JP5141292B2 - 聴覚情報提供装置及び聴覚情報提供プログラム - Google Patents
聴覚情報提供装置及び聴覚情報提供プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5141292B2 JP5141292B2 JP2008041357A JP2008041357A JP5141292B2 JP 5141292 B2 JP5141292 B2 JP 5141292B2 JP 2008041357 A JP2008041357 A JP 2008041357A JP 2008041357 A JP2008041357 A JP 2008041357A JP 5141292 B2 JP5141292 B2 JP 5141292B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- information
- occupant
- situation
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Navigation (AREA)
Description
[1.全体構成]
図1は、実施形態の聴覚情報提供装置10の概略構成を示すブロック図である。
このうち、制御部20は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、当該聴覚情報提供装置10が搭載された車両(以下「自車両」という。)の内外における各種状況を判定する状況判定部21と、自車両の各座席における乗員の有無を判定する乗員判定部22と、車室内の音場を制御する音場制御部23として機能する。
車両が走行している状態において運転席又は助手席の乗員がシートベルトを装着していない状況を、シートベルトセンサ48に基づき判定する。
信号の無い見通しの悪い交差点での自車両の右左折時に交差点に他車両が存在している状況を、ナビゲーション装置43、レーザレーダセンサ45、路車通信機器46及び車両センサ47に基づき判定する。
自車両の右折時に対向車線から対向車両が接近してきている状況を、ナビゲーション装置43、レーザレーダセンサ45、路車通信機器46及び車両センサ47に基づき判定する。
自車両の停車時において後部座席の乗員がドアを開けようとしたときに後方車両が接近してきている状況を、ドアロックセンサ41、車外カメラ42及び車両センサ47に基づき判定する。
自車両に緊急車両が接近してきている状況を、車外カメラ42及びレーザレーダセンサ45に基づき判定する。
自車両の左折時に自車両後方から二輪車が接近してきている状況を、車外カメラ42、ナビゲーション装置43及び車両センサ47に基づき判定する。
一方、音場制御部23は、状況判定部21及び乗員判定部22からそれぞれ入力される各判定結果と、記憶部30に記憶されている人間特性データベース31(図6)及びコンテンツデータベース32(図5)の内容に基づき、車室内に設けられた複数のスピーカ60により聴覚情報を呈示する。
次に、自車両のイグニッションスイッチがオンされることにより聴覚情報提供装置10の制御部20が実行する情報提供処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、この情報提供処理は、イグニッションスイッチがオフされることにより終了する。
ここで、状況判定処理の具体的内容について、図4のフローチャートを用いて説明する。
そして、S203で、危険対象が検出されたと判定した場合には、S204へ移行し、自車両に対する危険対象の接近度及び存在方向を特定した後、S205へ移行する。
S205では、S201及びS202での検出結果に基づき、自車両の状況を特定する。その後、本状況判定処理を終了し、図3のS104へ移行する。
そして、S104で、特定の状況を検出していないと判定した場合には、S102へ戻る。
すなわち、S107では、S106で特定した座席に乗員が存在しているか否かをS102での判定結果に基づき判定する。
以上説明したように、本実施形態の聴覚情報提供装置10によれば、車両の乗員に通知すべき特定の状況が検出されると(S104:YES)、その状況を通知すべき乗員の座席が特定され(S106)、状況を通知するための聴覚情報がその座席の乗員にのみ呈示される(S109,S111〜S113)。このように、検出した状況を通知すべき乗員にのみ聴覚情報が呈示されるため、乗員にとって不要な聴覚情報が呈示されることを抑制することができ、不要な聴覚情報により会話や音楽が妨げられてしまうといったことを生じにくくすることができる。また、呈示された聴覚情報がどの乗員を対象としたものであるかを確実に伝えることができる。
なお、本実施形態の聴覚情報提供装置10では、S102,S107の処理を実行する制御部20が乗員判定手段に相当し、S103,S104の処理を実行する制御部20が状況検出手段に相当し、S106の処理を実行する制御部20が座席特定手段に相当し、S108,S109,S111〜S113の処理を実行する制御部20が情報呈示手段に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
上記実施形態の聴覚情報提供装置10では、乗員の特性を「一般」、「高齢」及び「超高齢」の3種類に分類して、聴覚情報の呈示態様を異ならせるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、高齢であるか否かの2種類に分類するようにしてもよい。また、乗員が「高齢」である場合には、車室内の騒音レベルが判定基準値以上であるか否かに応じて音圧レベルを異ならせるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、車室内において聴取される騒音を低減する騒音低減処理を行うようにしてもよい。
そして、S308で、「高齢」と判定した場合には、S310へ移行し、車室内の騒音レベルが聴覚情報の聞き取りに支障を来すと判定される判定基準値以上であるか否かを音センサ44に基づき判定する。
S312では、高齢者用のパターン(通常パターンに比べ、低速度、低周波数、高音圧レベルの呈示態様)で聴覚情報を呈示した後、S302へ戻る。なお、S311で開始した騒音低減処理は、聴覚情報の呈示後に終了する。
上記実施形態の聴覚情報提供装置10では、自車両の乗員に通知すべき特定の状況として、(1)シートベルト装着忘れ、(2)出会い頭車両あり、(3)右折時対向車あり、(4)後方車両近接(ドア開)、(5)緊急車両近接及び(6)二輪車近接を例示したが、これら以外の状況を特定の状況として検出してもよい。例えば、燃料の残量不足、バッテリ電圧低下、エアバック故障等の各種警告状態を特定の状況として検出し、運転者に通知するようにしてもよい。
上記実施形態の聴覚情報提供装置10では、自車両のイグニッションスイッチがオンされることにより情報提供処理を開始し、イグニッションスイッチがオフされることにより終了するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、イグニッションスイッチがオフされた後にも、一定時間は情報提供処理を継続するようにしてもよい。このようにすれば、エンジン停止後に自車両から降りる乗員に対しても後方車両が接近してきている状況を通知するといったことが可能となる。また、イグニッションスイッチに関係なく、情報提供処理が常時行われるようにしてもよい。なお、この場合には、運転者により入力された高齢者情報(S101)を、所定の条件(例えば、すべての乗員が降車してから所定時間が経過した時点)でリセットするようにすれば、乗員の変化による高齢者の誤判定を生じにくくすることができる。
上記実施形態の聴覚情報提供装置10では、特定の状況に関連づけられた座席の乗員に対してのみ聴覚情報を呈示するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、乗員の特性に応じて聴覚情報を呈示する乗員を追加するようにしてもよい。具体的には、例えば高齢者に対して聴覚情報を呈示する場合には、他の乗員(例えば高齢者の隣の座席の乗員)にもその聴覚情報を呈示するようにすれば、高齢者が聴覚情報を聞き取れなかった場合にも、他の乗員が知らせることができる。また、この場合、他の乗員に対しては、聴覚情報以外の態様(例えば視覚情報)によりその情報を呈示するようにしてもよい。
上記実施形態の聴覚情報提供装置10では、自車両に乗車する高齢者に関する情報の入力を運転者に行わせるようにしているが、これに限定されるものではなく、自動的に判定するようにしてもよい。例えば、乗員の撮影画像を解析することにより判定するという手法や、聴覚情報の聞き取りテストを行うことにより判定するという手法や、乗員が所持する携帯端末との無線通信に基づき判定する(携帯端末に記憶されている高齢者情報を読み出す)という手法などが考えられる。
Claims (9)
- 聴覚情報を座席別に呈示可能な車両で用いられる聴覚情報提供装置であって、
車両の乗員に通知すべき特定の状況を検出する状況検出手段と、
前記状況検出手段により検出された状況を通知すべき乗員の座席を特定する座席特定手段と、
前記座席特定手段により特定された座席の乗員に前記状況検出手段により検出された状況を通知するための聴覚情報を呈示する情報呈示手段と、
を備え、
前記情報呈示手段は、前記座席特定手段により特定された座席の乗員の特性に応じて聴覚情報の呈示態様を異ならせること
を特徴とする聴覚情報提供装置。 - 車室内において聴取される騒音を低減する騒音低減処理を行う騒音低減手段を備え、
前記情報呈示手段は、前記座席特定手段により特定された座席の乗員の特性に応じて、前記騒音低減手段に前記騒音低減処理を行わせた状態で聴覚情報を呈示すること
を特徴とする請求項1に記載の聴覚情報提供装置。 - 車室内の騒音レベルが判定基準値以上であるか否かを判定する騒音判定手段を備え、
前記情報呈示手段は、前記騒音判定手段により車室内の騒音レベルが前記判定基準値以上であると判定されたことを条件として、前記騒音低減手段に前記騒音低減処理を行わせた状態で聴覚情報を呈示すること
を特徴とする請求項2に記載の聴覚情報提供装置。 - 前記情報呈示手段は、前記座席特定手段により特定された座席の乗員の特性に応じて、聴覚情報を呈示する速度、周波数及び音圧レベルのうち少なくとも1つを異ならせること
を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の聴覚情報提供装置。 - 前記状況検出手段は、車両の外部における特定の対象物の存在を検出し、
前記情報呈示手段は、前記状況検出手段により検出された前記対象物の自車両に対する接近度、存在方向及び種類のうち少なくとも1つを示す聴覚情報を呈示すること
を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の聴覚情報提供装置。 - 前記座席特定手段は、前記状況検出手段により検出された状況を通知すべき乗員の座席として少なくとも運転席を特定すること
を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の聴覚情報提供装置。 - 前記座席特定手段により特定された座席に乗員が存在するか否かを判定する乗員判定手段を備え、
前記情報呈示手段は、前記乗員判定手段により乗員が存在しないと判定された場合には、その乗員に対する聴覚情報の呈示を行わないこと
を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の聴覚情報提供装置。 - 前記乗員判定手段は、前記状況検出手段が前記特定の状況を検出する前に、聴覚情報を座席別に呈示可能な各座席における乗員の有無を判定すること
を特徴とする請求項7に記載の聴覚情報提供装置。 - 聴覚情報を座席別に呈示可能な車両で用いられる聴覚情報提供装置としてコンピュータを機能させるための聴覚情報提供プログラムであって、
車両の乗員に通知すべき特定の状況を検出する状況検出手段と、
前記状況検出手段により検出された状況を通知すべき乗員の座席を特定する座席特定手段と、
前記座席特定手段により特定された座席の乗員に前記状況検出手段により検出された状況を通知するための聴覚情報を呈示する情報呈示手段としてコンピュータを機能させ、
前記情報呈示手段は、前記座席特定手段により特定された座席の乗員の特性に応じて聴覚情報の呈示態様を異ならせること
を特徴とする聴覚情報提供プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008041357A JP5141292B2 (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 聴覚情報提供装置及び聴覚情報提供プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008041357A JP5141292B2 (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 聴覚情報提供装置及び聴覚情報提供プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009196529A JP2009196529A (ja) | 2009-09-03 |
JP5141292B2 true JP5141292B2 (ja) | 2013-02-13 |
Family
ID=41140533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008041357A Expired - Fee Related JP5141292B2 (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 聴覚情報提供装置及び聴覚情報提供プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5141292B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105235615B (zh) * | 2015-10-27 | 2018-01-23 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种基于人脸识别的车辆控制系统 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3463232B2 (ja) * | 1995-12-27 | 2003-11-05 | オムロン株式会社 | シートベルト未装着警告装置及びシートベルト装着管理装置 |
JP3615983B2 (ja) * | 2000-04-03 | 2005-02-02 | 本田技研工業株式会社 | 車載用騒音制御装置 |
JP2001282257A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-12 | Honda Motor Co Ltd | 騒音制御装置 |
JP2001282255A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-12 | Honda Motor Co Ltd | 騒音制御装置 |
JP4072854B2 (ja) * | 2003-06-17 | 2008-04-09 | 本田技研工業株式会社 | 能動型振動騒音制御装置 |
JP2008035472A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-02-14 | National Univ Corp Shizuoka Univ | 車内外音響伝送システム |
-
2008
- 2008-02-22 JP JP2008041357A patent/JP5141292B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009196529A (ja) | 2009-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6342856B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP6323549B2 (ja) | 車両用情報呈示装置 | |
JP3913771B2 (ja) | 音声識別装置、音声識別方法、及びプログラム | |
JP2020091790A (ja) | 自動運転システム | |
JP6690581B2 (ja) | 運転モード切替制御装置、方法およびプログラム | |
CN105073474A (zh) | 针对驾驶员行为的协调的车辆响应系统和方法 | |
MX2013009434A (es) | Sistema y método de respuesta al comportamiento del conductor. | |
WO2005116956A2 (en) | Collision avoidance system | |
JP2018041394A (ja) | 車両用情報提示装置 | |
JP2021105981A (ja) | 運転者監視装置及び運転者監視方法 | |
WO2014006835A1 (ja) | 運転支援装置及び運転支援プログラムプロダクト | |
JP2007122536A (ja) | 車両用障害物通知装置 | |
US9789815B2 (en) | Navigation device, navigation method, and computer program product | |
JP2015212115A (ja) | 車両制御装置 | |
JPH05325098A (ja) | 車両用運転警告装置 | |
JP4873255B2 (ja) | 車両用報知システム | |
JP2009151566A (ja) | 車両用表示装置 | |
JP2008257636A (ja) | 運転支援装置 | |
KR101768115B1 (ko) | 컨트롤 패드, 그를 가지는 차량 및 그 제어 방법 | |
CN114379575A (zh) | 向机动车辆的驾驶员通知危险的方法及实现该方法的装置 | |
JP5211747B2 (ja) | 音響制御装置及び音響制御プログラム | |
JP5141292B2 (ja) | 聴覚情報提供装置及び聴覚情報提供プログラム | |
JP2019129441A (ja) | 楽曲提供システム及び楽曲提供方法 | |
KR20190088091A (ko) | 차량 및 그 제어 방법 | |
JP3489565B2 (ja) | シートベルト着用促進装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100407 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121023 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121105 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5141292 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |