JP2020145585A - 同期化装置、同期化方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】映像音声信号の周波数を変更する際に、サンプリングレート変換に依拠することなく、音声に生じるノイズを抑制することを可能とすること。【解決手段】同期化装置は、第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を記憶する映像記憶部と、上記映像音声信号から分離される音声信号を記憶する音声記憶部と、上記映像記憶部から読み出される上記映像信号及び上記音声記憶部から読み出される上記音声信号に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、第2周波数で上記映像信号を読み出すように上記出力信号生成部を制御する制御部と、を備える。上記制御部は、上記第2周波数で上記音声信号を読み出すように上記出力信号生成部を制御し、但し、上記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、上記第2周波数とは異なる第3周波数で上記音声信号を読み出すように上記出力信号生成部を制御する。【選択図】図3
Description
本開示は、同期化装置、同期化方法及びプログラムに関する。
テレビジョン放送の分野では、放送素材を搬送する映像音声信号がしばしば放送局間又はスタジオ間で非同期的に送受信される。受信側のシステムは、非同期的に送信された映像音声信号を受信すると、映像音声信号のフレームレートを自システムの周波数に合わせるための同期化処理を実行する。こうした同期化処理を実行する装置を、フレームシンクロナイザともいう。また、周波数の異なるストリーム間でデータを乗せ換える意味において、上記同期化処理を非同期乗せ換え処理ともいう。
多くの場合、音声信号は映像信号に多重化され、映像データ及び音声データの双方を含む多重化信号、即ち映像音声信号として扱われる。例えば、SD−SDI(Standard Definition - Serial Digital Interface)方式の信号は最大で8チャンネル分の音声データを、HD−SDI(High Definition - Serial Digital Interface)方式の信号は最大で16チャンネル分の音声データを含むことができる。このように単一の映像信号ストリームに埋め込まれる音声データを、「エンベデッドオーディオ」ともいう。
同期化処理において、変更前の周波数よりも変更後の周波数が低い場合(即ち、フレームレートが引き下げられる場合)には、読出しの遅延を吸収するために、入力フレームの読出しが時折スキップされ得る。一方、変更前の周波数よりも変更後の周波数が高い場合(即ち、フレームレートが引き上げられる場合)には、入力フレームの不足を補うために、入力フレームが時折二重に読み出され得る。概して、映像フレームの欠落(絵飛び)及び二重読出し(絵の反復)は画質の劣化としてユーザに感知されにくいのに対し、音声フレームの欠落(音飛び)及び二重読出し(音の反復)は、ノイズとしてユーザに感知され易い。そこで、特許文献1、2及び3は、同期化の対象である音声データにいわゆるサンプリングレート変換を適用して音声データの連続性を保全し、ノイズを低減する手法を開示している。なお、特許文献4は、映像位相と音声位相との間の位相差に応じて、音声レベルの低い弱音信号を音声信号に挿入し又は音声信号から削除することにより、映像と音声とのずれを解消する手法を開示している。
しかしながら、サンプリングレート変換によって簡易に周波数を変換することができるのは、純粋な非圧縮の音声データのみである。例えば、映像音声信号に圧縮済みの音声データが多重化されている場合には、圧縮済みの音声データは、音声信号の波形をそのまま表現しているわけではないため、データを逆圧縮しない限りサンプリングレート変換を適用し得ない。また、映像音声信号の音声データに制御データが混在する場合、その制御データにサンプリングレート変換を適用するとデータが壊れてしまう。
したがって、映像音声信号の周波数を変更する際に、サンプリングレート変換に依拠することなく、音声に生じるノイズを抑制することのできる仕組みが実現されることが望ましい。
ある観点によれば、第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を一時的に記憶する映像記憶部と、上記映像音声信号から分離される音声信号を一時的に記憶する音声記憶部と、上記映像記憶部から読み出される上記映像信号及び上記音声記憶部から読み出される上記音声信号に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、第2周波数で上記映像記憶部から上記映像信号を読み出すように上記出力信号生成部を制御する制御部と、を備え、上記制御部は、上記第2周波数で上記音声記憶部から上記音声信号を読み出すように上記出力信号生成部を制御し、但し、上記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、上記第2周波数とは異なる第3周波数で上記音声記憶部から上記音声信号を読み出すように上記出力信号生成部を制御する、同期化装置が提供される。
また別の観点によれば、第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を映像記憶部に一時的に記憶させることと、上記映像音声信号から分離される音声信号を音声記憶部に一時的に記憶させることと、第2周波数で上記映像記憶部から上記映像信号を読み出すように上記映像信号の読出しを制御することと、上記第2周波数で上記音声記憶部から上記音声信号を読み出すように上記音声信号の読出しを制御することと、上記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、上記第2周波数とは異なる第3周波数で上記音声記憶部から上記音声信号を読み出すように上記音声信号の読出しを制御することと、上記映像記憶部から読み出される上記映像信号及び上記音声記憶部から読み出される上記音声信号に基づいて出力信号を生成することと、を含む同期化方法が提供される。
また別の観点によれば、上記同期化方法をプロセッサに実行させるコンピュータプログラムが提供されてもよい。上記コンピュータプログラムを記憶した非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体が提供されてもよい。
本開示に係る技術によれば、映像音声信号の周波数を変更する際に、サンプリングレート変換に依拠することなく、音声に生じるノイズを抑制することが可能となる。なお、本開示に係る技術により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
以下、添付の図面を参照して本開示に係る技術の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.概要
1−1.関連技術の説明
1−2.課題
2.第1の実施形態
2−1.同期化装置の構成例
2−2.処理の流れ
2−3.変形例
3.第2の実施形態
4.第3の実施形態
5.まとめ
1.概要
1−1.関連技術の説明
1−2.課題
2.第1の実施形態
2−1.同期化装置の構成例
2−2.処理の流れ
2−3.変形例
3.第2の実施形態
4.第3の実施形態
5.まとめ
<<1.概要>>
まず、図1及び図2を用いて、本開示に係る技術の実施形態に関連する技術の概要について説明する。
まず、図1及び図2を用いて、本開示に係る技術の実施形態に関連する技術の概要について説明する。
<1−1.関連技術の説明>
テレビジョン放送の分野では、放送素材を搬送する映像音声信号がしばしば放送局間又はスタジオ間で非同期的に送受信される。受信側のシステムは、非同期的に送信された映像音声信号を受信すると、映像音声信号の周波数を自システムの周波数に合わせるための同期化処理を実行する。こうした同期化処理を実行する装置を、フレームシンクロナイザともいう。多くの場合、音声信号は映像信号に多重化され、映像データ及び音声データの双方を含む多重化信号、即ち映像音声信号として扱われる。単一の映像信号ストリームに音声データが埋め込まれる場合には、そうした音声データを「エンベデッドオーディオ」ともいう。
テレビジョン放送の分野では、放送素材を搬送する映像音声信号がしばしば放送局間又はスタジオ間で非同期的に送受信される。受信側のシステムは、非同期的に送信された映像音声信号を受信すると、映像音声信号の周波数を自システムの周波数に合わせるための同期化処理を実行する。こうした同期化処理を実行する装置を、フレームシンクロナイザともいう。多くの場合、音声信号は映像信号に多重化され、映像データ及び音声データの双方を含む多重化信号、即ち映像音声信号として扱われる。単一の映像信号ストリームに音声データが埋め込まれる場合には、そうした音声データを「エンベデッドオーディオ」ともいう。
同期化処理において、変更前の周波数よりも変更後の周波数が低い場合には、読出しの遅延を吸収するために、入力フレームが時折読み出されることなく破棄され得る。一方、変更前の周波数よりも変更後の周波数が高い場合には、入力フレームの不足を補うために、入力フレームが時折二重に読み出され得る。このように入力フレームが非連続的に読み出される事象を、本明細書では「非同期ジャンプ」という。「非同期ジャンプ」は、フレームの二重の読出し及び読出しの欠落を含む概念である。
概して、映像フレームの欠落(絵飛び)及び二重読出し(絵の反復)は画質の劣化としてユーザに感知されにくいのに対し、音声フレームの欠落(音飛び)及び二重読出し(音の反復)は、ノイズとしてユーザに感知され易い。このノイズを低減する手法として、同期化の対象である音声データにいわゆるサンプリングレート変換を適用して音声データの連続性を保全する技術が知られている(特許文献1、2及び3参照)。
図1は、同期化装置による入力フレームの二重の読出しについて説明するための説明図である。図1の上段には、第1周波数(周波数F1)で入力される映像音声信号の一連の入力フレーム11、12、13、14…が示されている。図1の例では、入力される映像音声信号はインターレース方式の信号であり、N番目の入力フレーム(N=1,2,…)は、第1フィールドの映像データVNo、第1フィールドの音声データANo、第2フィールドの映像データVNe及び第2フィールドの音声データANeを含む。同期化装置は、こうした映像データ及び音声データを受信すると、受信したデータを例えばフレーム単位でメモリへ書き込む。そして、同期化装置は、メモリにより一時的に記憶されるデータを、後続の処理のために、第1周波数とは異なる第2周波数(周波数F2)で読み出す。
図1の下段には、周波数F2での入力フレーム11、12、13、14…の読出しのタイミングが示されている。ここでは、周波数F2は周波数F1よりも高いものとする(F2>F1)。例えば、同期化装置は、時刻T11において、入力フレーム11をメモリから読み出す。次に、同期化装置は、時刻T12において、入力フレーム12をメモリから読み出す。次に、時刻T13が到来すると、入力フレーム13は未だメモリに書き込まれていない。そこで、同期化装置は、時刻T13においても、入力フレーム12をメモリから読み出す。即ち、この時点で入力フレーム12が二重に読み出される。次に、同期化装置は、時刻T14において、入力フレーム13をメモリから読み出す。
図1の例では、時刻T13の前後で入力フレーム12の二重の読出しが発生する。これは、周波数F2が周波数F1よりも高い結果として、入力フレームの読出しのタイミングが書込みのタイミングを追い越してしまうためである。例えば、読み出されたコンテンツが再生される場合、映像はフレーム単位で符号化されることから、映像フレームが二重に読み出されても同じ映像が2フレーム期間にわたって表示されるに過ぎず、画質の劣化はユーザに感知されにくい。一方、音声は時刻T13において不連続となるため(音声データA2e→A2o)、ノイズとしてユーザに感知され易い。そこで、既存の技術では、音声データA2e及びA2oにサンプリングレート変換を適用することにより、音声データA2e及びA2oが音声データA2e´及びA2o´へ変換される。その結果、時刻T13における音声データの不連続性が改善される。
図2は、同期化装置による入力フレームの読出しの欠落について説明するための説明図である。図2の上段には、周波数F1で入力される映像音声信号の一連の入力フレーム11、12、13、14…が再び示されている。また、図2の下段には、周波数F2での入力フレーム11、12、13、14…の読出しのタイミングが示されている。ここでは、周波数F2は周波数F1よりも低いものとする(F2<F1)。
例えば、同期化装置は、時刻T21において、入力フレーム11をメモリから読み出す。次に、時刻T22が到来すると、入力フレーム13が既にメモリに書き込まれている。そこで、同期化装置は、入力フレーム13をメモリから読み出す。次に、同期化装置は、時刻T23において、入力フレーム14をメモリから読み出す。
図2の例では、時刻T22において入力フレーム12の読出しの欠落が発生する。これは、周波数F2が周波数F1よりも低い結果として、入力フレームの書込みのタイミングが、読出しのタイミングを追い越してしまうためである。例えば、読み出されたコンテンツが再生される場合、映像フレームが1枚欠落しても画質の劣化はユーザに感知されにくい。一方、音声は時刻T22において不連続となるため(音声データA1e→A3o)、ノイズとしてユーザに感知され易い。そこで、既存の技術では、音声データA1e及びA3oにサンプリングレート変換を適用することにより、音声データA1e及びA3oが音声データA1e´及びA3o´へ変換される。その結果、時刻T22における音声データの不連続性が改善される。
なお、ここでは、インターレース方式の信号の例を図1及び図2に示しているが、本開示に係る技術は、プログレッシブ方式の映像音声信号にも同等に適用可能である。
<1−2.課題>
上述した既存の技術によれば、例えば音声サンプルをアップサンプリングし又はダウンサンプリングする簡易なフィルタリング処理を通じて、音声の連続性を保全することができる。しかしながら、そうしたサンプリングレート変換によって周波数を変換することができるのは、純粋な非圧縮の音声データのみである。例えば、映像音声信号に圧縮済みの音声データが多重化されている場合には、圧縮済みの音声データは、音声信号の波形をそのまま表現しているわけではないため、データを逆圧縮しない限りサンプリングレート変換を適用し得ない。また、映像音声信号の音声データに制御データが混在する場合、その制御データにサンプリングレート変換を適用するとデータが壊れてしまう。
上述した既存の技術によれば、例えば音声サンプルをアップサンプリングし又はダウンサンプリングする簡易なフィルタリング処理を通じて、音声の連続性を保全することができる。しかしながら、そうしたサンプリングレート変換によって周波数を変換することができるのは、純粋な非圧縮の音声データのみである。例えば、映像音声信号に圧縮済みの音声データが多重化されている場合には、圧縮済みの音声データは、音声信号の波形をそのまま表現しているわけではないため、データを逆圧縮しない限りサンプリングレート変換を適用し得ない。また、映像音声信号の音声データに制御データが混在する場合、その制御データにサンプリングレート変換を適用するとデータが壊れてしまう。
そこで、映像音声信号の周波数を変更する際にサンプリングレート変換に依拠することなく音声に生じるノイズを抑制するための本開示に係る技術の実施形態を、次節より詳細に説明する。
<<2.第1の実施形態>>
<2−1.同期化装置の構成例>
図3は、第1の実施形態に係る同期化装置100の構成の一例を示すブロック図である。同期化装置100は、例えば、放送局内、あるいは放送局のスタジオ内で使用される、いわゆるフレームシンクロナイザである。
<2−1.同期化装置の構成例>
図3は、第1の実施形態に係る同期化装置100の構成の一例を示すブロック図である。同期化装置100は、例えば、放送局内、あるいは放送局のスタジオ内で使用される、いわゆるフレームシンクロナイザである。
同期化装置100は、他の放送局から又は他のスタジオから第1周波数で送信される映像音声信号IEMBを入力信号として受信する。映像音声信号IEMBは、フレーム単位でセグメント化された映像データ及び音声データを搬送する多重化信号である。また、同期化装置100は、自システムの同期ソースから第2周波数で送信される同期信号ISYNを受信する。同期信号ISYNは、基準信号又はクロック信号と呼ばれてもよい。同期化装置100は、以下に具体的に説明する構成を通じ、同期信号ISYNを参照して、映像音声信号IEMBに含まれる映像データ及び音声データの周波数を第1周波数から第2周波数へ変換する。そして、同期化装置100は、出力信号OEMBを出力する。
図3を参照すると、同期化装置100は、書込み信号生成部110、分離部115、映像記憶部120、音声記憶部125、出力信号生成部130、読出し信号生成部150、及び制御部160を備える。制御部160は、ジャンプ検出部161、周波数判定部163及びメモリ制御部165を含む。
(1)書込み信号生成部
書込み信号生成部110は、映像音声信号IEMBに基づいて、書込み信号P1を生成する。書込み信号P1は、例えば、映像音声信号IEMBにより示される第1周波数で周期的にオンとオフとを繰り返すパルス信号であってよい。書込み信号生成部110は、生成される書込み信号P1をジャンプ検出部161、周波数判定部163及びメモリ制御部165へ出力する。
書込み信号生成部110は、映像音声信号IEMBに基づいて、書込み信号P1を生成する。書込み信号P1は、例えば、映像音声信号IEMBにより示される第1周波数で周期的にオンとオフとを繰り返すパルス信号であってよい。書込み信号生成部110は、生成される書込み信号P1をジャンプ検出部161、周波数判定部163及びメモリ制御部165へ出力する。
(2)分離部
分離部115は、映像音声信号IEMBに多重化されている映像信号と音声信号とを分離(逆多重化)する。そして、分離部115は、分離された映像信号を例えばフレーム単位で映像記憶部120へ書き込む。また、分離部115は、分離された音声信号を例えばフレーム単位で音声記憶部125へ書き込む。一例として、映像音声信号IEMBから分離される音声信号は、圧縮済み音声データを搬送する信号であってもよい。他の例として、映像音声信号IEMBから分離される音声信号は、音声データと共に制御データを搬送する信号であってもよい。
分離部115は、映像音声信号IEMBに多重化されている映像信号と音声信号とを分離(逆多重化)する。そして、分離部115は、分離された映像信号を例えばフレーム単位で映像記憶部120へ書き込む。また、分離部115は、分離された音声信号を例えばフレーム単位で音声記憶部125へ書き込む。一例として、映像音声信号IEMBから分離される音声信号は、圧縮済み音声データを搬送する信号であってもよい。他の例として、映像音声信号IEMBから分離される音声信号は、音声データと共に制御データを搬送する信号であってもよい。
(3)映像記憶部
映像記憶部120は、映像音声信号IEMBから分離される映像信号を一時的に記憶する。例えば、分離部115は、後述するメモリ制御部165から入力される書込み信号P1に従って、第1周波数で映像信号のそれぞれの映像フレームを映像記憶部120へ書き込む。映像記憶部120へ書き込まれたそれぞれの映像フレームは、後述する出力信号生成部130により読み出される。
映像記憶部120は、映像音声信号IEMBから分離される映像信号を一時的に記憶する。例えば、分離部115は、後述するメモリ制御部165から入力される書込み信号P1に従って、第1周波数で映像信号のそれぞれの映像フレームを映像記憶部120へ書き込む。映像記憶部120へ書き込まれたそれぞれの映像フレームは、後述する出力信号生成部130により読み出される。
(4)音声記憶部
音声記憶部125は、映像音声信号IEMBから分離される音声信号を一時的に記憶する。例えば、分離部115は、書込み信号P1に従って、第1周波数で音声信号のそれぞれの音声フレームを音声記憶部125へ書き込む。音声記憶部125へ書き込まれたそれぞれの音声フレームは、後述する出力信号生成部130により読み出される。
音声記憶部125は、映像音声信号IEMBから分離される音声信号を一時的に記憶する。例えば、分離部115は、書込み信号P1に従って、第1周波数で音声信号のそれぞれの音声フレームを音声記憶部125へ書き込む。音声記憶部125へ書き込まれたそれぞれの音声フレームは、後述する出力信号生成部130により読み出される。
(5)出力信号生成部
出力信号生成部130は、映像記憶部120から読み出される映像信号及び音声記憶部125から読み出される音声信号に基づいて出力信号OEMBを生成する。出力信号生成部130は、例えば、映像記憶部120から読み出される映像信号と音声記憶部125から読み出される音声信号とを多重化することにより、出力信号としての再多重化映像音声信号を生成してもよい。その代わりに、出力信号生成部130は、映像信号のみを含む映像信号ストリームと音声信号のみを含む音声信号ストリームとを別々に生成してもよい。
出力信号生成部130は、映像記憶部120から読み出される映像信号及び音声記憶部125から読み出される音声信号に基づいて出力信号OEMBを生成する。出力信号生成部130は、例えば、映像記憶部120から読み出される映像信号と音声記憶部125から読み出される音声信号とを多重化することにより、出力信号としての再多重化映像音声信号を生成してもよい。その代わりに、出力信号生成部130は、映像信号のみを含む映像信号ストリームと音声信号のみを含む音声信号ストリームとを別々に生成してもよい。
(6)読出し信号生成部
読出し信号生成部150は、同期信号ISYNに基づいて、読出し信号P2を生成する。読出し信号P2は、例えば、第1周波数とは異なる第2周波数で周期的にオンとオフとを繰り返すパルス信号であってよい。読出し信号生成部150は、生成される読出し信号P2をジャンプ検出部161、周波数判定部163及びメモリ制御部165へ出力する。
読出し信号生成部150は、同期信号ISYNに基づいて、読出し信号P2を生成する。読出し信号P2は、例えば、第1周波数とは異なる第2周波数で周期的にオンとオフとを繰り返すパルス信号であってよい。読出し信号生成部150は、生成される読出し信号P2をジャンプ検出部161、周波数判定部163及びメモリ制御部165へ出力する。
(7)ジャンプ検出部
ジャンプ検出部161は、書込み信号P1及び読出し信号P2に基づいて、非同期ジャンプが発生するタイミングを検出する。例えば、書込み信号P1のパルスの累積的な個数と読出し信号P2のパルスの累積的な個数との差の絶対値が1に達する時点が、非同期ジャンプが発生するタイミングであり得る。ジャンプ検出部161は、非同期ジャンプが発生するタイミングを特定するジャンプ検出信号をメモリ制御部165へ出力する。
ジャンプ検出部161は、書込み信号P1及び読出し信号P2に基づいて、非同期ジャンプが発生するタイミングを検出する。例えば、書込み信号P1のパルスの累積的な個数と読出し信号P2のパルスの累積的な個数との差の絶対値が1に達する時点が、非同期ジャンプが発生するタイミングであり得る。ジャンプ検出部161は、非同期ジャンプが発生するタイミングを特定するジャンプ検出信号をメモリ制御部165へ出力する。
(8)周波数判定部
周波数判定部163は、書込み信号P1により示される第1周波数と読出し信号P2により示される第2周波数とを比較(例えば、一方のパルスを基準として他方のパルスをカウント)することにより、発生する非同期ジャンプの種類を判定する。非同期ジャンプの種類は、フレームの二重の読出し及び読出しの欠落のうちのいずれかである。そして、周波数判定部163は、発生する非同期ジャンプの種類を示す周波数判定信号をメモリ制御部165へ出力する。
周波数判定部163は、書込み信号P1により示される第1周波数と読出し信号P2により示される第2周波数とを比較(例えば、一方のパルスを基準として他方のパルスをカウント)することにより、発生する非同期ジャンプの種類を判定する。非同期ジャンプの種類は、フレームの二重の読出し及び読出しの欠落のうちのいずれかである。そして、周波数判定部163は、発生する非同期ジャンプの種類を示す周波数判定信号をメモリ制御部165へ出力する。
(9)メモリ制御部
メモリ制御部165は、読出し信号P2により示される第2周波数で映像記憶部120から映像信号を読み出すように出力信号生成部130を制御する。また、メモリ制御部165は、上述したジャンプ検出信号及び周波数判定信号に応じて、上記第2周波数又は上記第2周波数とは異なる第3周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出すように出力信号生成部130を制御する。
メモリ制御部165は、読出し信号P2により示される第2周波数で映像記憶部120から映像信号を読み出すように出力信号生成部130を制御する。また、メモリ制御部165は、上述したジャンプ検出信号及び周波数判定信号に応じて、上記第2周波数又は上記第2周波数とは異なる第3周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出すように出力信号生成部130を制御する。
より具体的には、メモリ制御部165は、映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生しないことをジャンプ検出信号が示す場合、出力信号生成部130に、上記第2周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出させる。一方、メモリ制御部165は、映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生することをジャンプ検出信号が示す場合、出力信号生成部130に、第3周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出させる。映像信号の二重の読出しが発生する場合、第3周波数は第2周波数よりも低い値に設定され、よって映像フレームよりも低いレートで音声フレームが音声記憶部125から読み出される。映像信号の読出しの欠落が発生する場合、第3周波数は第2周波数よりも高い値に設定され、よって映像信号よりも高いレートで音声信号が音声記憶部125から読み出される。メモリ制御部165は、映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生するかに関わらず、映像記憶部120からの映像信号の読出しの周波数を上記第2周波数に維持する。
図4は、映像信号の二重の読出しが発生する場合の音声信号の読出し周波数の制御の一例について説明するための説明図である。図4の上段には、入力信号IEMBを構成する一連の入力フレーム21、22、23、24…が示されている。入力フレーム21、22、23、24…は、第1周波数(周波数F1)でメモリへ書き込まれる(映像フレームは映像記憶部120へ、音声フレームは音声記憶部125へ書き込まれる)。図4の例では、M番目の入力フレーム(M=1,2,…)は、第1フィールドの映像データVMo、第1フィールドの音声データAMo、第2フィールドの映像データVMe及び第2フィールドの音声データAMeを含む。
図4の中段には、周波数F2での入力フレーム21、22、23、24…の読出しのタイミングが示されている。ここでは、周波数F2は周波数F1よりも高いものとする(F2>F1)。例えば、時刻T11において、読出し信号P2に従い、入力フレーム21の映像データが映像記憶部120から、音声データが音声記憶部125から読み出される。次に、時刻T12において、読出し信号P2に従い、入力フレーム22の映像データが映像記憶部120から、音声データが音声記憶部125から読み出される。次に、時刻T13の時点では、入力フレーム13は未だメモリに書き込まれていない。ここで、映像データの読出しは読出し信号P2に従い周波数F2で行われるため、時刻T13において、入力フレーム22の映像データが映像記憶部120から再び読み出される。一方、音声データの読出しは、例えば、読出し信号P2の半分の周波数に設定される読出し信号P2´に従って周波数F3(=F2/2)で行われる。そのため、時刻T13において音声記憶部125から音声データは読み出されない。次に、時刻T14において、入力フレーム23の映像データが映像記憶部120から、音声データが音声記憶部125から読み出される。この時点で、音声データの読出しの周波数は、周波数F2に復帰する。
このように、本実施形態では、映像信号の二重の読出しが発生する期間において音声データの読出しの周波数が一時的に引き下げられる。具体的には、図4の例では、二重に読み出される映像フレームの2回の読出しに対応する期間、第2周波数の半分に等しい第3周波数で音声信号が読み出される。こうした手法により、同期化前後の周波数の相違に起因してフレームの二重の読出しが発生する場合にも、サンプリングレート変換に依拠することなく、音声データの連続性を保全することができる。
図5は、映像信号の読出しの欠落が発生する場合の音声信号の読出し周波数の制御の一例について説明するための説明図である。図5の上段には、入力信号IEMBを構成する一連の入力フレーム21、22、23、24…が再び示されている。
図5の中段には、周波数F2での入力フレーム21、22、23、24…の読出しのタイミングが示されている。ここでは、周波数F2は周波数F1よりも低いものとする(F2<F1)。例えば、時刻T21において、読出し信号P2に従い、入力フレーム21の映像データが映像記憶部120から、音声データが音声記憶部125から読み出される。次に、時刻T22においてデータの読出しが行われるとすると、その時点で既に入力フレーム23がメモリへ書込み済みとなることから、入力フレーム22の読出しが欠落し得る。そこで、メモリ制御部165は、映像データの読出しの周波数を周波数F2に維持する一方で、音声データの読出しの周波数を読出し信号P2の2倍の周波数F3(=2×F2)に設定する。その結果、時刻T21´において、入力フレーム22の音声データが音声記憶部125から読み出される。一方、入力フレーム22の映像データの読出しは欠落する。次に、時刻T22において、入力フレーム23の映像データが映像記憶部120から、音声データが音声記憶部125から読み出される。この時点で、音声データの読出しの周波数は、周波数F2に復帰する。次に、時刻T23において、入力フレーム24の映像データが映像記憶部120から、音声データが音声記憶部125から読み出される。
このように、本実施形態では、映像信号の読出しの欠落が発生する期間において音声データの読出しの周波数が一時的に引き上げられる。具体的には、図5の例では、読み出されない映像フレームの直前のフィールドの読出し及び読み出されない上記映像フレームの直後のフィールドの読出しに対応する期間、第2周波数の2倍に等しい第3周波数で音声信号が読み出される。こうした手法により、同期化前後の周波数の相違に起因してフレームの読出しの欠落が発生する場合にも、サンプリングレート変換に依拠することなく、音声データの連続性を保全することができる。
<2−2.処理の流れ>
図6は、第1の実施形態に係る同期化装置100により実行される同期化処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6は、第1の実施形態に係る同期化装置100により実行される同期化処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6を参照すると、まず、分離部115は、入力信号である映像音声信号IEMBから、映像信号及び音声信号を分離する(ステップS105)。
次いで、分離部115は、書込み信号生成部110により生成される書込み信号P1に従って、第1周波数で、分離した映像信号を映像記憶部120へ、分離した音声信号を音声記憶部125へ書き込む(ステップS110)。
次いで、出力信号生成部130は、メモリ制御部165による制御の下で、読出し信号P2に従って、第2周波数で、映像記憶部120から映像信号を読み出す(ステップS115)。
一方、音声信号の読出しの周波数は、非同期ジャンプが発生するか否かに依存して異なる値に設定される(ステップS120)。例えば、非同期ジャンプが発生しないことをジャンプ検出信号が示す場合、メモリ制御部165は、出力信号生成部130に、読出し信号P2に従って第2周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出させる(ステップS125)。一方、非同期ジャンプが発生することをジャンプ検出信号が示す場合、メモリ制御部165は、出力信号生成部130に、読出し信号P2´に従って第3周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出させる(ステップS130)。
次いで、出力信号生成部130は、映像記憶部120から読み出した映像信号及び音声記憶部125から読み出した音声信号に基づいて、出力信号を生成する(ステップS135)。
その後、処理すべき次の信号が存在する場合には、図6に示した同期化処理はステップS105へ戻る。処理すべき次の信号が存在しない場合には、同期化処理は終了する。
なお、図6は、同期化装置100により実行される同期化処理の流れの概略を示しているものの、上述した処理ステップは、必ずしも図示した順序の通りに実行されなくてよい。例えば、第2周波数が第1周波数よりも高い場合、ステップS110における信号の書込みが行われることなく、ステップS115における映像信号の読出しが行われることがあり得る。また、第3周波数が第2周波数よりも高い場合、ステップS115における映像信号の読出しが行われることなく、ステップS130における音声信号の読出しが行われることがあり得る。さらに、非同期ジャンプの発生に関するステップS120での判定は、反復的な信号の書込み及び読出しとは並列的に行われ得る。これら例に関わらず、任意の2つ以上の処理ステップが並列的に実行されてもよく、一部の処理ステップが削除されてもよく、又はさらなる処理ステップが追加されてもよい。
<2−3.変形例>
図4では、映像信号の二重の読出しが発生する場合に、音声データの読出しの周波数が一時的に周波数F2から周波数F2の半分に等しい周波数F3へ引き下げられる例を説明した。しかしながら、周波数の引き下げの割合は、かかる例には限定されない。例えば、図7を参照すると、音声データの読出しの周波数は、周波数F2の3/4へ引き下げられており、それに応じて、時刻T31から時刻T34までの期間にわたって、映像フレームが4回読み出されている(入力フレーム22の映像データの二重の読出しを含む)のに対し、音声フレームは3回のみ読み出されている(二重の読出しを含まない)。この場合にも、サンプリングレート変換に依拠することなく、音声データの連続性を保全することができる。
図4では、映像信号の二重の読出しが発生する場合に、音声データの読出しの周波数が一時的に周波数F2から周波数F2の半分に等しい周波数F3へ引き下げられる例を説明した。しかしながら、周波数の引き下げの割合は、かかる例には限定されない。例えば、図7を参照すると、音声データの読出しの周波数は、周波数F2の3/4へ引き下げられており、それに応じて、時刻T31から時刻T34までの期間にわたって、映像フレームが4回読み出されている(入力フレーム22の映像データの二重の読出しを含む)のに対し、音声フレームは3回のみ読み出されている(二重の読出しを含まない)。この場合にも、サンプリングレート変換に依拠することなく、音声データの連続性を保全することができる。
また、図5では、映像信号の読出しの欠落が発生する場合に、音声データの読出しの周波数が一時的に周波数F2から周波数F2の2倍に等しい周波数F3へ引き上げられる例を説明した。しかしながら、周波数の引き上げの割合は、かかる例には限定されない。例えば、図8を参照すると、音声データの読出しの周波数は、周波数F2の3/2へ引き上げられており、それに応じて、時刻T41から時刻T44までの期間にわたって、映像フレームが2回読み出されている(入力フレーム22の映像データの読出しは欠落する)のに対し、音声フレームは3回読み出されている(音声データの読出しは欠落しない)。この場合にも、サンプリングレート変換に依拠することなく、音声データの連続性を保全することができる。
図7及び図8の例のように、(それぞれ図4及び図5の例と比較して)より長い期間にわたって音声データの読出しの周波数を変更することで、周波数の変更の割合をより緩やかに設定することが可能であり、ユーザにより感知される音声の品質への影響を小さく抑えることができる(変更の割合が1に近いほど、音声の聞こえ方の変化がより少ない)。
<<3.第2の実施形態>>
図9は、第2の実施形態に係る同期化装置200の構成の一例を示すブロック図である。同期化装置200は、例えば、第1の実施形態に係る同期化装置100と同様の、いわゆるフレームシンクロナイザであってよい。図9を参照すると、同期化装置200は、書込み信号生成部110、分離部115、映像記憶部120、音声記憶部125、出力信号生成部130、レベル判定部240、読出し信号生成部150、及び制御部260を備える。制御部260は、ジャンプ検出部261、周波数判定部163及びメモリ制御部265を含む。
図9は、第2の実施形態に係る同期化装置200の構成の一例を示すブロック図である。同期化装置200は、例えば、第1の実施形態に係る同期化装置100と同様の、いわゆるフレームシンクロナイザであってよい。図9を参照すると、同期化装置200は、書込み信号生成部110、分離部115、映像記憶部120、音声記憶部125、出力信号生成部130、レベル判定部240、読出し信号生成部150、及び制御部260を備える。制御部260は、ジャンプ検出部261、周波数判定部163及びメモリ制御部265を含む。
(1)レベル判定部
レベル判定部240は、分離部115により分離される音声信号の音声レベルを判定する。例えば、レベル判定部240は、分離部115から出力される音声信号を解析して音声フレームごとの音声レベルの平均値を算出し、その算出結果を示す音声レベル信号をジャンプ検出部261へ出力する。
レベル判定部240は、分離部115により分離される音声信号の音声レベルを判定する。例えば、レベル判定部240は、分離部115から出力される音声信号を解析して音声フレームごとの音声レベルの平均値を算出し、その算出結果を示す音声レベル信号をジャンプ検出部261へ出力する。
(2)ジャンプ検出部
ジャンプ検出部261は、第1の実施形態に係るジャンプ検出部161と同様に、書込み信号P1及び読出し信号P2に基づいて、非同期ジャンプが発生するタイミングを検出する。また、ジャンプ検出部261は、レベル判定部240から入力される音声レベル信号に基づいて、非同期ジャンプが発生するタイミングから最も近くの、音声レベルが所定の閾値を下回る(又はゼロに等しい)タイミングを決定する。本実施形態では、このように決定されるタイミング(即ち、必ずしも非同期ジャンプが発生するタイミングには一致しないタイミング)で、音声データの読出しの周波数が一時的に変更され得る。ジャンプ検出部261は、決定したタイミングを特定するジャンプ検出信号をメモリ制御部265へ出力する。
ジャンプ検出部261は、第1の実施形態に係るジャンプ検出部161と同様に、書込み信号P1及び読出し信号P2に基づいて、非同期ジャンプが発生するタイミングを検出する。また、ジャンプ検出部261は、レベル判定部240から入力される音声レベル信号に基づいて、非同期ジャンプが発生するタイミングから最も近くの、音声レベルが所定の閾値を下回る(又はゼロに等しい)タイミングを決定する。本実施形態では、このように決定されるタイミング(即ち、必ずしも非同期ジャンプが発生するタイミングには一致しないタイミング)で、音声データの読出しの周波数が一時的に変更され得る。ジャンプ検出部261は、決定したタイミングを特定するジャンプ検出信号をメモリ制御部265へ出力する。
(3)メモリ制御部
メモリ制御部265は、読出し信号P2により示される第2周波数で映像記憶部120から映像信号を読み出すように出力信号生成部130を制御する。また、メモリ制御部265は、上述したジャンプ検出信号及び周波数判定信号に応じて、上記第2周波数又は上記第2周波数とは異なる第3周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出すように出力信号生成部130を制御する。
メモリ制御部265は、読出し信号P2により示される第2周波数で映像記憶部120から映像信号を読み出すように出力信号生成部130を制御する。また、メモリ制御部265は、上述したジャンプ検出信号及び周波数判定信号に応じて、上記第2周波数又は上記第2周波数とは異なる第3周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出すように出力信号生成部130を制御する。
より具体的には、メモリ制御部265は、映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生しないことをジャンプ検出信号が示す場合、出力信号生成部130に、上記第2周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出させる。一方、メモリ制御部265は、映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生することをジャンプ検出信号が示す場合、出力信号生成部130に、第3周波数で音声記憶部125から音声信号を読み出させる。とりわけ、本実施形態において、メモリ制御部265は、映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する場合に、(ジャンプ検出信号により示される)音声信号の音声レベルがゼロであるか又は相対的に低いと判定される期間に上記第3周波数で音声信号を読み出すように出力信号生成部130を制御する。
このように、音声レベルがゼロであるか又は相対的に低いタイミングで音声データの読出しを一時的に変更することで、音声の周波数の変化に起因してユーザにより音声の品質の劣化が感知される可能性を排除し、音声の聞こえ方を一定に保つことができる。
<<4.第3の実施形態>>
次いで、図10を用いて、第3の実施形態について説明する。上述した第1及び第2の実施形態は具体的な実施形態であり、一方で第3の実施形態はより一般化された実施形態である。
次いで、図10を用いて、第3の実施形態について説明する。上述した第1及び第2の実施形態は具体的な実施形態であり、一方で第3の実施形態はより一般化された実施形態である。
図10は、第3の実施形態に係る同期化装置300の構成の一例を示すブロック図である。図10を参照すると、同期化装置300は、映像記憶部320、音声記憶部325、出力信号生成部330及び制御部360を備える。
映像記憶部320は、第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号IVを一時的に記憶する。音声記憶部325は、上記映像音声信号から分離される音声信号IAを一時的に記憶する。出力信号生成部330は、映像記憶部320から読み出される上記映像信号及び音声記憶部325から読み出される上記音声信号に基づいて、出力信号を生成する。
制御部360は、第2周波数F2で映像記憶部320から上記映像信号を読み出すように出力信号生成部330を制御する。また、制御部360は、第2周波数F2で音声記憶部325から上記音声信号を読み出すように出力信号生成部330を制御する。但し、制御部360は、映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、第2周波数F2とは異なる第3周波数F2´で音声記憶部325から上記音声信号を読み出すように出力信号生成部330を制御する。
なお、第1及び第2の実施形態において説明した任意の構成又は処理が本実施形態に適用されてよい。
<<5.まとめ>>
ここまで、図1〜図10を用いて本開示のいくつかの実施形態について詳細に説明した。上述した実施形態では、第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号及び音声信号が記憶部により一時的に記憶され、上記記憶部からの上記映像信号の読み出しが第2周波数で行われるように制御され、上記記憶部からの上記音声信号の読み出しもまた第2周波数で行われるように制御され、但し、映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、上記第2周波数とは異なる第3周波数で上記記憶部から上記音声信号が読み出される。かかる構成によれば、同期化処理において生じる非同期ジャンプの際の音声の反復又は欠落に起因するノイズを、サンプリングレート変換に依拠することなく抑制することができる。また、上述した実施形態がサンプリングレート変換に依拠しないという特徴は、その仕組みが圧縮済み音声データを搬送する信号又は音声データと共に制御データを搬送する信号にも(データの逆圧縮又は制御データの分離といった)特別な処理を追加する必要性なく適用可能であるという利点をもたらす。
ここまで、図1〜図10を用いて本開示のいくつかの実施形態について詳細に説明した。上述した実施形態では、第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号及び音声信号が記憶部により一時的に記憶され、上記記憶部からの上記映像信号の読み出しが第2周波数で行われるように制御され、上記記憶部からの上記音声信号の読み出しもまた第2周波数で行われるように制御され、但し、映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、上記第2周波数とは異なる第3周波数で上記記憶部から上記音声信号が読み出される。かかる構成によれば、同期化処理において生じる非同期ジャンプの際の音声の反復又は欠落に起因するノイズを、サンプリングレート変換に依拠することなく抑制することができる。また、上述した実施形態がサンプリングレート変換に依拠しないという特徴は、その仕組みが圧縮済み音声データを搬送する信号又は音声データと共に制御データを搬送する信号にも(データの逆圧縮又は制御データの分離といった)特別な処理を追加する必要性なく適用可能であるという利点をもたらす。
ある実施形態では、上記映像音声信号から分離される上記音声信号の音声レベルが判定され、上記音声レベルがゼロであるか又は相対的に低いと判定される期間に、上記記憶部から上記第3周波数で上記音声信号が読み出され得る。かかる構成によれば、音声の反復又は欠落に起因するノイズが抑制されるのみならず、音声の周波数の変化に起因して音声の品質の劣化が感知される可能性をも排除し、同期化処理を通じて音声の聞こえ方を一定に保つことができる。
なお、本開示に係る技術は、上述した実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、並びに、本開示のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということが、当業者に理解されるであろう。
また、本明細書において説明した装置の機能は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組み合わせのいずれで実現されてもよい。ソフトウェアを構成するコンピュータプログラムのプログラム命令は、例えば、装置の内部又は外部のコンピュータ読取可能な記憶媒体において記憶され、実行時にメモリへ読み込まれてプロセッサにより実行される。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を一時的に記憶する映像記憶部と、
前記映像音声信号から分離される音声信号を一時的に記憶する音声記憶部と、
前記映像記憶部から読み出される前記映像信号及び前記音声記憶部から読み出される前記音声信号に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、
第2周波数で前記映像記憶部から前記映像信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第2周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御し、但し、前記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、前記第2周波数とは異なる第3周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、
同期化装置。
第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を一時的に記憶する映像記憶部と、
前記映像音声信号から分離される音声信号を一時的に記憶する音声記憶部と、
前記映像記憶部から読み出される前記映像信号及び前記音声記憶部から読み出される前記音声信号に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、
第2周波数で前記映像記憶部から前記映像信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第2周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御し、但し、前記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、前記第2周波数とは異なる第3周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、
同期化装置。
(付記2)
前記同期化装置は、前記音声信号の音声レベルを判定する判定部、をさらに備え、
前記制御部は、前記映像信号の前記二重の読出し又は前記読出しの欠落が発生する場合に、前記音声信号の前記音声レベルがゼロであるか又は相対的に低いと判定される期間、前記第3周波数で前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、
付記1に記載の同期化装置。
前記同期化装置は、前記音声信号の音声レベルを判定する判定部、をさらに備え、
前記制御部は、前記映像信号の前記二重の読出し又は前記読出しの欠落が発生する場合に、前記音声信号の前記音声レベルがゼロであるか又は相対的に低いと判定される期間、前記第3周波数で前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、
付記1に記載の同期化装置。
(付記3)
前記制御部は、前記映像信号の前記二重の読出し又は前記読出しの欠落が発生するかに関わらず、前記映像記憶部からの前記映像信号の読出しの周波数を前記第2周波数に維持する、付記1又は付記2に記載の同期化装置。
前記制御部は、前記映像信号の前記二重の読出し又は前記読出しの欠落が発生するかに関わらず、前記映像記憶部からの前記映像信号の読出しの周波数を前記第2周波数に維持する、付記1又は付記2に記載の同期化装置。
(付記4)
前記音声信号は、圧縮済み音声データを搬送する信号である、付記1〜3のいずれか1項に記載の同期化装置。
前記音声信号は、圧縮済み音声データを搬送する信号である、付記1〜3のいずれか1項に記載の同期化装置。
(付記5)
前記音声信号は、音声データと共に制御データを搬送する信号である、付記1〜4のいずれか1項に記載の同期化装置。
前記音声信号は、音声データと共に制御データを搬送する信号である、付記1〜4のいずれか1項に記載の同期化装置。
(付記6)
前記制御部は、映像フレームの二重の読出しが発生する場合に、二重に読み出される当該映像フレームの2回の読出しに対応する期間、前記第2周波数の半分に等しい前記第3周波数で前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、付記1〜5のいずれか1項に記載の同期化装置。
前記制御部は、映像フレームの二重の読出しが発生する場合に、二重に読み出される当該映像フレームの2回の読出しに対応する期間、前記第2周波数の半分に等しい前記第3周波数で前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、付記1〜5のいずれか1項に記載の同期化装置。
(付記7)
前記制御部は、映像フレームの読出しの欠落が発生する場合に、読み出されない当該映像フレームの直前のフィールドの読出し及び読み出されない当該映像フレームの直後のフィールドの読出しに対応する期間、前記第2周波数の2倍に等しい前記第3周波数で前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、付記1〜5のいずれか1項に記載の同期化装置。
前記制御部は、映像フレームの読出しの欠落が発生する場合に、読み出されない当該映像フレームの直前のフィールドの読出し及び読み出されない当該映像フレームの直後のフィールドの読出しに対応する期間、前記第2周波数の2倍に等しい前記第3周波数で前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、付記1〜5のいずれか1項に記載の同期化装置。
(付記8)
前記出力信号生成部は、前記映像記憶部から読み出される前記映像信号と前記音声記憶部から読み出される前記音声信号とを多重化することにより、前記出力信号としての再多重化映像音声信号を生成する、付記1〜7のいずれか1項に記載の同期化装置。
前記出力信号生成部は、前記映像記憶部から読み出される前記映像信号と前記音声記憶部から読み出される前記音声信号とを多重化することにより、前記出力信号としての再多重化映像音声信号を生成する、付記1〜7のいずれか1項に記載の同期化装置。
(付記9)
第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を映像記憶部に一時的に記憶させることと、
前記映像音声信号から分離される音声信号を音声記憶部に一時的に記憶させることと、
第2周波数で前記映像記憶部から前記映像信号を読み出すように前記映像信号の読出しを制御することと、
前記第2周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記音声信号の読出しを制御することと、
前記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、前記第2周波数とは異なる第3周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記音声信号の読出しを制御することと、
前記映像記憶部から読み出される前記映像信号及び前記音声記憶部から読み出される前記音声信号に基づいて出力信号を生成することと、
を含む同期化方法。
第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を映像記憶部に一時的に記憶させることと、
前記映像音声信号から分離される音声信号を音声記憶部に一時的に記憶させることと、
第2周波数で前記映像記憶部から前記映像信号を読み出すように前記映像信号の読出しを制御することと、
前記第2周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記音声信号の読出しを制御することと、
前記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、前記第2周波数とは異なる第3周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記音声信号の読出しを制御することと、
前記映像記憶部から読み出される前記映像信号及び前記音声記憶部から読み出される前記音声信号に基づいて出力信号を生成することと、
を含む同期化方法。
(付記10)
第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を一時的に記憶する映像記憶部と、
前記映像音声信号から分離される音声信号を一時的に記憶する音声記憶部と、
前記映像記憶部から読み出される前記映像信号及び前記音声記憶部から読み出される前記音声信号に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、
を備える同期化装置のプロセッサに、
第2周波数で前記映像記憶部から前記映像信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御することと、
前記第2周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御し、但し、前記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、前記第2周波数とは異なる第3周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御することと、
を実行させるためのコンピュータプログラム。
第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を一時的に記憶する映像記憶部と、
前記映像音声信号から分離される音声信号を一時的に記憶する音声記憶部と、
前記映像記憶部から読み出される前記映像信号及び前記音声記憶部から読み出される前記音声信号に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、
を備える同期化装置のプロセッサに、
第2周波数で前記映像記憶部から前記映像信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御することと、
前記第2周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御し、但し、前記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、前記第2周波数とは異なる第3周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御することと、
を実行させるためのコンピュータプログラム。
本開示に係る技術は、限定ではないものの、テレビジョン放送の分野において、放送局間又はスタジオ間で非同期的に送受信される映像音声信号について同期化処理を実行する放送局システムにおいて利用可能である。
100,200,300 同期化装置
110 書込み信号生成部
115 分離部
120,320 映像記憶部
125,325 音声記憶部
130,330 出力信号生成部
240 レベル判定部
150 読出し信号生成部
160,260,360 制御部
161,261 ジャンプ検出部
163 周波数判定部
165,265 メモリ制御部
110 書込み信号生成部
115 分離部
120,320 映像記憶部
125,325 音声記憶部
130,330 出力信号生成部
240 レベル判定部
150 読出し信号生成部
160,260,360 制御部
161,261 ジャンプ検出部
163 周波数判定部
165,265 メモリ制御部
Claims (10)
- 第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を一時的に記憶する映像記憶部と、
前記映像音声信号から分離される音声信号を一時的に記憶する音声記憶部と、
前記映像記憶部から読み出される前記映像信号及び前記音声記憶部から読み出される前記音声信号に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、
第2周波数で前記映像記憶部から前記映像信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第2周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御し、但し、前記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、前記第2周波数とは異なる第3周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、
同期化装置。 - 前記同期化装置は、前記音声信号の音声レベルを判定する判定部、をさらに備え、
前記制御部は、前記映像信号の前記二重の読出し又は前記読出しの欠落が発生する場合に、前記音声信号の前記音声レベルがゼロであるか又は相対的に低いと判定される期間、前記第3周波数で前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、
請求項1に記載の同期化装置。 - 前記制御部は、前記映像信号の前記二重の読出し又は前記読出しの欠落が発生するかに関わらず、前記映像記憶部からの前記映像信号の読出しの周波数を前記第2周波数に維持する、請求項1又は請求項2に記載の同期化装置。
- 前記音声信号は、圧縮済み音声データを搬送する信号である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の同期化装置。
- 前記音声信号は、音声データと共に制御データを搬送する信号である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の同期化装置。
- 前記制御部は、映像フレームの二重の読出しが発生する場合に、二重に読み出される当該映像フレームの2回の読出しに対応する期間、前記第2周波数の半分に等しい前記第3周波数で前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の同期化装置。
- 前記制御部は、映像フレームの読出しの欠落が発生する場合に、読み出されない当該映像フレームの直前のフィールドの読出し及び読み出されない当該映像フレームの直後のフィールドの読出しに対応する期間、前記第2周波数の2倍に等しい前記第3周波数で前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の同期化装置。
- 前記出力信号生成部は、前記映像記憶部から読み出される前記映像信号と前記音声記憶部から読み出される前記音声信号とを多重化することにより、前記出力信号としての再多重化映像音声信号を生成する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の同期化装置。
- 第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を映像記憶部に一時的に記憶させることと、
前記映像音声信号から分離される音声信号を音声記憶部に一時的に記憶させることと、
第2周波数で前記映像記憶部から前記映像信号を読み出すように前記映像信号の読出しを制御することと、
前記第2周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記音声信号の読出しを制御することと、
前記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、前記第2周波数とは異なる第3周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記音声信号の読出しを制御することと、
前記映像記憶部から読み出される前記映像信号及び前記音声記憶部から読み出される前記音声信号に基づいて出力信号を生成することと、
を含む同期化方法。 - 第1周波数で入力される映像音声信号から分離される映像信号を一時的に記憶する映像記憶部と、
前記映像音声信号から分離される音声信号を一時的に記憶する音声記憶部と、
前記映像記憶部から読み出される前記映像信号及び前記音声記憶部から読み出される前記音声信号に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、
を備える同期化装置のプロセッサに、
第2周波数で前記映像記憶部から前記映像信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御することと、
前記第2周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御し、但し、前記映像信号の二重の読出し又は読出しの欠落が発生する際に、前記第2周波数とは異なる第3周波数で前記音声記憶部から前記音声信号を読み出すように前記出力信号生成部を制御することと、
を実行させるためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019040695A JP2020145585A (ja) | 2019-03-06 | 2019-03-06 | 同期化装置、同期化方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2020145585A true JP2020145585A (ja) | 2020-09-10 |
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ID=72354601
Family Applications (1)
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2019
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