JP5003009B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
また、この空気入りタイヤでは、補強層によりカーカス層の分割端が確実に保持されるので、分割端周辺におけるゴム材の破断が効果的に抑制される。これにより、タイヤの耐久性能がより向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤでは、カーカス層の分割端が確実に保持されて、カーカス層の分割端周辺におけるゴム材の破断が効果的に抑制される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、カーカス層3のタイヤ径方向外側に配置されると共にカーカス層3の分割端31(32)を補強層81との間に挟み込んで保持する補助補強層82が設置されても良い(図3参照)。すなわち、カーカス層3とベルト層4との間にさらに補助補強層82が設置される。なお、この補助補強層82は、補強層81と同様の構成を有する。
また、この空気入りタイヤ1では、上記のように補強層81が繊維材から成る構成において、補強層81がその繊維材の繊維方向を略タイヤ周方向に向けて配置されることが好ましい。かかる構成では、補強層81のタイヤ幅方向の端部が破断し難い。これにより、タイヤの耐久性能が向上する利点がある。例えば、補強層の繊維方向がタイヤ周方向に対して傾斜している構成では、補強層81を構成する繊維材の端末が補強層81のタイヤ幅方向の端部に多数位置するため、補強層81の端部が破断し易い。なお、略タイヤ周方向とは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が±5[deg]以内であることをいう。
また、この空気入りタイヤ1では、補強層81のタイヤ幅方向内側の端部がカーカス層3の分割端31(32)よりもタイヤ幅方向内側に位置することが好ましい(図2参照)。かかる構成では、補強層81によりカーカス層3の分割端31(32)が確実に保持されるので、分割端31(32)周辺におけるゴム材の破断が効果的に抑制される。これにより、タイヤの耐久性能がより向上する利点がある。例えば、補強層のタイヤ幅方向内側の端部がカーカス層の分割端よりもタイヤ幅方向内側に位置しない(突出していない)構成では、カーカス層の分割端が保持され難いため、分割端の周辺にてゴム材の破断が発生するおそれがある。
また、この空気入りタイヤ1では、一対の補強層81、81が配置され、且つ、カーカス層3の一方の分割端31が一方の補強層81に保持されると共にカーカス層3の他方の分割端32が他方の補強層81により保持される(図1および図2参照)。かかる構成では、補強層81がカーカス層3の各分割端31、32に対して個別に設置されるので、必要十分な範囲のみに補強層81を設置することが可能となる。したがって、単一の補強層が設置される構成(図5参照)と比較して、各補強層の総重量が低減され得る。これにより、カーカス層3の分割端31(32)周辺におけるゴム材の破断を適正に抑制しつつ、補強層81の重量によるタイヤ重量の増加を抑制できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、補強層81とカーカス層3とのラップ量bがベルト層4の最大幅BWに対してb/BW≧0.03の関係を有することが好ましい(図2参照)。また、これらは、b/BW≧0.05の関係を有することがより好ましい。かかる構成では、カーカス層3の分割端31(32)が適正に保持されて、インナーライナー層7の破断が効果的に抑制される(図7参照)。これにより、タイヤの耐久性能が向上する利点がある。なお、補強層81とカーカス層3とのラップ量bが大きいほど、カーカス層3の分割端31(32)が適正に保持されて、インナーライナー層7の破断が効果的に抑制される。
一般に、空気入りタイヤでは、ベルト層の両端部がトレッド部ショルダー領域に位置する。また、タイヤ転動時におけるトレッド部の変形量は、センター領域よりもショルダー領域の方が大きい。このため、ベルト層の端部近傍では、トレッドゴムのセパレーションが発生し易い。
また、この空気入りタイヤ1では、トレッド部センタークラウンCLから補強層81のタイヤ幅方向外側の端部までの距離がトレッド部センタークラウンCLからベルト層4の最大幅BWの位置までの距離に対して50[%]以上100[%]以下の範囲内にあることが好ましい(図2参照)。例えば、空気入りタイヤ1がトレッド部センタークラウンCLを中心軸として左右対称な構造を有する場合には、トレッド部センタークラウンCLから補強層81のタイヤ幅方向外側の端部までの距離W/2と、トレッド部センタークラウンCLからベルト層4の最大幅BWの位置までの距離BW/2とが、0.50≦(W/2)/(BW/2)≦1.00の関係を有することが好ましい。
また、この空気入りタイヤ1では、カーカス層3の分割幅(各分割端31、32におけるタイヤ幅方向の距離)CWとベルト層4の最大幅BWとがCW/BW≦0.90の関係を有することが好ましい(図1および図2参照)。また、この比CW/BWは、CW/BW≦0.70の関係を有することがより好ましい。これにより、インフレート時におけるタイヤ幅の広がりを抑制できる利点がある。例えば、カーカス層3の分割端31、32間の距離CWがベルト層4の最大幅BWの90[%]を越える構成は、タイヤの軽量化の観点から好ましい。しかし、かかる構成では、インフレート時におけるタイヤ幅の広がりが著しくなるため、タイヤの形状保持性が低下する。
一般に、空気入りタイヤでは、ベルト層の張力分担率が増加すると、これに伴ってベルト層の両端部での張力分担率が増加する。すると、トレッド部ショルダー領域では、ベルト層によるタガ効果(タイヤ形状を保持する効果)がトレッド部センター領域よりも弱くなってタイヤ径の成長(径方向外側へのせり上がり)が大きくなる。その結果、ベルト層の両端部に作用する応力が増大して、トレッドゴムのセパレーションが発生するおそれがある。このような現象は、特に、扁平率が低い空気入りタイヤにて発生し易い。
なお、この空気入りタイヤ1は、剛性内型(剛性中子)が用いられる製造方法によって製造されることが好ましい。すなわち、タイヤ成形時にて剛性内型によりタイヤ内面が保持されることが好ましい。かかる構成では、タイヤ成形時にてタイヤがブラダーにより内側から膨らまされる構成と比較して、タイヤに付与される内圧が小さいので、カーカス層3および補強層81に作用する引張応力が低減される。これにより、タイヤ成形時におけるタイヤの破損(例えば、インナーライナー層7の破断など)が抑制される利点がある。なお、剛性内型が用いられる製造方法としては、例えば、特開2005−319656号公報に記載される技術が知られている。
この実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、(1)インナーライナー層の耐破断性能、(2)ベルト層端部の耐セパレーション性能、(3)補強層の耐久性能および(4)タイヤ重量について評価が行われた(図7参照)。これらの評価では、タイヤサイズ285/60R22.5の空気入りタイヤがリムサイズ22.5×8.25JJのリムに装着され、この空気入りタイヤに900[kPa]の空気圧が付与される。
2 ビードコア
3 カーカス層
31、32 分割端
4 ベルト層
41、42 ベルト材
5 トレッドゴム
6 サイドウォールゴム
7 インナーライナー層
81 補強層
82 補助補強層
Claims (11)
- カーカス層と前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層とを含み、且つ、前記カーカス層がトレッド部センター領域にて分割されると共に前記カーカス層の分割端がタイヤ幅方向に相互に分離されている空気入りタイヤであって、
前記カーカス層のタイヤ径方向内側に配置されると共に前記カーカス層の少なくとも一方の分割端をタイヤ径方向内側から保持する補強層を有し、
前記補強層のタイヤ幅方向内側の端部が前記カーカス層の分割端よりもタイヤ幅方向内側に位置し、且つ、
前記補強層のタイヤ幅方向内側の端部と前記カーカス層の分割端とのタイヤ幅方向の距離aがa≧5[mm]の範囲にあることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記カーカス層の分割端が前記補強層と前記ベルト層との間に挟み込まれて保持される請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されると共に前記カーカス層の分割端を前記補強層との間に挟み込んで保持する補助補強層を有する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記補強層が繊維材から成ると共に前記繊維材の繊維方向を略タイヤ周方向に向けて配置される請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 一対の前記補強層が配置され、且つ、前記カーカス層の一方の分割端が一方の前記補強層により保持されると共に前記カーカス層の他方の分割端が他方の前記補強層により保持される請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記カーカス層の双方の分割端が単一の前記補強層により保持される請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記補強層と前記カーカス層とのラップ量bが前記ベルト層の最大幅BWに対してb/BW≧0.03の関係を有する請求項1〜6のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記補強層がトレッド部ショルダー領域に配置される請求項1〜7のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- トレッド部センタークラウンCLから前記補強層のタイヤ幅方向外側の端部までの距離がトレッド部センタークラウンCLから前記ベルト層の最大幅BWの位置までの距離に対して50[%]以上100[%]以下の範囲内にある請求項1〜8のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記カーカス層の分割幅CWと前記ベルト層の最大幅BWとがCW/BW≦0.90の関係を有する請求項1〜9のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 扁平率が70以下である請求項1〜10のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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