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JP5023930B2 - フレームシンクロナイザ、フレーム同期方法、およびプログラム - Google Patents

フレームシンクロナイザ、フレーム同期方法、およびプログラム Download PDF

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JP5023930B2 JP2007252038A JP2007252038A JP5023930B2 JP 5023930 B2 JP5023930 B2 JP 5023930B2 JP 2007252038 A JP2007252038 A JP 2007252038A JP 2007252038 A JP2007252038 A JP 2007252038A JP 5023930 B2 JP5023930 B2 JP 5023930B2
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Description

本発明は、音声多重信号を処理可能なフレームシンクロナイザ、フレーム同期方法、およびプログラムに関する。
フレームシンクロナイザは、例えば、放送局などにおいて、入力される映像信号の同期を基準信号の同期に一致させるために用いられる。一般に、映像信号と基準信号との間には、僅かな周波数差が存在する。このため、フレームシンクロナイザは、内蔵されたフレームメモリに対して映像信号を書込み/読出しを行うことで、周波数差を吸収しながら映像信号を出力する。そして、フレームシンクロナイザは、フレームメモリの容量に応じた閾値を超える映像信号がフレームメモリに書込まれる場合には、映像信号のフレーム単位でフレームの飛越しまたは繰返しを伴う不連続を発生させることで、周波数差を吸収する。
デジタル化された映像信号および音声信号を多重した多重信号として伝送、記録するための標準規格が下記非特許文献1、2により規定され、各種の映像処理機器により採用されている。
フレームシンクロナイザでは、多重信号のままで処理を行うと、フレーム不連続の発生に際して、音声信号の出力にも不連続が生じ、大きなノイズとして認識されてしまう。このため、フレームシンクロナイザでは、映像信号のみを処理し、音声信号を別系統で処理することが一般的である。
下記特許文献1には、音声信号の分離機能および多重機能を有し、フレーム不連続の発生が音声信号の出力に及ぼす影響を抑制するためのフレームシンクロナイザが開示されている。
しかしながら、このフレームシンクロナイザでは、多重信号が入出力信号として処理可能となるが、装置内部で音声信号の分離および多重を行うための音声処理回路が必要となり、装置構成が複雑になるという問題がある。また、音声信号の連続性が維持された状態で、映像信号に不連続が生じるので、フレーム不連続の発生時点の前後では、映像信号と音声信号との間で出力時点のズレが生じるという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、フレーム不連続の発生に際して、音声ノイズの発生、および映像信号と音声信号との間での出力時点のズレの発生を抑制可能な、新規かつ改良された、フレームシンクロナイザ、フレーム同期方法およびプログラムを提供することにある。また、本発明の他の目的は、簡易な構成を用いて、音声信号の分離および多重処理を伴うことなしに、多重信号のままでフレーム同期を実現可能な、多重信号を処理可能な、新規かつ改良された、フレームシンクロナイザ、フレーム同期方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、映像信号および音声信号が多重された信号を入力するための信号入力部と、入力された信号が書込まれ、書込まれた信号が読出されるフレームメモリと、基準信号が入力され、入力された基準信号に応じて信号の書込みおよび読出しを制御し、信号の書込み時点と読出し時点との差から、読出される信号のフレーム間の不連続を検出し、不連続が検出された場合にフレームの飛越しまたは繰返しを発生させて信号の読出しを行う制御部と、不連続が検出された場合に、音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、多重された音声信号を不連続にする音声信号処理部と、音声信号処理部により処理された音声信号を、映像信号および音声信号が多重された信号として出力するための信号出力部と、を備えるフレームシンクロナイザが提供される。
かかる構成によれば、不連続が検出された場合に、音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、多重された音声信号が不連続にされる。これにより、フレーム不連続の発生に際して、音声ノイズの発生を抑制することができる。また、フレーム不連続の発生に際して、多重された音声信号が不連続にされるので、映像信号と音声信号との間での出力時点のズレが原理的に発生しない。さらに、簡易な構成を用いて、音声信号の分離および多重処理を伴うことなしに、多重信号のままでフレーム同期を実現することができる。
また、上記音声信号処理部は、不連続が検出された場合に、映像信号が不連続にされると同時に、多重された音声信号を不連続にしてもよい。かかる構成によれば、映像信号が不連続にされると同時に、多重された音声信号が不連続にされる。これにより、フレーム不連続の発生に際して、映像信号と音声信号との間での出力時点のズレの発生を抑制することができる。
また、上記信号から抽出された音声信号が書込まれ、書込まれた音声信号が読出される音声メモリと、音声信号の振幅から無音状態を検出する無音検出部と、をさらに含み、制御部は、入力された基準信号および無音状態の検出結果に応じて音声信号の書込みおよび読出しを制御し、音声信号の書込み時点と読出し時点との差から、読出される音声信号のフレーム間の不連続を検出し、不連続が検出された場合にフレームの飛越しまたは繰返しを発生させて音声信号の読出しを行い、音声信号処理部は、不連続が検出され、かつ、無音状態が検出された場合に、多重された音声信号を不連続にしてもよい。かかる構成によれば、不連続が検出され、かつ、無音状態が検出された場合に、多重された音声信号が不連続にされる。これにより、音声信号の無音状態を考慮した上で、フレーム不連続に伴う音声ノイズの発生を抑制することができる。
また、上記音声信号処理部は、不連続が検出され、かつ、音声メモリの容量に応じた閾値を超える音声信号が音声メモリに書込まれる場合には、無音状態の検出の有無にかかわらずに、多重された音声信号を不連続にしてもよい。かかる構成によれば、不連続が検出され、かつ、音声メモリに閾値以上の音声信号が書込まれる場合には、無音状態の検出の有無にかかわらずに、多重された音声信号が不連続にされる。これにより、音声メモリの状態を考慮した上で、フレーム不連続に伴う音声ノイズの発生を抑制することができる。
また、上記音声信号処理部は、多重された音声信号を不連続にする前に、音声信号の振幅を漸減させ、多重された音声信号を不連続にした後に、音声信号の振幅を漸増させてもよい。かかる構成によれば、音声信号の振幅は、多重された音声信号を不連続にする前に漸減され、不連続にした後に漸増される。これにより、フレーム不連続に伴う音声ノイズの発生を認識され難くすることができる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の観点によれば、映像信号および音声信号が多重された信号を入力するための信号入力ステップと、基準信号が入力され、入力された基準信号に応じて信号の書込みおよび読出しを制御し、信号の書込み時点と読出し時点との差から、読出される信号のフレーム間の不連続を検出し、不連続が検出された場合にフレームの飛越しまたは繰返しを発生させて信号の読出しを行う制御ステップと、不連続が検出された場合に、音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、多重された音声信号を不連続にする音声信号処理ステップと、音声信号処理ステップで処理された音声信号を、映像信号および音声信号が多重された信号として出力するための信号出力ステップと、を含むフレーム同期方法が提供される。
かかる方法によれば、不連続が検出された場合に、音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、多重された音声信号が不連続にされる。これにより、フレーム不連続の発生に際して、音声ノイズの発生を抑制することができる。また、フレーム不連続の発生に際して、多重された音声信号が不連続にされるので、映像信号と音声信号との間での出力時点のズレが原理的に発生しない。
上記課題を解決するために、本発明の第3の観点によれば、第1の観点に係るフレームシンクロナイザとしてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、フレーム不連続の発生に際して、音声ノイズの発生、および映像信号と音声信号との間での出力時点のズレの発生を抑制可能な、フレームシンクロナイザ、フレーム同期方法およびプログラムを提供することができる。また、簡易な構成を用いて、音声信号の分離および多重処理を伴うことなしに、多重信号のままでフレーム同期を実現可能な、多重信号を処理可能な、フレームシンクロナイザ、フレーム同期方法およびプログラムを提供することができる。
以下に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るフレームシンクロナイザを示す説明図である。図1に示すように、本実施形態に係るフレームシンクロナイザ100は、信号入力(S/P)部110、フレームメモリ120、制御部130、音声信号処理部140、および信号出力(P/S)部160を含んで構成される。
信号入力(S/P)部110は、SDI(シリアルデジタルインターフェース)信号など、デジタル化された映像信号および音声信号が多重された信号を外部から入力され、シリアル/パラレル変換する。フレームメモリ120は、パラレル形式に変換された映像信号および音声信号をフレーム単位で1フレーム以上まで一時的に記憶する。
制御部130は、同期信号抽出部132、および制御信号生成部136で構成される。同期信号抽出部132は、入力された信号に含まれる映像同期信号を抽出する。制御信号生成部136は、基準信号を外部から入力され、入力された基準信号および映像同期信号に基づいて、フレームメモリ120に出力するために、信号の書込み制御信号および読出し制御信号を生成し、また、音声レベル調節部146に出力するために音声レベル制御信号Kaを生成する。
音声信号処理部140は、音声信号抽出部142、音声レベル調節部146、遅延補正部148、および音声多重(付替)部150で構成される。音声信号抽出部142は、入力された信号から多重された音声信号を抽出する。音声レベル調節部146は、抽出された音声信号に関して、制御信号生成部136から出力された音声レベル制御信号Kaに応じて振幅を調節する。遅延補正部148は、音声レベル調節部146から出力される振幅を調節された音声信号と、フレームメモリ120から出力される信号との間で出力時点を調整する。音声多重(付替)部150は、遅延補正部148から出力された信号に対して、音声レベル調節部146から出力された音声信号を多重(付替)する。
信号出力(P/S)部160は、パラレル形式の信号をパラレル/シリアル変換し、SDI信号など、映像信号および音声信号が多重された多重信号として外部に出力する。
図2は、本実施形態に係るフレームシンクロナイザの動作を示す説明図である。図2には、外部から入力された信号の書込みおよび読出しの動作が示されている。
フレームシンクロナイザ100では、多重信号が外部から信号入力部110に入力され、基準信号が外部から制御信号生成部136に入力される。そして、信号入力部110に入力された信号に関して、制御信号生成部136で生成される制御信号によって、フレームメモリ120に対する書込みまたは読出しが制御される。
ここで、多重信号および基準信号が非同期の場合には、多重信号と基準信号との間に僅かな周波数差が存在する。よって、フレームメモリ120への信号の書込み時点と、基準信号の入力時点に一致するフレームメモリ120からの信号の読出し時点との間に少しずつズレが生じることになる。
制御信号生成部136では、多重信号が基準信号よりも高い周波数を伴う場合(入力に対して出力が遅れる場合)には、書込み制御信号が生成され、信号がフレームメモリ120に書込まれる。そして、出力の遅れが1フレーム分になることが検出されると、フレームの飛越しを伴うフレーム不連続を発生させることで、入出力時点のズレが吸収される。一方、多重信号が基準信号よりも低い周波数を伴う場合(出力に対して入力が遅れる場合)には、制御信号生成部136により読出し制御信号が生成され、信号がフレームメモリ120から読出される。そして、入力の遅れが1フレーム分になることが検出されると、フレームの繰返しを伴うフレーム不連続を発生させることで、入出力時点のズレが吸収される。
図2には、多重信号が基準信号よりも高い周波数を伴い、入出力時点のズレがフレームの飛越しにより吸収される場合の例が示されている。この場合、入力された信号がフレーム1、2、3、4、…という順序でフレームメモリ120に書込まれるが、フレーム1の出力が遅れているので、フレーム4を飛越して、フレーム1、2、3、5、…という順序でフレームメモリ120から読出される。なお、以下では、多重信号が基準信号よりも高い周波数を伴う場合について説明するが、逆の場合には、同様にして、入出力時点のズレがフレームの繰返しにより吸収される。
また、制御信号生成部136では、フレーム不連続の発生に応じて、音声レベル制御信号Kaが生成され、音声レベル調節部146に出力される。音声レベル制御信号Kaは、音声信号の振幅を調節するために、音声信号抽出部142により抽出された音声信号の振幅に乗算される係数として用いられる。音声レベル制御信号Kaは、通常時にはKa=1に設定され、フレーム不連続の発生に応じて、Ka=0〜1の範囲に設定される。なお、音声レベル制御信号Kaの値は、映像信号の1ライン内では固定とし、ライン毎に変化するように設定される。
図2には、フレーム3からフレーム4を飛越してフレーム5に遷移する期間で、音声レベル制御信号KaがKa=0〜1の範囲の値として出力される場合の例が示されている。この場合、音声レベル制御信号Kaは、フレーム不連続の発生時点(フレーム3からフレーム5への切替時点)でKa=0、不連続の発生時点より前の期間でKa=1からKa=0に漸減し、不連続の発生時点より前の期間でKa=0からKa=1に漸増する値として出力されている。
これにより、フレーム不連続が検出された場合に、音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、多重された音声信号が不連続にされるので、フレーム不連続の発生に際して、音声ノイズの発生を抑制することができる。また、不連続の発生時点の前後で音声信号の振幅が漸変されるので、フレーム不連続に伴う音声ノイズの発生を認識され難くすることができる。
なお、図2には、フレーム不連続の発生時点の前後で、音声レベル制御信号KaがKa=0〜1の範囲で漸変する値として出力される場合が示されているが、Ka=0の一定値として出力されてもよい。この場合でも、フレーム不連続の発生に際して、音声ノイズの発生を抑制することができる。
音声レベル調節部146では、音声レベル制御信号Kaにより、音声信号の振幅を調節するための演算が行われる。振幅調節の演算は、ライン単位に行われ、演算結果により変化するパリティビット、チェックサム値についても考慮される。音声信号は、演算結果に基づいて振幅が調節されて、音声多重部150に出力される。
音声多重部150では、フレームメモリ120から読出された信号に、音声レベル調節部146から出力された音声信号が付替えられる。なお、音声多重部150には、フレームメモリ120から読出され、遅延補正部148によって、音声レベル調節部146との間で出力時点が調整された信号が出力される。
信号出力部160では、音声信号が付替えられた信号が入力され、入力された信号がシリアル形式に変換され、SDI信号として外部に出力される。
以上説明したように、本実施形態に係るフレームシンクロナイザ100によれば、不連続が検出された場合に、音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、多重された音声信号が不連続にされる。これにより、フレーム不連続の発生に際して、音声ノイズの発生を抑制することができる。また、フレーム不連続の発生に際して、多重された音声信号が不連続にされるので、映像信号と音声信号との間での出力時点のズレが原理的に発生しない。さらに、簡易な構成を用いて、音声信号の分離および多重処理を伴うことなしに、多重信号のままでフレーム同期を実現することができる。
特に、本実施形態に係るフレームシンクロナイザ100によれば、映像信号が不連続にされると同時に、多重された音声信号が不連続にされる。これにより、フレーム不連続の発生に際して、映像信号と音声信号との間での出力時点のズレの発生を抑制することができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係るフレームシンクロナイザを示す説明図である。なお、以下では、本実施形態に係るフレームシンクロナイザ200について説明するが、第1の実施形態と重複する説明は省略する。
図3に示すように、本実施形態に係るフレームシンクロナイザ200は、信号入力(S/P)部210、フレームメモリ220、制御部230、音声信号処理部240、および信号出力(P/S)部260を含んで構成される。本実施形態に係るフレームシンクロナイザ200では、制御部230および音声信号処理部240の構成が第1の実施形態と異なる。
制御部230は、同期信号抽出部232、無音検出部234、および制御信号生成部236で構成される。無音検出部234は、入力された信号に含まれる多重された音声信号の振幅を検出し、音声信号に含まれる音声の有無を検出する。制御信号生成部236は、フレームメモリ220に出力するために、信号の書込み制御信号および読出し制御信号を生成し、また、音声レベル調節部246に出力するために音声レベル制御信号Kaを生成する。また、制御信号生成部236は、入力された基準信号、映像同期信号、および無音検出部234による検出結果に基づいて、後述する音声メモリ244に出力するために、音声信号の書込み制御信号および読出し制御信号を生成する。
音声信号処理部240は、音声信号抽出部242、音声メモリ244、音声レベル調節部246、遅延補正部248、および音声多重(付替)部250で構成される。音声メモリ244は、音声信号抽出部242により抽出された音声信号をフレーム単位で2フレーム以上まで一時的に記憶する。音声レベル調節部246は、音声メモリ244から読出された音声信号に関して、制御信号生成部236から出力された音声レベル制御信号Kaに応じて振幅を調節する。
図4および図5は、本実施形態に係るフレームシンクロナイザの動作を示す説明図である。図4および図5には、外部から入力された信号および音声信号の書込みおよび読出しの動作が示されている。
本実施形態に係るフレームシンクロナイザ200では、入力された信号がフレームメモリ220に書込まれるとともに、入力された信号から抽出された音声信号が音声メモリ244に書込まれている。ここで、多重信号および基準信号が非同期の場合には、フレームメモリ220に対する信号の書込み時点と読出し時点との間にズレが生じるとともに、音声メモリ244に対する音声信号の書込み時点と読出し時点との間にもズレが生じることになる。
このため、フレームシンクロナイザ200は、音声信号の入出力時点のズレを吸収するために、音声信号に関するフレームの飛越しまたは繰返しを伴うフレーム不連続を発生させることになる。ここで、音声信号に関するフレーム不連続は、入力される信号に関するフレーム不連続の発生と同時に処理される代わりに、以下のように処理される。
図4には、多重信号が基準信号よりも高い周波数を伴い、入力された信号に関する入力時点のズレがフレームの飛越しにより吸収される場合の例が示されている。この場合、入力された信号がフレーム1、2、3、4、…という順序でフレームメモリ220に書込まれるが、フレーム1の出力が遅れているので、フレーム4を飛越して、フレーム1、2、3、5、…という順序でフレームメモリ220から読出される。
また、音声信号も、入力された信号と同様に、フレーム1、2、3、4、…という順序で音声メモリ244に書込まれる。ここで、フレーム7〜9の入力時点には、無音検出部234によって、無音状態が検出されている。このため、音声信号は、入力された信号の場合とは異なり、フレーム4を飛越す代わりに、無音状態が検出されるフレーム7の入力時点でフレーム7を飛越して、フレーム1、2、3、4、5、6、8、9、…という順序で音声メモリ244から読出される。
すなわち、入力された信号に関するフレーム不連続が検出された場合(フレーム5の入力時点)において、図4に示すように、無音状態が検出されない場合には、音声信号に関するフレーム不連続を発生させずに、無音状態が検出されるまで、音声信号に関するフレーム不連続の発生を遅らせる。これにより、音声信号の無音状態を考慮した上で、フレーム不連続に伴う音声ノイズの発生を抑制することができる。
図5には、多重信号が基準信号よりも高い周波数を伴い、入力された信号に関する入出力時点のズレがフレームの飛越しにより吸収される場合の例が示されている。この場合、入力された信号がフレーム1、2、3、4、…という順序でフレームメモリ220に書込まれるが、フレーム1の出力が遅れているので、フレーム1を飛越して、フレーム2、3、4、5…という順序でフレームメモリ220から読出される。
一方、音声信号も、入力された信号と同様に、フレーム1、2、3、4、…という順序で音声メモリ244に書込まれる。ここで、フレーム1〜10の入力時点には、無音検出部234によって、無音状態が検出されていない。また、フレーム7の入力時点には、音声メモリ244の容量に応じた閾値を超える音声信号が音声メモリ244に書込まれる状態となっている。このため、音声信号は、入力された信号の場合とは異なり、フレーム1を飛越す代わりに、音声メモリ244の容量閾値オーバが検出されるフレーム7の入力時点でフレーム6を飛越して、フレーム1、2、3、4、5、7、8、9、…という順序で音声メモリ244から読出される。
すなわち、入力された信号に関するフレーム不連続が検出され(フレーム2の入力時点)、図5に示すように、無音状態が長期間に亘って検出されず、音声メモリ244の容量に応じた閾値を超える音声信号が音声メモリ244に記憶される場合には、無音状態の検出の有無にかかわらずに、音声信号に関するフレーム不連続を強制的に発生させる。これにより、音声メモリ244の状態を考慮した上で、フレーム不連続に伴う音声ノイズの発生を抑制することができる。
ここで、無音状態が検出されない状態で音声信号に関するフレーム不連続を強制的に発生させると、音声ノイズの発生が問題となる。しかし、音声信号に関するフレーム不連続の強制的な発生に際しては、第1の実施形態と同様に、音声レベル制御信号Kaを用いて、音声信号の振幅が調節される。
図5には、音声信号に関するフレーム5からフレーム6を飛越してフレーム7に遷移する期間で、音声レベル制御信号KaがKa=0〜1の範囲の値として出力される場合の例が示されている。この場合、音声レベル制御信号Kaは、音声信号に関するフレーム不連続の発生時点(フレーム5からフレーム7への切替時点)でKa=0、不連続の発生時点より前の期間でKa=1からKa=0に漸減し、不連続の発生時点より前の期間でKa=0からKa=1に漸増する値として出力されている。
これにより、フレーム不連続が検出された場合に、音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、多重された音声信号が不連続にされるので、フレーム不連続の発生に際して、音声ノイズの発生を抑制することができる。また、不連続の発生時点の前後で音声信号の振幅が漸変されるので、フレーム不連続に伴う音声ノイズの発生を認識され難くすることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るフレームシンクロナイザ200によれば、不連続が検出され、かつ、無音状態が検出された場合に、多重された音声信号が不連続にされる。また、不連続が検出され、かつ、音声メモリ244に閾値以上の音声信号が書込まれる場合には、無音状態の検出の有無にかかわらずに、多重された音声信号が不連続にされる。これにより、音声信号の無音状態、音声メモリ244の状態を考慮した上で、映像信号と音声信号との間での出力時点のズレの発生を抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記説明では、フレームシンクロナイザ100、200が単一の装置として構成される場合について説明した。しかし、本発明は、フレームシンクロナイザが一般的な映像処理装置、例えば、MPEG2CODECなどの映像・音声の符号化、復号化装置の機能の一部として構成される場合にも、同様に適用可能である。
また、上記説明では、標準テレビ信号(SDTV:Standard Definition Television)の規定に基づいて説明した。しかし、本発明は、SMPTE−292M、299Mなどにより規定されたHDTV(High Definition Television)システムに対しても、同様に適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るフレームシンクロナイザを示す説明図である。 図1に示すフレームシンクロナイザの動作を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るフレームシンクロナイザを示す説明図である。 図3に示すフレームシンクロナイザの動作を示す説明図である。 図3に示すフレームシンクロナイザの動作を示す説明図である。
符号の説明
100、200 フレームシンクロナイザ
110、210 信号入力(S/P)部
120、220 フレームメモリ
130、230 制御部
132、232 同期信号抽出部
234 無音検出部
136、236 制御信号生成部
140、240 音声信号処理部
142、242 音声信号抽出部
244 音声メモリ
146、246 音声レベル調節部
148、248 遅延補正部
150、250 音声多重(付替)部
160、260 信号出力(P/S)部

Claims (5)

  1. 映像信号および音声信号が多重された信号を入力するための信号入力部と、
    前記入力された信号が書込まれ、前記書込まれた信号が読出されるフレームメモリと、
    前記信号から抽出された音声信号が書込まれ、前記書込まれた音声信号が読出される音声メモリと、
    前記音声信号の振幅から無音状態を検出する無音検出部と、
    基準信号が入力され、前記入力された基準信号および前記無音状態の検出結果に応じて前記音声信号の書込みおよび読出しを制御し、前記音声信号の書込み時点と読出し時点との差から、前記読出される音声信号のフレーム間の不連続を検出し、前記不連続が検出された場合にフレームの飛越しまたは繰返しを発生させて前記音声信号の読出しを行う制御部と、
    前記不連続が検出され、かつ、前記無音状態が検出された場合に、前記音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、前記多重された音声信号を不連続にする音声信号処理部と、
    前記音声信号処理部により処理された前記音声信号を、映像信号および音声信号が多重された信号として出力するための信号出力部と、
    を備えることを特徴とする、フレームシンクロナイザ。
  2. 前記音声信号処理部は、前記不連続が検出され、かつ、前記音声メモリの容量に応じた閾値を超える音声信号が前記音声メモリに書込まれる場合には、前記無音状態の検出の有無にかかわらずに、前記多重された音声信号を不連続にすることを特徴とする、請求項に記載のフレームシンクロナイザ。
  3. 前記音声信号処理部は、前記多重された音声信号を不連続にする前に、前記音声信号の振幅を漸減させ、前記多重された音声信号を不連続にした後に、前記音声信号の振幅を漸増させることを特徴とする、請求項1又は2に記載のフレームシンクロナイザ。
  4. 映像信号および音声信号が多重された信号を入力するための信号入力ステップと、
    前記信号から抽出された音声信号を音声メモリに書込むステップと、
    前記書込まれた音声信号を前記音声メモリから読出すステップと、
    前記音声信号の振幅から無音状態を検出する無音検出ステップと、
    基準信号が入力され、前記入力された基準信号および前記無音状態の検出結果に応じて前記音声信号の書込みおよび読出しを制御し、前記音声信号の書込み時点と読出し時点との差から、前記読出される音声信号のフレーム間の不連続を検出し、前記不連続が検出された場合にフレームの飛越しまたは繰返しを発生させて前記音声信号の読出しを行う制御ステップと、
    前記不連続が検出され、かつ、前記無音状態が検出された場合に、前記音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、前記多重された音声信号を不連続にする音声信号処理ステップと、
    前記音声信号処理ステップで処理された前記音声信号を、映像信号および音声信号が多重された信号として出力するための信号出力ステップと、
    を含むことを特徴とする、フレーム同期方法。
  5. 映像信号および音声信号が多重された信号を入力するための信号入力手段
    前記入力された信号が書込まれ、前記書込まれた信号が読出されるフレームメモリ手段
    前記信号から抽出された音声信号が書込まれ、前記書込まれた音声信号が読出される音声メモリ手段と、
    前記音声信号の振幅から無音状態を検出する無音検出手段と、
    基準信号が入力され、前記入力された基準信号および前記無音状態の検出結果に応じて前記音声信号の書込みおよび読出しを制御し、前記音声信号の書込み時点と読出し時点との差から、前記読出される音声信号のフレーム間の不連続を検出し、前記不連続が検出された場合にフレームの飛越しまたは繰返しを発生させて前記音声信号の読出しを行う制御手段
    前記不連続が検出され、かつ、前記無音状態が検出された場合に、前記音声信号の振幅を調節してミュート状態を形成し、前記多重された音声信号を不連続にする音声信号処理手段
    前記音声信号処理手段により処理された前記音声信号を、映像信号および音声信号が多重された信号として出力するための信号出力手段
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。

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