JP5094666B2 - マルチプロセッサシステム及びその制御方法、並びに、コンピュータプログラム - Google Patents
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Description
第1のプロセッサを有するメインシステムと第2のプロセッサを有するサブシステムとにより処理を分担するマルチプロセッサシステムであって、
前記メインシステムと前記サブシステムとがアクセスする第1の共有メモリと、
前記サブシステムが省電力状態時にアクセスする第2のメモリと、
前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記メインシステムとサブシステムから前記第1の共有メモリへのアクセスを停止する停止手段と、
前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記サブシステムのアクセス先を前記第1の共有メモリから前記第2のメモリへ切り替える切替手段と、
を有することを特徴とする。
本発明の実施形態1における情報処理システムの構成図を図1に示す。図1において、情報処理システム101はメインシステム102、サブシステム103、SDRAM104、CPU間通信レジスタ105、ROM106、SRAM107、SRAM108から構成される。
メインシステム102は通常モード移行要求を受信すると、ステップS502においてSDRAM104を通常状態にする。SDRAM104を通常状態にすることにより、SDRAM104へ記憶されたデータへのアクセスが可能となる。
本発明の実施形態2のシステム構成図は、実施形態1と同様に図1で示される。実施形態2と実施形態1の異なる点は、通常モードから省電力モードに移行する際のサブシステム103の処理、および省電力モードから通常モードに移行する際のサブシステム103の処理である。メインシステム102とサブシステム103とのやりとりのシーケンス、およびメインシステム102の処理については実施形態1と同じである。
ステップステップS902でキャッシュのフラッシュを行い、フラッシュ完了まで十分に待つ。これにより、SDRAM104へのアクセスを停止することができる。SDRAM104へのアクセスを停止できると、ステップステップS903においてメインシステムに省電力モード移行完了を通知する。
復帰タスクの処理、ステップS1001からステップS1005の処理は、実施形態1におけるステップS705からステップS709と同じである。ステップS1005までの処理を行い、復帰タスクはその処理を終え、他のタスクが実行されることによって、通常モード用のプログラムを再開する。これにより情報処理システム101は通常モードへの復帰を完了する。
本発明の目的は、前述した機能を実現するコンピュータプログラムのコードを記録した記憶媒体を、システムに供給し、そのシステムがコンピュータプログラムのコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたコンピュータプログラムのコード自体が前述した実施形態の機能を実現し、そのコンピュータプログラムのコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。また、そのプログラムのコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれる。
102 メインシステム
103 サブシステム
104 SDRAM
105 CPU間通信レジスタ
106 ROM
107 SRAM
108 SRAM
109 メインCPU
110 サブCPU
111 通信部
112 ネットワーク
Claims (16)
- 第1のプロセッサを有するメインシステムと第2のプロセッサを有するサブシステムとにより処理を分担するマルチプロセッサシステムであって、
前記メインシステムと前記サブシステムとがアクセスする第1の共有メモリと、
前記サブシステムが省電力状態時にアクセスする第2のメモリと、
前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記メインシステムとサブシステムから前記第1の共有メモリへのアクセスを停止する停止手段と、
前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記サブシステムのアクセス先を前記第1の共有メモリから前記第2のメモリへ切り替える切替手段と、
を有することを特徴とするマルチプロセッサシステム。 - 前記サブシステムは、前記メインシステムからの要求に応じて、省電力状態へ移行することを特徴とする請求項1に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記切替手段は、前記メインシステムからの省電力状態への移行の要求に応じて、前記アクセス先を前記第1の共有メモリから前記第2のメモリへ切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記サブシステムは、前記アクセス先の切替が完了すると、前記メインシステムに省電力状態への移行の完了を通知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記省電力状態を解除するか否かを判定する判定手段を更に有し、
前記サブシステムは、前記判定手段が前記省電力状態を解除すると判定した場合に、前記メインシステムに復帰要求を送信する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。 - 前記サブシステムは、外部装置から受信したデータに基づいて、前記省電力状態を解除するか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記切替手段は、前記サブシステムが省電力状態を解除する場合は、前記サブシステムのアクセス先を前記第2の共有メモリから前記第1のメモリへ切り替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記メインシステムと前記サブシステムとの間の通信を中継する中継手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記サブシステムは、前記第1の共有メモリのプログラムへのディスパッチを禁止することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記サブシステムは、前記第1の共有メモリのプログラムへのディスパッチを禁止した後に、前記第2のメモリのプログラムの実行を開始することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記サブシステムは、前記第2のメモリのプログラムの実行を開始した後に、前記第1の共有メモリのプログラムへのディスパッチを禁止することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記サブシステムは、前記第2のメモリのプログラムの優先度を、前記第1の共有メモリのプログラムの優先度より高くすることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- 前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記サブシステムは、前記サブシステムが実行するプログラムの実行順序を決定するスケジューリングを停止することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記サブシステムは、前記サブシステムが有するキャッシュのフラッシュを行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステム。
- 第1のプロセッサを有するメインシステムと第2のプロセッサを有するサブシステムとにより処理を分担し、前記メインシステムと前記サブシステムとがアクセスする第1の共有メモリと、前記サブシステムが省電力状態時にアクセスする第2のメモリとを備えるマルチプロセッサシステムの制御方法であって、
前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記メインシステムとサブシステムとが前記第1の共有メモリへのアクセスを停止する停止工程と、
前記サブシステムが省電力状態に移行する場合、前記サブシステムがアクセス先を前記第1の共有メモリから前記第2のメモリへ切り替える切替工程と
を備えることを特徴とする方法。 - コンピュータを、請求項1乃至14のいずれか1項に記載のマルチプロセッサシステムとして機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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