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JP5064402B2 - 食品及び飲料製品で使用するためのマイクロエマルション - Google Patents

食品及び飲料製品で使用するためのマイクロエマルション Download PDF

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Description

本出願は、水ベースの食品及び飲料組成物へ水不溶性構成成分を、或いは脂質ベースの食品組成物へ水溶性構成成分を組み込むのに有効であるマイクロエマルションに関する。
[関連出願の相互参照]
本出願は、2005年10月14日に出願された米国仮出願第60/727,122号(参照により本明細書に援用される)に関連し、それに由来する優先権を主張する。
食品及び飲料製品、特に水ベースの食品及び飲料製品の配合は困難であり得る。例えば、着色料、香味料、栄養剤、栄養補助食品、治療剤又は酸化防止剤のような水不混和性構成成分を、主として水ベースである組成物へ組み込むことがしばしば必要である。組成物が消費者にとって美観的に心地良いように配合される必要があるという事実により、この課題の困難さが増す。例えば、飲料の光学的透明度を維持しながら、水性飲料へ水不溶性材料を組み込むことがしばしば必要である。これらの組成物はまた、通常の食品及び飲料の輸送、貯蔵及び使用条件下で長期の貯蔵安定性を示す必要がある。
これらの相反する要件を満たすために産業が試みた方法の1つは、マイクロエマルションを使用して水不混和性材料を組み込むことである。マイクロエマルションは、2つの不混和性液体(一方の液相は「分散」されており、他方は「連続」している)の分散液であり、そこでは分散された相の個々の液滴は、光の波長の約4分の1未満の平均半径を有する。かかるマイクロエマルションは、「ナノエマルション」とも称されている。通常、マイクロエマルションでは、分散された相の液滴は、約1400Å未満、好ましくは約100〜約500Å程度の半径を有する。マイクロエマルションの基礎理論は、Rosano, Journal of the Society of Cosmetic Chemists, 25: 609-619(1974年11月)(参照により本明細書に援用される)により完全に記載されている。
マイクロエマルションは、配合するのが困難である可能性があり、頻繁にエタノール又はプロピレングリコールのような補助溶媒の使用を要する。これらの補助溶媒は、最終製品において異臭を招く可能性がある。さらに、マイクロエマルションの形成は、特殊機器を要し、且つ最終製品のコストを増大させ得る高圧均質化のようなかなりストレスの多い加工処理条件を要する場合が多い。
したがって、かかる補助溶媒及び比較的極端な加工処理条件の使用を要することなく、水ベースの食品及び飲料組成物への水不混和性構成成分の組込みを可能にする、比較的低レベルの食品等級の乳化剤を使用してマイクロエマルションを配合する手順を有することは有用であろう。
従来技術は、マイクロエマルションの形成、並びに食品及び飲料製品への材料の組込みのための従来プロセスにより形成されるマイクロエマルションの使用について記載している。
1979年3月27に発行された米国特許第4,146,499号(Rosano)は、エマルションを形成するために高/低HLB界面活性剤混合物を利用する水中油型マイクロエマルションについて記載している。この特許は、エマルションを形成する際に三元(高/低/中HLB)界面活性剤系の使用を教示も示唆もしていない。
1988年6月21日に発行された米国特許第4,752,481号(Dokuzovic)は、チューインガム基礎剤、甘味料及び香味料含有エマルションを含む風味のあるチューインガム製品について記載している。上記エマルションは、芳香油19〜59%、約1.6〜約7.0のHLBを有する乳化剤1〜5%、及びアルキルポリオール(例えば、グリセリン又はポリエチレングリコール)を含む。
1989年5月30日に発行された米国特許第4,835,002号(Wolf他)は、水/アルコールマトリクス中の食用精油(例えば、柑橘油)のマイクロエマルションについて記載している。組成物は、水、精油、アルコール及び界面活性剤を含む。利用される界面活性剤構成成分は、高HLB界面活性剤を含まなくてはならないが、高HLB及び低HLB界面活性剤の混合物も包含され得る。エマルションを形成する際に使用するための三元界面活性剤乳化剤系の開示は見られない。
1994年6月14日に発行された米国特許第5,320,863号(Chung他)は、高濃度の香味料又は香料油を送達するのに使用されるマイクロエマルションについて記載している。組成物は、低級アルコールの非存在下でさえも高い安定性を示すと考えられている。組成物は、非イオン界面活性剤(概して、食用でも食品等級でもない)を含んでおり、HLB臨界の論述は提供されてない。高HLB界面活性剤、低HLB界面活性剤及び中HLB界面活性剤を三元乳化系へ組み合わせるための開示も示唆も見られない。
1995年9月5日に発行された米国特許第5,447,729号(Belenduik他)は、微粒子薬学的組成物について記載しており、ここでは薬学的活性材料は、マイクロエマルションの形態で粒子に組み込まれてもよい。粒子の外側層は、それらの間に疎水性/親油性界面を有する。開示されている組成物は、乳化剤としてポリソルベート80又はグリセロールモノオレエートを包含し得る。上記特許では三元界面活性剤乳化剤系の教示は見られない。
1999年9月7日に発行された米国特許第5,948,825号(Takahashi他)は、局所又は経口投与で使用するための難吸収性薬剤の油中水型エマルションについて記載している。三元界面活性剤乳化剤系の開示も示唆も見られない。‘825号特許で開示されている乳化剤は、2つの型の非イオン界面活性剤(一方は10〜20のHLBを有し、他方は3〜7のHLBを有する)の混合物を包含し得る。
2000年4月11日に発行された米国特許第6,048,566号(Behnam他)は、ポリソルベート安定剤と一緒に10〜500mg/lのユビキノンQ10を組み込んでいる非アルコール性透明飲料について記載している。
2000年6月20日に発行された米国特許第6,077,559号(Logan他)は、具体的に規定されるマイクロエマルションの包含に基づいている風味のある酢に関している。酢中油型マイクロエマルションは、酢20%〜70%、エタノール5%〜35%、香味料材料0.1%〜5%、及び界面活性剤0.5%〜5%を含む。利用される界面活性剤は、高HLB界面活性剤であり、それらは、少量の低HLB(4〜9)の界面活性剤を含み得る。‘559号特許において三元界面活性剤乳化剤系の開示は見られない。
2000年11月14日に発行された米国特許第6,146,672号(Gonzalez他)は、ペストリー製品、特に冷凍ペストリーにおけるフィリングとして使用される塗ることが可能な油中水型エマルションに関している。フィリングは、高められた貯蔵寿命及び安定性を示すと考えられている。記載されているエマルションは、高HLB乳化剤及び低HLB乳化剤の混合物を含む。‘672号特許は、高HLB界面活性剤及び低HLB界面活性剤の混合物について記載しているが、‘672号特許は、本発明で利用される三元界面活性剤乳化剤系を開示も示唆もしてない。さらに、‘672号特許は、食品製品へ水不溶性材料を組み込むためのマイクロエマルション又はエマルションの使用について開示していない。
2001年10月16日に発行された米国特許第6,303,662号(Nagahama他)は、脂溶性薬物の送達に使用されるマイクロエマルションについて記載している。開示されている組成物は、高極性油、低極性油、ポリグリセロールモノ脂肪酸エステル及び水溶性多価アルコールを要する。三元界面活性剤乳化剤系の開示は見られない。
2002年4月23日に発行された米国特許第6,376,482号(Akashe他)は、コレステロール降下剤として植物ステロールを組み込んでいる、中間相で安定化される組成物について記載している。上記組成物は、6〜9のHLBを有する界面活性剤、2〜6のHLBを有する界面活性剤、及び9〜22のHLBを有する界面活性剤の混合物を包含し得る。この特許は、三元乳化剤系を教示しているが、形成される製品はマイクロエマルションではなく、中間相で安定化されるエマルション(中間相は、油相と水相を分離させない)である。開示されている組成物は、口の感触及び質感の有益性を食品製品に提供すると考えられている。‘482号特許で形成されるエマルション粒子は、比較的大きい(即ち、約2〜約10μm)。
2002年7月30日に発行された米国特許第6,426,078号(Bauer他)は、トリグリセロールモノ脂肪酸乳化剤(例えば、トリグリセロールモノラウレート、トリグリセロールモノカプロエート又はトリグリセロールモノカプリレート)10%〜99%、親油性物質(例えば、β−カロテン、ビタミンA又はビタミンE)1〜20%、及び水を含む水中油型マイクロエマルションについて記載している。これらの組成物は、非水可溶性(親油性)物質を組み込むために食品、化粧品又は医薬品で有用であると考えられている。マイクロエマルションを形成するための三元界面活性剤乳化剤系の開示は見られない。
2002年9月3日に発行された米国特許第6,444,253号(Conklin他)は、アルコール中油型組成物の形態でのマイクロエマルション香味料送達系について記載している。これらの組成物は、一般的には典型的な食品又は飲料配合物に含まれないアルコールの使用を要する。さらに、‘253号特許は、三元界面活性剤乳化剤系を教示も示唆もしてない。
2003年1月21日に発行された米国特許第6,509,044号(Van Den Braak他)は、β−カロテンのマイクロエマルションについて記載している。これらのマイクロエマルションは、好ましくは二元界面活性剤系であるが、三元系でもあり得る乳化剤系に基づいていると考えられる(しかし、三元系の例は提供されていない)。乳化剤の脂肪酸プロファイルは、組成物へ組み込まれるべき油状成分の脂肪酸プロファイルと適合されることが教示されている。‘044号特許では、マイクロエマルションを形成する際に使用するための三元高/低/中HLB界面活性剤乳化剤系の教示は見られない。
2004年8月10日に発行された米国特許第6,774,247号(Behnam)は、水性アスコルビン酸溶液に関している。これらの溶液は、約9〜約18のHLBを有する過剰の乳化剤、例えばポリソルベート80を含有すると考えられている。‘247号特許では、三元界面活性剤乳化剤系を利用するための示唆が見られない。
2002年12月12日に公開された米国公開特許出願第2002/0187238号(Vlad)は、透明飲料組成物において風味付け構成成分として使用される透明で安定な油が負荷された(oil-loaded)マイクロエマルションに関している。これらの組成物は、約1:1の補助溶媒:界面活性剤比で補助溶媒を利用する。さらに、界面活性剤構成成分は、約9〜約18、好ましくは約12〜約15の平均HLBを有する少なくとも2つの界面活性剤の混合物を含む。‘238号出願では、低/中/高HLB界面活性剤の混合物を含む三元界面活性剤乳化剤組成物の開示は見られない。‘238号出願で規定されるマイクロエマルションは、油少なくとも30%、9〜18のHLBを有する界面活性剤混合物1%〜30%、補助溶媒20%未満、及び水少なくとも35%を含む。
1994年3月31日に公開されたPCT公開特許出願WO94/06310号(Ford他)は、マイクロエマルションの形態での着色剤組成物について記載している。‘310号特許出願に開示されている組成物は、β−カロテン、α−トコフェロール及びアスコルビン酸を含む。ポリソルベートは、‘310号出願では好ましい乳化剤である。マイクロエマルションの形成における三元界面活性剤乳化剤系の教示は見られない。
本発明は、食品及び飲料組成物へ親油性水不溶性材料を組み込むのに使用されるマイクロエマルションであって、
(a)水不溶性材料及び約1〜約5のHLBを有する低HLB乳化剤を含む油相、
(b)水相、及び
(c)
(i)約9〜約17のHLBを有する乳化剤、及び
(ii)約6〜約8のHLBを有する乳化剤
を含む食品等級の乳化剤系
を含み、
油相は、水相内で約300nm未満の平均直径を有する粒子として分散される、食品及び飲料組成物へ親油性水不溶性材料を組み込むのに使用されるマイクロエマルションに関する。
本発明はまた、上記で規定されるマイクロエマルションを組み込んでいる食品組成物及び飲料組成物を包含する。
本発明はまた、上記で規定されるマイクロエマルションを調製する方法であって、
(a)親油性水不溶性構成成分を低HLB乳化剤と混合する工程であって、それにより油相を形成する、混合する工程、
(b)乳化剤系を油相へ混合する工程、及び
(c)水相を上記工程(b)の生成物へ添加すると共に混合する工程であって、それによりマイクロエマルションを形成する、添加すると共に混合する工程
を含む、上記で規定されるマイクロエマルションを調製する方法に関する。
最後に、本発明は、本明細書中に記載する三元乳化剤系を使用した油中水型マイクロエマルション、並びに水中油型マイクロエマルション及び油中水型マイクロエマルションを作製するのに使用される濃縮物に関する。
本発明のマイクロエマルションは、従来の組成物を上回る幾つかの利点を提供する。具体的には、本発明のマイクロエマルションは、光学的に透明な飲料において、有効レベルの分散させるのが困難な構成成分(例えば、カロテノイド)を保有することができる。本発明の組成物は、一般的な清涼飲料輸送及び貯蔵条件下で十分に安定である。本発明の食品及び飲料製品の風味は、非常に喜ばれている。
エマルションの物理特性及び光学特性は、適切な乳化剤及び使用する加熱温度の選択、並びに構成成分の添加の順序により制御可能である。重要なことに、本発明のマイクロエマルションは、高圧均質化のような極端な加工処理条件を必要とせず、正常な攪拌下で本質的に自然と生じる。最終的に、本発明のマイクロエマルションは、カロテノイドのような分散される要素の改善されたバイオアベイラビリティを実証し得る。
同様に、本発明を用いると、酸化を非常に受け易いΩ−3脂肪酸又はそれらのエステル(或いは、酸化を非常に受け易い他の酸/エステル)を含有する水中油型マイクロエマルションを調製することが可能である。かかる構成成分は、従来のエマルションよりも本発明のマイクロエマルションにおいてより高い酸化安定性を示すことが観察される。
本出願で列挙される特許及び刊行物は全て、参照により本明細書に援用されると意図される。
本出願で記載される比及び割合は全て、特別の定めがない限り、「重量に基づく」と意図される。
本発明は、容易に形成され、且つ水ベースの食品及び飲料組成物への水不混和性構成成分の組込みを可能にするマイクロエマルションを提供する。同様に、マイクロエマルションは、脂肪ベースの製品へ水溶性材料を組み込むのに使用することができる。例えば、水溶性天然着色剤、香味料、ビタミン、塩又は酸化防止剤は、スナックバー、フロスティング、チョコレート、マーガリン、ファット・スプレッド製品又は菓子類製品上のコーティング層のように脂肪ベースの製品へ組み込ませることが可能である。
本発明の食品及び飲料組成物へ組み込まれ得る水不溶性構成成分は、望ましくは食品又は飲料製品へ組み込まれるが、水ベースの組成物中に不溶性であるか、又は水ベースの組成物と不混和性である任意の材料を包含する。かかる材料は概して、親油性である。かかる材料の例としては、或る特定の着色剤、香味剤、栄養剤、栄養補助食品、治療剤、酸化防止剤、天然構成成分(例えば、植物、根、葉、花等)の抽出物、薬剤、防腐剤、及びこれらの材料の混合物が挙げられる。食品及び飲料組成物で頻繁に使用されるかかる材料の具体例としては、カロテロイド及びそれらの誘導体(例えば、β−カロテン、アポカロテナール、ルテイン、ルテインエステル、リコペン、ゼアキサンチン、クロセチン、アスタキサンチン)、精油、食用油、脂肪酸、タンパク質及びペプチド、ポリ不飽和脂肪酸及びそれらのエステル、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンD及びその誘導体、ビタミンK及びその誘導体、着色剤、香味剤、栄養剤、栄養補助食品、治療剤、酸化防止剤、天然構成成分(例えば、植物、根、葉、花、種子等)の抽出物、薬剤、防腐剤、リポ酸、フィトステリン、ケルセチン、フィトステロール及びそれらのエステル、補酵素Q10(ユビデカレノン(ubidecarone))、植物イソフラボン(例えば、ゲニステイン、イソゲニステイン又はホルモノネチン)、並びにそれらの混合物が挙げられる。
本発明を使用して組み込まれ得る特に好ましい材料としては、例えば、油溶性、油不溶性又は水溶性の食品成分(例えば、食品添加物、食品防腐剤、食品サプリメント、酸化防止剤、栄養補助食品、薬用化粧品(cosmoceuticals)、植物抽出物、薬剤、脂肪酸、ペプチド、タンパク質、炭水化物、天然香味料、合成香味料、着色剤、ビタミン及びこれらの材料の組合せ)が挙げられる。β−カロテン、ビタミンE、ビタミンA材料(例えば、パルミチン酸ビタミンA)、酢酸ビタミンE、及びこれらの構成成分の混合物の特定のマイクロエマルション系が本発明の例として挙げられる。
本発明のマイクロエマルションを形成するための重要な要素は、三元界面活性剤乳化剤系である、本発明の有益性を提供するマイクロエマルションが形成されるのは、この三元系の使用によるものである。この三元乳化剤系は、非イオン又は陰イオン界面活性剤の形態での少なくとも3つの食品等級乳化剤の混合物である。非イオン界面活性剤が好ましい。非イオン界面活性剤は、当該技術分野で既知であり、例えば、Nonionic Surfactants: Organic Chemistry, Nico M. van Os (ed.), Marcel Dekker, 1998に記載されている。乳化剤の少なくとも1つは、低HLB(即ち、約1〜約5)を有し、乳化剤の少なくとも1つは、中HLB(即ち、約6〜約8)を有し、乳化剤の少なくとも1つは、高HLB(即ち、約9〜約17、好ましくは約10〜約16)を有する。
三元乳化剤系で使用される特定の界面活性剤の選択は、かかる界面活性剤のHLB(親水親油バランス)値に依存する。界面活性剤は、それらが上述のHLB値を有するように選択される。界面活性剤に関するHLB値及びそれらの決定は、当該技術分野で既知であり、例えば、Milton J. RosenによりSurfactants and Interfacial Phenomena, J. Wiley and Sons, New York, New York, 1978, pages 242-245に、或いはKirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology, 3rd edition, volume 8, 1979のpages 910-915に開示されている(共に、参照により本明細書に援用される)。
下記表は、例として、本発明の三元系に使用することができる各種陰イオン界面活性剤及び非イオン界面活性剤に関するHLB値を記載している。他の列挙されてない界面活性剤のHLBは、当該技術分野で既知の手順を使用して算出することができる。
Figure 0005064402
任意の食用油は、本組成物における油相として使用され得る。具体的には、油相は、天然構成成分(例えば、植物、花、根、葉、種子)からの油抽出物のような食用油脂源から選択することができる。例えば、これらの材料としては、ニンジン種子油、ゴマ種子油、植物油、ダイズ油、トウモロコシ油、カノーラ油、オリーブ油、ヒマワリ油、サフラワー油、ラッカセイ油又は藻油が挙げられ得る。同様に、香味油、動物油(例えば、魚油)及び乳製品(例えば、バター脂)も包含される。油相は、純粋な油、種々の油の混合物、又は種々の油溶性材料の混合物、或いはそれらの混合物から作製することができる。
本発明の水中油型マイクロエマルションでは、低HLB界面活性剤は、マイクロエマルションの約0.1%〜約5%、特に約0.7%〜約1%で存在する。高HLB界面活性剤は、マイクロエマルションの約5%〜約25%、特に約12%〜約18%で存在する。中HLB界面活性剤は、マイクロエマルションの約0.1%〜約5%、特に約0.5%〜約1.5%で存在する。特に好ましい低HLB界面活性剤としては、グリセロールモノオレエート、ポリグリセロールリシノレエート(riconoleate)、デカグリセロールデカオレエート、スクロースエルケート及びスクロースオレエートが挙げられる。特に好ましい中HLB界面活性剤は、デカグリセロールヘキサオレエートのようなポリグリセロールエステル、及びトリグリセロールモノオレエートのようなトリグリセロールモノ脂肪酸エステル(triglycerol monofatty acids)、並びにスクロースステアレートである。特に好ましい高HLB界面活性剤としては、ポリソルベート80又はポリオキシソルビタンモノラウレート(TWEEN(登録商標)シリーズの界面活性剤として市販されている)、ポリグリセロール−6−ラウレート、デカグリセロールラウリン酸エステル、デカグリセロールオレイン酸エステル及びスクロースエステルが挙げられる。
本発明のマイクロエマルションの一実施形態では、油相は、水相内に分散される(即ち、水中油型(o/w)マイクロエマルション)。油相は、約300nm未満、例えば約1〜約300nm、好ましくは約1〜約200nmの粒子径平均直径を有する微粒子形態で存在する。水相は通常、水及び組成物の水溶性成分を含み、マイクロエマルションの約50%〜約90%、好ましくは約70%〜約85%で存在する。油相は概して、マイクロエマルションの約1%〜約15%、好ましくは約2%〜約6%を構成する。通常、油相は、低HLB乳化剤構成成分とともに、上記で規定されたような水不溶性構成成分を含む。
上述した本発明の水中油型マイクロエマルションは、下記のように比較的簡素な様式で配合され得る。親油性水不溶性構成成分を低HLB乳化剤と混合して、油相を形成する。必要であれば、熱を加えて、不溶性構成成分及び/又は界面活性剤を融解させて、油相を形成してもよい。次に、高HLB乳化剤及び中HLB乳化剤を含む乳化剤系を形成させて、油相へ混合する。続いて、水相を、これまでに作製された(油相/乳化剤)混合物へ添加して、さらに混合して、マイクロエマルションを形成する。マイクロエマルションを形成するのに要される混合は、比較的容易な混合である。構成成分を混合して、マイクロエマルションを形成するのに使用することができる典型的な機器としては、例えば磁気攪拌機又はオーバーヘッドミキサーが挙げられる。
本発明のマイクロエマルションで利用される乳化剤を選択する際、以下の基準もまた重要であり得る。高HLB乳化剤は、約9〜約17、好ましくは約10〜約16のHLB値を有するべきである。乳化剤の特定の作用機序を明記することは望まないが、それらが容易にミセルを形成することができるようにそれらの長さに関して選択される、比較的嵩高いヘッド基及び嵩高くないテイルを有する乳化剤を使用することが有利であり得る。これは、水溶性を系に付与する多い方の乳化剤である。分子の親水性部分は互いに横向きに反発して、油側周辺の界面を湾曲して、水中油型マイクロエマルションの形成を促進する。低HLB乳化剤は、親油性でなくてはならず、約1〜約5のHLB値を有する。この少ない方の乳化剤は、油相内に留まり、補助界面活性剤として作用する。乳化剤分子は、油及び第1の親水性界面活性剤と、ほぼ完璧な方法でそれらのヘッド及びテイルを整列させて、できる限り小さなミセルの形成を促進する。第3の乳化剤は、約6〜約8の中HLBを有する。この少ない方の乳化剤は、水相又は油相中に留まることができ、同様に補助界面活性剤として作用する。この乳化剤は、液滴間の界面張力をさらに低減させるだけでなく、界面を曲げる傾向にあり、その結果液滴をより小さくさせると考えられる。非常に低い表面張力、第1の乳化剤の長い疎水性テイル及び密接したパッキング、並びに界面の湾曲に対する補助界面活性剤の効果の組合せは、小さな液滴サイズの分散され且つ安定な系を提供する。本発明のマイクロエマルションで使用することができる食品等級の界面活性剤の例としては、ポリソルベート80のようなポリソルベート(エトキシル化ソルビタンエステル)、ソルビタンモノステアレートのようなソルビタンエステル、スクロースラウレートのような糖エステル、脂肪酸のポリグリセロールエステル(脂肪酸のモノ、ジ、トリ〜最大デカのグリセロールエステル)、モノグリセリド及びジグリセリド、脂肪酸及びエトキシル化モノ−ジグリセリドの組合せ、並びにそれらの混合物が挙げられる。
上述の水中油型マイクロエマルションのほかに、本発明はまた、油中水型(w/o)マイクロエマルションを包含する。これらは、油脂ベースの組成物へ水溶性材料を組み込むのに特に有用である。これらの油中水型マイクロエマルションでは、水相が油相に分散される。水相は、約300nm未満、例えば約1〜約300nm、好ましくは約1〜約200nmの粒子径平均直径を有する微粒子形態で存在する。水相は通常、水及び組成物の水溶性成分を含み、マイクロエマルションの約1%〜約15%、好ましくは約2%〜約6%で存在する。これらの油相は、水不溶性構成成分及び油脂基剤を含み、概してマイクロエマルションの約50%〜約90%、好ましくは約70%〜約85%で存在する。これらの油中水型マイクロエマルションを形成する際、水溶性構成成分を高HLB乳化剤と混合して、水相を形成する。次に、低HLB乳化剤及び中HLB乳化剤を一緒に混合して、水相へ添加する。続いて、油相は、例えばオーバーヘッドミキサーを用いて混合しながら水相へ添加して、油中水型マイクロエマルションを形成する。通常、油中水型マイクロエマルションでは、高HLB界面活性剤は、最終組成物の約0.1%〜約5%で存在し、中HLB界面活性剤は、約0.1%〜約5%で存在し、低HLB界面活性剤は、約5%〜約30%で存在する。
マイクロエマルション組成物及び最終製品の物理特性は、マイクロエマルションの分散相中の油又は水の量を増加或いは減少させることにより調節することができる。
最後に、本発明は、分散相(最終組成物へ組み込まれるべきである構成成分(複数可)を包含する)及び本明細書中で規定される3つの乳化剤を含む濃出物マイクロエマルション系を包含し、濃縮物は、連続相を包含しない。濃縮物を攪拌しながら連続相へ添加して、マイクロエマルションが形成される。したがって、水中油型マイクロエマルションを形成するための濃縮物では、水相は伴わずに、三元乳化剤系とともに選択した脂溶性成分の油ベースの相が含まれる。この濃縮物は、混合しながら水相へ添加されて、水中油型マイクロエマルションを形成する。他方で、油中水型マイクロエマルションを形成するための濃縮物に関して、油相は伴わずに、三元乳化剤系とともに特定の水溶性成分の水相が存在する。かかる濃縮物の例は本出願で記載されている。水中油型マイクロエマルションを形成するこれらの濃縮物は、分散相約1%〜約40%、低HLB乳化剤約1%〜約10%、中HLB乳化剤約1%〜約10%、及び高HLB乳化剤約65%〜約95%を含む。油中水型マイクロエマルションを形成するこれらの濃縮物は、分散相約1%〜約40%、低HLB乳化剤約65%〜約95%、中HLB乳化剤約1%〜約10%、及び高HLB乳化剤約1%〜約10%を含む。最終マイクロエマルション組成物が、分散相約1%〜約15%(好ましくは、約2%〜約6%)、及び連続相約50%〜約99%(好ましくは、約70%〜約85%)を含むように、濃縮物は、混合しながら連続相に添加される。
本発明のマイクロエマルションは、水ベース又は脂質ベースの食品及び飲料製品へ組み込まれ得る。これらの製品は一般的であり、当該技術分野で既知である。かかる製品の配合に関する例及び情報は、Encyclopedia of Food Sciences and Nutrition, Benjamin Caballero, Luis C. Trugo and Paul M. Finglas(編), 2nd Edition, London: Academic, 2003に、或いはDictionary of Food Compounds with CD-ROM: Additives, Flavors and Ingredients, Shmuel Yannai著, Boca Raton, Fla., CRC Press, 2004に、或いはThe Soft Drinks Companion: A Technical Handbook for the Beverage Industry, Maurice Shachman著, Boca Raton, Fla., CRC Press, 2005に見出され得る(これらの全てが、参照により本明細書に援用される)。
本発明のマイクロエマルションは、下記の従来技術を使用してこれらの製品に組み込まれ得る。マイクロエマルションは、着色料、香味料又は他の型の食品成分としてこれらの製品へ組み込むことができる。マイクロエマルションは、典型的なミキサー又は攪拌機を使用して、水ベース又は脂質ベースの食品及び飲料組成物へ直接、単に添加して、混合又は希釈させることができる。マイクロエマルション系が食品及び飲料製品へ組み込まれる速度は、マイクロエマルション中の個々の構成成分が特定の食品及び飲料系へと溶解する速さに依存し、通常、製品は5分以内に均質になり得る。様々な系へのマイクロエマルションの組込みの速度は、混合の速度を増大させること、及び/又は必要であれば、おそらく食品系を約40℃へ加温することにより加速され得る。
上述の構成成分の他に、本発明の食品及び飲料組成物、並びにマイクロエマルションは、当該技術分野で確定された量で食品又は飲料製品で通常使用される補助構成成分を含んでもよい。かかる構成成分の例としては、防腐剤、酸化防止剤、香味剤、着色剤、栄養剤、栄養補助食品、食品サプリメント、酸化防止剤、植物抽出物、治療剤(例えば、コンドロイチン又は電解質)及びこれらの材料の組合せが挙げられる。かかる構成成分が水不混和性又は脂質不混和性である程度に、かかる構成成分は、本発明のマイクロエマルションを使用して食品及び飲料組成物へ組み込まれ得る。
本発明の組成物及び方法を使用することにより、エタノール及びプロピレングリコールのような補助溶媒を使用せずに有効なマイクロエマルションを形成することが可能である。これらの補助溶媒は、食品又は飲料組成物において異臭をもたらす可能性がある。さらに、本発明のマイクロエマルションは、マイクロエマルション形成で通常必要とされるよりも低レベルの界面活性剤を使用して形成される。このため、本発明のマイクロエマルションは、界面活性剤により引き起こされるより少ない異臭を示し、高レベルの分散させるのが困難な成分を保有することが可能であり、また濃縮形態又は希釈形態のいずれかでより安定である。さらに、本発明は、分散させるのが困難な成分(例えば、β−カロテン)を含有する安定な組成物の調製を可能にする。β−カロテンは、非常に不溶性であり、再結晶する傾向にあり、したがって典型的なマイクロエマルション系を破壊する。本発明は、極端な加工処理条件を要さない方法で形成されるβ−カロテンのようなかかる材料の安定な組成物を可能にする。さらに、本発明のマイクロエマルション、並びにそれらを含有する食品及び飲料製品は、界面活性剤及び/又は油相の型並びに濃度を調節することにより、光学特性を非常に透明から曇った状態まで、最終製品において調節することができるという点で、制御可能な外観を有する。
以下の実施例は、本発明の様々な実施形態の実例であると意図され、いかなる場合においても本発明の規定の限定であるとは意図されない。
β−カロテン水中油型マイクロエマルション
下記事項は、本発明のβ−カロテン水中油型マイクロエマルションの調製の例である。マイクロエマルションは、下記組成を有する:
Figure 0005064402
上記成分は3つの別個の部分で調製される:(1)水相(水、安息香酸ナトリウム及びアスコルビン酸)、(2)高HLB材料及び中HLB材料(ポリソルベート及びトリグリセリルモノステアレート)を含有する乳化剤の混合物、及び(3)水不溶性構成成分及び低HLB乳化剤(β−カロテン30%、ビタミンE、ビタミンA及びグリセロールモノオレエート)を含む油相。熱を使用して、β−カロテン及び界面活性剤を融解させて、その結果構成成分は、単一の液相を形成する。次に、これらの3つの部分を以下の順序で添加して、濃縮マイクロエマルションを形成する:
第1の容器中で、安息香酸ナトリウムを脱イオン水へ添加することにより水相を調製する。粉末が完全に溶解するまで、中程度の攪拌で5分間混合する。アスコルビン酸を添加して、5分間混合する。第2の容器中で、ポリソルベート80(TWEEN(登録商標))及びポリグリセロールエステル(トリグリセリル(tryglyceryl)モノステアレート)を組み合わせることにより乳化剤相を調製する。それが均質になるまで十分混合する。加熱ケトル中で、β−カロテン30%油、グリセリルモノオレエート、パルミチン酸ビタミンA及びα−トコフェロールを組み合わせることにより油相を調製する。油相を完全に混合した後、β−カロテン結晶が完全に溶解するまで、β−カロテン、ビタミンE、ビタミンA及びグリセリルモノオレエートを含有するケトルを280〜285°F(約137.8〜140.6°C)まで中程度の攪拌で加熱する。油相をケトルから第2の容器中の乳化剤相へすぐに添加した後、さらに5分間、或いは均質になるまで混合する。次に、水相(水/安息香酸ナトリウム/アスコルビン酸)を第1の容器から第2の容器中の油相及び乳化剤の混合物へ添加する。高速で15分間、或いはマイクロエマルションが一様になるまで混合する。続いて、マイクロエマルションを所望の濃度へ希釈して、食品又は飲料製品へ添加することができる。
本発明における使用に適した乳化剤の商業的供給源の例としては、Abitec ADM、BASF、Danisco、ICI、Lambent Technologies、Lonza、Mitsubishi Chemical及びStepanが挙げられるが、これらに限定されない。
レモン水中油型マイクロエマルション
Figure 0005064402
第1に、デカグリセロールラウリン酸エステル16.67gをデカグリセロールオレイン酸エステル1.67gと混合する。第2に、別個の容器中でレモン油3.33gをスクロースオレエート0.83gと混合した後、上記で得られた混合物へ添加する。第3に、安息香酸ナトリウムを脱イオン水と混合した後、アスコルビン酸を添加する。次に、水相を工程2からの混合物へ添加する。マイクロエマルションは、オーバーヘッドミキサーを使用して混合することにより得られる。全プロセスは室温で実施される。この系は、任意の量の水で希釈することができる。
パプリカ水中油型マイクロエマルション
Figure 0005064402
第1に、デカグリセロールラウリン酸エステル25gをデカグリセロールテトラオレエート1.67gと混合する。第2に、別個の容器中でパプリカオレオレジン1gをデカグリセロールデカオレエート1gと混合した後、上記で得られた混合物へ添加する。第3に、安息香酸ナトリウムを脱イオン水と混合した後、アスコルビン酸を添加する。次に、水相を工程2からの混合物へ添加する。マイクロエマルションは、オーバーヘッドミキサーを使用して混合することにより得られる。全プロセスは室温で実施される。この系は、任意の量の水で希釈することができる。
ビートジュース油中水型マイクロエマルション
Figure 0005064402
第1に、ビートジュース7.46g及びポリソルベート80 1.49gを混合する。第2に、別個の容器中でトリグリセロールモノオレエート1.49gをポリグリセロールリシノレエート14.92gと混合した後、上記で得られた混合物へ添加する。第3に、綿実油を工程2からの混合物へ添加する。濃縮ビートジュース油中水型マイクロエマルション系は、オーバーヘッドミキサーを使用して混合することにより得られる。全プロセスは室温で実施される。この系は、任意の量の食用植物油又は鉱油、或いは脂質ベースの系(但し、系は相当レベルの乳化剤(複数可)を含有しない)で希釈することができる。
アロニア抽出物油中水型マイクロエマルション
Figure 0005064402
第1に、アロニア抽出物(天然水溶性着色剤)8.77g及びデカグリセロールモノカプリレート1.75gを混合する。第2に、別個の容器中でデカグリセロールテトラオレエート1.75gをポリグリセロールリシノレエート17.54gと混合した後、上記で得られた混合物へ添加する。第3に、カノーラ油を工程2からの混合物へ添加する。濃縮アロニア抽出物油中水型マイクロエマルション系は、オーバーヘッドミキサーを使用して混合することにより得られる。全プロセスは室温で実施される。この系は、任意の量の食用植物油又は鉱油、或いは脂質ベースの系(但し、系は相当レベルの乳化剤(複数可)を含有しない)で希釈することができる。
エルダーベリー抽出物油中水型マイクロエマルション濃縮物
Figure 0005064402
第1に、エルダーベリー抽出物(天然水溶性着色剤)29.41g及びポリエチレングリコールモノオレエート5.89gを混合する。第2に、別個の容器中でデカグリセロールテトラオレエート58.82gをデカグリセロールヘキサオレエート5.89gと混合した後、上記で得られた混合物へ添加して、濃縮物を形成する。カノーラ油を工程2からの混合物へ添加して、オーバーヘッドミキサーを使用して混合することによりマイクロエマルションを形成する。全プロセスは室温で実施される。この系は、任意の量の食用植物油又は鉱油、或いは脂質ベースの系(但し、系は相当レベルの乳化剤(複数可)を含有しない)で希釈することができる。
α−トコフェロール水中油型マイクロエマルション濃縮物
Figure 0005064402
第1に、α−トコフェロール(ビタミンE)6.67g及びデカグリセロールデカオレエート3.33gを混合する。第2に、別個の容器中でトリグリセロールモノオレエート5gをポリソルベート20 85gと混合した後、上記で得られた混合物へ添加する。濃縮α−トコフェロールマイクロエマルション(ミセル)系は、オーバーヘッドミキサーを使用して混合することにより得られる。全プロセスは室温で実施される。この系は、任意の量の水で希釈することができる。
酢酸ビタミンE水中油型マイクロエマルション濃縮物
Figure 0005064402
第1に、酢酸ビタミンE7.44g及びグリセロールモノオレエート1.65gを混合する。第2に、別個の容器中でデカグリセロールテトラオレエート1.65gをデカグリセロールラウリン酸エステル89.26gと混合した後、上記で得られた混合物へ添加する。濃縮酢酸ビタミンEマイクロエマルション(ミセル)系は、オーバーヘッドミキサーを使用して混合することにより得られる。全プロセスは室温で実施される。この系は、任意の量の水で希釈することができる。
ビタミンEマイクロエマルションを含む飲料
Figure 0005064402
第1に、スクロース6g、クエン酸1g及びアスコルビン酸0.3gを水86.67gと混合する。第2に、アップルジュース5g、パイナップルジュース1g及びビタミンEマイクロエマルション0.3gを、工程1の溶液へ添加して、均質になるまで攪拌機又はオーバーヘッドミキサーを使用して混合する。全プロセスは室温で実施される。続いて、この系は、低温殺菌又は滅菌のような熱プロセスに通されて、微生物腐敗を防ぐことができる。
β−カロテンマイクロエマルションを含む飲料
Figure 0005064402
第1に、スクロース12g、クエン酸1.03g及びアスコルビン酸0.2gを水86.44gと混合する。第2に、オレンジ香味料0.05g及びβ−カロテンエマルション0.01gを、工程1で形成される溶液へ添加して、均質になるまで攪拌機又はオーバーヘッドミキサーを使用して混合する。全プロセスは室温で実施される。続いて、この系は、低温殺菌又は滅菌のような熱プロセスに通されて、微生物腐敗を防ぐことができる。
天然色のアロニア抽出物マイクロエマルションを含むアイシング
Figure 0005064402
第1に、粉砂糖77.8g、クリームタータ0.77g及び塩0.45gを水9.11g及びカノーラ油11.88gと混合する。次に、アロニア抽出物マイクロエマルションを、工程1で形成される溶液へ添加する。均質になるまで完全に混合する。全プロセスは室温で実施される。
或る種の特定の実施形態を参照して本発明について記載してきたが、本発明の範囲及び精神を逸脱することなく多くの変形が可能であることは、当業者に理解されよう。さらに、本出願は、本発明の精神及び範囲からの逸脱を構成しない、説明の目的で本明細書中に開示される本発明の変化及び変更全てを網羅すると意図されることが理解されよう。

Claims (16)

  1. 食品及び飲料組成物へ親油性水不溶性材料を組み込むのに使用されるマイクロエマルションであって、
    (a)前記水不溶性材料及び1〜5のHLBを有する低HLB乳化剤を含む油相であって、当該低HLB乳化剤が脂肪酸のグリセロールエステル、モノグリセリド、ジグリセリド、エトキシル化モノグリセリド、脂肪酸のポリグリセロールエステル、レシチン、脂肪酸のグリセロールエステル、脂肪酸のソルビタンエステル、脂肪酸のスクロースエステル、及びそれらの混合物から選択される、油相
    (b)水相、及び
    (c)
    (i)モノグリセリド及びジグリセリドの酢酸エステル、モノグリセリド及びジグリセリドの乳酸エステル、モノグリセリド及びジグリセリドのコハク酸エステル、モノグリセリド及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、ポリソルビタンエステル、脂肪酸のポリグリセロールエステル、レシチン、脂肪酸のスクロースエステル、並びにそれらの混合物から選択される、10〜16のHLBを有する高HLB乳化剤、及び
    (ii)モノグリセリド、ジグリセリド、エトキシル化モノグリセリド、脂肪酸のソルビタンエステル、モノグリセリド及びジグリセリドのリン酸エステル、脂肪酸のポリグリセロールエステル、レシチン、脂肪酸のスクロースエステル、及びそれらの混合物から選択される、6〜8のHLBを有する中HLB乳化剤を含む食品等級の乳化剤系を含み、
    前記油相は、前記水相内で平均直径1〜300nmを有する粒子として分散され
    前記マイクロエマルションが全体の50%〜90%で水相を含み、その残余は、油相及び食品等級の乳化剤系であり、そのうち該油相は、全体の1%〜15%を構成し、
    前記マイクロエマルションが前記低HLB乳化剤0.1%〜5%、前記高HLB乳化剤5%〜25%、及び前記中HLB乳化剤0.1%〜5%を含み、
    前記水相が、着色料、ビタミン、ジュース、酸化防止剤、天然構成成分の抽出物、薬剤、単純フェノール、ポリフェノール、バイオフラボノイド、乳製品、タンパク質、ペプチド、塩、糖、甘味料、香味料、香味前駆物質、栄養剤、ミネラル、酸及び調味料、並びにそれらの混合物から選択される溶解された材料を含有し得る、マイクロエマルション。
  2. 前記低HLB乳化剤は、グリセロールモノオレエート、ポリグリセロールリシノレエート、デカグリセロールデカオレエート、スクロースエルケート、及びスクロースオレエートから選択され、
    前記中HLB乳化剤は、ポリグリセロールエステル、トリグリセロールモノ脂肪酸、及びスクロースステアレートから選択され、
    前記高HLB乳化剤は、ポリソルベート80、ポリオキシソルビタンモノラウレート、ポリグリセロール−6−ラウレート、デカグリセロールラウリン酸エステル、デカグリセロールオレイン酸エステル、及びスクロースエステルから選択される、請求項1に記載のマイクロエマルション。
  3. 前記低HLB乳化剤は、グリセロールモノオレエート、ポリグリセロールリシノレエート、デカグリセロールデカオレエート、スクロースエルケート、スクロースオレエート、及びそれらの混合物から選択され、
    前記中HLB乳化剤は、デカグリセロールヘキサオレエート、トリグリセロールモノオレエート、スクロースステアレート、及びそれらの混合物から選択され、
    前記高HLB乳化剤は、ポリソルベート80、ポリオキシソルビタンモノラウレート、ポリグリセロール−6−ラウレート、デカグリセロールラウリン酸エステル、デカグリセロールオレイン酸エステル、及びそれらの混合物から選択される、請求項1に記載のマイクロエマルション。
  4. 前記水不溶性材料は、カロテノイド及びそれらの誘導体、精油、食用油、脂肪酸、タンパク質及びペプチド、ポリ不飽和脂肪酸及びそれらのエステル、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンD及びその誘導体、ビタミンK及びその誘導体、着色料、香味料、栄養剤、栄養補助食品、治療剤、酸化防止剤、天然構成成分の抽出物、薬剤、防腐剤、リポ酸、フィトステリン、ケルセチン、フィトステロール及びそれらのエステル、補酵素Q10(ユビデカレノン)、植物イソフラボン、並びにそれらの混合物から選択される、請求項に記載のマイクロエマルション。
  5. 前記マイクロエマルションで使用される前記乳化剤は、モノグリセロールオレエート、ポリソルベート80及びポリグリセロールエステルを含む、請求項1に記載のマイクロエマルション。
  6. (a)前記親油性水不溶性構成成分を前記低HLB乳化剤と混合する工程であって、それにより前記油相を形成する、混合する工程、
    (b)前記乳化剤系を前記油相へ混合する工程、及び
    (c)前記水相を前記工程(b)の生成物へ添加すると共に混合する工程であって、それにより前記マイクロエマルションを形成する、添加すると共に混合する工程
    を含む、請求項1に記載のマイクロエマルションを調製する方法。
  7. 食品及び飲料組成物へ水溶性材料を組み込むのに使用されるマイクロエマルションであって、
    (a)前記水溶性材料及び9〜17のHLBを有する高HLB乳化剤を含む水相であって、当該高HLB乳化剤がモノグリセリド及びジグリセリドの酢酸エステル、モノグリセリド及びジグリセリドの乳酸エステル、モノグリセリド及びジグリセリドのコハク酸エステル、モノグリセリド及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、ポリソルビタンエステル、脂肪酸のポリグリセロールエステル、レシチン、脂肪酸のスクロースエステル、並びにそれらの混合物から選択される、水相
    (b)油相、及び
    (c)
    (i)脂肪酸のグリセロールエステル、モノグリセリド、ジグリセリド、エトキシル化モノグリセリド、脂肪酸のポリグリセロールエステル、レシチン、脂肪酸のグリセロールエステル、脂肪酸のソルビタンエステル、脂肪酸のスクロースエステル、及びそれらの混合物から選択される、1〜5のHLBを有する低HLB乳化剤、及び
    (ii)モノグリセリド、ジグリセリド、エトキシル化モノグリセリド、脂肪酸のソルビタンエステル、モノグリセリド及びジグリセリドのリン酸エステル、脂肪酸のポリグリセロールエステル、レシチン、脂肪酸のスクロースエステル、及びそれらの混合物から選択される、6〜8のHLBを有する中HLB乳化剤
    を含む食品等級の乳化剤系を含み、
    前記水相は、前記油相内で平均直径1〜300nmを有する粒子として分散され
    前記マイクロエマルションが全体の50%〜90%で油相を含み、その残余は、水相及び食品等級の乳化剤系であり、そのうち該水相は、全体の約1%〜約15%を構成し、その残余は、油相及び食品等級の乳化剤系であり、
    前記マイクロエマルションが前記高HLB乳化剤0.1%〜5%、前記中HLB乳化剤0.1%〜5%、及び前記低HLB乳化剤5%〜30%を含んでいる、マイクロエマルション。
  8. 前記低HLB乳化剤は、グリセロールモノオレエート、ポリグリセロールリシノレエート、デカグリセロールデカオレエート、スクロースエルケート、及びスクロースオレエートから選択され、
    前記中HLB乳化剤は、ポリグリセロールエステル、トリグリセロールモノ脂肪酸、及びスクロースステアレートから選択され、
    前記高HLB乳化剤は、ポリソルベート80、ポリオキシソルビタンモノラウレート、ポリグリセロール−6−ラウレート、デカグリセロールラウリン酸エステル、デカグリセロールオレイン酸エステル、及びスクロースエステルから選択される、請求項7に記載のマイクロエマルション。
  9. 前記低HLB乳化剤は、グリセロールモノオレエート、ポリグリセロールリシノレエート、デカグリセロールデカオレエート、スクロースエルケート、スクロースオレエート、及びそれらの混合物から選択され、
    前記中HLB乳化剤は、デカグリセロールヘキサオレエート、トリグリセロールモノオレエート、スクロースステアレート、及びそれらの混合物から選択され、
    前記高HLB乳化剤は、ポリソルベート80、ポリオキシソルビタンモノラウレート、ポリグリセロール−6−ラウレート、デカグリセロールラウリン酸エステル、デカグリセロールオレイン酸エステル、スクロースエステル、及びそれらの混合物から選択される、請求項7に記載のマイクロエマルション。
  10. 前記油相は、カロテノイド及びそれらの誘導体、精油、食用油、脂肪酸、タンパク質及びペプチド、ポリ不飽和脂肪酸及びそれらのエステル、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンD及びその誘導体、ビタミンK及びその誘導体、着色料、香味料、栄養剤、栄養補助食品、治療剤、酸化防止剤、天然構成成分の抽出物、薬剤、防腐剤、リポ酸、フィトステリン、ケルセチン、フィトステロール及びそれらのエステル、補酵素Q10(ユビデカレノン)、植物イソフラボン、並びにそれらの混合物から選択される溶解された材料を含む、請求項に記載のマイクロエマルション。
  11. 食品添加物、食品防腐剤、食品サプリメント、酸化防止剤、栄養補助食品、植物抽出物、薬剤、脂肪酸、ペプチド、タンパク質、炭水化物、塩、天然香味料、合成香味料、着色剤、ビタミン及びそれらの混合物から選択される、請求項7に記載のマイクロエマルション。
  12. (a)前記水溶性材料構成成分を前記高HLB乳化剤と混合する工程であって、それにより前記水相を形成する、混合する工程、
    (b)前記乳化剤系を前記水相へ混合する工程、及び
    (c)前記油相を前記工程(b)の生成物へ添加すると共に混合する工程であって、それにより前記マイクロエマルションを形成する、添加すると共に混合する工程
    を含む、請求項に記載のマイクロエマルションを調製する方法。
  13. 食品又は飲料製品で使用するための水中油型マイクロエマルションを形成するのに使用される濃縮物であって、
    (a)前記食品又は飲料製品へ組み込まれるべき親油性構成成分を含有する分散される油相1%〜40%
    (b)1〜5のHLBを有する食品等級の、請求項1に記載の低HLB乳化剤1%〜10%
    (c)6〜8のHLBを有する食品等級の、請求項1に記載の中HLB乳化剤1%〜10%、及び
    (d)10〜16のHLBを有する食品等級の、請求項1に記載の高HLB乳化剤65%〜95%
    を含む、濃縮物。
  14. 油脂製品で使用するための油中水型マイクロエマルションを形成するのに使用される濃縮物であって、
    (a)前記油脂製品へ組み込まれるべき構成成分を含有する分散される水相1%〜40%
    (b)1〜5のHLBを有する食品等級の、請求項7に記載の低HLB乳化剤65%〜95%
    (c)6〜8のHLBを有する食品等級の、請求項7に記載の中HLB乳化剤1%〜10%、及び
    (d)9〜17のHLBを有する食品等級の、請求項7に記載の高HLB乳化剤1%〜10%
    を含む、濃縮物。
  15. 請求項1〜5及び7〜10の何れか一項に記載のマイクロエマルションを含む、食品又は飲料組成物。
  16. 請求項13又は14に記載の濃縮物を使用して調製される食品又は飲料組成物。
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