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JP4924389B2 - 情報配信システムに用いる端末装置及び情報処理プログラム、並びに情報処理方法 - Google Patents

情報配信システムに用いる端末装置及び情報処理プログラム、並びに情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、P2P(Peer to Peer)の情報配信システムの技術に関し、更に詳細には、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次端末装置の中継機能によって配信され、複数の端末装置によってコンテンツ情報を再生可能とした情報配信システム、同システムに用いる端末装置及び情報処理プログラム、並びに情報処理方法の技術に関する。
近年、ブロードバンドの普及に伴って、コンテンツ情報を配信する情報配信サービスが人気となっている。例えば、VOD(ビデオオンデマンド)のように利用者の要求に応じてコンテンツ情報を配信するサービスの他、インターネット放送のようにコンテンツ情報を放送形式で配信するサービスが知られている。
この種の情報配信サービスは、サーバクライアント方式による配信形態が主流であったが、最近では、この方式に代わる新しい配信形態としてP2P型の配信形態であるツリー型トポロジー形式の配信形態が注目されている。
このツリー型トポロジー形式は、インターネットなどのネットワークを介してコンテンツ情報を配信する情報配信装置を頂点として複数の端末装置がツリー状の階層構造で多層に論理接続され、情報配信装置から配信されるコンテンツ情報が端末装置の中継機能により順次下層の端末装置へ中継される配信形態である(例えば、特許文献1参照)。
このツリー型トポロジー形式の配信形態において、端末装置は、新たにツリー状の階層構造へ接続(参加)する際、この階層構造を管理する接続管理装置に問い合わせを行い、接続先の端末装置又は情報配信装置(以下、「接続先候補」とも呼ぶ。)を教えてもらう。接続管理装置は、このように新規に階層構造へ参加しようとする端末装置から問い合わせを受けたとき、ツリー状の階層構造の状態(例えば、階層構造全体のバランスなど)を考慮して、新規に参加しようとする端末装置へ通知する接続先候補を決定するようにしている。
そして、このように複数の端末装置が接続管理装置から通知される接続先候補に次々と接続することによりツリー状の階層構造が構築されることになる。
特開2006−33514号公報
ところで、上述の情報配信システムにおいて、複数の放送チャンネル(以下、単に「チャンネル」とも呼ぶ。)によりそれぞれコンテンツ情報を配信する場合、情報配信装置を頂点とした階層構造は、チャンネル毎に構成されることになる。
従って、端末装置の利用者が、視聴しているチャンネルとは異なるチャンネルのコンテンツ情報を再生して視聴するためにチャンネルの切り替え操作(以下、「ザッピング」とも呼ぶ。)を行った場合、視聴しているチャンネルに対応する階層構造とは異なる階層構造に接続することになる。
しかしながら、このとき、切り替え操作が行われた端末装置の下流に接続されている他の端末装置も、チャンネルの階層構造から離脱することになることから、当該他の端末装置はコンテンツ情報の取得・再生を維持するために階層構造に再接続しなければならない。
そして、このようなザッピングが頻繁に行われると、ザッピングを行った端末装置の下流に接続された端末装置の再接続処理が頻繁となってしまい、階層構造の安定性が損なわれてしまうことになる。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の端末装置から構成される階層構造によりコンテンツ情報を配信する情報配信システムにおいて、階層構造からの離脱を抑制して当該階層構造の安定性を向上させることができる情報配信システム、同システムに用いる端末装置及びプログラム、並びに情報処理方法を提供することにある。
本発明の態様の1つは、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、前記下流情報表示処理手段は、前記下流の情報として、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流の階層構造を構成する端末装置の数を表示することを特徴とする。
本発明の選択的な態様の1つは、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、前記下流情報表示処理手段は、前記下流の情報として、自装置の下流に接続された端末装置の識別情報を表示することを特徴とする。
本発明の選択的な態様の1つは、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、前記下流情報表示処理手段は、前記下流の情報として、自装置の下流に接続された端末装置の使用者名を表示することを特徴とする。
本発明の選択的な態様の1つは、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、上流に接続した装置から送信されるコンテンツ情報を受信するコンテンツ受信処理手段と、を備え、前記下流情報表示処理手段は、前記コンテンツ受信処理手段により受信したコンテンツ情報を所定の表示領域に表示し、さらに、当該所定の表示領域に前記下流の情報を表示することを特徴とする。
本発明の選択的な態様の1つは、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、上流に接続した装置から送信されるコンテンツ情報を受信するコンテンツ受信処理手段と、を備え、前記下流情報表示処理手段は、前記コンテンツ受信処理手段により受信したコンテンツ情報を所定の表示領域に表示し、さらに、当該所定の表示領域とは異なる表示領域に前記下流の情報を表示することを特徴とする。
本発明の選択的な態様の1つは、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、前記下流情報表示処理手段は、前記下流の階層構造の状態に変化があったときに、前記下流の情報を表示することを特徴とする。
本発明の選択的な態様の1つは、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、前記情報配信装置を頂点として形成される階層構造は、チャンネル毎に複数形成され、前記下流情報表示処理手段は、前記チャンネルを選択するためのチャンネル選択画面の表示が選択されたとき、前記下流の情報を表示する。
本発明の選択的な態様の1つは、コンピュータを、上述した端末装置における各手段として機能させるための情報処理プログラムである
本発明の他の態様は、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置の情報処理方法において、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得するステップと、前記取得した前記下流の情報を表示するステップとを備え、前記下流情報表示処理ステップにおいて、前記下流の情報として、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流の階層構造を構成する端末装置の数を表示することを特徴とする。
また、請求項1,8,12に記載の発明によれば、端末装置は、自装置の下流に存在する端末装置の数を表示するので、端末装置の利用者は自装置の下流にどのくらい端末装置が存在するかを把握することができ、これにより階層構造からの離脱を、より抑制して当該階層構造の安定性を向上させることができる。
また、請求項2,9,13に記載の発明によれば、自装置の下流に接続された端末装置の識別情報を表示するので、特に関係のある者が下流の端末装置の利用者であるときに、より階層構造からの離脱を抑制することができ、当該階層構造の安定性を向上させることができる。
また、請求項3,10,14に記載の発明によれば、自装置の下流に接続された端末装置の使用者名を表示するので、特に関係のある者が下流の端末装置の利用者であるときに、階層構造からの離脱をより抑制することができ、当該階層構造の安定性を向上させることができる。
また、請求項4,11,15に記載の発明によれば、コンテンツ情報の表示領域に下流の情報を表示するので、表示領域が限られている場合でも有効に下流の情報を表示することができる。
また、請求項5,16に記載の発明によれば、コンテンツ情報を所定の表示領域に表示し、さらに、当該所定の表示領域とは異なる表示領域に下流の情報を表示するので、コンテンツの視聴を邪魔することなく、下流の情報を表示することができる。
また、請求項6,17に記載の発明によれば、下流の階層構造の状態に変化があったときに、下流の情報を表示するので、常に下流の情報を表示するのに比べ、下流の変化をより強調して利用者に下流の状態を認識させることができる。その結果、階層構造からの離脱をより抑制して当該階層構造の安定性を向上させることができる。
また、請求項7,18に記載の発明によれば、チャンネルを選択するためのチャンネル選択画面の表示が選択されたとき、下流の情報を表示するので、チャンネル選択を行う必要がないときには、下流の情報を表示する必要がなく、処理を低減することができる。しかも、コンテンツ情報の視聴の邪魔にならない。
[1.第1実施形態]
[1.1.情報配信システムの構成等]
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は第1実施形態における情報配信システムSの概要構成例を示す図、図2は参加端末装置が情報配信システムSへ参加するときの動作を説明するための図である。
図1に示す物理接続形態のように、情報配信システムSを構成する情報配信装置1、複数の端末装置2、接続管理装置3は、インターネットに代表されるネットワーク6上に分散配置されている。これらの装置には、各装置を識別する情報としてIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられており、ネットワーク6にルータ10等を介して通信可能となっている。すなわち、目的の接続先装置のIPアドレスを宛先IPアドレス、自装置のIPアドレスを送信元IPアドレスとしたヘッダを含むパケットを送信することによって装置間の通信接続が可能となっている。図1に示す例では、情報配信システムSに直接関係ない装置もネットワーク6に接続されるが、ここでは省略している。
そして、図1に論理接続形態として示すように、本実施形態における情報配信システムSは、複数の放送チャンネル(以下、単に「チャンネル」と呼ぶ。)でそれぞれコンテンツ情報を配信する情報配信装置1を頂点として複数の端末装置2(2a1,2a2,2b1〜2b4,2c1〜2c8,・・・)がネットワーク上にチャンネル毎にツリー状の階層構造で多層に論理接続されるように接続管理装置3によって管理され、情報配信装置1から送信されるコンテンツ情報がチャンネル毎にツリー状の階層構造の上流の端末装置2から下流の端末装置2にかけて順次端末装置2の中継機能によって配信される。
すなわち、情報配信装置1には、ネットワーク6を介してチャンネル毎にそれぞれコンテンツ情報を配信する配信手段が設けられており、図1に示すように、情報配信装置1から端末装置2a1,2a2(第1層の端末装置)へコンテンツ情報が送信され、端末装置2a1,2a2はコンテンツ受信処理手段によりコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ転送処理手段により下流の端末装置2b1〜2b4(第2階層の端末装置)へ受信したコンテンツ情報を順次中継する。端末装置2b1〜2b4はコンテンツ情報をコンテンツ受信処理手段により受信すると、コンテンツ転送処理手段により下流の端末装置2c1〜2c8(第3階層の端末装置)へ受信したコンテンツ情報を順次中継する。なお、チャンネルch1のツリー状の階層構造を構成する端末装置2のみをここでは図示しているが、他のチャンネルも同様に複数の端末装置2でツリー状の階層構造が構成される。また、情報配信装置1は、複数のチャンネルのコンテンツ情報を配信する機能を有することとして説明するが、情報配信装置1をチャンネル毎に設けるようにしてもよい。また、本実施形態においては、ツリー状の階層構造として説明するが、これに限られず、複数の端末装置2がチェーン状の階層構造で多層に論理接続されるようにしてもよい。
このように情報配信システムSにおいては、配信チャンネル毎に情報配信装置1から配信されるコンテンツ情報が端末装置2の中継機能により順次下層の端末装置2へ中継され、情報配信システムSに参加してツリー状の階層構造を構成するすべての端末装置2へコンテンツ情報が配信される。配信されるコンテンツ情報には、音楽や映画などコンテンツデータのほか、再生時刻の情報(以下、「再生時刻データ」という。)が含まれている。そして、コンテンツ情報を受信した複数の端末装置2は、順次送信されるコンテンツ情報の再生を再生時刻データに基づいて行なう。このようにして、情報配信システムSは、情報配信装置1から送信されたコンテンツ情報が複数の端末装置2に配信され、複数の端末装置2において同時刻にコンテンツ情報を再生することができる。すなわち、P2Pを用いて複数の端末装置2への放送形式の配信を実現している。
[1.2.各端末装置の階層構造への接続]
この情報配信システムSにおいては、上述したように、チャンネル毎のツリー状の階層構造(以下、単に「階層構造」とも呼ぶ。)は接続管理装置3によって管理される。接続管理装置3は、チャンネル毎に階層構造を構成する端末装置2の接続状態情報を記憶する接続状態情報記憶手段と、ネットワーク6を介して端末装置2から接続先紹介要求を受信したとき、接続状態情報記憶手段に記憶された接続状態情報から接続先候補を選択する接続先候補選択手段と、この接続先候補選択手段によって選択された接続先候補の情報を、接続先紹介要求を送信した端末装置2へネットワーク6を介して通知する通知手段とを有している。なお、接続先候補とは、接続先紹介要求を送信した端末装置2がチャンネルの階層構造に接続する際に、階層構造の上流の装置として接続する装置の候補を意味し、ここでは、情報配信装置1又は端末装置2を指す。
そして、接続管理装置3は、図2に示すように、端末装置2から接続先紹介要求を受信すると(図2(1)参照)、階層構造の状態等に基づいて、その端末装置2がコンテンツ情報の配信を受けるための上流の装置として接続する接続先候補を選択する。そして、接続管理装置3は、このように選択した接続先候補の所在情報(接続先候補のIPアドレスなど)を端末装置2に通知する(図2(2)参照)。接続先紹介要求は、端末装置2がチャンネルを切り替えるときなどに端末装置2から送信される。
端末装置2は、接続管理装置3から接続先候補の所在情報を受信すると、その所在情報を宛先として接続先候補に対して接続を要求し、当該接続先候補とのセッションを確立し、これにより端末装置2が各チャンネルの階層構造へ組み込まれる(図2(3)参照)。すなわち、端末装置2が次々と各チャンネルに参加することによって、情報配信装置1を頂点として複数の端末装置2がツリー状の階層構造で多層に論理接続される。
ところで、端末装置2は、組み込まれた階層構造における自装置の上流に接続した端末装置2又は情報配信装置1(例えば、図2に示す端末装置2b1の場合、端末装置2a1が上流に接続した装置となり、端末装置2a1の場合、情報配信装置1が上流に接続した装置となる。以下、「上流装置」とも呼ぶ。)の所在情報と、組み込まれた階層構造における自装置の下流に接続した端末装置2(図2に示す端末装置2b1の場合、端末装置2c1及び端末装置2c2が下流に接続した装置となる。以下、「下流装置」とも呼ぶ。)の所在情報とを後述の記憶部12に記憶しており、このように記憶した所在情報に基づいて、コンテンツ情報の受信及び中継を行うようにしている。
[1.3.端末装置における下流の状態の表示]
本実施形態における情報配信システムSの各端末装置2は、階層構造を構成する端末装置2のうち自装置の下流にある端末装置2の情報をネットワーク6を介して取得する下流情報取得処理手段と、下流情報取得処理手段により取得した下流の情報を後述する表示部16に表示する下流情報表示処理手段とを備えている。
このように各端末装置2において、下流の情報を表示することによって、利用者に対して下流に端末装置2が接続されていることを報知することができ、それにより階層構造からの離脱を抑制して当該階層構造の安定性を向上させることができる。すなわち、各端末装置2の利用者は、自装置の下流に他の端末装置2が存在するときには、当該他の端末装置2へ影響がないように階層構造への接続を継続しなければならないという意識が働くので、これにより各端末装置2の階層構造からの脱退を抑制するのである。
ここで、各端末装置2は、上記「下流の情報」として、(a)階層構造を構成する端末装置2のうち自装置の下流にある端末装置2の数(以下、「下流数」と呼ぶことがある)、(b)自装置の下流に接続された端末装置2の識別情報(以下、「下流装置の識別情報」と呼ぶことがある。)、(c)自装置の下流に接続された端末装置2の使用者(利用者)名(以下、「下流装置の使用者名」と呼ぶことがある。)をそれぞれ表示するようにしている。下流数を表示することで、端末装置2の利用者に対して下流にどのくらい端末装置2が接続されているかを把握させることができ、また、下流装置の識別情報や使用者名を表示することで、関係のある者が下流の端末装置2の利用者である場合にそのことを把握させることができる。その結果、階層構造からの離脱をより抑制することができ、当該階層構造の安定性を向上させることができる。ここで、「識別情報」は、端末装置2の固有の情報であり、例えば、MACアドレスなどの他、情報配信システムSに参加するときに必要なIDなどがある。また、「使用者名」は、端末装置2の使用者の本名やファーストネームの他、ニックネームなどとしてもよい。
図3及び図4は、各端末装置2における下流の情報の表示例を示す図である。各端末装置2の利用者は、図3及び図4の表示のうちいずれかを選択して表示することができるようにしている。
図3に示す例では、端末装置2の後述する表示部16の表示画面22には、上流装置から受信したコンテンツ情報を表示する表示領域23と、当該表示領域23とは異なる表示領域であって下流の情報を表示する表示領域24とが形成される。この表示領域24には、下流数が5台であり、下流装置の識別情報が2c1,2c2であり、下流装置の使用者名がそれぞれBob、Tomであることが表示されている。このように図3に示す表示例では、コンテンツ情報を表示する表示領域23とは異なる表示領域24に下流の情報を表示するので、コンテンツの視聴を邪魔することなく、下流の情報を表示することができる。
また、図4に示すように、コンテンツ情報を表示する表示領域23に下流の情報を重畳して表示するようにしてもよい。このようにコンテンツ情報の表示領域23に下流の情報を表示することで、表示領域が限られている場合でも有効に下流の情報を表示することができ、特に表示部16の表示画面における表示領域23の占有率を大きくしたいときに有効となる。
ところで、各端末装置2は、下流に接続した他の端末装置2から下流の情報を含む報知メッセージをネットワーク6を介して受信するメッセージ受信処理手段を備えており、下流情報取得処理手段は、このメッセージ受信処理手段により受信した報知メッセージから自装置の下流の情報を取得するようにしている。
このように下流に接続した他の端末装置2から下流の情報を含む報知メッセージを受信することによって、既に形成されているツリー状の階層構造の接続経路を介して下流の情報を含む報知メッセージを受信することができるので、端末装置2間の接続処理(セッションを確立するための処理)を新たに行う必要がなく、下流の情報を取得する際の端末装置2の処理負荷を抑制することができる。
以下、この報知メッセージの送受信経路及び内容について図面を参照して具体的に説明する。図5は報知メッセージの流れを示す図、図6は報知メッセージに含まれる情報の概要を示す図、図7は報知メッセージの転送方法を説明するための図である。
本実施形態の端末装置2には、下流に端末装置2が接続されているか否かを判定する下流接続判定処理手段と、この下流接続判定処理手段により自装置の下流に端末装置2が接続されていないと判定したとき、上流に接続した端末装置2へ自装置の情報を含む報知メッセージを送信するメッセージ送信処理手段とが設けられており、最下流の端末装置2から報知メッセージの送信を開始するようにしている。
そして、端末装置2には、さらに、下流に接続した各端末装置2から送信される報知メッセージを受信すると、当該報知メッセージに含まれる情報に自装置の情報を加えて生成した報知メッセージを上流に接続した端末装置2へ送信するメッセージ転送処理手段を有している。
各端末装置2がこのように構成されているため、この報知メッセージは、図5に示すように、最下流の端末装置2から送信が開始され、ツリー状の階層構造の経路で下流の端末装置2から上流の端末装置2に順次転送されて最上流の端末装置2まで送られる。
このように本実施形態の情報配信システムSでは、構築されているツリー状の階層構造の接続経路を用いて報知メッセージの送受信が行われることから、報知メッセージを送受信するための通信接続を新たに行う必要がなく、処理負荷が軽減される。また、最下流の端末装置2から順に上流にかけて下流の情報が報知メッセージにより送信されることになることから、報知メッセージの送受信数を最小限に抑えることができ、これによりネットワークの負荷を低減することができる。
ここで、報知メッセージに含まれる情報には、図6に示すように、ヘッダ情報31、下流装置の識別情報32、下流装置の使用者名情報33、下流数の情報34が含まれている。
ヘッダ情報には、報知メッセージである旨の情報の他、報知メッセージを送信した端末装置2のIPアドレスやポート番号などが含まれている。
下流装置の識別情報32や使用者名情報33は、直接接続している下流の端末装置2(例えば、図5の端末装置2a1においては、端末装置2b1,2b2)の識別情報(例えば、MACアドレスやIDなどの情報)や使用者名情報33(使用者の本名やニックネームなど)であるが、下流に存在する端末装置2(例えば、図5の端末装置2a1においては、端末装置2b1,2b2のみならず、端末装置2c1〜2c4)の識別情報32や使用者名情報33を含めるようにしてもよい。
ここで、端末装置2のメッセージ転送処理手段の動作を図7を参照して具体的に説明する。なお、端末装置2c1には下流に端末装置2が1台存在し、端末装置2c2には下流に端末装置2が2台存在するものとする。また、端末装置2b1,2c1,2c2の識別情報をそれぞれ2b1,2c1,2c2とし、またその使用者名をJim,Bob,Tomとする。
図7に示すように、端末装置2c1は下流に存在する端末装置2から受信する報知メッセージに基づき、自装置の下流に端末装置2が1台存在すると判断すると、自装置の下流数(1台)に自装置の数(1台)を加算して下流数の情報34を(2台)とし、自装置の識別情報(2c1)、使用者名情報(Bob)を加えた報知メッセージを生成し、上流に接続した端末装置2b1へ転送する。また、端末装置2c2も同様に、下流に存在する端末装置2から受信する報知メッセージに基づき、自装置の下流数(2台)に自装置の数(1台)を加算して下流数の情報34を(3台)とし、自装置の識別情報(2c2)、使用者名情報(Tom)を加えた報知メッセージを生成し、上流に接続した端末装置2b1へ転送する。
端末装置2b1は、下流に接続した端末装置2c1,2c2から報知メッセージを受信すると、各報知メッセージに含まれる下流数(2台)と(3台)とを加算し、さらに自装置の数(1台)を加算して下流数の情報34を(6台)とし、自装置の識別情報(2b1)、使用者名情報(Jim)を加えた報知メッセージを生成し、上流に接続した端末装置2へ転送する。
このように最下流の端末装置2から送信された報知メッセージは、その内容が変更されて上流の端末装置2へ転送される。
ここで、最下流の端末装置2の報知メッセージは、定期的(例えば、10分に1回)に行うものであり、これにより、各端末装置2は、下流の情報を定期的に更新することができる。
以上のように本実施形態における情報配信システムSでは、最下流の端末装置2から順に上流にかけて下流の情報が報知メッセージにより通知されることになり、これにより報知メッセージの送受信数を最小限に抑えることができ、ネットワークの負荷を低減することができる。
[1.4.端末装置の具体的構成及び動作]
次に、図面を参照して、端末装置2の構成及び動作について説明する。
(端末装置の構成)
まず、端末装置2の構成について説明する。図8は、本実施形態に係る情報配信システムSにおける端末装置2の概略構成を示す図である。
端末装置2は、専用のコンピュータの他、一般のパーソナルコンピュータを適用可能であり、図8に示すように、制御部11と、情報配信装置1、他の端末装置2或いは接続管理装置3から取得した情報等を記憶領域(例えば、後述する下流情報記憶領域や下流情報履歴記憶領域などの記憶領域)に記憶する書き換え可能な記憶部12と、情報配信装置1又は他の端末装置2から取得したコンテンツ情報を一時的に記憶するバッファメモリ13と、このバッファメモリ13に記憶したコンテンツ情報を順次取り出してデコードするデコーダ部14と、このデコーダ部14によってデコードされたコンテンツ情報のうち映像情報(文書情報も含む)を後述の表示部16で表示可能な情報に変換処理する映像処理部15と、この映像処理部15からの出力に基づいて映像を表示する液晶表示装置(LCD)などの表示部16と、デコーダ部14によってデコードされたコンテンツ情報のうち音声情報を後述のスピーカ18で音波として出力可能な情報に変換処理する音声処理部17と、この音声処理部17からの出力に基づいて音波を出力するスピーカ18と、マウス及びキーボードなどからなる入力部19と、ネットワーク6を介して、情報配信装置1、他の端末装置2或いは接続管理装置3と通信するための通信部20とを備えている。なお、制御部11、記憶部12、バッファメモリ13、デコーダ部14、通信部20は、システムバス21を介して相互に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)及びRAM(Random Access Memory)から構成される。この不揮発性メモリには、情報配信システムSに参加して、コンテンツ情報や各種メッセージを処理するための情報処理プログラムが格納されており、CPUは不揮発性メモリに記憶されている情報処理プログラムを読み出して実行することによって、接続先紹介要求処理手段、接続処理手段、下流情報取得処理手段、下流情報表示処理手段、メッセージ受信処理手段、下流接続判定処理手段、メッセージ送信処理手段、メッセージ転送処理手段、コンテンツ受信処理手段、コンテンツ転送処理手段等として機能する。
なお、この情報処理プログラムは、例えば、ネットワーク6に接続されたサーバ(例えば、接続管理装置3)から、通信部20を介して、制御部11の不揮発性メモリにダウンロードされるようにしてもよく、又CD−R、DVD―R等の記録媒体に記録されてから図示しない記録媒体ドライブを介して、制御部11の不揮発性メモリに読み込まれるようにしてもよい。
(端末装置の動作)
以上のように構成された端末装置2の動作を具体的に説明する。図9〜図12は端末装置2の動作内容を示すフローチャート、図13及び図14は端末装置2におけるチャンネル選択画面の表示例を示す図である。なお、以下の各処理は、端末装置2の制御部11が上述した各手段等として機能することによって実行されるものである。また、端末装置2におけるコンテンツ情報の処理(コンテンツ情報の受信処理、再生処理、転送処理)についてはここでの説明は省略するものとする。
図9に示すように、端末装置2においてメイン電源スイッチ(図示せず)がONされたときやリセットスイッチ(図示せず)が操作されたとき、制御部11のCPUは、記憶部12のアクセス許可、内部RAMの作業領域確保等の初期設定動作を実行し、内部の不揮発性メモリに記憶した情報処理プログラムを読み出して、制御部11としての機能を動作状態とした後(ステップS10)、情報配信システムSへ参加するための初期画面を表示部16に表示してステップS11に処理を移す。
ステップS11において、制御部11は、自装置を所定の階層構造へ接続するための接続処理を行う。この接続処理は、図10に示すステップS20〜S23の処理であり、後で詳述する。
次に、制御部11は、下流の情報を取得し、通知したりするための下流情報取得・通知処理を行う(ステップS12)。この下流情報取得・通知処理は、図11に示すステップS30〜S37の処理であり、後で詳述する。
その後、制御部11は、ステップS12で取得した下流の情報を表示する下流情報表示処理を行う(ステップS13)。この下流情報表示処理は、図12に示すステップS40〜S46の処理であり、後で詳述する。
次に、制御部11は、チャンネル切り替えの操作が行われたか否かの判定を行う(ステップS14)。具体的には、後述するチャンネル選択画面が表示部16に表示されているときに、利用者による入力部19への操作により現在視聴しているチャンネルと異なるチャンネルが選択されたと判定すると、制御部11は、チャンネル切り替え操作が行われたと判定する。
この処理において、チャンネル切り替えの操作が行われたと判定すると(ステップS14:Yes)、制御部11は、現在視聴中のチャンネルの階層構造から脱退を行い、接続管理装置3へ視聴中のチャンネルからの離脱報告を通信部20からネットワーク6を介して行う(ステップS15)。なお、チャンネルの階層構造からの離脱は、上流に接続した端末装置2との接続(セッション)を切断し、さらに下流に接続した端末装置2との接続を切断することによって行う。
ステップS14の処理において、チャンネル切り替えの操作が行われていないと判定すると(ステップS14:No)、制御部11は、上流の端末装置2との接続が切断されたか否かを判定する(ステップS16)。この処理において、上流の端末装置2との接続が切断されたと判定すると(ステップS16:Yes)、通信部20からネットワーク6を介して接続管理装置3に対し視聴中チャンネルからの離脱報告を行う(ステップS15)と共に、再度当該チャンネルに接続するために、処理をステップS11に移行する。
一方、ステップS16の処理において、上流の端末装置2との接続が切断されていないと判定すると(ステップS16:No)、制御部11は、処理をステップS17に移行する。
ステップS17において、制御部11は、終了指示を検知したか否かを判定する。この終了指示は、リセットスイッチが押下されたときや電源スイッチがOFFにされたときなどに外部割込みなどで通知されるものである。
この処理において、終了指示を検知すると(ステップS17:Yes)、制御部11は本処理を終了し、終了指示を検知しないとき(ステップS17:No)、制御部11は処理をステップS11へ戻す。
次に、ステップS11の接続処理について、図10を参照して説明する。図10は本実施形態における端末装置2の接続処理のフローチャートである。
図10に示すように、制御部11は、まず接続管理装置3に対して接続先紹介要求を行う(ステップS20)。この接続先紹介要求は、通信部20からネットワーク6を介して接続先紹介要求メッセージを接続管理装置3に対して送信することによって行う。このように制御部11は、通信部20からネットワーク6を介して接続管理装置3に対して接続先紹介要求を行う接続先要求処理手段として機能する。
その後、制御部11は、この接続先紹介要求に対して、接続管理装置3から送信される接続候補の情報をネットワーク6経由で通信部20を介して取得する(ステップS21)。このように接続先候補の情報を取得すると、制御部11は、取得した接続先候補との間でセッションを確立して論理接続する(ステップS22)。このように制御部11は、通信部20によりネットワーク6を介して接続先候補と接続を行う接続処理手段として機能する。
このように接続先候補との間で接続が完了すると、制御部11は、接続管理装置3に対して、参加報告を行って(ステップS23)、接続処理を終了する。なお、参加報告は、通信部20からネットワーク6を介して参加報告メッセージを接続管理装置3に対して送信することによって行う。
次に、ステップS12の下流情報取得・通知処理について、図11を参照して説明する。図11は本実施形態における端末装置2の下流情報取得・通知処理のフローチャートである。
図11に示すように、制御部11は、まず下流に端末装置2が接続されているか否かを判定する(ステップS30)。この処理において、下流に端末装置2が接続されていないと判定すると(ステップS30:No)、制御部11は、所定契機になったか否かを判定する(ステップS31)。ここで、所定契機は、所定期間毎(例えば、10分間に1回)に発生するようにしている。
ステップS31において、所定の契機になったと判定すると(ステップS31:Yes)、制御部11は、通信部20から報知メッセージをネットワーク6を介して上流装置に送信して(ステップS32)、下流情報取得・通知処理を終了する。このとき送信する報知情報には、自装置の識別情報、使用者名及び下流数(1台)が含まれる。一方、ステップS31において、所定の契機になっていないと判定すると(ステップS31:No)、制御部11は、下流情報取得・通知処理を終了する。このように制御部11は、下流に端末装置2が接続されているか否かを判定する下流接続判定処理手段として機能し、さらに自装置の下流に端末装置2が接続されていないと判定したとき、上流に接続した端末装置2へ自装置の情報を含むメッセージを定期的に送信するメッセージ送信処理手段として機能する。
ステップS30において、下流装置があると判定したき(ステップS30:Yes)、制御部11は、ネットワーク6を介して通信部20により報知メッセージを受信したか否かを判定する(ステップS33)。この処理において、報知メッセージを受信したと判定すると(ステップS33:Yes)、制御部11は、報知メッセージに含まれる情報を記憶部12の下流情報記憶領域に記憶(ステップS34)して処理をステップS35に移行する。このように制御部11は、下流に接続した端末装置2から下流の情報を含むメッセージを受信するメッセージ受信処理手段として機能し、下流情報取得処理手段として、当該受信したメッセージから自装置の下流の情報を取得する。
ステップS35において、制御部11は、全ての下流装置から報知メッセージを受信したか否かを判定する。例えば、図7に示す端末装置2b1の場合、端末装置2c1と端末装置2c2とから報知メッセージを受信したときに、全ての下流装置から報知メッセージを受信したと判定する。
この処理において、全ての下流装置から報知メッセージを受信したと判定すると(ステップS35:Yes)、制御部11は、記憶部12の下流情報記憶領域に記憶した下流の情報に基づいて報知メッセージを生成し、通信部20よりネットワーク6を介して上流装置へ送信する(ステップS36)。ここで、上述したように報知メッセージには自装置の識別情報、使用者名情報及び下流数の情報を含める。このように制御部11は、下流に接続した各端末装置2から送信される報知メッセージに含まれる情報に自装置の情報を加えて生成した報知メッセージを上流に接続した端末装置2へ送信するメッセージ転送処理手段として機能する。
例えば、図7に示す端末装置2b1の場合、制御部11は、識別情報を(2b1)、使用者名情報を(Jim)とし、下流装置である端末装置2c1,2c2から送信されるそれぞれの報知メッセージに含まれる下流数の加算値に1を加算することによって下流数(6台)とした報知メッセージを生成し、上流装置へ送信する。なお、図7に示す端末装置2b1の場合、下流情報記憶領域に記憶される情報は、下流装置である端末装置2c1から送信される報知メッセージに含まれる当該装置の識別情報(2c1)、使用者名情報(Bob)及び下流数(2台)と、下流装置である端末装置2c2から送信される報知メッセージに含まれる当該装置の識別情報(2c2)、使用者名情報(Tom)及び下流数(3台)である。ここで、下流数は、端末装置2c1から送信される報知メッセージに含まれる下流数と端末装置2c2から送信される報知メッセージに含まれる下流数とが加算されて下流数(5台)として下流情報記憶領域に記憶される。
このように報知メッセージを送信した後、制御部11は、記憶部12に記憶した下流情報記憶領域の情報を下流情報履歴記憶領域に移動し、下流情報記憶領域の情報をクリアして(ステップS37)、下流情報取得・通知処理を終了する。
また、ステップS33において、報知メッセージを受信していないとき(ステップS33:No)、或いは全ての下流装置から報知メッセージを受信していないとき(ステップS35:No)、制御部11は、下流情報取得・通知処理を終了する。
次に、ステップS13の下流情報表示処理について、図12を参照して説明する。図12は本実施形態における端末装置2の下流情報表示処理のフローチャートである。
図12に示すように、制御部11は、利用者による入力部19への所定操作により、チャンネル選択画面が選択されたか否かを判定する(ステップS40)。この処理において、チャンネル選択画面の選択が行われたと判定すると(ステップS40:Yes)、制御部11は、表示部16の表示領域にチャンネル選択画面を表示する(ステップS41)。図13及び図14は、表示部16の表示画面22に表示されたチャンネル選択画面の例を示しており、チャンネルCh1〜Ch3を選択するための選択ボタン25a〜25cがGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)形式で設けられている。なお、図13はコンテンツ情報を表示する表示領域23と別の表示領域24に下流の情報を表示するように選択したときの表示画面の表示例であり、図14はコンテンツ情報と同じ表示領域23に下流の情報を表示するようにしたときの表示画面の表示例である。
次に、制御部11は、記憶部12の下流情報履歴記憶領域から下流の情報を取り出して(ステップS42)、処理をステップS43に移行する。例えば、図7に示す端末装置2b1の場合、上述のように下流情報履歴記憶領域の最新の下流情報として、下流装置である端末装置2c1,2c2から送信される報知メッセージに含まれる当該装置の識別情報(2c1,2c2)及び使用者名情報(Bob,Tom)と、下流数(5台)が含まれており、これらの情報を下流の情報として取り出す。この下流数は、端末装置2c1から送信される報知メッセージに含まれる下流数(2台)と端末装置2c2から送信される報知メッセージに含まれる下流数(3台)とが加算された数(5台)である。
ステップS43において、制御部11は、ステップS42において取り出した下流の情報を図13及び図14などに示すような表示形態で、所定時間(例えば、30秒)だけ表示部16の表示領域に表示して、下流情報表示処理を終了する。このように制御部11は、チャンネルを選択するためのチャンネル選択画面の表示が選択されたとき、下流装置から取得した下流の情報を表示する下流情報表示処理手段として機能する。
一方、ステップS40において、チャンネル選択画面の選択が行われていないと判定すると(ステップS40:No)、制御部11は、下流状態に変化があるか否かを判定する(ステップS44)。ここで、「下流状態」とは、下流の階層構造の状態、すなわち自装置の下流に存在する端末装置2やその接続位置の状態を意味する。下流状態に変化があるか否かは、下流情報履歴記憶領域に記憶した最新の下流の情報とその前の下流の情報とに差異があるか否かによって判定する。
下流状態に変化があると判定すると(ステップS44:Yes)、制御部11は、記憶部12の下流情報履歴記憶領域から最新の下流の情報を取り出し(ステップS45)、この下流の情報を所定時間(例えば、30秒)だけ表示部16の表示領域に表示する(ステップS46)。このように制御部11は、下流装置から取得した下流の情報に変化があるときに、当該下流の情報を表示する下流情報表示処理手段として機能する。
ステップS43,S46の処理が終了したとき、又は下流の状態に変化がないと判定したとき(ステップS44:No)、制御部11は、下流情報表示処理を終了する。
このように端末装置2は、下流装置から取得した下流の情報を表示する下流情報表示処理手段を備え、チャンネルを選択するためのチャンネル選択画面の表示が選択されたとき下流の情報を表示するので、チャンネル選択する可能性がないときには、下流の情報を表示する必要がない。従って、コンテンツ情報の視聴の邪魔にならず、また表示処理を低減することができる。また、下流状態に変化があったときに、下流の情報を表示するので、常に下流の情報を表示するのに比べ、下流の変化をより強調することができ、それにより階層構造からの離脱をより抑制して当該階層構造の安定性を向上させることができる。
以上のように本実施形態における端末装置2は、視聴しているチャンネルの階層構造を構成する端末装置2のうち自装置の下流にある端末装置2の情報を取得し、この下流の情報を表示することによって、利用者に対して下流に端末装置2が接続されていることを報知することができ、それにより階層構造からの離脱を抑制して当該階層構造の安定性を向上させることができる。
[2.第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。図15は第2実施形態の端末装置2における下流情報取得・通知処理を示すフローチャートである。上述した第1実施形態においては、最下流の端末装置2から報知メッセージを定期的に送信するようにしたが本第2実施形態では、各端末装置2がチャンネルの階層構造に接続するとき、及び接続した階層構造から離脱するときに、そのタイミングで報知メッセージを送信するものである。なお、第2実施形態における端末装置2の構成は、第1実施形態の構成と同様であり、下流情報取得・通知処理が異なることから、以下においては下流情報取得・通知処理のみ説明する。ただし、制御部11は、下流状態表示処理において、下流状態の変化があるか否かは、報知メッセージを受信したときに下流状態が変化したものとして判断することになる。
図15に示すように、下流情報取得・通知処理を開始すると、制御部11は、チャンネルの階層構造へ接続したタイミングであるか否か、又は階層構造から離脱しようとするタイミングとなっているか否かを判定する(ステップS50)。なお、階層構造への接続及び階層構造からの離脱には、利用者自らがチャンネル選択等により接続・離脱する場合のみならず、上流装置との接続が切断したときに階層構造から離脱し、再度階層構造へ接続する場合も含む。
そして、チャンネルの階層構造へ接続したタイミングであると判定したとき、又は階層構造から離脱しようとするタイミングであると判定したとき(ステップS50:Yes)、制御部11は、通信部20からネットワーク6を介して上流装置に報知メッセージを送信する(ステップS51)。このとき送信する報知情報には、自装置の識別情報、使用者名及び下流数が含まれる。このように制御部11は、メッセージ送信処理手段として、視聴しているチャンネルの階層構造への接続時及び離脱時に上流に接続した端末装置2に対して、階層構造への接続及び離脱の情報を含む報知メッセージを送信する。
このステップS51で送信する報知メッセージは、例えば、チャンネルの階層構造への接続時には「接続」の情報に加え、自装置の識別情報及び使用者名情報、及び下流数を(1台)とした報知メッセージとし、チャンネルの階層構造からの離脱時には「離脱」の情報に加え、通常の報知メッセージの転送の場合と同様に下流情報記憶領域に記憶された最新の下流数の情報に自装置の数を加えた下流数の情報を含む報知メッセージである。
一方、ステップS50において、チャンネルの階層構造へ接続したタイミングではなく、階層構造から離脱しようとするタイミングでもないと判定したとき(ステップS50:No)、制御部11は、ネットワークを介して通信部20により報知メッセージを受信したか否かを判定する(ステップS52)。この処理において、報知メッセージを受信したと判定すると(ステップS52:Yes)、制御部11は、報知メッセージに含まれる情報(接続及び離脱の情報を含む)を記憶部12の下流情報記憶領域に記憶(ステップS53)する。このように制御部11は、下流に接続した端末装置2から下流の情報を含むメッセージを受信するメッセージ受信処理手段として機能し、下流情報取得処理手段として、当該受信したメッセージから自装置の下流の情報を取得する。
その後、制御部11は、記憶部12の下流情報記憶領域に記憶した下流の情報に基づいて報知メッセージを生成し、通信部20よりネットワーク6を介して上流装置へ送信する(ステップS54)。この報知メッセージには自装置の識別情報、使用者名情報及び下流数を含める。このように制御部11は、下流に接続した各端末装置2から送信される報知メッセージに含まれる情報に自装置の情報を加えて生成した報知メッセージを上流に接続した端末装置2へ送信するメッセージ転送処理手段として機能する。
ここで、報知メッセージに含める情報は、「接続」の情報を含む報知メッセージを下流装置から受信したときには、第1実施形態と同様に処理を行う。一方、「離脱」の情報を含む報知メッセージを下流装置から受信したときには、下流情報記憶領域に記憶した下流数から「離脱」の情報を含む報知メッセージに含まれる下流数が減算される。例えば、図7に示す端末装置2b1の場合に、下流情報記憶領域に記憶される情報は、下流装置である端末装置2c1の識別情報(2c1)及び使用者名情報(Bob)と、下流装置である端末装置2c2の識別情報(2c2)及び使用者名情報(Tom)と、下流数(5台)となっており、このような状態で、端末装置2c1が離脱するときの報知メッセージを受信すると、端末装置2b1の制御部11は、この報知メッセージに含まれる端末装置2c1の識別情報(2c1)及び使用者名情報(Bob)を下流情報記憶領域から削除し、さらにこの報知メッセージに含まれる下流数(2台)の情報を下流情報記憶領域に記憶している下流数(5台)から減算して、下流情報記憶領域に記憶する下流数を(3台)に変更する。
ステップS51,S54の処理が終了したとき、或いは、報知メッセージを受信していないと判定したとき(ステップS52:No)、制御部11は、下流情報取得・通知処理を終了する。なお、本第2実施形態において、表示部16の表示領域に表示する下流の情報は、第1実施形態とは異なり、記憶部12の下流情報記憶領域から取り出すこととしている。
このように、各端末装置2において、視聴しているチャンネルの階層構造への接続時及び離脱時に上流に接続した端末装置2に対してメッセージを送信するようにして、階層構造に変化があったときに下流の情報を更新することができ、階層構造の変化が少ないときにはネットワークへの負荷や端末装置2の処理負荷を低減することができる。
[3.第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上述した第1実施形態や第2実施形態においては、最下流の端末装置2から報知メッセージを送信したり、階層構造へ接続したとき又は階層構造から離脱するときに端末装置2から報知メッセージを送信したりすることとしたが、本第3実施形態の端末装置2では、階層構造に接続された各端末装置2が報知メッセージを送信するようにしたものである。なお、第3実施形態における端末装置2の構成は、第1実施形態の構成と同様であり、下流情報取得・通知処理が異なることから、以下においては下流情報取得・通知処理のみ説明する。
図16は第3実施形態における報知メッセージの流れを説明するための図であり、この図を用いて、図2に示すように構成された階層構造の端末装置2b1,2c1,2c2の報知メッセージの送受信について説明する。
図16(a)では、端末装置2c1が報知メッセージを上流装置である端末装置2b1へ送信する様子を示しており、この報知メッセージを受けた端末装置2b1は当該報知メッセージを上流装置である端末装置2a1へ転送する。また、図16(b)では、端末装置2c2が報知メッセージを上流装置である端末装置2b1へ送信する様子を示しており、図16(a)の場合と同様に、この報知メッセージを受けた端末装置2b1は当該報知メッセージを上流装置である端末装置2a1へ転送する。また、図16(c)では、端末装置2b1が自装置で生成した報知メッセージを上流装置である端末装置2a1へ送信する様子を示している。
このように各端末装置2で報知メッセージを生成して上流装置へ送信し、この報知メッセージを受信した端末装置2はさらに上流装置へ転送するようにしており、報知メッセージは階層構造の上流へ向けた経路へ順次転送される。これにより、各端末装置2は下流に存在する全ての端末装置2からの報知メッセージを受信することができ、その数をカウントすることにより下流数を取得することができる。
図17は第3実施形態における端末装置2の下流情報取得・通知処理を示すフローチャートを示す図である。
この図に示すように、下流情報取得・通知処理を開始すると、制御部11は所定の送信契機になったか否かを判定する(ステップS60)。ここで、所定の送信契機は、所定期間毎(例えば、10分間に1回)に発生するようにしている。この処理において、所定の送信契機になったと判定すると(ステップS60:Yes)、制御部11は、通信部20から報知メッセージを通信部20からネットワーク6を介して上流装置へ送信して(ステップS61)、下流情報取得・通知処理を終了する。このように制御部11は、上流に接続した端末装置2へ自装置の情報を含むメッセージを定期的に送信するメッセージ送信処理手段として機能する。
一方、ステップS60において所定の送信契機になっていないと判定したとき(ステップS60:No)、制御部11は、ネットワークを介して通信部20により報知メッセージを受信したか否かを判定する(ステップS62)。この処理において、報知メッセージを受信したと判定すると(ステップS62:Yes)、制御部11は、報知メッセージに含まれる情報を記憶部12の下流情報記憶領域に記憶(ステップS63)し、ステップS62で受信した報知メッセージを通信部20からネットワークを介して上流装置に転送する(ステップS64)。このように制御部11は、下流に接続した端末装置2から下流の情報を含むメッセージを受信するメッセージ受信処理手段として機能し、下流情報取得処理手段として、当該受信したメッセージから自装置の下流の情報を取得する。
ステップS61,S64の処理が終了したとき、或いはステップS62において、報知メッセージを受信していないと判定すると(ステップS62:No)、制御部11は、下流情報取得処理・通知処理を終了する。
このように、各端末装置2において、各端末装置2が上流に接続した端末装置2へメッセージを送信するので、第1実施形態や第2実施形態のように、自装置が最下流の端末装置2か否かの判断を行う必要がないことから、構成が複雑にならずに済む。
なお、本第3実施形態において、表示部16の表示領域に表示する下流の情報は、第1実施形態とは異なり、記憶部12の下流情報記憶領域から取り出すこととしている。この下流情報記憶領域には、自装置の下流に存在する各端末装置2から送信される報知メッセージの情報が記憶されることになり、上記所定期間(ステップS60で報知メッセージが送信される間隔)に送信される最新の報知メッセージの取得数をカウントすることにより下流数を取得して、下流の情報として表示することができる。例えば、10分毎に各端末装置2から報知メッセージが送信されるときには、最新の10分間で受信した報知メッセージの数をカウントすることにより下流数を取得することができる。
また、報知メッセージを定期的に送信することに加え、さらに第2実施形態のように各端末装置2がチャンネルの階層構造に接続するとき、及び接続した階層構造から離脱するときに、そのタイミングで報知メッセージを送信するようにしてもよい。但し、階層構造から離脱するときには、制御部11は、記憶部12の下流情報記憶領域に記憶した下流数の情報に自装置の数を加えた下流数の情報と「脱退」である旨の情報を報知メッセージに含ませることによって、これを受信した端末装置2が下流情報記憶領域にこの下流数を減算して記憶できるようにする。そして、制御部11は、所定期間(ステップS60で報知メッセージが送信される間隔)に送信される最新の報知メッセージの取得数に脱退情報を有する報知メッセージに含まれる下流数を減算した数を下流数として取得し、下流の情報として表示する。また、階層構造に接続するときには、制御部11は、そのタイミングで報知メッセージを送信する。このようにすることで、各端末装置2では、脱退した下流数を減算し、接続した下流装置をリアルタイムで把握して加算することができるので、報知メッセージの定期的な送信間隔が長い場合であっても、正確な下流数を取得し、表示することができる。
[4.第4実施形態]
上述した第1〜第3実施形態においては、下流の情報を下流装置から取得することとしたが、本第4実施形態においては、情報配信装置1から下流の情報を含むトポロジー情報を上流装置から取得するものである。図18は第4実施形態の情報配信システムSの動作概要を説明するための図である。
第4実施形態における情報配信システムSは、図18に示すように、接続管理装置3から各チャンネルの階層構造の情報(各端末装置2の識別情報、使用者名情報、所在情報、接続位置などを含む。以下、「トポロジー情報」と呼ぶ。)を情報配信装置1へ送信(図18に示す(1)参照)し、情報配信装置1はこのように取得したトポロジー情報を配信手段によって下流に接続した端末装置2へ送信する。このように情報配信装置1から送信されるトポロジー情報はチャンネル毎にツリー状の階層構造の上流の端末装置2から下流の端末装置2にかけて順次端末装置2の中継機能によって配信される。各端末装置2は、このように取得したトポロジー情報から自装置の下流の情報を取り出して表示する。
ここで、各端末装置2の動作を具体的に説明する。第4実施形態における端末装置2の構成は、第1実施形態の構成と同様であり、下流情報取得・通知処理及び下流情報表示処理が異なることから、以下においては下流情報取得・通知処理及び下流情報表示処理のみ説明する。図19は第4実施形態における端末装置2の下流情報取得・通知処理を示すフローチャート、図20は第4実施形態における端末装置2の下流情報表示処理を示すフローチャートである。
図19に示すように、端末装置2は、下流情報取得・通知処理を開始すると、上流装置からトポロジー情報を受信したか否かを判定する(ステップS80)。この処理において、上流装置からトポロジー情報を受信したと判定すると(ステップS80:Yes)、制御部11は、トポロジー情報を記憶部12のトポロジー記憶領域に記憶する(ステップS81)。このように制御部11は、上流に接続した装置から送信されるトポロジー情報(階層構造の情報)を受信する受信処理手段、上流に接続した装置から送信されるトポロジー情報から自装置の下流の情報を取得する下流情報取得処理手段として機能する。
次に制御部11は、下流装置が存在するか否かを判定する(ステップS82)。この処理において、下流装置が存在すると判定すると(ステップS82:Yes)、制御部11は、受信したトポロジー情報を下流装置へ転送する(ステップS83)。このように制御部11はトポロジー情報(階層構造の情報)を受信したとき当該トポロジー情報を下流の端末装置2へ送信する転送処理手段として機能する。
このステップS83の処理が終了したとき、ステップS80においてトポロジー情報を受信していない判定したとき(ステップS80:No)、またステップS82において下流装置が存在しないと判定すると(ステップS82:No)、制御部11は下流情報取得・通知処理を終了する。
このように第4実施形態における各端末装置2は、接続しているチャンネルの階層構造の上流装置から自装置の下流の情報を含むトポロジー情報を取得するようにしている。
次に、下流情報表示処理について図20を参照して具体的に説明する。なお、図20におけるステップS90,S91,S93,S94,S96の処理は、図12に示すステップS40,41,S43,S44,S46の処理と同様の処理であるためここでは説明を省略し、ステップS92,S95の処理について説明する。
ステップS92において、制御部11は、記憶部12のトポロジー記憶領域に記憶したトポロジー情報から下流の情報を取り出す。すなわち、トポロジー情報に含まれる各端末装置2の接続位置の情報に基づいて自装置の接続位置を判定し、その接続位置よりも下流にある端末装置2の数を下流数として取り出し、また、自装置の直下流に位置する端末装置2の識別情報と使用者名情報を取り出す。このように取り出された下流の情報は、ステップS93の処理において、表示部16の表示領域に所定時間表示されることになる。
また、ステップS95においても、上記ステップS92の処理と同様に記憶部12のトポロジー記憶領域に記憶したトポロジー情報から下流の情報を取り出し、ステップS96の処理において、表示部16の表示領域に所定時間表示されることになる。
次に、第4実施形態における接続管理装置3の構成及び動作について説明する。
まず、接続管理装置3の構成について説明する。図21は第4実施形態における接続管理装置3の概略構成図である。
接続管理装置3は、専用のコンピュータの他、一般のサーバコンピュータを適用可能であり、図21に示すように、制御部41と、各種の設定情報などを記憶する記憶部42と、トポロジー情報を記憶するトポロジーデータベース43と、マウス及びキーボードなどからなる入力部44と、ネットワーク6を介して、情報配信装置1や端末装置2と通信するための通信部45とを備えている。なお、制御部41、記憶部42、トポロジーデータベース43、通信部45は、システムバス46を介して相互に接続されている。
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)及びRAM(Random Access Memory)から構成される。この不揮発性メモリには、各チャンネルのトポロジー情報を管理処理し、端末装置2へ接続先候補を通知する等の処理を実行する情報処理プログラムが格納されており、CPUは不揮発性メモリに記憶されている情報処理プログラムを読み出して実行することによって、接続先候補要求受信処理手段、接続先候補通知処理手段、トポロジー情報管理手段、トポロジー情報通知処理手段等として機能する。
なお、この情報処理プログラムは、例えば、ネットワーク6に接続されたサーバ(例えば、接続管理装置3)から、通信部45を介して、制御部41の不揮発性メモリにダウンロードされるようにしてもよく、又CD−R、DVD―R等の記録媒体に記録されてから図示しない記録媒体ドライブを介して、制御部41の不揮発性メモリに読み込まれるようにしてもよい。
以上のように構成された接続管理装置3の動作について図面を参照して具体的に説明する。図22は接続管理装置の動作内容を示すフローチャートである。
図22に示すように、接続管理装置3においてメイン電源スイッチ(図示せず)がONされたときやリセットスイッチ(図示せず)が操作されたとき、制御部41のCPUは、記憶部42のアクセス許可、内部RAMの作業領域確保等の初期設定動作を実行し、内部の不揮発性メモリに記憶した情報処理プログラムを読み出して、制御部41としての機能を動作状態とした後(ステップS100)、ステップS101に処理を移す。
ステップS101において、制御部41は、所定契機になったか否かを判定する。ここで、所定契機は、所定時間毎(例えば、10分間に1回)に発生するようにしているが、トポロジー情報に変化があったときに所定契機になったと判断してもよい。
この処理において、所定契機になったと判定すると(ステップS101:Yes)、制御部11は、トポロジーデータベース43に記憶しているトポロジー情報を取り出して情報配信装置1へ送信する(ステップS102)。このように制御部41はトポロジーデータベース43に記憶されているトポロジー情報を通信部45からネットワーク6を介して情報配信装置1へ送信するトポロジー情報通知処理手段として機能する。
ステップS102の処理が終了したとき、或いはステップS101において所定契機になっていないと判定したとき(ステップS101:No)、制御部41は、端末装置2から接続先候補の情報の要求があったか否かを判定する(ステップS103)。この処理において、接続先候補の情報の要求があったと判定すると(ステップS103:Yes)、制御部41は、階層構造全体のバランスなどを考慮してトポロジーデータベース43から適切な接続先候補を選択し、当該接続先候補の情報を通信部45からネットワーク6を介して要求元の接続先候補に対して送信する(ステップS104)。このように制御部41は、接続先候補の情報の要求を端末装置2からネットワーク6を介して通信部45よって受信する接続先候補要求受信処理手段として機能すると共に、トポロジーデータベース43から適切な接続先候補を選択し、当該接続先候補の情報を要求元の接続先候補に対して通信部からネットワーク6を介して送信する接続先候補通知処理手段として機能する。
ステップS104の処理が終了したとき、或いはステップS103において接続先候補の情報の要求がないと判定したとき(ステップS103:No)、制御部41は、端末装置2から参加報告又は離脱報告があったか否かを判定する(ステップS105)。この処理において、参加報告又は離脱報告があったと判定すると(ステップS105:Yes)、制御部41は、トポロジーデータベース43に記憶しているトポロジー情報の書き換えを行う(ステップS106)。例えば、端末装置2から参加報告があったときには、トポロジーデータベース43のトポロジー情報に当該端末装置2の識別情報、使用者名情報、所在情報及び階層構造における接続位置の情報などを記憶する。一方、端末装置2から離脱報告があったときには、トポロジーデータベース43のトポロジー情報から当該端末装置2の識別情報、使用者名情報、所在情報及び階層構造における接続位置の情報などを削除する。このように制御部41は、端末装置2からの参加報告や離脱報告等に基づいてトポロジーデータベース43に記憶したトポロジー情報を管理するトポロジー情報管理手段として機能する。
ステップS106の処理が終了したとき、或いはステップS105において参加報告や離脱報告を受信していないと判定したとき(ステップS105:No)、制御部41は、終了指示を検知したか否かを判定する(ステップS107)。この終了指示は、リセットスイッチが押下されたときや電源スイッチがOFFにされたときなどに外部割込みなどで通知されるものである。
この処理において、終了指示を検知すると(ステップS107:Yes)、制御部41は本処理を終了し、終了指示を検知しないとき(ステップS107:No)、制御部41は処理をステップS101へ戻す。
このように第4実施形態の接続管理装置3では、チャンネルの階層構造を構成する各端末装置2の識別情報、使用者名情報、所在情報及び接続位置などを含むトポロジー情報を情報配信装置1へトポロジー情報を送信し、この情報配信装置1からコンテンツ情報を配信する経路でトポロジー情報を送信するようにしている。従って、下流の端末装置2からメッセージを送信するのに比べて、下流の情報の取得が容易となる。なお、接続管理装置3は、端末装置2からの要求に応じて接続先候補を選択するためにトポロジー情報を管理していることから、本実施形態においてはそのトポロジー情報を利用することで、トポロジー情報を新たに収集する処理などを省いている。なお、接続管理装置3から情報配信装置1へ配信するトポロジー情報に端末装置2の所在情報を含めて説明したが、この所在情報を含めなくてもよい。すなわち、各端末装置2で下流装置の識別情報、使用者名情報及び下流数の情報が取得することができるようなデータであれば、どのようなトポロジー情報であってもよい。また、取得する必要があるデータが下流装置の識別情報であればその情報のみが取得できるトポロジー情報であればよく、取得する必要があるデータが下流数の情報であれば、その情報のみが取得できるトポロジー情報であればよい。
以上のように、上述した実施形態の情報配信システムSにおいては、端末装置2は、階層構造を構成する端末装置2のうち自装置の下流にある端末装置2の情報を取得し、この下流の情報を表示することによって、利用者に対して下流に端末装置2が接続されていることを報知することができ、それにより階層構造からの離脱を抑制して当該階層構造の安定性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、上述の実施形態においては、配信トポロジーをツリー状の階層構造として説明したが、これに限られず、複数の端末装置2がチェーン状の階層構造で多層に論理接続されるようにしてもよい。
また、第4実施形態においては、接続管理装置がトポロジー情報を情報配信装置へ送信することとしたが、各端末装置2が接続管理装置から直接トポロジー情報を取得するようにしてもよい。
第1実施形態における情報配信システムの概要構成を示す図である。 参加端末装置が情報配信システムへ参加するときの動作を説明するための図である。 端末装置における下流の情報の表示例を示す図である。 端末装置における下流の情報の表示例を示す図である。 報知メッセージの流れを示す図である。 報知メッセージに含まれる情報の概要を示す図である。 報知メッセージの転送方法を説明するための図である。 端末装置の概略構成を示す図である。 端末装置のメイン処理を示すフローチャートである。 端末装置の接続処理を示すフローチャートである。 端末装置の下流情報取得・通知処理を示すフローチャートである。 端末装置の下流情報表示処理を示すフローチャートである。 端末装置におけるチャンネル選択画面の表示例を示す図である。 端末装置におけるチャンネル選択画面の表示例を示す図である。 第2実施形態の端末装置における下流情報取得・通知処理のフローチャートである。 第3実施形態における報知メッセージの流れを説明するための図である。 第3実施形態における端末装置の下流情報取得・通知処理を示すフローチャートを示す図である。 第4実施形態の情報配信システムの動作概要を説明するための図である。 第4実施形態における端末装置の下流情報取得・通知処理を示すフローチャートである。 第4実施形態における端末装置の下流情報表示処理を示すフローチャートである。 第4実施形態における接続管理装置3の概略構成図である。 第4実施形態における接続管理装置の動作内容を示すフローチャートである。
符号の説明
S 情報配信システム
1 情報配信装置
2 端末装置
3 接続管理装置
11 端末装置の制御部
12 端末装置の記憶部
20 端末装置の通信部
41 接続管理装置の制御部
43 接続管理装置のトポロジーデータベース
45 接続管理装置の通信部

Claims (18)

  1. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、
    前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、
    前記下流情報表示処理手段は、前記下流の情報として、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流の階層構造を構成する端末装置の数を表示することを特徴とする端末装置。
  2. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、
    前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、
    前記下流情報表示処理手段は、前記下流の情報として、自装置の下流に接続された端末装置の識別情報を表示することを特徴とする端末装置。
  3. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、
    前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、
    前記下流情報表示処理手段は、前記下流の情報として、自装置の下流に接続された端末装置の使用者名を表示することを特徴とする端末装置。
  4. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、
    前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、
    上流に接続した装置から送信されるコンテンツ情報を受信するコンテンツ受信処理手段と、を備え、
    前記下流情報表示処理手段は、前記コンテンツ受信処理手段により受信したコンテンツ情報を所定の表示領域に表示し、さらに、当該所定の表示領域に前記下流の情報を表示することを特徴とする端末装置。
  5. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、
    前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、
    上流に接続した装置から送信されるコンテンツ情報を受信するコンテンツ受信処理手段と、を備え、
    前記下流情報表示処理手段は、前記コンテンツ受信処理手段により受信したコンテンツ情報を所定の表示領域に表示し、さらに、当該所定の表示領域とは異なる表示領域に前記下流の情報を表示することを特徴とする端末装置。
  6. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、
    前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、
    前記下流情報表示処理手段は、前記下流の階層構造の状態に変化があったときに、前記下流の情報を表示することを特徴とする端末装置。
  7. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理手段と、
    前記下流情報取得処理手段により取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理手段と、を備え、
    前記情報配信装置を頂点として形成される階層構造は、チャンネル毎に複数形成され、
    前記下流情報表示処理手段は、前記チャンネルを選択するためのチャンネル選択画面の表示が選択されたとき、前記下流の情報を表示することを特徴とする端末装置。
  8. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置の情報処理方法において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、を含み、
    前記下流情報表示処理ステップにおいて、前記下流の情報として、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流の階層構造を構成する端末装置の数を表示することを特徴とする情報処理方法。
  9. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置の情報処理方法において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、を含み、
    前記下流情報表示処理ステップにおいて、前記下流の情報として、自装置の下流に接続された端末装置の識別情報を表示することを特徴とする情報処理方法。
  10. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置の情報処理方法において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、を含み、
    前記下流情報表示処理ステップにおいて、前記下流の情報として、自装置の下流に接続された端末装置の使用者名を表示することを特徴とする情報処理方法。
  11. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置の情報処理方法において、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、
    上流に接続した装置から送信されるコンテンツ情報を受信するコンテンツ受信処理ステップと、を含み、
    前記下流情報表示処理ステップにおいて、前記コンテンツ受信処理ステップにおいて受信したコンテンツ情報を所定の表示領域に表示し、さらに、当該所定の表示領域に前記下流の情報を表示することを特徴とする情報処理方法。
  12. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置のコンピュータに、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、を実行させ、
    前記下流情報表示処理ステップにおいては、前記下流の情報として、前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流の階層構造を構成する端末装置の数を表示することを特徴とする情報処理プログラム。
  13. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置のコンピュータに、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、を実行させ、
    前記下流情報表示処理ステップにおいては、前記下流の情報として、自装置の下流に接続された端末装置の識別情報を表示することを特徴とする情報処理プログラム。
  14. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置のコンピュータに、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、を実行させ、
    前記下流情報表示処理ステップにおいては、前記下流の情報として、自装置の下流に接続された端末装置の使用者名を表示することを特徴とする情報処理プログラム。
  15. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置のコンピュータに、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、
    上流に接続した装置から送信されるコンテンツ情報を受信するコンテンツ受信処理ステップと、を実行させ、
    前記下流情報表示処理ステップにおいては、前記コンテンツ受信処理ステップにおいて受信したコンテンツ情報を所定の表示領域に表示し、さらに、当該所定の表示領域に前記下流の情報を表示することを特徴とする情報処理プログラム。
  16. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置のコンピュータに、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、
    上流に接続した装置から送信されるコンテンツ情報を受信するコンテンツ受信処理ステップと、を実行させ、
    前記下流情報表示処理ステップにおいては、前記コンテンツ受信処理ステップにより受信したコンテンツ情報を所定の表示領域に表示し、さらに、当該所定の表示領域とは異なる表示領域に前記下流の情報を表示することを特徴とする情報処理プログラム。
  17. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置のコンピュータに、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、を実行させ、
    前記下流情報表示処理ステップにおいては、前記下流の階層構造の状態に変化があったときに、前記下流の情報を表示することを特徴とする情報処理プログラム。
  18. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上に階層構造で多層に論理接続され、前記情報配信装置から送信されるコンテンツ情報が前記階層構造の上流の端末装置から下流の端末装置にかけて順次前記端末装置の中継機能によって配信される情報配信システムにおける前記端末装置のコンピュータに、
    前記階層構造を構成する端末装置のうち自装置の下流にある端末装置の情報を取得する下流情報取得処理ステップと、
    前記下流情報取得処理ステップにおいて取得した前記下流の情報を表示する下流情報表示処理ステップと、を実行させ、
    前記情報配信装置を頂点として形成される階層構造は、チャンネル毎に複数形成され、
    前記下流情報表示処理ステップにおいては、前記チャンネルを選択するためのチャンネル選択画面の表示が選択されたとき、前記下流の情報を表示することを特徴とする情報処理プログラム。
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