JP5056851B2 - 移動通信システム - Google Patents
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Description
つとして、ハンドオーバ機能及び関連する制御方式が定義されつつある(仕様が開発中で
ある)。
NBの上位装置に相当するMME/SAEゲートウェイ(MME/SAE Gateway)とを備えている。
Equipment)の管理、SAEベアラリソース管理等を司る。
1・AP)等の機能を持つ。
様なシェアードチャネル割り当て論理の場合では、ユーザに対するリソース割り当ては、周波数軸及び時間軸の双方において、常時保証されるものではない。このため、ユーザが必要時に欲しいリソース割り当てが受けられない事象に陥ってしまう可能性があった。また、ハンドオーバ処理においても、ハンドオーバ元基地局及びハンドオーバ先基地局から対象移動局に対して、同一タイミング及び同一周波数リソースを割当てることは困難であり、ハンドオーバは基本的にチャネル切替方式となってしまう。
ング処理」と呼ばれる)が検討されている。
前記第1の無線基地局は、自局と無線接続中の移動局からのハンドオーバ要求メッセージを受信していない場合には、前記上位装置から受信される該移動局向けのデータを該移動局へ転送し、該移動局からハンドオーバ要求メッセージが受信され、このハンドオーバ要求メッセージに応じて前記第2の無線基地局にハンドオーバ処理要求メッセージを送信する場合には、前記ハンドオーバ要求の受信後に前記上位装置から受信されるデータの一
部又は全部を前記第2の無線基地局に転送し、
前記第2の無線基地局は、前記第1の無線基地局からの前記ハンドオーバ処理要求メッセージに応じたハンドオーバ処理を通じて、前記第1の無線基地局との無線接続を自局との無線接続に切り替えた前記移動局に対し、前記第1の無線基地局から転送されたデータと、前記ハンドオーバ処理を通じた前記上位装置におけるデータ送信先の切り替えによって前記上位装置から送信されてくる前記移動局向けのデータとの双方を転送し、
前記第1の無線基地局は、前記第2の無線基地局が前記第1の無線基地局から転送されるデータの受信許容期間を決定するための情報を前記第2の無線基地局に通知する
移動通信システムである。
複数の移動局間で共用される無線チャネルを用いて自局と接続された移動局からハンドオーバ要求メッセージを受信していない場合には、前記上位装置から受信される該移動局向けのデータを該移動局へ転送する一方、該移動局からのハンドオーバ要求メッセージが受信され、このハンドオーバ要求メッセージに応じてハンドオーバ先である他の無線基地局へハンドオーバ処理要求メッセージが送信される場合に、前記ハンドオーバ要求メッセージの受信後に前記上位装置から受信されるデータの一部又は全部を前記他の無線基地局へ転送する転送制御部と、
前記他の無線基地局が前記無線基地局から転送されるデータの受信許容期間を決定するための情報を前記他の無線基地局へ通知する通知部と
を含む無線基地局である。
前記他の無線基地局から受信される、ハンドオーバ対象移動局のハンドオーバ処理要求メッセージに応じてハンドオーバ処理を行うハンドオーバ処理部と、
前記ハンドオーバ要求メッセージの受信後に、前記他の無線基地局から転送されてくる、前記他の送信装置が前記上位装置から受信した前記ハンドオーバ対象無線基地局向けの転送データを受信する受信部と、
前記他の無線基地局から通知される情報に基づいて、前記受信部が転送データの受信を許容する受信許容期間を決定する決定部と、
前記ハンドオーバ処理を通じて自局と無線接続されたハンドオーバ対象移動局に対し、前記受信許容期間内に前記他の無線基地局から受信された転送データと、前記ハンドオーバ処理を通じた前記上位装置におけるデータ送信先の切り替えによって前記上位装置から送信されてくる前記移動局向けのデータとの双方を転送する転送部と
を含む無線基地局である。
前記第1の無線基地局と無線接続されている移動局向けのデータを前記第1の無線基地局に送信する送信部と、
前記第1の無線基地局が前記移動局からハンドオーバ要求メッセージを受信し、このハンドオーバ要求メッセージに応じて前記第2の無線基地局にハンドオーバ処理要求メッセージを送信する場合に前記第1の無線基地局から通知される情報に基づいて、前記第1の無線基地局に対する前記移動局向けのデータ送信停止タイミングを決定する決定部とを含み、
前記送信部は、前記データ送信停止タイミングで前記第1の無線基地局に対する前記移動局向けのデータ送信を停止するとともに、前記第2の無線基地局で実行されるハンドオーバ処理に応じて前記第2の無線基地局に対する前記移動局向けのデータ送信を開始する上位装置である。
図3は、次世代移動通信システム(例えばLTEシステム)における基地局間でのハンドオーバ処理概念の説明図である。図3に示す例では、MME/SAE(Mobile Management
Entity/Systems Architecture Evolution)ゲートウェイ(MME/UPE (Mobile Management Entity/User Plane Entity) Gatewayとも呼ばれる)に二つの無線基地局(eNB: evolved Node B)B1及びB2が接続されており、移動局(UE: User Equipment)が、基地局B
1のサービスエリアから基地局B2のサービスエリアへ移動する(ハンドオーバされる)様子が示されている。
地局」と表記することもある)。
れるメッセージA〜Gを示している。
移動局が基地局B1との間で無線信号をやりとりできる範囲)で基地局B1と接続してい
る場合には、MME/SAEゲートウェイからダウンリンク方向に送信されるユーザプレーンのデータ(ユーザデータ)は、基地局B1を介して移動局に転送される(図3の実線矢
印で示すルート(1)参照)。
ト基地局)へ転送され、ターゲット基地局から移動局へ転送される(図3の実線矢印で示すルート(2)参照)。
セージ“A”参照)。
メッセージ“B”参照)。
バ用の回線を捕捉し、ソース基地局である基地局B1(ソース基地局B1)に対して、“Handover Request”に対する応答確認メッセージである“Handover Request ACK”を送信する(図3及び図4のメッセージ“C”参照)。
参照)。
“E”参照)。
図3及び図4のメッセージ“G”参照)。その後、MME/SAEゲートウェイは、移動
局向けのユーザデータの転送先をソース基地局B1からターゲット基地局B2へ切り替える。
されるユーザデータを移動局へ転送する(図3のルート(2))。“Handover ACK”を受信した後は、ターゲット基地局B2は、MME/SAEゲートウェイから受信されるユーザデータを移動局へ転送する(図3のルート(3))。
在、主に以下の課題があると懸念されている。
(1)データフォワーディング処理においてソース基地局からターゲット基地局へ転送されるユーザデータ(フォワーディングデータ)の終了地点をターゲット基地局(Target eNB)が知ることができない。
〈1〉HO元の基地局(ソース基地局(S-eNB))からX2インタフェースを介して転送され
てくるユーザデータ。
〈2〉HO処理後に、MME/SAEゲートウェイから新規にS1インタフェースを介して送信されてくるデータ。
〔1〕X2インタフェース経由で受信されるデータを移動局へ送信する送信処理を優先的に行う。
〔2〕X2インタフェース経由のデータ送信処理の完了後、新たなS1インタフェース経由で受信されるデータを移動局に向けて送信する。
表記することもある)と基地局との間の伝送路接続は、IP網(Internet Protocol Network)を適用することが考慮されている。
本実施形態では、上述した課題(2)“ソース基地局によるフォワーディングデータの転送期間が定義されていない”を解決する事を主な目的の一つとする。本実施形態では、該次世代移動通信システム(例えばLTEシステム)におけるハンドーバ時にハンドオーバ処理を実施する基地局間において、ハンドオーバ対象移動局に関して装置間のデータ転送が必要な期間(転送期間)を定義し、装置間で転送期間に関する情報を共有する。これによって、無駄なデータ転送を抑制し、各装置における負荷処理の軽減(例えば、順序制御を不
要にする、バッファサイズの拡大を抑える)を図ることを可能にする。
20を備えるネットワークに対するユーザ(端末)として、基地局のサービスエリアの在圏時に、当該基地局との呼接続を通じて通信を行う移動局(UE)30を備えている。
10A)に対して、HO起動要求メッセージ(“Measurement Report”)を送信する(図5及び図6のメッセージ“A”)。このとき、ソース基地局10Aは、ハンドオーバ先基地局(ターゲット基地局:基地局10B),及びゲートウェイ20に向けて、ユーザデータ転送
期間制御のためのパラメータ又はメッセージを送信する処理を行う(図5及び図6の“B
1”及び“B2”)。また、ソース基地局10Aは、ゲートウェイ20からパラメータ又
はメッセージ“B2”に対する応答を受信する(図5及び図6のメッセージ“C”)。
メッセージ)である“Measurement Report”を受信したソース基地局(Source eNB)10A
は、該当移動局(移動局30)に関するHO起動及びHO用回線確立要求メッセージ(ハン
ドオーバ処理要求メッセージ)“Handover Request”を、ターゲット基地局(Target eNB)
10Bに送信する(図5及び図6のメッセージ“B1”)。
基地局10Aから受信されるデータ転送期間(データ転送期間指定タイマ)を用いて決定することができる。
Request”をターゲット基地局が受信する構成を適用できる。このような構成の代わりに、“Handover Request”と異なるメッセージ(転送期間を含む)をターゲット基地局が受信する構成を適用することもできる。転送期間の受信タイミングは、X2インタフェースからの転送データの適正な受信期間(受信終期)をターゲット基地局が決定し得る範囲において適宜決定することができる。
」と称する:図5及び図6の“B2”)を送信する。送信停止要求メッセージは、パラメ
ータの1つとして、ソース基地局10Aにおけるターゲット基地局10Bへのデータ転送期間(転送データ受付期間)を示すデータ転送期間指定タイマ値を含むことができる。
10Bへ送信(転送)することが要求される。
(A) HO中の移動局30向けのダウンリンクデータであって、移動局30との無線チャネル(ダウンリンク)が切断される(無線チャネルがターゲット基地局10Bへ切り替えら
れる)前に、移動局30へ送信することができなかったユーザデータ(通達確認が取れなかったものを含む)。
(B) 移動局30との無線ダウンリンクの切断(無線チャネル切替)後のHO処理中において、新規にS1インタフェース経由でゲートウェイ20から到着するユーザデータ。
転送期間)を示すデータ転送期間指定タイマ情報(データ送信停止タイミングを決定するための情報)を送信停止要求メッセージ“B2”で通知する。
1”:データ転送期間指定タイマ確認)を送信する。
ミング)を決定する。送信停止タイミングは、例えば送信可能期間のタイマを設定するこ
とによって決定することができる。設定タイマ値は、データ転送期間指定タイマ値をそのまま適用しても良く、データ転送期間指定タイマ値を元に決定される異なるタイマ値を適用することもできる。その後、ゲートウェイ20は、送信可能期間のタイマ値が超過したことをトリガとして、S1インタフェース(ソース基地局10A)に向けたユーザデータの送信を停止する。なお、タイマ値の超過をトリガとして、ターゲット基地局10Bとの間に設定されるS1インタフェースを通じたユーザデータの転送を開始するようにしても良い。
0)に対して、ユーザデータの送信期間を指定することができる。これによって、ソース
基地局10A及びターゲット基地局10Bの双方は、無駄なデータ転送期間を意識(無用
なデータ受信待ち状態を保持する)することを要求されない。
手順と同じである。すなわち、通常のハンドオーバ処理(UE向けの回線起動確立確認/HO
移行処理/HO完了処理(Path Switch))が実行される。
しては以下の様なものが考えられる。
期間指定タイマ値)を受信することができる。
時間)で区切ることができる。これによって、ターゲット基地局10Bは、X2インタフ
ェースからのユーザデータ到着を徒に待つ必要がなくなる。すなわち、X2インタフェース用のバッファサイズを節約することができる。
これによってバッファ量が節約される。
能である。
例えば、S1インタフェースからのデータ送信処理中に、X2インタフェースからのデータ転送処理を割り込ませる処理)を省くことができる。これによって、eNode-B装置の開発量を低減することができる。
上述した実施形態をさらに詳細に説明する。
図7は、移動局のエリア移動に伴う、ハンドオーバ処理時の制御信号(メッセージ)及びユーザデータの流れの一例(移動通信システムの他の動作例)を示すシーケンス図である。
して移動局30に送信される(図7:OP2)。
P3)、移動局30は、メッセージ“Measurement Report”を基地局10Aに送信する(図7:OP4、図5のメッセージ“A”に相当)。
T−eNB)へ送信する(図7:OP5、図5のメッセージ“B1”に相当)。このように
して、転送期間通知メッセージとして機能する“Handover Request”を通じてターゲット基地局に転送期間が通知される
基地局10Bは、“Handover Request”に基づいて、移動局30に係る回線獲得やリソース確保を含むハンドオーバ処理を行う。また、基地局10Bは、基地局10Aとの間のX2インタフェースを起動し、“Handover Request”に含まれるデータ転送期間指定タイマ値に基づいて、このX2インタフェースを介して到着するユーザデータの転送期間を計時するX2ユーザプレーンデータ転送期間タイマをスタートする(図7:OP6)。
0、図5のメッセージ“C”に相当)。
“D”に相当)。
OP14)。但し、移動局30へのユーザデータ送信の停止タイミング、及び基地局10
Bへの転送開始タイミングは、適宜設定可能である。
する転送を行う(図7:OP17)。
への転送用バッファ(X2用バッファ)へのバッファリング)を行う。X2ユーザプレーン
データ転送期間タイマがタイムアウトになると、基地局10Bは、基地局10A(X2イ
ンタフェース)から到着するユーザデータの受信処理を停止する。すなわち、基地局10
Bは、タイムアウト後に到着するユーザデータを破棄する。
5のメッセージ“E”に相当)。
0との間におけるS1インタフェースが起動される。
ジに対応する応答確認メッセージ“Handover Complete ACK”を基地局10Bに送信する(図7:OP22、図5のメッセージ“G”に相当)。
インタフェースの解放指示を示すメッセージ“Release Resource”を送信する(図7:O
P23)。この時点で、基地局間HO処理が終了する。
P25)を、移動局30へ送信する(図7:OP26)。基地局10Bは、X2インタフェ
ースからのユーザデータは、S1インタフェースからのユーザデータよりも優先的に移動局30へ送信される。
指定タイマ値)が送信される。
エンドポイント)を制御し、データ受信を抑制することができる(転送する為だけのデータを抑制することになる)。したがって、ソース基地局に対し、無駄なデータ転送バッファ
を搭載する必要がなくなる。
”)は、新規のメッセージである。
終期)を知り得ることができるので、無駄なデータ受信待ち状態を抑制することができる
。
図8は、データ転送期間指定タイマ値に係るタイマ情報(Timer Information)の一例を
示す表である。図8の表中のエントリ1は、図7に示した“Handover Request”に含まれるデータ転送期間指定タイマ値に相当するパラメータ(X2ユーザデータ転送完了タイマ)を示し、エントリ2は、図7に示したMME/SAEゲートウェイへのデータ転送期間指定タイマ(送信停止要求メッセージ)に含まれるデータ転送期間指定タイマ値に相当するパラメータ(S1ユーザデータ送信期間指定タイマ)を示す。
図9は、図5及び図7に示した移動局30として適用可能な移動局装置の構成例を示す図である。図9において、移動局300は、送受信用のアンテナ301と、アンテナ301を用いて送受信される無線信号に係る処理を司る無線部(RF部)302と、ベースバンド信号に対する処理を司るベースバンド部303と、呼制御部304と、記録部(ストレ
ージ)305と、スピーカ及びマイクを含む音声入出力部315とを備えている。
理等を行う受信器(RX)307と、受信器307から出力される信号のA/D変換処理や、ベースバンド部302から入力されるベースバンド信号のD/A変換処理等を行うアナログフロントエンド308と、アナログフロントエンド308から出力される送信信号を周波数シンセサイザ309で生成される周波数成分を用いて無線周波数に変調する処理等を行う送信器(TX)310と、送信器310からの無線信号を増幅するパワーアンプ311とを含んでいる。
モデム及びチャネルコーデック)312と、変復調部308と音声入出力部315との間
のインタフェース変換を司るオーディオインタフェース313と、RF部302及びベースバンド部303の動作(OFDM信号に係る処理)を制御するベースバンド及びRF制御部314とを含んでいる。
図10Aは、図5や図7に示した基地局10A,10Bとして利用可能な基地局装置1
00の構成例を示す図である。図10Aにおいて、基地局装置100は、送受信アンテナ101と、送受信アンテナ101で受信された無線波を増幅する屋外受信増幅器102と、送受信アンテナ101を用いて送受信される無線信号に係る処理を司る無線部110と、無線部110に対する制御を司る無線制御部120とを含んでいる。
ME/SAEゲートウェイ20)と接続される。このIP伝送路130上に、上述したS
1インタフェースやX2インタフェースが生成される。
くとも、移動局との間で確立された通信呼に係る処理を司る呼処理制御機能部127(図
12),無線リソース(共用無線チャネル)を管理するリソース管理部,タイマ値の計算に
ひつようなパラメータ(テーブル)を格納するパラメータ記憶部(格納部)として機能する。制御部125は、単一の回路ユニットで実現されても良く、複数の回路ユニットによって実現されるようにしても良い。
部)126(図12)としての機能を有する。
御が実施される。
図10Bは、図5や図7に示したMME/SAEゲートウェイ20として利用可能なMME/SAEゲートウェイ装置200の構成例を示す図である。
のS1インタフェース)制御等を行う。呼処理制御部214は、図5や図7で説明したメ
ッセージ“B2”を解析し、送信停止タイミング(ソース基地局の転送受付期間)の決定処理(タイマ設定処理)や、応答メッセージ“C1”の生成及び送信制御などを行う。
地局へのユーザデータの送信停止、ターゲット基地局へのユーザデータの送信開始)は、
呼処理制御部214からの指示(指示は、例えば共通制御部213及び221を介して伝
達される)に従って、ユーザプレーン機能部222で行われる。
ス)向けの伝送路のインタフェース管理を行う。伝送路インタフェース制御部223から
、送信先の基地局へのユーザデータが送出される。伝送路インタフェース制御部224は、SAEゲートウェイの上位ノードや、他のMME/SAEゲートウェイとの接続インタフェース管理を司る。
次に、データ転送期間指定タイマ値(転送期間)の決定に関して説明する。タイマ値は、例えば、移動局が確立しているQoS種別に応じて決定される。或いは、タイマ値は、移動局に向かって流れているダウンリンクのユーザデータのトラフィック量から算出することができる。
図11A,11B及び11Cの夫々は、タイマ値選択用テーブルの一例を示す図である
。
”(HO起動要求)を受信したことを契機に、ソース基地局でターゲット基地局及びMME/SAEゲートウェイに通知すべきデータ転送期間指定タイマ値を決定するために参照される。
イマ値を格納し、このタイマ値を基準として、X2インタフェースに関するタイマ値を決定するためのオフセット値を格納している。図11Cに示す例は、S1インタフェースをベースとしてX2インタフェース用のオフセット値を設定している。これに対し、X2インタフェースに関するQoS毎のタイマ値を格納し、このタイマ値を基準としてS1インタフェースのタイマ値を決定するためのオフセット値が格納されるようにしても良い。
タイマ値が格納されたテーブル(タイマ値選択用テーブル)から指定すべきタイマ値を選択する方法の代わりに、実際に移動局向けに流れているトラフィック量に応じたタイマ値を計算し採用する方法を適用することができる。
からの要求に応じて通信用回線を確保する(呼を確立する)過程で、QoSに応じた回線容量を知ることができる)。しかし、実際にその移動局が継続的に確保された回線容量を十
分に用いて通信をしているか否かは不明である。このため、QoS種別から、一意にタイマ値を決定するだけでなく、トラフィックボリューム測定の結果に応じて、タイマ値をリアルタイム制御することが考えられる。
フィック)の移動局がハンドオーバ処理を開始した場合において、その移動局に関して確
保された通信回線容量(リソース)量に対するトラフィック量(リソースの使用率)が低い場合には、HO処理時における基地局間のデータ転送量及びデータ転送期間の設定値は最適化されることが好ましい。
剰/不足設定の抑制)を図ることができ、HO対象の移動局の状態に適したデータフォワーディング管理を実施することが可能となる。
02:Yes)、トラフィック測定部は、トラフィック測定報告データを生成し(OP103)、トラフィック測定報告データを所定の記憶領域(メモリ)に格納する(OP104)。
ラフィック測定部126は、トラフィック測定報告データ(トラフィック測定値)をメモリから呼び出し、呼処理制御部127に与える(OP106)。その後、処理がOP107に進む。
107:No)、処理がステップS102に戻り、次の周期におけるトラフィック量が測
定される。メモリには、周期毎のトラフィック測定報告データ(トラフィック測定値)が格納され、OP106で、呼処理制御部127からの要求に応じたトラフィック測定値が与えられる。
OP204)。QoS種別は、呼確立時に基地局(記録部)に保持されるHO対象呼の呼種
別情報に含まれるQoS種別から獲得される。QoS種別の獲得は、既存の様々なQoS種別判定方法を利用することができる。
0)。
60)を示す図である。
要設定パラメータ)は、例えば、以下のように規定することができる。
(A)Input必要情報
(i) HO該当呼及び、データフォワーディング処理を必要とするサービス(QoS)情報
(ii)トラフィック測定結果(Traffic Volume Measurement Result)
なお、上記(i)の情報は図12のOP204で獲得され、上記(ii)の情報は図12のO
P207で獲得される。
(B)必要設定パラメータ
(i) QoS毎のデータ量(データレート)幅(Minimum Data Rate/Maximum Data Rate)
(ii) QoS毎のタイマ計算用の優先値(Priority Value (Parameter A))
(iii) QoS毎の計算値算出用期間パラメータ(Calculation Period)
(iv) タイマ値の基準値
(v) タイマ設定最大値(Timer Maximum Value)
上記したパラメータは、例えば、図15に示すようなテーブルとして、予め基地局の記憶装置(メモリ:図10Bの記憶部)に格納しておき、呼処理制御部127がタイマ値計算に際して参照することができるように構成することができる。
(C) 計算式として、上記(A)及び(B)を用いたタイマ値(Forwarding Period Timer Value)の計算式の一例を図16に示す。図16に示す計算式は一例であり、他式を用いて計
算することもできる。
2083)。即ち、呼処理制御部は、図15に示したテーブル60から、QoS種別に応
じた最大データレート及び最小データレートを読み出し、データレート幅を計算する。
って、QoS毎のレンジ値(QoS種別に対応するレンジ)を求める(OP2084)。
ック測定値)で割った値を算出し、この算出値にテーブル60から読み出されるQoS種
別に応じた重み係数(優先値)を乗じる(OP2085)。このようにして、転送期間タイマ値が算出される。
o)には、呼処理制御部127は、転送期間タイマ値がタイマ設定最大値であるみなし(OP2087)、タイマ設定最大値をデータ転送期間指定タイマ値として決定する。その後
、処理がOP209(図12)へ進む。
図11A,図11B,図11Cに示したような、X2インタフェースに係るデータ転送期間指定タイマ値を決定するためのタイマ値選択用テーブルは、基地局毎に管理することができる。さらに、移動通信システム内、或いは、或る範囲に属する基地局グループ間で、タイマ値選択用テーブルの格納内容を共通化することができる。
け設定回線情報(ターゲット基地局側で必要となる、移動局の通信回線情報/呼情報等)を
通知し、ターゲット基地局では、X2−AP情報に含まれるQoS情報(QoS種別)に基づき、X2インタフェースでのデータ転送期間タイマ値をタイマ値選択用テーブルから読み出し、読み出されたタイマ値を待ち時間として自ら定義することができる。
すシーケンス図である。
報を含む)をターゲット基地局10Bに送信する(図17:OP5B)。
受信待ちタイマ時間(受信許容期間)として定義し、タイマを設定する(図17:OP6A)。その後、タイマがタイムアウトになった場合には、ターゲット基地局10Bは、ソース基地局10Aからの転送データの受信処理を停止する(図17:OP19)。
上述したような、HO対象移動局に関するデータ転送期間指定タイマ値をソース基地局からターゲット基地局へ通知する手法(図7)、ソース基地局からターゲット基地局へ移動局のQoS情報を通知することで、一意なタイマ値をターゲット基地局側で定義する手法(図17)と異なる手法(実施形態)として、以下のような構成を採用することができる。
ィック測定報告値)を含む“Handover Request (X2-AP)”をターゲット基地局10Bに通
知する(図17:OP5B)。
データの受信を停止する(図17:OP19))。
(付記1)
上位装置に夫々接続された、移動局のハンドオーバ元となる第1の無線基地局と、ハンドオーバ先となる第2の無線基地局とを備え、移動局が複数の移動局間で共用される無線チャネルを用いて第1及び第2の無線基地局の一方と無線接続する移動通信システムであって、
前記第1の無線基地局は、自局と無線接続中の移動局からのハンドオーバ要求メッセージを受信していない場合には、前記上位装置から受信される該移動局向けのデータを該移動局へ転送し、該移動局からハンドオーバ要求メッセージが受信され、このハンドオーバ
要求メッセージに応じて前記第2の無線基地局にハンドオーバ処理要求メッセージを送信する場合には、前記ハンドオーバ要求メッセージの受信後に前記上位装置から受信されるデータの一部又は全部を前記第2の無線基地局に転送し、
前記第2の無線基地局は、前記第1の無線基地局からの前記ハンドオーバ処理要求メッセージに応じたハンドオーバ処理を通じて、前記第1の無線基地局との無線接続を自局との無線接続に切り替えた前記移動局に対し、前記第1の無線基地局から転送されたデータと、前記ハンドオーバ処理を通じた前記上位装置におけるデータ送信先の切り替えによって前記上位装置から送信されてくる前記移動局向けのデータとの双方を転送し、
前記第1の無線基地局は、前記第2の無線基地局が前記第1の無線基地局から転送されるデータの受信許容期間を決定するための情報を前記第2の無線基地局に通知する
移動通信システム(1)。
他の無線基地局とともに上位装置に接続される無線基地局であって、
複数の移動局間で共用される無線チャネルを用いて自局と接続された移動局からハンドオーバ要求メッセージを受信していない場合には、前記上位装置から受信される該移動局向けのデータを該移動局へ転送する一方、該移動局からのハンドオーバ要求メッセージが受信され、このハンドオーバ要求メッセージに応じてハンドオーバ先である他の無線基地局へハンドオーバ処理要求メッセージが送信される場合に、前記ハンドオーバ要求メッセージの受信後に前記上位装置から受信されるデータの一部又は全部を前記他の無線基地局へ転送する転送制御部と、
前記他の無線基地局が前記無線基地局から転送されるデータの受信許容期間を決定するための情報を前記他の無線基地局へ通知する通知部と
を含む無線基地局(2)。
前記通知部は、前記移動局からのハンドオーバ要求メッセージを受信した前記無線基地局に対する前記データの送信停止タイミングを前記上位装置が決定するための情報を前記上位装置に通知する
付記2に記載の無線基地局(3)。
前記通知部は、前記無線基地局から前記他の無線基地局へのデータ転送期間を示す情報を、前記上位装置及び前記他の無線基地局とのうち、少なくとも前記他の無線基地局へ通知する
付記2に記載の無線基地局(4)。
前記無線基地局から前記他の無線基地局へのデータ転送期間を前記移動局のサービス品質種別に基づいて決定する決定部をさらに含む
付記3に記載の無線基地局(5)。
前記サービス品質種別に応じたデータ転送期間を格納した格納部を更に備え、
前記決定部は、前記無線基地局に保持されている前記移動局の呼種別情報に含まれるサービス品質種別を取得し、このサービス品質種別に応じたデータ転送期間を前記格納部から読み出すことによって、前記データ転送期間を決定する
付記5に記載の無線基地局。
前記無線基地局から前記他の無線基地局へのデータ転送期間を前記移動局のサービス品質種別及び前記移動局向けのトラフィック量に基づいて決定する決定部をさらに含む
付記3に記載の無線基地局(6)。
前記サービス品質種別及びトラフィック量に応じたデータ転送期間を格納した格納部と、
前記トラフィック量を測定する測定部とをさらに含み、
前記決定部は、前記無線基地局に保持されている前記移動局の呼種別情報に含まれるサービス品質種別を取得し、該サービス品質種別と前記測定部で得られたトラフィック量に対応するデータ転送期間を前記格納部から読み出すことによって、前記データ転送期間を決定する付記7に記載の無線基地局。
前記トラフィック量を測定する測定部と、
前記データ転送期間の算出に必要な複数のパラメータを格納した格納部とをさらに含み、
前記決定部は、前記無線基地局に保持されている前記移動局の呼種別情報に含まれるサービス品質種別を取得し、このサービス品質種別に応じた複数のパラメータを前記格納部から読み出し、読み出された複数のパラメータと前記測定部で測定されたトラフィック量とから前記データ転送期間を算出する
付記7に記載の無線基地局。
前記通知部は、前記他の無線基地局が前記格納部及び前記決定部を備えている場合に、前記他の無線基地局が前記無線基地局から転送されるデータの受信許容期間を決定するための情報として、前記移動局のサービス品質種別を前記他の無線基地局に通知する
付記6に記載の無線基地局。
前記通知部は、前記格納部,前記測定部,及び前記決定部を前記他の無線基地局が備える場合に、前記他の無線基地局が前記無線基地局から転送されるデータの受信許容期間を決定するための情報として、前記移動局のサービス品質種別及びトラフィック量を前記他の無線基地局に通知する
付記8又は9に記載の無線基地局。
他の無線基地局とともに上位装置に接続され、複数の移動局間で共用される無線チャネルを用いて移動局と無線接続する無線基地局であって、
前記他の無線基地局から受信される、ハンドオーバ対象移動局のハンドオーバ処理要求メッセージに応じてハンドオーバ処理を行うハンドオーバ処理部と、
前記ハンドオーバ要求メッセージの受信後に、前記他の無線基地局から転送されてくる、前記他の送信装置が前記上位装置から受信した前記ハンドオーバ対象無線基地局向けの転送データを受信する受信部と、
前記他の無線基地局から通知される情報に基づいて、前記受信部が転送データの受信を許容する受信許容期間を決定する決定部と、
前記ハンドオーバ処理を通じて自局と無線接続されたハンドオーバ対象移動局に対し、前記受信許容期間内に前記他の無線基地局から受信された転送データと、前記ハンドオーバ処理を通じた前記上位装置におけるデータ送信先の切り替えによって前記上位装置から送信されてくる前記移動局向けのデータとの双方を転送する転送部と
を含む無線基地局(7)。
前記決定部は、前記情報として前記他の無線基地局から通知される、前記他の無線基地局が自局に対して前記転送データの転送を行うデータ転送期間に基づいて前記受信許容期間を決定する
付記12に記載の無線基地局(8)。
複数の移動局間で共用される無線チャネルを用いて移動局と無線接続する第1の無線基地局及び第2の無線基地局と接続された上位装置であって、
前記第1の無線基地局と無線接続されている移動局向けのデータを前記第1の無線基地局に送信する送信部と、
前記第1の無線基地局が前記移動局からハンドオーバ要求メッセージを受信し、このハンドオーバ要求メッセージに応じて前記第2の無線基地局にハンドオーバ処理要求メッセージを送信する場合に前記第1の無線基地局から通知される情報に基づいて、前記第1の無線基地局に対する前記移動局向けのデータ送信停止タイミングを決定する決定部とを含み、
前記送信部は、前記データ送信停止タイミングで前記第1の無線基地局に対する前記移動局向けのデータ送信を停止するとともに、前記第2の無線基地局で実行されるハンドオーバ処理に応じて前記第2の無線基地局に対する前記移動局向けのデータ送信を開始する上位装置(9)。
前記決定部は、前記情報として前記第1の無線基地局から通知される、前記第1の無線基地局が前記第2の無線基地局に対して前記上位装置から受信された前記データを転送するデータ転送期間に基づいて前記データ送信停止タイミングを決定する
付記14に記載の上位装置(10)。
20・・・MME/SAEゲートウェイ(上位装置)
30・・・移動局
50、60・・・テーブル
100・・・無線基地局装置
101・・・送受信アンテナ
102・・・屋外受信増幅器
110・・・無線部
111・・・送信増幅器
112・・・無線送受信機能部
113、121・・・インタフェース機能部
120・・・無線制御部
122・・・ベースバンド処理機能部
123・・・伝送路インタフェース機能部
124・・・IP処理部
125・・・制御部
126・・・トラフィック測定機能部
127・・・呼処理制御機能部
130・・・IP伝送路
200・・・MME/SAEゲートウェイ装置
210・・・MME装置
220・・・SAEゲートウェイ装置
211・・・保守監視機能部
212・・・コンテキスト管理制御部
213、221・・・共通制御部
214・・・呼処理制御部
215、223、224・・・伝送路インタフェース制御部
222・・・ユーザプレーン機能部
300・・・移動局装置
301・・・送受信アンテナ
302・・・RF部
303・・・ベースバンド部
304・・・呼制御部
305・・・記録部
306・・・デュプレクサ
307・・・受信器
308・・・アナログフロントエンド
309・・・周波数シンセサイザ
310・・・送信器
311・・・パワーアンプ
312・・・変復調部
313・・・オーディオインタフェース
314・・・ベースバンド及びRF制御部
315・・・音声入出力部
Claims (8)
- 上位装置に夫々接続された、移動局のハンドオーバ元となる第1の無線基地局と、ハンドオーバ先となる第2の無線基地局とを備え、移動局が無線チャネルを用いて第1及び第2の無線基地局の一方と無線接続する移動通信システムであって、
前記第1の無線基地局は、自局と無線接続中の移動局からのハンドオーバ要求メッセージを受信していない場合には、前記上位装置から受信される該移動局向けのデータを該移動局へ転送し、該移動局からハンドオーバ要求メッセージが受信され、このハンドオーバ要求メッセージに応じて前記第2の無線基地局にハンドオーバ処理要求メッセージを送信する場合には、前記ハンドオーバ要求メッセージの受信後に前記上位装置から受信されるデータの一部又は全部を前記第2の無線基地局に転送し、
前記第2の無線基地局は、前記第1の無線基地局からの前記ハンドオーバ処理要求メッセージに応じたハンドオーバ処理を通じて、前記第1の無線基地局との無線接続を自局との無線接続に切り替えた前記移動局に対し、前記第1の無線基地局から転送されたデータと、前記ハンドオーバ処理を通じた前記上位装置におけるデータ送信先の切り替えによって前記上位装置から送信されてくる前記移動局向けのデータとの双方を転送し、
前記第1の無線基地局は、前記第2の無線基地局が前記第1の無線基地局から転送されるデータの受信許容期間を決定するための情報を前記第2の無線基地局に通知し、
前記第2の無線基地局は、前記第1の無線基地局から通知された前記情報に基づいて、前記移動局が前記第2無線基地局と接続される前に開始される前記データの受信許容期間を決定し、
前記第1の無線基地局は、前記移動局が前記第2無線基地局と接続される前に、前記移動局向けデータの転送を開始し、
前記第2の無線基地局は、前記データの受信許容期間内に前記第1の無線基地局から受信した前記移動局向けのデータを一時保存し、前記データの受信許容期間満了により、一時保存したデータを、前記上位装置から受信した前記移動局向けのデータよりも優先して前記第2の無線基地局と接続された前記移動局へ転送し、前記一時保存されたデータの転送完了後に、前記上位装置から受信した前記移動局向けのデータを前記移動局へ転送する移動通信システム。 - 他の無線基地局とともに上位装置に接続される無線基地局であって、
無線チャネルを用いて自局と接続された移動局からハンドオーバ要求メッセージを受信していない場合には、前記上位装置から受信される該移動局向けのデータを該移動局へ転送する一方、該移動局からのハンドオーバ要求メッセージが受信され、このハンドオーバ要求メッセージに応じてハンドオーバ先である他の無線基地局へハンドオーバ処理要求メッセージが送信される場合に、前記ハンドオーバ要求メッセージの受信後に前記上位装置から受信されるデータの一部又は全部を前記他の無線基地局へ転送する転送制御部と、
前記他の無線基地局が前記無線基地局から転送されるデータの受信許容期間を決定するための情報を前記他の無線基地局へ通知する通知部と
を含み、
前記データの受信許容期間は、前記移動局が前記他の無線基地局と接続される前に開始され、
前記転送制御部は、前記移動局が前記他の無線基地局と接続される前に、前記他の無線基地局に対する、前記上位装置から受信されるデータの一部又は全部の転送を開始し、
前記データの受信許容期間内に前記他の無線基地局へ転送されたデータは前記他の無線基地局にて一時保存され、当該一時保存されたデータは、前記データの受信許容期間満了により、前記他の無線基地局が前記上位装置から受信した前記移動局向けのデータよりも優先して前記他の無線基地局と接続された前記移動局へ転送され、前記一時保存されたデータの転送完了後に、前記他の無線基地局が前記上位装置から受信した前記移動局向けのデータが前記移動局へ転送される
無線基地局。 - 前記通知部は、前記移動局からのハンドオーバ要求メッセージを受信した前記無線基地局に対する前記データの送信停止タイミングを前記上位装置が決定するための情報を前記上位装置に通知する
請求項2に記載の無線基地局。 - 前記通知部は、前記無線基地局から前記他の無線基地局へのデータ転送期間を示す情報を、前記上位装置及び前記他の無線基地局とのうち、少なくとも前記他の無線基地局へ通知する
請求項2に記載の無線基地局。 - 前記無線基地局から前記他の無線基地局へのデータ転送期間を前記移動局のサービス品質種別に基づいて決定する決定部をさらに含む
請求項3に記載の無線基地局。 - 前記無線基地局から前記他の無線基地局へのデータ転送期間を前記移動局のサービス品質種別及び前記移動局向けのトラフィック量に基づいて決定する決定部をさらに含む
請求項3に記載の無線基地局。 - 他の無線基地局とともに上位装置に接続され、無線チャネルを用いて移動局と無線接続する無線基地局であって、
前記他の無線基地局から受信される、ハンドオーバ対象移動局のハンドオーバ処理要求メッセージに応じてハンドオーバ処理を行うハンドオーバ処理部と、
前記ハンドオーバ処理要求メッセージの受信後であって、且つ前記移動局と前記無線基地局とが接続される前に開始される前記他の無線基地局の転送によって、前記他の無線基地局が前記上位装置から受信した前記移動局向けの転送データを受信する受信部と、
前記他の無線基地局から通知される情報に基づいて、前記受信部が転送データの受信を許容する受信許容期間であって、前記移動局が前記無線基地局と接続される前に開始される受信許容期間を決定する決定部と、
前記ハンドオーバ処理を通じて自局と無線接続されたハンドオーバ対象移動局に対し、前記受信許容期間内に前記他の無線基地局から受信された転送データと、前記ハンドオーバ処理を通じた前記上位装置におけるデータ送信先の切り替えによって前記上位装置から送信されてくる前記移動局向けのデータとの双方を転送する転送部とを含み、
前記データの受信許容期間内に前記他の無線基地局から受信された前記移動局向けのデータが一時保存され、前記転送部は、前記データの受信許容期間満了により、前記一時保存されたデータを、前記無線基地局が前記上位装置から受信した前記移動局向けのデータよりも優先して前記無線基地局と接続された前記移動局へ転送し、前記一時保存されたデータの転送完了後に、前記無線基地局が前記上位装置から受信した前記移動局向けのデータを前記移動局へ転送する
無線基地局。 - 前記決定部は、前記情報として前記他の無線基地局から通知される、前記他の無線基地局が自局に対して前記転送データの転送を行うデータ転送期間に基づいて前記受信許容期間を決定する
請求項7に記載の無線基地局。
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