JP4910651B2 - 通信統合レーダ装置、通信統合レーダシステム - Google Patents
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Description
また、本発明の通信統合レーダ装置は、請求項7に記載のように、スペクトル生成手段にて生成される周波数スペクトルに基づいて、アクティブターゲット装置の位置及び速度のうち少なくとも一方に関する情報を求めるレーダ検出手段を備えていることが望ましい。
次に、本発明の通信統合レーダ装置は、請求項10に記載のように、チャネル相関行列生成手段が、相関行列生成手段にて折返波毎に生成される複数の相関行列を加算することでチャネル相関行列を生成し、ウェイト行列生成手段は、チャネル行列とチャネル相関行列とに基づいてウェイト行列を生成するように構成されていてもよい。
そして、例えば、折返波に基づく信号成分の信号対雑音電力比を算出するSNR算出手段を備えている場合には、請求項13に記載のように、判定手段を、SNR算出手段にて算出される信号対雑音電力比が予め設定された下限しきい値より小さい信号成分を無効であると判定するように構成すればよい。
次に、本発明の通信統合レーダ装置において、ウェイト行列生成手段は、請求項18に記載のように、チャネル行列生成手段にて過去のサイクルで生成されたチャネル行列と今サイクルで生成されたチャネル行列とを平均した平均チャネル行列に基づいて、ウェイト行列を生成するように構成されていてもよい。
この場合、アクティブターゲット装置からの折返波の受信電力が小さい場合でも、その通信品質を高めることができる。
例えば、チャネル行列の生成に用いるレーダ波の送信(「レーダ用送信」という)と、通信に用いるレーダ波の送信(「通信用送信」という)を別々に実行する場合、通常であれば、レーダ用送信を行ってチャネル行列(ひいてはウェイト行列)を生成してから通信用送信を行って各アクティブターゲット装置からの情報を取得する必要がある。しかし、サンプリングデータが記憶手段に記憶されていれば、通信用送信を行ってからレーダ用送信を行っても、チャネル行列の生成とウェイト行列を用いた信号分離とを問題なく実行することができる。
[第1実施形態]
<システム構成>
図1は、第1実施形態における通信統合レーダシステムの概要を示すブロック図である。
[アクティブターゲット装置の構成]
次に、図3は、アクティブターゲット装置10の構成を示すブロック図である。
<通信統合レーダ装置の全体構成>
次に、図4は通信統合レーダ装置20の構成を示すブロック図である。
<送受信部の構成>
このうち、送受信部21は、駆動信号により周波数を制御可能な電圧制御発振器(VCO)31と、制御回路25からの起動指令に従って、上述した通信区間及びレーダ区間(図2(a)参照)に応じた信号をVCO31に発生させるための駆動信号を生成する駆動信号生成回路32と、VCO31が発生させた信号を電力分配して送信信号及びローカル信号を生成する電力分配器33と、制御回路25から供給されるダウンリンクデータDDに基づいて変調信号を生成する変調回路34と、電力分配器33から供給される送信信号を変調回路34から供給される変調信号で振幅変調し且つ増幅する送信アンプ35と、送信アンプ35で変調,増幅された送信信号に従ってレーダ波を送信する送信アンテナ36とを備えている。なお、変調回路34では、アクティブターゲット装置10の変調回路15と同様に、中間周波数帯のサブキャリア信号をダウンリンクデータDDで変調した変調信号を生成するように構成されている。
図5に示すように、送信波の周波数をFtとすると、物体SB,NBからの反射波は、相対速度と距離に対応する遅延時間(レーダ区間のみ)とに応じた周波数シフト量ΔFbだけFtとは異なった周波数Frとなる。
<信号処理部の構成>
次に、信号処理部23は、アップリンク区間の間に各受信処理回路40から出力される各チャネルCH1〜CHLのビート信号のサンプリングデータ(以下単に「サンプリングデータ」という)を記憶する記憶回路51と、レーダ区間の間に各受信処理回路40から出力される各チャネルCH1〜CHLのサンプリングデータをFFT処理した結果に基づき、レーダ波を反射した物体SB,NBの位置や速度に関する情報を求めると共に、特定物体SBに搭載されたアクティブターゲット装置10を経由して各チャネルCH1〜CHLで受信される信号の伝搬特性を表すチャネル行列Hを生成するレーダ処理回路52とを備えている。
<レーダ処理回路での処理>
ここで、レーダ波が送受信される毎にレーダ区間で取得されるサンプリングデータに基づいて、信号処理部23のレーダ処理回路52が実行するBB帯ビート信号処理及びIF帯ビート信号処理を、フローチャートに沿って説明する。
S130では、S120での検出結果、及び同ステップにおける過去の検出結果や外部から得られる周囲状況についての情報等に基づいて、マルチパスにより現れる虚像を識別する。なお、虚像は、例えば図24に示すように、物体NB,SBからの反射波が、更に防音壁などで反射することによって生じる。
S250では、S230,S240での検出結果,識別結果に基づいて、折返波の送信元である特定物体SBのアクティブターゲット装置10を経由して送信アンテナ36から受信アンテナ37に到達するレーダ波の伝搬特性を表すチャネル行列Hを算出するチャネル行列算出処理を実行する。
なお、ここでは、BB帯ビート信号処理での処理結果を制御回路25に出力しているが、IF帯ビート信号処理を実行した後に、BB帯ビート信号処理を実行するように構成し、IF帯ビート信号処理で求められる特定物体SBの検出情報と、BB帯ビート信号処理で求められる通常物体NBの検出情報とを制御回路25に出力するように構成し、BB帯ビート信号処理では、IF帯ビート信号処理で検出された特定物体SBに関する処理を省略するようにしてもよい。
<電子スキャンFMCWレーダ処理の詳細>
ここで、先のS120,S230にて実行する電子スキャンFMCWレーダ処理の詳細を、図8に示すフローチャートに沿って説明する。
但し、cは光速、Tは変調時間、ΔFは送信波の周波数変調幅、F0は送信波の中心周波数、Fuは上昇変調区間のビート周波数、Fdは下降変調区間のビート周波数を示す(図9参照)。
V=c×(Fu−Fd)/(4×F0) (2)
つまり、ペアマッチされたピークから特定される物体について、S420で求めた距離K,及びS380で求めた角度θが相対位置を表す位置情報であり、S420で求めた相対速度Vが速度情報となる。
<チャネル行列算出処理の詳細>
次に、先のS250にて実行するチャネル行列算出処理の詳細を、図13に示すフローチャートに沿って説明する。但し、IF帯ビート信号処理のS230にて検出されたピークペア(ひいては、ピークペアに対応するアクティブターゲット装置10)には、識別番号j(j=1,2,…N)が与えられているものとする。
S520では、識別番号jで特定されるピークペアについて、上昇変調区間に全チャネルCH1 〜CHL から得られたビート周波数の信号成分を要素とする受信信号ベクトルXuj((3)式参照)、及び下降変調区間に全チャネルCH1 〜CHL から得られたピーク周波数の信号成分を要素とする受信信号ベクトルXdj((4)式参照)を生成し、S530に進む。但し、xuiは、上昇変調区間でチャネルCHiから得られたビート周波数の信号成分xdiは、下降変調区間でチャネルCHiから得られたビート周波数の信号成分を表す。
Xdj=[xd1j,xd2j,…xdjj,…xdLj] (4)
S530では、受信信号ベクトルXuj,Xdjを平均化することでチャネルベクトルhj を求めて((5)式参照)、S540に進む。
但し、受信信号ベクトルを平均化する際には、上昇変調区間と下降変調区間との間で、受信信号ベクトルを構成する各信号成分の位相を、(6)(7)式に従って、基準となるチャネル(ここではCH1 )に合わせておく必要がある。
Xdj←Xdj×exp(jφ1j) (7)
また、いずれか一方の受信信号ベクトルXuj,Xdjにしか存在しない信号成分については、平均を求めるのではなく、その存在する側の要素の値を、そのままチャネルベクトルの要素の値として使用する。又は、その信号成分を破棄するようにしてもよい。
<ウェイト計算回路での処理>
ウェイト計算回路53は、レーダ処理回路52にて算出されたチャネル行列Hから、周知の空間分割多重方式での手法を用いて(9)に示すようなウェイト行列Wを算出する。
ただし、図中の矢印(#1〜#3)はアクティブターゲット装置10からの折返波の到来角度を示している。
各ウェイトベクトルのアンテナ指向性は、それぞれ抽出すべきアクティブターゲット装置10が存在する方位角度に対してビームが向けられ、その他のアクティブターゲット装置10が存在する方位角度でヌルとなるように設定されていることがわかる。
雑音電力を考慮するMMSE法では、ZF法に比べて各アクティブターゲット装置10からの折返波の到来角度へより強いビームが向けられるが、雑音電力の抑圧が優先されることにより、他の装置と比べて伝送距離が大きく受信電力の小さい折返波の到来角度に対するヌルが明確に形成されない場合があることがわかる(#1方向からの信号を検出するウェイトベクトルから求めたアンテナ指向性で、#3方向がヌルになっていない)。
<重み付け回路での処理>
次に、重み付け回路54は、図Aに示すように、まず、S910にて、通信区間の間に記憶回路51に記憶された各チャネルCHiのサンプリングデータを順次読み出して、これに対するフィルタリングを行うことにより、IF帯のビート信号を抽出し、続くS920では、S910で抽出した信号に、ビート信号から再生したサブキャリア信号と、位相が90度ずれたサブキャリア信号とをそれぞれ乗算することにより、BB帯の直交した2つの信号にダウンコンバート(直交検波)する。
続くS930では、(12)式に示すように、S920で直交検波した複素数の受信信号データri (n)(nはサンプリング番号)をベクトル化した受信信号ベクトルr(n)((13)式参照)をウェイト行列Wと乗算させることにより、抽出信号ベクトルy(n)((14)式参照)を生成して、S940に進む。
<復調回路での処理>
次に、復調回路55は、各アクティブターゲット装置AT1 〜ATN からの折返波に対応する抽出信号データy1 (n)〜yN (n)をそれぞれ復調することにより、各アクティブターゲット装置AT1 〜ATN のアップリンクデータUDを抽出する。
<効果>
以上説明したように、通信統合レーダシステム1によれば、通信統合レーダ装置20は、周知のFMCWレーダの手法を用いて、アクティブターゲット装置10に起因する信号成分を個別に分離し、その分離された信号に基づいて、ウェイト行列Wの算出に必要なチャネル行列Hの生成を行っている。
また、通信統合レーダ装置20は、通信区間で取得したサンプリングデータを記憶する記憶回路51を備えており、重み付け回路54は、その記憶回路51から読み出した各チャネルCH1 〜CHL のサンプリングデータ(受信信号ベクトルr(n))を用いて、ウェイト行列Wとの乗算を実行するようにされている。
<変形例>
本実施形態では、S530にて生成されたチャネルベクトルhj をそのままチャネル行列Hの生成に使用しているが、(16)式を用いて算出されたチャネルベクトルhj (t)を使用してチャネル行列Hを生成するように構成してもよい。但し、hj (t)は今サイクルでチャネル行列Hの生成に使用するチャネルベクトル、hj (t−1)は1サイクル前のチャネル行列Hの生成に使用されたチャネルベクトル、hj'(t)は今サイクルのS530にて生成された現チャネルベクトル、α(0<α<1)は忘却係数である。
但し、チャネルベクトルhj'(t),hj (t−1)を平均化する際には、両チャネルベクトルの間で、チャネルベクトルを構成する各要素hijの位相を、(17)(18)式に従って、基準となるチャネル(ここではCH1 )に合わせておく必要がある。
hj(t−1)←hj(t−1)×exp(jφ1j) (18)
また、本実施形態では、ウェイト計算回路53は、ウェイト行列Wを生成する際に、レーダ処理回路52から供給されるチャネルベクトルhj をそのまま使用しているが、(19)式を用いて算出されたチャネル行列H(t)を使用するように構成してもよい。但し、H(t)は今サイクルでウェイト行列Wの生成に使用するチャネル行列、H(t−1)は1サイクル前のウェイト行列Wの生成に使用されたチャネル行列、H’(t)は今サイクルにレーダ処理回路52から供給された現チャネル行列、α(0<α<1)は忘却係数である。
但し、この場合も、両チャネル行列H’(t),H(t−1)の間で、両チャネル行列を構成する各チャネルベクトルの位相を、上述の(17)(18)式に従って、基準となるチャネル(ここではCH1 )に合わせておく必要がある。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
<送受信部の構成>
図16に示すように、本実施形態では、通信統合レーダ装置20aの送受信部21aは、複数の受信アンテナ37に対して、受信アンプ41,ミキサ42,フィルタ43,AD変換器44からなる受信処理回路40が一つだけ設けられており、更に、複数の受信アンテナ37からいずれか一つを順次選択して、選択した受信アンテナ37の受信信号を、受信処理回路40に供給するスイッチ38を備えている。
<信号処理部の構成>
信号処理部23aは、受信処理回路40から出力される時分割多重されたサンプリングデータを、チャネルCH1 〜CHL 毎のサンプリングデータに分離すると共に、時分割動作に基づくチャネル間のサンプリングタイミングのずれを補償して、各チャネルCH1 〜CHL でのサンプリングタイミングが同時であると見なせるようにサンプリングデータの位相を補正する分離補正回路56を備えており、この分離補正回路56の出力を、記憶回路51及びレーダ処理回路52に供給するように構成されている。
<効果>
以上説明したように、通信統合レーダ装置20aでは、複数の受信アンテナ37からの受信信号を一つの受信処理回路40で処理するようにされている。
<変形例>
本実施形態では、送受信部21aが1つの送信アンテナ36と複数の受信アンテナ37とを備え、全ての受信アンテナ37が受信処理回路40を共用するように構成されているが、例えば、図17に示す送受信部21bのように、複数の送信アンテナ36と1つの受信アンテナ37とを備えた構成、あるいは図18に示すように、複数の送信アンテナ36と複数の受信アンテナ37とを備えた構成としてもよい。
例えば、9チャネルを実現する場合、送信アンテナ又は受信アンテナの一方が1個である場合は、他方が9個必要なため、合計10個ものアンテナが必要となるが、送信アンテナ及び受信アンテナをいずれも3個ずつ設ければ、6個のアンテナで同じ9チャネルを実現することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
<送受信部の構成>
図19は、本実施形態における、受信処理回路40aの構成を示すブロック図である。
<レーダ処理回路の処理>
レーダ処理回路52は、BB帯ビート信号処理ではS110を省略し、IF帯ビート信号処理ではS210〜S220を省略して処理を実行するように構成されている。
<重み付け回路の処理>
重み付け回路54は、S910〜S920を省略して処理を実行するように構成されている。
<効果>
以上説明したように、受信処理回路40aでは、反射波に基づくビート信号と、折返波に基づくビート信号を別々にサンプリングし、しかも、折返波に基づくビート信号は、BB帯にダウンコンバートしてからサンプリングするようにされている。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
図20に示すように、本実施形態におけるチャネル行列算出処理では、まず、S1510では、変調区間毎に区間別チャネル行列Hu,Hdを算出し、続くS1520では、S1510で算出した区間別チャネル行列Hu,Hdを平均化することでチャネル行列Hを算出して、本処理を終了する。
[第5実施形態]
次に第5実施形態について説明する。
即ち、S520では、変調区間毎の受信信号ベクトルを、単位区間毎に算出し、続くS530では、S520にて算出された同一チャネルに関する4個の受信信号ベクトルの平均を求めることでチャネルベクトルhj を算出する。
なお、ピークが重複していると判断された場合には、その重複したピークに対応する受信信号ベクトルを破棄して、チャネルベクトルhj を算出するように構成してもよいし、その重複したピークのみ平均化に使用されないように破棄してもよい。
[第6実施形態]
次に第6実施形態について説明する。
以下S540〜S560は、第1実施形態の場合と同様である。
<効果>
以上説明したように、本実施形態では、虚像の情報も利用して、チャネルベクトルhj を求めているため、このチャネルベクトルhj を用いて生成されるチャネル行列Hやウェイト行列Wの精度を向上させることができる。
[第7実施形態]
次に第7実施形態について説明する。
<ウェイト計算処理>
ウェイト計算回路53が実行するウェイト計算処理では、図25に示すように、S610にて、識別番号jを初期化(j←1)して、S620に進む。
なお、ウェイトベクトルWj の算出は、第1実施形態にて説明した手法を用いて算出することができる。
S650では、識別番号jを更新し(j←j+1)、続くS660では、更新した識別番号jが、検出されたピークペア数N以下であるか否かを判断する。そして、識別番号jがピークペア数N以下であれば、S620に戻り、S640にて更新されたチャネル行列Hを用いてS620〜S650の処理を繰り返し、識別番号jがピークペア数Nより大きければ、本処理を終了する。
<重み付け処理>
重み付け回路54が実行する重み付け処理では、図26に示すように、S710にて、識別番号jを初期化(j←1)して、S720に進む。
なお、y'j(n)は、復調回路55にて復調されたアップリンクデータUDから逆算された抽出信号データである。
つまり、アクティブターゲット装置ATj の信号成分を受信信号ベクトルr(n)から除去したものが、更新後の受信信号ベクトルr(n)となる。
<効果>
以上説明したように、本実施形態では、抽出信号データyj の分離抽出を受信電力の大きいものから順次実行し、しかも、分離抽出された抽出信号データyj の信号成分を、その都度、受信信号ベクトルr(n)から除去して、抽出信号データyj の分離抽出を繰り返す、いわゆる、順序付け逐次復号(OSD:Ordered successive detection)を行っている。
また、アップリンクデータUDが誤り訂正符号で符号化されている場合、アップリンクデータUDの検出結果に対して誤り訂正復号した後に再符号化および再変調して受信データの信号成分y'j(n)を生成してもよい。これにより、受信信号ベクトルr(n)からの分離抽出済み信号成分の除去精度を向上させることができ、ひいてはアクティブターゲット装置AT1 〜ATN との通信品質をより向上させることができる。
[第8実施形態]
次に、第8実施形態について説明する。
<IF帯ビート信号処理>
図27に示すように、本実施形態におけるIFビート信号処理では、S210〜S250は、第1実施形態の場合と同様であり、続くS255にて、チャネル相関行列算出処理を実行し、更に、S260では、先のS250にて算出されたチャネル行列Hと先のS255にて算出されたチャネル相関行列H*HTとを、ウェイト計算回路53に出力して、本処理を終了する。
<チャネル相関行列算出処理の詳細>
次に、S255で実行するチャネル相関行列算出処理の詳細を、図28に示すフローチャートに沿って説明する。
S820では、識別番号jで特定されるピークペアについて、各変調区間毎に、S370の角度スペクトル算出処理で求められた相関行列(以下「区間相関行列」という)Ruj,Rdjを抽出し、続くS830では、区間相関行列Ruj,Rdjを平均することで相関行列Rj を求めて((25)式参照)、S840に進む。
S840では、識別番号jを更新し(j←j+1)、続くS850では、更新した識別番号jが、検出ターゲット数N以下であるか否かを判断する。そして、識別番号jが検出ターゲット数N以下であれば、S820に戻って、S820〜S840の処理を繰り返し、識別番号jが検出ターゲット数Nより大きければ、S860に進む。
<ウェイト計算回路での処理>
ウェイト計算回路53では、第1実施形態と同様に、(11)式を用いてウェイト行列Wを算出する。
<効果>
以上説明したように、本実施形態では、角度スペクトルの算出に用いた相関行列Rからチャネル相関行列H*HTを求め、これをウェイト行列Wの算出に使用している。
[他の実施形態]
上記実施形態では、通信統合レーダ装置20において、発振器31は搬送波周波数帯の信号を発生するように構成されているが、送信アンプ35と送信アンテナ36との間に入力信号の周波数をP倍して出力する逓倍器を追加し、発振器31は搬送波周波数帯のP分の1の周波数帯の信号を発生するように構成してもよい。これにより、発振器31,電力分配器33,送信アンプ35を、使用周波数の低いものを用いて構成することができるため、装置コストを抑えることができる。
なお、アンダーサンプリングする場合のAD変換器44のサンプリング周波数Fsは、以下に示す条件式(27)〜(30)を満たす必要がある。但し、BWはIF帯のビート信号の周波数帯域幅、ΔFbmaxは反射波に基づくBB帯のビート信号の最大周波数を示す。また、(29)は2Fif/Fsの整数部分が偶数の場合、(30)は2Fif/Fsの整数部分が奇数の場合である。
ΔFbmax < Fif’−BW/2 (28)
Fif’=rem(Fif,Fs) (29)
Fif’=Fs−rem(Fif,Fs) (30)
上記実施形態では、レーダ区間において、アクティブターゲット装置10の送信アンプは16一定時間(アップリンク区間,レーダ区間)の間だけ動作するように構成されているが、例えば、この一定時間の時間情報をダウンリンクデータDDによって通信統合レーダ装置20から得るようにしてもよい。この場合、アクティブターゲット装置10を、通信区間,レーダ区間の時間やタイミングの仕様が異なる通信統合レーダシステムにて共通に使用することが可能となる。
また、複数のアクティブターゲット装置10に基づくビート周波数が重複する場合、相関行列Ruj,Rdjの最大固有値に対応する固有ベクトルのみならず、第2、第3の大きさの固有値に対応する固有ベクトルを用いてもよい。ただし、それぞれの固有ベクトルとアクティブターゲット装置10との対応は、固有値の大きさの比と角度スペクトル算出時に求めた信号強度(反射電力)比との関係から推測する。これにより、ビート周波数が重複する場合でも精度のよいチャネル行列Hを求めることができ、アクティブターゲット装置10との通信品質劣化を防ぐことができる。
Claims (25)
- 周波数掃引されたレーダ波を少なくとも送信し、該レーダ波を反射する物体からの反射波、及び前記レーダ波を受信,変調して折り返し送信をするアクティブターゲット装置からの折返波を受信,復調することにより、前記物体の位置や速度に関する情報、及び前記折返波に重畳された情報を取得する通信統合レーダ装置であって、
送信用アンテナ及び受信用アンテナの少なくとも一方が複数で構成され、前記送信アンテナと前記受信用アンテナとを任意に組み合わせてなる複数のチャネルを有する送受信手段と、
前記送信用アンテナへの送信信号と同じ周波数のローカル信号を前記受信用アンテナからの各受信信号に混合することにより、前記チャネル毎にビート信号を生成するビート信号生成手段と、
予め生成されたウェイト行列を前記ビート信号に乗じることで、前記折返波に基づく信号成分を個々に分離する信号分離手段と、
前記信号分離手段で分離された各分離信号をそれぞれ復調することで、前記折返波の送信元となった各アクティブターゲット装置からの情報を取得する復調手段と、
前記ビート信号生成手段から得られるビート信号に基づき、該ビート信号の周波数スペクトルを前記チャネル毎に生成するスペクトル生成手段と、
前記スペクトル生成手段にて生成された各周波数スペクトルから抽出される前記折返波の信号成分を、同一の前記チャネル毎かつ同一の前記折返波毎に配列することにより、各折返波に対する各チャネルの応答を示すチャネル行列を生成するチャネル行列生成手段と、
前記チャネル行列生成手段にて生成されたチャネル行列に基づいて、前記ウェイト行列を生成するウェイト行列生成手段と、
を備えることを特徴とする通信統合レーダ装置。 - 前記アクティブターゲット装置からの折返波は、無変調又は情報で変調された中間周波数帯のサブキャリア信号によって変調されており、
前記信号分離手段、及び前記スペクトル生成手段は、前記ビート信号生成手段にて生成されるビート信号のうち、中間周波数帯に現れるビート信号に基づいて処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の通信統合レーダ装置。 - 前記アクティブターゲット装置からの折返波は、無変調又は情報で変調された中間周波数帯のサブキャリア信号によって変調されており、
前記ビート信号生成手段にて生成されたビート信号のうち、中間周波数帯に現れるビート信号を抽出してベースバンド帯のビート信号にダウンコンバートするダウンコンバート手段を備え、
前記信号分離手段、及び前記スペクトル生成手段は、前記ダウンコンバート手段によりダウンコンバートされたベースバンド帯のビート信号に基づいて処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の通信統合レーダ装置。 - 前記送受信手段は、掃引速度が異なる複数種類のレーダ波を送信し、
前記チャネル行列生成手段は、前記複数種類のレーダ波のそれぞれについてチャネル行列を生成し、
前記ウェイト行列生成手段は、前記チャネル行列生成手段にて生成された複数のチャネル行列を平均した平均チャネル行列に基づいて前記ウェイト行列を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。 - 前記送受信手段は、掃引速度が異なる複数種類のレーダ波を送信し、
前記チャネル行列生成手段は、
前記複数種類のレーダ波毎に、前記スペクトル生成手段にて前記チャネル毎に生成される周波数スペクトルのそれぞれから同一の折返波に基づく信号成分を抽出,配列することにより、一つの折返波に対する各チャネルの応答を示すチャネルベクトルを、全ての折返波について生成するチャネルベクトル生成手段と、
前記チャネルベクトル生成手段にて同一折返波について生成された複数のチャネルベクトルを平均してなる平均チャネルベクトルを、全ての折返波について算出する平均化手段と、
前記平均化手段にて算出された平均チャネルベクトルを配列することで前記チャネル行列を生成するベクトル配列手段と、
からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。 - 前記送受信手段による周波数掃引はFMCW変調であり、
前記スペクトル生成手段は、前記FMCW変調の上昇変調区間および下降変調区間を異なる種類のレーダ波として処理することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。 - 前記スペクトル生成手段にて生成される周波数スペクトルに基づいて、前記アクティブターゲット装置の位置及び速度のうち少なくとも一方に関する情報を求めるレーダ検出手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。
- 前記レーダ検出手段にて検出される周囲物体の位置に基づいて、マルチパスにより現れる虚像の信号成分を検出する虚像検出手段を備え、
前記チャネル行列生成手段は、前記虚像の信号成分を、該虚像に対する実像の信号成分と同一の折返波に基づく信号成分であるとして処理を実行することを特徴とする請求項7に記載の通信統合レーダ装置。 - 前記レーダ検出手段は、
前記スペクトル生成手段にて前記チャネル毎に生成される周波数スペクトルのそれぞれから抽出される同一折返波の信号成分に基づいて、各信号成分間の相関を表す相関行列を、全ての前記折返波について生成する相関行列生成手段と、
前記相関行列生成手段にて生成された相関行列から角度スペクトルを算出し、該角度スペクトルに基づいて前記アクティブターゲット装置が位置する方位を検出する方位検出手段と、
を備えることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の通信統合レーダ装置。 - 前記相関行列生成手段にて前記折返波毎に生成される複数の相関行列を加算することでチャネル相関行列を生成するチャネル相関行列生成手段を備え、
前記ウェイト行列生成手段は、前記チャネル行列と前記チャネル相関行列とに基づいて前記ウェイト行列を生成することを特徴とする請求項9に記載の通信統合レーダ装置。 - 前記チャネル相関行列生成手段は、前記相関行列生成手段にて過去のサイクルで算出された相関行列と今サイクルで算出された相関行列とを平均した平均相関行列に基づいて、前記チャネル相関行列を生成することを特徴とする請求項10に記載の通信統合レーダ装置。
- 前記折返波に基づく信号成分の有効,無効を判定する判定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。
- 前記折返波に基づく信号成分の信号対雑音電力比を算出するSNR算出手段を備え、
前記判定手段は、前記SNR算出手段にて算出される信号対雑音電力比が予め設定された下限しきい値より小さい信号成分を無効であると判定することを特徴とする請求項12に記載の通信統合レーダ装置。 - 複数の折返波に基づく信号成分の周波数が重複していることを検出する重複検出手段を備え、
前記判定手段は、前記重複検出手段にて周波数の重複が検出された信号成分を無効であると判定することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の通信統合レーダ装置。 - 前記重複検出手段は、前記折返波に基づく信号成分の過去の検出結果から推定されるビート周波数の推定値と、前記スペクトル生成手段にて生成される周波数スペクトルに基づくビート周波数の検出値とに基づいて、重複を判断することを特徴とする請求項14に記載の通信統合レーダ装置。
- 前記判定手段にて無効であると判定された信号成分を破棄する破棄手段を備えることを特徴とする請求項12乃至請求項15のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。
- 前記判定手段にて無効であると判定された信号成分を予め指定された値で代替する代替手段を備えることを特徴とする請求項12乃至請求項15のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。
- 前記ウェイト行列生成手段は、前記チャネル行列生成手段にて過去のサイクルで生成されたチャネル行列と今サイクルで生成されたチャネル行列とを平均した平均チャネル行列に基づいて、前記ウェイト行列を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。
- 前記ウェイト行列生成手段、及び前記分離手段は、振幅の大きい信号成分から順に順序付け逐次復号を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。
- 前記送受信手段は、予め設定された第1期間中に周波数送信されたレーダ波を送信すると共に、予め設定された第2期間中に周波数を一定にしたレーダ波を送信し、
前記スペクトル生成手段は、前記第1期間中に前記ビート信号生成手段にて生成されるビート信号に基づいて前記周波数スペクトルを生成し、
前記信号分離手段は、前記第2期間中に前記ビート信号生成手段にて生成される前記折返波に基づくビート信号を入力として動作することを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。 - 前記第2期間中に送信する一定周波数のレーダ波を、前記アクティブターゲット装置に提供する情報によって変調するレーダ変調手段を備えることを特徴とする請求項20に記載の通信統合レーダ装置
- 前記ビート信号生成手段は、
各チャネルの送信信号と受信信号とを混合してビート信号を生成するミキサと、
前記ミキサにて生成されたビート信号をサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段にて生成されたサンプリングデータを記憶する記憶手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれかに記載の通信統合レーダ装置。 - 前記ビート信号生成手段を構成するミキサは、前記受信アンテナ数よりも少なく、
前記送受信手段は、複数のチャネルが前記ミキサ及び前記サンプリング手段を時分割で共用することを特徴とする請求項22に記載の通信統合レーダ装置。 - 予め設定された周波数帯のレーダ波を受信すると、該レーダ波を変調信号で変調してなる折返波を送信する一つ以上のアクティブターゲット装置と、
請求項1乃至請求項23のいずれかに記載の通信統合レーダ装置と、
からなる通信統合レーダシステム。 - 予め設定された周波数帯のレーダ波を受信すると、該レーダ波を変調信号で変調してなる折返波を送信する一つ以上のアクティブターゲット装置と、
請求項21に記載の通信統合レーダ装置と、
からなり、
前記通信統合レーダ装置が前記アクティブターゲット装置に提供する情報には、少なくとも起動コマンドを含み、
前記アクティブターゲット装置は、前記通信統合レーダ装置から受信したレーダ波を復号することで得た情報に前記起動コマンドが含まれている場合に、前記通信統合レーダ装置に提供する情報で変調して折り返し送信をすることを特徴とする通信統合レーダシステム。
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