JP4997811B2 - モールド及びモールドの作製方法 - Google Patents
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Description
NILのモールド作製は、シリコンや石英等の基板にエッチングを施し、基板の表面に凹凸のパターンを形成することによって行われる。凹凸パターンは微細化、複雑化が進み、複数の凹凸パターンの転写も必要とされるようになった。
従って図10に示すように面95の深さd1が面55の深さd2よりも大きくなる。このように深さが異なった場合、正確なナノインプリントを行うことは困難である。
基板上に2種類以上の層を積層した積層体からなり、前記2種類以上の層は、不純物を含む同一物質の材料からなり、前記層を構成する材料とこれに対する不純物の組み合わせが、シリコンに対してはボロン、リン、砒素のいずれか一つ以上であり、二酸化シリコンに対してはボロン、リンのいずれか一つ以上であり、ガリウム砒素に対してはボロン、リン、硫黄、セレンのいずれか一つ以上であり、隣接する前記2種類以上の層の不純物濃度差は、1.0×103atoms/cm3以上であることを特徴とするモールドである。
最初に、図2(a)に示すように、基板110を準備する。基板110は、不純物濃度によりエッチングの速度に差が出る材料からなる。例えば、シリコン(Si)や二酸化シリコン(SiO2)、ガリウム砒素(GaAs)等である。同じ二酸化シリコン(SiO2)でも、多結晶である石英に比べて単結晶のシリコン酸化膜の方が不純物濃度差によって明確にエッチングの速度が異なるため、より好ましい。
石英の場合、温度を1000℃以上、圧力を30N以上加えて接合を行う。接合界面はアモルファス層となるが、その厚みはプロセス時間によって異なる。
図4及び図5は不純物イオン注入による不純物層の形成を示した図である。図4に示すように、基板110に対して矢印Bの方向に不純物イオン220を注入する。基板110の内部に不純物イオン220を打ち込み、アニールを行うことによって、図5に示すように基板110の内部に不純物層230が形成される。
ウェットエッチングの場合、薬液としては、選択比を得やすい水酸化カリウム(KOH)、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)が好ましい。ただし、この場合、基板が単結晶であるならエッチング側壁は結晶方位に応じたファセット面によって形成される。
なお、ウェットエッチングを行う場合、レジストは上記薬品への耐性が不十分であることが多い。このため、シリコン窒化膜(SiN)やシリコン酸化膜(SiO2)のようなシリコン化合物、あるいはクロム(Cr)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)などの金属膜を加工してレジスト層140の代わりとすることが望ましい。
次に、図3(i)に示すように、現像処理を行い、レジスト層180上にパターン190を形成する。
前述と同様、凹部210−1、210−2についても、面積の大小にかかわらず、深さを一定にすることができる。
次に、図3(k)に示すようにレジスト層180を剥離して、モールド100を得る。
次にドライエッチングによりパターンを加工した。エッチングガスとしては、HBrとO2の混合ガスを用いた。このとき幅75nmのパターンのエッチングの深さが75nmになるように時間を設定した。
10、110………基板
20、140………レジスト層
30、70、150、190………パターン
Claims (13)
- ナノインプリントに用いられるモールドであって、
基板上に2種類以上の層を積層した積層体からなり、
前記2種類以上の層は、不純物を含む同一物質の材料からなり、
前記層を構成する材料とこれに対する不純物の組み合わせが、シリコンに対してはボロン、リン、砒素のいずれか一つ以上であり、二酸化シリコンに対してはボロン、リンのいずれか一つ以上であり、ガリウム砒素に対してはボロン、リン、硫黄、セレンのいずれか一つ以上であり、
隣接する前記2種類以上の層の不純物濃度差は、1.0×103atoms/cm3以上であることを特徴とするモールド。 - パターンを形成する凹凸の凸部と、凹凸の底部との不純物濃度が異なることを特徴とする請求項1記載のモールド。
- 前記2種類以上の層は、2種類以上の材料の貼り合わせによって形成されることを特徴とする請求項1記載のモールド。
- 前記層を積層する際、前記基板に接している層のエッチング速度が最も遅く、前記基板から離れた層になるに従ってエッチング速度が速くなるように積層されることを特徴とする請求項1記載のモールド。
- ナノインプリントに用いられるモールドの作製方法であって、
基板上に2種類以上の、不純物を含む同一物質の材料からなる層を積層する工程と、
前記基板の表面にレジスト層を形成する工程と、
前記レジスト層にレジストパターンを賦型する工程と、
前記レジストパターンをマスクとして前記基板をエッチングし、前記基板上に凹凸で構成されたパターンを形成する工程と、
を具備し、
前記層を構成する材料およびこれに対する不純物の組み合わせは、シリコンに対してはボロン、リン、砒素のいずれか一つ以上であり、二酸化シリコンに対してはボロン、リンのいずれか一つ以上であり、ガリウム砒素に対してはボロン、リン、硫黄、セレンのいずれかひとつ以上であり、
隣接する前記2種類以上の層の不純物濃度差は、1.0×103atoms/cm3以上である
ことを特徴とするモールドの作製方法。 - 前記2種類以上の層の形成は、2種類以上の材料の貼り合わせによることを特徴とする請求項5記載のモールドの作製方法。
- 前記2種類以上の材料の貼り合わせは、界面活性化による直接接合によることを特徴とする請求項6記載のモールドの作製方法。
- 前記2種類以上の材料の貼り合わせは、金属接合によることを特徴とする請求項6記載のモールドの作製方法。
- 前記2種類以上の材料の貼り合わせは、シロキサン接合によることを特徴とする請求項6記載のモールドの作製方法。
- 前記2種類以上の層の形成は、結晶成長によることを特徴とする請求項5記載のモールドの作製方法。
- 前記2種類以上の層の形成は、イオン注入によることを特徴とする請求項5記載のモールドの作製方法。
- 前記2種類以上の層の形成は、拡散によることを特徴とする請求項5記載のモールドの作製方法。
- 前記層を積層する際、前記基板に接している層のエッチング速度が最も遅く、前記基板から離れた層になるに従ってエッチング速度が速くなるように積層されることを特徴とする請求項5記載のモールドの作製方法。
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