向にLocation及びEventのグループが並んでいる。また、Location及びEventは、Dateに比べて三次元での奥行きを表すため、若干サイズが小さめに表示され、右上に置かれている。
ここで、図77に示すコンテンツ表示画面が表示される際に、動的なアニメーションを用いて、第3の実施形態の変形例2の画面構成を順次表示する様子を、図78〜図86を用いて説明する。
図78は、第3の実施形態の変形例2における最初に表示される表示画面の画面構成例を示す図である。図78に示すように、Dateというカテゴリに含まれる基準となるコンテンツである代表静止画を示すコンテンツアイコンとなる静止画のサムネイル(代表サムネイル)7801が画面の最下部の中央に表示される。そして、代表サムネイル7801を含むグループが表示され、グループの配列がその左右に表示される。
次に、代表サムネイル7801の複製イメージ7901が表示され、図79に示すように、代表サムネイル7801と同じ位置に表示される。その後、複製イメージ7901は図80に示すように、サイズが若干小さくなり上方に移動する。
そして、図81に示すように、複製イメージ7901は所定の位置に来ると移動を停止する。その後、図82に示すように、代表サムネイル7801を含むグループ8201が形成される。次に、図83に示すように、Locationのグループ8301の配列が形成される。次に、図84に示すように、複製イメージ7901は、更にサイズを小さくしながら上方に移動し、所定の位置で停止し、図85に示すように、グループ8501を形成し、図86に示すように、Eventのグループ8601の配列を形成する。
ここで、上述した動的なアニメーションを用いてコンテンツ表示画面を表示する処理を、図87を用いて説明する。
図87は、第3の実施形態の変形例2における画面表示処理を示すフローチャートである。まず、処理を開始すると、S8701で最初のカテゴリを設定する。そして、S8702では、S8701で設定されたカテゴリの代表画像のサムネイルを表示する。次に、S8703で代表画像を含むグループを形成する。
次に、S8704で、代表サムネイル以外の画像を代表サムネイル上に表示する。そして、S8705で代表サムネイル以外の画像のサムネイルを移動し、S8706で目的座標に達するまでS8705に処理を戻し、移動を繰り返す。その後、目的座標に達すると、S8707へ処理を進め、移動した画像を含むグループを形成する。
次に、S8707で、次のカテゴリを設定する。そして、S8708で次のカテゴリがない場合には、この処理を終了する。一方、次のカテゴリがある場合には、S8710へ処理を進め、設定カテゴリの代表画像のサムネイルの複製イメージを作成する。そして、S8711で複製イメージを元のサムネイル位置に表示する。
次に、S8712で複製イメージを移動し、S8713で目的座標に達するまでS8712に処理を戻し、移動を繰り返す。その後、目的座標に達すれば、S8703に処理を戻し、次のカテゴリがなくなるまで、上述した処理を繰り返す。
[第3の実施形態の変形例3]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態の変形例3を詳細に説明する。尚、第3の実施形態の変形例3におけるコンテンツ表示装置の構成は、第3の実施形態で説明した図39に示す構成と同様である。
図88は、第3の実施形態の変形例3におけるコンテンツ表示画面の構成の一例を示す図である。図88において、8801は横方向にDateというカテゴリで分類された静止画コンテンツの代表静止画を示すサムネイルである。8802はDateというカテゴリで分類された代表静止画以外の静止画のサムネイルである。
尚、第3の実施形態の変形例2と異なり、Dateのカテゴリはグループになっておらず、静止画の配列となっている。
また、アニメーション動作の様子及びフローチャートは、第3の実施形態の変形例2と同様であるので省略する。
[第3の実施形態の変形例4]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態の変形例3を詳細に説明する。尚、第3の実施形態の変形例3におけるコンテンツ表示装置の構成は、第3の実施形態で説明した図39に示す構成と同様である。
図89は、第3の実施形態の変形例4におけるコンテンツ表示画面の構成の一例を示す図である。図89において、8901は代表動画フレームを示す動画フレームアイコンである。8902は代表動画フレーム以外の動画フレームを示す動画フレームアイコンである。8911は代表動画コンテンツを示す動画アイコンである。8912は代表動画コンテンツ以外の動画コンテンツアイコンである。
尚、アニメーション動作の様子及びフローチャートは、第3の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
以上説明した実施形態によれば、異なるソート順で並べられたコンテンツアイコン配列を複数配列することで、簡単に且つ直感的に所望のコンテンツに到達することができる。更に、注目しているコンテンツに関連したコンテンツを同一画面上に配置することで、注目しているコンテンツに関連するコンテンツを視覚的に認識することが可能となり、関連したコンテンツに簡単にアクセスすることができる。
また、様々な条件でグループ化されたコンテンツグループを、関連性を持たせて一覧表示することができ、概要を把握することができる。そして、容易な視覚検索をすることができ、基準となるコンテンツグループアイコン配列、コンテンツグループアイコン、更にコンテンツを明確に把握することができ、コンテンツ一覧の概要把握、容易な視覚検索を行うことができる。
ある順序条件で並べられたコンテンツ配列と、同一の順序条件で並べられたコンテンツグループ配列を、あるコンテンツを指すコンテンツアイコンとコンテンツを含むコンテンツグループのコンテンツグループアイコンとが並ぶように同一画面上に配置する。これにより、異なる粒度で集められたコンテンツグループ及びコンテンツを視覚的に認識でき、所望のコンテンツ近傍に存在するコンテンツを全体的に把握できる。
また、複数の列に表示された同一のコンテンツを指し示すコンテンツアイコンが同一であることを順次移動表示するアニメーションを用いて表現することにより、ユーザに直感的に分かりやすく表示することができる。
また、コンテンツが動画の場合には、シーンを確認しながら動画コンテンツの選択を行え、コンテンツへの操作と同一の操作でシーンを選択でき、再生が可能となるため、動画コンテンツのシーンに対する操作性が向上するという効果がある。
また、動画フレームアイコンが示す動画フレームが、動画コンテンツアイコンが示す動画コンテンツに含まれることを、順次移動表示するアニメーションを用いて表現することにより、ユーザーに直感的に分かりやすく表示することができる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体として、例えばフレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合である。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。