JP5039644B2 - 積層フィルム - Google Patents
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Description
本願発明に係る積層フィルムについて第1の実施の形態として説明する。
この第1の実施の形態に係る積層フィルムは、基材となる高分子樹脂フィルムの表面に、少なくともアンダーコート層と、特定機能を付与する特定機能層と、をこの順に積層してなる構成を有してなる。以下、この特定機能層が、金属、金属酸化物又は金属窒化物の何れか若しくは複数によるものであり、さらに特定機能層が透明導電性物質による層であること、即ち本実施の形態に係る積層フィルムは透明導電性フィルムであるものとして説明をする。
このアンダーコート層は、前述した基材フィルムと後述する蒸着層とが容易に剥離してしまわないこと、後述の蒸着層を水分や酸素等による腐食から保護すること、さらには本実施の形態に係る透明導電性フィルムが加熱された時に基材フィルムと蒸着層とが熱膨張率の違いから蒸着層が剥離、脱落しないようにすること、等を主たる目的として設けられるものである。尚、本実施の形態におけるアンダーコートには当然、それら以外の目的も有しているが、それらについては後述することとし、ここでは省略する。
従来は例えば有機珪素化合物をアンダーコート層として用いていたが、本実施の形態では加水分解基と有機官能基とを含有するシランカップリング剤を主材料として用いる。加水分解基を含有することで、本実施の形態における積層物即ち透明導電層を構成する無機成分と結合しやすいアンダーコート層となり、また有機官能基を含有することで、本実施の形態におけるプラスチックフィルムと相互作用しやすいアンダーコート層とすることが出来る。
次に、先に説明した実施の形態とは異なり、特定機能層をガスバリア性を有するガスバリア層とした本願発明に係る積層フィルム、即ちガスバリアフィルムを第2の実施の形態として説明する。
まず本実施の形態に係るガスバリアフィルム基本的な構成は同様であり、即ち基材フィルム/アンダーコート層/ガスバリア層、である。
さらに別な実施の形態として、特定機能層を金属光沢を呈することが出来る層、即ち金属光沢層とした本願発明に係る積層フィルム、即ち反射フィルムとした場合について説明する。
90℃乾燥機に積層フィルムを250時間放置した。
放置前後の積層フィルムにおける電気抵抗変化率と密着性とを測定した。
尚、密着性はJIS K 5400の規格に準じた方法で測定した。
60℃−湿度95%の高温高湿槽に積層フィルムを250時間放置した。
放置前後の積層フィルムにおける電気抵抗変化率と密着性とを測定した。
尚、密着性はJIS K 5400の規格に準じた方法で測定した。
上記それぞれの試験に対し、電気抵抗値の変化率が20%未満の場合を良好とし、20%以上変化した場合は不良とした。
(実施例1〜3)
モノマータイプのシランカップリング剤と、エタノール及び酢酸水溶液によりpH調整をした水溶液と、を混合し、マグネットスタラ−を用いてこれを撹拌し、オリゴマータイプのシランカップリング剤を得た。尚、シランカップリング剤として、アクリル系シランカップリング剤と、アミノ系シランカップリング剤と、エポキシ系シランカップリング剤と、を用いた。
モノマータイプのシランカップリング剤をそのままアンダーコート層として用いた。
Claims (8)
- 基材となる高分子樹脂フィルムの表面に、少なくともアンダーコート層と、特定機能を付与する特定機能層と、をこの順に積層してなる積層フィルムであって、
前記アンダーコート層を形成する主たる素材が、加水分解基と有機官能基とを含有するシランカップリング剤であって、モノマータイプのシランカップリング剤とエタノール及び酢酸水溶液とを混合して得たオリゴマータイプのシランカップリング剤であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1に記載の積層フィルムであって、
前記有機官能基が、アミノ基、エポキシ基、又はアクリル基の何れか若しくは複数であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1又は請求項2に記載の積層フィルムであって、
前記特定機能層が、金属、金属酸化物又は金属窒化物の何れか若しくは複数によるものであること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1ないし請求項3に記載の積層フィルムであって、
前記特定機能層が、透明導電性物質による層であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項4に記載の積層フィルムであって、
前記透明導電性物質が、酸化亜鉛、スズ−インジウム酸化物、酸窒化珪素、又は酸窒化インジウムの何れか若しくは複数であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1ないし請求項3に記載の積層フィルムであって、
前記特定機能層が、ガスバリア性を有する層であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項6に記載の積層フィルムであって、
前記特定機能層が、珪素又はアルミニウムの、酸化物又は窒化物、の何れか若しくは複数であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1又は請求項3に記載の積層フィルムであって、
前記特定機能層が、アルミニウム又は銀の何れか若しくは双方であること、
を特徴とする、積層フィルム。
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