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JP4992613B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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JP4992613B2 JP2007222406A JP2007222406A JP4992613B2 JP 4992613 B2 JP4992613 B2 JP 4992613B2 JP 2007222406 A JP2007222406 A JP 2007222406A JP 2007222406 A JP2007222406 A JP 2007222406A JP 4992613 B2 JP4992613 B2 JP 4992613B2
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Description

本発明は、家庭用または業務用で使用される誘導加熱調理器に関するものである。
近年、誘導加熱調理器は安全・清潔・高効率という優れた特徴が認知され、一般家庭のキッチンや業務用等に広く普及してきている。
また、この種の誘導加熱調理器はトッププレート上に火力設定等の操作命令を入力する上操作部と、トッププレート以外の場所に加熱温度設定や自動調理等の操作命令を入力する主操作部を設け操作性を向上させたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、本体の前面垂直面部に操作命令を入力する操作部と、トッププレート上に設定状態を棒グラフで表し視覚性を向上させた表示部を設けたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−279055号公報 特開2003−157960号公報
しかしながら、前記従来の構成では、加熱温度を設定する際、被加熱物と加熱温度を設定する操作部と加熱温度の表示されている表示部が離れたところに位置しているので、被加熱物と操作部と表示部を見ながら調理をしなければいけないため操作性が悪い。さらに、自動調理機能が付加され、操作や表示がわかりにくくなっており、使い勝手が悪いという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱温度を設定する際、加熱温度を設定する操作部の操作性をよくし、使い勝手のよい誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、加熱コイルの上部に設け被加熱物を載置するためのトッププレートと、前記トッププレートの下部には、加熱コイルの加熱出力を制御する制御部と、加熱コイルの加熱時間を制御する時間制御部とを備え、前記トッププレートには、被加熱物を加熱する設定火力を表示する第1の表示部と、第1の表示部の近傍に配置され火力設定を行う第1の操作部と、加熱温度の表示と加熱時間の表示を同じ領域内で適宜切り替えて表示する第2の表示部と、第2の表示部の近傍に配置され加熱温度設定とタイマ設定を行う第2の操作部とを備えることによって、第2の表示部において加熱温度が表示されている際には、第2の操作部で加熱温度設定ができるとともに、第2の表示部においてタイマ設定時間が表示されている際には、第2の操作部でタイマ設定ができるようにし、かつ、前記第1の表示部に表示はされておらず、前記第2の表示部には表示がされている際は、前記第2の表示部に表示されている設定を前記第1の操作部でも前記第2の操作部でも設定でき、前記第1の表示部も前記第2の表示部も表示されている際は、前記第1の表示部に表示されている設定は前記第1の操作部で設定し、前記第2の表示部に表示されている設定は前記第2の操作部で設定できるようにしたものである。
これによって、加熱温度を設定する際、加熱温度を設定する操作部の操作性がよくなり、使い勝手がよくなる。
本発明の誘導加熱調理器は、加熱温度の設定を行う操作部を加熱温度の表示部の近傍に設けることにより、操作性がよくなり、使い勝手をよくすることができる。
第1の発明は、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、加熱コイルの上部に設け被加熱物を載置するためのトッププレートと、前記トッププレートの下部には、加熱コイルの加熱出力を制御する制御部と、加熱コイルの加熱時間を制御する時間制御部とを備え、前記トッププレートには、被加熱物を加熱する設定火力を表示する第1の表示部と、第1の表示部の近傍に配置され火力設定を行う第1の操作部と、加熱温度の表示と加熱時間の表示を同じ領域内で適宜切り替えて表示する第2の表示部と、第2の表示部の近傍に配置され加熱温度設定とタイマ設定を行う第2の操作部とを備え、第2の表示部において加熱温度が表示されている際には、第2の操作部で加熱温度設定ができ、第2の表示部においてタイマ設定時間が表示されている際には、第2の操作部でタイマ設定ができるようにし、かつ、前記第1の表示部に表示はされておらず、前記第2の表示部には表示がされている際は、前記第2の表示部に表示されている設定を前記第1の操作部でも前記第2の操作部でも設定でき、前記第1の表示部も前記第2の表示部も表示されている際は、前記第1の表示部に表示されている設定は前記第1の操作部で設定し、前記第2の表示部に表示されている設定は前記第2の操作部で設定できるようにすることにより、加熱温度を設定する際、加熱温度を設定する操作部の操作性がよくなり、使い勝手をよくすることができる。また、使用者が混乱することなく操作することができ、使い勝手をよくすることができる。
の発明は、特に、第1の発明である第2の操作部を、第2の表示部より手前側に設けるとすることにより、加熱温度を設定する際、加熱温度を設定する操作部の操作性がよくなり、使い勝手をよくすることができる。
の発明は、特に、第1または第2の発明である第2の操作部に、表示切替スイッチを設けることにより、第2の表示部に加熱温度と加熱時間の表示を同じ領域内で適宜切り替えて表示させることができ、表示されている設定の変更を行うことができるので、使用者の意図に応じて設定状態の確認ができ、使用者は混乱することなく適切な操作を行うことができる。
の発明は、特に、第1〜のいずれか1つの発明である第2の表示部に、異常表示をさせるとすることにより、異常が発生した際に、使用者が異常状態を認知することができ、安全性を確保できるとともに、第2の操作部にある表示切替スイッチによって、加熱動作状態または異常状態の表示を同じ領域内で適宜切り替えて表示させることができ、表示されている設定の変更を行うことができるので、使用者の意図に応じて動作状態の確認ができ、使用者は混乱することなく適切な操作を行うことができる。
の発明は、特に、第1〜のいずれか1つの発明において、炊飯、湯沸し、おかゆ等の自動調理機能を有することにより、より簡単な操作でスムーズに調理ができるとともに、第2の操作部にある表示切替スイッチによって、加熱動作状態または自動調理設定の表示を第2の表示部に適宜切り替えて表示させることができ、表示されている設定の変更を行うことができるので、使用者の意図に応じて動作状態の確認ができ、使用者は混乱することなく適切な操作を行うことができる。
の発明は、特に、第1〜のいずれか1つの発明である第2の表示部に、現在の温
度を表示させることにより、設定加熱温度と現在の温度の差を確認できるとともに、第2の操作部にある表示切替スイッチによって加熱動作状態または現在温度の表示を同じ領域内で適宜切り替えて表示させることができ、表示されている設定の変更を行うことができるので、使用者の意図に応じて動作状態の確認ができ、使用者は混乱することなく適切な操作を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器のブロック図を示すものである。
図1において、被加熱物1と、被加熱物1を載せるトッププレート2と、トッププレート2の下部には、高周波電流を流し被加熱物1の底面を誘導加熱する加熱コイル3と、加熱コイル3に流れる高周波電流の大きさを制御し被加熱物1を加熱する際の加熱出力を制御する制御部4と、加熱時間を制御する時間制御部5が設けられている。また、トッププレート2の表面には複数のタッチキーにより構成された第1の操作部6と、複数のタッチキーにより構成された第2の操作部7と、第1の操作部6で設定した設定状態に対応した表示をLCDやLED等の表示素子などで構成した第1の表示部8と、第2の操作部7で設定した設定状態に対応した表示をLCDやLED等の表示素子などで構成した第2の表示部9が設けられている。
また、図2は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の第1の操作部6、第2の操作部7と、第1の表示部8、第2の表示部9の外観図を示すものである。
図2において、第1の操作部6には、火力設定を行うダウンキー6a、アップキー6bがあり、第2の操作部7には、タイマ設定と加熱温度設定を行うマイナスキー7a、プラスキー7b、表示切替キー7cがある。第1の操作部6の近傍には、火力設定を表示する第1の表示部8が配置されており、第2の操作部7の近傍には、タイマや温度等を表示する第2の表示部9が配置されてある。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を図3、図4を用いて説明する。
図3、図4は、第2の操作部7および第2の表示部9の動作を示すフローチャートである。
図3において、まず、ステップ101において電源スイッチ(図示せず)をオンする。次に、ステップ102において第2の操作部7のマイナスキー7aあるいはプラスキー7bが押されたかどうかを判定する。第2の操作部7のマイナスキー7aあるいはプラスキー7bが押された場合、ステップ103に移行し、第2の表示部9に設定されたタイマ時間を表示する。次に、ステップ104において、加熱切/入キー11が押されたかどうかを判定する。加熱切/入キー11が押された場合、ステップ105に移行し、加熱を開始する。ステップ105において加熱を開始したら、ステップ106に移行し、設定されたタイマ時間を経過したかどうかを判定する。設定されたタイマ時間を経過した場合、ステップ108に移行し、加熱を停止する。設定されたタイマ時間を経過してない場合、ステップ107に移行し、加熱切/入キー11が押されたかどうかを判定する。加熱切/入キー11が押された場合、ステップ108に移行し、加熱を停止する。加熱切/入キー11が押されていない場合、ステップ106に戻る。
図4において、まず、ステップ109において電源スイッチ(図示せず)をオンする。次に、ステップ110においてメニューキー10で揚げ物モードに設定する。次に、ステップ111において、加熱切/入キー11が押されたかどうかを判定する。加熱切/入キー11が押された場合、ステップ112に移行し、加熱を開始する。ステップ112において加熱を開始したら、ステップ113に移行し、第2の表示部9に設定加熱温度を表示する。次に、ステップ114において第2の操作部7のマイナスキー7aあるいはプラスキー7bが押されたかどうかを判定する。第2の操作部7のマイナスキー7aあるいはプラスキー7bが押された場合、ステップ115に移行し、設定加熱温度を更新し、第2の表示部9に表示しなおす。次に、ステップ116において加熱切/入キー11が押されたかどうかを判定する。加熱切/入キー11が押された場合、ステップ117に移行し、加熱を停止する。加熱切/入キー11が押されていない場合、ステップ114に戻る。
以上のように、本実施の形態において、加熱温度設定を行う第2の操作部7を加熱温度の表示を行う第2の表示部9の近傍に設けることにより、操作性がよくなり、使い勝手をよくすることができる。
なお、第1の表示部8に表示がされておらず、第2の表示部9には表示がされている際は、第2の表示部9に表示されている設定を第1の操作部6でも第2の操作部7でも設定できるようにする。例えば、揚げ物モードでは、第1の表示部8には表示はされず、第2の表示部9には設定加熱温度が表示されており、加熱温度設定を行う際は、第1の操作部6でも第2の操作部7でも加熱温度設定を行うことができ、自動炊飯モードでは、第1の表示部8には表示はされず、第2の表示部9にはカップ数が表示され、カップ数を設定する際は、第1の操作部6でも第2の操作部7でもカップ数を設定することができる。また、第1の表示部8も第2の表示部9も表示されている際は、第1の表示部8に表示されている設定は第1の操作部6で設定し、第2の表示部9に表示されている設定は第2の操作部7で設定できるようにする。例えば、タイマ加熱モードでは、第1の表示部8には設定火力が表示され、第2の表示部9にはタイマ設定時間が表示されており、火力設定を行う際は、第1の操作部6で火力設定を行い、タイマ設定を行う際は、第2の操作部7でタイマ設定を行う。
以上のように、第1の表示部8に表示がされておらず、第2の表示部9には表示がされている際は、第2の表示部9に表示されている設定を第1の操作部6でも第2の操作部7でも設定できるようにし、第1の表示部8も第2の表示部9も表示されている際は、第1の表示部8に表示されている設定は第1の操作部6で設定し、第2の表示部9に表示されている設定は第2の操作部7で設定できるようにすることにより、使用者が混乱することなく操作することができ、使い勝手をよくすることができる。
なお、使用者の立ち位置を手前側として、第2の操作部7は、奥側の第2の表示部9より手前側に位置するものであってもよい。これにより、加熱温度を設定する際、加熱温度を設定する第2の操作部7の操作性がよくなり、使い勝手をよくすることができる。
なお、第2の表示部9は、異常表示や自動調理の設定表示、現在の温度表示を行うことができ、第2の操作部7の表示切替キー7cの操作によって、同じ領域内で適宜切り替えて表示させることができる。
また、本実施の形態では加熱コイルが2つの場合を示したが1つまたは3つ以上あってもよい。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、加熱温度設定を行う操作部を加熱温度の表示部の近傍に設けることにより、操作性がよくなり、使い勝手をよくすることができるので、誘導加熱調理器、高周波加熱調理器およびハロゲン調理器などの表示部と操作部を有する調理器などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器のブロック図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の外観図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器のタイマ加熱操作のフローチャート 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の加熱温度設定操作のフローチャート
符号の説明
1 被加熱物
2 トッププレート
3 加熱コイル
4 制御部
5 時間制御部
6 第1の操作部
6a ダウンキー
6b アップキー
7 第2の操作部
7a マイナスキー
7b プラスキー
7c 表示切替キー
8 第1の表示部
9 第2の表示部
10 メニューキー
11 加熱切/入キー

Claims (6)

  1. 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
    前記加熱コイルの上部に設け前記被加熱物を載置するためのトッププレートと、
    前記トッププレートの下部には、前記加熱コイルの加熱出力を制御する制御部と、前記加熱コイルの加熱時間を制御する時間制御部とを備え、
    前記トッププレートには、前記被加熱物を加熱する設定火力を表示する第1の表示部と、前記第1の表示部の近傍に配置され火力設定を行う第1の操作部と、加熱温度の表示と加熱時間の表示を同じ領域内で適宜切り替えて表示する第2の表示部と、前記第2の表示部の近傍に配置され加熱温度設定とタイマ設定を行う第2の操作部とを備え、
    前記第2の表示部において加熱温度が表示されている際には、前記第2の操作部で加熱温度設定ができるとともに、前記第2の表示部においてタイマ設定時間が表示されている際には、前記第2の操作部でタイマ設定ができるようにし、かつ、
    前記第1の表示部に表示はされておらず、前記第2の表示部には表示がされている際は、前記第2の表示部に表示されている設定を前記第1の操作部でも前記第2の操作部でも設定でき、前記第1の表示部も前記第2の表示部も表示されている際は、前記第1の表示部に表示されている設定は前記第1の操作部で設定し、前記第2の表示部に表示されている設定は前記第2の操作部で設定できるようにした誘導加熱調理器。
  2. 前記第2の操作部は、前記第2の表示部より手前側に位置する請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記第2の操作部は、表示切替スイッチを有する請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記第2の表示部は、異常表示を行う請求項1〜のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 炊飯、湯沸し、おかゆ等の自動調理機能を有する請求項1〜のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記第2の表示部は、現在の温度を表示する請求項1〜のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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