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JP4900919B2 - 車両用内装部材、及びその取り外し方法 - Google Patents

車両用内装部材、及びその取り外し方法 Download PDF

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JP4900919B2
JP4900919B2 JP2006197015A JP2006197015A JP4900919B2 JP 4900919 B2 JP4900919 B2 JP 4900919B2 JP 2006197015 A JP2006197015 A JP 2006197015A JP 2006197015 A JP2006197015 A JP 2006197015A JP 4900919 B2 JP4900919 B2 JP 4900919B2
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Description

本発明は、固定用部材、それを備えた車両用内装部材、及びその取り外し方法に関し、特に、車両の車室内に設けられた取付部に内装部材本体を取り付けるための固定用部材、それを備えた車両用内装部材、及びその取り外し方法に関する。
特開2003−226182号公報(特許文献1)には、自動車用内装部品の取付構造及び取付方法が記載されている。この公報では、車両の車室内に取り付けられるアシストグリップ等の自動車用内装部品の取付構造が記載されている。この取付構造では、アシストグリップを、金属製の薄板で形成されたクリップを使用して、自動車のボディパネルに取り付けている。この金属製のクリップは、細長い金属板を、先端が先細になるように折り曲げて形成されており、折り曲げられたクリップの先端側がボディパネルに設けられた開口に挿入され、金属板の両端が基端側に位置するように取り付けられる。さらに、クリップの中間部には掛止爪が形成されており、クリップが所定の位置に挿入されると、この掛止爪がボディパネルの開口の縁に係合し、クリップの脱落が防止される。
また、アシストグリップを取り外す場合には、クリップの基端部分を摘んでクリップが細くなるように弾性変形させ、掛止爪とボディパネルの係合を解除する。この状態でクリップを車室内側に引くことにより、クリップを開口から引き抜くと共に、これにより固定されたアシストグリップを取り外すことができる。さらに、この取付構造では、クリップの基端部分に押圧栓が嵌め込まれており、この押圧栓により、クリップが偶発的に弾性変形して掛止爪の係合が解除され、アシストグリップが脱落するのを防止している。
特開2003−226182号公報
しかしながら、特開2003−226182号公報記載の取付構造では、アシストグリップを取り外すためにクリップを弾性変形させた際に、誤って、クリップをボディパネルやボディパネルに固定されたブラケットの開口の内側に脱落させてしまうことがあるという問題がある。即ち、クリップを弾性変形させた際に作業者が手を滑らす等して、クリップ全体がボディパネル等の開口を通り抜けて脱落してしまう場合がある。クリップをボディパネルの開口の内側に落としてしまうと、一般的な構造の車両では、クリップを取り出すことが困難であり、また、ブラケットの開口から落としてもクリップを紛失してしまい作業性を著しく悪化させるという問題がある。
さらに、特開2003−226182号公報記載の取付構造では、押圧栓により、アシストグリップをより確実に固定することができるものの、押圧栓の取り付け、取り外し作業中にこれを落下させ、紛失してしまう虞があるという問題がある。
従って、本発明は、取り付け及び取り外しの作業性を改善することができる固定用部材、それを備えた車両用内装部材、及びその取り外し方法を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、車両の車室内に設けられた取付部に取り付けられる車両用内装部材であって、内装部材本体と、取付部に形成された開口部に挿入されることによって、内装部材本体を取付部に取り付ける固定用部材と、を有し、固定用部材は、先端側が開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、これらの挿入部のうちの少なくとも1つに設けられ、内装部材本体が取付部に取り付けられたとき、開口部の縁部に係合して、固定用部材の開口部からの脱落を防止する爪部と、固定用部材の基端側における幅が、開口部の幅とほぼ同じか、それ以上になるように2つの挿入部を連結する連結部と、を備え、内装部材本体が取付部に取り付けられている際には、2つの挿入部は、爪部が開口部と係合される間隔にされ、2つの挿入部を開口部から引き抜く際には、2つの挿入部の先端側の間隔が狭くなるように弾性変形されて爪部と開口部の係合が解除されるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、内装部材本体は、固定用部材を取付部に形成された開口部に挿入することによって取り付けられる。固定用部材の挿入部の先端側が開口部に挿入されると、挿入部に設けられた爪部が開口部の縁部に係合して、固定用部材の脱落が防止される。挿入部を開口部から引き抜く際には、挿入部先端側の間隔が狭くなるように固定用部材を弾性変形させ、爪部と開口部の係合を解除する。
このように構成された本発明によれば、固定用部材の基端側が連結部によって連結されており、固定用部材の基端側における幅が、開口部の幅とほぼ同じか、それ以上になるように構成されているので、固定用部材が開口部の中に落下するのを防止することができ、これにより、車両用内装部材取り付けの作業性を向上させることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、内装部材本体が取付部に取り付けられている状態で、2つの挿入部の先端側の間隔が狭められるのを防止する離脱防止手段を有する。
このように構成された本発明によれば、離脱防止手段によって、挿入部の先端側の間隔が保持されるので、より確実に固定用部材の脱落を防止することができる。
本発明において、好ましくは、離脱防止手段は、2つの挿入部の間に配置され、連結部の両側に延びる2つのスペーサ部材と、これらのスペーサ部材を連結部よりも先端側において結合するスペーサ結合部と、を有する。
このように構成された本発明によれば、離脱防止手段の2つのスペーサ部材が、固定用部材の連結部の両側に延び、これらのスペーサ部材が固定用部材の連結部よりも先端側において結合されているので、離脱防止手段が基端側に落下するのを防止することができる。さらに、固定用部材が開口部の中に落下するのを、より確実に防止することができる。
また、本発明は、車両の車室内に設けられた取付部に取り付けられる車両用内装部材であって、内装部材本体と、取付部に形成された開口部に挿入されることによって、内装部材本体を取付部に取り付ける固定用部材と、この固定用部材の離脱を防止する離脱防止手段と、を有し、固定用部材は、先端側が開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、これらの挿入部のうちの少なくとも1つに設けられ、内装部材本体が取付部に取り付けられたとき、開口部の縁部に係合して、固定用部材の開口部からの脱落を防止する爪部と、2つの挿入部を連結する連結部と、を備え、離脱防止手段は、2つの挿入部の間に配置され、連結部の両側に延びる2つのスペーサ部材と、2つのスペーサ部材を連結部よりも先端側において結合するスペーサ結合部と、を備え、内装部材本体が取付部に取り付けられている際には、2つの挿入部は、爪部が開口部と係合される間隔にされ、2つのスペーサ部材を基端側に移動させることにより、固定用部材を2つの挿入部の先端側の間隔が狭くなるように弾性変形させることが可能になり、爪部と開口部の係合を解除することができるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、離脱防止手段のスペーサ部材が固定用部材の連結部よりも先端側において結合されているので、固定用部材が開口部の中に落下するのを確実に防止することができる。
本発明において、好ましくは、2つのスペーサ部材は、挿入部の基端側から爪部近傍まで延びている。
このように構成された本発明によれば、スペーサ部材が爪部近傍まで延びているので、挿入部の爪部近傍における間隔を所定の距離に維持することができ、爪部と開口部の係合をより確実に維持することができる。
本発明において、好ましくは、2つの挿入部の先端には、互いに近づく方向に湾曲された傾斜部が夫々設けられており、これらの傾斜部は、2つの挿入部の間隔が狭められたときでも、その先端が干渉しないように形成されている。
このように構成された本発明によれば、傾斜部により固定用部材の先端が先細になるので、固定用部材の先端を容易に開口部に挿入することができる。また、傾斜部は、挿入部の間隔を狭めたときでも先端が互いに干渉しないように形成されているので、挿入部の間隔を狭める際の弾性変形可能な距離を大きくすることができる。これにより、爪部と開口部が係合する距離を長く設定することが可能になる。
本発明において、好ましくは、内装部材本体は本体部連結部を有し、挿入部には、本体部連結部と係合して内装部材本体と固定用部材を連結する挿入部連結部が形成されており、2つの挿入部の間隔が狭められると、本体部連結部と挿入部連結部の係合が解除される。
このように構成された本発明によれば、本体部連結部と挿入部連結部の係合により内装部材本体と固定用部材が連結されるので、簡単な構造でそれらの部品を確実に連結することができる。また、挿入部の間隔を狭めることにより、本体部連結部と挿入部連結部の係合が解除されるので、内装部材本体と固定用部材を簡単に組み付け、取り外すことができる。
本発明において、好ましくは、内装部材本体は、車両に搭載されたエアバッグを覆うように配置されたルーフトリムを、取付部との間に挟むように取付部に取り付けられており、爪部は、挿入部の先端側から基端側に向かって傾斜して延び、その先端が開口部の縁部に係合するように形成されており、エアバッグの展開により強い力が加えられると、爪部が折り曲げられて内装部材本体は基端側に向かって変位され、ルーフトリムの基端側への変位が許容される。
このように構成された本発明によれば、エアバッグの展開により強い力が加えられると、挿入部の先端側から基端側に向かって傾斜して延びる爪部が折り曲げられ、内装部材本体が基端側に向かって変位されるので、その下に配置されたルーフトリムの変位が許容される。これにより、内装部材本体の下に配置されたルーフトリムにより、エアバッグの展開が阻害されるのを防止することができる。さらに、爪部が折り曲げられることにより、爪部と開口部が係合する距離が長くなるので、エアバッグの展開による内装部材本体の脱落を確実に防止することができる。
また、本発明は、車両の車室内に設けられた取付部に内装部材本体を取り付けるための固定用部材であって、先端側が取付部の開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、これらの挿入部のうちの少なくとも1つに設けられ、内装部材本体が取付部に取り付けられたとき、開口部の縁部に係合して、固定用部材の開口部からの脱落を防止する爪部と、固定用部材の基端側における幅が、開口部の幅とほぼ同じか、それ以上になるように2つの挿入部を連結する連結部と、を備え、内装部材本体が取付部に取り付けられている際には、2つの挿入部は、爪部が開口部と係合される間隔にされ、2つの挿入部を開口部から引き抜く際には、2つの挿入部の先端側の間隔が狭くなるように弾性変形され、爪部と開口部の係合が解除されるように構成されていることを特徴としている。
また、本発明は、車両の車室内に設けられた取付部に、固定用部材によって固定された内装部材本体を取り外す方法であって、固定用部材は、先端側が取付部の開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、これらの挿入部に設けられ、開口部の縁部に係合する爪部と、固定用部材の基端側における幅が、開口部の幅とほぼ同じか、それ以上になるように2つの挿入部を連結する連結部と、を備えており、固定用部材を弾性変形させて挿入部の離間間隔を狭め、爪部の開口部との係合を解除する段階と、爪部の係合が解除された状態で、固定用部材を基端側に引き抜く段階と、を有することを特徴としている。
また、本発明は、車両の車室内に設けられた取付部に、固定用部材及び離脱防止手段によって固定された内装部材本体を取り外す方法であって、固定用部材は、先端側が取付部の開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、これらの挿入部に設けられ、開口部の縁部に係合する爪部と、2つの挿入部を連結する連結部と、を備えており、離脱防止手段は、2つの挿入部の間に、連結部の両側に延びるように配置され、挿入部の離間間隔を保持する2つのスペーサ部材と、2つのスペーサ部材を連結部よりも先端側において結合するスペーサ結合部と、を備えており、離脱防止手段を基端側に移動させる段階と、固定用部材を弾性変形させて挿入部の離間間隔を狭め、爪部の開口部との係合を解除する段階と、爪部の係合が解除された状態で、固定用部材を基端側に引き抜く段階と、を有することを特徴としている。
従って、本発明の固定用部材、それを備えた車両用内装部材、及びその取り外し方法によれば、取り付け及び取り外しの作業性を改善することができる。
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態による車両用内装部材を説明する。ここでは、本発明を、車両用内装部材の一つであるアシストグリップに適用した場合について説明する。
図1は、本発明の実施形態によるアシストグリップが車両の車室内側面上部に取り付けられている様子を、ルーフトリム等の内装材を取り除いて示した斜視図である。図2は、本発明の実施形態によるアシストグリップがブラケットに取り付けられている様子を車両の前方から見た側面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態によるアシストグリップ1は、車両側面の窓2の上方に、取付部であるブラケット4を介して車体に取り付けられている。また、ブラケット4の近傍下方には、カーテンエアバッグ6が配置されている。さらに、ルーフトリム8(図2)が、ブラケット4及びカーテンエアバッグ6を覆うように取り付けられており、アシストグリップ1は、ブラケット4との間にルーフトリム8を挟むように取り付けられている。
次に、図1乃至図4を参照して、本実施形態によるアシストグリップ1の概略構造を説明する。図3は、本実施形態によるアシストグリップ1がブラケットに固定されている様子を示す側面断面図である。図4は、アシストグリップ1の一方のヒンジ部を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態によるアシストグリップ1は、概ねコの字形に形成された把持部10と、この把持部10の両端部を回動可能に支持する2つのヒンジ部12と、を有する。アシストグリップ1は、非使用時には図2に実線で示す状態にあり、使用時には、図2に想像線で示すように、ヒンジ部12の下部に取り付けられた軸12aを中心に把持部10が約90゜回動されるように構成されている。
図3及び図4に示すように、ヒンジ部12は、軸12aを受け入れる軸受けが設けられたヒンジ本体部14と、このヒンジ本体部14をブラケット4に取り付ける固定用部材であるクリップ16と、このクリップ16を覆うようにヒンジ本体部14に取り付けられるキャップ18と、を有する。なお、本実施形態においては、把持部10、ヒンジ本体部14、及びキャップ18が、内装部材本体に相当する。また、図3に示すように、各ヒンジ部12は、ヒンジ部12から車外側に突出するクリップ16の先端側が、ブラケット4に設けられた各開口部4aに挿入され、この開口部4aの縁部と係合することによりブラケット4に固定される。
次に、図5乃至8を参照して、ヒンジ部12を構成する各部品を詳細に説明する。図5はヒンジ本体部14を車室内側から見た斜視図であり、図6はヒンジ本体部14を車室外側から見た斜視図である。また、図7は、クリップ16の斜視図である。図8は、キャップ18の斜視図である。
図5及び図6に示すように、ヒンジ本体部14は、概ね台形板状のベース部14aと、このベース部14aのほぼ中央に形成されクリップ16を受け入れるように構成された筒状部14bと、この筒状部14bの下方に形成され、軸12aを受け入れる円柱状の軸受け部14cと、を有する。また、筒状部14bの両側面には、キャップ18に設けられた嵌合爪18d(図8)を受け入れる長方形穴14dが形成されている。さらに、筒状部14bの内側、上面及び下面には、本体部連結部である概ね直方体の係合突起14eが形成されている。また、ベース部14a裏側の、筒状部14bの上側及び下側には、ルーフトリム8をブラケット4に対して押さえるための直方体状の隆起部14fが形成されている。
図7に示すように、クリップ16は、全体として、概ねU字形に曲げられた弾性変形可能な細長い金属板により構成されている。即ち、クリップ16は、互いに離間するように概ね平行に並べて配置され、先端側がブラケット4の開口部4aに挿入される2つの挿入部16a、16bと、これらの挿入部16a、16bの基端を連結する連結部16cと、を有する。連結部16cは、挿入部16aと16bが概ね平行に配置され、挿入部16aの上面と挿入部16b下面との間の距離が、ブラケット4の開口部4aの上下方向の幅Aとほぼ等しくなるように、各挿入部を連結している。
また、各挿入部16a、16bには爪部16dが夫々設けられており、これらの爪部16dは、各挿入部16a、16bの一部を切り抜くことにより形成されている。また、各爪部16dは、挿入部の先端側から基端側に向かってクリップ16の外側に広がって傾斜するように折り曲げられている。このため、図3に示すように、クリップ16が開口部4aに挿入されると、各爪部16dの先端が開口部4aの縁部と係合して、クリップ16のブラケット4からの脱落が防止される。
さらに、各挿入部16a、16bの先端には、互いに近づく方向に、即ち、クリップ16の内側に向けて湾曲された傾斜部16eが形成されている。挿入部16aの先端には2本の傾斜部16eが形成されており、一方、挿入部16bの先端には1本の傾斜部16eが形成されている。挿入部16aに形成された2本の傾斜部16eは、挿入部16a先端の幅方向両端に形成されており、挿入部16bに形成された1本の傾斜部16eは、挿入部16b先端の幅方向中央に形成されている。このため、クリップ16の先端側が細くなるように弾性変形された場合でも、挿入部16b先端の1本の傾斜部16eは、挿入部16a先端の2本の傾斜部16eの間に入り込むので、傾斜部同士が干渉して、クリップ16の弾性変形を妨げることがない。
また、各挿入部16a、16bの基端部には、ヒンジ本体部14に形成された係合突起14eを受け入れるための挿入部連結部である長方形の突起受入穴16fが、夫々形成されている。クリップ16を弾性変形させた状態で、クリップ16をヒンジ本体部14の筒状部14bの中に挿入し、所定の位置でクリップ16をもとの形状に復帰させると、ヒンジ本体部14の各係合突起14eが、クリップ16の各突起受入穴16fに受け入れられ、クリップ16とヒンジ本体部14が結合される。
図8に示すように、キャップ18は、ヒンジ本体部14の筒状部14bを覆うカバー部18aと、このカバー部18aから車室の外方に向かって平行に延びる2本のスペーサ部材18bと、これらのスペーサ部材18bの先端を互いに連結するスペーサ結合部18cと、を有する。また、カバー部18aの両側面内側には、ヒンジ本体部14の各長方形穴14dに受け入れられる嵌合爪18dが形成されている。このキャップ18は、各挿入部の先端側の間隔が狭められるのを防止する離脱防止手段として機能する。
カバー部18aは、概ね半円形の断面を有するカップ状に形成されており、ヒンジ本体部14の筒状部14bを覆うように構成されている。キャップ18がヒンジ本体部14の所定の位置に取り付けられると、カバー部18aの両側面内側に形成された2つの嵌合爪18dが、筒状部14bの両側側面に形成された各長方形穴14dに夫々受け入れられ、キャップ18がヒンジ本体部14に対して固定される。
2本スペーサ部材18bは、先端に向かって先細になるように形成された概ね長方形板状の部材であり、その板面が概ね鉛直方向に向けられるように互いに平行に形成されている。また、図4に示すように、各スペーサ部材18bは、ヒンジ部12が組み立てられた状態では、各挿入部16a、16bの間に配置され、挿入部16aと16bの間の間隔が狭められるのを阻止する。これにより、クリップ16の爪部16dと開口部4aの縁部との間の係合が解除されるのを防止する。さらに、ヒンジ部12が組み立てられた状態では、クリップ16の連結部16cは、2本スペーサ部材18bの間に位置する。即ち、2本スペーサ部材18bは、連結部16cの両側に延びるように位置決めされる。
スペーサ結合部18cは、先細になった2本スペーサ部材18bの先端を互いに連結するように形成されている。従って、カバー部18a、2本のスペーサ部材18b、及びスペーサ結合部18cは、キャップ18を上方から見たとき、一続きの環を形成する。さらに、クリップ16の連結部16cは、この一続きの環の内部に通され、この連結部16cの上下に夫々挿入部16a、16bが連結され、各挿入部16a、16bは、2本スペーサ部材18bの上端面及び下端面に沿って延びている。
次に、図1乃至図8を参照して、本発明の実施形態によるアシストグリップ1の組み立て及び取り外し手順を説明する。
組み立て手順においては、まず、クリップ16をキャップ18に組み付ける。即ち、カバー部18a、2本のスペーサ部材18b、及びスペーサ結合部18cによって形成された環の中に、クリップ16の挿入部16bを入れる。次いで、クリップ16の連結部16cがキャップ18のカバー部18aの内側の面に当接するようにクリップ16を回し、クリップ16をキャップ18に組み付ける。これにより、キャップ18のスペーサ部材18bは、クリップ16の各挿入部16a、16bの間に配置される。
次に、クリップ16をキャップ18に組み付けたものを、ヒンジ本体部14に組み付ける。即ち、組み付けられたクリップ16の先端側を、ヒンジ本体部14の筒状部14bの中に挿入する。この際、各挿入部16a、16bに形成された爪部16d先端の間の距離は、筒状部14bの上下方向の幅よりも長いため、爪部16dは弾性変形されながら筒状部14bを通り抜ける。爪部16dは筒状部14bを通り抜けると、再び元の形状に復帰し、爪部16dの先端は挿入部16a、16bの外方に突出する。また、クリップ16が、所定の位置まで筒状部14bに挿入されると、筒状部14bの内壁面に設けられた係合突起14eが、クリップ16の突起受入穴16fに受け入れられる。また、キャップ18が、ヒンジ本体部14の所定の位置に組み付けられると、カバー部18aの内壁面に設けられた各嵌合爪18dが、筒状部14bの側面に設けられた長方形穴14dに受け入れられる。これにより、図4に示すように、ヒンジ本体部14、クリップ16、及びキャップ18は、一体的に結合され、ヒンジ部12が形成される。
次に、ヒンジ部12を車両の車室内に設けられたブラケット4に取り付ける手順を説明する。図1及び図2に示すように、車室内側面上方には、ブラケット4、カーテンエアバッグ6等が取り付けられ、それらを覆うようにルーフトリム8が取り付けられている。図3に示すように、ルーフトリム8の開口部4aに対応する位置は切り取られており、ブラケット4がルーフトリム8によって覆われた後も、ブラケット4に形成された2つの開口部4aは夫々露出されている。この露出された各開口部4aに、図4に示す状態に組み立てられたヒンジ部12のクリップ16を挿入することにより、ヒンジ部12がブラケット4に固定される。この際、各挿入部16a、16bに形成された爪部16d先端の間の距離は、開口部4aの上下方向の幅よりも長いため、爪部16dは弾性変形されながら開口部4aを通り抜ける。各爪部16dは開口部4aを通り抜けると、再び元の形状に復帰し、各爪部16dの先端は挿入部16a、16bの外方に突出する。
図3に示すように、外方に突出することにより、各爪部16dの先端は開口部4aのブラケット4裏側の縁部と係合するようになり、クリップ16はブラケット4に固定される。一方、ヒンジ本体部14に形成された隆起部14fは、ブラケット4表側の縁部に当接する。これにより、ブラケット4は、クリップ16の爪部16d先端と、ヒンジ本体部14の隆起部14fとの間に挟まれ、ヒンジ部12がブラケット4に固定される。また、ブラケット4を覆うルーフトリム8は、ベース部14aの外周部によって、ブラケット4との間に挟まれ、押さえられる。
同様に、もう1つのヒンジ部12をブラケット4に固定した後、2つのヒンジ部12の間に把持部10を取り付けることにより、アシストグリップ1の取り付けが完了する。
次に、本実施形態によるアシストグリップ1の取り外し手順を説明する。
アシストグリップ1を取り外す場合には、まず、把持部10を約90゜下方に回動させ、ヒンジ部12のキャップ18を露出させる。次に、キャップ18を僅かに弾性変形させながら、嵌合爪18dの係合を外し、キャップ18をクリップ16の基端側に移動させる。ここで、先端側がブラケット4に挿入されているクリップ16の基端部には縦方向に連結部16cが延びており、この連結部16cの両側をクリップ16の先端側に向かって延びる2本のスペーサ部材18bの先端は、スペーサ結合部18cによって横方向に連結されている。従って、キャップ18をヒンジ本体部14から基端側に引き抜いたとしても、キャップ18はクリップ16と係合されたままであり、キャップ18が車室内に脱落することはない。
キャップ18を引き抜くことにより、各挿入部16a、16bの間に配置されていたスペーサ部材18bが除去され、クリップ16の基端部が露出される。これにより、挿入部16a、16bを押圧してそれらの間の間隔を狭くすることが可能になる。露出された挿入部16a、16bの基端側を押圧し、挿入部16a、16bの間隔を狭くすることにより、開口部4aの縁部に係合されていた各爪部16dの係合が解除され、クリップ16をブラケット4から取り外せる状態となる。この状態においても、ヒンジ本体部14の係合突起14eとクリップ16の突起受入穴16fとの係合は維持されるため、ヒンジ本体部14がクリップ16から外れることはない。従って、この状態でクリップ16を開口部4aから引き抜くことにより、ヒンジ本体部14もクリップ16と共にブラケット4から取り外される。また、クリップ16の基端側の高さ方向の幅Cは、開口部4aの高さ方向の幅Aとほぼ同じに形成されているので、クリップ16が先端側に脱落し、開口部4aの中に落ちることはない。
次に、アシストグリップ1の近傍に配置されたカーテンエアバッグ6が展開された場合におけるアシストグリップ1の作用を説明する。
図1及び図2に示すように、ブラケット4の下方近傍に配置され、ルーフトリム8によって覆われたカーテンエアバッグ6が展開されると、ルーフトリム8は、図2に想像線で示すように、下方に押しのけられる。このルーフトリム8の移動により、アシストグリップ1のヒンジ部12も、ブラケット4から引き抜かれる方向の力を受ける。このような強い力がヒンジ部12に作用すると、開口部4aの縁部に係合されていたクリップ16の爪部16dにも大きな力が作用する。この力により、爪部16dは、挿入部16a、16bに対してほぼ直角になるまで折り曲げられる。これにより、図2に想像線で示すように、ヒンジ部12全体が、クリップ16の基端側に向かって移動されるとともに、ヒンジ部12とブラケット4の間に挟まれていたルーフトリム8の下方への移動も許容される。このため、カーテンエアバッグ6の展開が、その近傍に取り付けられたアシストグリップ1によって阻害されることがない。一方、ヒンジ部12は、クリップ16の基端側に向かって移動されるものの、クリップ16の爪部16dは依然として開口部4aと係合したままであり、ヒンジ部12がブラケット4から脱落することはない。
本発明の実施形態のアシストグリップによれば、クリップの基端側が連結部によって連結されており、クリップの基端側における高さ方向の幅が、開口部の高さ方向の幅とほぼ同じに構成されているので、クリップが開口部の中に落下するのを防止することができる。これにより、アシストグリップ取り付けの作業性を向上させることができる。
また、本実施形態のアシストグリップによれば、キャップに設けられたスペーサ部材によって、挿入部の先端側の間隔が保持されるので、より確実にクリップの脱落を防止することができる。
さらに、本実施形態のアシストグリップによれば、2つのスペーサ部材が、クリップの連結部の両側に延び、これらのスペーサ部材が連結部よりも先端側において結合されているので、キャップが基端側に落下するのを防止することができる。また、クリップが開口部の中に落下することも、より確実に防止することができる。
また、本実施形態のアシストグリップによれば、スペーサ部材が爪部近傍まで延びているので、挿入部の爪部近傍における間隔を所定の距離に維持することができ、爪部と開口部の係合をより確実に維持することができる。
さらに、本実施形態のアシストグリップによれば、各挿入部の先端には、互いに近づく方向に湾曲された傾斜部が夫々設けられているので、クリップの先端が先細になり、クリップを容易に開口部に挿入することができる。また、各傾斜部は、挿入部の間隔を狭めたときでも先端が互いに干渉しないように形成されているので、挿入部の間隔を狭める際の弾性変形可能な距離を大きくすることができる。これにより、爪部と開口部の縁部が係合する距離を長く設定することが可能になる。
また、本実施形態のアシストグリップによれば、ヒンジ本体部の係合突起とクリップの突起受入穴の係合によりクリップとヒンジ本体部が連結されるので、簡単な構造でこれらの部品を確実に連結することができる。また、挿入部の間隔を狭めることにより、係合突起が突起受入穴から抜けるので、ヒンジ本体部とクリップを簡単に組み付け、取り外すことができる。
さらに、本実施形態のアシストグリップによれば、エアバッグの展開により、挿入部の爪部が折り曲げられ、ヒンジ本体部が基端側に向かって変位されるので、その下に配置されたルーフトリムの変位が許容される。これにより、ルーフトリムの上に配置したアシストグリップにより、エアバッグの展開が阻害されるのを防止することができる。さらに、爪部が折り曲げられることにより、爪部と開口部が係合する距離が長くなるので、エアバッグの展開によるアシストグリップの脱落を確実に防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態では、本発明を車両用内装部材であるアシストグリップに適用していたが、本発明を、空調装置の送風口等、他の任意の車両用内装部材に適用することができる。
また、上述した実施形態においては、クリップの2つの挿入部の両方に爪部が設けられていたが、爪部は1つだけでも良い。さらに、上述した実施形態においては、離脱防止手段として、クリップの挿入部の間にキャップのスペーサ部材が挿入され、挿入部の間隔を保持していたが、離脱防止手段を省略することもできる。
また、上述した実施形態においては、クリップの挿入部の間隔を狭めることにより、まず、ブラケットの開口部と爪部の係合が外れ、さらに挿入部の間隔を狭めると、ヒンジ本体部の係合突起とクリップの突起受入穴の係合が外れるように構成されていたが、係合突起と突起受入穴の係合が先に外れるように構成することもできる。このように構成することにより、クリップをブラケットに残したまま、ブラケットからヒンジ本体部のみを取り外すことが可能になる。
或いは、クリップの挿入部の間隔を狭めることにより、ブラケットの開口部と爪部の係合、及び係合突起と突起受入穴の係合がほぼ同時に外れるように構成することもできる。このように構成することにより、ヒンジ本体部をブラケットに残したまま、クリップのみを引き抜くことが可能になる。
さらに、上述した実施形態においては、クリップの基端側の高さ方向の幅が、開口部の高さ方向の幅とほぼ同じに形成されていたが、クリップ基端側の幅を更に大きく形成することもできる。図9に、このような変形例によるクリップの一例を示す。この変形例によるクリップ116は、ほぼ平行に配置された挿入部116a、116bと、各挿入部の先端に形成された傾斜部116eと、各挿入部の途中に形成された爪部116dと、を有する。さらに、挿入部116a、116bは、基端側に設けられた連結部116cによって互いに連結されている。この連結部116cは幅が拡張するように形成されており、クリップ基端側の高さ方向の幅C1はブラケット4の開口部の高さ方向の幅Aよりも大きくなっている。
本発明の実施形態によるアシストグリップが車両の車室内側面上部に取り付けられている様子を、ルーフトリム等の内装材を取り除いて示した斜視図である。 本発明の実施形態によるアシストグリップがブラケットに取り付けられている様子を車両の前方から見た側面図である。 本発明の実施形態によるアシストグリップがブラケットに固定されている様子を示す側面断面図である。 アシストグリップの一方のヒンジ部を示す斜視図である。 ヒンジ本体部を車室内側から見た斜視図である。 ヒンジ本体部を車室外側から見た斜視図である。 クリップの斜視図である。 キャップの斜視図である。 変形例によるクリップの側面図である。
符号の説明
1 アシストグリップ
2 窓
4 ブラケット
4a 開口部
6 カーテンエアバッグ
8 ルーフトリム
10 把持部
12 ヒンジ部
12a 軸
14 ヒンジ本体部
14a ベース部
14b 筒状部
14c 軸受け部
14d 長方形穴
14e 係合突起
14f 隆起部
16 クリップ
16a、16b 挿入部
16c 連結部
16d 爪部
16e 傾斜部
16f 突起受入穴
18 キャップ
18a カバー部
18b スペーサ部材
18c スペーサ結合部
18d 嵌合爪
116 変形例によるクリップ
116a、116b 挿入部
116c 連結部
116d 爪部
116e 傾斜部

Claims (11)

  1. 車両の車室内に設けられた取付部に取り付けられる車両用内装部材であって、
    内装部材本体と、
    上記取付部に形成された開口部に挿入されることによって、上記内装部材本体を上記取付部に取り付ける固定用部材と、を有し、
    上記固定用部材は、
    先端側が上記開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、
    これらの挿入部のうちの少なくとも1つに設けられ、上記内装部材本体が上記取付部に取り付けられたとき、上記開口部の縁部に係合して、上記固定用部材の上記開口部からの脱落を防止する爪部と、
    上記固定用部材の基端側における幅が、上記開口部の幅とほぼ同じか、それ以上になるように上記2つの挿入部を連結する連結部と、を備え、
    上記内装部材本体が上記取付部に取り付けられている際には、上記2つの挿入部は、上記爪部が上記開口部と係合される間隔にされ、上記2つの挿入部を上記開口部から引き抜く際には、上記2つの挿入部の先端側の間隔が狭くなるように弾性変形されて上記爪部と上記開口部の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする車両用内装部材。
  2. さらに、上記内装部材本体が上記取付部に取り付けられている状態で、上記2つの挿入部の先端側の間隔が狭められるのを防止する離脱防止手段を有する請求項1記載の車両用内装部材。
  3. 上記離脱防止手段は、上記2つの挿入部の間に配置され、上記連結部の両側に延びる2つのスペーサ部材と、これらのスペーサ部材を上記連結部よりも先端側において結合するスペーサ結合部と、を有する請求項2記載の車両用内装部材。
  4. 車両の車室内に設けられた取付部に取り付けられる車両用内装部材であって、
    内装部材本体と、
    上記取付部に形成された開口部に挿入されることによって、上記内装部材本体を上記取付部に取り付ける固定用部材と、
    この固定用部材の離脱を防止する離脱防止手段と、を有し、
    上記固定用部材は、
    先端側が上記開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、
    これらの挿入部のうちの少なくとも1つに設けられ、上記内装部材本体が上記取付部に取り付けられたとき、上記開口部の縁部に係合して、上記固定用部材の上記開口部からの脱落を防止する爪部と、
    上記2つの挿入部を連結する連結部と、を備え、
    上記離脱防止手段は、
    上記2つの挿入部の間に配置され、上記連結部の両側に延びる2つのスペーサ部材と、
    上記2つのスペーサ部材を上記連結部よりも先端側において結合するスペーサ結合部と、を備え、
    上記内装部材本体が上記取付部に取り付けられている際には、上記2つの挿入部は、上記爪部が上記開口部と係合される間隔にされ、上記2つのスペーサ部材を基端側に移動させることにより、上記固定用部材を上記2つの挿入部の先端側の間隔が狭くなるように弾性変形させることが可能になり、上記爪部と上記開口部の係合を解除することができるように構成されていることを特徴とする車両用内装部材。
  5. 上記2つのスペーサ部材は、上記挿入部の基端側から上記爪部近傍まで延びている請求項3又は4記載の車両用内装部材。
  6. 上記2つの挿入部の先端には、互いに近づく方向に湾曲された傾斜部が夫々設けられており、これらの傾斜部は、上記2つの挿入部の間隔が狭められたときでも、その先端が干渉しないように形成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両用内装部材。
  7. 上記内装部材本体は本体部連結部を有し、上記挿入部には、上記本体部連結部と係合して上記内装部材本体と上記固定用部材を連結する挿入部連結部が形成されており、上記2つの挿入部の間隔が狭められると、上記本体部連結部と上記挿入部連結部の係合が解除される請求項1乃至6の何れか1項に記載の車両用内装部材。
  8. 上記内装部材本体は、上記車両に搭載されたエアバッグを覆うように配置されたルーフトリムを、上記取付部との間に挟むように上記取付部に取り付けられており、上記爪部は、上記挿入部の先端側から基端側に向かって傾斜して延び、その先端が上記開口部の縁部に係合するように形成されており、上記エアバッグの展開により強い力が加えられると、上記爪部が折り曲げられて上記内装部材本体は基端側に向かって変位され、上記ルーフトリムの基端側への変位が許容される請求項1乃至7の何れか1項に記載の車両用内装部材。
  9. 車両の車室内に設けられた取付部に内装部材本体を取り付けるための固定用部材であって、
    先端側が上記取付部の開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、
    これらの挿入部のうちの少なくとも1つに設けられ、上記内装部材本体が上記取付部に取り付けられたとき、上記開口部の縁部に係合して、上記固定用部材の上記開口部からの脱落を防止する爪部と、
    上記固定用部材の基端側における幅が、上記開口部の幅とほぼ同じか、それ以上になるように上記2つの挿入部を連結する連結部と、を備え、
    上記内装部材本体が上記取付部に取り付けられている際には、上記2つの挿入部は、上記爪部が上記開口部と係合される間隔にされ、上記2つの挿入部を上記開口部から引き抜く際には、上記2つの挿入部の先端側の間隔が狭くなるように弾性変形され、上記爪部と上記開口部の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする固定用部材。
  10. 車両の車室内に設けられた取付部に、固定用部材によって固定された内装部材本体を取り外す方法であって、
    上記固定用部材は、先端側が上記取付部の開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、これらの挿入部に設けられ、上記開口部の縁部に係合する爪部と、上記固定用部材の基端側における幅が、上記開口部の幅とほぼ同じか、それ以上になるように上記2つの挿入部を連結する連結部と、を備えており、
    上記固定用部材を弾性変形させて上記挿入部の離間間隔を狭め、上記爪部の上記開口部との係合を解除する段階と、
    上記爪部の係合が解除された状態で、上記固定用部材を基端側に引き抜く段階と、
    を有することを特徴とする内装部材本体の取り外し方法。
  11. 車両の車室内に設けられた取付部に、固定用部材及び離脱防止手段によって固定された内装部材本体を取り外す方法であって、
    上記固定用部材は、先端側が上記取付部の開口部に挿入され、互いに離間するように並べて配置された2つの挿入部と、これらの挿入部に設けられ、上記開口部の縁部に係合する爪部と、上記2つの挿入部を連結する連結部と、を備えており、上記離脱防止手段は、上記2つの挿入部の間に、上記連結部の両側に延びるように配置され、上記挿入部の離間間隔を保持する2つのスペーサ部材と、上記2つのスペーサ部材を上記連結部よりも先端側において結合するスペーサ結合部と、を備えており、
    上記離脱防止手段を基端側に移動させる段階と、
    上記固定用部材を弾性変形させて上記挿入部の離間間隔を狭め、上記爪部の上記開口部との係合を解除する段階と、
    上記爪部の係合が解除された状態で、上記固定用部材を基端側に引き抜く段階と、
    を有することを特徴とする内装部材本体の取り外し方法。
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