JP5166094B2 - 通信中継装置、ウェブ端末、メールサーバ装置、電子メール端末およびサイトチェックプログラム - Google Patents
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Description
1.まず、ある銀行Aのウェブページを模した偽のウェブページを公開する。
2.こういった不正目的のウェブページ(以下、「不正ページ」とよぶ)のURL(Uniform Resource Locator)を記載した電子メールを不特定多数者に配信する。
3.この電子メールを受信したユーザBが、銀行Aからの「お知らせ」であると信じて不正ページにアクセスし、口座番号や暗証番号といった個人情報を入力してしまう。
4.フィッシングサイトの運営者は、こうしてユーザBの個人情報を不正入手し、ユーザBの口座から現金を引き出す。
この装置は、クライアント端末が要求するウェブページ(対象ページ)をウェブサーバから取得し、クライアント端末に送信する。更に、対象ページに設定されているリンク先のウェブページ(先行ページ)も取得し、先行ページの内容が表示に適しているかを判定する。適していないときには、クライアント端末に「対象ページのリンクを辿ると不正ページが存在すること」を警告する。
このウェブ端末は、対象ページだけでなく、対象ページに設定されているリンク先の先行ページも取得し、先行ページの内容が表示に適しているかを判定する。適していないときには、画面上にて「対象ページのリンクを辿ると不正ページが存在すること」を警告する。
この装置は、外部から受信された電子メールの本文においてリンク先として設定されているウェブページ(先行ページ)を取得し、先行ページの内容が表示に適しているかを判定する。適していないときには、クライアント端末に「電子メールのリンクを辿ると不正ページが存在すること」を警告する。あるいは、このような電子メールを破棄するとしてもよい。
この電子メール端末は、外部から受信された電子メールの本文においてリンク先として設定されているウェブページ(先行ページ)を取得し、先行ページの内容が表示に適しているかを判定する。適していないときには、クライアント端末に「電子メールのリンクを辿ると不正ページが存在すること」を警告する。
この装置は、クライアント端末が要求するウェブページ(対象ページ)をウェブサーバから取得し、クライアント端末に送信する。対象ページに設定されているリンク先のウェブページ(先行ページ)において、所定形式のプログラムファイルをダウンロードするためのインタフェースが設定されているときには、そのプログラムファイルを検査する。ダウンロードするのに適切なプログラムファイルでなければ、クライアント端末に「対象ページのリンクを辿ると不正なダウンロードページが存在すること」を警告する。
パーソナル・コンピュータや携帯電話などのクライアント端末は、外部のウェブサーバから所望のウェブページを取得し、画面表示させる。以下、このような取得・表示の対象となるウェブページのことを、特に「対象ページ」とよぶ。
以下、このようなリンクの存在を示すアイコンや文字列のことを「リンクオブジェクト」とよぶ。
これ以外にも、さまざまな合格基準を設定可能である。たとえば、スパムメールを判定するために採用されていることも多いベイジアンフィルタ(Bayesian Filter)法などの自然言語解析技術により、ウェブページ中に現れる単語が、不正ページに現れやすい単語であるか否かにより、合否を判定してもよい。
次に、第2実施例として、所定のウェブページへ誘引することを目的とした電子メールが受信されたとき、そのウェブページや更にその先につながるウェブページの合否判定を実行することにより、不正サイトの被害を未然に防ぐ方法について説明する。
最後に、第3実施例として、あるウェブページがプログラムファイル(以下、単に「プログラム」とよぶ)をダウンロードするためのインタフェースを備えるとき、このプログラムを前もって取得し、このプログラムがクライアント端末の挙動に悪影響を与えるような不正なプログラムでないか事前にチェックすることにより、コンピュータウィルス等の被害を未然に防止する方法について説明する。
図2は、第1実施例におけるハードウェア構成図である。
第1実施例においては、先行ページの合否を事前に判定しておき、不正ページであるときにはユーザに警告することにより、不正サイトの被害を未然に防止する方法について説明する。たとえば、電子掲示板やウェブログ(ブログ)においては、他のウェブページへのリンクが設定されることがある。こういったリンクは、参考や宣伝のために設定されることも多いが、不正ページへの誘引を目的として設定されることもある。また、電子掲示板等を形成するウェブページから2階層以上先に不正ページがあらわれるようにリンクが設定されることも多い。
第1実施例においては、クライアント端末160のユーザが電子掲示板等を対象ページとして閲覧しているときに、この電子掲示板に設定されている先行ページの合否判定を実行することにより、ユーザが知らずに不正ページにアクセスしてしまうのを防ぐ。
図3は、第1実施例−1における通信中継装置100の機能ブロック図である。
ここに示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。図7、図9、図10、図12の各機能ブロック図についても同様である。
ここでは、各部の機能を中心として説明し、それらの連携、データ構造、作用については、図4以降に関連して詳述する。
通信部110は、クライアント端末160やウェブサーバ300との通信を担当する。データ処理部120は、通信部110やデータ保持部140から取得されたデータを元にして各種のデータ処理を実行する。データ処理部120は、通信部110とデータ保持部140の間のインタフェースの役割も果たす。データ保持部140は、各種データを保持するための記憶領域である。
通信部110は、要求受信部112、対象ページ取得部114、警告部116および先行ページ取得部118を含む。要求受信部112は、クライアント端末160からウェブページの取得要求を受信する。この取得要求には、取得対象となるウェブページ、すなわち、対象ページのURLが含まれる。対象ページ取得部114は、このURLを参照して、ウェブサーバ300から対象ページを取得し、クライアント端末160に送信する。このようにして、クライアント端末160は、通信中継装置100を介して、対象ページを取得・表示させる。先行ページ取得部118は、ウェブサーバ300から先行ページを取得する。警告部116は、先行ページに不正ページが含まれているときに、クライアント端末160の画面上に警告を表示させる。
データ処理部120は、先行アドレス検出部122、適否判定部124、危険度更新部130、合格ID登録部132および合格アドレス登録部134を含む。先行アドレス検出部122は、あるウェブページにリンク設定されている別のウェブページのアドレス、いいかえれば、ウェブページのURLを検出する。先行アドレス検出部122は、第1階層の先行ページを検出し、更に、第2階層、第3階層の先行ページを検出する。通信部110の先行ページ取得部118は、こうして検出されるURLを参照し、先行ページを取得する。
仮判定:「個人情報を入力するためのインタフェースを備えていないウェブページ」は合格と判定する。「個人情報を入力するためのインタフェースを備え、SSLによるセキュリティも施されているウェブページ」は「仮合格」と判定する。
正判定:仮合格と判定されたウェブページを対象として実行される。「あらかじめ登録されている複数の有名URLのいずれとも類似しないURLのウェブページ」であれば、最終的な合格と判定し、それ以外は不合格と判定する。
このように仮合格のウェブページは、正判定部128により追試されることになる。仮合格は「不正ページでない可能性が高いが、不正ページでないと断定するには検証不十分な状態」を意味する。2段階の合格判定を実行する理由については、図5に関連して後に詳述する。
データ保持部140は、合格データ保持部142と危険度保持部144を含む。合格データ保持部142のデータ構造については図4、危険度保持部144のデータ構造については図6に関連してそれぞれ後述する。危険度保持部144が保持するデータのことを特に「危険度テーブル」とよぶ。
アドレス欄146は、インターネット上のアドレスとしてのURLを示す。ページ欄148は、アドレス欄146に示される該当アドレスに所属するウェブページを示す。たとえば、「ap.co.jp/ax/m1.html」というアドレスは、「ap.co.jp/ax」というアドレスに所属する。合否欄150は、ページ欄148に示されるウェブページの合否を示す。判定日時欄152は、合否判定の実行日時を示す。
なお、合格ページでも不合格ページでもないウェブページのことを「中立ページ」とよぶ。同図の場合「m4.html」が中立ページである。
不合格ページが所属するアドレスは、「不合格アドレス」として登録される。一つでも不正ページを含むアドレスは、不正サイトの疑いが残るためである。なお、合格アドレスでも不合格アドレスでもないアドレスを「中立アドレス」とよぶ。有効期間の経過や合否判定の実行により、各アドレスは、合格アドレス、不合格アドレスおよび中立アドレスのいずれかに適宜変化する。
まず、対象ページ取得部114により対象ページが取得されると、先行アドレス検出部122はこの対象ページにリンクが設定されているか判定する(S10)。リンクが設定されていなければ(S10のN)、合否判定は不要であるため処理は終了する。リンクが設定されているとき(S10のY)、先行アドレス検出部122は第1階層の先行ページのアドレスを1つ選択する(S12)。適否判定部124は、合格データ保持部142を参照し、この先行ページについて合否判定が必要であれば(S14のN)、先行ページ取得部118は先行ページを取得する(S16)。合否判定が必要なときとは、先行ページが中立ページであり、かつ、中立アドレスに所属するときである。先行ページ取得後、適否判定部124は先行ページの合否を判定する(S18)。厳密には、仮判定と正判定の2段階判定であるが、2段階判定を採用する理由については後述する。なお、合否判定が不要であれば(S14のY)、S16とS18はスキップされる。
このような処理方法によれば、対象ページが頻繁に切り換えられて、あるウェブページFが表示されたときにはウェブページFについて合否判定が完了していなかったという状況にあっても、ユーザは所望のウェブページFを閲覧できる。
仮判定部126は、ウェブページGについて、第1階層の先行ページ全てについて仮判定を実行する。まず、「個人情報を入力するためのインタフェースを備えていないウェブページ」を先に合格と判定する。また、「個人情報を入力するためのインタフェースを備えているが、SSLによるセキュリティが施されているウェブページ」を仮合格と判定する。正判定部128は、第1階層の先行ページ全てについて仮判定が完了した後、仮合格したウェブページを対象として正判定を実行する。本実施例においては、「あらかじめ登録されている複数の有名URLのうち、いずれにも類似しないURLのウェブページ」が最終的な合格と判定される。仮判定は比較的処理負荷が軽く、正判定は比較的処理負荷が重いとする。
第2案については、次の図6を参照しつつ説明する。
先行ページの合否判定に際しては、何階層先まで検証するか、あるいは、どのリンク先から検証すべきかにより、単位時間当たりの不正ページの検出率が変化する。たとえば、過去の傾向から、「今すぐ」という文字列を含むリンクオブジェクトは、不正ページにつながることが多いことがわかっているとする。一方、「利用約款」という文字列を含むリンクオブジェクトは、ほとんど不正ページにつながることがないこともわかっているとする。仮に、ある対象ページにおいて「今すぐ」を含むリンクオブジェクトと「利用約款」を含む別のリンクオブジェクトが設定されているとする。この場合には、「利用約款」よりも「今すぐ」を先に検証する方がよい。なぜならば、この対象ページから不正ページにつながるとしたら、「今すぐ」からつながる可能性が高いためである。いいかえれば、「利用約款」よりも「今すぐ」の方が、不正ページに至る可能性(危険度)が高いといえる。危険度保持部144は、このような考え方から、リンクオブジェクトごとの危険度を集積したデータを「危険度テーブル」として保持する。
同様の理由から、ある先行ページにリンクオブジェクトAが設定されている場合、この先行ページから第2階層先までを検証の対象とすればよい。
以上においては、通信中継装置100にて合否判定を実行するとして説明したが、通信中継装置100ではなくクライアント端末160にて合否判定を実行してもよい。ウェブサーバ300と通信中継装置100、クライアント端末160の関係は図2に示した内容と同様である。
クライアント端末160は、ユーザインタフェース(UI)部170、データ処理部180およびデータ保持部190を含む。
UI部170は、ユーザインタフェース処理および通信中継装置100との通信処理を担当する。データ処理部180は、UI部170やデータ保持部190から取得されたデータを元にして各種のデータ処理を実行する。データ処理部180は、UI部170とデータ保持部190の間のインタフェースの役割も果たす。データ保持部190は、各種データを保持するための記憶領域である。
図8は、第2実施例におけるハードウェア構成図である。
フィッシング詐欺の一例として、税金還付手続きのお知らせであるかのように偽った、不正ページへのリンクを含む電子メールを不特定多数者に送信することにより、この不正ページへの個人情報の入力を促す手口がある。
第2実施例においては、不正な電子メール(以下、単に「不正メール」とよぶ)が受信されたときに、この不正メールに設定されているウェブページやその先のウェブページについて合否判定を実行することにより、不正サイトの被害を未然に防ぐ。
図9は、第2実施例−1におけるメールサーバ400の機能ブロック図である。
メールサーバ400は、通信部410、データ処理部420およびデータ保持部430を含む。
通信部410は、クライアント端末460や他のメールサーバ400との通信処理を担当する。データ処理部420は、通信部410やデータ保持部430から取得されたデータを元にして各種のデータ処理を実行する。データ処理部420は、通信部410とデータ保持部430の間のインタフェースの役割も果たす。データ保持部430は、各種データを保持するための記憶領域である。
以上においては、メールサーバ400にて合否判定を実行するとして説明したが、メールサーバ400ではなくクライアント端末460にて合否判定を実行してもよい。メールサーバ400とクライアント端末460の関係は図8に示した内容と同様である。
クライアント端末460は、ユーザインタフェース(UI)部470、データ処理部480およびデータ保持部490を含む。
UI部470は、ユーザインタフェース処理およびメールサーバ400との通信処理を担当する。データ処理部480は、UI部470やデータ保持部490から取得されたデータを元にして各種のデータ処理を実行する。データ処理部480は、UI部470とデータ保持部490の間のインタフェースの役割も果たす。データ保持部490は、各種データを保持するための記憶領域である。
図11は、第3実施例におけるハードウェア構成図である。
ウェブページ上のダウンロードボタンをマウスクリックすることにより、クライアント端末160はさまざまなプログラムをダウンロードできる。これらのプログラムの形式は、実行形式や、既存のプログラムの機能を拡張するためのライブラリ形式などさまざまである。ただし、こういったプログラムの中には、クライアント端末160に悪影響を与えるプログラム(以下、「不正プログラム」とよぶ)も多い。不正プログラムによる悪影響を防止するためには、
1.不審なウェブサイトからはプログラムをダウンロードしない。
2.ダウンロード後、ウィルスチェックソフトなどで検査した上で、プログラムを使用する
といった対策が考えられる。しかし、「不審なウェブサイト」か否かをユーザが判断するというやり方には限界がある。また、ダウンロード後、ウィルスチェックした上でプログラムを使用する方法は安全性が高いが、ダウンロード後にすぐにプログラムを使用できないというデメリットがある。
第3実施例において、合否判定の実行主体は、通信中継装置500である。
通信中継装置500は、通信部510、データ処理部520およびデータ保持部530を含む。
通信部510は、クライアント端末160やウェブサーバ300との通信を担当する。データ処理部520は、通信部510やデータ保持部530から取得されたデータを元にして各種のデータ処理を実行する。データ処理部520は、通信部510とデータ保持部530の間のインタフェースの役割も果たす。データ保持部530は、各種データを保持するための記憶領域である。
まず、対象ページ取得部114により対象ページが取得されると、先行アドレス検出部122はこの対象ページにリンクが設定されているか判定する(S30)。リンクが設定されておらず(S30のN)、対象ページが条件付ダウンロードページでもなければ(S34のN)、S48にスキップしてそのまま処理は終了する。対象ページが条件付ダウンロードページであるときには(S34のY)、S36以降の処理が実行される。
なお、通信中継装置500のファイル取得部512は、合格プログラムをキャッシュしておいてもよい。別のクライアント端末160から、この合格プログラムのダウンロードを求められたときには、通信中継装置500に含まれる送信部(図示せず)は、キャッシュされている合格プログラムをそのまま送信してもよい。プログラムにバージョン番号が含まれているときには、ファイル取得部512はキャッシュしているプログラムのバージョン番号と、条件付ダウンロードページに設定されているプログラムのバージョン番号を比較し、バージョン番号が不一致となったときには、キャッシュしているプログラムを破棄し、最新のプログラムをダウンロードしてもよい。プログラムに限らず、ウェブページについても、更新日時情報等を参照しつつ、適宜、キャッシングと破棄を実行してもよい。
第1実施例の通信中継装置100やクライアント端末160によれば、クライアント端末160のユーザが実際に閲覧しているウェブページの先行ページを事前に合否判定できる。ユーザが将来的に閲覧する可能性が高いウェブページを前もって合否判定できるため、不正サイトからユーザを守りやすくなる。第1実施例においては、合否判定プロセスがウェブページの取得・表示プロセスとは分離されているため、ウェブページ閲覧時におけるユーザの利便性が損なわれにくい。
Claims (9)
- ウェブブラウザを搭載したクライアント端末の代理としてウェブサーバと接続され、
前記クライアント端末から、表示の対象となるウェブページである対象ページの取得要求を受信する要求受信部と、
前記対象ページを保持するウェブサーバから前記クライアント端末の代わりに前記対象ページを取得し、前記クライアント端末に前記対象ページを送信する対象ページ取得部と、
前記対象ページにおいてリンク先として設定されているアドレスを検出する先行アドレス検出部と、
前記アドレスにより特定されるウェブサーバから、前記リンク先のウェブページを先行ページとして取得する先行ページ取得部と、
ウェブページの内容が表示に適しているか否かを判定するために定められた所定の合格基準に基づいて、前記先行ページの合否を判定する適否判定部と、
前記先行ページが不合格と判定されたときには、前記クライアント端末に対して、前記対象ページのリンク先に不適切なウェブページが存在する旨を警告する警告部と、
合格判定されたウェブページのIDを合格IDとして所定の記録領域に登録する合格ID登録部と、
所定アドレスに所属する複数のウェブページのうち、所定割合以上のウェブページのIDが合格IDとして登録済みであるときには、前記所定のアドレスを合格アドレスとして所定の記録領域に登録する合格アドレス登録部と、を備え、
前記適否判定部は、
合否判定の対象となるウェブページのIDが合格IDとして既に登録済みであるときには、前記合格基準に基づく合否の判定を実行することなく、前記ウェブページを合格と判定し、
合否判定の対象となるウェブページのアドレスが前記合格アドレスに属するときには、前記合格基準に基づく合否の判定を実行することなく、前記ウェブページを合格と判定することを特徴とする通信中継装置。 - 前記先行アドレス検出部は、前記先行ページにおいてリンク先として設定されているアドレスを更に検出することにより、前記対象ページから複数階層先のウェブページのアドレスを検出し、
前記先行ページ取得部は、前記複数階層先のウェブページを先行ページとして取得し、
前記適否判定部は、前記先行ページの合否を判定し、
前記警告部は、前記先行ページが不合格と判定されたときには、前記クライアント端末に対して、前記対象ページのリンク先を辿ると不適切なウェブページに到達する旨を警告することを特徴とする請求項1に記載の通信中継装置。 - 前記合格ID登録部は、合格IDに合格判定の実行タイミングを対応づけて登録し、合格判定の実行タイミングから所定の有効期間が経過している合格IDを無効化することを特徴とする請求項1または2に記載の通信中継装置。
- 前記警告部は、前記先行ページが対象ページとして前記クライアント端末に送信された後に前記先行ページについての合否判定が完了した場合において、判定結果が不合格であったときには、前記クライアント端末に対して、不適切なウェブページを表示中である旨を事後的に警告することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信中継装置。
- 前記合格基準は、第1段階の合格基準と第2段階の合格基準に分かれており、
前記適否判定部は、
前記第1段階の合格基準に基づいて、前記先行ページの仮の合否を判定する仮判定部と、
前記第2段階の合格基準に基づいて、前記先行ページの最終的な合否を判定する正判定部と、を含み、
前記仮判定部は、ウェブページに複数のリンク先が設定されているときには、前記複数のリンク先に対応する複数の先行ページを対象として仮の合否判定を実行し、
前記正判定部は、前記仮の合否判定に合格した先行ページを対象として最終的な合否判定を実行することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信中継装置。 - ウェブブラウザを搭載したクライアント端末の代理としてウェブサーバと接続され、
前記クライアント端末から、表示の対象となるウェブページである対象ページの取得要求を受信する要求受信部と、
前記対象ページを保持するウェブサーバから前記クライアント端末の代わりに前記対象ページを取得し、前記クライアント端末に前記対象ページを送信する対象ページ取得部と、
前記対象ページにおいてリンク先として設定されているアドレスを検出する先行アドレス検出部と、
前記アドレスにより特定されるウェブサーバから、前記リンク先のウェブページを先行ページとして取得する先行ページ取得部と、
ウェブページの内容が表示に適しているか否かを判定するために定められた所定の合格基準に基づいて、前記先行ページの合否を判定する適否判定部と、
前記先行ページが不合格と判定されたときには、前記クライアント端末に対して、前記対象ページのリンク先に不適切なウェブページが存在する旨を警告する警告部と、
ウェブページ上において他のウェブページへのリンクを示すために設定されるリンクオブジェクトと、前記リンクオブジェクトにより示されるリンク先から不適切なウェブページに至る確率である危険度とを対応づけた危険度テーブルを保持する危険度保持部と、
前記先行ページの合否判定の結果にしたがって、前記危険度テーブルを更新する危険度更新部と、を備え、
前記適否判定部は、ウェブページに複数のリンクオブジェクトが設定されているとき、前記危険度テーブルを参照し、前記複数のリンクオブジェクトのうち危険度が最も高いリンクオブジェクトに対応する先行ページを最初に合否判定することを特徴とする通信中継装置。 - ウェブブラウザを搭載したクライアント端末の代理としてウェブサーバと接続され、
前記クライアント端末から、表示の対象となるウェブページである対象ページの取得要求を受信する要求受信部と、
前記対象ページを保持するウェブサーバから前記クライアント端末の代わりに前記対象ページを取得し、前記クライアント端末に前記対象ページを送信する対象ページ取得部と、
前記対象ページにおいてリンク先として設定されているアドレスを検出する先行アドレス検出部と、
前記アドレスにより特定されるウェブサーバから、前記リンク先のウェブページを先行ページとして取得する先行ページ取得部と、
前記先行ページにおいて、所定形式のプログラムファイルをダウンロードするためのインタフェースが設定されているときには、前記インタフェースを介して前記プログラムファイルを取得するファイル取得部と、
前記クライアント端末の動作に悪影響を及ぼす可能性があるプログラムファイルであるか否かを判定するために定められた所定の合格基準に基づいて、前記プログラムファイルの合否を判定する適否判定部と、
前記プログラムファイルが不合格と判定されたときには、前記クライアント端末に対して、前記対象ページのリンク先に不適切なダウンロードページが存在する旨を警告する警告部と、
ウェブページ上において他のウェブページへのリンクを示すために設定されるリンクオブジェクトと、前記リンクオブジェクトにより示されるリンク先から不適切なダウンロードページに至る確率である危険度と、前記リンクオブジェクトから前記不適切なダウンロードページに至るまでの階層数と、を対応づけた危険度テーブルを保持する危険度保持部と、
前記プログラムファイルの合否判定の結果にしたがって、前記危険度テーブルを更新する危険度更新部と、を備え、
前記先行アドレス検出部は、前記先行ページにおいてリンク先として設定されているアドレスを更に検出することにより、前記対象ページから複数階層先のウェブページのアドレスを検出し、
前記先行ページ取得部は、前記危険度テーブルを参照し、前記対象ページに設定されているリンクオブジェクトについて最も高い危険度が設定されている階層分だけ先のウェブページを先行ページとして取得し、
前記ファイル取得部は、前記先行ページにおいて前記所定形式のプログラムファイルをダウンロードするためのインタフェースが設定されているときには、前記インタフェースを介して前記プログラムファイルを取得し、
前記適否判定部は、前記プログラムファイルの合否を判定し、
前記警告部は、前記プログラムファイルが不合格と判定されたときには、前記クライアント端末に対して、前記対象ページのリンク先を辿ると不適切なダウンロードページに至る旨を警告することを特徴とする通信中継装置。 - 前記ファイル取得部は、前記取得したプログラムファイルを一時的に保持しておき、以後において前記プログラムファイルの取得が必要となったときには、前記インタフェースを介さずに前記保持されているプログラムファイルを読み出すことを特徴とする請求項7に記載の通信中継装置。
- ウェブサーバから、クライアント端末において表示の対象となるウェブページである対象ページを取得する機能と、
前記対象ページにおいてリンク先として設定されているアドレスを検出する機能と、
前記アドレスにより特定されるウェブサーバから、前記リンク先のウェブページを先行ページとして取得する機能と、
前記先行ページにおいて、所定形式のプログラムファイルをダウンロードするためのインタフェースが設定されているときには、前記インタフェースを介して前記プログラムファイルを取得する機能と、
前記クライアント端末の動作に悪影響を及ぼす可能性があるプログラムファイルであるか否かを判定するために定められた所定の合格基準に基づいて、前記プログラムファイルの合否を判定する機能と、
前記プログラムファイルが不合格と判定されたときには、前記クライアント端末に対して、前記対象ページのリンク先に不適切なダウンロードページが存在する旨を警告する機能と、
ウェブページ上において他のウェブページへのリンクを示すために設定されるリンクオブジェクトと、前記リンクオブジェクトにより示されるリンク先から不適切なダウンロードページに至る確率である危険度と、前記リンクオブジェクトから前記不適切なダウンロードページに至るまでの階層数と、を対応づけた危険度テーブルを保持する機能と、
前記プログラムファイルの合否判定の結果にしたがって、前記危険度テーブルを更新する機能と、をコンピュータに発揮させ、
前記アドレスを検出する機能は、前記先行ページにおいてリンク先として設定されているアドレスを更に検出することにより、前記対象ページから複数階層先のウェブページのアドレスを検出し、
前記先行ページとして取得する機能は、前記危険度テーブルを参照し、前記対象ページに設定されているリンクオブジェクトについて最も高い危険度が設定されている階層分だけ先のウェブページを先行ページとして取得し
前記プログラムファイルを取得する機能は、前記先行ページにおいて前記所定形式のプログラムファイルをダウンロードするためのインタフェースが設定されているときには、前記インタフェースを介して前記プログラムファイルを取得し、
前記合否を判定する機能は、前記プログラムファイルの合否を判定し、
前記警告する機能は、前記プログラムファイルが不合格と判定されたときには、前記クライアント端末に対して、前記対象ページのリンク先を辿ると不適切なダウンロードページに至る旨を警告することを特徴とするサイトチェックプログラム。
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