[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5027693B2 - Fsk受信装置 - Google Patents

Fsk受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5027693B2
JP5027693B2 JP2008054655A JP2008054655A JP5027693B2 JP 5027693 B2 JP5027693 B2 JP 5027693B2 JP 2008054655 A JP2008054655 A JP 2008054655A JP 2008054655 A JP2008054655 A JP 2008054655A JP 5027693 B2 JP5027693 B2 JP 5027693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
current
pass
detection
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008054655A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009212901A (ja
Inventor
茂弥 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2008054655A priority Critical patent/JP5027693B2/ja
Priority to KR1020090007355A priority patent/KR101016390B1/ko
Priority to US12/388,015 priority patent/US8170151B2/en
Priority to CN2009101261633A priority patent/CN101527581B/zh
Publication of JP2009212901A publication Critical patent/JP2009212901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5027693B2 publication Critical patent/JP5027693B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/10Frequency-modulated carrier systems, i.e. using frequency-shift keying
    • H04L27/14Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/144Demodulator circuits; Receiver circuits with demodulation using spectral properties of the received signal, e.g. by using frequency selective- or frequency sensitive elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J7/00Automatic frequency control; Automatic scanning over a band of frequencies
    • H03J7/02Automatic frequency control
    • H03J7/04Automatic frequency control where the frequency control is accomplished by varying the electrical characteristics of a non-mechanically adjustable element or where the nature of the frequency controlling element is not significant
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/02Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by detecting phase difference between two signals obtained from input signal
    • H03D3/06Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by detecting phase difference between two signals obtained from input signal by combining signals additively or in product demodulators
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J3/00Continuous tuning
    • H03J3/02Details
    • H03J3/06Arrangements for obtaining constant bandwidth or gain throughout tuning range or ranges
    • H03J3/08Arrangements for obtaining constant bandwidth or gain throughout tuning range or ranges by varying a second parameter simultaneously with the tuning, e.g. coupling bandpass filter

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Description

本発明はシングルコンバージョン方式、及びLow−IF(低IF)方式等の中間周波数が存在する受信装置に関し、IFバンドパスフィルタとFSK検波器を用いた受信装置に関する。
近年、ISM(Industry-Science-Medical)帯又は特定小電力無線などの通信機器は、小型化、低消費電力化が求められ、多くの機能がIC化されている。これらに用いられる受信機も同様に、LNA、Mixer、IFフィルタ、発振器、PLL(Phase Locked Loop)周波数シンセサイザ、復調器などの機能回路のIC内蔵化が進んでいる。また、特にリモートキーレスエントリ(RKE:Remote Keyless Entry)/タイヤ空気圧センサ(TPMS:tire pressure monitoring system)を主な用途とした受信機ではIFフィルタの内蔵化が進み、IF周波数は外付けセラミックフィルタを用いた従来の10.7MHzから数100kHzのLow−IFへ移行している。
一方、受信感度の高感度化も急速に進んでおり、IFフィルタ帯域幅の最適化、また検波回路の高感度化が受信装置を構成する上で重要な課題の一つとなっている。特にFSK受信装置の場合、図5に示すように、顧客やシステム、又は仕向け先国によって周波数偏差が異なる。図5に示すように、動作条件の変化等による周波数の基準値(f)からのずれ(Δf)は、日本国内メーカであれば30乃至50kHzであるが、例えば韓国メーカであると数kHzであり、大きく異なる。
さらに、送信機が安価な低い周波数安定度(±数100ppm)のSAW(surface acoustical wave)リゾネータを用いた構成と高価な高い周波数安定度(±数10ppm)の水晶振動子を用いた構成がある。このように様々な仕様・構成がある中で、それに合わせて1つのFSK受信装置で、受信感度の高感度化を実現するためにIFフィルタの帯域幅最適化手法、及びFSK検波回路の検波感度の最適化手法が益々重要になってきている。図6は、FSK検波回路の検波感度を説明するためのグラフ図である。横軸に周波数偏差を取り、縦軸にFSK検波回路の出力電圧差を取ったとき、その傾きが検波感度を示す。検波感度が小さいと出力電圧差ΔVが小さくなり検出が難しくなるが、検波感度が大きすぎると検波可能範囲が小さくなる。
図7は、特許文献1に記載の通過帯域制御装置を示す図である。FSK受信装置200はミキサ202とBPF203とA/D変換器204とHPF205とLPF206と検波器207とDC検出器208とVCO(voltage controlled oscillator)209とフィルタ係数選択部210から構成されている。FSK受信装置200はまず外部からアンテナを介して入力されるRF信号とVCO209からの局部発振信号とをミキサ202にて混合してIF信号を生成する。これをBPF203にて不要周波数帯域をカットした後、A/D変換器204にてデジタル変換する。次にFSK受信装置200は、IF信号の低周波成分をHPF205にてカットすると共に、高周波成分をLPF206にてカットする。
続いて、FSK受信装置200は、検出器207にてIF信号を検波して検波信号を取得する(図8(a))。そして、DC検出器208にて検出される検波信号のDC成分に対し、自動周波数制御(AFC:Automatic Frequency Control)動作を行うことにより、図8(b)に示すように、IF信号の中心周波数をHPF205とLPF206との中心周波数fcに合致させる。その後、FSK受信装置200は、HPF205とLPF206とのフィルタ係数を変更して、図8(c)に示すように、理想的な帯域幅の、換言すればIF信号のスペクトラムにほぼ一致した帯域を設定する。
また、特許文献2には、受信信号から受信モードを判別して最適な設定状態に受信器の付加回路手段を自動的に制御する受信機が開示されている。この従来の受信機においては、受信信号を第1の中間周波信号に変換し、これを2分して一方を広帯域フィルタと帯域幅可変フィルタを介して第1の復調信号に変換する。この受信系統にAGC手段を設け、第1の復調信号をトーン調整手段を介して低周波として出力する。また、他方を狭帯域フィルタ24を介して第2の復調信号に変換する。第1と第2の復調信号のレベルから混信判別手段で混信状況を判別する。広帯域フィルタ及び狭帯域フィルタを経た信号をそれぞれ第1及び第2のフーリエ変換手段で高速フーリエ変換する。中央演算手段は、混信のない状況でフーリエ変換された信号のパターンから受信モードを判別し、これに応じて帯域幅可変フィルタとAGC手段及びトーン調整手段を制御する。
特開2007−158780号公報 特開平7−58654号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術ではIFフィルタを形成するHPF205及びLPF206の通過帯域のみ制御可能で、検波器207の検波感度が固定である。そのため入力されるFSK変調信号の周波数偏差が想定する値より大きい仕様の場合、何らかの影響(素子ばらつき、温度変動、又は電源電圧変動)にてFSK検波器の検波可能範囲を外れ、正常に検波できず、受信できない可能性がある。一方、周波数偏差が想定する値より小さい仕様の場合、検出器にて出力される周波数偏差±Δfに対するDC成分の差電圧ΔVが想定する周波数偏差の場合より小さくなるためコンパレータ入力部におけるS/Nが劣化し、受信感度が悪化する。
また、特許文献2に記載の技術においては、受信信号の受信モードを判別し、付加回路手段である帯域幅可変フィルタ及びAGC手段を、判別した受信モードに対して最適な設定状態に自動調整するものである。従って、それぞれの受信モードにおける復調回路の最適化は実施されていない。復調回路の最適化が実施されないと、例えばFM変調信号の場合、異なる周波数偏差Δf1とΔf2(Δf1>Δf2)の仕様がある場合、偏差の小さいΔf2の仕様は受信感度が劣化してしまうという問題点がある。
さらに一旦、信号を受信して受信モード(CW、RTTY、SSB、AM及びFM等)を判別するため、例えばRKEのような間欠動作をしているシステムでは立ち上がり時間が遅く、受信部の動作がONしている状態を長く設定する必要があり、システムの消費電力が増加する可能性がある。さらにまた、種々の受信モードに対応できる反面、構成が複雑になっており、チップ面積増加、つまりコストアップに繋がるため、変調方式が固定であるシステムに対しては不適である。
本発明のかかる受信装置は、IF(Intermediate Frequency)信号の通過帯域を制限する通過帯域制限部と、前記通過帯域制限部を通過したIF信号を検波して検波信号を生成する検波部と、前記検波部の検波感度及び前記通過帯域制限部の通過帯域幅を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記通過帯域幅に応じて前記検波感度を制御するものである。
本発明にかかる受信方法は、通過帯域制限部によりIF(Intermediate Frequency)信号の通過帯域を制限し、前記通過帯域制限部の通過帯域幅に応じた検波感度の検波器により前記通過帯域制限部を通過したIF信号を検波して検波信号を生成するものである。
本発明においては、例えば周波数偏差に応じて通過帯域制限部の通過帯域幅を決定することができ、その際、通過帯域幅に応じて検波感度が決定されるようにしたので、例えば、通過帯域幅を狭くした場合は検波感度が高くなるよう、通過帯域幅を広くした場合は検波感度が低くなるよう制御することができる。
本発明によれば、様々な周波数偏差の仕様、また送信機の周波数安定度に合わせた高感度の受信を実現する受信装置を提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、FSK(周波数変調:Frequency ShIFt Keying)受信装置に適用したものである。
図1は、本発明の実施の形態にかかる受信器を示すブロック図である。FSK受信装置100は、初段の低雑音増幅器1、ミキサ2、IF(Intermediate Frequency)信号の通過帯域を制限する通過帯域制限部としてのIFバンドパスフィルタ(BPF)3、IFリミッタアンプ4、IFBPF3を通過したIF信号を検波して検波信号を生成するFSK検波器5、コンパレータ6、ローカル信号を生成するPLL7、及びFSK検波器5の検波感度及びIFBPF3の通過帯域幅を制御する制御ブロック8を有する。制御ブロック8は、IFBPF3の通過帯域幅とFSK検波器5の検波感度を連動して制御する外部調整端子を有する。
初段の低雑音増幅器1は、周波数偏差ΔfのFSK受信高周波信号fRF±Δfを増幅する。ミキサ2は、低雑音増幅器1の出力信号とPLLの出力信号が入力され周波数fIF±ΔfのIF信号を出力する。このIF信号がIFバンドパスフィルタ3に入力される。このときIFバンドパスフィルタ3は、周波数偏差Δf、及び送信機の周波数安定度に合わせ、外部調整端子にて調整された制御ブロック8により周波数偏差Δfに対して必要最低限の帯域幅に制御されている。IFリミッタアンプ4は、IFバンドパスフィルタ3の出力信号の振幅制限し、FSK検波器5に入力する。
FSK検波器6はIFバンドパスフィルタ3の帯域幅と同様に、制御ブロック8にて周波数偏差Δfに対して最大の検波感度に制御され、周波数偏差±Δfに対応したDC差電圧ΔVを出力する。この出力差電圧がコンパレータ6に入力され、デジタル信号に復調された信号を出力する。
図2は、図1に示す本実施の形態にかかるFSK受信装置の詳細を示す図である。本実施の形態においては、IFバンドパスフィルタ3は、LPF31と周波数シフタ32とIFフィルタ電流源33とを有する複素バンドパスフィルタとする。この複素バンドパスフィルタ3において、IFフィルタ電流源33は、周波数シフタ32の周波数をシフトする。周波数シフタ32が、LPF31の低周波側をシフトすることでバンドパスフィルタを構成する。
また、FSK検波器5は、位相比較器51、LPF52、アンプ53、CCO(Current Controlled Oscillator)54、FSK検波器電流源55を有するPLL型FSK検波器とすることができる。IFバンドパスフィルタ3の出力信号はIFリミッタアンプにより振幅制限され位相比較器51に入力される。位相比較器51ではCCO54からの信号と入力信号との位相が比較される。位相比較器51の出力はローパスフィルタ52に入力され高周波成分がカットされる。ローパスフィルタ52の出力がアンプ53に入力される。アンプ53のゲインは後述する制御ブロック8からの第1の電流により制御されており、このゲインに応じた信号を出力する。
制御ブロック8は、基準電源81、外付け抵抗82、トランジスタ83〜87、定電流源88及び外部調整端子89を有し、複素バンドパスフィルタ3のLPF31のカットオフ周波数fcを外部調整端子89に接続される外付け抵抗値Rextによって決定される電流にて制御することができる。また、PLL型FSK検波器5のアンプ53のゲイン、即ち検波感度を外付け抵抗値Rext及び定電流源88の電流値で調整することができる。
外付け抵抗82は外部調整端子89と接地との間に接続されている。外部調整端子89と電源との間にはトランジスタ83及び抵抗R1が接続されている。トランジスタ84は、トランジスタ83とカレントミラーを構成し、エミッタは抵抗R2を介して電源に接続されている。コレクタはトランジスタ85のエミッタに接続されている。トランジスタ85のコレクタは抵抗R3を介して接地に接続されている。トランジスタ86は、トランジスタ85とカレントミラーを構成する。トランジスタ86のエミッタがIFバンドパスフィルタ3のLPF31と接続されている。コレクタは抵抗R4を介して接地に接続されている。トランジスタ87のベースはトランジスタ86のベースと接続され、コレクタは抵抗R5を介して接地に接続されている。またエミッタと接地の間に定電流源88が接続されている。エミッタはアンプ53と接続されている。
ここで外付け抵抗値Rextを決定すると、トランジスタ86のエミッタに流れる第2の電流としての電流Irefと、トランジスタ87のエミッタに流れる第1の電流としての電流Idc−Irefが決定する。電流IrefによりLPF31のカットオフ周波数を制御する。電流Idc−Irefによりアンプ53のゲイン、すなわちFSK検波器5の検波感度を制御する。制御ブロック8は、外付け抵抗Rext及び定電流源Idcの大きさを決定することで、電流Iref、電流Idc−Irefの電流値を決定し、LPF31のカットオフ周波数及びアンプ53のゲインを制御する。この際、制御ブロック8は、電流Irefが大きくなってIFバンドパスフィルタ3の通過帯域幅が小さくなると、電流Idc−Irefが小さくなり、アンプ53のゲインが大きくなるよう構成される。反対に、電流Irefが小さくなってIFバンドパスフィルタ3の通過帯域幅が大きくなると、電流Idc−Irefが大きくなり、アンプ53のゲインが小さくなるよう構成さえる。
一般的に受信感度は以下の式にて見積られる。
[受信感度]=[熱雑音]+[システムノイズ特性]+[システム帯域幅]+[コンパレータの比較可能S/N]・・・(1)
例えば、システムノイズ特性が5dB、システムの帯域幅(IFフィルタ帯域幅)が350kHz、コンパレータの比較可能なS/Nが6dBのシステム構成の場合の受信感度は
10×log(1.38e−23×298×1000)+5+10×log(350e3)+6=−107dBm・・・(2)
と見積られる。
従って、受信感度を上げるためには、主に初段の低雑音増幅器1のノイズ特性で決定されるシステムノイズ特性を下げるか、又はIFバンドパスフィルタ3の帯域幅を狭くする方法が考えられる。またFSK検波器5の検波感度が大きいほどコンパレータ6の入力部のS/Nは大きくなるので検波感度が大きいほど受信感度は高くなる。
しかしながらFSK受信装置は一般的に温度変動、電源電圧変動、IC内部の素子ばらつきを考慮して周波数偏差Δfの約5倍以上のIFバンドパスフィルタ3の帯域幅、及びFSK検波器5の検波可能範囲を確保する必要がある。さらに送信機の周波数安定度が低い場合、それに応じてさらにIFバンドパスフィルタ3の帯域幅、FSK検波器の検波可能範囲を拡げる必要がある。
図2に示す本実施の形態にかかる受信装置の構成では、以下の関係が成り立つ。
[複素バンドパスフィルタの帯域幅]∝[LPFの電流値Iref]∝1/Rext・・・(3)
[FSK検波器の検波感度]∝[FSK検波器のアンプのゲイン]∝[FSK検波器のアンプの電流値(Idc−Iref)]∝Rext・・・(4)
よって、周波数偏差Δf1の仕様の場合、電流調整用外付け抵抗Rextを調整し、IFフィルタの帯域幅及びFSK検波器の検波可能範囲をΔf1×約5倍に連動させて制御することにより高い受信感度が得ることができる。
ここで、周波数偏差Δf2(例としてΔf2<Δf1)の仕様の場合、図3に示すようにΔf2がΔf1に対して小さい分だけ複素バンドパスフィルタ3の帯域幅を狭くすることが可能である。図3は、横軸に周波数偏差をとり縦軸にゲインを取ってIFフィルタ特性を示す図である。図3に示すように、周波数偏差Δf2が小さいと、f=0からのずれ量が小さいのでより狭い帯域を検波するのみでよくなる。同様に図4に示すようにΔf2がΔf1に対して小さい分だけFSK検波可能範囲も狭くすることが可能である。図4は、FSK検波器検波感度特性を示す図である。図4に示すように、横軸に周波数偏差、縦軸にFSK検波器出力電圧を取ったときの傾きが検波感度となる。Δf1の場合、−Δf1〜Δf1の出力電圧差はΔV1となる(実線)。これに対し、周波数偏差がΔf2になると−Δf2〜Δf2の出力電圧差はΔV2(ΔV2<ΔV1)となってしまう。そこで、−Δf2〜Δf2の間であっても出力電圧差ΔV1を得るためには検波感度を大きくする必要がある(破線)。検波感度を大きくすることにより−Δf2〜Δf2の出力電圧差もΔV1とすることができる。
以上のことから式(3)、(4)より、外付け抵抗Rextを大きくし、複素バンドパスフィルタ3の帯域幅を狭くすることでシステム帯域ノイズを抑える。且つ、FSK検波器の検波感度を大きくすることで、コンパレータ6に入力される差電圧ΔVを周波数偏差Δf1の検波感度の時(ΔV2)と比べて大きくすることでS/Nをあげ、高い受信感度を得ることができる。
さらに送信機の構成がSAWリゾネータのように低い周波数安定度(±数100ppm)の場合も同様に、その安定度に合わせて電流調整用外付け抵抗Rextを調整することで必要最低限の複素バンドパスフィルタ帯域幅に制御し、またそれと連動してFSK検波器5の検波感度を大きくすることで、高い受信感度を得ることができる。
本実施の形態においては、FSK受信装置に要求される様々な仕様(周波数偏差、送信機の周波数安定度)に応じて電流調整用外付け抵抗Rextを調整することでIFバンドパスフィルタ帯域幅、及びFSK検波器の検波感度を連動させて最適化することが可能なため、高感度の受信を実現することができる受信装置を提供することができる。
すなわち、異なる仕様の周波数偏差のシステムに対しても、電流調整用外付け抵抗Rextを調整することで、高感度に受信可能なFSK受信装置が実現可能となる。また、送信機の周波数安定度が異なる構成に対しても、電流調整用外付け抵抗Rextを調整することで、高感度に受信可能なFSK受信装置が実現可能である。さらに、ブロック構成が単純であり、チップレイアウト面積が小さくできるためICに好適である。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態にかかる受信器を示すブロック図である。 図1に示す本実施の形態にかかるFSK受信装置の詳細を示す図である。 横軸に周波数偏差をとり縦軸にゲインを取ってIFフィルタ特性を示す図である。 FSK検波器検波感度特性を示す図である。 周波数偏差を示す図である。 検波感度を説明する図である。 特許文献1に記載の通過帯域制御装置を示す図である。 検波信号を示す図である。
符号の説明
1 低雑音増幅器
2 ミキサ
3 バンドパスフィルタ
4 リミッタアンプ
5 FSK検波器
6 コンパレータ
8 制御ブロック
31 LPF
32 周波数シフタ
33 フィルタ電流源
51 位相比較器
52 ローパスフィルタ
53 アンプ
54 CCO
55 検波器電流源
81 基準電源
82 外付け抵抗
83−87 トランジスタ
88 定電流源
89 外部調整端子
100 受信装置

Claims (10)

  1. IF(Intermediate Frequency)信号の通過帯域を制限する通過帯域制限部と、
    前記通過帯域制限部を通過したIF信号を検波して検波信号を生成する検波部と、
    前記検波部の検波感度及び前記通過帯域制限部の通過帯域幅を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、受信するFSK変調信号の周波数偏差に応じて前記通過帯域幅を制御し、かつ、前記通過帯域幅に応じて前記検波感度を制御することを特徴とする受信装置。
  2. 前記制御部は、前記通過帯域幅が小さくなるほど前記検波感度を大きくなるよう連動して制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記制御部は、電流調整要外付け抵抗の抵抗値に応じて第1及び第2の電流を発生し、前記第1の電流により前記検波部の検波感度を制御し、前記第2の電流により前記通過帯域幅を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 前記通過帯域制限部は、複素バンドパスフィルタからなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  5. 前記検波部は、位相比較器、ローパスフィルタ及び増幅器を含むPLL(Phase Locked Loop)型FSK検波器である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  6. 前記通過帯域制限部は、ローパスフィルタを含む複素バンドパスフィルタからなり、
    前記検波部は、位相比較器、ローパスフィルタ及び増幅器を含むPLL型FSK検波器であって、
    前記第1の電流により前記増幅の出力電圧を制御し、前記第2の電流により前記複素バンドパスフィルタの前記ローパスフィルタの遮断周波数を制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の受信装置。
  7. 通過帯域制限部によりIF(Intermediate Frequency)信号の通過帯域を制限し、
    前記通過帯域制限部の通過帯域幅が受信するFSK変調信号の周波数偏差に応じて制御され、かつ前記通過帯域幅に応じた検波感度の検波器により前記通過帯域制限部を通過したIF信号を検波して検波信号を生成する、受信方法。
  8. 前記検波信号を生成する際に、前記通過帯域幅が小さくなるほど前記検波感度を大きくなるよう連動して制御する
    ことを特徴とする請求項7記載の受信方法。
  9. 電流調整要外付け抵抗の抵抗値に応じて第1及び第2の電流を発生し、
    前記第1の電流により前記検波検波感度を制御し、前記第2の電流により前記通過帯域幅を制御する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の受信方法。
  10. 前記通過帯域制限部は、ローパスフィルタを含む複素バンドパスフィルタからなり、
    前記検波は、位相比較器、ローパスフィルタ及び増幅器を含むPLL型FSK検波器であって、
    前記第1の電流により前記増幅の出力電圧を制御し、前記第2の電流により前記複素バンドパスフィルタの前記ローパスフィルタの遮断周波数を制御する
    ことを特徴とする請求項9記載の受信方法。
JP2008054655A 2008-03-05 2008-03-05 Fsk受信装置 Expired - Fee Related JP5027693B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008054655A JP5027693B2 (ja) 2008-03-05 2008-03-05 Fsk受信装置
KR1020090007355A KR101016390B1 (ko) 2008-03-05 2009-01-30 Fsk수신기
US12/388,015 US8170151B2 (en) 2008-03-05 2009-02-18 FSK receiver
CN2009101261633A CN101527581B (zh) 2008-03-05 2009-03-05 Fsk接收器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008054655A JP5027693B2 (ja) 2008-03-05 2008-03-05 Fsk受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009212901A JP2009212901A (ja) 2009-09-17
JP5027693B2 true JP5027693B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=41053571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008054655A Expired - Fee Related JP5027693B2 (ja) 2008-03-05 2008-03-05 Fsk受信装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8170151B2 (ja)
JP (1) JP5027693B2 (ja)
KR (1) KR101016390B1 (ja)
CN (1) CN101527581B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5657596B2 (ja) * 2012-03-26 2015-01-21 株式会社東芝 近接妨害除去フィルタ装置、無線通信装置およびキーレスエントリー装置
WO2014132310A1 (ja) * 2013-03-01 2014-09-04 パナソニック株式会社 受信装置および復調方法
TWI497956B (zh) * 2013-11-19 2015-08-21 Univ Nat Chi Nan Frequency shift keying receiving device
US9357548B2 (en) * 2014-02-20 2016-05-31 Continental Automotive Systems, Inc. Apparatus and method for changing frequency deviation
JP2019106575A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 ルネサスエレクトロニクス株式会社 無線受信機、及び中間周波数信号生成方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3899741A (en) * 1973-11-12 1975-08-12 Cermetek Inc Frequency shift keyed detector
CA1175490A (en) * 1982-03-12 1984-10-02 Ralph T. Carsten Frequency shift keying demodulators
JPH02137552A (ja) 1988-11-18 1990-05-25 Fujitsu Ltd 中継用受信機
JPH05191461A (ja) 1992-01-13 1993-07-30 Sharp Corp 復調回路
US5668828A (en) * 1992-05-08 1997-09-16 Sanconix, Inc. Enhanced frequency agile radio
JP3136031B2 (ja) 1993-08-09 2001-02-19 アイコム株式会社 受信機
JPH0964772A (ja) 1995-08-22 1997-03-07 Hitachi Ltd ディジタル衛星放送受信機およびそのフロントエンド
KR100186753B1 (ko) * 1996-08-24 1999-05-15 삼성전자주식회사 직접 변복조 방식이 적용된 디지탈 무선 송수신 시스템
JP2001268472A (ja) 2000-03-17 2001-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタル放送復調器
JP2002280839A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Sharp Corp 復調器およびこれを用いた通信装置
KR20040038561A (ko) * 2002-11-01 2004-05-08 삼성전자주식회사 중간 주파 대역 조정 방법 및 이를 이용한 무선 통신 단말기
JP2006229427A (ja) 2005-02-16 2006-08-31 Epson Toyocom Corp 受信装置
US7405613B2 (en) * 2005-04-06 2008-07-29 Integration Associates Inc. Differential slope demodulator for low-IF frequencies
JP2007158780A (ja) 2005-12-06 2007-06-21 Kenwood Corp 通過帯域制御装置及び通過帯域制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20090225905A1 (en) 2009-09-10
KR101016390B1 (ko) 2011-02-21
JP2009212901A (ja) 2009-09-17
CN101527581B (zh) 2013-03-06
KR20090095462A (ko) 2009-09-09
US8170151B2 (en) 2012-05-01
CN101527581A (zh) 2009-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2596603C2 (ru) Приемник радиочастотных сигналов
JP5027693B2 (ja) Fsk受信装置
US6763230B2 (en) Frequency-lock filtering receiver
JP5134034B2 (ja) 低転送速度モードにおける感度が高いfsk変調信号受信機
US6108525A (en) Transceiver
KR19990072913A (ko) 무선형선택호출수신기및선택호출의수신방법
JPH10107590A (ja) ディジタル受信機の周波数調整方法及び周波数調整回路
US8411799B1 (en) Receiver with intermediate frequency error correction
US20090023409A1 (en) Receiving device
JP4325490B2 (ja) ヘテロダイン受信機
US20070042737A1 (en) Controllable mixer
JP4645610B2 (ja) 給電線長測定装置及び無線通信装置
JP2008113223A (ja) 増幅装置、車載用無線装置、および、増幅装置の増幅方法
JP2000324186A (ja) 受信装置および方法
KR100522462B1 (ko) 반송신호 선택수신장치
WO2002089326A1 (en) Receiver front-end filter tuning
JP2006229427A (ja) 受信装置
JPH07288551A (ja) Fsk復調回路
JP3109397B2 (ja) 電子同調amラジオ受信装置
JP2004072520A (ja) 受信機
JPH10322237A (ja) 受信回路
JP2020202521A (ja) 無線受信装置及びそれを備えた照明装置
JP2006203614A (ja) 自動周波数制御装置
JP2003264472A (ja) Fmラジオ受信機
JPH10322134A (ja) Fm受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120622

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees