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JP5034095B2 - プリント配線基板および電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多層プリント配線基板に関し、特に層間を接続するビアやデバイス用のパッド等のレイアウトを行うプリント配線基板および電子装置に関する。
近年、信号が高周波化、小振幅化し、また、複数層構成の基板においては実装密度の増大と総数の増加による基板構造の複雑化により信号配線に沿ったリターン電流経路の確保が困難になり信号波形が乱れることが懸念され、回路動作の信頼性へ影響を与えている。
高速信号用のプリント配線基板では、比較的電位の安定している電源パターンやGNDパターンを、高周波信号が流れる配線(以下、「高周波配線」という)に隣接させて配置したり基板を覆う金属遮蔽板を併用する。特許文献1では、このような技術を用いた、CD−ROM装置のコネクタ変換アダプタにおいて、伝送される高速ディジタル信号が劣化することを抑制するために、プリント配線基板の位置決め用貫通穴をスルーホール構造とし、これを構成する金属膜が複数のグラウンドパターンとつながって形成されている。特許文献1においては、プリント配線基板の位置決め用貫通穴の個所はスルーホール構造となっている。スルーホール構造の一部を構成する金属膜が従来は分離されていた3つのグラウンドパターンとつながっており、スルーホール構造を構成する金属膜がグラウンドパターンに含まれるようになる。これによって、グラウンド電位が強化されて、高速ディジタル信号の信号がコネクタ変換アダプタ内を伝送される間に劣化される程度が抑制されるとされる。
プリント配線基板上で動作する信号は、更なる高速化が要求され、これに伴い、近年では、Serial−ATA、PCI−Express等と云った高速差動信号伝送方式がとられてきている。また、複数層構成の基板においては実装密度の増大と総数の増加による基板構造の複雑化により信号配線に沿ったリターン電流経路の確保が困難になり回路動作の信頼性へ影響を与えている。
このため、高速信号用の多層プリント基板では、比較的電位の安定している電源層やGND層を、高周波信号が流れる配線(以下、「高周波配線」という)の存在する層に隣接させて配置しリターン電流の経路を確保するという方法が採られてきた。両面基板の場合には、裏面にグラウンドパターンが設けられ、多層基板においては、下図に示すように第2層目の中間導電層にグラウンドパターンが設けられる。図11に、4層基板の場合における、一般的な構成とそれぞれの層構成厚の例を、また、図12に差動信号パターンとこれに対応するグラウンドパターン(グラウンドプレーン)の幅寸法の一例を示す。
図11の断面図に示すように、この多層プリント基板10Aは、表裏面に導体パターン(第2層:2、第3層:3)有する厚みが例えば35〜60μmのコア材5の表側に、厚みが例えば35〜60μmの半硬化状の熱硬化性絶縁シートであるプリプレグ6と銅薄板1(第1層)を積層し、裏側に同様のプリプレグ6と銅薄板4(第4層)を積層して形成されている。なお、プリプレグはガラス繊維入りのものやフィルム状のものでもよい。
差動信号パターン部では、図12に示すように、プリント配線基板の第1層1に存在する幅Wの高周波信号パターン16,16を流れる高周波電流は容量性や誘導性によって結合の強い隣接層であるところの第2層に存在するグラウンドパターン7に流れ込む。このとき、理想的には、インピーダンスがもっとも小さい高周波信号パターン16の直下部分を幅Wでもって流れることになる。しかし現実のプリント配線基板においては電気的な種々の複雑な要因によって、高周波信号パターン16の直下部分領域から広がって流れる電流が存在し、電流ループが拡大し影響を与える。
従って、差動信号パターンペアに対するグラウンドパターン(グラウンドプレーン)は、周知の3W規則等を考慮し、トレース幅Wの差動信号パターン間には、1Wの間隔を空け、トレース脇にはW以上の幅のグラウンドパターンを形成するのが好ましいとされる。また、他のトレースとは少なくとも2W以上の間隔を確保するのが好ましいとされる。
また、上述の信号パターン引き回し上の留意点以外にも、特に、近年一段と普及が進む、高速差動信号伝送方式のSerial−ATA、PCI−Express等と云った、Gbpsオーダーの高速信号を扱う基板においては、実装する高機能集積デバイスのpinアサインを検討することも重要になってくる。この種のデバイスにおいては、高速差動信号用のpin(端子)とグラウンドのpinは、一般的にごく近くに置くこととされている。ちなみに、PCI-Express規格での対象信号では、データレートは2.5GBps(基本周波数:1.25GHzk)となっていて、対応デバイス、プリント配線基板も安定した高速動作が要求される。
ここで、上記デバイスが実際に実装されている状態のプリント配線基板の一例について説明する。図13のようにプリント配線基板10とプリント配線基板14がプリント配線基板10上に実装されたスロットコネクタ12とプリント配線基板14のカードエッジコネクタ13とが勘合され、プリント配線基板10上にあるデバイス11とプリント配線基板14上にあるデバイス15間をプリント配線基板10、プリント配線基板14上にある高速差動信号配線16、スロットコネクタ12とカードエッジコネクタ13が電気的に接続されており、既知の高速差動信号伝送方式にて信号の送受信がされる。
また、図14に、図13においてプリント配線基板10上のデバイス11が実装されていないときのBGA(ball Grid Array)端子群を有するデバイス11の実装位置近傍の領域でのプリント配線基板表面のデバイス用パッドおよび信号線についてのパターンレイアウト例(内層グラウンドへのビア及びビアからパッド群への配線は省略)を示す。プリント配線基板10上には、デバイス11を実装するためのパッド群21(22は、高速差動信号伝送を行うパッド)、高速差動信号配線16,16で構成され、高速差動信号伝送を行う第1、第2のパッド22と高速差動信号配線16,16は物理的に一体に形成され電気的に接続された状態にある。プリント配線基板10上のパッド群21は、デバイス11のpinアサインに対応した信号に割り当てられていて、高速差動信号用のパッド22とグラウンドのパッドが、隣接もしくは近傍に配列されている。
プリント配線基板10上のパッド群21のグラウンドについては、グラウンドのパッドから安定した内層グラウンドへ接続するため、グラウンドのパッドから不図示の引き出し線を出し、引き出し線端部上に配置したビア(Via)にて内層グラウンドに落とすようにされている。
上述のように、一般には、高集積デバイス実装の場合、表面実装用のパッド(デバイスによってはピン端子用のランド)から若干パターンを引き出してビアを打ち、内層グラウンドを用いてグラウンド側の配線をしている。
この場合、引き出しパターンが長くなると信号伝送する上で波形品質の悪化を招く。すなわち、Gbpsを伝送する信号に関しては、プリント配線基板上におけるグラウンドのレイアウトによっては、デバイスのグラウンドのパッドから内層グラウンドへビアで接続するまでの引き出し線のインダクタンス成分による配線遅延と電位差等によってプリント配線基板上の高速差動信号配線において、高周波数帯で損失が大きくなり、波形品質が悪化するという問題がある。また、引き出し線やビアから配線パターンまでの距離については、後で詳述するように高速差動信号配線を構成する各配線パターンのリターン経路の端部延長部(上記引き出し線やビア等)を不用意にレイアウトした場合には高速差動信号の平衡性が崩れ、結果、波形品質が悪化するという問題もある。
ちなみに、先に挙げた、特許文献1の場合、グラウンドをより強化することはできているが、グラウンドのパッドからスルーホールまでのインダクダンス成分を取り除くことはできない。
特開2004−71431号公報
本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、リターン経路について充分な考慮がなされ、高速差動信号用のグラウンドパッドと内層グラウンドプレーン、両者を接続するビア、並びに信号用パッドが適切に配置され差動信号伝送特性に優れたプリント配線基板および電子装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、プリント配線基板の表面に配置され、差動信号用の対となる第1、第2の信号用パッドと、これらのパッドの近傍に配置された少なくとも2個のグラウンド用パッド群と、該プリント配線基板の裏面または中間層部に形成されたグラウンドパターン部を個々の前記グラウンド用パッドに引き出し線を介して接続するための少なくとも2個のビアとが形成されたプリント配線基板において、前記ビアは、前記第1のパッドから最も近い前記ビアまでの第1の距離と、前記第2のパッドから最も近い前記ビアまでの第2の距離とが略等しく、且つ、前記第1のパッドに最も近い前記ビアとこれに接続された前記グラウンド用パッドとの間の第3の距離と、前記第2のパッドに最も近い前記ビアとこれに接続された前記グラウンド用パッドとの間の第4の距離と、が略等しくなるように配置されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載のプリント配線基板において、前記第1信号用パッドと前記ビア間の離間距離、及び前記第2の信号用パッドと前記ビア間の離間距離を、全て前記第1、第2の信号用パッド間の距離の(1/√2)倍とした、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載された発明は、請求項2に記載のプリント配線基板において、前記ビアと前記グラウンド用パッドとの距離についても、前記第1、第2の信号用パッド間の距離の(1/√2)倍とした、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリント配線基板において、前記第1、第2の信号用パッド、及び前記グラウンド用パッドを含む複数のパッドが、互いの離間距離を等しくした正方格子状に配列されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載された発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリント配線基板において、差動信号用端子を有したデバイスを実装するためのパッド群として、前記第1の信号用パッド、第2の信号用パッド、及び前記グラウンド用パッドを含む複数のパッドが、形成されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載された発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプリント配線基板において、前記ビアを、スルーホール加工によりビアホールとして形成したことを特徴とする。
また、請求項7に記載された発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のプリント配線基板において、前記ビアを、導電性樹脂等を用いた導電化ビアで形成したことを特徴とする。また、請求項8に記載された発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のプリント配線基板において、前記グラウンドパターン部が、前記グラウンド用パッド直下の領域まで延在していることを特徴とする。
また、請求項9に記載された発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載のプリント配線基板を含み構成された電子装置であることを特徴とする。
本発明によれば、高速差動信号用のグラウンドパッドと内層グラウンドプレーン、両者を接続するビア、並びに信号用パッドが適切に配置され、高信頼度の差動信号伝送が可能となるプリント配線基板および電子装置を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。以下の各実施例では、高速差動回路を含み構成された集積デバイス(以下、単にデバイス)を、図14同様のBGA端子群を有するものとして説明する。ここでは、格子状に配列されている個々の端子部用の各パッド間隔をd(mm)と表すことにする。
[第1実施例]
本発明の第1の実施例について説明する。この実施例は、図1に示すように最外方列の高速差動信号用パッドに同一列両側に隣接して設けてある2個のグラウンドのパッド(以下、グラウンド用パッドという)からそれぞれに引き出される引き出し線端部に個々に接続されて、下方端が内層グラウンドと接続された2個のビアを設けたもので、課題であるデバイスのグラウンド用パッドから内層グラウンドへビア(Via)で接続するまでの引き出し線のインダクダンス成分を減らし、且つ、高速差動信号の平衡性を確保している。以下、各要素の位置関係(レイアウト)について詳細に説明する。
図1は、被測定基板上でデバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトをその一部を拡大して示している。実施例のパッド部分は、プリント配線基板上に配置されて高速差動信号経路を構成する配線パターン112a、112bと、パッド群110およびビアと引き出し線(配線パターン)とで構成されている。パッド群110には、最外方列の高速差動信号用の第1のパッド111a、第2のパッド111bが含まれ、この第1のパッド111a、第2のパッド111bには配線パターン112a、112bが接続されている。これら高速差動信号用の第1のパッド111a、第2のパッド111b付近に(すなわち、同一列に隣接して)グラウンド用パッド113a、113bが配置されている。その他、グラウンド用パッドから引き出された引き出し線114a、114bと、引き出し線114a、114bの他端部に個々に接続されグラウンド用パッド113a、113bを安定した内層グラウンド(不図示)に接続するためのビア115a、115bが配置されている。パッド群110のパッドのピッチ間隔は1(mm)とする。
また、図には、明示されていないが、表面導体層に隣接した内層には、配線パターン112a、112b、高速差動信号用の第1のパッド111a、第2のパッド111b、ビア115a、115b、(必要に応じては、引き出し線114a、114b及びグラウンド用パッド113a、113b)の高周波信号が流れる領域が投影される部分の近傍に沿って充分な広さ・幅で周知の内層グラウンド(グラウンドパターン)が設けられている(図12参照)。
本実施例では、高速差動信号用パッド付近にある2個のグラウンド用パッドから引き出される引き出し線と内層グラウンドと接続される2個のビアの位置については、パッド群110のパッドのピッチをd(mm)として、高速差動信号用の第1のパッド111aとビア115aの距離と高速差動信号用の第2のパッド111bとビア115bの距離(a及びb)を等しくし、且つ、引き出し線114aと114bの長さ距離(X及びY)を等しくしてある。
すなわち、複数のビア115a、115bの位置は、パッド群110のパッドのピッチをd(mm)として、引き出し線114a、114bの距離(長さ)X,Y、および、高速差動信号用の第1のパッド111aから内層グラウンドと接続されたビア115aとの距離a、高速差動信号用の第2のパッド111bから内層グラウンドと接続されるビア115bとの距離b、の全ての距離が、各パッド間距離(第1、第2の信号用パッド間の距離)dの(1/√2)倍であるd/√2(mm)となる位置にビア105a、105bそれぞれを配置してある。
ここで、高速差動信号の平衡性を確保するための要素である高速差動信号を構成する配線パターン112a、112bのリターン電流の経路について説明する。配線パターン112aのリターン電流の流れは、配線パターン112a直下の内層グラウンドを流れ、高速差動信号用のパッド111aの直下に到達する。そこから、内層グラウンドと接続されたビア115aから引き出し線114aを通ってグラウンド用パッド113aへ到達すると考えられる。
他方、配線パターン112bのリターン電流の流れについても同様に、配線パターン112b直下の内層グラウンドを流れ、高速差動信号用のパッド111bの直下に到達し、内層グラウンドと接続されたビア115bから引き出し線114bを通ってグラウンド用パッド113bへ到達すると考えられる。
実施例のレイアウト構成では、高速差動信号を構成する配線パターン112a、112bのリターン電流経路長の違いによる影響を減ずるためビア113a、113bの位置については、高速差動信号用の第1のパッド111aとビア115aの距離と高速差動信号用の第2のパッド111bとビア115bの距離(a及びb)、を等しくし、且つ、引き出し線114aと114bの長さ(グラウンド用パッド−ビア間の距離:X及びY)を等しくしてある。
ここで、グラウンド用パッドと内層グラウンドに繋がるビア間の引き出し線の長さを等しくしてある本実施形態の場合と、比較用にリターン電流の経路長を異ならせた場合の波形への影響について、被測定基板60を用いて、実測結果を用いて検証する。実験用の被測定基板60は、各要素が図1と略同様レイアウトのd=1(mm)のパッド群の載ったプリント配線基板であり、グラウンド用パッドと内層グラウンドに繋がるビア間の引き出し線の長さを一方の引き出し線(長さ=X)を0.7(=1/√2)(mm)に固定し、他方の引き出し線(長さ=Y)も同一の0.7(mm)の長さにした基板(第1実施形態相当)と、この他方の引き出し線(長さ=Y)のみ長くした基板とを用意して、それぞれの場合について特性を実測した。
図2は、実測値を得るための測定方法を示す図である。測定に使用している計測器61はベクトルネットワークアナライザで、この計測器61と被測定基板60上の高速差動信号配線端部をケーブル62で接続し、計測器61と被測定基板の高速差動信号用パッドをケーブル63で接続して、被測定基板上の高速差動信号配線のミックスドモードSパラメータを求めた。
図3はグラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さYを変えた場合の高速差動信号配線の損失を示した周波数特性図である。図3中のAの特性(波形)は、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さX,Yを0.7(mm)とした第1実施形態相当のものの損失を、Bの特性は、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さYを1.4(mm)、Cの特性は、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さYを3(mm)、また、Dの特性は、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さYを10(mm)としたときのそれぞれの損失を示している。
この結果から、(一方の)引き出し線の長さを長くするに従って損失分が増えていくことがわかる。また、引き出し線の長さを、10(mm)と極端に長くした場合では、4〜8GHz付近で損失分が極端に大きくなることがわかる。以上の実測結果から、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さを長くすればするほど、高周波数帯ではインダクタンス成分の影響により損失が多くなり、高速差動信号配線を構成する各配線パターンのリターン電流経路長が異なることで、差動信号としての平衡性が崩れて損失分が多くなることが判る。同時に、第1実施例のレイアウトとすれば、実用上問題無い充分な特性が得られることが確認できた。
一般に図1の如きレイアウトの場合、高速差動信号を構成する配線パターン112a、112bのリターン電流の経路長の差を無くして等しくすることで、高速差動信号の平衡性を確保することができ、ビア115a、115bの位置については、高速差動信号用の第1のパッド111aから内層グラウンドと接続されるビア115aとの距離a、高速差動信号用の第2のパッド111bから内層グラウンドと接続されるビア115bとの距離b、を等しくし、且つ、引き出し線114a、114bの長さ(ビア−グラウンドパッド間距離)が等しくなるように配置することで、高速差動信号の平衡性を確保することができる。実施例では、これら全ての距離を等しくしてある。
次に、差動信号それぞれのリターン電流について、本実施形態と同様に両者の経路長を等しく保った上で、経路長自体の長さの違いによる伝送特性への影響について実測結果を用いて検証する。このための実験用の被測定基板60は、図1と略同様のパッド群110のパッドのピッチ間隔をd=1(mm)のプリント配線基板であり、本検証では、高速差動信号を構成する配線パターン112a、112bのリターン電流経路長の違いによる影響を見るためビア113a、113bの位置については、高速差動信号用の第1のパッド111aとビア115aの距離と高速差動信号用の第2のパッド111bとビア115bの距離(a及びb)を等しくd/√2(mm)とし、引き出し線114aと114bの長さX,Y(ビア−グラウンド用パッド間距離)を等しく保ったまま、d/√2(mm)から長くしていった場合について測定した。
図4は、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さをX及びYを等しくした状態で変えた場合に実際に得られた高速差動信号配線の損失(ミックスドモードSパラメータ)を示した周波数特性図である。図4中のAの特性(波形)は、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さを0.7(mm)とした第1実施例に相当するもの損失を、Eの特性は、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さを1.4(mm)、Fの特性は、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さを3(mm)としたときの損失を示している。この図4の結果から、グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さを長くすることで約6GHzより高い周波数帯での影響が顕著で損失分が増えることが判る。引き出し線を短くするほど、引き出し線自体のインダクタンス成分を減らすことができ、第1実施例では、実用上問題無い特性が得られていることが確認できた。
上述した各結果から、グラウンド用パッドと内層グラウンドと接続されたビア間の引き出し線の距離は短く、且つ、高速差動信号を構成する各配線パターンのリターン電流の経路長が等しくなるようにビアを配置することが課題解決に繋がることが確認された。
実施例においては、高速差動信号を構成する配線パターン112a、112bのリターン電流の経路長が等しくなり、高速差動信号の平衡性を確保することができている。また、信号用パッドとビア間の距離、ビアとグラウンド用パッド間の距離も実用上充分に短くなっていて、インダクタンス成分によるプリント配線基板上の高速差動信号配線の高周波数帯での損失が抑えられ、高い波形品質が得られている。
実施例のレイアウトに限らず、一般に、高速差動信号用の第1のパッドから内層グラウンドと接続されるビアとの距離をa、高速差動信号用の第2のパッドから内層グラウンドと接続されるビアとの距離をbとした場合、これら2つの距離が等しくなるようにビアを配置することで、高速差動信号を構成する配線パターンのリターン電流の経路長を等しくして、高速差動信号の平衡性を確保することができる。また、リターン電流の経路長自体を極力短くレイアウトすることで、伝送特性の劣化を防止できる。本実施例では、デバイス対応領域のパッド群は、正方形格子状端子配列であるが、これに限らない。
[第2実施例]
続いて、本発明の他の実施例を示す。図5は、プリント配線基板上のデバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第2の実施例をその一部を拡大して示している。この実施例では、差動信号に関わる各パッドは、高速差動信号用の第1のパッド151a、第2のパッド151bと同一列(最外方列)に隣接してグラウンド用パッド153a、153dが配置され(前実施例と同様)、更に、内方列の第1のパッド151a、第2のパッド151bに対応する位置のパッドもグラウンドのパッド153b、153cとなっている。これらパッドの近傍には、内層グラウンドと接続される3個のビアが設けられて、各グラウンド用パッドからそれぞれに引き出される引き出し線端部に接続されている。
第2実施例では、パッド部分は、プリント配線基板上に配置されて高速差動信号経路を構成する配線パターン152a、152bと、パッド群110およびビアと引き出し線(配線パターン)とで構成されている。パッド群110には、最外方列の高速差動信号用の第1のパッド151a、第2のパッド151bが含まれ、この第1のパッド151a、第2のパッド151bには配線パターン152a、152bが接続されている。これら高速差動信号用の第1のパッド151a、第2のパッド151b付近に、同一列に隣接したグラウンド用パッド153a、153dが、また、内方列の第1のパッド151a、第2のパッド151bに対応する位置にグラウンドのパッド153b、153cが配置されている。また、各グラウンド用パッド153a〜153dからそれぞれに引き出される引き出し線154a〜154dの端部に接続されて、グラウンド用パッド153a〜153dを安定した内層グラウンドに接続するための3個のビア155a〜155cを設けている。
高速差動信号用パッド付近にある複数のグラウンド用パッドから引き出される引き出し線と内層グラウンドと接続される複数のビアの位置については、パッド群110のパッドのピッチをd(mm)として、高速差動信号用の第1のパッド151aから内層グラウンドと接続されるビア155a、155bとの距離a、高速差動信号用の第2のパッド151bから内層グラウンドと接続されるビア155b、155cとの距離b、としたときこれら2つの距離a,bが、各パッド間距離(第1、第2の信号用パッド間の距離)dの√2.5倍である√2.5*d(mm)となる位置にビアビア155a〜155cそれぞれを配置してある。本実施例のレイアウト構成では、高速差動信号を構成する配線パターン152a、152bのリターン電流の経路長が等しくなり、高速差動信号の平衡性を確保することができる。
[第3実施例]
図6は、プリント配線基板上のデバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第3の実施例をその一部を拡大して示しており、前実施例同様のパッド配置において、よりリターン電流経路を短縮した、パッド部分レイアウトの実施例を示している。なお、図中では、3個のビア165a〜165c以外の図5と対応する部分には、同一符号が付してある。
この第3実施例は、パッド部分は、プリント配線基板上に配置されて高速差動信号経路を構成する配線パターン152a、152bと、パッド群110およびビアとその他の配線パターンとで構成されている。パッド群110には、前実施例と同様に最外方列の高速差動信号用の第1のパッド151a、第2のパッド151bが含まれ、この第1のパッド151a、第2のパッド151bには配線パターン152a、152bが接続されている。これら高速差動信号用の第1のパッド151a、第2のパッド151b付近に、同一列に隣接したグラウンド用パッド153a、153dが、また、内方列の第1のパッド151a、第2のパッド151bに対応する位置にグラウンドのパッド153b、153cが配置されている。そして、各グラウンド用パッド153a〜153dからそれぞれに引き出される引き出し線154a〜154dの端部に接続されて、グラウンド用パッド153a〜153dを安定した内層グラウンドに接続するための前実施例とは異なる位置に配置されている3個のビア165a〜165cが設けられている。
この第3実施例では、各グラウンド用パッドからそれぞれに引き出される引き出し線端部に接続されて、内層グラウンドと接続される3個のビア165a〜165cを図に示すように設けてある。すなわち、高速差動信号用パッド付近にある複数のグラウンド用パッドから引き出される引き出し線と内層グラウンドと接続される3個のビアの位置については、パッド群110のパッドのピッチをd(mm)として、引き出し線154a〜154dの距離、高速差動信号用の第1のパッド151aより内層グラウンドと接続されるビア165a、165bまでの距離a,a、および、高速差動信号用の第2のパッド151bより内層グラウンドと接続されるビア165b、165cまでの距離b,b、の全ての距離が各パッド間距離(第1、第2の信号用パッド間の距離)dの(1/√2)倍であるd/√2(mm)となる位置にビア165a〜165cをそれぞれ配置してある。
このように、ビア165a〜165cの位置については、高速差動信号用の第1のパッド151aから内層グラウンドと接続されるビア165a、165bとの距離をa、高速差動信号用の第2のパッド151bから内層グラウンドと接続されるビア165b、165cとの距離をbとした場合、距離a、距離b、引き出し線154a〜154dの長さが全て等しい距離になるように配置することで、引き出し線154a〜154dの配線長は充分に短くなり、引き出し線自体のインダクタンス成分を減らすことができ、且つ、高速差動信号を構成する配線パターン152a、152bのリターン電流の経路長が等しくなり、高速差動信号の平衡性を確保することができて特性劣化が防止できる。
もちろん、この配置は一例であり、この図6のレイアウトに対して、内層グラウンドと接続されたビア165aとグラウンド用パッド153bとを引き出し線で接続し、同様にビア165cとグラウンド用パッド153cとを引き出し線で接続したレイアウトとしても良く、この場合も上記条件を満たしていて上述したと同様の効果が得られる。
[第4実施例]
更に他の実施例を示す。この第4の実施例では、格子状配置での最外方列の高速差動信号用パッド付近に(内方次列対応位置に)ある2個のグラウンド用パッドからそれぞれに引き出される引き出し線端部に個々に接続されて、内層グラウンドと接続される2個のビアを設けた例である。高速差動信号を構成する配線パターンのリターン電流の経路長を等しくするためのみであれば、高速差動信号用の第1のパッドとビア間、高速差動信号用の第2のパッドとビア間の距離を等しくするだけで良い。図7は、パッド部分のレイアウトの第4実施例をその一部を拡大して示している。パッド部分は、プリント配線基板上に配置されて高速差動信号経路を構成する配線パターン172a、172bと、パッド群110およびビアとその他の配線パターン(引き出し線)とで構成されている。
パッド群110内には、最外方列の高速差動信号用の第1のパッド171a、第2のパッド171bが含まれ、この第1のパッド171a、第2のパッド171bには配線パターン172a、172bが接続されている。これら高速差動信号用の第1のパッド171a、第2のパッド171b付近、内方列対応位置にグラウンド用パッド173a、173bが配置されている。その他、グラウンド用パッドから引き出された引き出し線174a、174bと、引き出し線174a、174bの共通他端部に個々に接続されグラウンド用パッド173a、173bを安定した内層グラウンド(不図示)に接続するためのビア175が配置されている。パッド群110のパッドのピッチ間隔は1(mm)である。
本実施例では、高速差動信号用パッド付近にある複数のグラウンド用パッドから引き出される引き出し線と内層グラウンドと接続される1個のビアの位置については、パッド群110のパッドのピッチをd(mm)として、高速差動信号用の第1のパッド171aから内層グラウンドと接続されるビア175との距離a、高速差動信号用の第2のパッド171bから内層グラウンドと接続されるビア175との距離bの2つの距離は、各パッド間距離(第1、第2の信号用パッド間の距離)dの(√2.5)倍である√2.5*d(mm)となる位置に単一のビア175を配置してある。
このように、高速差動信号用の第1のパッド171aから内層グラウンドと接続されるビア175との距離をa、高速差動信号用の第2のパッド171bから内層グラウンドと接続されるビア175との距離をbとした場合、これら2つの距離が等しくなるようにビア175を配置してあり、このようなレイアウト構成によって、高速差動信号経路を構成する配線パターン172a、172bのリターン電流の経路長は等しくなり、高速差動信号の平衡性を確保することができる。引き出し線自体のインダクタンス成分も実用上充分な程度に減らすことができている。
[第5実施例]
図8は、プリント配線基板上のデバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第5の実施例をその一部を拡大して示しており、前実施例同様のパッド配置において、よりリターン電流経路を短縮した、パッド部分レイアウトの実施例を示している。なお、図中では、位置の異なるビア185を除き、その他の図7と対応する部分には、同一符号が付してある。
この第5実施例は、パッド部分は、プリント配線基板上に配置されたパッド群110、パッド群110内に高速差動信号用の第1のパッド171a、第2のパッド171b、この第1のパッド171a、第2のパッド171bと接続された高速差動信号を構成する配線パターン172a、172b、高速差動信号用の第1のパッド171a、171b付近に配置されたグラウンド用パッド173a、173b、グラウンド用パッド173a、173bから引き出された引き出し線174a、174b、グラウンド用パッド173a、173bを安定した内層グラウンドに接続するためのビア185で構成される。
高速差動信号用パッド付近にある複数のグラウンド用パッドから引き出される引き出し線と内層グラウンドと接続される1個のビア185の位置については、パッド群110のパッドのピッチをd(mm)として、引き出し線174a、174bの距離、高速差動信号用の第1のパッド171aから内層グラウンドと接続されるビア185との距離a、高速差動信号用の第2のパッド171bから前記ビア185との距離bの、これら4つの距離全てが各パッド間距離(第1、第2の信号用パッド間の距離)dの(1/√2)倍であるd/√2(mm)となる位置にビア185を配置してある。このようなレイアウト構成によって、引き出し線174a、174bの配線長は一段と短くなり、引き出し線自体のインダクタンス成分を減らすことができ、且つ、高速差動信号を構成する配線パターン172a、172bのリターン電流の経路長を等しくなり、高速差動信号の平衡性を確保することができる。
[第6実施例]
更に他の実施例を示す。図9は、プリント配線基板上のデバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第6実施例をその一部を拡大して示している。この実施例では、唯一のビア195Aを引き出し線によって1つのグラウンドのパッドに接続している。高速差動信号を構成する配線パターンのリターン電流の経路長を等しくするのみで良ければ、高速差動信号用の第1のパッドとビア間、高速差動信号用の第2のパッドとビア間の距離を等しくするだけで良い。この実施例のパッド部分は、プリント配線基板上に配置されて高速差動信号経路を構成する配線パターン192a、192bと、パッド群110およびビアとその他の配線パターン(引き出し線)とで構成されている。パッド群110内で最外方列の高速差動信号用の第1のパッド191a、第2のパッド191bに配線パターン192a、192bが接続されている。高速差動信号用の第1のパッド191a、第2のパッド191b付近、内方列対応位置にグラウンド用パッド193が配置されており、グラウンド用パッド193を安定した内層グラウンドに接続するためのビア195Aが配置されている。パッド群110のパッドのピッチ間隔は1(mm)である。
本実施例では、高速差動信号用パッド付近にある1個のグラウンド用パッドから引き出される引き出し線と内層グラウンドと接続される1個のビア195Aの位置については、パッド群110のパッドのピッチをd(mm)として、高速差動信号用の第1のパッド191aから内層グラウンドと接続されるビア195Aとの距離a、高速差動信号用の第2のパッド191bからビア195Aとの距離bのこれら2つの距離は、各パッド間距離(第1、第2の信号用パッド間の距離)dの(√2.5)倍である√2.5*d(mm)となる位置にビア195Aを配置してある。これにより、高速差動信号を構成する配線パターン192a、192bのリターン電流の経路長を等しくなり、高速差動信号の平衡性を確保することができている。
[第7実施例]
次に、本発明の他の実施例について、説明する。図10は、プリント配線基板上のデバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第7実施例を示している。この実施例は、前実施例と比べると、ビア195Bを、差動信号用の第1のパッド191a、第2のパッド191b側により近づけ、グラウンド用パッドへの距離(引き出し線194の長さ)も第1のパッド191aへの距離と等しい位置に配置した点のみが異なる。すなわち、前実施例同様の、プリント配線基板上に配置されたパッド群110、パッド群110内に高速差動信号用の第1のパッド191a、第2のパッド191b、この第1のパッド191a、第2のパッド191bと接続された高速差動信号を構成する配線パターン192a、192b、高速差動信号用の第1のパッド191a、191b付近に配置されたグラウンド用パッド193と、そして、グラウンド用パッド193から引き出された引き出し線194、グラウンド用パッド193を安定した内層グラウンドに接続するためのビア195Bとで構成されている。
本実施例では、高速差動信号用の第1パッド、第2のパッド付近にある1個のグラウンド用パッドから引き出される引き出し線と内層グラウンドと接続される1個のビア195Bの位置については、パッド群110のパッドのピッチをd(mm)として、引き出し線194の距離、高速差動信号用の第1のパッド191aから内層グラウンドと接続されるビア195Bとの距離a、高速差動信号用の第2のパッド191bから内層グラウンドと接続されるビア195Bとの距離bの3つの距離が全てd/√2(mm)となる位置にビア195を配置してある。
このように、高速差動信号用の第1のパッド191aから内層グラウンドと接続されるビア195Bとの距離をa、高速差動信号用の第2のパッド191bから内層グラウンドと接続されるビア195Bとの距離をbとした場合、ビア195Bの位置については、高速差動信号用の第1のパッド191aから内層グラウンドと接続されるビア195Bとの距離a、高速差動信号用の第2のパッド191bから内層グラウンドと接続されるビア195Bとの距離b、引き出し線194の長さが全て等しい距離になるように配置することで、高速差動信号を構成する配線パターン192a、192bのリターン電流の経路長が等しくなり、高速差動信号の平衡性を確保することができることはもちろん、同時に、引き出し線194の配線長は実用上に充分に短くなっており、引き出し線自体のインダクタンス成分を減らすことができている。
これまで説明してきたように、本発明では、第1に、プリント配線基板上のデバイスのグラウンド用パッドから内層グラウンドへビアで接続するまでの引き出し線の長さを短くすることで、インダクタンス成分によるプリント配線基板上の高速差動信号配線の高周波数帯での伝送損失を有効に抑え、伝送波形品質を良くすることができる。
また、第2に、高速差動信号を構成する各配線パターンのリターン電流の経路長を等しくなるようにビアを配置することで、高速差動信号配線を構成する各配線パターンのリターン経路長を等しくすることができ差動信号の平衡性を保てることから、伝送波形品質を良くすることができる。
以上説明した各実施例では、正方形格子状端子配列の場合を例示したが、本発明は、これに限らず、端子配列は千鳥状格子でも良い。また、BGA端子のデバイス用パッドの場合を例示したが、PGA(Pin Grid Array)のデバイス用等に代表される穴開きパッドの場合でも同様なレイアウトを実現できる。端子配列は、格子状以外の端子配列に対しても適用できる。
本発明によれば、一般に、高速差動信号用の第1のパッドから内層グラウンドと接続されるビアとの距離をa、高速差動信号用の第2のパッドから内層グラウンドと接続されるビアとの距離をbとした場合、ビアの位置については、高速差動信号用の第1のパッドから内層グラウンドと接続されるビアとの距離a、高速差動信号用の第2のパッドから内層グラウンドと接続されるビアとの距離bの長さが等しい距離で極力短く、また、ビアからグラウンド用パッドへの引き出し線についても極力短くなるように配置することで、良好な伝送特性を得ることができる。
デバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第1実施例を一部を拡大して示す図である。 実測値を得るための測定方法を示す図である。 リターン電流の経路長に差を与えた場合の実測結果(周波数特性図)である。 グラウンド用パッドからビアまでの引き出し線の長さを変えた場合の実測結果である。 デバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第2実施例をその一部を拡大して示す図である。 デバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第3実施例をその一部を拡大して示す図である。 デバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第4実施例をその一部を拡大して示す図である。 デバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第5実施例をその一部を拡大して示す図である。 デバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第6実施例をその一部を拡大して示す図である。 デバイスを実装するためのパッド部分のレイアウトの第7実施例をその一部を拡大して示す図である。 多層プリント基板の一例を説明する断面図である。 多層プリント基板での差動信号パターンとグラウンドパターン幅寸法の一例を説明する断面図である。 高速差動信号を使用する場合におけるプリント配線基板の構成と基板上の要素配置を示す図である。 上記プリント配線基板上のパッド部分の略示レイアウト図である。
符号の説明
110 パッド群
111a 第1のパッド(高速差動信号用)
111b 第2のパッド(高速差動信号用)
112a (高速差動信号用)配線パターン
112b (高速差動信号用)配線パターン
113a,113b グラウンド用パッド
114a、114b 引き出し線(ビア−グラウンド用パッド間)
115a、115b ビア
151a 第1のパッド(高速差動信号用)
151b 第2のパッド(高速差動信号用)
152a (高速差動信号用)配線パターン
152b (高速差動信号用)配線パターン
153a,153b,153c、153d グラウンド用パッド
154a、154b,154c、154d 引き出し線(ビア−パッド間)
155a、155b、155c ビア
165a、165b、165c ビア
171a 第1のパッド(高速差動信号用)
171b 第2のパッド(高速差動信号用)
172a (高速差動信号用)配線パターン
172b (高速差動信号用)配線パターン
173a,173b グラウンド用パッド
174a、174b 引き出し線(ビア−グラウンド用パッド間)
175 ビア
185 ビア
191a 第1のパッド(高速差動信号用)
191b 第2のパッド(高速差動信号用)
192a (高速差動信号用)配線パターン
192b (高速差動信号用)配線パターン
193 グラウンド用パッド
194 引き出し線(ビア−グラウンド用パッド間)
195A,195B ビア

Claims (9)

  1. プリント配線基板の表面に配置され、差動信号用の対となる第1、第2の信号用パッドと、これらのパッドの近傍に配置された少なくとも2個のグラウンド用パッド群と、該プリント配線基板の裏面または中間層部に形成されたグラウンドパターン部を個々の前記グラウンド用パッドに引き出し線を介して接続するための少なくとも2個のビアとが形成されたプリント配線基板において、
    前記ビアは、前記第1のパッドから最も近い前記ビアまでの第1の距離と、前記第2のパッドから最も近い前記ビアまでの第2の距離とが略等しく、且つ、前記第1のパッドに最も近い前記ビアとこれに接続された前記グラウンド用パッドとの間の第3の距離と、前記第2のパッドに最も近い前記ビアとこれに接続された前記グラウンド用パッドとの間の第4の距離と、が略等しくなるように配置されていることを特徴とするプリント配線基板。
  2. 前記第1信号用パッドと前記ビア間の離間距離、及び前記第2の信号用パッドと前記ビア間の離間距離を、全て前記第1、第2の信号用パッド間の距離の(1/√2)倍とした、ことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線基板。
  3. 前記ビアと前記グラウンド用パッドとの距離についても、前記第1、第2の信号用パッド間の距離の(1/√2)倍とした、ことを特徴とする請求項2に記載のプリント配線基板。
  4. 前記第1、第2の信号用パッド、及び前記グラウンド用パッドを含む複数のパッドが、互いの離間距離を等しくした正方格子状に配列されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリント配線基板。
  5. 差動信号用端子を有したデバイスを実装するためのパッド群として、前記第1の信号用パッド、第2の信号用パッド、及び前記グラウンド用パッドを含む複数のパッドが、形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリント配線基板。
  6. 前記ビアを、スルーホール加工によりビアホールとして形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のプリント配線基板。
  7. 前記ビアを、導電性樹脂等を用いた導電化ビアで形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のプリント配線基板。
  8. 前記グラウンドパターン部が、前記グラウンド用パッド直下の領域まで延在していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のプリント配線基板。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のプリント配線基板を含み構成されたことを特徴とする電子装置
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