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JP4931238B2 - 撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

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JP4931238B2 JP2007211512A JP2007211512A JP4931238B2 JP 4931238 B2 JP4931238 B2 JP 4931238B2 JP 2007211512 A JP2007211512 A JP 2007211512A JP 2007211512 A JP2007211512 A JP 2007211512A JP 4931238 B2 JP4931238 B2 JP 4931238B2
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Description

本発明は、画素が行列状に配置されたセンサを有する撮像装置及びその駆動方法に関するものであり、特に、センサに入射したX線等の放射線に係る画像を撮像する撮像装置及びその駆動方法に関する。
近年、例えば、放射線の一種であるX線を用いた撮影において、被写体を透過したX線の強度分布の取得には、光電変換素子を用いたディジタルX線撮像装置が使用され始めている。
このディジタルX線撮像装置は、従来のフィルム式の撮像装置よりも優れた感度や画質を有する。また、ディジタルX線撮像装置では、画像をディジタルデータとして保存することができるため、被写体の撮影(撮像)後に画像に対して各種の画像処理を行うことにより、より診断しやすい画像へ加工できる。また、このディジタルX線撮像装置は、画像の管理が容易であることや、ネットワークを利用して画像データを転送できるなどの利点を持つ。
このようなX線撮像装置には、光電変換素子及びTFTに代表されるスイッチング素子を含む画素が2次元アレイ状(2次元行列状)に配置されたX線センサ(2次元センサ)が用いられている。これにより、X線発生部と2次元センサの間に被写体を置き、被写体を透過したX線量を2次元センサで電気信号に変換することで、被写体のX線画像を得ることができる。また、各光電変換素子からの電気信号(電荷)は個別に読み出されて、A/D変換部によるA/D変換によりディジタル化され、画像処理が行われた後、記憶や表示される。
また、近年、静止画撮影だけでなく、動画撮影が可能な2次元センサが開発されており、例えば、下記の特許文献1や特許文献2等に開示されている。そして、近時では、作業効率や省スペースの観点から、1つの装置で、静止画撮影だけでなく動画撮影を行うX線撮像装置が求められている。
特開平10−285466号公報 特開2006−43293号公報
X線撮像装置において、静止画撮影時は高い解像度が求められるが、透視撮影のような動画撮影時には、解像度よりも動画のフレームレートが高いことが望まれる。また、動画撮影時においても、撮影目的に応じて要求される解像度、フレームレートは異なる。例えば、静止画撮影のためのプレビューのような動画撮影では、高い解像度や高いフレームレートはそれほど要求されないが、心臓のように速い動きのある部位の動画撮影では、高いフレームレートが求められる。
そこで、動画撮影時には、センサ上の複数の画素からまとめて画素情報(電荷)の読み出しを行い、読み出した画素情報を加算処理もしくは平均化処理することにより、画像の取得速度を速めて、フレームレートを向上させることができる。その一方、上述した加算処理もしくは平均化処理を行わず、画素情報を画素ごとに個別に読み出すようにすれば、フレームレートは低下するが、高解像度の画像を取得できる。
ここで、例えば2行×2列の画素における画素情報(電荷)を加算処理(又は平均化処理)により、1画素の画素情報として縮小する処理を行う場合、単純なアナログ信号による加算(又は平均)読み出しを行えば、画像の高速な取得が可能である。
しかしながら、2行×2列の画素のうちの1画素でも何らかの欠陥があると、その加算処理(又は平均化処理)後の画素も欠陥画素として扱わざるを得なくなる。即ち、この場合、縮小処理後の画像が当該欠陥画素により著しく劣化することになる。また、2次元センサは半導体で形成されており、製造工程の中で多数の画素に何らかの欠陥が生じることを防ぐことは一般的に困難である。
その一方、欠陥画素の画素情報を含めずに上述した縮小処理を行って、縮小処理後の画像の劣化を防止することが考えられる。この場合、例えば画素情報をディジタル値として取得できれば、欠陥画素の位置情報に基づいて正常画素の画素情報のみを選択して加算処理(又は平均化処理)をすることは容易である。しかしながら、この場合、全ての画素の画素情報をA/D変換することになり、画像の読み出しの高速化(即ち、フレームレートの向上)を図ることが困難になる。また、A/D変換を行う前に欠陥画素を除外して加算処理もしくは平均化処理をしようとすると、特別な判断機構が必要となり、その制御や回路構成が複雑になるという問題がある。
即ち、従来においては、フレームレートの向上を図ると共に、簡易な構成で画像の劣化を防止することが困難であるという問題があった。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、フレームレートの向上を図ると共に、簡易な構成で画像の劣化を防止することを実現することを目的とする。
本発明の撮像装置は、欠陥画素を含む複数の画素が行列状に配置されたセンサを有し、画像の撮像を行う撮像手段と、前記欠陥画素の位置情報を記憶する記憶手段と、前記センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第1の画像縮小手段と、前記センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第2の画像縮小手段と、前記画像を縮小する際に、前記第1の画像縮小手段又は前記第2の画像縮小手段を選択する選択手段とを有する。
本発明の撮像装置における他の態様は、欠陥画素を含む複数の画素が行列状に配置されたセンサを有し、画像の撮像を行う撮像手段と、前記欠陥画素の位置情報を記憶する記憶手段と、前記センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第1の画像縮小手段と、前記センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第2の画像縮小手段と、前記画像を縮小する際に、前記センサに行列状に配置された複数の画素における画素情報の読み出し単位ごとに、前記第1の画像縮小手段又は前記第2の画像縮小手段を選択する選択手段とを有する。
本発明の撮像装置の駆動方法は、欠陥画素を含む複数の画素が行列状に配置されたセンサを有し、画像の撮像を行う撮像手段と、前記欠陥画素の位置情報を記憶する記憶手段とを備えた撮像装置の駆動方法であって、前記センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第1の画像縮小ステップと、前記センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第2の画像縮小ステップと、前記画像を縮小する際に、前記第1の画像縮小ステップ又は前記第2の画像縮小ステップを選択する選択ステップとを有する。
本発明の撮像装置の駆動方法における他の態様は、欠陥画素を含む複数の画素が行列状に配置されたセンサを有し、画像の撮像を行う撮像手段と、前記欠陥画素の位置情報を記憶する記憶手段とを備えた撮像装置の駆動方法であって、前記センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第1の画像縮小ステップと、前記センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第2の画像縮小ステップと、前記画像を縮小する際に、前記センサに行列状に配置された複数の画素における画素情報の読み出し単位ごとに、前記第1の画像縮小ステップ又は前記第2の画像縮小ステップを選択する選択ステップとを有する。
本発明によれば、フレームレートの向上を図ると共に、簡易な構成で画像の劣化を防止することを実現することができる。
−本発明の骨子−
まず、本発明を実施するための具体的な実施形態を説明する前に、本発明の骨子について説明する。
本発明者は、フレームレートの向上を図ると共に、簡易な構成で画像の劣化を防止することを実現するために、以下に示す本発明の骨子を想到した。ここで、以下の説明においては、フレームレートを向上させるために行う縮小処理の例として、2次元センサに配置された2行×2列の画素における画素情報(電荷)を1つの画素の画素情報として縮小する処理を行う場合について説明する。
まず、本発明者は、上述した縮小処理を行う際、2段階の処理に分けて行うことを考えた。第1段階では、2行×2列の画素のうち、1行×2列の画素もしくは2行×1列の画素のように列方向又は行方向の一方向の隣接2画素に対して、欠陥画素の画素情報を含む単純なアナログ信号の加算処理(又は平均化処理)による読み出しを行う。続く第2段階では、他方向の隣接2画素に対して、欠陥画素の画素情報を含まない加算処理(又は平均化処理)を行う。これにより、第1段階での欠陥画素の画素情報を含む処理において、隣接2画素のうちのどちらか一方が欠陥画素であっても、第2段階での欠陥画素の画素情報を含めない処理により、正常画素の画素情報のみを利用することが可能になる。
ここで、上述した縮小処理を、2次元センサに2次元行列状に配置された全ての画素に対して行う場合について考える。この場合、欠陥画素の位置パターンによっては、第1段階の処理を行方向に行うと共に第2段階の処理を列方向に行う場合と、第1段階の処理を列方向に行うと共に第2段階の処理を行方向に行う場合とで、縮小後の画像の欠陥画素数が異なる可能性がある。特に、センサパネルの製造時や経年劣化により、2次元センサ上にライン欠陥が生じた場合には、行方向もしくは列方向のどちらか一方に偏って欠陥画素が発生するため、この場合には、縮小後の画像の欠陥画素数の差が大きくなる。以下に、図1及び図2を用いて具体的に説明する。
図1は、本発明に係る第1の画像縮小処理の概念を示す模式図である。また、図2は、本発明に係る第2の画像縮小処理の概念を示す模式図である。
図1及び図2には、2行×2列の画素を1画素とする縮小処理を行う例を示している。また、図1(a)及び図2(a)には、欠陥画素を含む複数の画素1220が2次元行列状に配置された2次元センサ122が示されている。ここで、図1(a)及び図2(a)において、「×」で示された画素1220が欠陥画素であり、空白で示された画素1220が正常画素である。
まず、図1に示す第1の画像縮小処理について説明する。
図1に示す第1の画像縮小処理では、まず、図1(a)に示す2次元センサ122の行方向に隣接する2画素の画素情報を欠陥画素の画素情報を含めて加算処理(又は平均化処理)を行う。これにより、図1(b)に示す加算処理(又は平均化処理)後の複数の画素1231が得られる。続いて、図1(b)に示す列方向に隣接する2画素の画素情報を欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理(又は平均化処理)を行う。これにより、図1(c)に示す加算処理(又は平均化処理)後の複数の画素1232が得られる。この第1の画像縮小処理により、図1(c)に示す縮小後の画像が生成される。図1(c)に示す縮小後の画像は、1つの欠陥画素が存在する画像となる。
次に、図2に示す第2の画像縮小処理について説明する。
図2に示す第2の画像縮小処理では、図2(a)に示す2次元センサ122の列方向に隣接する2画素の画素情報を欠陥画素の画素情報を含めて加算処理(又は平均化処理)を行う。これにより、図2(b)に示す加算処理(又は平均化処理)後の複数の画素1233が得られる。続いて、図2(b)に示す行方向に隣接する2画素の画素情報を欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理(又は平均化処理)を行う。これにより、図2(c)に示す加算処理(又は平均化処理)後の複数の画素1234が得られる。この第2の画像縮小処理により、図2(c)に示す縮小後の画像が生成される。図2(c)に示す縮小後の画像は、4つの欠陥画素が存在する画像となる。
このように、図1に示す第1の画像縮小処理と図2に示す第2の画像縮小処理とでは、2次元センサに形成されている欠陥画素の位置パターンによって、縮小後の画像の欠陥画素数が異なる。
また、縮小後の画像の欠陥画素については、縮小後の画像の画素単位で欠陥補正処理が行われることになる。例えば、欠陥画素の上下左右に隣接する画素の画素情報を用いて当該欠陥画素の画素値を充当する補正方法の場合、図2(c)に示す欠陥画素1234Aについては、その画素値を補正することが不可能である。一方、図1(c)に示す画素1232Aについては、正常な画素値を取得できている。このように、欠陥補正処理でも救えない縮小後の画像の画素が、縮小処理を変更することで救える場合がある。
そこで、本発明者は、図1に示す第1の画像縮小処理を行う第1の画像縮小手段と、図2に示す第2の画像縮小処理を行う第2の画像縮小手段とを設けると共に、これらの処理の結果に応じて画像縮小手段を選択する選択手段を設けることを思料した。
−本発明の骨子を踏まえた具体的な実施形態−
次に、上述した本発明の骨子を踏まえた具体的な実施形態について説明する。
なお、以下に示す本発明の実施形態においては、本発明に係る撮像装置として、X線撮像装置を適用した例を示すが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、X線に限らず、例えば、α線、β線、γ線、光線などの他の放射線に係る画像を撮像する放射線撮像装置も本発明に含まれるものとする。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮像装置を含むX線撮像システムの概略構成の一例を示す模式図である。
図3に示すX線撮像システムは、本実施形態に係るX線撮像装置100と、モニタ300と、プリンタ400と、ネットワーク500を有して構成されている。
X線撮像装置100は、X線発生部110と、撮像部120と、読み出し制御部130と、A/D変換部140と、システム制御部150と、記憶部160と、X線制御部170と、操作入力部180を有して構成されている。また、被写体200は、X線発生部110と撮像部120との間の所定の位置に配置される。
X線発生部110は、X線制御部170による制御に基づいて、X線111を発生させるものであり、具体的に、本実施形態では、撮像部120との間に配置された被写体200に対してX線111を照射する。
撮像部(撮像手段)120は、欠陥画素を含む複数の画素が2次元行列状に配置された2次元センサを有し、当該2次元センサで被写体200を透過したX線111を電気信号に変換して、画像の撮像を行う。具体的に、撮像部120は、2次元センサに入射したX線(放射線)の強度分布に応じた画像の撮像を行う。ここでの電気信号は、各画素において入射したX線量に応じて蓄積された電荷(画素情報)に基づくものであり、アナログ信号である。
読み出し制御部130は、撮像部120の2次元センサで検出した電気信号を読み出す際の制御を行う。
A/D変換部140は、撮像部120の2次元センサから読み出された電気信号をディジタル信号に変換する。
システム制御部150は、図3に示すX線撮像システムの各構成部における駆動を統括的に制御する。また、システム制御部150には、第1の画像縮小部(第1の画像縮小手段)151、第2の画像縮小部(第2の画像縮小手段)152、選択部(選択手段)153及び欠陥補正部(欠陥補正手段)154が機能構成として含まれている。
記憶部(記憶手段)160は、撮像部120の2次元センサに存在する欠陥画素の位置を示す欠陥画素位置情報161や、各種の設定情報162及び各種の画像データ163などを記憶する。
X線制御部170は、システム制御部150による制御に基づいて、X線発生部110を制御して、X線発生部110から発生させるX線111を制御する。
操作入力部180は、操作者から操作入力された各種の情報をシステム制御部150に入力する。
また、A/D変換部140によってディジタル信号に変換され、システム制御部150で処理された画像に基づく画像データは、記憶部160に画像データ163として記憶される。また、この画像データは、必要に応じて、不図示の画像処理部において診断に適した画像データに処理され、モニタ300に表示される。さらに、本実施形態のX線撮像システムでは、当該画像データをプリンタ400に出力することや、或いは、ネットワーク500を介して、遠隔診断を行うための表示装置や画像管理システムに転送することも可能である。
ここで、システム制御部150の各機能構成について以下に説明する。
第1の画像縮小部151は、例えば、図1に示す第1の画像縮小処理を行う。具体的に、第1の画像縮小部151は、まず、図1(a)及び図1(b)に示すように、撮像部120の2次元センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を、欠陥画素位置情報161に基づく欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理する。その後、第1の画像縮小部151は、図1(b)及び図1(c)に示すように、列方向に隣接する複数の画素の画素情報を、欠陥画素位置情報161に基づく欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行う。この第1の画像縮小部151の処理により、撮像部120の2次元センサで撮像された画像に対して、複数行×複数列の画素の画素情報を1画素の画素情報に縮小する第1の画像縮小処理がなされる。
第2の画像縮小部152は、例えば、図2に示す第2の画像縮小処理を行う。具体的に、第2の画像縮小部152は、まず、図2(a)及び図2(b)に示すように、撮像部120の2次元センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を、欠陥画素位置情報161に基づく欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理する。その後、第2の画像縮小部152は、図2(b)及び図2(c)に示すように、行方向に隣接する複数の画素の画素情報を、欠陥画素位置情報161に基づく欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行う。この第2の画像縮小部152の処理により、撮像部120の2次元センサで撮像された画像に対して、複数行×複数列の画素の画素情報を1画素の画素情報に縮小する第2の画像縮小処理がなされる。
選択部153は、撮像部120の2次元センサで撮像された画像を縮小する際に、第1の画像縮小部151及び第2の画像縮小部152による処理の結果に応じて、第1の画像縮小部151又は第2の画像縮小部152を選択する処理を行う。欠陥補正部154は、選択部153で選択された第1の画像縮小部151又は第2の画像縮小部152による縮小後の画像に対して、欠陥画素の欠陥補正を行う。
次に、図3に示す撮像部120の内部構成について説明する。
図4は、図3に示す撮像部120の内部構成の一例を示す模式図である。
図4に示すように、撮像部120は、駆動回路121と、2次元センサ122と、電源123と、読み出し回路124を有して構成されている。
2次元センサ122には、欠陥画素を含む複数の画素1220が2次行列状に配置されている。また、1つの画素1220は、入射したX線を電荷(画素情報)に変換する変換素子1221と、変換素子1221で変換された電荷(画素情報)を当該画素1220の外部に転送するスイッチ素子1222とを、それぞれ1つずつ含み形成されている。なお、図4には、2次元センサ122に、m行×n列の画素1220が配置されている例を示している。
ここで、変換素子1221は、例えば、光電変換素子と、当該光電変換素子の上方(被写体200と当該光電変換素子との間)に蛍光体を備えて構成されている。この場合、まず、蛍光体において当該変換素子1221に入射したX線を可視光に変換し、次いで、光電変換素子において蛍光体で変換された可視光を電荷(画素情報)に変換する形態となる。なお、本実施形態の変換素子1221は、光電変換素子及び蛍光体で構成されるものに限定されず、例えば、入射したX線を直接電荷(画素情報)に変換する、いわゆる直接変換型の変換素子であってもよい。また、スイッチ素子1222は、例えば、TFT(Thin Film Transistor)で形成されている。
駆動回路121は、読み出し制御部130による制御に基づいて、2次元センサ122の各画素1220を行方向(主走査方向)に接続する駆動線(ゲート線)g1〜gmを介して、各画素1220を駆動する制御を行う。即ち、駆動回路121は、2次元センサ122に2次元行列状に配置された複数の画素1220に対して、読み出し単位に相当する行の画素を順次選択して、2次元センサ122の列方向(副走査方向)に走査を行う副走査手段を構成する。具体的に、駆動線g1〜gmは、各画素1220のスイッチ素子1222のゲート電極に接続されており、駆動回路121は、各駆動線に駆動信号を供給して各スイッチ素子1222をオンさせて各変換素子1221の電荷(画素情報)を外部に転送させる。
電源123は、2次元センサ122の各画素1220の変換素子1221に、例えば、バイアス電圧を供給するものである。
読み出し回路124は、読み出し制御部130による制御に基づいて、2次元センサ122の各画素1220を列方向に接続する信号線s1〜snを介して、各画素1220の各変換素子1221の電荷(画素情報)を読み出す制御を行う。即ち、読み出し回路124は、駆動回路121により選択された行の画素の電荷(画素情報)を、信号線s1〜snを介して順次読み出す主走査手段を構成する。
読み出し回路124は、具体的に、信号増幅回路1241と、サンプルホールド回路1242と、マルチプレクサ回路1243を有して構成されている。信号増幅回路1241は、各スイッチ素子1222及び各信号線s1〜snを介して読み出された各変換素子1221の電荷(画素情報)に基づく電気信号を増幅する。サンプルホールド回路1242は、信号増幅回路1241で処理した電気信号を転送するまでの期間、当該電気信号を保持する。マルチプレクサ回路1243は、スイッチSW1〜SWnを時系列的に順次オンさせて、サンプルホールド回路1242に保持された電気信号を時系列的に順次読み出し、アンプAを介してA/D変換部140に出力する。マルチプレクサ回路1243の各スイッチSW1〜SWnのオン/オフ動作は、読み出し制御部130から入力される制御信号MUX1〜MUXnによって制御される。
本実施形態のシステム制御部150では、上述したように、第1の画像縮小部151と、第2の画像縮小部152とを独立に備え、操作入力部180への操作入力に基づいて画像を縮小する際に、どちらの画像縮小部を用いるのかを選択部153で選択する。
以下に、まず、第1の画像縮小部151の処理について説明する。
第1の画像縮小部151は、読み出し制御部130を介して、図4に示す駆動回路121及び読み出し回路124を制御して、第1の画像縮小処理を行う。ここで、以下に示す第1の画像縮小部151による処理においては、図1に示す2行×2列の画素を1画素とする縮小処理の例を説明する。
第1の画像縮小部151は、まず、駆動回路121から、駆動線(ゲート線)g1の電位をHiにする駆動信号を供給させ、当該駆動線g1と接続するスイッチ素子1222を全てオンとする。これにより、第1行目の各画素の電荷(画素情報)に基づく電気信号が読み出し回路124に読み出され、それぞれ、サンプルホールド回路1242に保持される。そして、第1の画像縮小部151は、読み出し制御部130を介して制御信号MUX1及びMUX2を同時に入力してスイッチSW1及びSW2を同時にオンし、その後、順次、スイッチSW3〜SWnを2つずつ同時にオンする。これにより、サンプルホールド回路1242に保持されていた第1行目の隣接する2画素分の電荷(画素情報)が、アンプAに同時に読み出されてアナログ的に加算処理(又は平均化処理)され、A/D変換部140に出力される。そして、上述した2次元センサ122の第1行目の処理を、第2行目〜第m行目まで順次行う。ここまでの処理は、図1(b)に示すものとなる。
このように、スイッチSW1〜SWnを2つずつオン/オフさせることで、2次元センサ122の行方向に隣接する2画素に対する欠陥画素の画素情報を含めた加算処理(又は平均化処理)の読み出しが可能になる。この場合、A/D変換部140に出力される電気信号の回数を減らせるため、全ての画素情報をA/D変換する場合に比べて、高速な読み出しが可能になる。
このようにして、2次元センサ122の行方向に隣接する2画素の電荷(画素情報)が加算(又は平均化)された電気信号は、A/D変換部140によりディジタル信号に変換された後、システム制御部150(第1の画像縮小部151)に入力される。そして、第1の画像縮小部151は、A/D変換部140からの電気信号に対して、記憶部160に記憶されている欠陥画素位置情報161に基づいて、列方向に隣接した2画素分の画素情報を欠陥画素の画像情報を含めずに加算処理(又は平均化処理)を行う。この場合、第1の画像縮小部151は、欠陥画素ではない正常画素の画素情報のみを用いてディジタル的に加算処理(もしくは平均化処理)を行う。以上の処理により、2行×2列の画素が1画素として縮小される。この処理は、図1(c)に示すものとなる。
A/D変換部140によるA/D変換後は、ディジタル信号(ディジタルデータ)として扱えるため、加算処理の対象の2画素の一方が欠陥画素であった場合に、当該欠陥画素の画素情報を除外して正常画素の画素情報のみを用いて縮小することは容易である。ただし、加算処理の対象の2画素のうちの両方の画素が欠陥画素であった場合には、縮小後も欠陥画素となる。
続いて、第2の画像縮小部152の処理について説明する。
第2の画像縮小部152は、読み出し制御部130を介して、図4に示す駆動回路121及び読み出し回路124を制御して、第2の画像縮小処理を行う。ここで、以下に示す第2の画像縮小部152による処理においては、図2に示す2行×2列の画素を1画素とする縮小処理の例を説明する。
第2の画像縮小部152は、まず、駆動回路121から、駆動線(ゲート線)g1及びg2の電位を同時にHiにする駆動信号を供給させ、当該駆動線g1及びg2の2ラインと接続するスイッチ素子1222を全てオンとする。これにより、第1行目及び第2行目の各画素の電荷(画素情報)に基づく電気信号が同時に読み出し回路124に読み出され、それぞれ、サンプルホールド回路1242に保持される。このように、駆動線の2ラインにおけるスイッチ素子1222を同時にオンさせることにより、2次元センサ122の列方向に隣接する2画素分の電荷(画素情報)が、アナログ的に加算処理(又は平均化処理)されてサンプルホールド回路1242に保持される。その後、サンプルホールド回路1242保持された電気信号は、マルチプレクサ回路1243においてスイッチSW1〜SWnを1つずつ順次オンすることで、アンプAを介して順次、A/D変換部140に出力される。そして、上述した2次元センサ122の第1行目及び第2行目の処理を、第3行目〜第m行目まで2行ずつ順次行う。ここまでの処理は、図2(b)に示すものとなる。
このように、駆動回路121から駆動線g1〜gmに対して2ラインずつ同時に駆動信号を供給することで、2次元センサ122の列方向に隣接する2画素分の画素情報を欠陥画素の画素情報を含めて加算処理(又は平均化処理)をすることが可能である。この場合、駆動線に1ラインずつ駆動信号を供給する場合と比較して、2次元センサ122の各画素から画素情報を読み出す回数自体を半分に減らせるため、高速な読み出しが可能になる。
このようにして、2次元センサ122の列方向に隣接する2画素の電荷(画素情報)が加算(又は平均化)された電気信号は、A/D変換部140によりディジタル信号に変換された後、システム制御部150(第2の画像縮小部152)に入力される。そして、第2の画像縮小部152は、A/D変換部140からの電気信号に対して、記憶部160に記憶されている欠陥画素位置情報161に基づいて、行方向に隣接した2画素分の画素情報を欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理(又は平均化処理)を行う。この場合、第2の画像縮小部152は、欠陥画素ではない正常画素の画素情報のみを用いてディジタル的に加算処理(もしくは平均化処理)を行う。以上の処理により、2行×2列の画素が1画素として縮小される。この処理は、図2(c)に示すものとなる。
A/D変換部140によるA/D変換後は、ディジタル信号(ディジタルデータ)として扱えるため、加算処理の対象の2画素の一方が欠陥画素であった場合に、当該欠陥画素の画素情報を除外して正常画素の画素情報のみを用いて縮小することは容易である。ただし、加算処理の対象の2画素のうちの両方の画素が欠陥画素であった場合には、縮小後も欠陥画素となる。
次に、第1の実施形態に係るX線撮像装置100の駆動方法について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮像装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示すフローチャートにおいては、予め、操作者から操作入力部180を介して撮影モードとして画像縮小モードが選択され、また、被写体200の撮影に係る要求フレームレートが設定されているものとする。
まず、図5のステップS101において、第1の画像縮小部151は、記憶部160に記憶されている欠陥画素位置情報161を用いて、本撮影前の予備撮影にて撮像部120で撮像された画像に対して、上述した第1の画像縮小処理を行う。そして、第1の画像縮小部151は、第1の画像縮小処理による縮小後の画像における欠陥画素数N1を、計算により取得する。ここで、図1に示す例の場合には、図1(c)に示すように、欠陥画素数N1が1として取得される。
続いて、ステップS102において、第2の画像縮小部152は、記憶部160に記憶されている欠陥画素位置情報161を用いて、本撮影前の予備撮影にて撮像部120で撮像された画像に対して、上述した第2の画像縮小処理を行う。そして、第2の画像縮小部152は、第2の画像縮小処理による縮小後の画像における欠陥画素数N2を、計算により取得する。ここで、図2に示す例の場合には、図2(c)に示すように、欠陥画素数N2が4として取得される。
続いて、ステップS103において、選択部153は、ステップS101で取得された欠陥画素数N1とステップS102取得された欠陥画素数N2とを比較し、欠陥画素数N1が欠陥画素数N2未満であるか否かを判断する。
ステップS103の判断の結果、欠陥画素数N1が欠陥画素数N2未満である場合には、ステップS104に進む。ステップS104に進むと、選択部153は、第1の画像縮小部151を用いた場合のフレームレートが、操作入力部180を介して入力された要求フレームレートを満たすか否かを判断する。具体的に、ステップS104では、第1の画像縮小部151を用いた場合のフレームレートが、操作入力部180を介して入力された要求フレームレート以上であるか否かを判定することにより、上記判断を行う。
ステップS104の判断の結果、第1の画像縮小部151を用いた場合のフレームレートが、操作入力部180を介して入力された要求フレームレートを満たす場合には、ステップS105に進む。ステップS105に進むと、システム制御部150は、被写体200を撮影する本撮影を行い、選択部153は、撮像部120で撮像された(被写体)画像の読み出し方法として第1の画像縮小部151による処理を選択し、第1の画像縮小処理を行わせる。これにより、(被写体)画像が第1の画像縮小処理に基づき縮小される。
一方、ステップS103で欠陥画素数N1が欠陥画素数N2未満でない(以上である)と判断された場合、或いは、ステップS104で第1の画像縮小部151を用いた場合のフレームレートが要求フレームレートを満たさない場合には、ステップS106に進む。ステップS106に進むと、システム制御部150は、被写体200を撮影する本撮影を行い、選択部153は、撮像部120で撮像された(被写体)画像の読み出し方法として第2の画像縮小部152による処理を選択し、第2の画像縮小処理を行わせる。これにより、(被写体)画像が第2の画像縮小処理に基づき縮小される。
ステップS105又はステップS106の処理が終了すると、ステップS107に進む。ステップS107に進むと、欠陥補正部154は、選択部153で選択された第1の画像縮小部151又は第2の画像縮小部152による縮小後の縮小画像に対して、欠陥画素の欠陥補正を行う。この場合、縮小後の縮小画像に対して、画素単位で欠陥補正処理が行われる。この際の欠陥補正方法としては、例えば、隣接画素の画素情報をもって充当する方法が挙げられる。
そして、欠陥補正部154により欠陥補正処理が行われた縮小後の縮小画像は、記憶部160に画像データ163として記憶される。その後、この画像データ163は、必要に応じて、不図示の画像処理部において診断に適した画像データに処理されてモニタ300に表示されたり、プリンタ400に出力されたり、或いは、ネットワーク500を介して、外部に転送されたりする。
以上のステップS101〜ステップS107の処理を経ることにより、撮像部120で撮像された(被写体)画像に対して、第1の画像縮小部151による第1の画像縮小処理又は第2の画像縮小部152による第2の画像縮小処理を適宜選択して処理が行われる。
ここで、図5に示すフローチャートの特徴的な処理について以下に説明する。
ステップS103では、選択部153は、第1の画像縮小部151による縮小後の画像の欠陥画素数N1と第2の画像縮小部152による縮小後の画像の欠陥画素数N2とを比較し、欠陥画素数の少ない方の画像縮小部を選択するようにしている。
ただし、第1の画像縮小部151による第1の画像縮小処理は、第2の画像縮小部152による第2の画像縮小処理に比べて、撮影に係るフレームレートが遅くなる。即ち、駆動回路121で列方向に隣接する複数の画素の画素情報を欠陥画素の画素情報を含めて加算(又は平均化)するより、読み出し回路124で行方向に隣接する複数の画素の画素情報を欠陥画素の画素情報を含めて加算(平均化)する方が低速である。そのため、ステップS104では、第1の画像縮小部151を用いた場合のフレームレートが、要求フレームレートを満たさない場合は、選択部153は、第2の画像縮小部152を用いた読み出しを選択するようにしている。即ち、この場合、選択部153は、第1の画像縮小部151又は第2の画像縮小部152を選択する際に、処理時間の短い方の画像縮小部を選択するようにしている。これにより、撮影に係るフレームレートの向上を更に図ることが可能になる。
また、ステップS103において、選択部153は、欠陥画素数N1と欠陥画素数N2とが同数である場合には、ステップS106において、第2の画像縮小部152を用いた読み出しを選択するようにしている。即ち、この場合、処理時間の短い(より読み出し速度の速い)方の第2の画像縮小部152を選択するようにしている。
なお、本実施形態においては、欠陥画素位置情報161の取得については特に制約は無いが、例えば、2次元センサ122の製造時における検査結果のデータを用いることや、X線を発生させずにテスト撮像を行って得られたデータを使用すること等が挙げられる。また、本実施形態においては、画像縮小処理の例として、2行×2列の画素における画素情報(電荷)を1つの画素の画素情報として縮小する処理(即ち、縮小単位を2行×2列の画素とする処理)について説明しているが、本発明においては、これに限定されない。例えば、4行×4列の画素や8行×8列の画素を縮小単位として縮小する処理を行う形態であっても適用可能である。ただし、縮小単位は、2次元センサ122の総行数の約数であることが望ましい。
以上説明したように、第1の実施形態のX線撮像装置100では、撮像部120で撮像された(被写体)画像を縮小して読み出す際に、選択部153において、第1の画像縮小部151又は第2の画像縮小部152を選択するようにしている。
かかる構成によれば、フレームレートの向上を図ると共に、簡易な構成で画像の劣化を防止することを実現することができる。
具体的に、第1の実施形態のX線撮像装置100では、選択部153において、縮小後の画像に欠陥画素数の少ない方の画像縮小部を選択するようにしている。これにより、より劣化の少ない高品質の画像を提供することができる。また、要求されるフレームレートが高い場合には、選択部153において、より処理速度の速い(より処理時間の短い)画像縮小部を選択するようにしている。これにより、高フレームレートが必要な撮影時にも対応が可能である。また、第1の実施形態のX線撮像装置100では、単純な電気信号のアナログ的な加算(平均化)読み出しの前に、欠陥画素を除くための複雑なハード構成は必要とせず、簡易な回路構成で実現が可能である。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係るX線撮像装置を含むX線撮像システムの概略構成については、図3に示す第1の実施形態に係るX線撮像装置を含むX線撮像システムと同様である。また
第1の実施形態では、選択部153において、2次元センサ122の全体として、第1の画像縮小部151による第1の画像縮小処理を行うのか、或いは、第2の画像縮小部152による第2の画像縮小処理を行うのかを選択する形態であった。これに対して、第2の実施形態では、選択部153において、2次元センサ122における複数の行ごとに、第1の画像縮小部151による第1の画像縮小処理を行うのか、或いは、第2の画像縮小部152による第2の画像縮小処理を行うのかを選択する。即ち、2次元センサ122に配置された複数の画素における画素情報の読み出し回路124による読み出し単位ごとに、第1の画像縮小部151による第1の画像縮小処理を行うのか、第2の画像縮小部152による第2の画像縮小処理を行うのかを選択する。
以下に、第2の実施形態に係るX線撮像装置100の駆動方法について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るX線撮像装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示すフローチャートにおいては、読み出し回路124による読み出し単位として、2次元センサ122に配置された2行ごとの画素における画素情報の読み出しを行う場合の例について説明を行う。また、以下の説明においては、2次元センサ122に2次元行列状に配置された画素1220の行数mは、偶数であるものとする。
まず、図6のステップS201において、システム制御部150は、読み出し回路124による読み出し単位の番号を示す変数Mを0に設定する。これにより、読み出し単位の番号Mが設定される。
続いて、ステップS202において、システム制御部150は、本実施形態の読み出し回路124では2行ごとに画素情報の読み出しを行うため、読み出し単位の番号Mが、2次元センサ122の行数m/2未満であるか否かを判断する。即ち、このステップS202では、2次元センサ122の画素の中に、未だ、読み出し回路124による読み出しが行われていない画素が存在するか否かが判断される。
ステップS202の判断の結果、読み出し単位の番号Mが、2次元センサ122の行数m/2未満である場合には、2次元センサ122の画素の中に、未だ、読み出し回路124による読み出しが行われていない画素が存在すると判断し、ステップS203に進む。ステップS203に進むと、第1の画像縮小部151は、欠陥画素位置情報161を用いて、本撮影前の予備撮影にて撮像部120で撮像された画像における第2M+1行及び第2M+2行の画素に対して、上述した第1の画像縮小処理を行う。そして、第1の画像縮小部151は、第1の画像縮小処理による縮小後の画像であって、上述した第2M+1行及び第2M+2行の画素に対応する画像における欠陥画素数N1Mを、計算により取得する。
続いて、ステップS204において、第2の画像縮小部152は、欠陥画素位置情報161を用いて、本撮影前の予備撮影にて撮像部120で撮像された画像における第2M+1行及び第2M+2行の画素に対して、上述した第2の画像縮小処理を行う。そして、第2の画像縮小部152は、第2の画像縮小処理による縮小後の画像であって、上述した第2M+1行及び第2M+2行の画素に対応する画像における欠陥画素数N2Mを、計算により取得する。
続いて、ステップS205において、選択部153は、ステップS203で取得された欠陥画素数N1MとステップS204取得された欠陥画素数N2Mとを比較し、欠陥画素数N1Mが欠陥画素数N2M未満であるか否かを判断する。
ステップS205の判断の結果、欠陥画素数N1Mが欠陥画素数N2M未満である場合には、ステップS206に進む。ステップS206に進むと、選択部153は、被写体200を撮影する本撮影にて撮像部120で撮像された(被写体)画像の第2M+1行及び第2M+2行の画素の読み出し方法として第1の画像縮小部151による処理を選択し、第1の画像縮小処理を行わせる。
一方、ステップS205の判断の結果、欠陥画素数N1Mが欠陥画素数N2M未満でない(以上である)場合には、ステップS207に進む。ステップS207に進むと、選択部153は、被写体200を撮影する本撮影にて撮像部120で撮像された(被写体)画像の第2M+1行及び第2M+2行の画素の読み出し方法として第2の画像縮小部152による処理を選択し、第2の画像縮小処理を行わせる。
ステップS206又はステップS207の処理が終了すると、ステップS208に進む。ステップS208に進むと、システム制御部150は、読み出し回路124による読み出し単位の番号を示す変数Mに1を加算して、読み出し単位の番号Mを変更する。そして、変更した読み出し単位の番号Mに対して、ステップS202以降の処理を再度行う。
ステップS202の判断の結果、読み出し単位の番号Mが、2次元センサ122の行数m/2未満でない場合には、2次元センサ122の全ての画素の画素情報を読み出し回路124で読み出したと判断し、ステップS209に進む。ステップS209に進むと、システム制御部150は、各読み出し単位ごとに第1の画像縮小処理又は第2の画像縮小処理がなされた縮小後の縮小画像を生成し、欠陥補正部154は、当該縮小画像に対して、欠陥画素の欠陥補正を行う。この場合、縮小後の縮小画像に対して、画素単位で欠陥補正処理が行われる。この際の欠陥補正方法としては、例えば、隣接画素の画素情報をもって充当する方法が挙げられる。
そして、欠陥補正部154により欠陥補正処理が行われた縮小後の縮小画像は、記憶部160に画像データ163として記憶される。その後、この画像データ163は、必要に応じて、不図示の画像処理部において診断に適した画像データに処理されてモニタ300に表示されたり、プリンタ400に出力されたり、或いは、ネットワーク500を介して、外部に転送されたりする。
以上のステップS201〜ステップS209の処理を経ることにより、読み出し回路124による読み出し単位ごとに、第1の画像縮小部151による第1の画像縮小処理又は第2の画像縮小部152による第2の画像縮小処理を適宜選択して処理が行われる。
ここで、図6に示すフローチャートの特徴的な処理について以下に説明する。
ステップS205では、選択部153は、第1の画像縮小部151による縮小後の画像の読み出し単位における欠陥画素数N1Mと第2の画像縮小部152による縮小後の画像の読み出し単位における欠陥画素数N2Mとを比較するようにしている。そして、選択部153は、欠陥画素数N1Mと欠陥画素数N2Mとの比較の結果、欠陥画素数の少ない方の画像縮小部を選択するようにしている(ステップS206又はステップS207)。
また、ステップS205において、選択部153は、欠陥画素数N1Mと欠陥画素数N2Mとが同数である場合には、ステップS207において、第2の画像縮小部152を用いた読み出しを選択するようにしている。即ち、この場合、処理時間の短い(より読み出し速度の速い)方の第2の画像縮小部152を選択するようにしている。
なお、本実施形態においては、読み出し回路124による読み出し単位として2次元センサ122の2行ごととし、縮小単位を2行×2列の画素とする処理の例を説明したが、本発明においては、これに限定されない。例えば、縮小単位を4行×4列の画素として上記読み出し単位を2次元センサ122の4行ごととする形態や、縮小単位を8行×8列の画素として上記読み出し単位を2次元センサ122の8行ごととする形態であっても適用可能である。ただし、縮小単位は、2次元センサ122の総行数の約数であることが望ましい。また、読み出し単位を縮小単位に必ずしも合致させる必要は無く、例えば、読み出し単位を縮小単位の整数倍とする形態であってもよい。例えば、縮小単位2行×2列の画素とする場合、読み出し単位を2行ごと、4行ごと、6行ごと、・・・のように、整数倍とする形態であってもよい。
また、本実施形態では、読み出し単位に相当する複数行の選択は、2次元センサ122の上部から下部へ移動するものであるが、これに限定されるものでは無く、例えば、2次元センサ122の下部から上部へ選択をする形態であってもよい。
以上説明したように、第2の実施形態のX線撮像装置100では、読み出し回路124による読み出し単位ごとに、選択部153において、第1の画像縮小部151又は第2の画像縮小部152を選択するようにしている。
かかる構成によれば、第1の実施形態のX線撮像装置による効果に加えて、縮小画像における欠陥画素の数をより少なくすることができ、より劣化の少ない画像を提供することができる。
前述した各実施形態に係るX線撮像装置100を構成する図3の各手段(各構成部)、並びに当該X線撮像装置100の駆動方法を示す図5及び図6の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、本発明は、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより各実施形態に係るX線撮像装置100の機能が実現される態様に限られない。そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して各実施形態に係るX線撮像装置100の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて各実施形態に係るX線撮像装置100の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
また、前述した本実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明に係る第1の画像縮小処理の概念を示す模式図である。 本発明に係る第2の画像縮小処理の概念を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線撮像装置を含むX線撮像システムの概略構成の一例を示す模式図である。 図3に示す撮像部の内部構成の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線撮像装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るX線撮像装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100:X線撮像装置
110:X線発生部
111:X線
120:撮像部(撮像手段)
121:駆動回路(副走査手段)
122:2次元センサ
1220:画素
1221:変換素子
1222:スイッチ素子
123:電源
124:読み出し回路(主走査手段)
1241:信号増幅回路
1242:サンプルホールド回路
1243:マルチプレクサ回路
130:読み出し制御部
140:A/D変換部
150:システム制御部
151:第1の画像縮小部(第1の画像縮小手段)
152:第2の画像縮小部(第2の画像縮小手段)
153:選択部(選択手段)
154:欠陥補正部(欠陥補正手段)
160:記憶部(記憶手段)
161:欠陥画素位置情報
162:設定情報
163:画像データ
170:X線制御部
180:操作入力部
200:被写体
300:モニタ
400:プリンタ
500:ネットワーク

Claims (15)

  1. 欠陥画素を含む複数の画素が行列状に配置されたセンサを有し、画像の撮像を行う撮像手段と、
    前記欠陥画素の位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第1の画像縮小手段と、
    前記センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第2の画像縮小手段と、
    前記画像を縮小する際に、前記第1の画像縮小手段又は前記第2の画像縮小手段を選択する選択手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記選択手段は、前記第1の画像縮小手段による縮小後の前記画像の欠陥画素数と、前記第2の画像縮小手段による縮小後の前記画像の欠陥画素数とを比較し、欠陥画素数の少ない方の画像縮小手段を選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記選択手段は、前記第1の画像縮小手段又は前記第2の画像縮小手段を選択する際に、処理時間の短い方の画像縮小手段を選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記選択手段は、前記第1の画像縮小手段による縮小後の前記画像の欠陥画素数と、前記第2の画像縮小手段による縮小後の前記画像の欠陥画素数とを比較し、欠陥画素数が同数である場合、処理時間の短い方の画像縮小手段を選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 欠陥画素を含む複数の画素が行列状に配置されたセンサを有し、画像の撮像を行う撮像手段と、
    前記欠陥画素の位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第1の画像縮小手段と、
    前記センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第2の画像縮小手段と、
    前記画像を縮小する際に、前記センサに行列状に配置された複数の画素における画素情報の読み出し単位ごとに、前記第1の画像縮小手段又は前記第2の画像縮小手段を選択する選択手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  6. 前記選択手段は、前記第1の画像縮小手段による縮小後の前記画像の前記読み出し単位における欠陥画素数と、前記第2の画像縮小手段による縮小後の前記画像の前記読み出し単位における欠陥画素数とを比較し、欠陥画素数の少ない方の画像縮小手段を選択することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記選択手段は、前記第1の画像縮小手段による縮小後の前記画像の前記読み出し単位における欠陥画素数と、前記第2の画像縮小手段による縮小後の前記画像の前記読み出し単位における欠陥画素数とを比較し、欠陥画素数が同数である場合、処理時間の短い方の画像縮小手段を選択することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像手段は、
    前記センサに行列状に配置された複数の画素に対して読み出し単位に相当する行の画素を順次選択する副走査手段と、
    前記副走査手段により選択された行の画素の画素情報を順次読み出す主走査手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記第1の画像縮小手段は、前記センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理する場合、前記主走査手段により前記行方向に隣接する複数の画素の画素情報を同時に読み出してアナログ的に加算処理もしくは平均化処理を行うこと特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記第2の画像縮小手段は、前記センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理する場合、前記副走査手段により前記列方向に隣接する複数の画素に係る複数の行の画素を同時に選択し、同時に選択された複数の行の画素の画素情報をアナログ的に加算処理もしくは平均化処理を行うこと特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  11. 前記第1の画像縮小手段及び前記第2の画像縮小手段は、隣接する複数の画素の画素情報を前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理する場合、前記記憶手段に記憶されている前記欠陥画素の位置情報に基づいて、前記欠陥画素ではない正常画素の画素情報のみを用いてディジタル的に加算処理もしくは平均化処理を行うこと特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記選択手段で選択された前記第1の画像縮小手段又は前記第2の画像縮小手段による縮小後の画像に対して、前記欠陥画素の欠陥補正を行う欠陥補正手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像手段は、前記センサに入射した放射線の強度分布に応じた画像の撮像を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 欠陥画素を含む複数の画素が行列状に配置されたセンサを有し、画像の撮像を行う撮像手段と、前記欠陥画素の位置情報を記憶する記憶手段とを備えた撮像装置の駆動方法であって、
    前記センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第1の画像縮小ステップと、
    前記センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第2の画像縮小ステップと、
    前記画像を縮小する際に、前記第1の画像縮小ステップ又は前記第2の画像縮小ステップを選択する選択ステップと
    を有することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  15. 欠陥画素を含む複数の画素が行列状に配置されたセンサを有し、画像の撮像を行う撮像手段と、前記欠陥画素の位置情報を記憶する記憶手段とを備えた撮像装置の駆動方法であって、
    前記センサの行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第1の画像縮小ステップと、
    前記センサの列方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めて加算処理もしくは平均化処理した後、行方向に隣接する複数の画素の画素情報を前記位置情報に基づく前記欠陥画素の画素情報を含めずに加算処理もしくは平均化処理を行って前記画像を縮小する処理を行う第2の画像縮小ステップと、
    前記画像を縮小する際に、前記センサに行列状に配置された複数の画素における画素情報の読み出し単位ごとに、前記第1の画像縮小ステップ又は前記第2の画像縮小ステップを選択する選択ステップと
    を有することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
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